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乃木神社

ファイル 3251-1.jpg下関市長府宮の内町にある神社。

忌宮神社から「古江小路の街並み」に歩くつもりだったけど、裏の道の出たら「あ、ここさっき車で通った時手前に乃木神社ってあったな」と思い出して来てみた。
下関市長府といえば乃木希典の出身地、総本山とかそういうわけではないだろうけどゆかりの地で何かあるかなーと思って来てみた。

乃木希典は明治時代の軍人で日露戦争で旅順要塞を攻略した将官。明治帝御崩御の後に追うように夫婦で自決し崇められて全国各地に神社が出来た英雄偉人。近年では司馬遼太郎の酷評などによって愚将との印象が広まっているけど、個人的には小説は小説と割り切っているので個性的な侍魂を貫いたエキセントリックな人物と認識している。
亡きあとにたくさん神社ができてもナンダカナーって感じだろうけど、家の前の坂に自分の名前が付けられて、それがアイドルグループの名前になったりしたらさすがにやめてくれと言いたくなるかもしれない。

さてさて参拝。ごりやくはなんでしょうね。

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奥に進むとさざれ石が並んだ先に「御神水」というのがあった。乃木家の使ってた井戸「梅の井」からくみ上げた水だそうだ。蛇口は玉をひねるタイプ。水は普通だった。
そしてご夫妻の銅像があった。

その先は「乃木将軍舊邸」とあった。へええ、東京赤坂の旧邸が残ってるのは知ってたけど、こっちもあるんだ。
普通の平屋の小さな家もあった。
江戸の藩邸で生まれ育った乃木氏だけど、安政5年(1858)の十歳の時にこちらに移り十六歳まで暮らしたそうだ。
これは没後の大正三年に復元した家屋ということだけど、外見は幕末の家屋とも大正の家屋とも思えない普通な感じに見えた。。中の間取りを復元ってことなのかな?閉まってたから分からなかった。(戸を開ければ入れたらしいけど寄附金提示されてるので気が付いてても入らなかったと思う)

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家の周りはいい感じで木が繁り楓の葉の緑がきれいだった。梅の井とか石神社とかまでは庭の名残のもののようだった。そしてツツジがキレイに咲いていた。

で、他にも「水師営の会見」という唱歌の歌碑があったり、「二〇三高地の松」という若い松があったりした。
ちょっと雑に感じたのは、室内用のガラス水槽が幾つか並んで置いてあり、水草繁って荒れていたけど、メダカが泳ぐのはかろうじて覗けた。

こんなとこかな。
水と銅像でほぼ満足してたけど、思った以上に見どころあるメモリアル的な神社だった。

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さてさてやっぱり「古江小路の街並み」へも行こうかな、、とも思ったけど、なんかいろいろ見て充分だったし、何気に忌宮神社との間の道も雰囲気良く、「横枕小路」と標柱も立ってて、これと同じ感じ雰囲気かなー、、だったらこれでいいやとか思えちゃったので、もういいかと車に戻った。

タグ:観:宮 観:水 観:像 観:屋 観:石 観:道 植:樹 植:花

忌宮神社

ファイル 3250-1.jpg下関市長府宮の内町にある神社。

ここが長門国府跡かなーと思って来てみたけど、そんな事はどこにも一文字も書かれてなかった。
ここは仲哀天皇が熊襲討伐の為に七年間仮の皇居とした豊浦宮跡だそうで、神功皇后の忌宮に応神天皇の豊明宮の三殿合祀した神社だそうだ。
仲哀天皇は日本武尊の子で古墳時代なので律令の国府がおかれるもっと前の時代からあった神社ということだ。
けど、数度の戦乱や火災で社殿を幾度も焼失し道営改築とあるので、場所も動いてるかもね。遺跡は発掘されないと確定しないけど、神話は話(書記)だけだもんね。

なにはともあれ朝の神社は清々しくお参り、鳥居をくぐって石段を上ると鯉のぼりが吊られてた。
左手の石灯籠の横には「宿禰の銀杏」という樹があり、武内宿禰が植えた銀杏の子孫の古木だそうだ。

広場の先の門の前には「石鬼」というのがあった。
熊襲が豊浦宮に攻めてきたときに、扇動した新羅の者を討ち取って首を埋めて覆った石の事だそうだ。ここに首が埋まってるわけじゃないよねぇ。。その鬼石の周りをまわって踊る祭礼を「数方庭」と言い今に伝わるそうだ。普通の土曜の朝は鳩がウロウロしてるだけだった。

