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玉津島神社

ファイル 3444-1.jpg和歌山市和歌浦中にある神社。

Uターンするためのつもりで入った駐車場だったけど、なんか雰囲気良かったのと、立ってる幟には「聖武天皇行幸千三百年」とあり、石柱には「和歌三神」とあって歴史ある特別な場所って感じしたので興味持って車を停めて降りて歩いてみた。

鳥居の横の由来には神代以前の創立とあった。御祭神は天照の妹の稚日女尊と神功皇后、後に衣通姫を合祀したそうだ。

赤い鳥居の裏の赤い塀は「小野小町 袖掛の塀」とあった。この塀が平安時代のもの?まさかね。

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お堂のような大きな拝殿にお参り。その前の干支のウサギの置物がかわいらしかった。

そしていつものように本殿を拝見しようかと横にまわると、少し小高くなってて、すぐ横に天然記念物「根上り松(鶴松)」というのがあった。大正時代に移転保存したものだそうだけど、こういう状態でも天然記念物なの?

その先に歌碑のある広場があったけど、本殿はもっと奥の様で拝見できなかった。
岩の上に段が続いてて展望台になってた。

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上って見えたのは裏にあった庭園らしき工事現場。取り壊してるのか修復しているのか分からないけどせっかくある展望台なのでいい眺めであってほしかった。
工事現場の先にはさっき通ってきた道と川が見え、右手にはカッコいい松の木が立っていた。これはさっき通って来た時にもカッコいいと感じてたので、ここで見下せて良かった。その松の木の上の手前の木にカッコいい鳥が停まってた。トンビだろうけどね。かっこいいんだよね。

拝殿前に戻って、んじゃ左側からならどうかと逆側の裏にまわってみた。
こっちは社務所とかの裏で狭めで日陰で赤い塀でやっぱち本殿は見えなかったけど、こんなとこに「絶景の宝庫 和歌の浦」の案内があり「奠供山(てんぐやま)」という裏の山が解説されていた。
奈良時代の神亀元年(724)に聖武天皇が訪れた景勝地だそうで、その先にその奠供山への登り口があるようなので進んでみた。

なんか庭の裏口へのような地味な道をまわると登山口があった。パッと見急勾配でちょっと怯んだけど、頂上まで距離はない筈だし極端な標高でもないだろうと思って登ってみた。

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ずっと続く勾配にうへぇと思ったけど、一回折り返すだけのほぼまっすぐな登りだったので焦らずゆっくり登った。石の段もしっかりしてて登りやすかった。

そして頂上は広めで平らで、爽やかな松林の先に和歌浦の海が見えた。
これはなるほどいい眺め。登ってきて良かった。

その展望台に「望海楼遺址碑」という石碑と案内があった。
望海楼は、天平神護元年(765)に称徳天皇の展望の為に造営された建物だそうで、石碑は文化10年(1813)に紀州10代藩主の命で麓の浜に建立し、明治33年(1900)に明治天皇が連合艦隊を率いて来泊した際にお召艦から見えるようにとこの頂上に移したんだそうだ。1900年の連合艦隊かぁ、、日露戦争前でまだ三笠が加わる寸前かなぁ。大正時代の不老橋の眺めの古写真というのがあったけど、その来泊した連合艦隊の想像図とか描いてほしいなぁ。

歴史はともあれいい眺め。その大正の石橋の不労橋もよく見えたし、行こうと思ってた片男波の砂嘴もよく見えた。
この海に長く横たわった砂嘴こそが天の橋立のような景勝地「和歌の浦」だとばかり思ってたけど、そうではなくて(雑賀崎まで含めて)ここら辺一帯全体が和歌の浦だったのね。
昔はここらは干潟の海でこの奠供山は島だったらしい。六つの岩の小島の並ぶ景勝地、天橋立というより松島って感じかな。

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そして雑賀崎の方も見えたし、海にはポッカリ形よく見えたのは沖ノ島かな。
っていうか、上から見てるからか波が全然なくて静かすぎる海面に船が浮いてて、写真にしたら加工したようなわざとらしさを感じるくらいいい感じ。
ゆっくり眺めた。

