記事一覧

貝田新円筒分水

ファイル 3561-1.jpg魚津市島尻の県道沿いにある灌漑用水分配装置。

さっき行った「東山円筒分水槽」とは片貝川を挟んだ対岸にあって、対を成すような位置なので同じような感じかな?と思って来てみたら、全然雰囲気違ってて最初気付かずに通り過ぎちゃった。

向こうが公園のような観光地に整備されてたのに対して、こちらは如何にも現役の配水装置と言った感じでさりげなく、あ、これが本来の分水槽の姿なのかなと思えた。

駐車場はないので車を脇に寄せて停めて分水槽を見てみた。

柵から覗いてみると下の方に円筒分水槽が見えた。間近には見れないけど柵の間からカメラで全体を撮るにはキツいくらいの距離と大きさだった。

ファイル 3561-2.jpg

流れる水よりも溜まった水がキレイに覗けてこれはこれでいい感じ。っていうか深く覗けてる槽の中心の穴が青くキレイだった。
だけど、ちょっと空の映り込みで白くなってうまく写せないので、周り回って角度を探してみたけど、どこでもあまり変わらなかった。

さて、北側には分水槽に流れ込む水路があって、水路にしては珍しく浅瀬の砂利底でサラサラと流れてていい感じだった。

少し眺めながら歩いてたら大きめのトンボが飛んできた。ヤンマだ。オニヤンマか何ヤンマかわからないけど黒黄の尾の大きめのカッコイイトンボ。ずっと飛んでるので一応カメラ向けてみたけど撮れてないだろうなぁ、、と思った。(帰って見たら一応姿は収められてた)

ファイル 3561-3.jpg

それとギンヤンマも飛んでた。これは色で分かりやすい子。こちらも飛行機に向かって打つ歩兵のライフルのつもりで撮ってみた。(こっちはわりとちゃんと写せてた)
なーんか今日は朝からずっとトンボばっかりでごめんなさいね。

川の方に流れていく太い水路は水量多かったので、これが地下水路で川をくぐって対岸の東山円筒分水槽に注ぐ水路かなと思った。

最後にもう一度、分水槽を覗いてパノラマでとってみた。あんまし変わらないけど少しは俯瞰な感じになったかな。

この日の日誌

タグ:観:水 観:装 動:虫

東山円筒分水槽

ファイル 3560-1.jpg魚津市東山の県道沿いにある灌漑用水分配装置。

日本一美しい円筒分水槽だそうだ。朝出発前に検索した魚津市のスポットで一番目についた水のスポット。
稲作の灌漑用なのでもちろん汲んだり浸ったりはできないけど、コンコンと溢れて流れていくのを見るだけでも気分良さそうに思えた。

まずバス停前に解説の案内板があった。
この片貝川の沿岸地域では水害や水不足が多く、水争いが絶えなかったそうだ。そこで平等に分配する為の組合が明治期に組織され、昭和の戦後になって農業用水利施設を完成させたそうだ。できたのは昭和30年ごろってことかな?
それがそのまま現在も支障なく安定した分配で用水を供給してるそうな。

概要はともかく、丸い造形と溢れ流れる水がい感じ、なるほど「日本一美しい」というのも納得できそう。っていうかよその円筒分水槽はこんなじゃないのかな?(他では八年前に九州で見てた
何より蒸し暑い夏にはヒンヤリ気持ちいい微風を感じられて見てて気分良かった。

ファイル 3560-2.jpg

横の公園がこんもり盛られて高くなってて少し上から眺められそうだったけど、それより奥のバルブの所に登れるのでこっちの方が近くからいい感じに覗けて良く見えた。
田圃も広く見えて、供給する水の流れを想像しながら眺められた。

さて、上から眺めてても蒸し暑いだけなのでほどほどでまた下に降りて、横から水の流れ落ちるのをぐるっと見てまわった。
というのも、角度によってヒンヤリする場所としないばしょがあるようなのだ。
「有形文化財」とか「うるおい環境とやま賞」とかパネルを見つつひと回りしてみると、北側と南側の両端が一番涼しいようだった。

