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コメダ珈琲店 水戸元吉田町店

ファイル 3809-1.jpg水戸市元吉田町の県道沿いにあるチェーンの喫茶店。

今年は自宅のエアコンが壊れた灼熱の夏。職場近くの秋葉ジャンク街で8000円で買ったタブレットPCを持ち歩いて、ホテルやこうした店で作業するという事を夏の避暑の目的の主旨として廻っていた。
で、店として利用してたのが、マックとガストとこのコメダ。
とくにコメダは今まで数回くらいしか入ったことなかった店なので、この夏の特別として印象的。なので、最後に入った此処だけは点景項目にしてもいいかなと上げてみた。

今日この水戸では「水戸石川店」が満車っぽくて入れなくて諦めてたのでダメ元で来てみたらすんなり入れて嬉しかった。
やっぱ午前中は混むのかね。
そういえば毎回午後の店が空いたときに来てゆっくりしてたので、モーニングを食べるのは初めてだった。
なるほど、トーストは半分とはいえ大きめでしっかりしてておいしかった。
コーヒーはいつも「アイスオーレ たっぷりサイズ」だったけど、今日は涼しかったのでホットで「カフェオーレ たっぷりサイズ」。ゆっくり飲めた。

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実は、昨日今日と泊った宿でWi-Fi接続ができず、8000円のsurfacePROもとうとう壊れたかー、、と思ってて、文字打ちだけでもできればいいかなと思って開いたんだけど、ここでは普通に接続できた。
あーやっぱり宿のはWi-Fiが5Gだったからっぽいなぁ。。古い機種だからなぁ。と、つながってホッとしつつ、宿のWi-Fiは規格までは予約する時調べられないから賭けだなぁ、、と汗汗。
ネットつなげて作業できて捗った。ナイス。

で、僕はいい客なので、コーヒーとモーニングだけでずっとというわけではなく、昼になったらちゃんと昼飯も注文。「お月見祭」というキャンペーンの限定品の「お月見フルムーンてりやきバーガー」というのを食べてみた。

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コメダのこうした料理メニューは逆メニュー詐欺とも言われるくらい実物は大きくボリュームがあると評判で、おススメと言われてたカツサンド(かつパン)なんかはやっぱりでかいなぁと感じたけど、こちらのバーガーはさほどではなく、バーガーキングくらい?食べやすくてよかった。

ファイル 3809-4.jpg店は程よく混んでたけど見る限り空いてる席がない程ではなかったのでゆっくりキリのいいとこまで作業して三時間ほどで店を出た。雨は上がってたので雨宿りにもなった。ナイス。


この後は気温下がったので、実質的にこれがこの夏最後のコメダになった。
今夏のドライブでは成田ニュータウン店、西那須野店、印西牧の原店、と、この水戸元吉田町店の四店を利用したけど、そういえば一番近所の松戸北小金店はいかずじまいだった。
どの店も変わらず落ち着けたし同じようにPC開いてる客は多かったので気にならなかったけど、アプリで見るとWi-Fiのない店もあるので調べてからじゃないと怖いのがちょっとネックに思えた。

その点一番よかったのはガスト。Wi-Fiは必ずあるし、PC開いてる客も必ずいるし、テーブル広めで、ドリンクバーがある。まぁドライブ仲間で駄弁りに来る時のようにガバガバ飲んだりはしないけどね。

そして意外とよかったのがマック。たまたまかもしれないけど電源が近くて使いやすかったし、Wi-Fiの接続も楽だった。周りのうるささも意外と気にならないもので、モバイルオーダーが慣れると楽だった。(普通に並ぶと定員に見向きもされなかったりして困ったりもした)

そこまでして作業進めても全然追い付かず、この夏の点景を書くのはずーっと先になった。やっぱり作業内容を考え直さなきゃなぁ。。
点景は文章なくそうかなぁ。。

この日の日誌

タグ:餐:飲 餐:麭 餐:ば 楽:験

真岡城跡

ファイル 3808-1.jpg真岡市台町にある城跡。

以前から真岡の市街を通過する時に城跡っぽい丘だなぁと思ってたトコはやっぱり城跡で、車停めれるトコがあったら寄ってみるのになぁ、、といつも思ってた。
で、
今日は時間も早く余裕なので、その城跡っぽい丘の周りを停められそうなトコ探してまわってみてたら、その丘の上の公園に駐車場があったので停めて歩いた。