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門をくぐって拝殿にお参り。

その拝殿前にある御由緒などの案内は液晶画面だった。新しいなぁ。
北側の石段を下って広場をまわると「神功皇后お手植えのさか松」というのがあった。三韓出兵の際に逆さに植えた松だとかで、枯れた古木の一部が安置され、子孫の若木が手前に生えていた。武内宿禰とか神功皇后とかってそういえば「天の地脈」という漫画で出てきたなぁ。。とか思いながら眺めた。

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ぐるっと回って駐車場の手前の「長府観光案内」を見た。やっぱり国府の府の字もなかった。
それよりも「古江小路の街並み」というのが気になったので朝の散歩がてら行ってみようかと、そのまま神社の裏に進んでみた。

ら、裏の奥の建物前に「数方庭の大幟の竹」とか置かれてたり、郵便ポストがあったりしてそれぞれ丁寧に案内板があった。郵便ポストをデザインしたのが下関出身の人だそうだ。

その先の桜の木の前には「豊浦宮皇居址記念碑」。
その隣に山桑の木(しだれ桑)と「蚕種渡来之地記念碑」があった。秦の始皇帝の子孫がこの地で仲哀天皇にカイコの卵を献上したのが日本の養蚕の発祥なんだそうだ。へー。

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じっくりしだれ桑を眺めつつ、その先の藤棚の藤も眺めた。
なんかいろいろあってそれぞれ案内立ってて情報濃い神社だった。

そしてその先に散歩。

ファイル 3250-5.jpg最初来た時は駐車場にも何台も車停まってて参拝する人もちらほらいたけど、戻ってきたころにはガラガラだった。
ちょっとのんびりしすぎたかなーと思いつつ、そういえば「古江小路の街並み」行ってないや、、と車に乗ってから思い出した。。
けどまぁいいか、満足満足と出発した。

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道の駅 願成就温泉

ファイル 2553-1.jpg山口市阿東徳佐上の9号沿いにある道の駅。

日帰り温泉が道の駅になったような所で、前にも一度ここの温泉に入ったことあった。
その前にきた時も早めの夜で真っ暗な駐車場で自分の車を探すのが戸惑ったくらいだった憶えがあるけど、久々に来たら照明付いてて、むしろおしゃれにリニューアルしてた。

まだ今日は明るさ残る夕暮れ後だったけど、駐車場から建物までも足元の照明が続いててイイ感じだった。

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そして振り返ると目の前の野坂山が暮れなずむ空を背にこんもり見えた。

温泉の入り口には静御前のタペストリーがあった。
京を落ちて各地を放浪し最後に暮らしたのがこの阿東だったそうだ。

そして温泉入浴。
浴室も部分的には新しくなってるっぽいけど、やっぱり憶えてないもんだねぇ。。無色の湯は若干ぬめってしっかり温泉。いい湯だった。

風呂からあがって7時半。ここで食事できたらなぁ、、と思ったけど、やっぱり食事処は閉まってた。
けど、外のスナックコーナーは普通にやってたので何があるか見てみた。
食べるのはうどんとカレーとホットサンド。。
「きいとサンド」というのが気になってどんなのか聞いてみたら沢庵のサンドだそうで(きいとは店名)、んーどうだろうか。
今日は一日軽い物しか食べておらず、ちゃんと食事したいと思ったのでこれはヤメといて、春限定さくらシェイクだけ買って飲んだ。

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青い照明の暗めのテーブルで照明を見ながらシェイク飲んで涼んだ。
めっちゃ桜の味だった。
(けど結局その後は食事によるとこなどなく食べずじまいだったから、何かしら食べとけばよかった、、、)

タグ:餐:飲 観:光 景:山 楽:湯 道の駅

宮野のミツガシワ自生地

ファイル 2552-1.jpg山口市宮野下の法明院裏庭にある天然記念物自生地。

おもての9号には大きな案内が出てたけど、そこからは狭い宅地のの道で不安になりながら来た奥の寺で駐車場はその裏で、ちょっと失敗したかな、、とか思いながら車を下りた。

