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姫沼園地

ファイル 3709-1.jpg利尻富士町鴛泊湾内にある湖沼。

ここは広い駐車場に立派なトイレがあって、そのトイレに案内のパネルがあってプチビジターセンターっぽくなっていた。
で、姫沼にはここから少し歩くようで遊歩道の入り口になってた。

まぁ雨降ってないしそんな遠くはなさそうだし余裕余裕と進んでみると、沢を渡る橋が架かっててその先を下ると沼だった。

手前には六角形の売店があった。帰りに寄ってみよう。(と思ってて忘れてた)

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姫沼はオタトマリ沼より全然小さいけど、山の森に囲まれた静かな湖沼。雨が降ってないのもあるけど、湖面が鏡面のように静かで、周りの森を水面に移していた。中央の水面で鳥が飛び立つのが目立ってた。

周りを一周できる遊歩道があった。んー、このくらいの大きさならそんなにかからないかなと時計回りに歩いてみた。
遊歩道はずっと木の道で、そのまま橋になって湖岸や沢を渡れて楽々悠々な有り難い道だった。

カエルでもいないかなーと足元まわりをよく見て歩いたけど、そういうのはおらず、キノコとか白い花とかは見れた。

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沼の奥側の方は低いスギの木が多く、その葉の穂先の新葉の黄緑が道に飛び出してて綺麗だった。

そして正面の向かい側には展望デッキがあって沼に突き出ていた。
少しのんびり湖面を眺めてたけど、ぽつぽつと小雨が降ってきてしまったので、慌ててここからはすこしペース上げて急ぎ気味に進んだ。

ファイル 3709-4.jpg雨はパラパラから小雨になってきてて、半分森の木々が防いではくれたものの半濡れで正面まで戻った。一周24分だった。

ちょっと沼を振り返ると、小雨がぽつぽつ叩いて水面はもう鏡じゃなくなっていた。(けど、撮った写真をあらためて見てみると、絵画のようなぼやけ方がなんか素敵に思えた)

そしてそのまま駐車場へ急いだ。
途中で団体さんとすれ違って、煩わしかった。とくに橋で写真撮りだしたりして邪魔だった。まぁ仕方ないけどね。
ああ、そうか、さっき見かけた朝の船来た人たちってわけかー。とりあえず沼を一周歩き終えて帰るとこでよかった。

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野塚展望台

ファイル 3708-1.jpg利尻富士町鴛泊の道道沿いにある展望駐車場。

ここは昨日、道路上に島の地図があって丁寧だなぁと思いつつ通過してたトコ。やたら広い駐車場でトイレもあったので、今日はトイレが主目的。

で、駐車場からは道路を挟んだ向かいが海岸に面した展望台。
案内板と石碑とあって、読むと,嘉永元年(1848)に捕鯨船から単身ここに上陸したアメリカ人、ラナルド・マクドナルドが長崎に護送され日本人に初めて英会話を教えて日本の英会話学習の礎となったとあった。えーまじか。日本の英会話はマクドナルドにもたらされたのか。そんな歴史的なスポットなら、ぜひともここにマクドナルドを作るべきなのではないかーなんて思いつつ、諸説あります的一文を探したけど、なかったから信じることにした。

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足元には白い花(オオバナノミミナグサ)が咲いててキレイなとこだったし、雲だらけながら海の向こうには鴛泊の灯台山がきれいに見えていた。
海も青く見えて嬉しくなった。このくらいの天気ならホント助かるわぁ。

でも多分、ホントの展望のメインは、見返した先の利尻富士なんだろうね。そいいえば駐車場には山をモチーフにしたようなオブジェがあってフォトスポットっぽくなってたし、「国立公園利尻島」という大きな石柱も山をバックに写真撮るためのものだろうなぁと思えた。まぁ、山は完全に雲に覆われてぜーんぜん見えないんだけどね。んーくやしい。
ちょこっと見えてる山っぽいのは手前の裾のポン山ってやつだろうね、それすら隠れてるくらいだもんなぁ。

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しばらく見てても雲が散ることはなさそうなので諦めた。気を取り直して海を見た。