ファイル 3560-3.jpg

涼んだところで田圃を見ながら駐車場に戻った。
田圃にいたシオカラトンボは水の青さを反映したような色に見えた。稲はまだ小さいながら穂をつけはじめていた。

いやじつは鳴き声聴こえるカエルはどこかなーと見てたんだけど、ここでもカエルは見えなかった。なんか今年はカエルと縁がない気がする。。

この日の日誌

タグ:観:水 観:装 観:農 観:一 楽:眺 植:実 動:虫

大沢の地鎮杉

ファイル 3559-1.jpg魚津市大沢の県道沿いにある古樹巨木。

山側から下って来た時は上の段の田圃が邪魔してとくにどうという見た目でもなかったけど、近づいて横に見ると大きく、案内板も立った名のある巨木だったので思わず車を停めてじっくり見てみた。

県指定の天然記念物で、案内によると推定樹齢500年から800年で幹周12m、樹高30m以上の立山杉。
この立山杉という富山の天然杉は、川の上流部には巨木も多いが水田地帯の平野部では珍しいそうだ。わぁ咄嗟に立ち寄ってよかった。つまり山の方で熊の出現を恐れながら歩いた先で見れるような天然杉が県道の脇で見れたってわけだ。ありがたい。(そういえば2015/7/20に熊情報と歩く距離で敬遠した「洞杉」というのも魚津市だったようだ)

ファイル 3559-2.jpg

地面から2mで10本の幹に分かれているのもこの立山杉の特徴だそうだ。
平家の末裔と言われてる大沢氏がこの杉を鎮守として祀ったことから「地鎮杉」と言われてるそうだ。ああ、それで800年なのね。

実も沢山つけていた。グルッと周り見て廻って上側からも引いて見たりした。

ファイル 3559-3.jpg

おまけだけど、道を下って車に戻る途中で横に見かけた防火水槽、キレイではないけどトンボには楽園のようで、シオカラトンボが産卵で水面叩いてた。それは写真撮れなかったけど、赤トンボのカップルは絡みまくってて撮ってくれと言わんばかりに見せつけてくれていた。はいはい。

この日の日誌

タグ:植:樹 植:実 観:然 動:虫

箱根清水

ファイル 3558-1.jpg黒部市荻生の県道沿いにある水汲み場。

駐車場はなさそうなので前にちょこっと停めて小休止。
どんな感じかと思えば、しっかり解説の案内板もあり、公園の一角のように東屋があって憩いの場所って感じになってた。
水は大きな甕からあふれるように流れ出してて爽やかだった。

案内によると、北越街道が整備された江戸時代に発見され茶屋ができて休憩場所になってたそうだ。
ちなみに箱根というのは大きな山と言いう意味だそうだ。
そんな時代から旅人や行き来する人を潤わせてた水なのね。

ファイル 3558-2.jpg

残念ながら空いたPETボトルがないのでドライブの共にはできないけど、備え付けのカップがあったので良く濯いで飲んでみた。うまかった。

それと手を浸した。ひゃっこ。
更に足も浸した。んー気持ちいい。
夏の朝が一気に爽やかになった。

この日の日誌

タグ:観:水 餐:飲 楽:浸

幻想的な蜃気楼の眺め駐車場

ファイル 3557-1.jpg魚津市仏田の8号沿いにある駐車帯。

ちょっと公園のようになってて魚津市の案内やサイクリングコースなどのパネルが立ってた。
まぁ蜃気楼が見えるとは思わないけど一応ちょっと海を眺めてみようかなと思って立寄った。

案内板には蜃気楼は「3月下旬~5月上旬の日中の気温が18℃以上になり海風が吹く日の11時から16時頃」が見えやすいとあった。7月で朝から18℃ある日は問題外だな。

道路側を見るとその先の山々の案内もあった。
東側は朝日でもやーっとしてたけど正面奥の剱岳はクッキリ見えた。

奥に並んだ松の木のトコがこんもり塚になって盛られてたのでそこに上って海を眺めた。

ファイル 3557-2.jpg

海は広く穏やかで、対岸の能登半島は薄っすら見えるのか見えないか程度だった。

北の先をカメラのズームで見ると灯台が見えた。(生地鼻灯台かな?)

