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ハートランドフェリー

礼文町香深の香深港から稚内港へ渡るフェリー航路。

出航より一時間前の少し早めに港に戻った。
昼長の時間だったので、港の食堂は満席で列になってた。さっきの所で食べてきててよかったー。(けど入れたなら少しは食べれるくらいのつもりではいた)

乗船券発行して時間余ったので港の前に並んだ土産屋を見てみた。結構混んでてゆっくりは見れなかったけど、職場向けの一般的な菓子と自分用のTシャツを購入した。なんか昨日の利尻より賑やかで、どっちが最果てか分からない感じした。

あとは車で待機して、時間になって乗船。やっぱりバックで載せるので時間かかりそうな感じだけど割とギリで乗船。さらば礼文島。

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船窓からの利尻はやっぱりまだ雲かぶってて、悔しがらずに済んだ。
午前中のいい時間にいい天気の島を廻れてよかった。と満足。
客室は昨日や一昨日に比べたら少し混んでたけど、それでも悠々。足のばして寝転がってひと寝入り。
 
 
45分ほどで経由の利尻島鴛泊港について周りの客の半分以上がおりて昨日くらいに空いた。そっか、今時期の礼文から利尻の船はこの経由一便だけだから少し混んでたのか。なるほど。

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2時半過ぎに出航。しばらく窓を眺めた。
灯台の丘が離れるとその裏に横たわる礼文島が見えた。礼文はやっぱり雲にかかる山は無いね。
そして逆側の利尻富士はやっぱり雲に隠れてたけど、裾の残雪とか見えてた。

スッキリ目が醒めたので少し船内をまわってみた。
自販機を見てアイスでも食べようかと思い、稚内牛乳のクマザサを買ってみた。正直とうきびモナカの方がおいしいだろうとは想像できてたけど、ネタとしてこっちにした。

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クマザサねぇ、、とピンとこない味で、緑色だから実は抹茶といわれても信じちゃいそうな感じだった。普通においしかった。

あとはのんびりスマホいじって、宗谷岬の地図見たりしてた。

で、4時になって船内放送で格納庫に降りるときに窓から稚内が見えた。やっぱり都市だなぁ。離島とは建物の並び方が違うわ。

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そういえば乗った時は前の車は観光バスだったけど、ワゴンに変わってた。そっか、利尻で入れ替わったんだ。少し探しちゃった。

そして北海道に戻ってきた。(という言い方はあってるのかな?島の人は何て呼んでるんだろうか?「内地」は本州だよね)
渡る時は迷ってたけど、渡って良かった。いい渡航だった。

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タグ:楽:乗 景:海 景:岬 観:船 観:装 餐:冷

Dining cafe 海

ファイル 3722-1.jpg礼文町香深村元地にある軽食カフェ。

地蔵岩へのちゃんとした方(先っぽの未舗装の所じゃなくて)の駐車場の海沿いにある店。土産屋以外にはぜんぜん店がなさそうな礼文にしてはデッキのテラスがあったりして洒落た雰囲気の店で気になった。
そして窓に貼られたメニューを見たら「ほっけバーガー」とか面白そうなメニューが並んでいたので、もう昼前だしここで食事もありかなと思って入ってみた。

カウンターの席についた。
たのむのは「ほっけバーガー」と決まってたけど、メニュー見たら「うに昆布〆」というのがあったので、それもたのんだ。一応、「エゾバフンは解禁前でないのでキタムラサキになりますが」と言われ、むしろちゃんと島のウニだと分かって安心した。

ファイル 3722-2.jpgそして待ってる間、店内を見てたら「天然昆布水」ご自由にどうぞとガラス瓶サーバーがあったので飲んでみた。
昨夜の昆布焼酎もうまかったし、さっきの昆布ソフトもよかったのでこれも、、と思ったんだけど、これはちょっと、、そういえば自分は昆布苦手だったんだっけ、、というのをここで思い出した。その苦手な感じが出てておいしく感じられず、注いどきながら飲みきれなかった。。orz