カメラでズームしたら灯台がよく見えた。高所にあるので首のない白い灯台。いい感じ。

それと、朝の便のフェリーが見えた。ん、こんな朝の便あったんだっけ?
少しゆっくりして車に戻った。

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龍神の岩

ファイル 3707-1.jpg利尻町仙法志久連の道道沿いの海岸にある岩。

この赤い鳥居と赤い祠は昨日から通るたびに気になってて、明日少しでも天気よくなっててくれたらなぁと期待したけどこんな天気、むしろ昨日より悪いかも。今日ももう天気よくなりそうにないよなと、迷わず車路駐で傘さして歩いた。

っていうか、昨日ホームセンター「ニコット」で買った安い靴は、意外と履き心地よくて、しっかり防水で水も浸みず助かった。いやーこんなならもっと早く、稚内で水族館の前に買っておけばよかったんだよなぁ、、と悔しくなった。

さてさて、鳥居の横にあった案内板の由来を読むと、大正初期に地鳴りをたてて来る何物かがあがこの大岩で消えたとかで、後に通りかかった修行僧が祠を立てたそうだ。そして後の昭和後期になって「いつくしま弁天宮」となり、三木元首相の揮毫で「龍神の岩」の碑が添えられたそうだ。思ったよりも新しいのね。

祠には橋が架かってて、こんな天気でも不安なく渡れた。
傘は差さない方がよさそうなので、軽く濡れながら渡って拝んで、飛び交うウミネコを眺めた。

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そして波で真っ白の南側の浜を見、岩ゴツゴツの北側の海岸も見た。ら、なんか南側の先の岩に標柱の立った展望所が見えた。
ので、ちょっとそっちにも行ってみようと、橋を戻って道道を少し北に歩いてみた。(靴買ってなかったら歩かなかっただろうな。買ってよかった)

道沿いに階段が出てて、それを下ると標柱には「寝熊の岩」とあった。ここにある岩が其れってわけではなく、これはただの揮毫された寝熊の岩を示すだけの岩のようだ。どの岩だ?と一瞬思ったけど、足元にちゃんと写真の説明ボードがあったので海を見てすぐわかった。

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ああ、ああ、なるほど、寝てる熊ね。見える見える。
っていうか、顔面に波受けまくっててちょっと不憫w どんなに強い波を打ち続けてもずっと熊の姿というのが凄いなぁと感心した。

そしてここの北側にももう一つ写真説明ボードが足元にあって、そっちはもう写真も文字も剥げてて何が何だかわかんなかったけど、先の海岸を見ると、もう一つ先の突き出た岩場にも標柱が立っているのが
見えた。(あとウミネコもたくさん見えた)ので、カメラのズームで見てみたら「人面岩」と書かれてた。
あー、あのしめ縄巻いた岩のことだなとすぐわかった。なるほど人の顔に見える。

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近くで見ようとまた少し道道を歩いてみた。ら、その突き出た岩は穴があいて潮が通ってるのか見えた。
なーんとなくだけど、この穴のとこが折り曲げた足の膝を立てて顔からつながって寝転がっているような岩に見えなくもないなぁ、、とか思ったけど、「人面岩」と面だけで名前にしてるくらいだから、それは蛇足かな。

裏から見たらどうかとその先にも歩いてみたけど、裏からは角度的に全然見えなかった。
そしてさらに北の海岸は石ゴロゴロの浜で、奇石の海岸はこの一角だけだった。
けど、こんなにいろいろ楽しめるとは思ってなかった。寄ってよかった。

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麺夢 鍋ちゃん

ファイル 3706-1.jpg利尻町沓形本町にあるラーメン居酒屋。

宿で近くの食事できる店を聞いて来た。もう8時くらいだと食事の店は閉まってたのか、観光客とは思われなかったのか、海産物!とか利尻名物!とかそういう店は聞けなかった。まぁわざわざ来た離島で安い宿を当日予約してるような客だもんね。。仕方ない。

さて、店は広く明るく若い常連客が賑やかで、カウンター席についてメニュー見た。卓上のメニューには飲み物の記載がなかったので「あれ?飲み物は?」と店員の女の子に聞いたけど、そんなこと聞かれたことなかったかのような「え?」とういう反応。しかたないからあてずっぽうでレモンサワーをたのんだ。まぁないわけないよね。