正面の海にはボートが浮いてて絵に描いたようなおっちゃんが釣りをしてた。そしてブイにはカモメが停まってた。
飛んでるカモメも沢山いたけどそれは写真に収められなかった。

とくにどうという事はないけど、平日の月曜日の朝にこんなにのんびりと海を眺めてられる開放感が心地よかった。

ファイル 3557-3.jpg

塚を降りて堤の段の所から覗くと海の水はキレイだった。

近くににとまったトンボはチョウトンボでキレイだった。
っていうかチョウトンボって林の近くの池とかで見るイメージだったから海で見たのが意外だった。
けど、目の前がすぐに田圃で大きな山も近いので変でもないのかな。埋没林が見つかるくらいで入善なんかでは海のすぐ前に杉林があったりするし。なんか富山って凄いなと思った。


この日の日誌

タグ:観:P 楽:眺 景:海 景:山 観:船 動:虫

麺道いとう

ファイル 3556-1.jpg魚津市駅前新町にあるラーメン店。

振り返れば今日はちょい食いと飲み物ばかりでまともに食事してなくて、ちゃんと食事したかったけどもう10時、ホテルのロビーでもらった近隣の店のマップには11時までの店もあったので歩いてみたけど、どこも閉まってた。。
魚津市駅は市の中心街だとおもうけど、日曜の夜じゃ少しくらいの早じまいもいたしかたない。と、諦めてたけど、一軒だけホテルのすぐ近くで灯り点いてたラーメン屋があった。

なんかいかにもバーみたいな見た目で中入ったら実はバーじゃないかと訝しんだけど、思い切って入ってみた。

店内はカウンターだけの如何にもバーって感じだったけど、ラーメン屋でメニューあって助かった。

メニューは「コク系味噌ラーメン」「あっさり系塩ラーメン」「たまり醬油ラーメン」で、迷わず塩ラーメンをたのんだ。
欲を言えば、富山だから、ブラックとか入善ブラウンとかあれば嬉しいけど魚津なのでいいか。

ファイル 3556-2.jpg

けどこれが、期待以上においしい塩ラーメンでニコニコ。
これはおおあたり。いい味でチャーシューもいい感じ。鳴門じゃなくて富山の巻かまぼこなのも好感。
おいしかったー

っていうか、よく見たらおつまみメニューもあったのでビールに餃子とか炒め物でラーメンはゆっくり食べればよかったかも?


この日の日誌

タグ:餐:ら

道の駅 良寛の里わしま

ファイル 3555-1.jpg長岡市島崎の116号沿いにある道の駅。

あれ?こんなトコに道の駅あったっけ?とか思ったけど、そういえばむかーし夜中に西から走ってきてこの116号沿いの道の駅で寝たような記憶があるけど、それがここだったのかも?(日誌探したけど見つからない。。記憶違い?)と、アヤフヤだけど、まぁ多分初めての立寄り。

でももう夕方で、日が長いから明るいけどすでに6時。夏じゃなきゃ真っ暗な時間。当然店も全部閉まっててトイレだけの休憩。
の、つもりだったけど、何やら地域のキャラ「わし麻呂くん」があちこちに目について、案内コーナーも開いてたのでちょっと覗いてみた。

良寛の里というくらいだから良寛さまのスポットだらけかと思いきや、この道の駅のすぐ裏の「八幡林官衙遺跡」のアピールの方が目立った。そういえばキャラの麻呂も官衙関係ってことか。良寛さまを期待してただけに何かブレブレな気がした。