その公園は「城山公園」という名前なのでそこが主郭かと思いきや、全然違ってて、前の道の先の小学校入口の「真岡城について」という案内板が目について行って見てみたら、真岡城跡はモロにこの小学校の敷地そのままで城跡公園は城外だった。小学校じゃしょうがないなぁ、、と諦めた。

この真岡城は宇都宮氏縁者の芳賀氏の城で、慶長2年(1597)に豊臣秀吉によって宇都宮氏が改易になって廃城となったそうだ。

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それでは城山公園の方は何だったんだろうと公園に戻ってみたら、「真岡陣屋跡」とあった。こっちは江戸時代になって真岡藩が廃藩になった後に幕領となり寛政9年(1797)に陣屋を構えたそうだ。(その間の真岡藩の藩庁はどこだったんだろ?)なんで城跡につくらなかったんだろうか。

公園の陣屋跡の案内の先はこんもりと塚になってて赤い鳥居の並んだ稲荷神社になっていた。
のぼってみたら祠は屋根付きの小屋にあって、祭りのポスターやここからみた日の出の写真などが並んでた。

あとは公園はだだっぴろい広場だけだった。

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端まで歩いたけど眺めは三階くらいの高さで町を見下ろすというほどの展望でもなかった。。
なんかイベントでもやってるっぽい音が聞こえてきてたけど、どこからの音かわからなかった。

でも端まで歩いたおかげで、戻る時に小学校側も坂の途中から端の上に登る坂道があるのに気づけた。ので、駐車場を一旦通過して前の道を横断してその坂を上ってみた。

登りきると城山公園より少し高く、少し眺めがよかった。東屋もあって坂の下の行屋川水辺公園から続く公園の一部のようだった。
そしてそのまま小学校校庭の端の柵の外の道へ進むと、水辺公園の方からはゆっくり登ってくるスロープのような坂道が横たわって見えた。

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土曜で良かった。平日に来て小学生登校してたらなんか気まずいくらい校舎のすぐ前の道だった。そういえばさっき正門前の「真岡城について」にあった現状図と校舎の配置が全然違うなぁ、、と思ったけど、建物は新しめの近代的なデザインに見えたので建て替えた新校舎なのかもしれない。

で、道はその校舎の先の裏門までだった。その裏門の前の裏の校庭が現状図によれば二の丸跡で校舎があった場所。ちょっと覗くと植え込みの先の一段低くなってる野球やサッカーのグランドが本丸跡らしい。
まぁしっかり小学校として整備されているので遺構もなさそうだしこんなもんかね。この裏門から公園に下る階段もあったけど、下っても仕方ないかと此処で折り返した。公園への階段上からは長蓮寺の太鼓櫓が見えてカッコよかった。(実は此処から階段下ると搦め手門虎口とか土塁とか堀跡とかあったらしい。。)

ファイル 3808-5.jpg戻って来るとさっきの端の東屋から行屋川水辺公園の口方向が望めた。やっぱここが一番眺めいいね。櫓を建てるならここだね。東屋を櫓風にしちゃえばいいのに、なんて、だんだん自分も邪道になってきたなぁ。

まぁ城としてはパッとしない城跡だけれど、散歩にいい感じだったし、気になってた所だったので些満足。

この日の日誌

タグ:観:城 観:園 観:宮 景:町

道の駅 きたかわべ

ファイル 3807-1.jpg加須市小野袋の県道沿いにある道の駅。

まあまあよく通る道沿いだけど、いつも混んでるわりに小さな駐車所という印象でほとんど通過してるので、余裕ある今日はたまにはと寄ってみた。五回目の点景。いや、結構寄ってるじゃん。
今日は意外と空いてて悠々停められた。