気を取り直して「ほっけバーガー」と「うに昆布〆」

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おお、これはうまい。ホッケのフライはいいねぇ。いっそフィッシュバーガーは全部これがデフォになってほしいって思うくらい合ってた。そしてちゃんとホッケの味もした。いいねぇ。

そしてウニは昆布〆ということでどんな感じなのか想像ついてなかったけど、あーこういう感じの味わいになるのね。爽やかな生とは違ってぎゅっと旨味がかたまって味わい深く、一つ一つゆっくり食べて、これはお酒飲みたいとこだね。おいしかった。やっぱいいね。

横に添えた葉っぱは牡蠣の味がするオイスターリーフだそうで、確かに牡蠣の味で驚いた。っていうか、牡蠣の生臭い感じで、これは少しでも苦手な人は駄目だろうな、、って感じで自分も率先して食べたい感じではなかったw

そして店内の壁かけの大型モニターには礼文のあちこちの映像が流れてて、さっき行ってきたばかりの所が沢山流れてた。特にゴロタ岬はよく流れてて、まさにさっき行ってきたばかりの道の空撮映像とか嬉しかった。
気分よくなってついつい店の人に「ここ行ってきたばかりです」と話しかけちゃった。っていうか、店の女の子がとてもかわいい感じだったのでついつい。礼文はかわいい子多いねぇ。
少し島の話も聞けたし、桃岩の展望台は山の方からの展望台がお気に入りだそうでおススメされた。「結構登るんじゃないの?」と聞くと「駐車場からちょっとですよ」というのでこの後行ってみようと思った。

さて気分良く店を出て、店の前の浜にも出てみた。

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北側には地蔵岩も見えた。やっぱりこれは後ろの岩山も含めて地蔵に見える角度がどこかにありそうだな。。とか思えた。

浜には昆布が打ち寄せられてていかにもって感じだったし、砂利底の浜は波も静かで本当に水槽のような透明度。少し曇っちゃってるのは惜しいけど、それでも綺麗な海はいいもんだ。

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タグ:餐:ば 餐:魚 餐:卵 餐:飲 楽:話 楽:映 景:海 景:浜

澄海岬

ファイル 3721-1.jpg礼文町船泊村ニシウエントマリにある岬の景勝地。

昨日は雨降ってたから駐車場から歩く気にならず、駐車もせずに引き返してたけど、今日はこの天気ならバッチリでしょと、他に停まってる車やバスまでいたけど怯まず停めて歩いてみた。

ら、駐車場からは土産屋の小屋を抜けて進むといきなり階段。あーね、低地からの岬なら少しは登るよね。。まぁゴロタのような山じゃないし少しだけだろうと怯まずにせっせと登ると、団体さんとすれ違った。ナイス。これで上には団体はいないぞと意気上がった。(息も上がってたけど、、)

で、四階分くらいの階段を一気に登ると、上は整った展望台で思った通りのいい眺め。
ここは岬から見る横の入り江の海の綺麗さが目玉の景勝地。半分雲かかって陰っていたけどそれでも綺麗な瑠璃色で紺碧の海。岩山に守られるように囲まれていた。

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そして入江だけじゃなくて北の先の海岸線もいい感じで、少し先の岬の先の岩には天辺に小さな鳥居と祠が見えた。

そのもっと先の大きな岬がゴロタだろうね。
キットさっき行った山はこれだろうね。あそこからならそりゃ眺めいいだろうさ。と、いい所に行ってきたのが誇らしく思えた。

そして南側にも平らに道がのびてて先が展望台になってた。
南の向かいの山並みと海と手前の漁港が見えた。

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その漁港の手前のトコが水面静かだっただけに凄く透明度高く見えて気になった。水槽だよね。
あとはぐるーっと広く海が見えた。