まず駐車場前に「裏庭へ→」という案内があったけど、それがどこを指してるか分からず迷った。
脇の森に続いてそうな怪しい細道を進めと言ってるっぽいけど、裏庭って感じじゃなく裏山って雰囲気。。

そうではなくて、前の寺に入ってその裏庭にまわれって事かな?と思い、寺の正面にまわってみた。

お寺は「法明院」入口に鐘楼門のある立派な寺で、その鐘楼の前に「ミツガシワ自生地」の説明があった。ナイス。
この寺は長慶年間(990)創建の寺で大永元年(1520)に曹洞宗の今の寺になったそうだ。
ミツガシワは裏庭の池に自生、開花は4月上旬とあった。4月上旬かぁ、、きびしいかなぁ、、

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取り敢えず鐘楼門をくぐって中に入ったけど、寺って勝手に入っていいのか不安でどうも気が引けるなぁ。
花を見に庭に入るって不法侵入じゃないよなぁ、、などとオドオドしながら進んだけど、裏庭は無かった。。

あれ?

やっぱ最初の怪しい細道の先なのかなぁ、、
と思い、寺を出て駐車場に戻った。

でも囲いの外で裏庭って表現はおかしいよなぁ、、とかブツブツいいながら進んだ先には、確かに御堂とか藤棚とかあって、裏庭と言えば裏庭なのかなぁ、、 って感じでもあった。

っていうか、実はその「ミツガシワ」というのがどんな物か知らなかった。カシワというのだからあの柏餅の葉の樹の仲間だと思ってたんだけど、花が咲いてる木は無く、パッと見花は藤くらいしか見当たらなかった。

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けど、よく見まわすと藤棚の下の段に解説板があった!
やっぱりここであってるらしい。
読むと、
寒冷地に生える白い花が咲く多年生水草で山口が南限。とあった。
水草かぁ、、っていうかどこが池だよ、、

と、またよく見まわすと目の前の草むらは草のビッシリ生えた湿原でその根には水があるのが見えた。 あーこれが池だったのかー。

で、その池をよーく見ると、白い花がポツポツと咲いてるのが見えた。
これが「ミツガシワ」かなぁ。(そうだった。確証なかったからスマホで調べちゃった)
花びらもじゃもじゃの小さな花で、炭酸のような泡が跳ねているようにも見えてかわいらしかった。
時季遅れながら幾つも咲き残っててよかった~。

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良く足元を見て湿地に踏み込まないように気を付けて、まわりの畔道をまわって花を見た。

ファイル 2552-5.jpg花は他にも咲いてて、多かったのが黄色い花。
解説板にあった、北海道などに咲く「リュウキンカ」という花かな(そうらしい)

取り敢えず天然記念物の小さな花がちゃんと見れて良かった。
これらの花は共に寒冷地の花で、氷河期時代に普通に生えてて取り残されたものだそうだ。へー。

っていうか、
山口って県庁所在地なのに駅は小さいしパッとしないなぁ、、とか思ってたけど市の中心近くにこんな自然が残ってたりして、ある意味すごい都市だなぁ、、とか思った。

タグ:植:花 観:然 観:寺 観:門

美東SA

ファイル 2236-1.jpg美東町真名の中国道にあるサービスエリア。

初めての立ち寄り。
っていうか中国道に乗ったのまだ二度目だからね。

スパッと九州まで一気に飛ばして行こう!と思って乗った高速でこんなにも早速休憩してるのは、興味でも空腹でもなくトイレに行きたくなったからである。

正露丸のお陰でもう下ってはいないんだけど、なーんか急激にトイレに行きたくなる事が多い変な腹具合。こんなの初めてかも。

で、
スッキリした後はやっぱり一応店内も見えまわりますわな。

ファイル 2236-2.jpg昼過ぎで人が多く落ち着かなかったけど、連休の割にはそんな酷い混みようって感じでもなかった。(普段は知らないけど)
幾つかならんだ顔ハメも人が寄ってなかったし、最近よく見かける騙し絵的風景画で入りこんだように写真が撮れる秋芳洞の絵も誰も見てなかった。

山口県名産B級グルメっぽい模擬店も人が並ぶほどではなかった。ので見てみた。
「長州どり」という山口の地鶏の唐揚げがおいしそうだったけど、これから唐揚げ名物の大分方面に進むのでパス。
地域名物のコロッケが何種もあったのでそっちを買ってみた。

