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スカイラウンジ ヴォジュール

ファイル 3793-1.jpg土浦市城北町にある「ホテルマロウド筑波」の最上十三階にある展望レストラン。

金曜夜は残業込んでて帰りが遅くなったので外泊せず我慢してたので、その分少しだけ高めの宿をと予約したのがこちらのホテルの朝食付きプラン。それでも一般的にはリーズナブル。リーズナブルなわりにしっかりした大きいホテルで市街中心辺り乍ら駐車場も多くていいホテル。少々古い感じもしたけど部屋も広めでゆっくりできた。

そんな部屋は三階で窓から何も見えなかったけど、朝食は十三階なので少し楽しみだった。
のに、朝は作業が捗って気がつけば8時過ぎてた。いかんいかん朝食9時までで料理は45分までだったーと少々慌てて十三階に上がった。

したら、広々と全面大きな窓ガラスでさすがの展望レストラン!

まぁ取り敢えず朝食バイキング。8時半前で危ないところだったw
特筆する品はない卒のないホテルの朝食バイキングではあるけど、どれもちゃんとしてておいしかった。一番おいしく感じたのは何気に煮物のコンニャクだった。欲を言えば土浦なんだからレンコン料理が欲しかった。
地場物といえば米は「常陸小田米」だそうだ。北条から小田の筑波山麓のコシヒカリだそうで、これはおいしく、おかわりすすんだ。

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で、土浦市街の北東部を眺めながらゆっくり食べられた。
ちょっと霞ケ浦は遠めで湖面も大きくは見えなかったけど、薄曇りの空ながらヨットマリーナあたりは日が差してて、輝く湖面が引き立った。

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それとJR常磐線の線路は普通列車が何度か通過しつつ、特急も通過するのがよく見えた。鉄っちゃんにも優しい展望だった。(じゃないけど)
ああそっか、これ筑波鉄道が廃線になる前ならそれも見下ろせたのか。たしか正面のマンションの手前が線路跡の道「りんりんロード」だよな。(とおもったけど、このホテルの開業は平成元年だそうで廃線の後だった。。)

45分で「もう料理はおわりになりますけど」と声かけられつつ、その後に上がってきたカップル客が謝りながら残ったもので食事するのを眺めつつ、、9時前までゆっくりした。

そして部屋に戻る時にエレベータールームの窓で、さっきの展望の裏の西側を眺めた。正面左の茶色いビルの横の森が土浦城。現存櫓門は木に隠れてた。
そして足元真下に車を停めた第四駐車場。お、殆どの車がもう出発して3台しか残ってないね。おかげで自分の車がすぐ見つかった。

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そして下るエレベーターから南側を見ながら降りた。正面の高層マンションが土浦市役所の入った建物「URALA」。
部屋の階はもう何も見えなくなるので、ホテルではなくて展望レストランでの点景項目にしました。

この日の日誌

タグ:楽:眺 楽:宿 景:町 景:湖 観:鉄 食:賊

道の駅 みわ

ファイル 3791-1.jpg常陸大宮市鷲子の293号沿いにある道の駅。

ここも以前から何度か来てた道の駅。点景は二度目。
そばがうまくて人気という印象で、まだ11時の昼前だったら並ばないかなと思って見てみたらもう結構混んでた。
券売機に並ぶことはなかったけど、券買っても空いてる席はなく、列にはなってなかったけど席が空くのを待ってる人はいた。あー結局待つのか。

列になってない状態で席が空くのを狙って待つという気が抜けない感じだけど、エアコン効いてる店内で待てたし、券の購入から順番にはなっててすぐにはできないから慌てることもなく、自分の前後は家族客のようで、お一人客が席を立った時にすんなり席に着けた。

自分の蕎麦が出来て番号呼ばれるまで30分。。こんなか。
今回たのんだのは「三味」という大根おろし・ひきわり納豆・やまと芋付きざるそば。
まわりはほとんど天ざるだったので天ざるの方が数分早かったのかもしれない。。後の番号に抜かされてた。そいういうもんか。

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うん、まぁうまい蕎麦。
三味のつゆもそれぞれ楽しめた。
ただ、その蕎麦の旨さも、待つ時間と落ちつかない混んだ雰囲気で沈んだ気分を払拭するまでではなく、もうササッと平らげて店を出ちゃった。

