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吉備津神社

ファイル 3836-1.jpg岡山市北区吉備津にある神社。

備前、備中、備後の三備の吉備国の総鎮守。桃太郎のモデルの大吉備津彦命を祀る神社。

ここは昔、まだCR-X乗ってた若いころ(25年前)に来たことがあって、城巡り以外で寄り道とか滅多にしてなかった頃だったので印象深い。

とかいいながら駐車場あたりは全然憶えてなかったけどね。

さて、参道の石段の前に御手水と案内板があった。そういえば鳥居はなかったけど脇に「矢置岩」という苔生したイイ感じの岩のがあった。なんでも吉備津彦(桃太郎)と温羅(鬼)が共に射ち合って空で衝突して落ちた矢を置いた岩だそうだ。んー凄いような凄くないような。

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そして参道の石段は工事中で足場が組まれてシートで幕が作られてた。ひょっとして通れないのか?と焦ったけど、作業止めて通していただけた。提灯枠の改修工事だそうだ。

途中の北随神門(国重文)もよく見えないままくぐって登りきると、門のような授与所の間から屋根が続いだすぐ前が拝殿だった。
大きな神社なのに珍しいくらい参道からすぐの順路で参拝できる神社だなぁと思った。(他が些と煩わしいくらい廻らされることが多いんだよね)しかもこの社殿は本殿と結合した唯一無二の「吉備津造」という建築様式で応永32年(1425)の室町時代に再建された国宝。

拝んで境内を見ると御神木のイチョウの木の落ちた葉を掃除する巫女さん方が見えた。

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巫女さん方を遠目に見て何故かそれで満足して広場へは進まずに、周りを見まわしながら、登ってきた石段を振り返って北随神門のキレイな檜皮葺きの屋根を見下ろしつつ、此処で一番印象的で気に入ってた回廊へ進んだ。(って、違うだろー そっち行く前に広場に出て本殿を眺めなきゃダメでしょー 国宝だぞー なに巫女さん遠目に見て満足してんだよー と帰ってから思った。25年前はちゃんと見てたからいいか。。)

入口にタッチパネルの案内番が立ってて最新な感じがチグハグなのも面白い天正7年(1579)再建の全長360mの長い回廊。なぜかこれは県の重文。この山の稜線に沿って真っすぐ下る回廊は凄くイイ歩きたい景色。肩書なんかどうでもいいね。
まずは少し膨らむように下って中間の南随神門に進む。

この南随神門は延文2年(1357)の再建でこの神社で最古の建築物で国重文。でも申し訳ないけど門は景色的に中間のアクセントでしかなく、じっくり見ずにくぐりぬけてその先に続く回廊に進んだ。

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南随神門からは凹むような下り坂。外の眺めもよく池が見下せた。
そして横にしっかりした社の幾つかの末社も見えた。とくに左方の吉備津えびす宮は明治期に祭祀された新しいものらしいけど堂々としてた。

他にもいくつかの末社への道やアジサイの坂への道などあって、右方に御竈殿というのへの回廊の分岐もあったけど、折れる気はなく真っすぐ進んだ。
その右方は些こっと楓が紅葉してたり、水車があったり、弓道場があったりした。

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回廊の一番奥の先は何もなく、左に折れて少し坂を上がると本宮社というのがあった。
奥に戻って右に外に出た。えっとたしか25年前はまた折り返して回廊を登って戻ったと思ったけど、登る回廊は思ったほどいい景色でもなかったと記憶してるし、やっぱりまた登る気はなく、外の道で戻ろうと思った。

出た先には少し草臥れた長屋門と半分枯れた松の木があって、神領会所とあった。江戸時代から御朱印領となったこの地を治める役場であり社務所であったそうだ。
少し離れちゃった回廊を見つつ道を進んだ。外から見る回廊は特に魅力もなくパッとしなかった。

だんだん日も差してきて明るくなって、脇に咲いた花とか見ながら歩いてたので気分良かった。備中高松からこっち思いきり冬な感じだったけど、花を見るとまだ秋だと思えた。これはヒルガオかな。(葉っぱが丸いからノアサガオっぽい)

そして上から見えてた池に出た。対岸の寺は別だけど、池の中の島にある宇賀神社は吉備津の末社だそうだ。

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とてもいい雰囲気で、赤い橋に赤い社殿がキレイで池の錦鯉もキレイで、ちょっとあざとい楓も少しだけで控えめでよかったし、池に張り出してた松の感じが素敵だった。

そしてここらからは本殿も南随神門も見えたし回廊もいい感じだった。この回廊の土台の石垣積みはいつの時代の物だろうね。時代時代で新しくきれいに補修して歩きやすくなってるんだろうな。(だから国指定じゃないんだろうな)