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食べたのは「長州どり夏みかんメンチ」と「仙崎いかクリーミーコロッケ」
どっちもおいしかったけどインパクトでは「長州どり夏みかんメンチ」だな。柑橘類の酸味でキュッと締まったメンチは美味しく面白かった。けど、長州どりの美味しさはよくわからず勿体ないような気もした。
「仙崎いかクリーミーコロッケ」はかなーりクリーミーなトロトロコロッケ。クラムチャウダーっぽいかと思いきや素直なホワイトクリームで美味しかった。けど、これも仙崎いかの存在が感じられず、そういう意味では惜しかった。
(他には「鹿野高原豚」「美東ごぼう」「海老クリーム」とあって、海老だけは他より100円高かった)

今日は日差しバッチリで暑いくらいの陽気だからね。本来ならソフトクリームとかも食べたいトコだけど、、
もちろん腹の調子考えてパス。水だけ買って出発した。

タグ:餐:揚 観:絵 観:P

道の駅 ソレーネ周南

ファイル 1821-1.jpg周南市戸田の2号沿いにある道の駅。

黙々と走って3時前。まだまだ山口県を半分も抜けて無くて全然進んだ気がせず何処も寄りたくない気分だった。けど、うらはらに、食事はとらないとなぁ、、と、食事だけは仕方ないからどこか寄ろう、、寄るなら兼ねてから気になってた料理とか、、、なんてもやもやしてたトコで、道の駅があったので、んじゃ中間取って丁度いいくらいかなと、この道の駅に食事休憩のつもりで寄ってみた。

見るからに新しい洒落た造りの広い道の駅で、週末の午後らしい混みようだったけど、出る車もあってすんなり停められた。

まずは店の中を見てまわると、色々あって試食も出てて「鹿野高原豚」というのがとてもおいしかった。

で、裏の川に出る脇にある休憩室を兼ねたレストランのメニューを見るとその「鹿野高原豚」のローストポーク丼というのがリーズナブルなメニューであった。

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店は洒落た感じだったので少々腰が引けて、川眺めて戸惑いつつ、やっぱりちゃんと食事するならもう此処しかないので思い切って入って食事した。

で、そのローストポーク丼

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洒落た器に彩りキレイにシンプルな丼。でもかかってる「高瀬みそ」のソースはとてもおいしく、そしてやっぱり鹿野高原豚のローストポークはいい味でおいしかった。
空腹も手伝ってあっという間にぺろりと食べちゃった。


店を出て、もう一品くらい何か食べたいな、、とか思って見てたら、店の前のスナックコーナー
も鹿野農場の店で、ハンバーガーとかおいしいそうだった。
けど、気合入った高めのバーガーだったのでそれはやめて、シンプルにフランクフルトにしてみた。

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これもまた「鹿野高原豚100%」
もう言わずもがなのおいしいフランク。マスタードがないのが気になったけど、肉の味で充分満足。いい昼食になった。

タグ:食:丼 食:串 餐:肉 景:川 道の駅

道の駅 萩しーまーと

ファイル 1813-1.jpg萩市椿字鹿背ヶ坂の191号近くの県道沿いにある道の駅。

ここもまた随分しばらく寄ってない道の駅で、以前来たのが天気悪いGWの昼頃で(01/4/29)えらく混んでて、停めるのも歩くのも大変で何も買えず食えず二度と来るかと思った。

で、今日は真逆で、平日の夕方で駐車場はガラガラ。人もまばら。
自分はパン(ハンバーグ定食)食べたばかりであまり腹も減ってないからホントにトイレ休憩だけのつもりで寄った。

んだけど、こうも前回の印象と真逆だとさすがに新鮮で、少し店内も覗いてみようかな、、と思った。(印象も何も15年ぶりなら始めてくるようなもんだろうけど)

ファイル 1813-2.jpg中は市場のようになってて、そこに土産屋も融合して密度濃い店内。いろいろ魅力的なものもあって土産にしようかと思ったけど、それよりもうすぐ閉店の割引セールのものが気になった。

一番気になったのは、可愛いイカ(ケンサキイカ)の泳ぐ水槽がある地元漁協の鮮魚売場の寿司パック。全品表示価格の半額と出てた。弱いんだよね~「表示価格の半額」というフレーズ。
一つくらいなら食べられるかなとついつい購入しちゃった。

