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サンクチュアリセンター 淡水魚館

ファイル 3334-1.jpg登米市迫町新田新前沼にある自然資料館。

伊豆沼にある「サンクチュアリセンター」は、ミニ水族館がある無料の施設ということで随分前から気になっててネタ帳にも載せてた所。でも実は伊豆沼の周りに「サンクチュアリセンター」という施設は3つあって、時間がなかなか合わないながら最初に何度か行ってた栗原市の「サンクチュアリセンター」は「鳥館」だそうで、魚の水槽はちょこっとだけだった。(もうひとつは「昆虫館」で内沼の方にある)
ってわけで、他にこの「淡水魚館」があると知って、別にもういいや、、って思いつつ、来てみた前回は「休館中」で閉まってた。コロナが増えたり減ったりしてた頃だから仕方ないとは思いつつ、とことんタイミング悪いトコだと思ってた。
なので今回もやってなくてもサモアリナンってくらいの気分で来てみた。けど、やってた。おー!やっとこれた。

外観ぱっと見面白い形の建物だけど、入口は公共の施設っぽい雰囲気。
中に入っても掲示板のポスターとかが妙に公共っぽくて、カッコよくリニューアルされてた「鳥館」とは印象違って古くさい感じがした。

水槽は壁に並んでて小さめながら魚はキレイで、解説案内の文も添えられていた。  んなんか面白味に欠けた。


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だけど、解説文のない水槽もたまにあったし、水槽の中が砂も水草もどれもほぼ同じで変化なく、なんか面白味に欠けた。

いやいや無料のミニ水族館なんだから、文句はないしむしろ充分なんだけど、見せ方なのかなぁ、なんかイマイチに思えた。
伊豆沼の自然がテーマな筈なので、もう少し具体的に沼でどう生息してるかとかを解説してくれたらいいのになと思った。

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大きめのテレビモニターで淡水魚の映像が流れてたけど、内容は日本全国の淡水魚で東北にはいない魚を紹介していた。面白そうだけどそれを見入るのは違う気がして無視した。
そのモニターの上のタペストリーが伊豆沼周りの説明だったようだけど、これはもっと見やすい位置に下ろすべきだよね、、モニターの上じゃ飾りでしか無くてじっくり読めない。

魚は大きくて目立っていたのが雷魚。一緒にいた在来種のナマズよりも大きくて堂々としてた。ルアー釣りやってた時は好きだったなぁ。(っていうか雷魚がいるならブラックバスがいてもいいように思えたけど)
なんか脚立が出たままで、邪魔で奥へ行きづらかった。これはわざと?それとも片付け忘れ?

二階にも上がってみたけど、こちらは取り残されたような地味な展示での漁などの沼の文化展示コーナーがあり、ぐるっと回ると沼に面した側は大きなガラス窓で展望室になってた。でも目の前が沼というわけではなく周りを見下すだけって感じだった。

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もう一回一階に下りて軽くひと回り魚を見た。
ナマズが元気で可愛らしかった。っていうか、ナマズが元気過ぎると地震が心配になる、、という感覚はちょっと年寄りくさいかなぁ

雨の日はミニ水族館だ!とか思って来てみたけど、おもったほど気分沸かず地味な気分になった。
淡水魚とか普通の魚こそ好きなんだけどなぁ。


ちなみに前に行った「鳥館」

タグ:観:館 観:具 楽:証 楽:映 楽:眺 動:魚

道の駅 三本木やまなみ

ファイル 3333-1.jpg大崎市三本木大豆坂の4号沿いにある道の駅。

ここは以前から何度も寄ってた道の駅で、以前は北海道や北東北へまわった連休最終日に寝て南に帰るという事が多かった印象の定宿駅。だけどそれもCR-Xに乗ってた十年以上前の話で、最近は道の駅が増えたので滅多に寄らなくなった。(けど、日誌みたら二年前に寝てた)
点景は12年ぶりの二度目。亜炭記念館のダイハツオート三輪とかそのままあって変わってなかった。

店の方は、、覚えてないけど、前よりPOPとかにぎやかになったと思う。

ファイル 3333-2.jpgで、そのPOPの「当店限定ひまわりかき揚げ」というのが気になった。っていうか、元々ここで食事して行こうってつもりで寄ったので丁度よかった。ひまわりはここの名物だしね。

けど、食堂の券売機を見たら他にも「ひまわりたまごかけご飯」とかあって迷ったけど、どこがどうヒマワリかわからず、厨房の人に聞いてみたら、そっちは名前だけでヒマワリは入っておらず、ヒマワリの種入りはかき揚げだけとの話なので「ひまわり天ぷらそば」にした。