下りは石段の方ではなくてぐるっと回る森の道で下ってみた。こっちの方が勾配はやや緩めかな。
その道の途中の元の石段の道に交差するちょこっと手前で、裏から本殿が窺えた。ああ、拝殿より高い所にあるのね。屋根しか見えなかったけど、立派な千木と鰹木に萱葺の屋根で立派だった。

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石段を下りきって、奠供山登山口のトコの読んでなかった案内板を見てみると、称徳天皇行幸の望海楼は南麓にあり、頂上に拝所を作ったのは江戸時代の10代藩主だったようだ。準繰りに登っていったのね。
面白かったのは明治43年(1910)に当時東洋一と称された30mの昇降機が設置されてたという写真。逆にこれ景観を邪魔してそうだけどエレベーターで登れるなら楽でいいよなぁ。(昔のエレベーターなんて怖そうだけどw)

ってわけで、神社境内を出て駐車場に戻る前に、エレベーターなんてどこら辺にあったんだろうかとちょっと裏に歩いてみた。
来る時に通った裏の県道に出て奠供山の岩山に歩いてみた。
さっき境内裏の展望台から見えたカッコいい松を見つつ、その背の岩山を見上げて、ここら辺に一気に登るエレベーターねぇ。。と想像しつつ眺めた。
ちなみにかっこいい松は名前とか付いてなかった。

なんか、図らずも和歌の浦の中心的な所をたっぷりと楽しめて歩けて大満足だった。


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タグ:観:宮 観:然 観:史 観:石 楽:登 楽:眺 景:海 景:島 景:崖 動:鳥 植:樹

長野家

ファイル 3443-1.jpg和歌山市友田町にある居酒屋。

最近は暑かったり寒かったり天気悪かったりするとすーぐ宿とるようになっちゃったけど、滅多に泊まらなかった以前の方が特別感あったせいか宿近くの飲み屋とか行ってみたりしてた気がする。いや単にケチになったのかな。ついつい調子のって高くついちゃう事が多かったからね。
それと普段全然酒飲まなくなったのもあるかな。

今日も、もうラーメン食べたばかりで満足してたから大人しく寝るつもりだったんだけど、全国旅行支援で宿の割引に加えて地域クーポン券2000円分がついた!今回のこのクーポンは以前のGoToとは違って、泊った県でしか使えないから、明日はすぐに琵琶湖の方へ向かうつもりだったので、こりゃ今夜使っちゃわなくちゃ勿体ないと、すぐに町に出てみた。

さいわいこの宿は繁華街の近くだったし、スマホでクーポン使える店を調べたら、すぐ近くのこの居酒屋が見つかったので来店。

で、カウンター席でひとり飲み。
まず飲物はとメニュー見たらチューハイで「和歌山シロップ」というのがあったのでどんなのか聞いたら「和歌山県内の柑橘系のミックス」だそうでそれをたのんだ。

料理はオススメを聞いたら「刺身造り盛り二人前だけどよければハーフで一人前に出来ますよ」というので、じゃあそれでとたのんだ。

和歌山シロップハイは普通においしかったけど、おいしい豆腐のお通しには合わないね、、とか思ってたら、出てきた刺し盛がまた派手で豪華で、魚もおいしかった。けどやっぱこれは日本酒だなー、と思いまだ和歌山残ってたけど日本酒に切り替えた。

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「いい日本酒ある?」とか聞いたら「和歌山といえば紀土」がいいと言われそれをひとつ。
あーやっぱうまいね、甘めだけどサラッとしていい感じ。魚にもこっちだね。
魚は、メニューに太刀魚が多かっただけあってまず太刀魚がうまかった。造りになってるホウボウもおいしく、タイは黒鯛?どれもおいしく楽しめた。

で、残ってた和歌山シロップハイは「とんぺい焼き」をたのんでそれつまんで飲んだ。お好み風玉子焼き。

軽くこんな感じで終了。まぁ見るからにいちげんさんで、クーポンつかえるか聞いて、オススメとか聞いて、そりゃいいカモだよね。クーポン余裕でオーバー。でも満足。

店でたら宿近いし、すぐ裏にコンビニもあるし楽々。
そしてなんか夜だけで和歌山を味わえたと、御満悦だった。

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タグ:楽:宴 餐:飲 餐:魚 餐:焼

中華そば まるみ

ファイル 3442-1.jpg和歌山市中之島の県道沿いにあるラーメン店。

今日の宿は繁華街から近そうだから、到着したらラーメン屋探して歩いてみようかな?なんて考えてたら、通ってた道沿いにラーメン店を見かけて、しかも和歌山ラーメンぽい「まる」が付く店名だったので、一旦通過したけど戻ってきて寄った。