ちなみに前回の点景 この日の日誌

タグ:餐:麺 楽<待 道の駅

ホテル古河ヒルズ

ファイル 3789-1.jpg古河市東の県道沿いにあるビジネスホテル。

エアコン壊れた猛暑の週末の避暑及び日誌作業目的で、金曜の帰りの通勤電車で「本日の宿」検索して予約して来た。条件は・疲れが残る夜に自宅から出発で苦ではない距離の地域・5000円以内でなるべく安価・駐車場無料・Wi-Fi完備・禁煙・出来ればトイレ付(共同ではない)・出来れば大風呂有。
で、大風呂はなかったけどトイレは部屋にあったし、朝食付きという好条件で決定。

で、駐車場は一階の建物下でちょっと狭かったけど、自分の車なら苦も無く停められて、部屋も狭くなくきれいで満足。

っていうか、
そういえば友達が「古河で泊まった」という話をしてて、そんな近くの帰れるような所で宿泊って贅沢で面白そうだなぁ、、なんて思ってたけど、その時はまさか自分も古河で泊まることになるとは思ってもなかった。

ファイル 3789-2.jpgさてさて、近場と言っても先日泊まった野田よりは遠いいわけで、朝起きて窓から見た眺めも、まぁ町が見渡せるけれどとくべつ知ってる建物があるわけでもなし面白いものを見かけるでもなく特筆することはなった。

ので、点景にするつもりなんて全くなかったのだけれど、朝、少々ゆっくりの7時過ぎに2階の食堂に降りて食べた朝食が、まるで期待してなかったのに思いのほかよくておいしくて、写真も撮ってたので点景にした。

専属シェフ考案のメニューという朝食バイキングは一品一品なんか凝ってて、ソーメンはラー油風味だったり、ウインナーは小松菜炒めで、ポテサラもうまく、生野菜のドレッシングも香ばしい、そしてフキの入ったテールスープとか創作洋食店だよ。

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セルフ目玉焼きコーナーのホットプレートがあったので、ご飯2杯目は目玉焼き。デザートには酒粕の杏仁風ゼリー。満足の朝食。
スーパーとかルートとか○横とかより全然イイ。
嬉しくなってこれは点景にしなきゃなと思えた。

食事終えてもまだ部屋に戻って作業再開。
チェックアウトいっぱいまでゆっくりした。
今年限定の夏のスタイル。
まぁこんなことはしたくないんだけど、、と言いつつ、割と楽しんでる自分もいた。

この日の日誌

タグ:食:賊 食:焼 餐:菜 餐:肉 餐:汁 楽:宿

刺身和食 旭屋

ファイル 3784-1.jpg土浦市荒川沖の6号沿いにある海鮮食堂。

ここは以前、地元の理髪店で話を聞いてて勧められてて、いつか行こうと思ってて忘れてたトコ。最近6号とかめったに通らないもんねぇ。通る時は東北の帰りとかで、どっぷり帰路モードで黙々と進んでて気付かず思い出さずで通過してた。
それをよく今日は思い出したもんだよね。
気持凹むことがあった日だから、食事で少しでも取り返せればと、いいもの食べたかったので丁度よかった。

ファイル 3784-2.jpgさて店内はボックス席だけ(座敷もあったかな)で、おひとりさまには向かない感じだったけど、気にせず席に着いてメニューを見た。

本日限定!とあった刺身の定食はスズキ、アオリイカ、トビウオ、カツオ、銀ダラとあって、スズキは品切れと言われたけど一番気になったのは銀ダラで、一応少し迷いつつも「銀ダラ刺身定食」にした。

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おーおーおー、部位の違った三種の銀ダラの刺身!これはどれも蕩けて最高にうまかった!銀ダラと言えば鍋でのパサッとしがちな白身とかしか想像できなかったけど、刺身でこんなほっこりさせられて印象変わった。
そして添え物とは思えない大きなアジフライもおいしく、なぜか納豆までついてるのは茨城だからか嬉しかった。