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ヒマワリの種っておつまみ的な乾き物でしか食べた事なかったけど、こうして天ぷらになるとクルミみたいな甘さが感じられて香ばしくて面白かった。
けど、そばは、、山田うどんくらいのイマイチ感だった。

でもまぁ、名物の面白いものを食べれていい食事。軽めなので、他に何か面白そうなものないかなぁーと店の方も見てみた。
で、一番気になったのがこの道の駅の限定販売という「ひまわりかりんとう」ヒマワリの種入り。品名は「餅屋がつくったはな○かりんとう」というのかな?餅屋とか肉屋とか東北は色んなカリントウがあって面白いなぁ。

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っていうかかりんとうってこんな形でもいいんだっけ、、チップス的な薄いものだけど、食べたらかりんとうだしひまわりの種の味もばっちりだし、おいしかったのでこれは買ってよかった。

ファイル 3333-5.jpgこんなにヒマワリだらけなら、一目くらいはひまわりを見て行きたいものだなぁ、、でももう八月の終わりじゃ咲き残ってないだろうなぁ、、花が咲き終わった後のひまわり畑は茶色くて無惨なんだよなぁ、、
とか思ったけど、4号の少し先の交差点の脇の工場前で咲いていた。
見れたのは嬉しいけどやっぱり小雨でうつむいた感じのヒマワリはちょっと残念だね。


ちなみに前回の点景

タグ:餐:麺 餐:揚 餐:豆 餐:菓 道の駅

阿津賀志山防塁

ファイル 3332-1.jpg国見町西大枝原前地内にある史跡。

鎌倉幕府による奥州征伐の守備として奥州藤原軍が築いた土塁堤防。そして最大の激戦地となった場所だそうだ。
なんか今やってる大河では奥州合戦なんかはサラッと済んで印象薄いけど、興味はあったので来てみた。

で、道の駅でしっかり案内されてたから安心して来てみたけど、現地にあったのは「あつかし千年公園」という駐車場で、そんな名前の公園は道の駅の案内にはどこにもなかったから別かな?と思って通過しちゃったけど、どうやらそこでよかったらしく、戻ってきてみたら、トイレの前に案内パネルが並んでて「阿津賀志山防塁」や「中尊寺ハス」などを丁寧に解説してた。

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で、その防塁や蓮池はここからちょこっと歩いた先。(なので便宜的に千年公園とか名乗ってるのかな)雨は止んでたけど一応傘持って歩いてみた。
周りは田圃の郊外の道で、うちの母親の実家(「いなか」という表現はイケないらしいので気をつけます)の近辺と同じ福島県だけに雰囲気が似てるように感じて、天気悪いながらも朝の散歩気分が楽しかった。
カエルちゃんいないかなーと気にして歩いたけど、取り敢えず見あたらず、季節柄ブタクサが沢山咲いていた。(喘息持ちなのでアレルギー的に天敵の草なんだけどねー)

そして数分と歩かずすぐに「阿津賀志山防塁」の案内板があって現地到着。
っていうか案内板無いとただの段の丘かな?って感じでピンとこない風景に見えた。

山の中腹から4㎞続く防塁で、二本の堀と三本の土塁が並んでるそうなので、こういうのがあと二本並んでるらしい。

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そしてその防塁の下の前に「中尊寺ハス」の蓮池があり、ピンクの蓮の花がチラホラ綺麗に咲いていた。なんか、勝手な印象だけど、防塁の上の方から見るとその前にある蓮は、さしずめ攻めて来た鎌倉の武者が散って倒れて花になったようも見えて、それを狙っての整備かと思えた。
実際には回り込まれて破られて守りきれなかったんだけどね。

で、蓮池に下りて防塁を見ながら奥の方に歩いてみた。
けど、桃の果実園で行き止まり。防塁はそのままずっと続いてるようだったけど曲がってて先までは見えなかった。
んーやっぱ、俯瞰で見ろせる展望台とかじゃないとよくわからないなぁ。(そういえばここは「日本三大防塁」の一つとかで、10年位前に行った福岡の水城もその一つだそうだ。あれは見渡せて分かりやすかったなぁ)
この4㎞の防塁構築には25万人動員して六ケ月かかったそうだ。んんーやっぱりピンとこないなぁ。