店は街角中華の小さな店舗で、店内は家族客で小上がりはいっぱいだった。僕はカウンター席について普通に中華そばをたのんだ。そういえばこの店は早寿司みたいなのはなかった。

待つ間メニューを見てたけど、ホルモンラーメンというのが気になった。
お酒やつまみのメニューもままあって近隣市民のちょい飲み的な店って感じ。関西だけにとん平焼きとかもあって気になった。

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で、ラーメン。お、うまい。
和歌山のラーメンは正直いうと車庫前系は好きだけど井出系では苦手な店もあったので若干賭けではあるんだけど、ここのは醤油豚骨の優しい味で、素直にうまいと思った。和歌山ラーメンってこういう感じだったっけ。和歌山に来ていきなり満足のいい食事になった。ナイスナイス。

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タグ:餐:ら

日本一たい焼 奈良御所店

ファイル 3441-1.jpg御所市室の24号沿いにあるチェーンの鯛焼き販売店。

西日本でよく見かける店舗で、確か僕が初めて見掛けて気になったのはこの奈良の店。いつも奈良で一軒くらいどこか寄りたいなぁーーと周りを見てて、ここのオリジナルじゃなさそうだからと通過して和歌山県に出ちゃうってパターンかな。
見た目のインパクトは強いけど、そんなに滅多に鯛焼きは食べないし、そこの名物の具入りのものでもあれば迷わすに寄るんだけどね。。(千葉の白子の新タマネギの鯛焼きみたいな)

で、この「日本一たい焼き」は高知の子がお気に入りだそうで、岡山に行く時によく買って食べるという話を聞いて最近気になった。で、どこかで寄ろうと思ってたトコだったという次第。(実はもっと手前の奈良県内でも見かけてたんだけどね)

ファイル 3441-2.jpg店に入る前に戸のガラスの社長さんみたいなイラストが気になった。

そして店内は意外と広く、弁当屋以上にゆっくり待てそうなスペース。鯛焼き器も見えて、まさか注文してから焼く?とか思ったけどそんなことはなかったw
やっぱり大量に買っていくお客さんがいると待つことになるんだろうね。

鯛焼きは黒あん、白あん、チョコあんなど色々あり、期間限定の抹茶あんがおすすめになってた。
ので、抹茶とスタンダードな黒の二つを購入。
少し待ってポスターやら案内やらを読みたかったけど、商品はすぐに渡されたw

で、店先で早速その抹茶あんを食べてみた。
写真がなんか変なモードになってたようで全部いつも以上にブレてて幻想的だけど御愛嬌。

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あ、なるほどこれはうまい。面白い鯛焼き。皮がサクッとして最中のような炭酸煎餅のような雰囲気がありつつぱさぱさでは無い程よい歯触り。へええ。
抹茶あんは甘すぎずいい感じだけど、ちょっとエッジというか主張が薄くあっさりしてたので、黒あんも買っといてよかった。
そっちは走りながら食べた。

ちなみにこの「日本一たい焼」は福岡が本店だそうだ。ああ、それで社長っぽいキャラは「この味は日本一たい!」と言ってるのね。

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タグ:餐:菓 楽:買

道の駅 なら歴史芸術文化村

ファイル 3440-1.jpg天理市杣之内町の25号沿いにある道の駅。

新しい道の駅なのかな?初めて見かけて初めての立寄り。とは言っても25号の名阪じゃないこの区間は前にいつ通ったか憶えてないくらいだけどね。(去年出来たばかりらしい)

構内は何やら長黒い建物に囲まれたターミナルの奥の方の通り道の門の先が駐車場になってて、ちょっと道の駅らしからぬ濃い雰囲気。そういえば天理っぽいと言えば天理っぽくも思えた。
駐車場も三方建物に囲まれてて裏は貯水池だった。