友達からのLINEを返しつつ一人乾杯。つまみに頼んだ若鳥ザンギの量が多くて驚いた。

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まさかとは思ったけど、一緒に頼んでたタコから揚げは普通の量でほっとした。
ゆっくり飲みながら明日の行程を考えた。
んーやっぱ礼文も渡ろうかなぁ、、でもこの天気じゃなぁ、、と悩みつつ、礼文の宿を検索してみたら、安宿なんかはまるでなく、普通のも高いのも満室だらけだった。。え?そうなの?
で、今日は宿代ケチって少々後悔してるトコなので、礼文では普通くらいの宿でもいいかなと思いつつ、探したら明日の宿が一軒だけ空いてるとこあったので、もうそこに決めて昼の船も予約して明日渡ることにした。

さて、せっかくのラーメンの店だから、締めにラーメン食べたいとこだけど、ザンギが思いのほか食いであって腹はってて食べきれるか不安だった。
けどやっぱ「伝説の島のり」が乗った「伝説の塩」というのが気になったのでそれ食べてみた。

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うんうん、さっぱりだけど味わいあるおいしい塩ラーメン。伝説の海苔はほぐれてとろけてよく絡んだ。
チャーシュウもうまかったけど食いであって困った。やっぱ腹いっぱいで汁飲み干せなくて悔しかった。

うー食べすぎた。宿がすぐ近くでよかった。

ファイル 3706-4.jpgちなみに
安宿はなんかカラオケボックスみたいな部屋だった。っていうかそれを宿にしたんでしょうね。トイレ・シャワーが共同だったけど、まぁ快適で悪くはなかった。
ドライブ目的で車で寝れるならそれが一番いいんだけど、雨と気温でしのげるだけの宿で充分。ではあるものの、滅多にこれない離島なんだし、こういうとこケチっちゃだめだね、と反省。

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沓形岬公園

ファイル 3705-1.jpg利尻町沓形富士見町にある岬の小さな丘の公園。

周りをまわる一方通行の道のさきに駐車場があって、そこにはトイレもあった。ナイス。
公園らしく芝生の広場になっててベンチもあったけど、ここ以外は岩石ゴツゴツ枝草ボウボウのワイルドな所だった。
そんなゴツゴツの中央の一番高い所に灯台がたっていた。小さい灯台だった。

そしてボウボウの中に遊歩道が続いてたので少し歩いてみた。
その先には八角形の小屋があって、なんと開いてて中にも入れた。これは「MINIビジターセンター」だそうで、中にはパネルと写真で軽めに利尻島を案内、ほぼ休憩所だった。っていうか天気いい利尻の写真が悔しくて見てられなかった。

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さて、外はあっちこっちで鳥の声が聴こえた。どこだ?と声を辿ってみるとなんとも見つけやすい枝先に留まっててくれてた。優しいなぁ。喉元が赤い小鳥でノゴマというらしい。北海道には夏に留まる渡り鳥で見たことなかったからうれしい。あちこち何ヵ所かで見つけられた。寄ってよかった、歩いてよかった、雨やんでてよかった。
そして何気に足元には小さな花も所々咲いててキレイだった。

道は歩きやすく、上り下りも軽く、木の橋や階段もかけられてて丁寧な公園だった。
港側にまわると利尻富士が綺麗に見えそうな感じだった。まぁ、雲だらけで裾がちょこっと覗けてるだけだけどね。

海も広く見えた。写真右の港の先に雲に隠れた島影っぽいのが礼文島らしい。礼文も行きたいなぁ。まだこの時点では利尻にどのくらいいるか礼文にわたるか全然決めてなかった。

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そしてまた鳥や花を見ながら来た道を戻った。
うん、雨さえ降ってなきゃこうして楽しめそうだ。
なんとかこのくらいの感じで島を楽しみたいものだと希望が持てる散歩休憩になった。