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あとは蓮の花を見てまわった。
派手なピンクの大きな花、なんか曇り空の方が似合う気がする。
この「中尊寺ハス」は藤原泰衡の首桶に納められてた種を開花させた800年前の古代蓮だそうで、その泰衡が築いた防塁のこの地に平泉から株を譲り受けて育成したものだそうだ。なるほど。
ここでも蓮の葉の上にカエルとかいないかなーとか思って見てたけど、見あたらなかった。そんな中、カエルの声も聞こえたけど、あ、これはウシガエルだ、、とガッカリ、ウシガエルなら見ないでいいやとあきらめた。

まぁいまいちピンとこなかったけど、ちょっと散歩的には楽しかった。
で、駐車場まで戻ってもう一度解説パネルを読んだりした。
奥州討伐の鎌倉勢の進軍コースとか合戦の推移とかを見てたら、なんか幕末の新政府軍もこの鎌倉にならって勝ち戦をしてカッコつけたかったから必要以上に会津を責め立てたんじゃねぇ?とか思った。

ファイル 3332-5.jpgそしてまた駐車場から遠目に防塁を眺めてみたら、防塁はよく見えなかった。けど、手前の公園の柵の上にアマガエルが乗ってるのに気が付いた。
おお、こんなとこで。
柵を辿ってみたら分散して4匹発見。体はキレイな緑だから茶色い柵にずっといたわけではなさそうだけど、なんか居心地良さそうだった。
八月後半になって今年初のアマガエル。わーい。満足。(歴史よりカエルかよw)寄ってよかった。

タグ:観:史 観:堰 観:園 観:蛙 植:草 植:花

赤みそ家 白河店

ファイル 3331-1.jpg西郷村小田倉小田倉原の4号沿いにあるラーメン店。

もうなんでもいいから見かけた店に入ろう!と思ってて市街入って最初に見かけた店。
なんと白河だけど白河ラーメンじゃなくて味噌ラーメンの店。っていうか、普段っぽい余裕の感覚でたまにはいいじゃんと思ってたし、なんなら点景書書かなくていいくらいの方がいいとか思ってた。
でも取り敢えず、家系ラーメンとかモヤシ沢山乗ったコッテリ系とかじゃなくて良かった。
無論カライ系だったら論外。あ、味噌は鬼門か。辛くないことを祈って店に入った。

ファイル 3331-2.jpgカウンター席についてメニューを見ると、全面的に味噌ラーメンで種類多く、辛いのは「辛味噌ラーメン」とあり、トッピングのピリ辛のものも表記あったので普通のは辛くなさそうに思えた。
「3大麺」と大きく表示したメインメニューは味も別なのかと一応聞いてみたら、どの味噌ラーメンも汁は一緒とのことで、じゃあ普通に味噌バターコーンにしようとおもいつつ、隣にあった「チーズ味噌ラーメン」にしてみた。

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ってわけで「チーズ味噌ラーメン」
危惧した辛さはまるでなく安心して食べれるおいしい味噌ラーメンだった。よかった。
チーズは味噌にも合ってておいしかったけど、うざいくらい伸びて少々食べづらかった。けど麵にも絡んでよく味わえた。

味噌は滅多に食べないので、感想は貧弱だけど、そのぶん点景は簡素に纏められるかなとか思ってたのに、なんかぐちぐちと長くなってしまった。反省。
「滅多に食べない」とか言ったばかりだけど、実は先週龍ヶ崎で食べたばかりで、さすがに2つ続けて味噌ラーメンの話はたるいのでそっちの点景は割愛してしまった。
(ちなみにこの店はあちこちでよく見る某家系チェーンの会社の味噌店だったらしい。 白河まで来て、、ってトコだけど、気ままなドライブはこのくらいの適当さでよい)

タグ:餐:ら

旧井上家住宅

ファイル 3330-1.jpg我孫子市相島新田の356号バイパス沿いにある古民家。

バイパスから「旧井上家住宅」の看板が見えてるので前からずっと気になってたんだけど、寄道するような余裕ある時間い通ることが少なくて何度も通ってるのに寄ったことがなかった。
ので、今日は丁度いいから来てみた。

で、そのバイパスに面した方が駐車場のような空き地になってるんだけど、こっち側から歩くと思いきり屋敷の裏で屋敷の囲いもなく、井戸の間を通っておじゃましますみたいな感じだった。
井戸の感じとかなんか少し荒れた雰囲気だったけど、庭の前には塀があって、多様な風鈴が吊られてて雰囲気あってて良かった。
そしてアブラゼミが小学生でも網で捕れそうな近くで啼いてた。

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真っ直ぐ進んでその庭塀の先の母屋を見た。
母屋は江戸時代後期の安政5年(1858)の建築。屋根は茅葺だけど戦後に鉄板で覆ってしまったそうだ。文化財なら戻して修復してほしいけど厳しいんだろうなぁ。いろいろ整備されてないようだし。
でも解説の案内板はちゃんとあって読みやすくありがたかった。

