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鉄兵衛 古川店

ファイル 3909-1.jpg大崎市古川小野中蝦沢にある和食店。

「牛タン定食」が目を引いて寄ってみたものの、ちょっと一人で気軽に入る感じではなくて怯んだ。
けどこの時間やってる店はもうなさそうだし駐車場空いてるから思い切って入店。
っていうかもうほかに客は無く片付けモードな感じだったけど、まだ時間あって食事できるというので安心した。

ファイル 3909-2.jpg他に客いなかったから悠々だったけど、席は個室で洒落ていた。こんな時間でよかった。

メニューを見ると「鬼そば」とかトンカツとかがメインの店だったようだけど、牛タンで来たのでもう決まってて「牛タン定食」、枚数で値段違ってて2枚4切だとリーズナブルだったけど、ここはケチらずに思いっきり食べたいと4枚8切をたのんだ。

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うん、さすが宮城。仙台は少し離れちゃったけどやっぱ牛タンは仙台だね。うまかったし歯応えもいいし思い切り食べられて至福。存分にほおばって味わえた。一切れ大きいよね。
麦飯もとろろもおいしいし、テールスープ風な吸い物にも牛タン入っててニッコリ。思い切って寄ってよかった。

ここまで宮城はフラフラとまわってきたのに利府とか多賀城あたりでいい店見かけず通過だけして来ちゃって、日帰り湯でも食事できずに残念に思ってたけど、最後の最後に牛タン食べれて良かった。

この日の日誌

タグ:食:定 餐:肉

亘理要害跡

ファイル 3908-1.jpg亘理町旧舘にある城跡公園。

前の県道で看板見かけて気になって、一旦通過しつつ戻って道間違えてまた廻ったりしつつ城下町っぽさを味わってから城跡の坂を上って神社の駐車場(駐車場とも駐車禁止とも標記無かったけど)に停めて歩いてみた。

まず案内板には「亘理要害跡(臥牛城)」とありこの城の丘が牛が臥せた形なのでそう呼ばれたそうだ。亘理氏は涌谷に移って片倉氏が白石に移った後の慶長7年(1602)に伊達成実(政宗のいとこ?)が改修して城にして城下町も整備したそうだ。「要害」というのは一国一城令に対して「城じゃないよ」とすっとぼける伊達氏の方便らしい。実際は伊達だけじゃなくてよそも「館」と呼んだり「陣屋」とごまかしたりしてたようだけど、史跡としてそのままの呼び方で表記してるのは珍しい気がする。よそはみんな城跡っていってるよね。

さて、案内図を見るとこの丘丸々が本丸で曲輪は切られてなかったようだ。

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目の前の道は廃城後に割ったようで、往時は道の先の牛の頭の部分が分かれてなく繋がってて、角の脇の部分に裏門と詰問があったそうだ。変な形。

亘理神社の参道の横を奥に進むと「御本丸」という標柱があり、案内板もあった。
明治元年(1868)九月、戊辰戦争に敗れた仙台藩と新政府軍との降伏式がこの地で行われたそうだ。
立ってた銅像は山形勝治先生という人。

「亘理神社の碑(伊達成実伝)」という案内もあった。その伊達成実は、伊達政宗の祖父の弟の長男だけど年は正宗の一つ下で母親は正宗の叔母だそうだ。複雑。政宗を兄と慕い伊達家に尽くし、武勇の誉れ高く戦で大活躍した人だそうで、(大河では三浦友和が演じたそうな)明治になって建てられた亘理神社に祀られその生涯を刻んだ碑が立てられたそうだ。

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ってわけで亘理神社。お参りして奥に進んだ。本殿は飾りなどは無くシンプルだった。

奥には忠霊塔があり、日陰の足元には小さな紫の花がキレイだった。

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その先に進むと、林の先は学校だった。。案内図では馬場とある部分。ちょっと堀ぽく割られてた。
そして「戊辰の碑」というのがあって、案内板も立ってた。「戊辰戦争と亘理」として仙台藩の戦いが書かれてた。敗戦後に領地を失った亘理伊達家が北海道に渡って開拓したのが伊達市だそうだ。あー道の駅の伊達氏の屋敷に行ったなぁ(→)あそこね。