ファイル 3836-7.jpg犬養毅の像の駐車場でラジオ体操する人たちを横目に(ずいぶん時間ゆっくりだよね)車を停めた駐車場に戻った。

車に乗り込む前に自販機で飲み物買いつつ、些こっと松並木の参道を覗いてさわりだけ歩いてみた。
思いのほかちゃんと舗装されて幅もある参道で、これは車で通りたい道だねぇ。。とか思った。(けど25年前の日誌見たら、その時はここを車で通ってた。 っていうか「180号を走っていたら綺麗な松並木が目についたので曲ってみた」と書いてた。。並木に誘われてたまたま来てみたんだったっけ。そうだったっけ。)

ちなみに昔のコワク この日の日誌

タグ:観:宮 観:石 観:伝 観:重 観:道 観:池 植:花

備中高松城跡

ファイル 3835-1.jpg岡山市北区高松にある城跡。

秀吉の攻めた城としては三大城攻めの兵糧攻めの三木城と鳥取城は行ったことあったけど、一番有名なこの水攻めの備中高松城だけ行ってなかったのでいつか行こうと思ってたトコ。昨日近くを通って思い出して、あまり時間のない今朝はここだけをメインに廻ってきた。

城跡はしっかり整った公園になっており、駐車場からの入口には清水宗治(切腹した城主)の幟が立ち、「水攻め築堤跡高さ表示板」というのもあって8.4mの築堤の高さを実感できた。

さて城跡公園に入るとまずは三の丸跡。いや、前の道の先の舟橋跡くらいまでが三の丸だったようだ。

そして脇には円形の水攻図というのがあった。
真ん中に地図があってどっち方向に誰の陣があったかとあったけど、イマイチぴんとこなかった。。

あーあと「水攻音頭」とかあった。

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そして湿地のような平らな園内には水生植物園のような池のようなのがあって木道や木のテラスが張り出してたんだけど、その足元は凍って白くなってた。いやぁ寒い朝だけど、凍ってるの見るとさらに寒く感じるわ。なんか咲き残った白いコスモスとかもあるのにすっかり真冬の様相だった。

二の丸跡には「備中高松城跡址資料館」という新しいっぽいのがあったんだけど、当然早朝から開いてるわけもなく前を通り過ぎた。

本丸との間の池は萎れた蓮でいっぱいで「宗治蓮」という案内が立ってた。
なんでも昭和57年の歴史公園造成計画で沼を復元したら地下に眠ってた蓮が自然に生えて復活して花を咲かせてるんだそうだ。へええ。花の時季に来るべきだったかね。

そして橋で本丸に渡った。
入口の「水攻め築堤跡高さ表示板」には本丸の高さ7.0mとあったけど、全然そんな感じしない平らな池の公園の中の島。なんていうか、ぜんぜん城らしくない静かな公園。往時はもっと盛られてたのかね。これじゃ8.4mの築堤されたら完全に沈むんじゃないかと思えた。

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そんな本丸には清水宗治の首塚があった。いや、これが塚なんだから、やっぱり昔からこの高さだったのかなぁ。(明治に移されたらしい)
江戸時代には徳川の旗本の陣屋があったそうだ。

そしてここの水攻めの案内板は、秀吉の陣からの俯瞰の絵があり分かりやすかった。え?っていうかこの本丸に天守のような御三階があったの? 

本丸の北も架かった橋で渡った。この橋も半分凍ってた。。

北の端からは東側の沼の先の方の公園の道を進んでまわってみた。
湿地なのか草原なのか萎れた草が所々白くなって、松林からこぼれた朝日がまばらに解かしてた。

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そして池側から見た本丸はファインダーに収まるくらいの小さな島で、やっぱり高さはなく、完全に公園だった。
小さいし低いし城らしくなさ過ぎる城跡。なんていうか、まるで水攻めをする為に造られたような城に思えた。

これ、本当は簡単に落ちてたんじゃないの?でも手古摺ってるって言って援軍要請して光秀の謀反を誘導し、毛利とも膠着状態を保つために水攻めにして、実は大軍の殆どはハリボテでこっそり撤退始めてて、というのが中国大返しのカラクリなんじゃないか??とか思えてきた。

なーんてぼんやり考えつつ、二の丸から三の丸の前の池をまわった。
東の先にJR吉備線の車両が走り抜けるのが見えた。シンプルな赤い色の気動車四両編成。あの車両って高さ4mくらいだっけ?って事は水攻めの築堤ってその二倍の高さ?後ろの二階建ての建物くらい?うわーかなり高かったんだなぁ。。
位置も線路の少し先くらいな筈だし。少し位置違ってもいいから線路の手前くらいで部分的に復元してほしいなぁ。なんて思った。

