礼文町船泊村ウエンナイホにある旅館。
まぁお世辞にも立派なホテルとはいいがたい懐かしい感じの旅館。部屋は階段で二階、和室でトイレ洗面台も共同。だけど、雰囲気はよく、風呂も大きく、早い時間だったから独占で悠々浸かれた。
のんびりしてたらすぐに食事の時間になった。
食事は一階の広間で畳だったけどイスとテーブルで楽な感じ。
そして品数多い夕食で思わず「わーお」
っていうか、ウニいた!やっと会えた。うれしくてウキウキだった。(稚内でちょこっと食べたの忘れてた)

いやこれうまいわ。やっぱうまいわ。うにいいわ。礼文に来てよかった。
そしてカニも小ぶりながらしっかり甘く、魚は刺身もうまいけど煮魚がいいんだよね、これはエゾメバルだそうだ。ああ、稚内の水族館で見たやつだ。
もう魚介がうまいとお酒のみたくなっちゃうよね。ってことでお飲み物メニュー。
ふつうに日本酒のもうと思ってたんだけど、焼酎が芋・麦・昆布とあって昆布焼酎とかどんなか興味もったのでたのんでみた。で、もともと熱燗にしようかと思ってたのでお湯割りでいただいてみた。
イヤぁ口に合わなくてもネタになるだろうくらいの気分だったけど、これが意外とおいしくて飲みやすくてよかった。料理のうまみも増して気分もよかったのでおかわりして3杯ほど楽しんだ。
ところで、自分以外のお客は皆さんご夫婦で一回りくらい上の方々って感じ。聞く耳立てたわけではないけど、自然と入ってくる他の客の会話によると、みなさん礼文は初めてではなくリピーターのようで、3回目とか5回目とか大好きらしい。そんな人たちが選ぶ宿に泊まれたのは光栄だと感じ、なるほどの料理だなと思えた。
で、ゆっくりチビチビ飲んで味わってたら、最後に残ってたご夫婦のご婦人に話しかけられて、初めて来たというと「じゃああそこは行きました?」と各スポットの話になって、自分は今日割と行きつくしちゃったかなぁ、、と思ってたんだけど、まだ行ってない所で是非とオススメのスポットとか教えてもらえた。とても感じのイイ人だったので楽しく話せた。
そして翌朝。
もし早起きしちゃって朝食まで時間を持て余しそうだったら、宿の目の前の「久種湖畔展望台」に登ってみようかなぁ、、とか思ってたけど、そこまで早起きでもなく普通に起きて、風呂入ってゆっくりしてたらすぐ朝食だった。
朝はあっさりだろうなと思ってたらアニハカランヤ、焼き魚に煮魚がしっかりしつつホテルバイキングの品コンプリートくらいの朝食だった。
煮魚がおいしかったから何かと聞いたらトビウオだそうだ。へええ。出汁だけじゃないんだね。
焼き魚は見るからにホッケだけど、締まっててしっかりしたたくましいホッケだった。おいしかった。

昨夜、色々話を聞かせてくれたご婦人から「もし迷惑じゃなければ」岬の入り口まで夫婦二人を乗せてってほしいと言われて、、、んー、少しの間ならあの後部座席、、いや荷物もあるしなぁ、、と考えつつ「スミマセンうちの車二人乗りなので」と断ってしまった。こころぐるしい。
あと、朝は旅館の主人にも「いい車ですねぇ」と話しかけられた。自分の車もホンダ車なので余計に気に入られたようで、「この車は礼文で走ってるのは見たことないですね」と言われた。島の車事情とかも聞けて面白かった。
部屋で荷物まとめて窓から外を見たら、早朝より雲が薄く晴れそうな感じがしてきた。予報の晴れ間が見えるかもしれないというのは期待していいのかもと、気持ち上向きでチェックアウトして出発した。

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礼文町船泊村にある希少草花の群生保護地。道指定天然記念物。

入口まで進んだときは少し距離あったかのような気がしてたけど、花を見ながらゆっくり進んでたらすぐに出口。そういうもんだね。
礼文町船泊村スコトントマリの礼文島西北端の岬。
そしてその先の「最北限の地スコトン岬」とあった石砂利で平らに整った出城の展望台。まぁそりゃ低い分上の道の端ほどいい眺めではなく、島の北の端とはいえ、宗谷岬よりは南なので北海道の最北端というわけでもないので、下ることもなかったかもな、、とか思った。
礼文町香深村にある海岸の岩の展望台。

これはナイスな場所にいい感じの岩があってよくぞ展望台にと思えた。雨でも登って良かった。
礼文町香深村モトチにある岩の景勝地。




寒いのでホットの限定オリジナルブレンド。
利尻富士町鴛泊港町のフェリーターミナルにある食堂。

利尻富士町鬼脇沼浦のオタトマリ沼の前の「利尻富士町レストハウス」にある売店。



店の中は写真や切抜きや手書きの案内が壁一面に色あせつつ貼られてて面白かった。上にはメニューも並んでて「ミルピス」だけじゃなくいろんなジュースがあって興味そそった「のぐみ」とか「こくわ」とか「ギョウジャニンニク」「利尻昆布」なんていうのもあった。

そして、大瓶の原液を勧められた。まぁそういうことだよね。
利尻富士町鴛泊湾内にある湖沼。

雨はパラパラから小雨になってきてて、半分森の木々が防いではくれたものの半濡れで正面まで戻った。一周24分だった。