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麗峰湧水

ファイル 3704-1.jpg利尻町仙法志の道道沿いにある湧水水汲み場。

とても目立つ看板で雨でもしっかり気づいて立ち寄れた。
そして屋根付きで蛇口もあって、山のものらしい溶岩石っぽい石を積んで利尻富士を模したような感じのいい水汲み場だった。

さっそく空きのPETに汲んで、一口飲むと甘露甘露。これはおいしい。いい島だ。

そしてその石の下の方は苔も生えてて鮮やかな黄緑が綺麗だった。
肌寒いくらいの雨でも爽やかさを感じた。

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オタトマリ沼

ファイル 3703-1.jpg利尻富士町鬼脇沼浦にある沼。

夕方4時過ぎ着の船だし、そもそも雨だし、、もう今日はどこも寄れないかなと思ってたけど、いいタイミングで雨が弱まってイチかバチかで寄ってみた天然の沼。

駐車場広く停めやすく、沼もその駐車場のすぐ前で、なんか工事してたけどちょこっと寄るには最適の場所。土産屋も二軒あった。(一軒は閉まってたけど)

そして正面に少し突き出た桟橋の展望台があったので、そこでゆっくり沼を見た。沼っていうか湖だけどね。古くから親しまれてるところは大概「沼」だよね。昔の人はよっぽど広くないと「湖」とは呼ばなかったんだろうね。

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湖面にはカモメ(ウミネコ?)がたくさん飛び回ってて行ったり来たり浮かんだり留まったりしてた。

っていうか、ここ、晴れてたら沼の先に利尻富士が綺麗に見えてものすごい景勝地なんだよなぁ。あの北海道の有名なお菓子の「白い恋人」の箱に書かれた山と湖がここなんだそうだ。(裏の丘の上からの俯瞰だそうだけど)

ゆっくり眺めてたら、観光バスが来て団体さんが降りだしたので撤退。明日少しでも晴れて山が見れて今撮った写真が無駄になることを願いつつ駐車場に戻った。
っていうか、団体さんは沼より先に土産屋に入ってった。。ので、そっちも寄らずに車に戻った。。
まぁいい、来たばっかで土産もないだろう、また明日来よう。


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ハートランドフェリー

ファイル 3702-1.jpg稚内市開運の稚内港から利尻島の鴛泊港へ渡るフェリー航路。

北海道の北の果ての更に先の離島だからまぁまず行くことはないだろうなと思ってた利尻島だけど、以前サロベツから見た利尻山のカッコよさから意識はしてたし、何より料理がうまそうなイメージ。日数に余裕があるなら行きたいなと思ってた島。
でも実はぶっちゃけ今までフェリーで渡ってドライブした島って実は全部国道が通ってる島だけなんだよね。(国道がない島は広島の宮島と沖縄の久米島、伊江島、伊平屋島だけかな。宮島は気まぐれだし沖縄は余裕しかなかった。)なので、種子島でひととおり国道目的とする島がなくなるとその後はあまり離島へのドライブを考えなくなっていた。(沖縄の宮古島だけ残ってるけどそれはもう無いと思ってる)

そんな変なこだわりを打ち破っての久々の離島渡航。
風邪気味とか天気悪いとか行かない言い訳は幾らでもあっただけに、極力寄り道もせず回り道もせず黙々と北上してその勢いで船に乗れた。
渡ってから「やっぱ失敗したなぁ」と思うかもしれない。けど、渡らずにやっぱ北海道でのドライブでいいやと切り替えても、どちらにしても天気は悪いわけで、負けた気分の連休になってた事だろう。下手すれば「もう北海道はイイや」と避けるようになるかもしれない。これでいいのだ。。なんてブツブツ思いながら船に乗った。

さて、格納庫はそうでもなかったけど上がった客室はキレイで、内装リニューアルでもしてそんなに経ってないのかなって感じだった。

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座席の客室には入らずに雑魚寝のエリアに進むと、空いてて悠々で、手前の小さめのスペースは自分だけの貸し切り状態。
濡れた靴下脱いで悠々寝転がって、イビキ気にせずに寝れた。いいねいいね。