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ぐるっと回って三の丸の駐車場に戻った。いやー寒い寒い。歩いてた近隣の人も「さむいなー」と言いあってた。
ただの沼の公園を歩いた感覚で車に戻った。なんか、、秀吉の中国大返しの起点となる歴史的な城跡って感じしなかった。そんなもんかな。まぁ三木城もピンとこなかったしね。

むしろ丘でも山でもない平らな小さい城が本丸くらいとはいえほぼ昔の形で残っているのはある意味すごいことなのかも。江戸時代に旗本の陣屋があったのに町に埋もれることもなく、街道の要所だった筈なのに現代では国道も線路も避けるように城外に通ってて、大事にされてたからなのかその逆なのか、ぱっとしない所だった。
でも来れてよかった。

この日の日誌

タグ:観:城 観:池 観:園 観:史 観:鉄 景:季

大阪屋食堂

ファイル 3834-1.jpg備前市香登西の2号沿いにあるドライブイン食堂。

新幹線の高架沿いでドライバー向けの店が並んだ区間にある店で、前々から気にはなってていつか寄ってみてもいいかなーとは思っていたけど、2号沿いは確か他にも(山口とか広島とか)こういう感じでドライバー向けの店が並んだ区間があって、どれがどこだか記憶が曖昧だったりしてだいたいいつも通過する時にあーここかーなんて思ったりしてた。

今日は朝からやってる飲食店を検索したらここが出たので、少し戻る形だったけど来てみた。
やっぱりここらへんでも24時間営業で朝からやってる店はここだけだった。なんか昔は24時間営業の店とかコンビニ以外にも沢山あったもんだけどねぇ。平成初期くらいのその頃が異常だったのかもね。残ってくれててありがたい。朝からやっててありがたい。

ファイル 3834-2.jpg店の雰囲気は悪くなくレトロ感も強すぎず、構えず入れる感じ。メニューはやっぱりサンプルの方に目がいっちゃうけど、A型看板や貼紙メニューもあって色々あり過ぎて迷うけど、まず先に食券を買ってから席に着くシステムなので迷う暇もない。「生姜焼き定食」にしようと思ってて「スタミナ焼定食」をたのんでしまった。。あ、、
辛くないことを祈って席に着いた。

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味は濃かったけど思ったような辛さではなくおいしく食べられた。こういうのでいいんだよね。量も多めでおなかいっぱい食べれた。こういう店がもっとあると嬉しいんだけどなぁ。

一度寄ったらもう平気。おぼえた。また他のメニュー食べに来れたら来たいね。

この日の日誌

タグ:食:定 餐:肉 餐:菜

道の駅 一本松展望園

ファイル 3511-1.jpg瀬戸内市邑久町尻海のもと有料道路ブルーラインにある展望公園の道の駅。

ここは前にも夜来て寝て、朝の海を眺めた憶えがあるところ。点景にしてたような気がしたけどしてなかった。(振り返ったら二回来てて、最初に来た2011/9/24は手前の黒井山グリーンパークで寝て朝寄ってた。 寝たのが2012/7/15で、海は霞んで見えなかったようだ。都合よくミックスして憶えてた、、記憶はいい加減だねぇ)

てわけで朝起きたらトイレがてら建物の裏の眺望を眺めてみた。
けど、あれ?こっちは田んぼが広がってて海はずっとその先でよく見えなかった。

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いやいやここじゃないよと表に戻ると、橙の朝日が奥の先から零れてきてた。ああ、あっちだ。っていうか日がのぼっちゃった。最初からそっちいてったら昇とこも見れたのかな
ってわけで展望台にすすんでみると、いい感じの展望広場で、向かいの山の横から日が昇っていた。

そしてこっちでもやや海は遠めだったけど。さっきより少しは良く見えた。

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朝日はすぐに山から離れて空に向かってた。
海はズームでのぞくと島や小さな灯台が見えていい眺めだった。
静かな朝だけど鳥の声は賑やかで、見回すと木の上にヒヨドリがとまってた。

ファイル 3511-4.jpgすこしゆっくり日が昇るのを眺めて車に戻ると、車の周りにはスズメが数羽集まって戯れていた。
なのでしばらく近づかず遠目に写真撮りつつ、缶コーヒーでも買いに行ってちょこっと時間つぶして戻った。
スズメもいつまでもいるわけではなく、車に戻るともうどこかに飛んでってた。