お寺みたいな正面玄関(式台)が開かれてて中が覗けたけど、改修中で上がるのは禁止されてた。まぁ別にそれはいい。広く良く見れたから充分。天井は新しくなってたし外見の印象よりもよりちゃんとして見えた。

その玄関の前には葵の紋の宝箱(長持という木箱)。ちょっと邪魔だった。

主屋を出て奥の建物を見ると、これは大正8年(1919)に建てた「旧漉場」という作業場。
中は管理事務と案内所かな寄付金入れの募金箱が渋かった。隣りの部屋にはクラシカルな鳥かごが並べられてた。一番奥の部屋は普通に過ごせそうな部屋だった。

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表に出て横から見つつ裏に進んでみた。
母屋の脇に無粋な感じに建て増したのは窯屋という炊事場。昭和初期では最新の鉄筋コンクリートだったそうだけど、今見るとちょっと無粋。中も荒れた物置になってて些残念。

その窯屋の前が裏門。大正11年(1922)建造。説明に「降棟の鬼に『丸にかたばみ』の井上家の家紋」とあった。説明多くて楽しめる。あれ?葵の家紋ではないのね。

裏門を通って表に出てみたら、おお、お屋敷だ。塀に囲まれて瓦屋根の建物が並ぶ堂々とした御屋敷。
そして塀に沿って進んで表門の方にまわった。

うーん、やっぱお屋敷はこうして堂々度した正面から入ると印象違うよなぁ。駐車場からとはいえ、裏の井戸から入らずに回るべきだなぁ。。とか思えた。

そして表門は嘉永4年(1851)の建築。これが一番古いのかな。漆喰と瓦で青海波を模したという屋根がカッコイイ医薬門。平成27年の保存整備工事で明らかになった大正期の改変部を復元して修理補修したそうだ。他でも其々にある案内パネルもその保存整備工事の時に付けたのかな。

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表門から入ってもう一度母屋に進んだ。こんどは横の玄関からガラガラガラと入ってみた。こっちは土間の一般の玄関。ここに見取り図が置かれてた。

そのままその奥の開拓人食堂という土間に続いてた。ここはさっきの窯屋の隣。窯屋と同じようになんかいろいろ置かれてて物置になってて散らかってた。
その中にこの屋敷の模型があった。茅葺屋根の姿でカッコイイ。

母屋を出るとその正面の水塚の段の上に蔵があった。これは二番土蔵で嘉永4年(1851)築、あ、表門と一緒か。案内板にあった古写真には三っつの蔵が水塚の上に並んでいるのが見えた。他の二つはいつごろなくなったんだろうね。

そしてその先の水塚の下に昭和5年の新土蔵があって、こっちは解放されていたので入ってみた。
中は広く高い一室で、壁にパネルが展示されてて井上家の資料館になってた。(写真はピンボケ。。)文字も大きく古写真も出てて読みやすかった。手賀沼開拓の歴史とか興味あるから楽しめた。
井上家は元々は江戸で家主を務めた商家だったそうで、江戸時代中期の享保の改革による手賀沼干拓事業に参入してこの地に移り、名主として代々務めたそうだ。

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最後に庭門をくぐって庭園に入ってみた。
庭は正直広さの割に植木が多くて狭く感じた。どう写真撮ればいいか迷いつつ進んで、母屋の縁側に進んだ。中も覗けた。上がらずとも十分だな。
そして昭和中期に建て増ししたという奥の部分も覗けた。こっちは普通の家な感じなのでじろじろ見ずに引き返した。
庭の木に花が咲いてるものはなかったけど、縁側の角にあった大釜に溜まった水のうえの菱が小さな花を咲かせてて可愛らしかった。

ってかんじで、思った以上にゆっくり見てまわれるいい所だった。
案内も多いし見所多いし。惜しむらくは物置みたいな少々雑な部分が多く、若干あれた感じがするというトコ。だけど、カッチリ整備し過ぎて補修し過ぎて現存物に見えないような新築っぽい文化財よりよっぽど雰囲気あって味があるともいえる。むずかしいところだね。

タグ:観:屋 観:建 観:門 観:庭 観:具 観:模 動:虫 植:花

桶川飛行学校平和祈念館

ファイル 3329-1.jpg桶川市川田谷にある軍事施設跡の資料館。

旧陸軍飛行学校跡として建物が現存している全国唯一の場所で、無料の資料館として開放しているというのをネットで見て興味持ってた場所。
ホントは友達に声かけて行こうかと思ってたんだけど、最近あんまり集まらないし、もう行ってるかもしれないし、集まって行くほどの内容でもなさそうだし、6月にあった時には忘れてたし。。