ところで、他の客が会計の時に、店の人に丁寧に魚の話をしてもらってるのが耳に入って、常連さんとかかな?とか思ってたけど、そうではなく、自分みたいな一見の一人客でも「銀ダラいかがでしたか」から丁寧な話を聞けて感激した。
銀ダラは一般的には殆ど輸入外国産の冷凍物で、北海道でもそれ用の漁はなく、たまたま掛かったものが地元で出回るくらいのレア物だそうだ。
すごいすごい。へこんだ気分もV字回復。いい食事できてよかった。

この日の日誌

タグ:食:定 餐:魚 楽:話

ドライブイン51号

ファイル 3783-1.jpg鉾田市台濁沢の51号沿いにある食堂。

51号沿いはどうも寄りやすい店があまりなくて今日もまた食事せずじまいになっちゃいそうな気がしてて、何でもいいから見かけたら思い切って寄ってみようと思ってて寄った店。

地味な地元向けの食堂といった感じで、店名もあってないようなもの。
店内も狭くなく広くなく、メニューも定食も丼物も充実していたけどとくべつ変わったものもなく、しいて言えば天丼がエビ天丼とエビイカキスの天盛丼に分かれてたのが感じよくキス天食べたくなったのでそれにしてみた。

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ってわけで天盛丼、野菜はナスとオクラとカボチャだった。
意外なことに衣がカリッとしたクリスピーで食感面白く、どれもおいしかった。

普通な感じで普通な食事で、普通に定番ルートにほしい店だなぁと思った。

この日の日誌

タグ:食:丼 餐:揚

鹿島神宮御手洗池公園

ファイル 3782-1.jpg鹿嶋市宮下の鹿島神宮の森の奥にある湧水池の公園。

年始の大寒禊などの禊ぎをする神聖な池。猛暑の夏でも涼しい所なので僕はもっぱら夏に避暑で立ち寄るお気に入りスポット。
前回はちゃんと鹿島神宮にお参りしてたけど、結構広くて歩くのでここだけ来て涼んで帰るのが夏のドライブの立ち寄りとしてはいい感じ。

で、今日もそんな感じで来てみた。
駐車場はもっと混んでるかと思ったけど空いてた。盆休みシーズンでも穴場なのかな。

歩いている人は多いので、みんな鹿島神宮の表から歩いてきてるのかなと思えた。
公園は、森からの風と日陰と池でやっぱり涼し気。更に昼間からヒグラシが啼いてて音的にも涼し気。いやされるぅ。
池の錦鯉が気持ちよさそう。

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そんなあちこちから聞こえてくるヒグラシの声だけど、どこにいるのか探しても全然見つからないもので、かなり近くで方向も間違いないのに姿が見えず、しばらくウロウロしてヒグラシを探してみたけど、ついに一匹たりとも見つけられなかった。

たまには団子でも食べるかなーと店を見てみた。けど飲み物でいいかなと思って鹿嶋メロンの生メロンジュースとかいいかなとそれにしてみた。

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そんなこんなで存分にゆっくりしてウロウロして45分ほど涼んで車に戻った。

ちなみに前回の点景 この日の日誌

タグ:観:園 観:池 景:森 楽:音 動:魚 餐:飲

食い処 克貴

ファイル 3779-1.jpg結城市北南茂呂の県道沿いにあるラーメン店。

頻繁に通る定番ルートにある店なのでもっとちょくちょく寄るかと思いきや、いつもたくさん車停まってて混んでそうなのでついつい通過しちゃっててしばらく来てなかった。何度目だろ?点景は三度目で、日誌見ると一昨年(22/11/12)に来てたので四度目かな。
クソ暑い猛暑でラーメンっていう気分じゃないけど、最近は「冷やし麺」の幟を見かけてて、それで寄ろうと思ってた。

ってわけで迷わず「冷やしラーメン」冷やし中華じゃなくて冷たい汁のラーメンというのが嬉しい。

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おお、うまい。
冷やしになっても汁のうまさは落ちずに透明度高いのにいい味わいで、青竹というより手打ちな感じの麺もモチモチ感そのままによく汁と絡んでおいしく啜れた。氷も浮いてて汁も最後まで冷たく飲み干せた。いいね。夏にイイネ。

実は、、職場の裏のラーメン店の冷やしラーメンがうまくてたまに食べて帰ったりしてて、そこと比べちゃいそうだなぁ、、と思って食べたんだけど、こっちの方がうまかった。満足満足。