その駐車場の前の建物が売店で、入ってみると外見のままの感じの中で、ちょうど西日が差し込んでて明るく洒落た雰囲気。
奈良の土産や特産品もいろいろあって見てまわった。

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売店の裏側はテラスになってて、天理市街方面を一望できた。
とは言ってもちょうど西日が正面で眩しく、眺めるというより陽を浴びるって感じだったけどね。
宗教都市天理の眺めは広い盆地。その西日の下に天理教の建物(母屋という宿舎など)が見えた。

ファイル 3440-3.jpg売店で買った「富有柿サイダー」を飲みながら眺めた。
奈良っていったら柿だよね。甘くておいしかったけど、柿の感じはあまりよくわからなかった。。

僕は高校の部活の合宿でこの天理に来たことがあって、その時泊ったのが母屋という信者の宿舎。宿舎も町も公園も異国に来たような気がした。
イヤな夢でしか思い出さないような高校の部活の記憶の一つだけど、この歳になって振り返るとただ懐かしく和めるのはなんなんだろうか。それでも高校生の頃には戻りたくはないけどね。

なんて西日に目を細めて暫しひたった。

さて、トイレはどこだ?と探すと、道の駅の入口のターミナルの方。。遠いなぁ。
そのトイレまで行ったついでに他の建物を見てみると、北側の長い建物は「文化財修復・展示棟」へぇおもしろそう。
公開されてて見学自由だったけど17時までで終わってた。。

その横の南側の建物は「芸術文化体験棟」といういわゆる文化センター。貼ってあったポスターに本日三階で鉄道模型運転会 入場無料というのをやってて18時までとあったので入ってみた。
奥の方の部屋でNゲージより大きめの(HOゲージ?)線路を走らせていた。

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駐車場に戻って最後に目の前の貯水池(幾坂池)を眺めた。
とくにおもしろい風景ってわけでもないけど、静かな水面が空や周りを映してて落ち着いた。

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タグ:楽:眺 楽:懐 景:陽 観:建 観:模 観:池 餐:飲 道の駅

道の駅 いが

ファイル 3439-1.jpg伊賀市柘植町の25号名阪国道沿い(大阪方面)にある道の駅。
もともとは伊賀サービスエリアだったそうだけど、こっち方面だけ道の駅になったそうだ。
と、ここまで前回のコピペ。二度目の立ち寄りで二度目の点景。前回はZの時だね。

給油が目的で寄ったんだけど、小腹も減ってきてたので食事しちゃってもいいかなと店をのぞいた。

ここは三重名物のメニューが多く、伊勢うどんとか四日市とんてきとか亀岡名物の味噌焼きうどんとか、、あれ?伊賀のものが無くない?あ、伊賀牛肉うどんというのがあった。(そこは松阪牛じゃないんかい) んー 伊賀牛がうどんじゃなくて肉料理だったら惹かれたけど、うどんだったら伊勢うどん食べたいなぁ。。しばらく食べてないし。と、迷った。
で、結局伊勢うどんにしちゃった、

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ってわけで「極(きわみ)伊勢うどん」
黒いタレのかかった太いフワフワうどん。独特だよね。
伊勢で食べたときは、店によってひたひたの汁に沈んでたのもあったけど、こうしたぶっかけタイプが一般的なのかなぁ?
汁は黒いけど、そんなに味濃くなくて丁度よくて甘めのいい味。そういえば西の人は関東のうどんは汁が黒いっていうけど、伊勢の方がよっぽど黒いよねぇ。(向こうから見ると伊勢も東日本で関東とひとくくりなのかな)

ところで伊勢うどんは久々でいつ以来かと思って振り返ったら、点景になってなかった。。多分08/4/13(→)以来。もう15年になるのか。早くはないけど。

軽く店も見てまわって車に戻った。
そして出発、、の前に給油、、と思ったらスタンドがなくなってた。。まじかー!(EV充電スタンドはあった)
あれ?そうだっけ?前からだっけ?(令和に入ってからっぽい)