ファイル 3555-2.jpg

そして奥の広場にその「八幡林官衙遺跡」の案内板や顔ハメとかが(また)あって、まるでこの広場が遺跡の場所かーとか思わせる感じだった。
へーとか思って眺めたけど、そうではなく、広場の先の森の丘が遺跡だそうだ。
なんと丘の一番高いトコから大型の掘立柱建物が発見されたとか。ん?どういう遺跡だ?官衙はつまり郡衙で奈良時代の地方役所なのに丘の上に掘立柱、、城か?
模型でいいから再現して欲しいなぁ。次回来た時に期待してます。


この日の日誌

タグ:観:キ 観:具 観:庁 道の駅

米粉フェスタinたるが橋2023

胎内市下赤谷にある樽ヶ橋河川公園で催されたイベント。
昨日の一日目は午後から夜まで、今日の二日目は朝から午後まで。まるで丸々一日つながったようなイベントだったけど、朝からゆったりの二日目はなんとなく気分も違ってのんびりできたので別項目にしちゃった。

ホテルから車で来て会場に到着したのがまだ9時半で、開会前だったのでゆったり。
そういえば昨日は中に入らなかった会場の上の道の駅に入った。

ファイル 3554-1.jpg

毎回来るたびに回してるのがやらにゃんのガチャ。今日もバッジが出た。
それと、配ってるの知ってたけどいつも忘れてたマンホールカードをもらった。設置場所は町内だそうでまた今度。

そして、道の駅のメインはやっぱれなぽんコーナー。
やっぱりまた前より充実してたし、いつも一人なのでオタ仲間とワイワイ言いながら見るのが楽しかった。

で、10時に下に降りて「米粉フェスタ」
(昨夜の駄菓子しか)食べてなかったので早速屋台に進んで、去年は長い列できて昼には売り切れになってたチキンステーキ購入。
まぶした米粉がカリッとしておいしく食べ応えあり。
裏の胎内川を眺めてのんびり食べた。

それと、やっぱり去年気が付いたら売切れてたレアチーズクリームシュー。
これもシューは米粉かな?暑い夏にぴったりのシューアイス。

ファイル 3554-2.jpg

ステージでは胎内のフットボ-ルチーム紹介とチア―のダンスが始まってたけど、おかわりで胎内焼きを買って食べてたので、テーブル座ったまま遠くから眺めてた。

けど、後半でまた浴衣のぽんちゃんりったん舞台に上がって来てたのであわててステージに駆け寄った。

そして、また今日も屋台紹介にまわってきて間近でお二人を観れて声聴けた。撮影NGなのでここらへん写真無し。神イベントだけどそれだけが残念。

ステージではご当地ヒーローフラスターのショーや、よさこいの演舞。ステージ近くに寄ったり、飲み物買って木陰で休んだりとのんびり。

ファイル 3554-3.jpg昼からまた去年に続けて新潟のアイドルグループ「コーテシー」のライブ。
去年は撮影OKだったけど、今年はNGになってたので写真無し。さすがに去年よりパフォーマンスしっかりしてなかなかいいじゃんと思えたけど、声援やコールはおとなしくて勿体なく思えた。

そしてメインイベントのぽんちゃんりったんトークバトル。
いいコンビで、いい感じでグダグダで、まとまりよく楽しくいい時間だった。もちろん写真無し。(二日目項目分ける必要なかったかも。。)

そしてまたオタ仲間と喋りながらゆったり。
氷水で冷やしてたレモン水とかお茶とかの安めの飲み物が売り切れになってたので「氷イチゴサイダー」とか飲んでみた。しっかり苺の味だった。