ゆっくりしてから戻ってみると、メインの澄海岬は、かかってた雲がすっかり消えてすっきり晴れたので、また入り江を覗いてみた。
おおー。これはきれい。

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半分陰ってたトコだけ見てすぐ帰っちゃってた人もいたけど、ゆっくりしとくべきだねぇ。こういう時一人だと楽だよね。急かされずに好きなペースでゆっくりできるから。

ファイル 3721-5.jpgで、少し陰ってきたのでゆっくり階段を下りた。
実は階段の途中にも白く洒落たバルコニーのような展望台があったりしたんだけど、行きでは寄らずにスルーしてたので帰りは一応寄ってみた。まぁ、上からの角度の方がいいよね。

そして、上から見て気になった港も下りきってから行ってみた。近くで見てもやっぱり水槽だった。

ちなみに、帰ってから知ったんだけど、この場所は中島みゆきの「銀の龍の背に乗って」のPVのロケ地だったそうだ。んーPV憶えてなかった。途中のバルコニーの眺めがPVに近かったらしい。
それと、澄海(スカイ)岬という名は島内での公募で付いた名だそうだ。どおりでアイヌ語っぽくないなぁと思った。

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スコトン岬

ファイル 3720-1.jpg礼文町船泊村スコトントマリの礼文島西北端の岬。

昨日来たばかりの場所だけど、晴れているというだけでまるで別の場所かってくらいの印象の違いがあり、昨日のOFFを見てたからこその今日のONな感じは感激倍増。

そして日の光は温かく風は爽やかで気持ちのいい岬、海は青く浮かぶ島もクッキリ。眺めるだけで気分良かった。

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そしてワクワクしてまた同じ道をたどった。
キラキラ輝く海を見ながら、水中で揺れる昆布を見ながら、海の向こうの金田ノ岬や手前の民宿の屋根も眩しかった。

出城のような下の「最北限」はトド島を少し近く見る展望地。
昨日は気づかなかったけど、高いトコに灯台立ってるのが見えた。

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ゆっくり眺めて、ササっと戻って、また土産店「島の人」に入ってみた。

もう買物はしないから気まずかったけど笑顔でかわいい店員さんに挨拶されてうれしかった。
食堂の方の店員さんも憶えてくれてて「ヒグマのお客様」とか言われたw
今日こそはウニ丼食べていきたいトコだけど、まだそこまで腹減ってないから勿体ないとなぁ、、と迷って、昆布ソフトクリームにしといた。

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昆布のソフトは以前襟裳岬で食べてまずくて大失敗の印象が強いんだけど、その時は普通のソフトに昆布粉がふりかけてあったもので、ここのはクリームに入った緑のソフト。全然普通においしかった。
よかったんだけど、逆に言えばインパクトはまるでなく、印象も薄かった。(写真見返すまで食べたことさえ忘れてた。。)

ファイル 3720-5.jpg昆布ソフトはともかく、店には「いやぁ、晴れると全然違うね!来てよかった!」という感動を誰かに聞いてほしくて来たようなもんで、昨日のかわいい店員さんが今日も朝からいてよかった。

少しゆっくりしてようかと思ったけど、団体さんのバスが来たのでささっと店を出ちゃった。
店を出て、駐車場に歩くだけの眺めですらいい感じだった。

ちなみに前回の点景 この日の日誌

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ゴロタ岬展望台

ファイル 3719-1.jpg礼文町船泊村の礼文島の北西にある岬。

宿で晩酌時にお話を聞いたお客さんが「天気よければ是非」と一番お勧めしてたスポットで、話を聞くまで全然知らなかった場所。というのも、道はハイキングコースしかなく車で行けるスポットではないので知らなくて当然。
でも、車で行くならコースの入り口に停めれば少し歩けば行けるとのことで、行く気になってた。