買ったのはちょっと聞き馴染みのない名前の「コシナガマグロ」の握り。これだけ「萩港産」とついてたから地魚かなと思って買ってみた。(あ、100円引きのシールが貼られてるけどちゃんと半額でした)
で、外のベンチで早速食べた。

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らば、
これ、!んめー!
しっかりマグロ味だけどさっぱり優しく甘く、綺麗な見た目の通りの爽やかなマグロ。
旨くて止まらずにパクパクと食べきっちゃった。

食後に早速スマホで調べてみたら入荷量の少ない小型のマグロだそうだ。9月上旬頃から萩近海を回遊するそうで、図らずも旬のおいしい地魚を食べられて御満悦。
ちょっと食べ過ぎな腹心地だけど、寄って良かった~。

萩はすっかり幕末のイメージより魚のイメージが強くなった。

タグ:餐:鮨 観:市 動:魚 道の駅

明神池

萩市椿東にある天然の海跡湖。
此処が今回のドライブで取り敢えず一番来てみたかった場所。9号~191号という単調な道を進んで、脇道に逸れることなく、寄り道もし過ぎることなく真っ直ぐやって来て、日のあるうちに着けて一安心。

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この池は、海にできた火山島の笠山がいつしか陸繋島となって繋がった時にできた海の名残だそうで、池底の岩間から海水が入る塩水池。国の天然記念物。

で、興味深いのは、その海水と共に入り込んだ海の魚が繁殖して天然の水族館と化しているという話で、それが如何ほどのものか是非この目で見てみたかった。

来てみたら、海の名残とは思えない静かな池で、石灯籠の下ではニャンコがぐでーっと御休息。とても和やかなトコだった。

で、
さてさて、ホントに魚が見れるのかな?と池を覗くと、、

すげー、沢山いるー、、
何とも驚いたことに池の鯉なみに磯の海水魚がウヨウヨ泳いでた。
それが、マジで磯釣りが好きな人ならイライラしそうないい型のイシダイなんかが何匹もいて、他にもぱっと見、メジナもシマイサキも大きく、クサフグまでデカかった。そしてまさかホントにいるとは思わなかったアカエイまでも挨拶のように姿を現して驚いた。

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そして勿論「池での魚釣り行為は違法です」と書かれてた。
後から来た女性が「じゃあ釣りじゃなくて網ですくうのはエエんかな」とか話してたけど、天然記念物ぞ、たとえ手づかみでもダメに決まってんじゃんw

その隣の注意書きは「魚にエサを与える場合トビが頭上より近寄ってくることがありますのでご注意ください」とあった。
あ、やっぱりエサやりはOKなんだ。
あーやっぱパン残しておけばよかったー

ファイル 1812-3.jpgと、くやしくおもいつつ、この近所で何か売ってないかな?と付近の店を見てみたら、池の目の前の陶器店でしっかり「魚のヱサ50円」とパン耳の袋が売られてた。さもありなん。
っていうか、もっとぼったくってもいいと思うトコだけど良心的値段でおおだすかり。やさしいね。(平日の値段だったりして)

早速一袋買って池に戻った。

、、、でもよく考えたら、コイやアヒルじゃあるまいしイシダイやメジナがパンなんか食うのか?
とか思いつつ、池にパンを投げてみると、
ヴァシャヴァシャヴァシャ!
と、ものすごい食い付きで、魚もさらに集まってきて生簀状態。
驚いた。50円での餌付け体験。
今年夏に行った能登半島の真鯛の生簀よりも威勢よく賑やかに祭りのように集まって嬉しくなった。

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そして出し渋ってみた時のくれくれアピールが面白く、特に最前列を陣取ったイシダイたちが、その嘴を水面から出してまでくれくれアピール。
そして「こっちこっち」とばかりに水鉄砲のように口から水を飛ばして自己アピール。
イシダイってこんな芸までするキャラだったのか、、、

手で直にあげてみようと近づいてみたけど、イシダイの口ってサザエの殻も嚙み砕くペンチのような口だと聞いてたのを思い出して寸前で落としちゃった、、へたれ。

他にも大型のボラが来たり、またエイが来たりしてその子らにあげようと放っても別な子が食べちゃってなかなか狙った子には届かなかった。(っていうか、エイもパン食うのか?)

ふと見上げると、そんな様子をちゃんとトンビが上から眺めてた。こちらも油断してないのでトンビも動かずじまい。
っていうか、パンより魚狙った方がよくね?