っていうか、鳥がケンケン鳴いてて、キジでもいるのかと思ったけど声が上だったので見上げたらシラサギで、木の上がコロニーだらけだった。

城の南側の丘の下には公園が見えた。内堀跡が「旧舘公園」という公園になってるようだ。一応池があって内堀っぽくしてた。
土塁っぽくも思える段の髙めの南側から神社に戻った。

っていうか、頭上のサギ密度が濃くてフンでも落ちてこないかと不安だった。巣の手前では静止したように飛ぶサギにも驚いた。

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巣のコロニーの木は一つ二つではなく森全体が巣でサギの城だった。
眺めつつ北側の神社脇にも歩いてみた。

県道側のこっちに大所門というのがあったようだけど、急な崖になってるのでこっちが正面ということはなさそうだった。
県道から6号までは大きな沼があったらしいし。

サギを見上げつつ参道を進んで駐車場に戻った。
その駐車場の前からも県道側を見下ろしてみた。
県道から見えて気になった「亘理要害跡(臥牛城)」の標柱が見下ろせた。

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ちょこっと八重桜が咲き残ってた。時季があってたらきれいだったかもね。

思ったよりゆっくり歩けてゆっくり楽しめた。戊辰戦争の話もあって興味深い城跡に寄れてよかった。


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タグ:観:城 観:園 観:宮 観:石 動:鳥

栗駒山麓ジオパーク ビジターセンター

ファイル 3493-1.jpg栗原市栗駒松倉東貴船にある栗駒山地域の紹介施設。

ビジターセンターというと、これから散策したり山歩きをしたりする上で、準備段階としてその地域に慣れ親しむ為の基礎知識案内所ってイメージなので、正直ただ興味持って立ち寄っただけのものが入っていいのか少し迷ったけど、駐車場の案内板を見てみたら、巨大スクリーンとか入館無料とか観光情報案内とかあったので楽しめそうだと思い入館。

入館無料だけどJAFのサービスもあって会員証見せたら缶バッヂもらえた。いいねぇ。

入館して記名して案内の人に軽く話し聞いて館内に進み、展示室を見る前に先に外の案内板で気になった巨大スクリーンの方へ行ってみた。
そのスクリ-ンは小さめの体育館のようなトコにでかく横置きになってて、入ったら暗くなって映像が始まった。

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おおこれはなかなか迫力あっていいね。栗駒山付近の自然や地形や彩りを味わえた。
これって靴脱いで上がってもいいらしいけど、さすがにそれは遠慮しといた。あとから来た子供が上がってはしゃいでたので遠慮しててよかった。。

そして階段で二階にあがって上からも見れた。なかなかいい演出だと思った。

ファイル 3493-3.jpgその二階には「日本最大の地すべり」という平成20年(2008)に当地で起きた国内最大規模の大地の変動を特集してパネル展示していた。
落差150m東京ドーム54杯分の大地が動いた地すべり。この地震で確か国道の橋も落ちて温泉宿が倒壊して救護が難航してたニュースは憶えてるけど、こんな状態だったというのは全然知らなかった。。

そしてこの3,500箇所もの目に見える大地の躍動と災害に対する取り組みから、七年後にジオパークに認定されたそうだ。

そして本館に戻って展示室を閲覧。
展示は平野部から始まって丘陵部、山麓部、栗駒山本体部と続いてて床には航空写真、ジオラマの模型も紹介PVのモニターも各コーナーにあって充実した展示だった。

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丘陵部の前には細倉鉱山があり、かつては大きな町で賑わってたそうだけど、今では鉄道もなくなり静かになってしまったようだ。そして断層の地すべり跡もジオラマで見るとわかりやすい。

栗駒山は春の雪解けで残った雪が馬(駒)の姿に見えるから着いた名だそうだ。

そしてこちらの奧も地すべりの特集コーナーがあって、どちらかというとこちらは災害よりも地質的な内容になっていた。
地すべり地の重さの違う岩石も持って感じられるようにもなってた。