で、来てみたけら、どこに停めていいのか分からず、ここでいいかと別の案内板があるトコに停めて歩いた。

けど、少し戻ると、鮑古丹という村落に下る道が分かれてて(下りの分岐で気づかなかった)その道のすぐ下にハイキングコースの入り口があって、こっちにも車停められそうだった。けど、戻るのも面倒なのでそのままコースに歩いた。

「岬めぐりコース」という丁寧な写真の案内板によると、ゴロタ岬までは0.6㎞。自宅の方でバス停二つ分くらいの距離だな!
まずコースはすっきりした草原の高原の丘の道なので写真の通りの道筋がよく見えてて迷う心配もないし、なにせ島には熊も鹿も蛇もいないという安心感がいいね。背中の北方向を振り返ると鮑古丹の浜からスコトン岬への湾曲の丘が見えてすでにいい眺めだった。

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さてハイキングコース出発!まぁ岬めぐりだからそんなにキツイ登りじゃないだろうと思ってたけど甘かった、優しいい勾配も運動不足+重量級の自分には結構な負担で、とっかかりの登りでもう汗だく。足元の小さい花に励まされつつ登って、あと半分くらいかななどと思ったけど、まだ全然序の口だった。

少し緩やかに丘の上の曲線を進んでまた登り。ちょっと草茂って細くなったりしてたけど道はしっかりしてて逸れることはなく、一歩一歩しっかり上った。一カ所ちょっとぬかるんでるとこあったけど慎重に通過。

やがて岬への細かい節理の断崖が見えた。おおすげえ。
振り返った北側もさっきより先まできれいに見えていい眺め。そしてやっぱり足元に花が咲いていた。
足元以外ではイワベンケイという黄色い花が丸くボタッとしててキレイで好みだった。

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もうちょいかと進めどまだ先があって、岬の断崖ももっと裏の先が見えて意外と深いコース。
断崖の岩ではウミウが留まってって、カメラズームして撮ってみたら、咥えた魚を食べていた。おお。

そして最後は明らかに山の山頂へのまっすぐな上り坂。あれ?山じゃなくて岬に向ってたはずだぞ、、と思いつつ、間違えるような道もないので、あとひと踏ん張りと頑張った。
なにより青空が見えてきてすっかり天気よくなってきて気持ちも高ぶって頑張れた。

これを登り切れば、、と思ったらもう一つ登りがあって、、って山登りってこういうんもんだよね。なんか久々。最近は城くらいしか登ってないもんなぁ。よく山歩きしてた高校生の頃だったら楽勝でホイホイ進んでたんだろうなぁ。。

そして登頂。登り切った。しっかり山頂だった。おーいい眺め。晴れてよかった。
島の西側の山並みも、北の岬の先も、東の金田ノ岬も見えた。
これは来てよかった。

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停めてた自分の車もズームで見えたし、やっぱりちょこちょこ花咲いてたし、崖側に覗き込んだ海は青くきれいだった。

手書きだけど「ゴロタ岬」との標柱も立ってた。
ここからストーンと崖で海ってわけじゃないけど、海から聳えあがった頂点なら岬でいいのか。

南の湾を挟んだ対岸の山地の中央の一番高い山が礼文岳かな。島で一番高い山。しっかり山頂まで見えてて嬉しい。標高490mだけどね。(ちなみに利尻富士は標高1721m。全然高いけど見えないんじゃねえ)

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そして岬の先っぽは崖の合間からも覗けなかったけど、その先の海に「ゴロタ離れ島」という岩は見えていた。
ようするにこの先は容易に行ける所じゃないわけね。山だけど岬ということでいいでしょう。

自分の後から登ってきた人は二人組でしっかり山歩きの装備、少し眺めて休憩したらすぐに先に進んで行った。それが普通なんだろうね。山歩きがメインで島に来てたっぷり歩き倒すのが礼文の楽しみ方なんだろうね。自分も山歩き平気な体の時に来たかったねw

