鴻巣市北根にある菓子店。
表の県道に「いがまんじゅう」の看板を見かけて、思わず矢印の横道に折れて来てみたら、町中でもない郊外の宅地の小さな店だけど向かいにしっかり広い駐車場があって悠々停められてありがたかった。
この「いがまんじゅう」は埼玉県北部のご当地菓子で、自分は羽生の道の駅で買って食べたことあっただけで、他ではあんまり見かけた憶えないんだけど、専門の店があるとは思いもよらなかったので「おお」と気になって来た次第。
店に入ると、いがまんじゅうは2個入りパックに丁度いいものも売っててナイス。でも栗入りのと二種あって少し迷った。
そもそもいがまんじゅうの「いが」とは栗の実のイガイガを連想して着いた名だということで栗が入っていても然るべきという気もするけど見たことなかったので聞いてみた。
「基本的には入ってないけど、他の老舗店で入れてる所も何軒かありますよ」とのことだ。せっかくだから「じゃあ」と栗入りを買ってみた。
したら、丁寧に御年賀でひと箱分のティッシュをくれた。ありがたい。しかもなんか和っぽいし。
それといがまんじゅうのペラの案内書もつけてくれた。
農村でお祝いやお祭りの時などに重箱に詰めて贈答品としてたそうだ。
そして駐車場でさっそくひとつ食べてみた。
あ、そうか饅頭だったっけ。。なんとなくおはぎの逆バージョンで赤飯の中に餡子が入ってるだけのを想像してたけど食べて思い出した。(そういう逆おはぎもどこかで食べたっけ。。)
っていうか、なんか変で面白いわこれ。赤飯の粒のしっかりした感じと饅頭の柔らかさがチグハグで食感を際立たせてる。なるほどイガね。餡子の甘さと栗の甘さがイイ感じで饅頭の皮で抑えられて赤飯といい組み合わせ。これはおいしい。後味スッキリで甘いもの食べちゃったという罪悪感がなくてイイ!(医者が聞いたら怒りそうだけど)栗もいい感じ。赤飯の小豆といい対比で混ざって食感的にも面白かった。
前に食べて知った気になってたけど、しっかり忘れてて、思い出したような発見なような、今後見かけたら積極的に買って食べたいと思えた。
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