で、今日は熊谷で空自の熊谷基地(旧陸軍熊谷飛行学校跡地)を通った時に思い出して来てみた次第。
何度も通ってる県道の橋の先を鋭角に曲がった脇にあって、こんなトコにあったのかと驚いた。
なんか変な隠れた場所のわりに駐車場はちゃんとあって停めやすく、大きな案内板を読んでから中に歩いた。

守衛所、車庫、本部宿舎、便所、弾薬庫が現存。昭和12年開校で20年の閉校まで20期1500名以上の飛行兵を教育、昭和20年から特攻隊の訓練基地になり、戦後は住宅困窮者の住居として使用(え?)昭和31年には64世帯300人が生活(えええ?)平成19年に最後の住人が転出して保存事業を進めたそうだ。
なんか、基地建築物というか住宅困窮者住居の現存物って、、ヤバくね?と怯んだ。

けどアニハカランヤ。門も柵も建物もみんなキレイに修復されていた。(まぁそりゃそうか)
まず門をくぐって左手に「守衛所」(実はその手前に弾薬庫跡があったんだけど、小さくてただの物置かと思った)
その守衛棟は中にも入れて畳敷きの小部屋が見れた。雰囲気はあるけど壁から何からキレイで整い過ぎてて現存物とは思えなかった。

そして右手には車庫棟。トラックなどの軍事車両を格納整備してた建物。ここもキレイで、「復元整備工事記」というのが銅板で掛かってた。復元、、、だよね。
車庫にはそれぞれの建物の1/20の構造模型が置かれていた。

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そしてメインの兵舎棟。を。見る前に、トイレトイレ。
一旦裏に抜けて便所棟に進んだ。けど、これは展示用の便所。昔サイズの個室も壁の小用もキレイになってて使用は禁止。手前にあった工事用の簡易トイレが実際のトイレか―と思ったけど、手前に多目的トイレが一室だけあった。のでたすかった。手洗いの蛇口はそのまま使えた。
ちなみにこの便所棟の手前の渡り廊下の途中(簡易トイレが置かれてたトコ)に往時は教室棟があったそうだ。教室はなんで残さなかったんだろう。住居としては使い勝手が悪かったのかな。

さて、兵舎棟に戻ると「もうすぐ熊谷空襲の放映が始まります」と言われ、まずはキレイな廊下を奥に進んだ。
で、一番奥の展示室でモニター前の椅子に座ってる人がいたから、ここかと入って待ってた。けど、3時過ぎても始まらないからおかしいな?と思ったら上映は隣の展示室だったようで、廊下で「こっちじゃないやこっちだ」という他の客の声が聞こえて気付けた。。マヌケ。
で、その熊谷空襲の映像はちょっと古臭いアニメだった。。んー、なんだかなぁ

終戦間際だけど子供たちは川遊びしててのどかで、熊谷の辺りってこんな感じだったのかなぁ。。とか思った。(埼玉は関東の他の県と比べて空襲被害少なかったらしい)東京から来た戦災孤児の親類の女の子にも普通の夏休みのような接し方でモヤモヤしたし、結局熊谷空襲でその女の子だけ死んじゃって熊谷の家族は全員無事という結末にイライラした。なんだこれ。
でもこれ、最後のクレジットまで見てたら声優さんは豪華だった。主役の女の子はハイジ(杉山佳寿子)だし、他にもベテランの有名な声優さんばかりで驚いた。

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アニメを見終わって、また奥の展示室に戻って資料展示をゆっくり見た。
さっき間違えてたモニターの下は熊谷空襲のコーナーになっててサモアリナンなんだけど、B29の大きな模型がむき出しで置かれてたので、それもじっくり眺めた。
うちの父親は学童疎開先で酷いイジメにあって栄養失調で帰されたので東京で空襲を味わってるんだけど「空飛ぶB29はキラキラ光って綺麗な飛行機だなーと思った」って言ってたっけ。

続く展示室を見てまわった。
埼玉県内の軍事施設地図があったけど全部陸軍だった。まぁそりゃそうか。

間に一室だけ往時の寄宿室を復元した部屋があった。ギッシリ左右に詰め込まれたベッドが並び、ホントに寝る為だけの部屋だった。隣りと近いから頭の方向を互い違いにしてたそうだけど、そんなことしたらみんな頭蹴られまくりじゃないのかな。。