ちなみに前回の点景 この日の日誌

タグ:餐:ら

古河歴史博物館

ファイル 3770-1.jpg古河市中央町にある博物館。

河川改修事業で完全に姿を消した古河城の外郭だった場所にある博物館で、城跡がない中で唯一城関係っぽい施設という認識だったので一度来てみたかった場所。歴史的には色々あった所だからね。一度は入口まで来たことあるんだけどね。なんかケチって入らずじまいだった。
今回は古河市街で渋滞してて思い出して逃げるように来てみた次第。

駐車場に停めて館に歩くと、その前の池は水抜いて修繕作業してた。暑いのに池に水がないのはなんかなぁ、、と思ったけど、当然ながら中に入ると涼しくて忘れた。

そして入り口から早速この博物館の模型があって、ジオラマとか期待できそうだと券買って入館すると、期待通りというかそれ以上に細かいつくりのジオラマ模型があってナイスだった。

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利根川に架かる長い船橋と河岸の宿場町の模型は大きく細かく見ごたえあった。
その隣の大正期の蒸気船と帆船の河岸のジオラマもいい感じ。

もちろん博物館は模型だけじゃなくて古河の歴史を地質から解説してて、意外と城の事は少ないなと思ったけど、やっぱり最後の古河城の大きなジオラマは圧巻だった。
これだけ大きくても作りは細かくて水辺の蓮の葉まであった。

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これは大きな城だわ。三国橋と新三国橋の間が全部城だったわけでしょ。御三階もあるし。そして川の堀の向かいの土橋の御成道で繋がった出城諏訪曲輪がこの博物館なのね。
じっくり存分に見て展示室を出た。

ファイル 3770-4.jpg展示室の外の無料区間の奥に「歴史の中のヘンな生き物」という企画展があって、トイレがてら見てみたら、これが意外と面白くてゆっくり読んで回った。鵺とか河童とか、実際はあまり都合よくない聞こえのよくない成敗をしちゃったときに妖怪ってことにして美談にしたって事だろうけどね。

面白かった。寄ってよかった。

この日の日誌

タグ:観:館 観:城 観:模 観:伝

稲敷チューリップまつり

ファイル 3652-1.jpg稲敷市浮島にある和田公園で催された花祭。

前に来たことあって点景も二度目。公園もその時にしか寄ったことなかったかも。なんとなく今時期かなと思って来てみたらバッチリイベントの日だったようで混んでた。
けど、もう午後で催し物も終盤だったからか駐車場はすぐ裏の駐車場にスンナリ停められた。でも、前に来た時はもっと小規模で人も車も少なく裏じゃなくて表の駐車場に停められた気がする。。

で、駐車場からなので公園に進むといきなりチューリップ畑。なかなか人が多くどこぞの海浜公園かと思った。あれ?写真は意識してないけどあまり人が写り込んでないね。ゆっくり見てまわった。

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花畑に入って写真撮ってる人もぼちぼちいた。いいのかね。
っていうか、もう暑くて春っていうより初夏って感じで、派手な彩りの並んだ花はきれいだけど春の到来を喜ぶような祭りな感じは薄かった。
っていうか、流れて聞こえた広場のステージの歌謡ショーの歌がちょっとチューリップとは合わない気がして妙な気分でもあった。

そして奥の方の花畑ものんびりまわった。
チュ-リップ畑はこの充分な広さの二区画。軽く見て回るのにちょうどいいくらいで楽しめた。

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そういえば八重桜も咲いてたけど、これはさすがに霞んでた。っていうか、あっさりしてかわいらしく見えた。

さて、道を挟んだ向かいのグランドの広場ではステージと屋台があって賑わっていた。ちょっと見ていこうと端の口から入ってみたら、ちょうどイベントが終わる所だった。
一気に人が散った後のステージでメニューを見たら仮面ライダーガッチャードのショーもあったようだ。

屋台はまだやってたので見てまわった。なんか三つの列が離れてて、一つの列は焼きそばが三つも並んでた。。

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その端の稲敷市商工会のテントでは「300円!」と安売りしてたので購入。ステージ前の椅子に座って食べた。

かつて江戸崎にあった焼きそばの名店の味を復刻した「幻のやきそば」だそうだ。んー、、刻んだナルトに揚げ玉が混ざっていい感じだけど、そんなに個性は感じなかった。やっぱり地元の人にしか刺さらないのかな。でもそんな稲敷の味を食べれたのは良かった。