脇の石灯籠の下のネコは二匹に増えていた。こちらは何も狙わずに相変わらずぐでーっと気持ちよさそうにしてた。何だこの楽園w

まあ、人には愛嬌もって水面に口出すイシダイでも、ネコやトンビに狩られるようなマヌケではないんだろうね。

パンもなくなってしばらく眺めた後は、次来た人たちにその場を譲って移動した。
池に沿って東側に進んでみると、こっちの道ははすぐに柵で閉鎖されてて進めなくなってたので引き返した。

一旦戻って、車道の日陰の西側の池岸を進んでみた。

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魚は駐車所の前だけではなく池のどの場所にもたくさんいて、覗いて魚影の見えない場所はなかった。
で、歩きながら見てたら、たまに大型のハタとかがいたりして驚く。本当は養殖してんじゃないの?とか思えてくる。。

そして車道の先の神社前でもパンを撒いていた。
これは鳥居の脇にあるエサ売り場の人が売れ残った分を撒いてるって感じだった。

その神社「厳島神社」にお参り。
そしてさらに奥に歩く。
庭園のような橋を渡るとその奥はひっそりと静かな池が森に囲まれていた。
何気なく見てたら青い鳥が飛んで来てて、カメラで追うとカワセミだった!
カワセミまでいるんか。何だこの楽園w

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「風穴」という案内を辿って池の裏の奥に進んでみた。
ら、てっきり洞穴があるのかと思ってたらそうではなかった。岩の合間から冷たい風が吹き出すスポット。あー松本では天然の冷蔵室にしてたタイプのやつね。
温度計は15℃を指してて近づいてみたら確かに冷気が吹き出していてひんやりと気持ちよかった。日陰ながら石のコケの緑も鮮やかで、今日は夏日だったからとても癒えた。(昨日みたいな雨だったらまず来ないよね)

そしてたっぷり涼んで来た道を戻った。
森から覗く明神池は庭園のような雅に見えた。

帰りもゆっくり池を覗きながら戻ってたら、駐車場に戻る頃にはもう周りは日陰になちゃってて、日が笠山に落ちる寸前だった。ネコはまだ二匹仲良く寝転がってた。

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タグ:景:湖 景:岩 観:宮 観:石 観:然 楽:験 動:鳥 動:獣 動:魚

道の駅 阿武町

ファイル 1811-1.jpg阿武町奈古の191号沿いにある道の駅。

ここは随分前に一度来たっきりだった場所。
191号自体は何度も通ってるんだけど何故かいつも通過してる。多分毎回(でもないだろうけど)この東の田万川の道の駅に寄ってお気に入りのリンゴソフトを食べてるからだろう。

今日もリンゴソフトは食べたかったけど、それよりちゃんと食事したかったのでたまにはと此方に来てみた次第。
久々に寄ってみたらリニューアルして洒落て新しいきれいな道の駅になってて驚いた。

ファイル 1811-2.jpg見まわすと、あ、この室内プールは前からあった気がする。と少し思い出した。

そして、「日本でここだけ無角和牛」という幟が立っていた。そうそう、以前に来た時はその無角和牛の牛丼食べてブランド牛なのにリーズナブルだった憶えがある。味は憶えてないけど。(その後何回か雑誌などで見かけたこともある)

てわけで、また同じメニューないかな、、とレストランを覗くと、そういうメニューはもうなく洒落て高めの印象の店になってた。

んー、でもここで食事するつもりで来てたので思いきって中に入り、やや手頃な「無角和牛入りハンバーグ定食」にした。

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うん、柔らかく牛肉らしいあじわいの生きたおいしいハンバーグ。
でもちょっとちゃんとしすぎててインパクトは弱く、やっぱうまい牛丼をカッ込みたい気分だったのがスカされた感じからか、あまりピンとこなくて、、このドライブ中の食事で一番印象薄い食事になってしまった。(正直、帰って画像纏めるまで忘れてた)

食後は店も覗きつつ、海を眺めに裏に出てみた。
レストランからも見えていたけど、やっぱ眺めるのは外の方がイイね。青く眩しい奈古湾に浮かぶ鹿島(男鹿島と女鹿島の二つの小島で別名「夫婦島」だとか)とその後ろに大きな萩大島が控えててイイ眺め。
こんなトコにありがちなその夫婦島を覗くモニュメントにある「幸せの鐘」とやらは、おっさん達がゴンゴン鳴らしていた。
イイ景色の場所はすべからく恋愛スポットに、と、されがちな雰囲気をブチ壊してくれてて嬉しかったw