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一通り見てまわって外に出た。っていうかメインのこの宿舎棟もキレイに整い過ぎてて現存物という感じはしなかった。
(ネットで見ると改修復元前の写真が沢山上がってるけど、それはもうボロボロの廃墟チックな現存物。いやこれはキレイになってから行って良かったわwwと思えた)

外に出たら、頭上にセスナ機が飛んできた。
これは荒川の端の向こうの対岸側にあるホンダエアポートの飛行機で、そのホンダエアポートこそ、この桶川飛行学校の飛行場だったそうだ。結構離れてるよなぁ。そういうもんなのかな。
駐車場に戻る間にはヘリも飛んできた。にぎやかだなぁ。

タグ:観:軍 観:建 観:模 観:具 観:機 楽:映

元祖田舎っぺ 熊谷 北店

ファイル 3328-1.jpg熊谷市代の407号沿いにある武蔵野うどんの店。

群馬県在住の知り合いのオタさんのオススメで、うろ覚えだったので不安に思いながらも間違えようのない国道沿いで、店は看板ですぐ分かった。
駐車場は混雑してて停められなかったらあきらめようと思ってたけど、意外とすんなり空きがあって停められた。ラッキー。

で、その駐車場の車で隠れてたけど、やっぱり店の前には列ができてた。。んー停めちゃったしなぁ、、どうしようかなぁ、、とか躊躇しつつ並んでたら、後ろに並んだ若者の「どうする」「このくらいなら15分待ちくらいかな。他の店行くよりは早いよ」という会話が聞こえたので、そうだよなと納得して待った。さんきう。

で、10分くらいで店内に進み、5分くらいで席についた。若者の読みは正確だった。
メニューはいろいろあったけどメインは「きのこ汁うどん」と「肉ネギ汁うどん」それの「塩」もあった。あーあーあそういえば熊谷近辺でうどん屋の「塩肉ネギ汁うどん」の看板見て気になってたのってこの「田舎っぺ」の別店舗かも。(そうらしい)ってことでその気になってた「塩」にしようと思ってたけど、やっぱ最初は普通ので行くべきかな、、との迷いが二順して、オーダー聞かれた時には「きのこ汁うどん」をたのんでた。まぁいいか。

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ってわけで「きのこ汁うどん」
これはこれは肉厚椎茸たっぷりの汁の白い武蔵野うどん。うどんはどっしりしつつ思いのほかもちもちで溌剌とした感じ。これはなるほど人気で混むのもわかる。ゆっくり味わって食べられた。

混んでなければ何度でも来たいけど、並ぶの考えたら腰ひけるかな。
特に今回、会計で前の客がなんか文句言ってて遅くなって更に待たされたので、すっかり待つイメージが料理のイメージを越えちゃった。。
ここはどうやら本店で埼玉県内に何店かあるらしいけど、他で比較的すいてる店とか無いかなー。いやいやみんなそんなの調べてるだろうね。

タグ:餐:麺 餐:菜 楽<待

境逸品 鶏そば 山田屋

ファイル 3327-1.jpg境町住吉町にあるラーメン店。

先々週、妹連れて境の道の駅で沖縄そばを食べた後に、妹が店で土産用のここのラーメンを見かけて「この店も気になるね」といい「え?そんなラーメン店、この境町にあったかなぁ?」と疑問に思って場所を調べてた店。(っていうか妹は、おいしい沖縄そば食べた後によくもまぁ土産のラーメンとか見てたもんだ、、)
で、場所は表の県道からちょこっと横道を鋭角に折れた先で、ああ、ここじゃ見かけるわけもなく、知らずに当然だと思った。

で、それを憶えてたので来てみた。
横道に折れた先は、こんなトコに店あるのか?って感じの宅地だったけど、ちゃんとあった。駐車場もあって店の前に悠々停められた。なんか洒落た感じだったけど迷わずに入ってみた。

ファイル 3327-2.jpgら、店内手前の部屋は待ちルーム、数人待ってる人がいた。
そして券売機は休止中。メニューは鶏そば「黒」と「白」の二種類。あーこれは迷うなぁ。
ともにトッピングを一種選ぶセットで1000円丁度。ちょっとオーダーのシステムがわかりづらく、書き込む紙に記入してワンオペの店の人が聞きに来た時に渡すようだ。
「黒」も「白」も共に鶏ベースのアサリ出汁スープで、「黒」はサバ節を出汁に加えた再仕込み醤油で黒トリュフ乗せ。「白」は干し椎茸を加えた出汁に白醤油で玉葱柚子乗せ。クッキリvsスッキリって感じかな。。迷いに迷って「黒」にしてみた。トッピングはチャーシュー増しで。
で、紙を渡してから気づいた。券売機の前に集金ボックスがあって、穴から1000円入れる方式だった。。気が付いてすぐに「いけねイケネ」と野口さんを投入した。あぶねあぶね無銭飲食になるトコだった。。(っていうかコレ無銭飲食されちゃうんじゃないか)