さてここは蕎麦がうまい道の駅。そんなにおなかすき過ぎてるって程でもないので蕎麦で丁度いいくらいかな。
何か店も空いてて券買ってスンナリ席につけた。人気も分散して来たかな。

たのんだのは「冷やしぶっかけそば」と「なまず天」ここでも鯰やってたんだっけね。

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あれ?蕎麦こんな感じだったっけ。
そういえばいつもはざるそばだったので冷やしとはいえ汁に浸ってるタイプのものは初めてだったからか、なんか思ったほどでもなかった。
そしてナマズもクセなく食べやすかっただけに印象薄くちょっと蛇足に思えちゃった。あれー、無理にここで食事しなくてもよかったかも―とか思ったけど、もう今日はここらで宿検索して決めちゃいたかったので、食べ終わってからそのまま席で宿検索休憩。

今日は安宿少なくどっちでとろうか迷って難航。
窓からは自分の車が見えるんだけど草木で隠れてて微妙だなぁ、、とか思ってたら、車の下からなんか出てきた。
ネコより小さくネズミより大きくイタチかな?テンかな?(イタチっぽい)道の駅内を行ったり来たり素早く走り回ってたのを眺めた。

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一枚くらいうまく写せたらいいなとカメラ向けたけど、素早くてなかなかシャッター合わず、予測で構えて切ったシャッターがまずまずうまく写せてたので満足。
イタチって「ガンバの冒険」では茶色い下っ端でも鋭く恐ろしい猛獣のイメージだけど、実物はかわいいよね。
楽しめた寄り道の点景になってよかった。

ちなみに前回の点景 この日の日誌

タグ:餐:麺 餐:揚 餐:魚 動:獣 道の駅

若鶏の丸焼き くろさわ 西原店

ファイル 3806-1.jpg常総市本石下の県道沿いにある若鶏の丸焼き専門店。

随分前からのお気に入りで以前はよく寄って買って帰ってたけど、ここのところご無沙汰で暫く寄ってなかった。午後だと売切れで早じまいしてることも多くて通過という事も続いてた。

今日は午前中だから間違いないだろうと来てみたら、まぁ思った通り混んで店前に列ができていた。

ファイル 3806-2.jpgまぁ列と言っても販売なので飲食店のように待つわけではなく、数分とかからずに店に入れた。
ガラスケース内にずらっと並ぶ若鶏丸焼き。これが毎日飛ぶように売れているのだから鶏も大変だよねぇ。

もちろん丸焼きを買っても食べきれないので、ドライブの友に買うのは奥のウイング(手羽元)か手羽先で、いつも大概キレイに食べれそうなウイングを買ってて今日もそちらを五つ購入。

そして車に戻って一つ取り出して食べながら出発。
んーやっぱうまい。
醤油のきいた絶妙なたれの味付けは丸焼も手羽も一緒なので、これで充分味わえるのだ。

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でもさすがに食べながらの運転はちょっとせわしなくてよろしくないなと思え、(有形文化財の案内に誘われつつ)適当に裏に進んで見かけた「ほっとランドきぬ」というゴミ処理施設の公園の広い駐車場で停めて残りをゆっくり食べた。

そういえば昔からウイングとかはサービスでいつも一つ多く入ってて、五つ買ったら袋には六つ入ってた。物価高の昨今になってもそれは変わらずで嬉しかった。

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まぁこれ、普段ならこんなゆっくり休まずにそのままドライブしながら食べてただろうけど、この連休は遠くまで進むつもりもたっぷり走り回るつもりもなく、ちょうど高知の子の配信も始まってたので、それ見ながらゆっくり味わってくつろいだ。

いやぁ、こんな連休は初めてだ。
余裕と言えば余裕だけど、勿体ないと言えば勿体ない。
贅沢で優雅でいつも以上に気侭な午前中の寄り道。

ちなみに前回の点景 この日の日誌

タグ:楽:買 餐:肉

焼津ぶしうどん しょうた 焼津本店

ファイル 3805-1.jpg焼津市惣右衛門にあるうどん店。

150号の交差点で信号待ちで「焼津ぶしうどん」という看板を見かけて思わず曲がって来てみた。ら、店は工場敷地内にあって、「水産加工会社の直営かな」と思えた。
車で進むと倉庫の前の詰所を改修したような店の前には行列ができてた。。その奥が駐車場になってて工場側には停めないように書かれてて、満車っぽかったので諦めようかな、、と思ったら奥の方で停められたので並んでみた。