次のスタンドまでもつかなぁとハラハラしながら名阪国道に戻った。


ちなみに前回の点景 この日の日誌

タグ:餐:麺 楽<困 道の駅

掛川PA

ファイル 3438-1.jpg掛川市倉真荒芝にある新東名高速のパーキングエリア。

初めての立寄り。っていうか新東名じたい自分の車では数回しか通ってないし下り方向は初めてかも?
今日はこの手前で清水PAにも寄ってて、新しくて色々あったけど、静岡っぽいものとか地域性は感じない普通のショッピングセンターって感じで何もつままなかったし、景色もいいわけでもなく、とくに面白く感じなかったので点景にはしなかった。
そして、そんなに混んでたわけではないのにトイレの個室は全部空いてなかった。。

ので、ここにはトイレだけのつもりで寄ってみた。
こっちは清水PAよりも小さい建物でPAらしい感じだったし、松屋(と、松のやと松軒中華食堂)が入ってたので、ありきたりな感じかと思った。

けど、中に入ると奥の方がちゃんとお土産売り場になってたし、しぞーかおでんの天神屋も入ってた。
そして「掛川茶ソフト」というキャッチ―な御地域ソフトがあった。合格。思わず買ってしまった。

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うん濃い目のお茶のいいお味。ナイス。
誰もいない外のベンチでゆっくり味わった。空いててイイ。

っていうか、おなかゆるくなりそうだったので食べ終わっても少しゆっくりして調子みた。
トイレに寄ったのにトイレ案件誘発しては本末転倒w
まぁそういう感じは無かったので安心して出発した。

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タグ:餐:冷 観:P

中井PA

ファイル 3437-1.jpg中井町松本にある東名高速のパーキングエリア。

多分、初めての立ち寄り。そう、ここが寄った記憶なかったから海老名は通過して来てみた。
あーでもサービスエリアじゃなくてパーキングエリアだったんだっけ、、食事は大丈夫かなーとか思ったけど、全然普通に食堂があった。
土産コーナーもちゃんとあって、下手な地方のサービスエリアより充実してるくらいだけど、メジャー路線の東名にしては地味な方なのかもね。

で、食堂メニューは割とフツー。
神奈川っぽい地域色を感じるメニューはとくになく、カツ丼とレバニラ定食が人気らしい。 なので、フツーに「豚スタミナ丼」にしてみた。

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これが、けっこう思ったよりもガツンとニンニクきいててうまかった。なんか無難なもの出しそうなこういう所にしては、意外な感じの極端なメニュー。ファミリー向けじゃなくてドライバー向けって感じで好感。
ちょっと胃にきそうな予感したけどこなくて助かった。

ファイル 3437-3.jpg後は水買って車に戻った。
水は「中井PAのおすすめ」とあった富士山の水。
これは東名の他のSAPAどこでも売ってるよね、前にも買った憶えある。むしろ静岡のだし。
けど、専用の自販機があるのは珍しいかも、、とか思った。そんなことないのかな?

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タグ:食:丼 餐:飲

盛昭軒

ファイル 3436-1.jpg筑西市甲にあるラーメン店。

下館駅からまっすぐ伸びた街道沿いで少し離れてはいるけど、元は下館城の外郭の侍屋敷があった場所、下館ラーメンの老舗推してふさわしいような場所ともいえる。

で、そういえばこの店は前から気になってたけど、いつも気付かずに通過してた。
今日は夜で、暗い通りの中で灯りが目立って暖簾が見えたので、そういえばと気が付いた。ので、一旦通過したけどぐるっと回って戻って来て手前から徐行して駐車場を見つけて寄れた。

暖簾をくぐって店に入ると、中はおっさんばかりで結構混んでて、四人卓の席は真ん中クリアーボードで仕切られてたから合席で座れた。(コロナが済んでボードがなくなったら少し気まずいよな)

ファイル 3436-2.jpgメニューを見るとワンタンメンがあったので迷わずそれにした。
けど、落ち着いてよく見たら「トッピング 鳥皮200円」とあった。あー普通のラーメンにそれにすればよかった。。まぁいいやおいしかったらまた来よう。

待ってる間に女性のお客さんが来たけど、席につかずにお盆でテイクアウトの近所の人だった。地元に根付いてていいねぇ。

そしてワンタンメン。

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んーーいいねぇ。おいしい醤油ラーメン。
醤油の味が立ってて醤油を感じる醤油ラーメン。東京に本来あるべき醤油ラーメンの強調されたような風味でおいしかった。さすが老舗。麺も気持ちよく啜れた。