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ゆーっくりじっくり見てたら案内の人に声かけられて色々話を聞けて楽しめた。
「そういえば、ここって元学校とかですか」と聞くと小学校だったそうだ。
でもさっきの巨大スクリーンの所は体育館ではなくて講堂だったとか。「体育館は別にあるんです」と説明され外の裏を見ると確かにあれが体育館だわというのがあった。
ほかにも「ここが職員室だった所です」というトコは子供の落書き壁コーナーになってたりした。

地元出身の人ということで話も具体的で興味ぶかく、長々といろいろ話聞かせてもらえた。栗原市出身の宮藤官九郎の親の実家の話まで聞いちゃったりしてゆっくり楽しんじゃった。
どうもありがとうございました。


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タグ:観:館 観:地 観:石 観:模 観:建 楽:証 楽:触 楽:映 楽:話

鶴亀食堂

仙沼市魚市場前の「みしおね横丁」にある海鮮食堂。

みしおね横丁は「朝も昼も夜もOPEN」と幟の立った仮設商店街で、パット見はどの店もまだ開いてなさそうに見えたし、人影も見えずしんとしてたけど、駐車場には車が何台も停まってたのでダメ元のつもりで間に停めて歩いてみた。

ら、一番奥の店に列ができてて営業してたのがこの「鶴亀食堂」。並んでるのかぁ、、と怯んだけど、前は家族連れ二組くらいなのでそんなでもないかなと思え、時間も余裕なのでまぁいいかと傘さして並んでみた。

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店の外観は洋風で洒落てたけど、暖簾は和風で面白く、銭湯とか書き添えられてた。銭湯?何故に?と不思議に思って見れば隣の店舗は風呂だったようだ。「銭湯休業中 鰹船の入港に合わせて再開致します」とあった。へぇぇ面白い。

タイミングが悪いのか回転が遅いのか列はなかなか縮まず、20分待ってやっと店内。食券買ってまだ少々リーチ状態での待ち、+10分で席に着いた。

ファイル 3491-2.jpg店内も洒落た雰囲気ながら、天井には大漁旗など飾られてて面白い雰囲気。漁業の鮮やかさが爽やかになってて素敵だった。

席に着くと「つるかめ通信」という店員さんのミニ壁新聞みたいなのがあって楽しめた。いろいろと凝ってるなぁ。

さてたのんだのは
本日のおすすめ!のボードにあった「漁師のまかない竹」〈メカジキのハーモニカ煮+刺身〉
刺身は遠洋カツオ一本釣り船亀洋丸さんの鰹だそうだ。
並び始めの時に見てた外メニューで決めてたのは「メカジキのカマ煮定食」だったけど、ハーモニカ煮が食べれるなら多少高くても迷わずこっちだよね。
+5分でまかない定食登場。おおーイイねハーモニカ。

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メカジキのハーモニカは前回気仙沼に来た時にラーメンに乗った揚げたのを食べて感激した希少部位(→)。背びれ部分だそうだ。
今回は煮たものだけどやっぱりおいしくボリュームあり味わいありで一生懸命ほじくり返してかぶりついた。あーもー気仙沼のメカジキ最高。気仙沼で食事できてよかった。岩手抜けちゃってよかった。

そして実は全然期待してなかったカツオの刺身。カツオは高知でしょ、、とか思いつつ食べてみたら蕩けた。なんじゃこりゃ。ホントにカツオ?一本釣りパねぇ。驚いた。

と大満足の食事。いやぁまさか朝からこんなの食べれるとは思わなかった!
っていうかこれは並ぶわな。並んでよかった!

この日の日誌

タグ:食:定 餐:魚 観:街 楽<待 楽:読

魚屋 hide

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亘理町荒浜築港通りの「にぎわい回廊商店街」内にある鮮魚店兼海鮮料理店。
「はらこ飯」発祥の荒浜漁港前でわりと気軽に立ち寄れる商店街があってありがたい。前回もここにきてはらこ飯を食べた。
で、今回は店をかえて港側の端にあるこの店に入店。もう11時から混んでて、自分の次の客は少し待たされてた。

ファイル 3359-2.jpgそれはそうと朝食べてからまだ二時間チョイ。さすがに腹減ってはおらずしっかり食べれるか、そして朝は満足しきっちゃってたので楽しんで味わえるか不安もあったけど、昨日サケを見たまま食べてなかったし店内の大きなボードのはらこ飯をみれば、やっぱりこれはもうはらこ飯モード。迷わず注文して待った。(ところで、どの客もはらこ飯を食べる中、少し待って隣りの席に着いた若いカップルの客だけは海鮮丼をたのんでた。なにそれ、、余裕なの?何でもいいの?)