11時苺過ぎで5組10人ほどの待ちで、快晴で気温暑くなってたからやっぱやめようかなーと思ったけど、折角のだから、他に店探す方が手間だからと、「日傘用」と用意されてた傘をさして気長に待った。(並んでたので店の写真は撮れなかった。。)

ファイル 3805-2.jpg20分ほど待って店内に入り、食券買って席着いて、ひとつ無料の半熟ゆで玉子を食べて待った。
店内壁に大漁旗とサインはありがちな感じだけど、他にカツオを捌いて焼いて加工する工程の写真が並んでて、水産会社の直の本格的な味を期待できた。
たのんだのは「焼津なまり冷やしうどん」。とり天か肉か迷ったけどやっぱなまり節そぼろのカツオスペシャルで攻めてみた。
並び始めてから30分で料理出された。(ああ、昨日と同じくらいだw)

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うん、さすがにうまい。削りたてという新鮮な鰹節は勿論いい風味だしなまりのカツオらしさもよく、冷えた汁もいい味で堅く香ばしく、そして麺が意外なことにパスタのような平麺で面白かった。

高知が好きな自分としてはカツオといえば高知だけど、実は焼津の方が漁獲高は全然上で五倍以上で断トツ、たたきもうまいのかなぁ。。だけど鰹節の加工においては枕崎が断トツで焼津の倍だそうだ。あー枕崎は町からして鰹節の匂いだらけだったからねぇ。まぁ枕崎なんて滅多に行ける距離じゃないし、静岡でこういう美味しいものが食べれるなら全然嬉しい。「焼津鰹節」おいしく食べられてよかった。

けど、食事としては並んだ分のマイナスでトントンかな。

店を出ると、昼寸前でさすがにさっきよりも並ぶ列は長くなってた。わぁ、この時間に来てたら諦めてたかも。
並んでる人がいるとやっぱり写真は撮りづらく、さりげなくと思ったけど睨まれたので店の写真はあきらめてすごすご車に戻った。

この日の日誌

タグ:餐:麺 餐:魚 餐:卵 楽<待

能満寺山公園

ファイル 3804-1.jpg吉田町片岡にある山の城跡公園。

「小山城」という案内で来てみたし、駐車場にも「小山城」とはあったけど、公園名は「能満寺山公園」で、寺の裏にある山の公園という事らしいのでそちらを表題にしたけど目的はその小山城。
たまたまだけど来てみたら山の上に模擬天守が見えて気分上がって、このくらいの山ならと登ってみる気にもなった。

で、まず案内に沿って進むと、どうやら門をくぐってしっかり寺に進まなきゃならない形だった。寺も公園の内なのか、寺が管理してる公園なのか、なんかやだなぁ、、と思いつつ門をくぐって進むと、寺の本堂は別の小さな門と塀に囲まれてたので通り過ぎても気にならないような感じだった。
けど、
ふと脇にあった「小山城」の解説を見ると、その隣には「国指定天然記念物 能満寺のソテツ」とあった!え?なに?どれ?と思ったらそれが小さな門の中の本堂の前だった。

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それまではササっと通り抜けるつもりだった寺だけど国天然記念物といわれりゃ足が止まるよね。門からちょっと覗くだけのつもりが結局全体が見たいとどんどん中にお邪魔してたっぷり眺めてしまった。

日本三大ソテツのひとつだそうで、高さ6m、東西に8m、南北に11m広がった雄株だそうだ。平安時代に安倍晴明が植えたそうな。へええ。
後に徳川家康が気に入って駿府に移植したけど、「帰りたい」と夜な夜な泣くので戻されたという伝説もあるとか。へええ。