席数少なく意外と待って15分でカウンター席についた。
セルフの水を汲もうと思ったら「境町のお茶です」とあった。おお!猿島茶だね。これはおいしかった。嬉しいサービス。
更に25分待ってやっとラーメン登場。ワンオペなので時間かかるのは仕方ない、のんびりした気分で来ないときびしいね。

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さて「鶏そば黒」うーんこれはうまかった。
しっかりした味で雑な感じはなく素直においしい。境町にこんな店があったとは。先々週の妹GJ!
麺もゆるい縮れの優しい細麺。チャーシューもレアハムのような優しさ。そして肉の上のトリュフを後から混ぜて味変も楽しめた。わぁ、トリュフってまたベクトル違う味わいで面白い。(っていうか見た目キャビアっぽくて思った感じとあさってで一瞬混乱した)

他の客はトッピングを「和え玉」にしてる人が多いようだった。和え玉とは味のついた替え玉だそうだ。あ、これたのめば「白」も味わえたのか。。これは現金で追加注文もできるそうだけど、まぁ「白」は次回の楽しみにとっておこうかなと思った。

タグ:餐:ら 餐:飲 楽<待

鵜の岬

ファイル 3326-1.jpg日立市十王町伊師にある太平洋に面した岬。

まだ陽も暮れてないし、一ヵ所くらい海辺に出て休憩してもいいかなと思って進んでて「ウミウ捕獲場公開中」という看板を見かけたので寄ってみた次第。
そういえば鵜の岬って日帰り湯があるんじゃなかったっけ?というのもあって丁度いいかなとも思った。

実は鵜の岬は前にも寄ろうと思って6号から折れてみたことがあったんだけど、国民宿舎の立派なホテル前の駐車場は、宿泊者ではないと停めちゃいけないような雰囲気だったので、引き返してた。。
で、今日は落ち着いて進んでみたら、幾つかある駐車場の内、宿泊者専用のものもあるけど、公園来園者も停められると表記ある駐車場もあったので、安心して停めて歩いた。

鵜のモニュメントがありつつ、まず池があって、公園と言えば公園っぽいけどやっぱりホテルの敷地という感じがして落ち着かなかった。まぁ実際ホテルの敷地なんだけどね。実は「鵜の岬」という岬はなく、この一帯は「伊師浜国民休養地」という区域になるのかな。「鵜の岬」は地名ではなく公募で決まったこの国民宿舎のホテルの名前なのだ。ちなみにこの「国民宿舎 鵜の岬」は宿泊利用率が33年連続1位の国民宿舎だそうな。
やっぱりこんな月曜の夕方に歩いてる人はみんな宿泊客なのかなぁ。。とか思い、まるで拝む気がこれっぽっちもない寺院を歩く以上の落ち着かない気分。
池の先に円形のゲージがあって、そこにウミウがいるようだ。まずはそこまで行こう。と周りを見ずにそそくさと歩いた。

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ウミウの丁寧な解説と全国で此処にしかない「ウミウ捕獲地」の説明を読みつつ、ウミウを眺めた。
ウってなんかいつも遠目に見てて少し怖そうな鳥のイメージあったけど、近くで見るとちょっとかわいく見えた。細くなったペンギンみたいな?この子らが飛ばなくなってぷっくらしたのがペンギンかも。
ちょっと網が重なってて写真は撮りずらかったけど、中には何羽ものウミウがくつろいでた。

しばらく見てたかったけど宿泊客っぽい親子が来たので退散。一旦池を戻ってホテルの方に歩いた。
そのホテルの裏が海。こそこそと裏にまわって林の散策路を歩いた。
散策路はもう夕方でだーれもおらず、なんか忍び込んだような感覚でサササッと進むと、不意に宿泊客っぽい老夫婦が現れたりして焦った。(悪いことしてるわけじゃないのに。。)
そして「ウミウ捕獲地」の海辺に抜けるトンネルの入り口に来てみたら。。。閉まってた。「公開終了」とあった。。何それ?ひょっとして宿泊客にのみ開かれる道なのか?