2時過ぎになるともうどこの屋台も店じまいムード。
最後にやっぱり素直に普通にカキ氷を買ったら、オタ仲間みんなオレもオレもと追従して氷で乾杯。

ファイル 3554-4.jpg

3時前には閉会で、ステージ前で写真撮ってた出演者さんたちも裏に戻った。
ゆったり充実の満足なイベント最後まで見届けて道の駅に上がった。

で、しばらくまた道の駅の前でみんなと出待ち。10分ほどでぽんちゃんりったん上がって来て見送って解散。
いい夏だった。


ちなみに去年の点景  この日の日誌

タグ:楽:催 楽:推 楽:演 餐:肉 餐:飲 餐:冷 景:川 道の駅

はまなすの丘展望台

ファイル 3553-1.jpg胎内市桃崎浜の345号沿いにある駐車場。

この胎内市の海沿いの国道はずっと林と畑の区間で、唯一開けて海が見える区間にあるのがこの駐車場。
そういえば今まで認識なく一度も寄ったことが無かったのは、ほとんど手前で113号に曲がってたからで、そう思えばこの区間の345号を通るのはかなり久々かもしれない。

さて、朝の軽いドライブも胎内市内だけど決めてしまうとかなり時間余裕で、ちょっと海を眺めるだけの休憩も、時計を気にせずゆったり。車場から先の東屋までゆっくり歩いた。

ファイル 3553-2.jpg

で、東屋に近づくと沢山のスズメが飛び出してきた。どうやら屋根の内側の隅が巣になってるらしい。とって食べるわけじゃないから仲良くして欲しい。いや、逃げた方が落ち着くかw

青い日本海は広く見渡せた。
夏だからさすがにもやって佐渡や粟島は全然見えなかったけど、すぐ手前の洋上石油プラットフォーム(岩船沖油ガス田)はよく見えた。国内唯一の石油掘削塔だけど、見かけてうおぉーと沸くのは僕だけだろうか?

さて、時間も余裕だし海浜植物の花の案内板もあったので、丘の周りを見ながら浜に下ってみた。

さすがにハマナスはもう時季ではなく一輪も咲いておらず、オレンジの実がなってた。

ファイル 3553-3.jpg

パッと見草ばかりに見えるけど、よく見ると小さい花はたくさん咲いていた。
薄桃色のカワラナデシコという花がおもしろかわいかったし、青いナミキソウというのは道のまでせり出して小さい花を並べて咲かせていた。

草原の下中断まで下りて浜を見ると、砂ではなくて砂利の浜だったので、あ、これは足ぽちゃしても砂まみれにならずに戻れるかも!とか思って浜まで下りて、サンダルのまま波打ち際まで詰め寄った。

っていうかやっぱり新潟は海の水キレイよね。笹川流れとかじゃなくても波の断面水槽かって感じだし、足ぽちゃ写真なんか川だよね。水もぬるすぎず冷たすぎず丁度よくてしばらく浸ってた。

ファイル 3553-4.jpg

さて、うまーく砂っぽいトコを踏まずにコンクリ斜面に後退したけど、やっぱそれでも砂利や砂はまとわりついちゃってたので、斜面を上がった中断で腰掛けてサンダル脱いで足を乾かした。
けど、暑い夏とはいえ朝はそこまで日差しつよくなく足もすぐには乾かなかった。

結局、砂利が払えるくらいまで乾けばもういいかと半端な感じで上にのぼったものの、上の駐車場のトイレには足が洗える蛇口があってなーんだって感じだった。

ファイル 3553-5.jpg

足洗って車でタオルで拭いて、さて何時になったかと時間見たら20分くらいしかたってなかった。ゆーーっくりしたつもりだったけどそんなもんか。
最後にまた海眺めて、車越しに風車の写真撮ったりしてぼちぼち出発した。