ってわけで久々のはらこ飯。点景で見ると前回は2016年だから六年ぶり。塩釜漁港よりもご無沙汰だった。。

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んんん~ やっぱりうまい。
マグロさんごめんなさい、やっぱり僕はイクラさんが一番好きなんです。そしてそんなイクラがFWではなくMFで鮭の美味しさ風味をナイスアシストしてる劇的空間。鮭の身と焚き込んだご飯でゴールネット揺れまくり。ああ、やっぱり来てよかった。

てわけで不安はどこへやら、ぺろりと平らげて大満足。
ちなみに会計の時にたずねてみたら、やっぱり汁の中に入ってたキモは鮭の肝だったそうで、だろうなと思って味わってて良かったー。大満足の昼食でした。

タグ:餐:飯 餐:魚 餐:卵 餐:汁

塩釜水産物仲卸市場

ファイル 3358-1.jpg塩竈市新浜町にある一般向けの魚市場。

四年ぶり二度めの来訪。
朝早くから食事できるとは思ってたけど、少し余裕もって8時半に来てみた。ら、少し遅いくらいだったようで駐車場混んでた。。7時半からだったようだ。(前回も8時くらいには食事はじめてた)

で、
もう要領は分かってたので、最初からマグロ狙いで市場を見てまわった。
だいたいどこも同じような感じだったけど、中には面白そうな刺身が並んでる店もあって、塩釜港産というマゴチ、メダイ、マコガレイに並んでたボッケ(ケムシカジカ)というのが気になって、ちょっとオマケのつもりで買ってみた。

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マグロは意外と近海ものじゃないのも多かったのと、逆に近海ものの「ひがしもの」というものは値段がガンと上がっててちょっと怯んだ。
一通り見てまわって少し迷いつつ、何軒か聞いてまわって、解体してるマグロがドンとある店で「うちはひがしもののラベルはつかないけど全部近海もの」というお手頃な店があったので、そこで丼用に赤身と中トロで1000円分購入。

そして奥の市場食堂でご飯セットと席ゲット。食事にありつけた。

まぐろ丼にする前にボッケだけは先に食べてみた。うんさっぱりしつつ甘くておいしい。マグロの前に食べておいて良かったー。これでご飯一杯いけちゃいそうなのをこらえて味わった。

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そしてマグロを思いきりご飯に乗せてまぐろどーーーん。さすがに少し多かったかなと思いつつその分遠慮なく掻っ込めて思いきり味わえてマグロ天国。んーんーんーんまい。

ちまちまといろいろなの乗せて海鮮丼にするのも悪くはないんだけど、メインの一番おいしいものを分かってたらそれだけで包まれたいよね。
まぁ鮪だけと言っても赤身と中トロの二色なので、サイドチェンジしながら最後まで思いきり味わえた。

いやぁ満足満足。
っていうか、、満足しきっちゃって、昼に合わせて行こうと思ってた亘理のはらこめしとかどうでも良くなってしまった。。まぁ食べた直後だからね。しばらくすれば今度はまたそっちモードでテンション上がるかな。
 
 
ちなみに前回の点景

タグ:食:丼 餐:魚 観:市

鹽竃神社

ファイル 3357-1.jpg塩竈市一森山にある神社。陸奥国一宮。

言わずと知れた東北一の有名な神社で、勿論名前は知ってたけど確か他に興味を持った「何か」特別なものがあったような気がしてて、それが何だか思い出せなかったし境内の案内図も見たけどピンとこなかった。まあ行けば思い出すかな、、と思って取り敢えず歩いた。