さて、出港前に船窓から覗けた稚内港は、ちょうど向かいが防波堤ドームのある桟橋で、巡視船が停泊してた。

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そして定刻2時半ちょいの出航。船は港を出てそのまま岬の半島に沿って北上。
さっき行ったノシャップ岬の灯台が霞みつつも見えた。やっぱ赤白縞々の塔は視認性強くてイイね。

さて、灯台が見えたトコで窓から離れて大の字にゴロンとなって寝入った。

一時間チョイ寝て4時前に船内アナウンスでぼちぼち格納庫へ降りた。
4時過ぎの定刻で鴛泊港に到着。(鴛泊:おしどまり 読めなかった。。っていうか、ワシかサギかと思ってた)島に上陸。

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ノシャップ寒流水族館

ファイル 3701-1.jpg稚内市ノシャップにある最北の水族館。

岬の灯台の袂にある施設で、そういえばあったねぇって感じで意識してなかったけど、雨で時間余ってたらやっぱ水族館だよね。図らずも丁度いいトコにあったと思えたし、いざ寄ってみようかという気になってみれば「寒流水族館」という名前からして北端らしい魚が見れそうじゃないかと期待できた。

駐車場はすぐ横の三台分のスペースは満車だった。あとは裏の灯台下に広めのがあり、こちらは余裕で停められた。うわぁ灯台下からだと暴風の中歩くのがイヤだなぁ、、と思ってたら横にの一台が出たのでこちらに停めなおした。
けどそのすぐ横のからでもちょっときついくらいの雨と風で傘も広げられないまま半濡れで、北端の厳しさを味わいつつ入館。

階段上って二階が入口。
手作り感のある飾りの入り口から入ると、今年生まれたアザラシの赤ちゃんの毛というのがケースに入ってて置かれていた。蓋を開けて匂いを嗅いでいいそうだ。よくわからなかった。。
その先にはさっそくタッチプール。ああ、やっぱり子供向けな感じなのかなぁ、、とか思いつつ、周りに子供はいないのでさりげなくホヤをもみもみして進んだ。

水槽の周りもわかりやすそうな解説が並んでて楽しいく魚が見れた。最近の水族館はどこも「魚好き」が前面に出てていいよね。

最初の水槽は「エゾメバル」おお、北海道らしい魚だ。っていうか、なんかみんな並んで一斉にこっち見てるんですけどー。目を見張るでメバルだって解説にあったけど正しくすぎてヤバ。

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さすが寒流水族館、北の海の魚がメインなんだなーとか思ってたら、次は淡水のエビとメダカだった。。なんだそりゃと思ったけど、解説で「メダカはサンマやトビウオの仲間なんです」というのが面白く、海かと思いきや淡水という展開と相まって楽しめた。
更にウーパールーパー、ハナヒゲウツボと並んでカオス。かわいらしいニモ(クマノミ)を華やかに配置しておきながら、同じピンクの照明でイシガキダイが飾られてて、こうしてみると意外とイシガキダイみたいな硬派な魚がアイドルかのように見えて面白かった。
そしてドクターフィッシュもあった。ここのは無料(有料のところあるよね)。手だけこちょこちょ癒された。

なーんか変で面白い水族館だなぁ、、と思ってたら二階はこれで終わり。小さい水族館だなと感じた。
で、半螺旋状の階段を一階に下ってみたら、そこは円形の部屋で周り360度つながった回遊水槽になってた。
おお、すごい!なんか大きなマスっぽい魚が沢山泳ぎ回ってるぞ。まさかサケってことはないだろうからサクラマスかなんかかな?とか思って見てみたら、、ん??これ、イトウじゃない? 、、でもヒラメとかオオカミウオなんかも泳いでてどう見ても海水なんだけど、イトウって海に下る魚だったっけ???と不思議に思ってたら解説があって、徐々に海水に慣らしていって海水で暮らせるようにしたんだそうだ。へぇぇそんなことできるのかぁー。(とか思ったけどよく考えたら知り合いの水産会社ではニジマスも海水で育ててたっけ)

いやいやそれにしてもイトウが元気で沢山で回りまくってて感激。だって幻の魚だよ。こんなにたくさん泳いでるのは初めて見たよ。しかもヒラメを追い越してw

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ってわけでここがメインなんだろうなと、じっくりゆったりしばらく回るイトウを眺めた。