なんかこれで満足しちゃって城に登るの忘れそうになったw
そして進むと急な階段。いやぁもうソテツだけでいいよね。いいよね。と言いながら結局登っちゃった。

ちょこっと上ると石段は立入禁止。ちょっと怖いくらいの急階段なので横の女坂が登るルートになっててよかった。

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女坂ルートは掃除してる人とすれ違った。登り切った上の虚空蔵尊の前でも若い人が掃除をしてた。行き届いた公園と好感持てた。いやどこも月曜はこういうもんなのかな。でも祝日だよなぁ。ごくろうさまです。

そして虚空蔵尊の先に進むと模擬天守が見えた。ちらっと見つつ、本丸の方から上がる順路。
本丸の広場も一目見渡してから堀を渡って二の曲輪に出て、本丸からの虎口に架かった橋の前に三日月堀を眺めた。変な堀だなぁーと思ったけど、それこそ武田の城の特徴で模擬天守以上の城としての見所。まぁ僕はシロートだからサーっと見て模擬天守の展望台に進んじゃったけどね。

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犬山城型模擬天守の展望台小山城は朝日を背に堂々とかっこよく見えた。中は展望台と資料館で入館料200円だった。
ケチる額ではないけど、ここに来るまでどこにも料金の事が書かれてなかったので少し面白くなかった。

中に入ると城の帽子の吉田町ご当地キャラ「よし吉」がなんかいいデザインで和みつつ、150/1のおおきな模型があって好印象。
建物は何もないけど心臓のような形に堀と土塁の城の姿。昔は麓は川に囲まれていながらも能満寺はちゃんとそこにあったんだね。土塁と濠で囲まれてるけどw あ、ソテツもあるw
あとは鎧と武具のあっさりした展示でササっと見て階段を上がった。

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んん、いい眺め。まず北側は山方向、足元の城内は三日月堀も三日月に見えた。
東方向と西方向は城内の森の木で眺めはなかったけど、南側は吉田町の市街から少し遠い海まで広く見えた。正面やや右の日蔭になった建物が町役場らしい。海はカメラのズームではきらめいて見えた。
他に誰も上がってこなかったのでゆっくり二周して眺めてくつろいだ。

展望台を下りて今度は西側の森の方へ進んだ。こっちから見上げる展望台もカッコイイ。所謂量産型の観光天守楼だけど、素直にカッコイイと思えるのは年とったからかね。十二現存天守全部行って、結局城としては天守じゃなくて構えと造りだーとか思いつつ、そんなに詳しくもないくせにマニアックにこだわってもしょうがないじゃんとか思えてきた。

さてさて、天守天守言いつつこっちに来たのは森の中の三重堀。
これはそれぞれ三日月型の湾曲で並んでて武田の城のエッセンス満タンの貴重な遺構だそうだ。ちょっと木々繁っちゃってよく見えなかったけどね。(やっぱ城は冬に来るべきだよね)真ん中の堀は水溜りになってるのが見えた。
案内には「落城後身を投げた武田方婦女子の化身した赤い唇の蛭が住むようになった」という伝説があるそうだ。

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三重堀の森を抜けると吉田町郷土資料館があった。もうここは城外らしい。小さな城だなぁ。
郷土資料館に入ってみたら、古民家の部分再現やレトロ玩具の展示などあったけど、ただ並べてあるだけって感じで(昨日寄った資料館がよかっただけに)なんかちょっと残念な感じ。すぐに出ちゃった。

あとはまた城内に戻って馬出しの方から三重堀を覗いたりしつつ、三日月堀をまわって虎口の橋渡って本曲輪を歩いて女坂に戻って下った。

ファイル 3804-7.jpg下って来たら駐車場前の売店が開いてたのでちょっと覗いて、ご当地サイダーとかあったので購入、店内に腰かけるトコがあったので飲みながら休憩して店の人と話してたら、後から来た地元の人っぽいお客さんも加わって城の話しや地域の話を色々と聞けた。詳しいなぁと思ったら隣りの牧之原市の観光協会の人だった。