少し地図見て出発した。

この日の日誌

タグ:楽:眺 景:陽 景:海 景:島 動:鳥 道の駅

つるや 林野店

ファイル 3381-1.jpg美作市入田の179号沿いの「ホルモンうどん」の幟が立ったドライブイン的な食堂「西の屋 美作店」。
やっと寄れて、食事食事といいつつ土産もちらりと見つつ、店内食堂部入口のメニューショーケースを見てたら、後から来た客がぞろぞろと八人連れくらいで先に入って行った。。
うわ、いまから入ったら料理でるのその後かな、、と思えてヤメ。
すごすごと店を出た。

 
 
ファイル 3381-2.jpgで、その店の対向車側の向かいの「つるや」に移動。
もともとこっちの方が先に目についてたんだよね。っていうか一人客は断然こっちだね。リーズナブルそうだし。

この「つるや」というのはこの地域の弁当惣菜コンビニ食堂。各店、店の雰囲気がそれぞれ違うけど、どの店も必ず食堂があるようで、もっと手前でササッと入っちゃえばよかったと思ったけど、この林野店も大きい店で入りやすかった。

ファイル 3381-3.jpgまぁ「讃岐うどん」というのが大きく書かれてたから、岡山で讃岐うどんていうのもなぁ、、とかで腰が引けてたのもあったけど、よく見ると「豚の蒲焼丼」という幟も立ってて、それに先に気付いてたらもっと手前で寄れてたなーと思った。

豚の蒲焼は岡山名物で、前に岡山で豚蒲焼重を食べて気に入ってたメニュー。そして自家製蒲タレ使用とあるし600円だしもう迷わずそれをたのんだ。

けど、味噌汁はつかなかったので、ちゃんとメニュー見て小うどんセットにしてもよかったな、、と後から思った。まぁいいけど。

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ってわけで「豚の蒲焼丼」
うん上上。肉多くタレおいしく思い切り食べれる丼。
空腹だったのでペロリ。

食後は店内も少し見た。
岡山木村屋のロールパンというのが沢山種類あって面白く、「高菜サラダロール」とか「たくあんサラダロール」とか気になったけど「福神漬サラダロール」というのが一番目についたので買ってみた。
あとで小腹減ったら食べよう。とおもってたけど、よく見たら「カレー味」と書かれてた。あ、まずったか?

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で、食べたのは一時間ちょい後。
カレーは覚悟してたけど、辛さは自分でも平気なくらいの風味なので殆どなく、マヨで滑らかで安心して食べられた。
ああ、そうか福神漬けといえばカレーだよなぁとか食べてから気づいた。これ、(辛いのが苦手なくせにたまにはと)カレーが食べたくなった時に丁度いいかも。と思った。
けど、たまにはで買いに来れる距離じゃないのでゆっくり味わて食べた。

タグ:食:丼 餐:肉 餐:麭 楽<困

道の駅 彩菜茶屋

ファイル 3294-1.jpg美作市明見の県道沿いにある道の駅。

ここは二度目の立寄り。前回は妹に頼まれたシャインマスカットを買いに寄っただけだったので点景にしてなかった。(しかも買ったのは道の駅の直売所ではなくて隣のスーパーだったし)

今回はトイレと飲み物買いたくて立寄り。隣りのスーパーから続いた駐車場はあまり広くなくて混雑してて停められないかと思ったけど、わりとトイレに近いトコで空きを見つけてささっと停められた。すぐトイレいけた。

で、店に入って見てまわってみたら、まず目についたのが「黒豆茶ソフト」んー暑かったからタイムリー。そしてJAFで50円引き。ナイス。まずそれ買って店の前のベンチで食べた。

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勝英地方特産「作州黒」使用という黒豆茶ソフトは、意外にもちょっとシャリっとしたシャーベット寄りのソフトで、いい感じに冷ややか。おいしかった。

ファイル 3294-3.jpgさて、のどが渇いて寄った道の駅だったけど、甘いソフトで別の意味で飲み物がほしくなった。飲み物飲み物、、と店内を物色。
黒豆茶の「黒々茶」というのを買おうと手を伸ばしたけど、その隣りのヤマブドウ果汁が入った「風のシルフ」というジュースが缶もキレイで気になってそっち買っちゃった。

で、缶はかさばるからここで飲んじゃって行こうと、また店先で飲んでみた。ら、おいしく飲みやすくグビグビ一気に飲めて満喫。うまかった。

満足で出発した。けど、このヤマブドウジュースも甘いのですぐにまた飲み物ほしくなった。あー意味ねぇw「黒々茶」も買っとけばよかった。(けど、そういえばたしか、、黒々茶は前にも買ったことあって、苦めであまり進まなかったような気がしたからまぁよかった)