ワンタンもひらひらと食べやすかった。けど意外と量が多く、ワンタンは単品のワンタンだったらどのくらいの枚数になるのだろうかって感じだったし、その下から出てきた鶏チャーシューは三枚もあったし、ゆで卵の半身も隠れてた。(その割に海苔は小さかったけど)食べ切って飲み切ったらもう満腹。ごちそうさまでした。

帰る頃には店内はもうすいてたのでタイミングかもと思った(けど、営業時間7時までらしいので偏るのかもしれない)。このくらいの時間に下館とかよく通りそうなので、また来ようと思った。

ちなみに前に行った「盛信軒」という店はこの店の暖簾分け店だったそうだ。
あっちもまた行こうと思ってて行ってなかったな。。こっちの方が場所的には来やすいかも。味はこっちの方が醤油は濃いと思う。
っていうか、もっとしばらく行ってない駅近くの「筑波軒」
にも行きたいなぁ。

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タグ:餐:ら

観音山梅の里

ファイル 3435-1.jpg市貝町市塙にある梅林。

栃木県の梅のスポットで検索して来てみた。なんかWebでは咲いてるのかよくわからなかったけど、茨城でも咲いてたし、さすがに三月で咲いてないって事は無いだろうと思って来てみた。

来る道が細い区間あって、なんか怪しい所だなぁ、、とか思ったけど、来てみたら山の表を纏った見事な梅林で、しかも城跡だし、いいねいいねと気分沸いて到着。駐車場も梅林の入り口近くに停められた。

催物のテントは片付けてたようで、少し来る時間遅かったのかもだけど、純粋に梅の花見を楽しみたかったので問題無し。(と、思ってたら、実は明日の日曜からの一週間が「梅まつり」だったようで、設営してるトコだったようだ)

まずは入口にあった「村上観音山」の案内板を読んでから梅林に進んだ。標高は172.1mで中腹に観音堂があるそうだ。

さて、山登り。まぁ公園くらいの感覚で登れそうな小山だし、梅は満開で木の数も多く密度濃く、上からの眺めも期待して足取り軽く(体は重く)、登ってる人は何人もいたけど混んでるという程ではないので自分のペースでゆっくり登れた。

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山肌を斜めにまっすぐ進んで、下から見えてた「村上城跡」の看板くらいの高さまで上がって振り返るともういい眺め。手前の梅林が濃く見えて爛漫。白い花メインだけどこっち側は桃色も混じって目立ってた。

梅林を抜けて竹林の端から東屋まで登った。「村上城跡」の看板の上で「観音山梅の里」の看板の高さ、ここが梅林の頂かな。一面見下せて気持ちよかった。

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手前の梅林と駐車場、川の前の田畑の向かいにも梅林があって、車で来るときの道と抜けた梅林も見えた。

さて、看板の先の反対側から下りようかな、、と思ったけど、看板の裏の段の上にはまだ先に登る道が見えたので進んでみた。そういえば観音堂があるんだったよね。

もう普通の山林になってたけど「園路→」なんていう看板も立ってて、一応こっちまでが散策コースなのかな。園内マップとかあればいいのに。。
っていうか、坂の上は建物の裏でこれがお寺かな?(そうらしい)園路とかいいながら完全に裏から廻る形だったけど、その裏庭に大きな梅の木が二本あって見事に満開で花を広げていた。いや、梅的には正しい順路だな。

そして建物の先に見えた観音堂の手前に鳥居があって更に山道の登り口があって、まだ山の頂点は全然先だった。。っていうか鳥居の脇に「村上城跡」の案内板があって、見たらここが大手口だそうで、ここからが城跡って事らしかった。

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正直、鳥居だけだったら登らなかっただろうけど、城跡ならばと登ってみた。
堀のような溝のやや急な坂を登ると、更にその先に急な石段がもう一段あった。。けど、その石段の上の頂上部のまわりはいかにも堀で割った姿で城跡らしく、気分沸いて興味と共に登れた。