この日の日誌

タグ:景:海 景:浜 楽:浸 観:工 観:装 観:P 植:花 植:実

乙宝寺

ファイル 3552-1.jpg胎内市乙にある寺院。

胎内市の観光案内で国重文の三重塔がある寺と知って行きたいと思ってたんだけど、やっぱりお寺ってなかなか足が向かず、今日やっと来れた。

来てみたら以前の113号の軒先区間にある寺で、ああ、このお寺があるからわざわざ集落内の道が国道指定されてたのかと思えた。そんなわけで何度か通ってた見憶えあるトコだった。ここだったのか。

で、猫のいる広い駐車場に停めて境内案内図を見てから歩いた。

まず惣門をくぐった先が本坊。現役の寺って感じ。おおきかった。
その横に方丈殿という新しそうなお堂。その前には推定樹齢400年という「オオバガシ」があった。弘法大師の箸が根付いた木という伝説だけど、、400年だから何代目だろうかね。

ファイル 3552-2.jpg

中門を抜けると三宝荒神社(寺の系内に神社があるのね)、そして赤い六角堂があった。昔は五重塔があった場所だそうだ。

そして大日堂。正面に足場が組まれてたけど大きかった。これが御本堂かな。何度も焼失して割と新しいものだそうだ。

このあと、境内の奥の方の血の池というトコに歩いてみたけど、お墓の先の方で池がどこだかわからなかった。。干上がってたのかな?案内無くよくわからず諦めて戻った。

そしてそして三重大塔。おおかっこいい。
元和6年(1620)竣工の江戸時代初期のもの。村上氏が寄進だそうだ。ってことは上杉の時代には五重塔だったのかな?
屋根の端があまり反り返ってなくて優しい落ちついた造り。屋根は柿葺きだそうだ。林の中で木々に囲まれてても写真に収めやすい高さでバランスよく緑との調和もいい姿の建造物。しばらく眺めて写真撮ってまわった。
それと足元の苔の緑もさわやかでいい感じだった。

ファイル 3552-3.jpg

最後に仁王門。完全に逆からまわってたね。
延享2年(1745)改修で奈良時代創建当時の木材が使われてるそうだ。その中にある鎌倉期のものとされる仁王像は修復事業寄進のお願いが看板で立ってた。

ファイル 3552-4.jpg門の前には弁天堂を囲うように池があって、スイレンも咲きコイも寄って来た。(水は濁ってた。。)
この弁天堂も寛文8年(1668)再建という江戸時代中期ものの茅葺屋根でいい感じ。見どころ多すぎる寺院だった。

さて、正面に出ると旧国道のルートの折れる所。ここを真っすぐ行った先に「どっこん水」の水汲み場があるんだよな。と思い出し、そこまで歩こうかとも思ったけど、いや、駐車場あるから車で行こう。。と、車に戻った。

 
 
ファイル 3552-5.jpgってわけでちょっとオマケ。「どっこん水の里」
ここは「きのと観光物産館」という所だったんだけど、物産館はラーメン食堂になってた。でもメニューが興味深かったので開いてる時間に来たかったな。。

それはそうとどっこん水、案内のパネルに線が引かれてて文字の塗料剝がされてた。。え?廃止?とか思ったけど水汲み場は元気に水を流していた。どういうこと?
しかも水汲み場はステンドグラスみたいに切り抜きで御当地キャラのやらにゃんにもなってたりして。。

ファイル 3552-6.jpg

よくわかんないけど空きPETに水汲んだ。手も浸して気持ちいー。

実はここ、14年前にカメラ落として水没させちゃった場所(点景にしてた、、。今日は落とさないように気をつけた。

ちなみに「どっこん水」は、かの弘法大師が独鈷杵という仏具で突いて沸き出たという伝説からそういう名になったという水。昔はここら辺まで寺の境内だったのかね。
っていうか、さっきの弁天堂の池もこの水流して清らかにすればいいのに、、とか、血の池も、、とか余計ないこと考えつつ、消された案内板に不安をおぼえつつ、出発した。

この日の日誌

タグ:観:寺 観:塔 観:重 観:像 観:池 観:キ 植:樹 植:苔 植:花 観:水 楽:汲 楽:浸