豊田市武節町シロ山の153号城山トンネル上にある城跡。
153号から「武節城址」の看板が見えてたし、すぐ前の道の駅に「武田勝頼ゆかりの地」と案内があって前から気にはなってはいたけど、登ったことはなかった。
今日も体力温存したかったので行く気はなく、日帰り湯につかって休もうと思ってたけど、とりとりさんは行くというのでじゃあ入り口までちょこっとと付いて行っただけだった。
表の国道を渡ってその先の坂に「武節城址登り口」とあって、案内図とかもあるかなと思って来てみたけど、図や案内はなく「城址まで徒歩5分」とだけあった。
んー五分かぁ。高さもそんなに登らなさそうだし、五分ならいいかなぁ。とか思えてきたので、やっぱり行くことにした。
で、枯葉の多い舗装路を登ると少し先に1⃣の道標が立ってて「武節城址→」と脇の山道の細道をさしていた。なんか怪しい道だけど、その先にも道標が見えたので迷うことはなさそうだと進んだ。
道は倒木と落ち葉で登山道より怪しい感じだったけど、歩きづらいというほどではなく傾斜もあまりなかった。

手前の頂をまわるように裏に進むと「空堀」とあった。
「本丸と外曲輪の間に設けられた空堀」とあったので、今廻って来た頂の上が外曲輪だったようだ。
その空堀を本丸の方へ進むと「蔵屋敷跡」というのも出てて、その先の本丸前からは東側の町が見下ろせた。
そのまま登るとやっぱりその上が本丸で、ここまでの道とは違ってちゃんとした公園のような広場になってた。
城の案内解説もあって、燈籠とか石碑も並んでて、まだもう一段高い頂があって鳥居が見えたので神社があるようだった。
城は永正年間に築かれ、武田に落とされ、今川に取られ、武田の西上の大軍が来た時は放棄され、最後に武田は長篠で大敗してここに寄りつつ甲斐に帰り、徳川に落とされ、天正18年(1590)に関東に転封して廃城になったそうだ。
武田勝頼ゆかりの城と言いつつ、勝頼は撤退時に一晩寄っただけで、それを売りにするような所でもないし売りになるネームでもなく思えた(勝頼は人気低そう)。それよか武田と今川と徳川で争った国境の城と言った方が城好きには刺さりそうに思えた。

本丸を抜けると反対側には車が登れそうなちゃんとした道があって案内地図もあった。こっちが大手の表か。搦手の裏から登って来ちゃったわけだ、険しいわけだ。
本丸の上にある神社の頂は「物見台」とあった。さっき見かけた「蔵屋敷跡」の所に「空堀」と出てて少し怪しかったし、表の斜面のも曲輪ではなく「墓地」と出てて怪しかった。往時から墓地だったってことはないよね。
その「物見台」の神社へは石段になってて登ってみた。
城を築いた菅沼定信を鎮守として祀った「城山神社」だそうだけど、祭神は熊野、津島、天照、八幡、琴平、大山祓そして秋葉と多数並んでた。
周りの木々で展望はなかったけど物見櫓でも立ってたならかなりいい眺めだったろうと思う。っていうか、神社には社務所のような平屋が併設されてるくらいの広さがあるので、なんでここが本丸じゃなかったのがよく分からなかった。

石段を下って、本丸からも頭上の紅葉を見上げつつ表の坂を下った。この道からは町の北側が覗けた。
右手の本丸の前の一段下に「二の丸」と出てたけど、行く道はなかったので横目に見つつ通過。
左手の二の丸の向かい側は本丸からの段々の斜面になってるけど、腰曲輪っぽく見えた。
その腰曲輪っぽいのの先に石垣っぽいのが見えたのでちょっと横に逸れてみた。けど、切り株の見間違いだった。。
その近くの藪でジョウビタキが戯れてるのが間近に見れたのでまぁヨシ。足元には形のいいキノコが生えていて秋っぽかった。

案内図に「四の丸」とあった曲輪の横を抜けて下って、折り返した向かいの段々の上が「鐘撞堂」とあった場所。農作業用くらいの登り口はあったけど勿論通過。
その下には水汲み場があった。おお、城の水。ちょっと手だけ浸した。
水汲み場の向かいには2⃣の道標で「武節城址→」とあり、ここには案内札も立ってた。やっぱりこっちが表だったかぁと思えたけど、番号的には二番だった。
まぁ、こっちから登ってたなら間違いなく裏から帰ることはないだろうから、このコースで良かったんだろうね。
っていうか、道の駅にちゃんと案内図を出しておくべきだと思った。(けど、実はちゃんとあって前々回の点景の時は写真撮ってた。。その図ではこっち側のコースしか出てなかった)
後は少し城下の町の方まで歩いて回って道の駅に戻った。
この日の日誌→
豊田市武節町針原の153号沿いにある道の駅。




豊田市黒田町休石の観戦エリア。





新城市八束穂五反田の151号沿いにある道の駅。

刈谷市東境町吉野の伊勢湾岸道にあるパーキングエリア。
これで用は済んだんだけど、ちょっと小腹すいてきてたので軽く何かたべようかなーとフードコートを見てみた。
刈谷市城町にある刈谷城跡の公園。


そして水堀跡の城池。これは堀にしては広いから公園にするときに池として広げたんじゃないかなーとか邪推したけど、これは実際この大きさの現存遺構らしい。失礼しました。
幸田町須美東山の23号バイパス沿いにある道の駅。
その後は一応店を見てまわって、情報館の方もまわった。
西尾市小島町岡ノ山の23号沿いにある道の駅。
で、店内を見てまわったら、面白そうなのあった。
ペロリと食べ終えて落ち着いてみて、やっぱり眠気あったのでそのままシート倒さずに仮眠した。(倒すとガッツリ寝ちゃいそうなので)
設楽町清崎中田にある城跡公園。



設楽町清崎中田の257号沿いにある道の駅。


ってわけで、大満足。まるで馴染みない地方の郷土館をこんな楽しく見れるとは思てもみなかった。300円ケチらなくてよかった。っていうか、たまには地元の資料館とかも行ってみようよwとか思った。