雨は小雨ながら傘ささないとキツイくらい。雨の日のお参りってまずいんだっけ?(むしろ「雨払い」でいいらしい)
お参りしてた人は他にもいたしそれでも全然すいてて悠々と歩けた。っていうかまるで城のような神社で、先ずは庭園を横目にゆるい石段を登ると「甑炉型鋳銭窯」というのがあった。江戸時代に仙台藩が石巻の鋳銭場で使用されたものだそうだ。

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鳥居くぐって階段のぼったら門(東神門)があった。
門をくぐってやっと鹽竃神社の境内。(何気なく写真撮ってたけどここで写してた桜の木は此処にしかない固有種の「塩竈ザクラ」という国の天然記念物だったようだ。まぁ花が咲いてなきゃどうという事もないし、これが気になってた「何か」でも無さそう)
「撫で牛」という牛の像があって撫でようかと思ったらコロナの為「直接手で触れないで心の中で撫でてください」とあった。。まぁこれは他の神社でも見かけるものだから「何か」では無いだろう。

唐門をくぐって入ると中の建物は殆ど国重要文化財。この唐門も国重文。宝永元年(1704)のものだそうだ。
拝殿はまず正面の大きい拝殿は右宮と左宮がひとつになった珍しいタイプ(全国でもここだけだとか)
ちょうど朝の掃除の時間で巫女さんや宮司の方が雨の中掃除していた。そのタイミングだからか拝殿は奥まで開かれてた。

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そして横にはもう一つの拝殿で別宮があった。実はこっちが主祭神の塩土老翁神を祀ってるんだそうでこちらも拝んだ。(右宮と左宮は武甕槌神と経津主神だそうだ)

そして境内で目についたのが「銅鐵合成灯籠」。江戸時代後期の文化6年(1809)のものでカッコよかった。
それと「文治の燈籠」左右2基あった。こっちは鎌倉ちょい前の文治3年(1187)のもの。奥州合戦の前で源義経が平泉に戻ったくらい。それ故、後に訪れた松尾芭蕉が歌にした燈籠だそうだ。

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別宮の前にあった柱のような木はタラヨウの古木だそうで、関東より南西で生える樹がこんな北で立派になってるのは珍しいそうだ。

最後に唐門の前の随身門から表坂という正面の真っすぐの石段を見下ろした。いやぁ駐車場上の方で良かったーと思った。

あとはゆっくり駐車場に戻った。
なんか見所多くいろいろあった神社だったけど、結局気になってた「何か」が何だかは分からなかった。んー別の神社と勘違いしてたのかなぁ?
でも、雨ながらこの神社に寄れてよかった。

タグ:観:宮 観:門 観:重 観:装 観:像 観:然 植:樹

サンクチュアリセンター 淡水魚館

ファイル 3334-1.jpg登米市迫町新田新前沼にある自然資料館。

伊豆沼にある「サンクチュアリセンター」は、ミニ水族館がある無料の施設ということで随分前から気になっててネタ帳にも載せてた所。でも実は伊豆沼の周りに「サンクチュアリセンター」という施設は3つあって、時間がなかなか合わないながら最初に何度か行ってた栗原市の「サンクチュアリセンター」は「鳥館」だそうで、魚の水槽はちょこっとだけだった。(もうひとつは「昆虫館」で内沼の方にある)
ってわけで、他にこの「淡水魚館」があると知って、別にもういいや、、って思いつつ、来てみた前回は「休館中」で閉まってた。コロナが増えたり減ったりしてた頃だから仕方ないとは思いつつ、とことんタイミング悪いトコだと思ってた。
なので今回もやってなくてもサモアリナンってくらいの気分で来てみた。けど、やってた。おー!やっとこれた。

外観ぱっと見面白い形の建物だけど、入口は公共の施設っぽい雰囲気。
中に入っても掲示板のポスターとかが妙に公共っぽくて、カッコよくリニューアルされてた「鳥館」とは印象違って古くさい感じがした。

水槽は壁に並んでて小さめながら魚はキレイで、解説案内の文も添えられていた。  んなんか面白味に欠けた。


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だけど、解説文のない水槽もたまにあったし、水槽の中が砂も水草もどれもほぼ同じで変化なく、なんか面白味に欠けた。