タグ:餐:冷 餐:飲 道の駅

津山城跡 鶴山公園

ファイル 3293-1.jpg津山市山下にある城跡。

初めての立ち寄り。津山を通る度に町中の丘のこの城跡が気になってていつか寄ろうと思ってた。ので、今日なんか丁度いいかなと寄ってみた。
駐車場では誘導員が出てて、まだ9時という早い時間ながらボチボチ埋まり始めてて、一番奥の方の日陰に停めた。

そして真っ直ぐ石段を上って登城。三階分くらい登ったトコで案内が立っていた。なんか石垣は射角少なく壁のような感じだった。

この津山城は江戸時代初期の元和2年(1616)に森蘭丸の弟の森忠政が築城。(それ以前も城ではあったらしい)

冠木門跡に公園の入園門があり、310円払って入園。
進んで枡形を折れて階段を上った三の丸はこのGW中「第5回牛魔王選手権」というグルメイベントが開催されてるらしい。
おおラッキー、何か食べれるかな?と思ったけど、イベントは10時から。。今はまだ9時で設営中。んー1時間後じゃもう城まわり終わって帰ってるかも。。残念。

表中門跡からの広い階段を二の丸に上ると再現された櫓が見えたカッコよかった。

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二の丸からも枡形を折れて階段を上って表鉄門跡から本丸に出た。往時はこの表鉄門の門櫓が本丸御殿の入口になってたそうだ。 ってことは、本丸は今見るような広場ではなくびっしり御殿があったのか。あ、いや、それは何処の城も一緒か。

その本丸の南端の長局という多門櫓があった場所は藤棚になってて、その先から広く南側が見下ろせた。
藤の花もちょろっと咲き残っていた。
そしてその長局につながった西側に再現された備中櫓があった。

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備中櫓は内側に縁側のような廊下のある見た目で、靴を脱いで上がると中は御殿のような屋敷になっていた。本丸御殿の最奥部で、城主かその近しい女性の生活空間だったそうだ。へー、珍しい。
こうした御殿建築の二層の隅櫓は他の城でも例がなく珍しく特徴的なので復元整備の対象になったそうだ。
しっかり木造で新しく、茶室やトイレもあり二階に上座もあった。いいなぁ。

櫓を出てその先は天守台の裏の本丸西側に歩いた。
ここも多門櫓があった跡だけど、広く開けて西の市街から盆地周りの山々までよく見えて眺めよかった。これはいいね。風も心地よくゆっくりと眺められた。

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そして天守台。ぐるっと回って上に登った。
登る途中の石段に「愛の奇石」とかいうのがあって、ハートに見える石があった。んーちょっとこじつけ。

上からの眺めは下の本丸の端から見たのとそう変わらなかった。けど、さっきの備中櫓が見下ろせてカッコよかった。

ここには明治の廃城までずっと四層の天守が建ってたんだそうだ。他の櫓と共に全部取り壊しちゃったのは勿体なかったねぇ。岡山城も広島城も残してたんだからここも残したかっただろうね。
その後昭和11年に産業振興大博覧会が行われた際に2/3の大きさの模擬天守を建てたそうだけど、戦時中に空襲の的になるのを懸念して先に取り壊したそうだ。まあねぇ広島も岡山も空襲で失くなってるからねぇ。

天守台を下りて、あちこちの案内を読みながら本丸をまわった。東側は石垣修復の工事中で閉鎖されてたので東の眺めはなかった。井戸とか見つつぐるっと回って裏鉄門跡から石段を下った。
ここは立派な石垣の上にキレイな緑の楓が覆ってて、秋にはさぞかし綺麗になることだろうと思えた。

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そして一段下の二の丸を端から石垣を見ながら歩いた。
この二の丸はあまり広さはなく、どちらかというと腰曲輪みたいな印象。でも桜林になってて日影が涼しく、花見の季節にはさぞかし綺麗になることだろうと思えた。
そして見上げる備中櫓もカッコよく、表までまわってまた一段下の三の丸に下った。

ら、この石段の下の表中門跡の所では近隣の高校の吹奏楽部のステージになっていた。時間を見ると10時まであと5分、あれ、そんなにゆっくり歩いてたっけ。この城は門跡や櫓跡などかなり丁寧にあちこちに案内が出てるので、読んでまわってるだけで一時間なんてすぐだったようだ。
んーじゃあ10時からのイベントも見て食べて行こうかなー。と思ってそのまま吹奏楽を聞いた。