満足したトコで進んでみたら、まだ他にも水槽あって、タラバや毛ガニのおいしそうなカニもそろってた。ズワイガニだけがえらく小さくて出荷したばかりかな?なんて思えた。
カニの横にはオニカジカという北の海のカジカがくつろいでて、ウニのコーナーもあった。
特筆すべきは「超レア」とあったコンペイトウという魚。泳ぎが苦手で吸盤でじっとくっついてる珍しい魚だそうだ。

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他にも緑でキレイなホッカイエビ、擬態がうまいキツネメバル、死骸でも毒が残るというハオコゼなどなど珍しい魚が可愛らしく展示されていた。演出もうまいし楽しい水族館だった。
そしてなぜか最後はスッポンだった。なんだそりゃ。

ファイル 3701-5.jpgさてさて、ここの隣に併設されてる科学館も共通の券で見れるそうで、今1時だから軽くならいいかなと、そっちにも行ってみた。

科学館は南極観測隊がメイン。まず実際に使われていた雪上車が展示されていた。そして南極の氷とかあって触ってみれた。コチコチツルツルで石みたいだった。いやぁここ以上に最果ての極寒の展示を見ると、多少の雨風の荒れなんかかわいいもののように思えるね。。なんて思ってたけど、そういえば南極ってここの果てじゃなくて真逆の南なんだよね、、日本でここが一番遠いいんじゃん。

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なんでここで南極?とか思ったけど、実は南極観測の為の訓練地として選ばれたのがこの稚内で、樺太犬の犬ぞり訓練も行われ、その樺太犬も道内で集められとくに「南極物語」で有名になったタロとジロはこの稚内出身だったそうだ。

観測船の模型もいくつも並んでて、少しジオラマっぽくなってるのもあってじっくり見れた。
観測所の部屋を再現したトコには服を着たマネキンがいてビクッとした。犬ぞりもあり、展示では樺太犬の資料が一番多く感じた。

南極以外では奥の環境展示コーナーが、それぞれゲームみたいな試して遊んで学べるようになってて、子供はいなかったのでいろいろやってみたかったけど時間気にして素通りしちゃった。

二階までさらっと一通り見てまわった後でプラネタリウムの上映が始まるとアナウンス。30分の上映といいうことで、「船の時間があるので途中で抜けてもいいですか」と聞いたらダメということで諦めた。

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少し余裕もってもう港に戻るかと外に出た。
ら、そういえばペンギンとかもいたしアザラシも元気に泳いでた。彼らには雨も風も関係ないかな。
そしてそして今年生まれたというゴマフアザラシの子供はちょうど食事の時間だったようで飼育員さんが魚をあげてた。これはかわいかった。

と、存分に楽しんで1時半に出た。寄って良かった。正直、こんな天気じゃなきゃ寄ろうとは思わないトコだけど、こんなに楽しめるトコだとは思わなんだ。とくにやっぱりイトウがいいよね。驚きだよ。

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みなとや

ファイル 3700-1.jpg稚内市ノシャップの岬の手前にある食堂。

前に食べておいしかった店はこの少し手前に見えてて、またその店なら間違いないんだろうけど、せっかくだから別のこっちの店に入ってみた。

ファイル 3700-2.jpg割と鮮やかな色の外見とはうらはらに、店内は簡素な造りの海の家っぽい店だった。
取り敢えず窓の外に自分の車が見える席に着いてメニューを見た。

ウニかなー、カニかなー、でもやっぱイクラだよなー。これから利尻に行くんだからウニはそっちでいいもんねー、、なんて思いつつ、やっぱりいろいろ乗った海鮮丼の「ノシャップ岬丼」といのが丁度いいくらいの額だったのでそれにした。

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おお、これは豪華。甘エビも甘く、帆立も大きく甘く、カニも甘く、そしてウニも爽やかに甘かった。イクラも(クリスピーではないけど)しっかりしててまろやかで、昨夜の回転寿司よりおいしかった!けど、米はマズかった。。
お吸い物にもベビー帆立が入ってたし、なにげに佃煮昆布もうまかった。

まぁ米はともかくおいしい食事で満足。

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