いやいや無料のミニ水族館なんだから、文句はないしむしろ充分なんだけど、見せ方なのかなぁ、なんかイマイチに思えた。
伊豆沼の自然がテーマな筈なので、もう少し具体的に沼でどう生息してるかとかを解説してくれたらいいのになと思った。

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大きめのテレビモニターで淡水魚の映像が流れてたけど、内容は日本全国の淡水魚で東北にはいない魚を紹介していた。面白そうだけどそれを見入るのは違う気がして無視した。
そのモニターの上のタペストリーが伊豆沼周りの説明だったようだけど、これはもっと見やすい位置に下ろすべきだよね、、モニターの上じゃ飾りでしか無くてじっくり読めない。

魚は大きくて目立っていたのが雷魚。一緒にいた在来種のナマズよりも大きくて堂々としてた。ルアー釣りやってた時は好きだったなぁ。(っていうか雷魚がいるならブラックバスがいてもいいように思えたけど)
なんか脚立が出たままで、邪魔で奥へ行きづらかった。これはわざと?それとも片付け忘れ?

二階にも上がってみたけど、こちらは取り残されたような地味な展示での漁などの沼の文化展示コーナーがあり、ぐるっと回ると沼に面した側は大きなガラス窓で展望室になってた。でも目の前が沼というわけではなく周りを見下すだけって感じだった。

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もう一回一階に下りて軽くひと回り魚を見た。
ナマズが元気で可愛らしかった。っていうか、ナマズが元気過ぎると地震が心配になる、、という感覚はちょっと年寄りくさいかなぁ

雨の日はミニ水族館だ!とか思って来てみたけど、おもったほど気分沸かず地味な気分になった。
淡水魚とか普通の魚こそ好きなんだけどなぁ。


ちなみに前に行った「鳥館」

タグ:観:館 観:具 楽:証 楽:映 楽:眺 動:魚

北上川河川歴史公園

ファイル 3114-1.jpg登米市豊里町中谷岐地内にある公園。

ナビ地図見てたら川と川の又の中の橋が繋がってない島に歴史公園とあって、どうやって行くんだろう?とか気になっててついつい曲がってみた。ら、水門の上を渡る細いけどキレイな道がちゃんとつながってて、島の中ほどに駐車場があった。

昔の合戦で攻防のあった地とかそういうのかと思ったけど全然違って、北上川の河川改修工事による分流施設の歴史的土木遺産を学習できる憩いの場として整備された公園ということだそうだ。

北から流れてきた北上川は元々はここでくねーッと西に折れ曲がっていて、それを南へ開削して南東の追波湾へ流して水害被害を軽減させたそうだ。
で、新旧分かれた北上川の又に出来たこの島は、両側に二つの水門と二つの洗堰とひとつの閘門の分流施設がある所。
見てまわるには広く距離があので(そこまでの興味もないし)この中央の案内板で充分かなって感じ。

トイレを出ると駐車場の前には「展望広場」と案内図に書かれた小さな塚があった。いやぁ展望という高さじゃないだろう、、と思いつつ上ってみた。
渡ってきた水門がよく見えるくらいで川さえ見えず、振り返ると駐車場の先にJR気仙沼線の青い鉄橋が見えてるだけだった。

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あとは駐車場の先に移築保存されてた建造物を眺めた。
まず「一本松樋管」
明治34年に作られた石造りの地下水管。堤防を越えて農業用水を取水する構造物だそうだ。

その次は「月浜第一水門」
昭和3年に追波湾の河口手前につくられた支流の皿貝川の口の水門。この皿貝川が元々追波湾にそそいでた小さな川で、横に作られた大きな新北上川の水が増水時に流れ込まない為と、渇水時には塩水が上らない為に閉じるゲート。「推奨土木遺産」に認定されてるそうだ。

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その裏にあったのは「大正時代の河川工事で使用された煙突」だそうで、震災の復旧工事で偶然発見されて移設したものだそうだ。となりの「月浜第一水門」に近い場所にあったそうだけど、どう使ったのかとかいう説明はなかった。けど、ぱっと見、レンガの感じが良くて一番雰囲気あるね。