僕はドライブメインなのでここまで。ゆっくりなんどもまわって四方を眺めまわして満足して登って来た道を戻った。

この下りの眺めも素晴らしかった。けど、下りの方が足元に神経つかって別の意味で大変なんだよね。ゆっくり身長に下りつつ景色や花を楽しんだ。崖の端にはウミウもたむろってて、巣かな?卵温めてるのかな?って感じだった。
海のボートも見下ろせた。

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花は晴れてきて咲いたのか登って来た時より多く感じた。特に道沿いには黄色いタンポポが咲き並んでた。高原植物の中で見るタンポポはイマイチに思えたけどキレイではあった。(実は増えてきちゃった外来種で駆除対象らしい)
あと、少し先の斜面では桃紫の花がたくさん咲いていた。(レブンコザクラかな)

そしてたまにちらちらと自分の車の方を見てたけど、あとから停めてた車もあって、登ってくるかなーと見てたけど、周りを眺めただけで行ってしまった。もったいないw

やっぱり下りも意外と長く、ゆっくり楽しんで歩いた。
枯れた穂の下で黄色い花も咲き始めてた。(ミヤマキンバイ?)これは登って来た時は咲いてなかったと思う。

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実は虫もよく見てて、やっぱり芋虫毛虫は上げるべきじゃないかなと控えてたけど、フンコロガシくらいはいいかな。名前がアレだけどきれいなんだよね。
小鳥は素早くてなかなか写真撮れなかったけど、留まったトコを狙って一枚だけ姿収めた。喉がオレンジの利尻でも遭ったノゴマだった。

そうして車に戻ったのが9時半。汗拭いて少し休んで、そういえばここの案内板は何だったんだろう?と見てみたら、鮑古丹からのスコトン岬への岬めぐりコースと咲く花の案内だった。
花はねぇ、どの花が珍しくてどの花はどこでも見れる花のかとかわからないからねぇ、とりあえず綺麗なら喜んでもいいよね。(鳥もよくわかってないけどね)

いやぁなんか少し苦労したけど、その分しっかり島を感じてすごく楽しかった。なんといっても晴れて感激。やっぱ天気よくなきゃだめだね。この休暇の一番の思い出のスポットになった。

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ホテル礼文荘

ファイル 3718-1.jpg礼文町船泊村ウエンナイホにある旅館。

まぁお世辞にも立派なホテルとはいいがたい懐かしい感じの旅館。部屋は階段で二階、和室でトイレ洗面台も共同。だけど、雰囲気はよく、風呂も大きく、早い時間だったから独占で悠々浸かれた。

のんびりしてたらすぐに食事の時間になった。

食事は一階の広間で畳だったけどイスとテーブルで楽な感じ。
そして品数多い夕食で思わず「わーお」
っていうか、ウニいた!やっと会えた。うれしくてウキウキだった。(稚内でちょこっと食べたの忘れてた)

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いやこれうまいわ。やっぱうまいわ。うにいいわ。礼文に来てよかった。

そしてカニも小ぶりながらしっかり甘く、魚は刺身もうまいけど煮魚がいいんだよね、これはエゾメバルだそうだ。ああ、稚内の水族館で見たやつだ。

ファイル 3718-3.jpgもう魚介がうまいとお酒のみたくなっちゃうよね。ってことでお飲み物メニュー。
ふつうに日本酒のもうと思ってたんだけど、焼酎が芋・麦・昆布とあって昆布焼酎とかどんなか興味もったのでたのんでみた。で、もともと熱燗にしようかと思ってたのでお湯割りでいただいてみた。

イヤぁ口に合わなくてもネタになるだろうくらいの気分だったけど、これが意外とおいしくて飲みやすくてよかった。料理のうまみも増して気分もよかったのでおかわりして3杯ほど楽しんだ。