この小山城は最初は今川の砦で、武田が攻め取って修築して城にし、徳川と最前線として激しい戦いが繰り返された場所。「上の模型ではここら辺川になっちゃってましたけど」というと、「その頃はこっちの方が大井川の本流になってた」んだそうだ。ああ、そういうことか。昔は水害の多い地区だったそうでそういう話も聞けた。15分くらいゆっくりしちゃった。

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タグ:観:城 観:楼 観:園 観:寺 観:館 観:模 観:キ 観:然 観:伝 楽:登 楽:眺 楽:話 植:樹 餐:飲

相良サンビーチ

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牧之原市相良の太平洋に面した砂浜の海岸。

昨夜泊まった宿が、防風林と国道を挟んだ海の前の二階の部屋なので、これは朝起きたら目の前海かなーとちょこっと期待してたけど、Wi-Fi不良でやむなく山側の部屋に移動。安い以外いいトコひとつもない宿で起きて、出発しても宿のニオイが鼻に残って気分悪かったので、海くらい見ようと海辺に出てみた。

防潮堤で道からは海は見えず、路駐で階段上って堤の上から眺めてみた。丁度目の前が朝日昇った東方向で、輝く海が青くのびていた。
右に見えるのが御前崎の灯台かなーと思ってカメラをズームさせてみた。尖がって見えたのは手前の御前崎港のキリンのクレーンで、灯台は分からなかった。(帰ってから見たらもーっと右に写ってた。上の写真の真ん中あたり)

けどそういえば浜で遊んでる親子とかいるし、手前左には停まってる車があったので、どっかに入り口でもあるのかなと移動してみたら、少し先にゲートが開かれて広い浜の駐車場に出れるトコがあった。

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ってわけで浜辺で休憩。
久々に車体に海を映して写真撮ってみた。CR-Xに乗ってた頃はよくこういう写真撮ってたよなぁ。。と思いつつ、最近はよくこの車も撮るようになったよなぁと思った。

波打ち際まで歩こうという気はなく、ここでのんびり海と空を眺めた。

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しばらく汐風浴びてニオイも飛んだ気がして満足して出発した。

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タグ:楽:眺 景:海 景:浜

宝明楼

ファイル 3802-1.jpg牧之原市相良の150号沿いにあるラーメン店。

店はなさそうで夜はコンビニかなぁ、、と思ってたトコで見かけた店。そうそうこういう入りやすそうな店がいいのよ。
と思ったけど、やっぱり日曜の夜なんかは家族連れと飲み客でちょっとタジタジ。カウンター席あったからよかった。

たのんだのはラーメンと半焼き飯。
出てきてみたら、なんか思ってた以上にちゃんとしたおいしそうなラーメンだった。

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嬉しくなるような普通の醤油ラーメンだけど、味良くしっかりおいしかった。意外だったのが細麺ストレートで、普通の醤油だと面白くなさそうに思えたけど、いい感じで啜れて悪くなかった。
焼き飯もおいしいチャーハン。完璧。

ホント近所にこういう店ほしいよ。

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タグ:餐:ら 餐:飯

長篠城址

ファイル 3801-1.jpg設楽町清崎中田にある城跡公園。

長篠と言えば武田家滅亡の一端となった「長篠の戦い」が超有名で、そこまではさすがに歴史に浅い自分でも当然知ってて、151号などで通過して「長篠」の地名を見るとああとは思ったけど、戦は野戦で城の攻防ではないからか、ここに寄ってみようと思った事はなく、毎回通過してた。

で、今日は手前で見かけた看板が赤と青の派手な文字色と磔にされた裸の男の絵とで秘宝館ぽくて気になって寄ってみた。

なんか思いのほか地味ーなとこで店もなく、駐車場は広いけど舗装が古くてあまり観光地として大事にされてはなさそうな感じだった。
駐車場から歩くとすぐに白壁の櫓風の建物で「長篠城址史跡保存館」というのがあった。有料だけど220円なので躊躇なく入った。

館内はモロ昭和な感じの資料館で大きなガラスケースで資料展示。
すぐ前にあった門は城の現存物かと思いきや「亀姫屋敷門」長篠の合戦の後に新城に城を移した奥平信昌に嫁いだ家康の長女亀姫の屋敷の門だそうだ。。城じゃないんかい。