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そして表に戻ると奥の端の方に「発祥交流館」というのがあったので行ってみた。

この道の駅は第一回に登録されるチョイ前に社会実験的に「道の駅」としてオープンしてたという事で発祥の地としている。
まぁ、それより更に先の「道の駅」という名称がまだなかった時期に同じコンセプトで実験的にオープンしたという場所でも発祥の地を名乗ってたりして色々あるんだけど、、なんでもいよ。
で、
その「発祥交流館」に入ってみたら、中はパン屋以外は何もなかった。。あれ?

まぁ、丁度イイ、次に行く予定のスポットでパンがいることになるかもしれないから少し買っていこう、、とか思って入ってみたら、意外とおいしそうで面白そう。とりあえず、「福賀の梨をたっぷり使用」という(福がなさそうだけど、、w)「梨パン」と、シンプルそうで他では見ない「わかめパン」を買ってみた。

で、出発。

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走りながら、せっかく買ったパンだから一口だけでも食べてみようと「わかめパン」を一口食べてみた。
ら、
これが意外とうまかった。ついついパクパク食べちゃった。。いけね。
で、「梨パン」は元々普通に食べるつもりだったのでこっちもパクパク。結局たいらげちゃった。
っていうかおいしかったからそれぞれ二個づつくらい買っとけばよかったー、、と後悔した。

という感じで、結果的には無角和牛入りハンバーグより、このオマケで買ったパンの方が印象に残っちゃった。

タグ:食:定 餐:肉 餐:麭 景:海 景:島 観:発 道の駅

壇之浦PA

ファイル 1477-1.jpg下関市壇之浦町の関門橋手前の橋の袂にあるパーキングエリア。
九州手前の本州ラストの休憩所ということで、けっこう昔から何度も寄って九州への意気込みを感じたり、いろいろ食べてた場所。
関門自動車道で九州に向かう側専用のPAで、逆車線は対岸にめかりPAがある。けど、門司港ICから乗ると入れないのが要注意。それをこっち側も同じで下関から乗ったのでは入れなかったと勘違いしてた時期もあって暫く来てなかった。

てわけで、今回は寝る気まんまんで来てみた。
ちょっと賑やかだけど場所はあいててすんなり停車。

で、寝る前にちょっとトイレがてら、関門橋から向かいの門司の街の夜景を眺めた。

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そして寝た。


ZZ


ZZ


そして起きた。
朝はまだ暗い5時に目が覚めた。ガッツリ窓の曇った車から降りてみるとPAはびっしり満車で混雑してて空き待ちの車がウロウロしてて驚いた。。うわぁ。

ファイル 1477-3.jpgでも焦る気も無く(ごめんなさい)まずトイレ。
で、賑やかな売店を覗いてみると24時間営業で、その奥の食事コーナーも営業してた!おお、さすがPA。

てわけで、起きたばっかだけど朝食。ご当地的なメニュが多くていろいろと迷ったけど、意外とフグ(フク)においしさを感じないと言う事は何度も食べて知ってたのでヤメて、下関B級グルメ「とんちゃん鍋」を乗せた「とんちゃん丼」というのにしてみた。

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この「とんちゃん」というのは名前的にはブタの味噌焼きっぽい感じだけど、何故か乗ってるのは牛ホルモン。
ぷりぷりのかわいい食感でおいし、、、、、   からい。


朝からちょっと厳しい食事になってしまった。
下関の食事は失敗が多いなぁ、、

口直しのつもりで瓶型缶のご当地サイダー「長州地サイダー 夏みかん味」を買ってみた。
そして建物の屋上の展望台に上がってみ    ようとしたら、2階からのドアは閉鎖されてた。。けど、バリアフリーの緩やかな通路は閉鎖されてなかったのでそっちからぐるりと廻って登ってみた。

朝の陽が登る前の関門海峡の眺め。
写真的には夜よりいいね。そしてサイダーの青い缶が妙に馴染んでるね。

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タグ:楽:眺 景:海 景:町 観:光 観:橋 食:丼 餐:飲

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