ところで、自分以外のお客は皆さんご夫婦で一回りくらい上の方々って感じ。聞く耳立てたわけではないけど、自然と入ってくる他の客の会話によると、みなさん礼文は初めてではなくリピーターのようで、3回目とか5回目とか大好きらしい。そんな人たちが選ぶ宿に泊まれたのは光栄だと感じ、なるほどの料理だなと思えた。
で、ゆっくりチビチビ飲んで味わってたら、最後に残ってたご夫婦のご婦人に話しかけられて、初めて来たというと「じゃああそこは行きました?」と各スポットの話になって、自分は今日割と行きつくしちゃったかなぁ、、と思ってたんだけど、まだ行ってない所で是非とオススメのスポットとか教えてもらえた。とても感じのイイ人だったので楽しく話せた。
 
 
 

そして翌朝。
もし早起きしちゃって朝食まで時間を持て余しそうだったら、宿の目の前の「久種湖畔展望台」に登ってみようかなぁ、、とか思ってたけど、そこまで早起きでもなく普通に起きて、風呂入ってゆっくりしてたらすぐ朝食だった。

朝はあっさりだろうなと思ってたらアニハカランヤ、焼き魚に煮魚がしっかりしつつホテルバイキングの品コンプリートくらいの朝食だった。
煮魚がおいしかったから何かと聞いたらトビウオだそうだ。へええ。出汁だけじゃないんだね。
焼き魚は見るからにホッケだけど、締まっててしっかりしたたくましいホッケだった。おいしかった。

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昨夜、色々話を聞かせてくれたご婦人から「もし迷惑じゃなければ」岬の入り口まで夫婦二人を乗せてってほしいと言われて、、、んー、少しの間ならあの後部座席、、いや荷物もあるしなぁ、、と考えつつ「スミマセンうちの車二人乗りなので」と断ってしまった。こころぐるしい。

あと、朝は旅館の主人にも「いい車ですねぇ」と話しかけられた。自分の車もホンダ車なので余計に気に入られたようで、「この車は礼文で走ってるのは見たことないですね」と言われた。島の車事情とかも聞けて面白かった。

部屋で荷物まとめて窓から外を見たら、早朝より雲が薄く晴れそうな感じがしてきた。予報の晴れ間が見えるかもしれないというのは期待していいのかもと、気持ち上向きでチェックアウトして出発した。

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タグ:楽:宿 楽:湯 楽:宴 楽:話 餐:魚 餐:卵 餐:甲 餐:飲

レブンアツモリソウ群生地

ファイル 3717-1.jpg礼文町船泊村にある希少草花の群生保護地。道指定天然記念物。

この「レブンアツモリソウ」はここ礼文島にしかない植物で、現在ではこの区域にしか残っていないという高い絶滅危惧種の花だそうだ。
5-6月が咲く時期だそうだし、さっき観光バスが停まってたくらいだから咲いてるだろうと期待して寄ってみた。

さて、駐車場は出口側にあって、傘さして車道を歩いて入口に進んだ。まぁ、車はほとんど通らないけどね。

で、群生地はこの平面の手前側と、対向車側に斜面の展望エリアとあった。雨降ってたから斜面を登る気はなく、手前側だけでいいかと思った。

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で、その群生地は木道が架かってた。まぁ、其処以外歩くなという事だよね。写真撮りたいからって入り込むような人いそうだもんね。

で、歩いてみたら、なんか青紫のとげとげの花が咲いてた。ん?これは違うよな。(ハクサンチドリという花らしい)
レブンアツモリソウは白く丸い花のようだからまるで違うけど、まぁとりあえず綺麗で可愛い花の群生を見てネタの保険とした。

ら、その青紫の花の合間に白いのも見つけた!あ、これだこれだ。
白だからパッと目立つ感じではないけどポコっと丸くかわいらしい花だった。

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っていうか、一つ見つけると、二つ三つと次次に見れて、気が付けば群生といっていいくらいのグループで咲いてるのが見れた。やったー。