そして「長篠の戦い」の戦いの資料展示になるけど、一番のメインは看板にもあったはりつけの男「鳥居強右衛門」名はすねえもんと読む。絵巻の物語のように命をかけた伝言と磔処刑の説明があって、長篠城を救った英雄として旗にもなって代々語り継がれたそうな。
いやぁ英雄にしてはこの図柄は、、っていうのが正直なところで、落ち武者頭はともかく物凄い腋毛と褌からはみ出す陰毛の凄さがインパクト強。去年のNHK大河でもしっかりこの英雄譚をやってて大好評だったそうだけど、陰毛までは再現してなかったようだ。

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さて、合戦の話もちゃんと解説されてて推移はよく分かったし、鉄砲や甲冑の展示もあったけど、鳥居強右衛門のインパクトの方が上でサラッと流して見て出た。

さて、保存館を出た後は城歩き。長篠の合戦後に廃城になった城なので造り以外の遺構はなく、軽く本丸跡を歩くだけ。
この保存館の前は本丸前の帯曲輪跡だそうで、保存館があった所も堀があってその前の砂利の広場に土塁があって、往時はぐるっと回って本丸に進んだところを真っすぐ行けるように整備しちゃったらしい。

駐車場前から湾曲してた立派な堀も、本丸前の土橋跡からは埋められて公園のような溝になっていた。

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本丸は広ーい広場で平らで草は刈られれてて歩きやすかった。
大きな「長篠城本丸跡」の標柱のあるこんもりしたトコが櫓跡のようだ。どんな櫓があったのだろうか。

奥の端は柵の先に線路があって、「武田軍五砦」と「鳶ヶ巣の戦い」が解説されてたけど、文字がかすれて読みづらかった。
鳶ヶ巣山には白い幟が立っていた。砦を構えてたトコかな。
野戦の三段構え(実際には無かったらしいけど)よりもこの5つの砦を鉄砲隊を主として奇襲して武田の武将を撃ち取ったことこそ鉄砲の大戦果だったようだ。

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この線路は一段低くなってその先の先が「野牛曲輪跡」となっていた。往時はこの線路の所に土塁があって鳶ヶ巣方向を見る櫓台があったそうだ。実質天守?

そして北側に残る土塁には赤い鳥居が並んでたのでちょっとくぐって土塁を登ってみた。
ら、土塁の上まで並んだ鳥居の先には神社も祠さえなく、「城藪稲荷様移転のお知らせ」という案内があった。鳥居だけ残すのはどうかと思うけど、鳥居がなかったら土塁に上る道もなくなりそうだから良かったのかな。

保存館の前に戻って館前のパネルを読むと、この解説が一番簡潔でわかりやすかった。

そしてスタンプ台もあった。鳥居強右衛門のスタンプを押してみたら、腋毛と陰毛がなかった!こんなのすねえもんじゃないやい。

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最後に駐車場の前に「さかさ桑」というのがあった。
なんかもう伸び放題伸びた髪の毛のように前の道に蔦葉が流れ出していたけど、よく見ると確かに桑の葉で驚いた。こんな枝垂れてる桑は初めて見た。なんでも落ちのびた武田勝頼が突き立てた杖から出た桑だそうだ。いや、それはこじつけじゃないか。元は退路の豊川(寒狭川)沿いの集落にあったもので、近年枯れたのを惜しんで土地の人が新しいものをこちらに植えたとあった。え、なんで?すね衛門への?