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どうにも腑に落ちず、トンネル以外に行ける道でもあるのかとトンネルの上の丘を上ってみた。
けど、上も林でぜんぜん海も見えず、岬の先に行けそうな道はやっぱり「関係者以外立入禁止」と閉鎖されていた。
えー、なんなのここ、、と、凹みながら丘を下った。下る時には下の入り江の浜が見下ろせた。
下りきるとその浜はちょうどホテルの前で、展望台のようなテラスデッキが貼り出していた。そのテラスに「ウミウ捕獲場公開中」の看板があったので「こんなん嘘じゃん」とかブツブツ言いながら見てみたら、時間が午前9時半から午後2時までとあった。あー時間か。もう5時半だもんな。。そりゃ無理だわ。
浜の端からウミウ捕獲場の方は見えないかな?と、進んでふりかえってみたけど、多分、見えてる崎の裏側だろうと思う。まぁ覗けたところでウミウがいるわけでもないだろうけどねー。っていうかウミウはさっき見たしねー。

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その浜の端の先には「海のさんぽ道」という遊歩道が延びていたのでそっちも進んでみた。
これは海沿いの細道でさっきの林よりも険しい一本道。そしてグングン登る坂もあって汗だく。
でも上の方は見晴らしのいいトコに出て海が広く眺められた。んーこれは朝日の方向だから、早起きの宿泊客にはいいだろうねぇ。
で、ここら辺も土むき出しで、ウミウが休みに来そうな雰囲気の岸壁になってた。いいねいいね。波も強く、ハマユリも咲いてていい感じ。すこし足を止めて岸壁と海とを眺めた。(風はなくて汗はひかなかった)

そのまま遊歩道を進むと、海沿いの岸壁の丘の細い峰の一本道。内側なので海は時折覗けるだけだった。

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道は少し海から離れたりもしたけど、最後は北側の伊師浜海岸の砂浜が見下ろせて西日も差してていい感じだった。

夕方で気温下がってきてたけどちょっと湿気がすごく蒸し暑くて汗だくの散歩だった。
ひとっ風呂浴びたいトコだったけど、そういえば日帰り湯なんてあったか?別のとこか?それともあの立派なホテルの中かな?こそこそと散歩してきただけにホテルはちょっと入りづらい気分だったので風呂は諦めて車のエアコンの風をガンガン浴びて出発した。(日帰り湯はホテルの横の奥への道の坂を上がった上にあったらしい、、案内あったかな?全然気が付かなかった)

まぁこんなだったけど、景色は楽しめた夕方の散歩でなかなか良かった。一応ウミウは見れたしね。

タグ:動:鳥 観:園 景:海 景:岬 景:崖 楽:眺 楽<残 植:花

山田小川屋

ファイル 3325-1.jpgいわき市錦町上中田の県道沿いにある菓子店。

食事が済んであとは帰るだけと余裕な気分で旧国道を進んだら、すぐ先で見かけた店で、上の看板に「駄菓子」とあるのにちゃんとした構えの店というのが気になった。お客さん出てきてたので店はやってるみたいで、もやーっと気になりながら一旦通過したけど、やっぱり戻って来て寄ってみた。

ファイル 3325-2.jpgいわきでは「駄菓子」のニュアンスが違うのかな?とか思いつつ、ガラス窓を覗くと店内に「山田まんじゅう」という暖簾も見えた。ああ、和菓子を謙遜して駄菓子と言ってるのかな。とか思いつつその「山田まんじゅう」というのも気になった。そういえば店名の山田は地域名かなんかなのかな?

取り敢えず店に入ってみた。ら、パン屋だった。。 え、そうきたか。

けど並んでるパンの種類は多くなく、菓子パンだけだった。ああ、「菓子パン」を「駄菓子」というのね。。

で、数種のパンはひとつふたつ残ってるだけで、メロンパンだけは沢山並んでた。あーここはメロンパンがメインの店なのね。
ってわけで、そのメロンパンを買ってみた。

正直カツ丼食べた直後なので腹は全然すいてなかったから、後でゆーっくり食べようかなーと出発したんだけど、、 やっぱ気になって取り敢えず一口だけでもとすぐ開けちゃった。

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ら、 んまかった。
最近ありがちのゴテゴテしたメロンパンではなく、素直においしいビスケットが乗った感じの分かりやすい純朴なメロンパンで、中に入ってたクリームのなめらかさと甘さも相俟ってすんごくいい感じだった。
あーこれはきっと人気のメロンパンかも。何気にいいトコ寄っちゃったかも。と、嬉しくなった。(ちなみに、袋には思い切りメロンが描かれてメロンバターだのシャーベットだの書かれてるけど、メロンの味はしません。あしからずw)

ペロリと食べていいデザートになった。
(そういえば「山田まんじゅう」ってあったんだっけ?)

タグ:餐:麭