ファイル 3717-4.jpg入口まで進んだときは少し距離あったかのような気がしてたけど、花を見ながらゆっくり進んでたらすぐに出口。そういうもんだね。
もう一回まわってやっぱり展望エリアの方も行こうかなーと思ってたら、雨の降りが強くなってってきちゃったのでヤメ。ここでは割とカメラもおとなしく素直で写真は撮れてた筈だからもういいか、と満足で車に戻った。

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タグ:植:花 観:然

スコトン岬

ファイル 3716-1.jpg礼文町船泊村スコトントマリの礼文島西北端の岬。

岬の先で舗装路が切れてて見事に「岬」って感じなのはいいけど、展開するスペースがないのなら、手前の駐車場から先の道は未舗装か歩道でよかったのでは?と思いつつ、バックして停めた駐車場から歩いてその端に戻った。

と、いきなりもんくで始めた点景だけど、岬としては坂を上ることなく駐車場から楽に来れて有り難く、眺めのいい岬。
三方の周りの海は勿論のこと、さらに北の先にある島(海驢島:無人島)もよく見えた。これは天気悪くてもいい所だわ、と思えた。

その端の手前には三角点みたいなのがあって、山なのか?と思ったけど、それは三角点ではなくて「鰊定」とあった。(ニシン漁の漁業者用の境界線だそうだ)

そして先まで歩くと、岬の丘の下に突き出た展望台が見えて、下る道が続いてた。そっちが普通に歩いて行ける北端ってことね。それじゃあやっぱり行かなきゃねーと進んでみた。

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横に下って折り返してきた中間の東側の折り返しで横に下る道があってその下に旅館があった。すごい所にあるなぁ、、と驚いた。

ファイル 3716-3.jpgそしてその先の「最北限の地スコトン岬」とあった石砂利で平らに整った出城の展望台。まぁそりゃ低い分上の道の端ほどいい眺めではなく、島の北の端とはいえ、宗谷岬よりは南なので北海道の最北端というわけでもないので、下ることもなかったかもな、、とか思った。

目の前のトド島は少しだけ近く、振り返ると岬の丘が見えた。登るのかったるいなぁ、、と思ったけど、苦も無くすんなり上って戻れた。

さて、横のトイレに寄りつつ、その前の土産店「島の人」に入ってみた。(またここでカメラの調子悪くなって店の写真がとれなかった)
これが、最果ての僻地の土産店とは思えない新しい感じのちゃんとした店で、土産品も豊富にそろってて試食もあった。そして店員さんが皆さん若くかわいいお姉さんで、やっぱ声かけられるとついつい見てるだけとはいかず、試食の昆布巻がおいしかったので迷うふりして話をたのしんじゃった。(おっさんは仕方ないよね)
で、サーモンの昆布巻と昆布出汁(利尻より安かった)を購入、「ふりかけもおいしくてお勧めですよ」と言われ「ごめん、それは利尻で買ってきちゃったんだわ」というと「なーんで買っちゃうんですかー」とふくれるのがかわいらしくてもう一つ買っちゃおうかと思った。(買わなかったけど)

そして、店の奥の方は食事コーナーになっててうに丼がメインでメニューに出てた。
そこの店員さんに「ウニ食べれるの?」と聞くと「ムラサキウニだけになりますけど」というので「え?解禁まだじゃないの?」と聞くと「エゾバフンウニは解禁前だけどキタムラサキウニは27日の解禁なので食べられますよ」だそうだ。そっか、利尻と礼文では違うのか!
んーどうしよう、、今食べたら宿の夕食たべられなくなりそうだよなぁ、、と迷った。んー宿でもウニ食べられなかったらまた明日くればいいか。。と考えてヤメ、他で気になってた「とど肉まんじゅう」を食べてみた。

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トド肉は、以前知床半島の羅臼で食べたことがあって、クセあるけどおいしい印象だったんだけど、このとど肉まんじゅうはクセという程のクセはなく普通に食べやすい中華まんだった。
「どうですか」と店員のお姉さんに聞かれて「普通においしいですね、昔、知床で食べたときは、、」と話をしたら、知床ってこの礼文にもある地名だったので少し話が食い違っちゃった。「ヒグマも食べたけど、あれはクセが強すぎた」とか余計な話でちょっとしばらく雑談を楽しめた。(団体さんが来てないときは割とヒマで話し相手がほしいらしい)