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タグ:観:城 観:館 観:伝 観:門 観:具 観:宮 楽:証 植:草

道の駅 したら

ファイル 3800-1.jpg設楽町清崎中田の257号沿いにある道の駅。

ここも初めて寄る道の駅。この257号沿線は少し手前にも道の駅あったけどどこも全然寄ってなかった。。何度も通ってる道だと思ってたけど、この区間は通ってなかったのかな。。(日誌を振り返ると、2003/04/19、2001/10/07、1993/2/21というあまり寄道しなかったCR-Xの頃に通ってた)

さて、この道の駅はなんか新しく、入口の看板ロゴからカッコよく駐車場の舗装もキレイだった。けど混んでて、停められないかも―と思ったけど、タイミングよく出る車がいていい位置で停められた。
なんかチョイ食いできたらいいなーと店に歩いた。

けど、店に行くまでもなく手前の駐車場前にレトロな電車車両が静態保存されているのに気づいてそっちを見た。
「電車のりば」とあって、駅のホームのようになってて、間近で見れると思いきや車両内にも入れるようになってて沸いた。いいねいいね。

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床は簀の子が置かれてたけどその下に従来の黒い木の床が見えた。上がるとまず運転席もよく覗けた。
車内は片側がガラスケースとパネルの資料館になっていて、片面は昔のままの形と思われる座席になっててくつろげた。

これは豊橋鉄道田口線で使われていた「モハ14」大正14年(1925)製造でなんと来年で100歳。昭和43年(1968)に田口線は廃線になってこの車両も廃車。廃車になってからの方が長いのね。ずっと郷土資料館で保存展示されていたそうだ。

道の駅は人多く賑やかだったけどここは静かで雰囲気良く、切符棚などのレトロな資料展示も面白く、少し寛いで休憩した。

もうこれでこの道の駅は満足だったけど、まぁ一応店の方も見ておこうと移動。なんかいろいろあったけど、サーッと見て奥に抜けると、隣接して「設楽町奥三河郷土館」というのがあった。
二階の展示室が有料のようで一階の展示は無料で見れた。明治期の農民家というのが、実際の廃屋の資材を使って部分再現されていて、完全な形ではないけど雰囲気を見れ、説明の模型なども楽しめた。

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建物は新しく、窓も大きかったので、階段で二階に上がってみたら眺めよかった。前の川がよく見えて、少し先の簗なんかも見えた。

さて、有料の郷土館は¥300、ケチる額じゃないけど、初めて寄ったくらいの馴染みのない地区だから見てもピンとこないだろう、、と、思ったけど、別に急いでないし、むしろ今日は後は静岡で予約した宿に向かうだけだからゆーっくりでいいし、手前の道の駅では焼きそば食べるだけで一時間もかけてたくらいだしw、、ってわけで、折角だからと入ってみた。

したら(ダジャレじゃなくて)中は今風なカッコいい展示で、え、こんなトコでどうしたの?という県立並みのデザインされた資料館になってて驚いた。
入ってすぐの、山の野生動物や鳥の剝製や昆虫の標本なんかは、ゴチャッと並んでたら昭和のまんまのヤレヤレなハコ物に思えそうなものだけど、しっかり区分けされてパネルやVTRなどで分かりやすく、丁寧で凝った展示。鉱物の展示などはもう石がずらっと区分けされて並んでて、ただ眺めるだけでも圧巻だったし、土器などもガラスケースで宝のような展示で楽しく見れた。

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そして民族風土の展示でスポット的なジオラマ模型がいくつもあって、見てると新しいものと古い作りの物がうまく混ざってた。
最新の模型は細かいし、動きやドラマも感じやすい表現豊かな造りだから、ジオラマ好きとしては模型の古さでガッカリしがちな資料館見学だけど、ここは新しくリニューアルする以前の郷土館に展示してたものを基本にしてうまく混ぜて展示してるんだと思え、感心しつつゆっくりじっくり見てまわれた。

ファイル 3800-5.jpgってわけで、大満足。まるで馴染みない地方の郷土館をこんな楽しく見れるとは思てもみなかった。300円ケチらなくてよかった。っていうか、たまには地元の資料館とかも行ってみようよwとか思った。

郷土館を出ると廊下側の大きな窓からも川がまた見れた。アユ釣りしてる人が見えた。

そしてこれでチョイ食いしても蛇足でしかないし、色々あったけどそこまでインパクトあるものも目にとまらなかったので何も食べずに車に戻った。
飲み食いしないでここまで満足の道の駅ネタも珍しいかもしれない。寄ってよかった。

この日の日誌

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