なんか意外といい音に感じたのは後ろの石段と石垣の反響かな?しばらくのんびり聞いて、イベント開始の10分後くらいにそろそろ何か食べようと出店テントの並ぶ三の丸を進んでみたら、、目星付けてた店はもう長い列ができてて驚いた。とりあえず並んだけど、この列が動かない動かない。。のに、ひとは続々増えて後ろにもまた長い列できて折り返してた。この店はワンオペで注文してから焼いてて店の人は地獄のようだった。。

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最初のを外ですぐ食べた後もいくつかの店に並んで(ほとんど並ばない店もあったけど)、それをもって飲食スペースとあった「鶴山館」に入って、並べられた長テーブルで合席のような形で座って食べた。
この「鶴山館」は明治3年(1870)に造られた津山藩の学問所。でもすぐに廃藩置県で廃止され、その後は中小学校から幼稚園や役所や女学校としていろいろと使われて、明治37年(1903)にこの三の丸に移築して集会や催場に利用されてきたと説明があった。へええ。末期とはいえ城の時代からの貫禄ある現存建築物なわけだけど、中は昭和っぽい案内展示が少々ある雑な雰囲気の古い建物って感じだった。何故かB'zのデカいパネルやポスターが並んでた(稲葉浩志が津山の出身だかららしい)

食べ終えて外に出て、また別の高校の吹奏楽部の演奏にチョコッと足を止めつつ、最後は投票券で気に入った店に投票して三の丸から下った。(投票の結果は、自分が食べたとトコが四位と六位に入ってたけど、投票したトコは十位に入ってなかった。。)

車に戻ったのが11時半。2時間半もゆっくりしてしまった。けど大満足。余裕もって寄れてよかった。
来た時は日陰だった駐車場の奧もバッチリ日向になってて車も熱くなっていた。

で、
城廻りを纏めて順番後にしちゃったけど最後に食べたものを並べておきます。
左から「サンレイフーズ 幻の牛タン」「城下町肉処櫓 つやま和牛そずり串」「​たつみ屋 特選牛ハツサイコロステーキ」「お好み焼き三枝 津山ホルモンうどん」

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最初の「幻の牛タン」は結局40分並んだ、、人気というより捌けないだけだったと思う。事情があってもワンオペはやばいって。。牛タンは仙台にはかなわないからここで並ぶこともなかったと後悔した。

「和牛そずり串」は素直にうまかった。そずり肉とは骨の周りの肉のことだそうで牛のトロと表現されていた。けど、なんか、ヤケに細めの串に当たってしまって面白くなかったので投票しなかった。

「特選牛ハツサイコロステーキ」は全然並ばずに買えて好印象。並ばないのが一番。やっぱ「とびちる心臓(ちる臓)」を名乗るものとしてハツは気になったし、味も食感もうまかった。

「ホルモンうどん」は津山の御当地B級グルメと知ってて以前から市内何カ所かで食べたけど、チョイ辛でなんとかいけた店と普通に辛くて失敗した店とあって、最近ではしばーらく敬遠してた。で、今日も食べるつもりなかったんだけど「そずり串」の列並んだ時に前にこの店の人が並んでたので「こちらのホルモンうどんは辛いですか?」と質問して「全然辛さはないですよ」と確認してたので最後に並んだ。食べたらホントに辛くなくておいしかった。
ホルモンうどんという御当地B級グルメは兵庫の佐用にもあって、そっちは食べた店全部辛くなくて好印象だったので「ホルモンうどんなら津山より佐用」とか今まで言っちゃってたけど、津山で辛くないのがあるなら撤回再評価。佐用はタレで津山は味噌だから全然違うし、ホルモン自体ウマい。ここで食べれてよかった。(ここは殿堂入りで投票対象外だった)

なんか写真ならべるとあんまり食べてないように見えて、もっといろいろ食べてみればよかったようなな気もするけど、暑い中で肉肉肉だったのでこれで充分だった。いやぁ、たまたま寄った城でこういうイベントも楽しめて良かった。

タグ:観:城 観:櫓 観:屋 観:石 景:町 楽:眺 楽:催 楽:演 食:串 食:焼 餐:焼 餐:肉

中華そば しだはら

ファイル 2926-1.jpg笠岡市四番町にあるラーメン店。

笠岡ラーメンとしてネタ帳に上げてた店で、他の店は閉店してたり駐車場なさそうだったりで割りと迷わずに決めて来てみた。

店は宅地の中の商店街区画の一部でその商店街の駐車場に楽に停められた。車で来やすい店で好印象。
店は小さくお客さんたくさんで賑やかだったけどカウンターにはすんなり座れた。