っていうか、こっちのイベント広場にはチュ-リップ感はなくなんか隣でやってた別の催しのように思えた。


ちなみに前回の点景  この日の日誌

タグ:植:花 楽:催 観:園 餐:焼

水戸城跡

水戸市三の丸にある城跡。

徳川御三家の水戸徳川の居城にして水戸藩の政庁だった城。のわりに他の御三家の名古屋城と和歌山城に比べて城跡としてはパッとしない所。
三城ともに太平洋戦争の空襲で現存天守を失っているけど水戸だけは復元されておらず、その後も城址公園にはせずに学校の敷地となって観光地にはならず、唯一城内三の丸に現存してた藩校の弘道館だけが国史跡としてのスポットになっていた。

で、
最近になって大手門と角櫓が木造復元されて城跡のように整備されたようなので、来てみたいと思ってた。のに、城跡用の観光駐車場というのはなく、弘道館への観光客用の駐車場という事になってて、有料の弘道館から順に見てってねという感じ。
その弘道館は昔家族旅行で来たことあったけど、如何せん子供だったので、まぁ今見たら全然楽しめるだろうと、素直にそっちから行ってみた。(駐車場は無料だけどすいてて、だまって門と櫓だけ見てきても大丈夫そうだったけど)

国重文の正門を横目に通用門から入って券売所、券を買う前に一応「ここ見た後に車停めたままで門とか櫓とか見てきてもいいですか」と聞いてみたら、「ここは5時までだけど角櫓は4時でしまっちゃうから急いでいかないとギリギリですよ」と親切に言われ地図のあるパンフもいただけたので「じゃあ先にそっち行ってきます」と引き返した。

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前置き長くなっちゃったけど、そんなわけでまずは「大手門」。うーん立派。(これができる前に何回か来たことあったんだけど、以前は普通の道路で車でこの先に進めたんだよね)ゆっくり見たいけど、それよりなにより角櫓と先を急いだ。

大手門の先は二の丸跡。現在はほぼ全部学校。広い城内風の白壁塀が並んだ道を進む。(この城内中央の道は往時からの位置でこの広さであったようだ)
立派な門の中学校と小学校(幼稚園)の間を抜けて、高校の手前にある小さな格子戸口が隅櫓への通路。家の玄関みたいで地味で気づかずに通り過ぎそうだった。。お邪魔しまーすって感じで入ると窮屈な塀の間の狭く長い道。うへぇ。

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塀の右が茨城大附属小学校で左が水戸第三高校(現共学の元女子高)、途中で桜が咲いてたのが見えたくらいで景色のない道を急いで進んだ。この桜の内側あたりに天守代わりの御三階櫓があったらしい。(ちなみにこの高校の創立は昭和元年、て事は、空襲で焼失するまでは女子高の校庭に現存してたのか)
その校庭の端を横断して抜けた先の二ノ丸の縁には城跡らしい白壁塀が張られて右の端に復元された「二の丸角櫓」が見えた。

おお、なんかカッコイイ角櫓。直角に多門が続く二重櫓で、心なしか屋根も反っててシャチホコもいるし、天守を復元できない分ちょっと盛って見栄えよくしちゃったかなー?なんて感じたけど、管理してた人の話ではちゃんと図面通り改変なく再現したものだそうだ。まぁ最近はうるさいそうだからねぇ。

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中も入れて新品櫓の木の天井はきれいだった。二階への階段もあったけどそれは立ち入り禁止だった。
水戸城と復元工事の解説のパネルが並ぶ間に「水戸城門扉」という門の戸板が置かれてた。水戸城大手門の門扉だと伝えられてたそうだけど、大手門にしては小さすぎるので別の門だという見解。数少ない現存物ではあるけど、なんか怪しいね。
格子の窓を開くとビルの合間に水戸駅が見えた。往時は駅のあたりはもう仙波湖でいい眺めだったらしい。そんなトコで「はいお時間です。閉めさせていただきますのでご退場願います」と出された。ホントにギリギリだった。通常なら早めに閉めて戻って入口を閉めるのが4時だそうで、自分以外にも数人いたので少しおまけしてもらえてたようだ。