と、思った以上に楽しめた。また明日来ようと思った。

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桃台猫台展望台

ファイル 3715-1.jpg礼文町香深村にある海岸の岩の展望台。

広い駐車場の前の小さな岩山の上の展望台で、あー登るのかぁ。。と思ったけど、敬遠するほどの高さでもなく、道もしっかり整ってて登りやすそうだったので傘さして登ってみた。

またここでちょっとカメラの調子が悪く、写真は中ほどまで登ってからのスタート。あしからず。

そして登りきると上は平らで広いブロック舗装の展望台。
普通に海が一望できるけど、雨の海は気を引かず、もちろん目的は海岸の岩。南側の海岸の「猫岩」は一目でわかった。ああ、ネコだわ。

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もちろん岩もいいんだけど、それを含めてそこから続く岩の崖の眺めがぐるっと180度イイ感じで見上げられてなかなか絶景。

ぐるっと見まわすと、北側にあるのが「桃岩」
これは来る途中の道で見えて沸いたけど、こうしてみるとポコンとひとつ周りの岩崖から飛び出てきたような岩山で面白い。
残念ながら、如何にも桃!と感じる形状の少しツンとしたてっぺんは雲をかぶっちゃってて見えなかった。

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そして北側の海岸は、先に見えるのがトンネル出口の元地漁港。
この展望台のネームパネルには「地蔵岩」まで上げられてたけど、それは漁港の更に先なのでまったく見えない。いや、天気よかったら見えるのかな?

そしてまたぐるっと眺めて、崖からこぼれた沢の滝を何本か見た。自然のままの海岸の姿でワイルドでいいね。天気悪いなりに楽しめた。

雨が少し強くなってきたのでまた傘さして滑らないように慎重に下った。

ファイル 3715-4.jpgこれはナイスな場所にいい感じの岩があってよくぞ展望台にと思えた。雨でも登って良かった。
名前がいいよね「ネコ台モモ台テンボー台」って語呂よくて韻踏んでて唱歌のような番組名のような八五調。3コマ漫画にしたいくらいだ。

ただやっぱり残念なのが「桃岩」のてっぺん。最近のアニメじゃないんだからそこを見せてくれないとねぇ。。(翌日見れた)

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地蔵岩

ファイル 3714-1.jpg礼文町香深村モトチにある岩の景勝地。

道の行き止まりの先にある岩で、ちゃんと「地蔵岩」と標柱が立ってた。行き止まりの道もそこが景勝地かなんかで来た甲斐があったと思えれば嬉しいね。さっきの南端はなかったからね。

さて、その先の海岸はデカい岩ゴツゴツで切り立ってたけど、どれが地蔵岩なのかはわからなかった。。
これか?とズームで写してみたけど、地蔵と呼ぶには弱い感じだった。

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で、分からん時のスマホ検索、便利な時代になったもんだ。便利になったのはいいけど、だからって現地の案内がおろそかにはなってほしくはないもんだ。

「地蔵岩」はその手前の二つ合わさったファンネルみたいな岩のことで、合掌してる手の形という事だそうだ。なるほど。

まぁ、地蔵かどうかはともかく、それも含めて一体の切り立った岩の風景は荒々しくゴツゴツで、悪い天気にも対応したいい景色だと思えた。

軽く眺めて車に戻った。と、その前に足元の花を見た。やっぱりこんなとこでも小さいながら花がチラホラと咲いててキレイだった。

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そして海は波が激しく押し寄せていた。高くはなかったけどね。
その波の断面はやっぱりきれいで、天気よくておとなしければさぞかしきれいなんだろうなと思わせた。

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