で、昼は過ぎてたけど朝との中間でカキオコ食べたから実はまだ腹減ってなかったので「中華そば」の(小)にした。

店は常連の人や近所の人が多いようで店の人と声かけあっててガンガンの笠岡弁が飛び交ってて耳心地よかった。やっぱ地元の人達に普通に愛される店がいいよね。

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んーんまい
鳥ガラ醤油の笠岡ラーメンだ!
ここのは鳥のかしわ肉じゃなくて豚のチャーシューがのってたけど、それでもしっかり鳥のラーメン。やっぱおいしい。
まだ数店でしか食べた事のない笠岡ラーメンだけど、やっぱり好きだなぁ。ラーメンというのはこういうものが基本であってほしい。
腹減ってなかったけどツルツル啜れてペロリと食べられた。もちろん汁も飲み干して満足。来てよかった。

ファイル 2926-3.jpgそしてなんと自分の次の客で「チャーシューが切れちゃったのでごめんなさい」とその後のお客を断っていた。。えー昼は3時までなのに1時で終わりかぁ。。「最初の方でチャーシューメンが続いて」だそうだ。あぶねあぶね。

実はまだ姫路でもらったGoToのクーポンを使ってなかったので、先に道の駅に行ってからラーメン屋、、とも考えていたんだけど、まず先にこっちに来てよかった!

タグ:餐:ら

笠岡市立カブトガニ博物館

ファイル 2925-1.jpg笠岡市横島にあるカブトガニの博物館。

カブトガニは古代から変わらぬ風貌の生きた化石と言われる節足動物(つまり虫)。日本のカブトガニは固有種でこの笠岡の生息地は国の天然記念物になっている。ので、以前集めてた天然記念物の月刊誌で見てから興味あった。

で、来てみたら広い公園の中にあって、まずは公園を歩いて横断。
この公園は大きな恐竜の像があちこちにあって子供が走りまわっていた。。んーやな予感。

建物の入り口にはコロナ対策での「入館制限」とか看板立ってて一瞬焦ったけど「解除中」で普通に入れた。まぎらわしい。。

料金払って入館。中はやっぱり他の客は子供連れしかいなかった。
さっそくロビーで水槽にカブトガニを見た。「オス4匹分離れましょう」とソーシャルディスタンスの呼びかけになっていた。。

少々暗い展示室に進むとまず笠岡近海の海水魚の水槽があった。
ヒイラギが銀できれいで可愛らしくハゼの型もよくイイ感じだった。

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そして大きな水槽にも大きなカブトガニがいた。
一匹だけで寂しいなぁとか思ったけど、このカブトガニがすごく元気で水槽内を行ったり来たり、サービス良く立ち上がったりしてグロテスクな内側をも恥ずかしげもなく見せていた。
うわ、やっぱり虫だなぁ、、と思ったけど、ちゃんとカニっぽいハサミも付いてんのね。暫らくじっくり眺めた。

博物館の部分は少々昭和感のある資料展示。カブトガニの生態と研究を解説。個人的には笠岡湾の干拓の歴史とか興味あった。かなり派手に埋め立てたんだね。ジオラマは干潟のだけでパッとしなかった。

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で、その他の大部分はほとんど恐竜の展示。「生きた化石」の化石つながりでって事なのかな。なるほど子供連れしかいないわけだわ。
一番メインの中央の舞台は子供向けの学習クイズビデオで、客席に回答ボタンがあってこってたけど、参加する勇気はなかったw

世界の恐竜の骨を見ながら二階に上がると「世界最長のカブトガニの這い跡化石」というのもあった。恐竜の足跡の化石は見たことあるけど這い跡の化石って、、どんな環境で化石になるまで残ったんだろうね。。

そして外の見れる展望室があって、ベランダから目の前の神島水道の海と目の前の神島がよく見えた。
昔はその地名の通り島だったんだね。(っていうかこの博物館がある横島も昔は島だったようだ)

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そういえば前にカブトガニが見れるかと思って海を眺めたのってどこらへんだったっけ。(もっと南の湾の口の方だった
恐竜メインであまりカブトガニに浸れなかったけど展望もできたしまあいいかな、、と出口に向かった。

けど、ロビーで「飼育展示室は←こちらへ」という案内に気が付いて、あ、まだカブトガニが見れるトコあるんだ!と廊下を奥に進んでみた。

ら、その廊下の途中に水槽が並んでるトコがあって、見るとタナゴが大群で泳いでいた。
おおー 水族館でもこんな濃い群れでタナゴを泳がせてる水槽はみたことないぞと嬉しくなって(ペットショップの入荷直後ならあったかも)しばし眺めた。

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そして隣りの水槽には川魚が混合でこれもわりと沢山泳いでいたし、その下に魚の解説が手作り風にしてあって「他の魚に子育てをお任せ」とか「パパが子育て」とか愛を感じてほほえましかった。とくにカマツカは推しのようで一枚使って細かく解説してて見ごたえあった。