塀の道は戻る時の方が校庭を覗けた。往時は二ノ丸御殿(二の丸屋形)があった場所。御殿は明治にすぐ解体されたようだ。ん?なんで御殿も御三階も本丸じゃなくて二の丸なんだ?(本丸には倉庫としての櫓しかなかったそうだ)

広い道に出て少し戻ると中学校の脇に「二ノ丸展示館」。ここもしまっちゃったかなと覗いたら4時半までとあって開いてたので入って見れた。

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水戸城についてのパネル展示とジオラマ模型があって、ジオラマ模型がいい感じでじっくり眺めた。

さて、そろそろ弘道館に戻らないと、、と思いつつ、まだ城内には他にも見どころあるようで、やっぱ気になって奥に進んでみた。

二ノ丸で先ずあったのが樹齢400年の大シイ。戦国時代から自生してたそうで佐竹がこの二ノ丸を造った頃からずっとここにあった大樹。二つのスダジイが並んでキレイに伸びてて、まだまだ葉も青く旺盛で立派だった。

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その横の格子戸門(こっちは門になってた)をくぐって生垣の細道でまた学校の裏を進んだ先が「二中見晴台」。城跡ではないけど、北の那賀川の側が広く見渡せていい眺めだった。
この二ノ丸の北側には櫓はなかったらしい。北側であったのは本丸の月見櫓。復元はともかくできればそっちが展望台だったらよかったのに、、と思った。

生垣を戻って中央の道に出ると杉山坂を下る脇道の対向に「杉山門」があった。ここは往時は土塁で桝形になってたらしい。門はパンフには(モニュメント)とあった。大手門には(復元)とあったのでこれはちゃんとした復元物じゃないのかな。まぁこのくらいの門はどれもそんなに変わらないだろうけどね。

そして更に進んで二ノ丸の奥の端には本丸への橋が架かってて間は深い堀になっている。

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橋を渡ってたら堀の底の線路を列車が通過。常磐線?じゃなくて水郡線。三両編成だった。この堀は佐竹が割ったのかな?こんな立派な堀を割ったのに秋田に転封されてガッカリだね。

橋の先は本丸跡で現在は水戸第一高校。ここに現存の薬医門があるということで何度か来たことはあるんだけど、駐車場ないし、高校とか入っていいのかわからず怯んで退散してた。今日は弘道館でもらったパンフに門の周りまでは見学可とあったので安心して進入した。っていうか、さっき言った月見櫓跡や南端の隅櫓跡くらいは行かせてほしいものだ。

ちなみにこの高校は卒業生の小説家の恩田睦の作品の「六番目の小夜子」や「夜のピクニック」のモデルとした舞台でもある。どちらも読んでたしドラマや映画も見てたので感慨深い。

門は、
安土桃山時代の佐竹の頃に建立された現存物、長らく別の場所に移されてた物を昭和後期に移築。移築の際に茅葺を銅板葺にしたそうだ。恐らくこの本丸入口の橋詰門だったであろうという事だけど、だったら元の場所はもう少し橋の前の方じゃないのかな。そういう位置や改修や不明な点があるから国じゃなくて県の文化財なのかな。残念。でもかっこよかった。

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門を見て学校を眺めて橋に戻るとまた列車が通った。水郡線ってそんなに本数多いのか。
ゆっくり広い道を戻って、また「二ノ丸展示館」に戻ってジオラマ模型を見た。館の人に薬医門の話を聞くと、戦前には今の場所にあって空襲を避けるためにお寺に移築したので元々の場所な筈と言ってた。ん?そうなの?っていうかだったら御三階櫓も避難させとけばねぇ。。

「二ノ丸展示館」もそろそろ閉館ということで大手門に戻った。
大手門は裏からだけどさっきよりゆっくり眺めた。頭上の横に張った柱が立派だった。

門をくぐって橋を渡った先にあった小さな像を見たら斉昭だった。。なんでこんな小さいの?大手門越しに写真撮った。徳川斉昭や藤田東湖がもう少し長生きしてればねぇ。。

そして弘道館に戻ったのが4時半過ぎ強。「んー今から入るのはもったいないですよねぇ」ってことで、やっぱりこっちはこっちでまた今度来ようかなと思って車に戻った。なんかズルした感じだけど、いやな顔されず「是非是非」と見送られた。


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