ファイル 3114-4.jpgあとは、車の先に見えるオレンジのが「脇谷洗堰」と「脇谷閘門」なので、そこまでは歩いて見てこようかなー、、とか思ったけど、時間に余裕あるわけでもないし、そもそもそんなに興味あるわけでもないと気付いてヤメた。

なんだろう、こんな遠くで、もう帰らなきゃな時間なのに、ついついのんびり気侭に寄り道して、詳しくないカテゴリーの物に興味惹かれてのんびり散歩した気分になるという解放感。ナンセンスにも思えるけど、これがドライブの醍醐味とも思える。
そしていろんな地域でそこの人達が築いた歴史と、それを丁寧に紹介してくれている有難味。フラフラするだけの自分を楽しませてくれてありがとう。

とかなんとか勝手にいい気分になったいい休憩だった。
(っていうか、もう2時かぁやべーなと気付いて慌てて出発)

タグ:観:園 観:装 観:堰

横山不動尊

ファイル 3113-1.jpg登米市津山町横山本町にある寺院。

五年前に来てて二度目の来訪。目的は池の天然記念物のウグイ。もう一度来てるから他は見ずに、池だけなら軽い休憩くらいで済むだろうとか思っての立ち寄り。
なんか来た方向が逆だったからか時間が違うからか来る道の印象が違ってて、あれ?こんなとこだったっけ?とか思ってたら、前とは別の裏の広い未舗装の駐車場に出た。

ってわけで、裏から歩いた。脇に流れる水路の水がえらくキレイでテンション上がったけど、手前の池はドロッとした藻が生えて少し濁ってた。

さて、カッコいい山門をくぐって、その前の石橋の水路も水がキレイで気分リセット。

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メインの御池はもう湧水池の透明度のきれいな水で、これは単に池を見るだけでも癒されるなぁ、、とか思った。

けど、もちろん目当ては魚。池を覗くとすぐにウグイは目についた。
少々小ぶりかな?尺いかないくらいの魚が多かったけど、ちゃんと群れてたし、心なしかか腹が少し赤くなっているようにも見えた。いやまだ10月じゃ時季違うかな。気のせいかな。

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前回来たときは夕暮れ時で暗めだったから少し見づらかったと思ったけど、昼間は昼間でやっぱり周りが反射して見づらい面もあるね。

お寺の方は前回見たから今回は特に見るつもりもなく、国重文の木造不動明王像(横山不動)が安置されている本堂も、お参りしてる人がいたのでスルーのつもりだったけど、ふと見ると、戸が開いてて中が見えた。
え?特別な日にしか御開帳しないもんじゃないの?と驚いたけど、言えばいつでも開けてくれるらしい。へー。
なので(開けてもらってたのは他の人だし)外から覗いただけだけど、不動明王様を御拝観。平安時代後期のもので、修理による改変がなく手にした宝剣までもほぼ当時の侭だそうだ。(写真はさすがに×)

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じっくり見てまわっていたら、なんか一匹だけやけに色気のある魚がいたのでよーく見てみたらヤマメだった。おやおや、ヤマメが混ざってるのか。

のんびり清々しい木陰で気分良く眺められた。ほっとくとそのまま何十分でも眺めていられそうだったけど、いかんいかん、もう昼過ぎて帰りの時間もそんなに余裕ではないのだ。
と、後ろ髪引かれつつも断ち切って池沿いに戻った。

その手前の池(心ノ池)は水が少々濁ってはいてもひろびろしていい感じだし、むしろ魚は見やすかったりしてまた足を止めた。
そうそうこっちはブラックバスがいるんだよね何故か。
もちろんウグイの群れもすいすいひろびろと泳いでいた。

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そして、やたらと飛び回る赤トンボと戯れながらゆっくり歩いて車に戻った。

こんな感じでで30分ほどの休憩。やっぱ魚のスポットはちょこっとじゃすまないわw
それでもやっぱ、きれいな水の気分いいスポット。寄ってよかった。


ちなみに前回の点景

タグ:動:魚 動:虫 観:池 観:寺 観:重 観:門 観:像 観:然

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