最後にミニ水族館も見れて満足。出口に戻ろうとして、、おっといけない「飼育展示室」はこれじゃないよな、と思い直して廊下を進み、一旦外に出ると向かいに別棟でその「飼育展示室」があった。

その中は「カブトガニの飼育」の資料展示と小さい水槽がいくつか並んでるだけで、ガラス越しの実験室みたいな部屋は覗くだけだった。
その水槽を見ると小さく錆びれたようなカブトガニがいた。
けど、他の水槽には面白い魚が入っていた。

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まずは「トビハゼ」
これは目の前の神島水道で見て可愛らしかった陸を跳ねる小魚。ちゃんと解説もあり、陸に上がる姿も見れた。いいねいいね。
そして「ヨウジウオ」
ん?これも笠岡湾に沢山いる魚なのかな?(魚の解説はあってもそういう説明はなかった)タツノオトシゴの細長いバージョンって感じの変な魚。小さなタツノオトシゴも一緒に泳いでた。

風変わりな魚とかの地域の自然のこっちの方をメインにすればいいのにと思うけど、それじゃお客が入らないだろうしこれで広いスペースを演出するのはキツイだろうね。。

そして外には「カブトガニの飼育池」と「カブトガニの産卵池」というのがあった。

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「産卵池」の方は奥で覗けず「飼育池」だけ観察。。でもカブトガニの姿は見えず、ポコポコ開いた穴に隠れてるのかな?とカメラのズームでみてみたら、普通のカニだった。。
ちょっと残念。此処にも何か解説欲しかった。

と、最初は子供連ればかりの恐竜スポットで場違い感と隠れるような雰囲気で見るカブトガニの資料展示に失敗した気分だったけど、他にも色々あって充分楽しめた。
けどまた恐竜の公園を横切って駐車場に戻るのはやっぱり場違い感あって足早に戻ったw

タグ:観:館 観:然 観:模 観:一 観:池 楽:眺 景:海 動:魚 動:虫

五味の市

ファイル 2924-1.jpg備前市日生町日生にある一般向けの魚市場。

何度か来てるところで、去年も9月に来たばかり。
特に何を買うでもなく雰囲気を楽しんでまわって、外の屋台などで名物のカキオコを買って食べるのがパターン。
でも今回はホテルで朝食食べてきてて空腹じゃなかったのでカキオコを食べるつもりもなく、雰囲気を楽しむだけの冷やかしの寄り道。点景にもしない寄り道かなぁとか思ってた。

市場は人が多く賑わっていて、カキオコの屋台もまた出てたし入り口にたい焼きとか牛タンとかも焼いていてプチお祭り。
市場内も賑わっていて、魚を裁いていたり、生きたままケースに入ってる魚も多く面白かった。スズキが大きくカッコよかった。
あちこちで「お兄さん!どう?」とか「カキ買ってってー」とか声かけられつつ、スルリと躱して見てまわった。(白髪増えたけどまだお兄さんって呼ばれるのねw)

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奥の店にはカキフライソフトがあって、あーそういえばそういうのもあったっけ!とか思った。そういえば初めて来た時(09/3/21)はこのカキフライソフトが目的だったんだっけ。ネタ的にも味的にも悪くないソフトだけど、やっぱりカキはカキオコで食べた方がぜんぜんうまいのを知ってからは食指動かず、今回に至っては店内で見かけるまですっかり忘れてたw

そして牡蠣フライとか揚物惣菜の店もあってイシモチの唐揚げとかハモのフライとか面白そうだった。
ここはGoToクーポン使えるので丁度いいから買って車で食べながら進もうか。。とか思い、クーポン券車の中だったので取りに戻った。

けど、取りに戻る途中でカキオコの屋台を見て、いやいや唐揚げ買うくらいならやっぱりここはカキオコでしょー、、車に戻るのもまた市場に歩くのも面倒だし、、って気になって、少し迷いつつやっぱカキオコ購入。
焼くのを見ながら少し待ってゲット。

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市場の二階の休憩スペースで食べようかと思ったけど日当たりのいい外のベンチがあいたのでそこで食べた。
そう言えばお腹空いてなかったんだけど、食べ始めたらやっぱうまくて進む進む。カキはやっぱり味が滲みるのがいいよなぁ、このカキオコとか広島のカキ丼とか。
結局腹の空き具合なんて関係なく最後まで一気にペロリと食べられた。

っていうか、、そういえばカキオコは次来たら屋台とかじゃなくて町の店でも食べてみたいなぁって思ってたんだっけ。。まぁいいか。おいしかったし。
 
 
ちなみに前回の点景

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