登り切った上は杉の木陰の傾斜のある空間で奥に祠があるのが見えた。ここが本丸かな、、と思ってその奥の祠に進んでみたら、杉林の外に梅の木が見えて、まだ道は続いてた。

で、木陰を抜けると梅の木は幾つもあって梅林だったし、傾斜の先が頂点の本丸だった。
ここも満開で立派な梅林。そしてここらの梅は枝だけでなく幹からもちょぼちょぼ咲いてたりした。
っていうか、しっかり「梅園」とか看板立ってたけど、これ、梅を見に来た人はここまで登って見なきゃ勿体ないよね。やっぱり案内マップを駐車場に建てるべきだと思うなぁ。

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古文書に「文治3年(1187)に平宗清の守る村上城が落ちた」と出てるそうで平安時代末から城だったそうだ。その200年後の永和7年(1378)に益子氏の一族の村上新助吉藤によって現在の遺構の城が築かれて三代五十年居住したそうだ。
でも本丸にしては平らではなく少し傾斜のある広場で、これは地形の変化?それとも室町時代の山城ってこういうもんなの?建物は?と気になった。
まぁそれより梅が綺麗で香り良くいい雰囲気。一番奥に鳥居があって小さな石祠が立っていた。これが奥の院てことかな。「きれいな梅の景色をごちそうさま」と拝んだ。

本丸のまわりは土塁で囲まれてて、石祠の裏の土塁の上には三角点があって「観音山標高172.2m」とあった。山頂の標示があるのは登った達成感あってありがたい。そして登った先が花満開で気分いい。城跡に興味持っててよかった。

さて、後から登ってきた人もチラホラいたので、来た道は戻らずに本丸中ほどの土塁の脇から堀への道を下ってみた。
うん、なかなか深めの堀で城感バッチリ。本丸の梅を見上げたりしながら堀を進んで下って石段の前に戻った。

下の鳥居からの坂道は何人かの上る人とすれ違った。みんなハァハァ言って登ってたので(自分だけじゃないと)ホッとした。

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さて、鳥居を出て観音堂へ進んだ。
いや、思ったよりも大きなお堂で額もアリ彫刻もアリ賽銭箱アリで本堂扱いだった。(一応さっきの建物が本堂という事らしい)
拝んで正面から眺めてたら、格子の先に観音像が見えた。あれ?こんな御開帳のような状態でいいの?と近くに上がって見てみたらもう格子の間からバッチリ見れた。おおおおいいなぁ、他の寺院スポットもこうであってほしいよなぁーと沸いた。〇〇観音とかいうスポットでも見れることは稀だもんな。(〇〇地蔵くらいでも見れなかったりする)
この千手観音立像は徳一国師の作で鎌倉時代のものだそうだ。(けど、実はこれは前立というもので、ご本尊の行基菩薩像は平安時代のもので奥にある秘仏ということのようだ)
ちなみに寺の寿命院永徳寺は弘仁6年(815)平安時代中期に開基だそうで、城より前なのね。何気に平安、鎌倉、室町と時代を思わせるスポット。梅をたよりに訪れられてよかった。

お堂をひとまわりまわって、その前の石段を下った。ら、このすぐ下に駐車場があった。。なんだ、こっちに廻って来れば梅林は登らずとも見下せたのか。。と思ったけど、登りながら見る梅林は良かったから別にいいか。

ってことで、その駐車場を横目に梅林の右端側(東側)に廻ってそっちから下ってみた。ら、下りながら見る梅林がなんとも見事。まるで梅の花の雲海を見ているような感じだった。
そして坂を下って雲海に近づき、その海に潜るように梅林の下に入ったトコで横道があったのでまた梅林に入ってみた。まさにダイブした気分。

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水面の飛沫のような梅の花を見上げながらその梅の海の中を歩いた。あーそれで梅の字と海の字は似てるのかなー?なんてアホなこと考えつつゆっくり歩いた。
梅林は他にも歩いてる人がいたけど、心なしか乳児を連れた夫婦が多く感じた。秋から冬に生まれた子がいたら春一番のこの爛漫で写真撮りたいだろうねーと温かい目で見つつ邪魔しないように通り過ぎた。(最近、乳児をあやして配信する推しの子を見たりしてるからか、寛容になれてたりする)

そして梅の合間から下の駐車場の自分の車が覗けたりして気分良く下れた。
いやぁもう存分に梅を楽しめて御満悦。
梅は桜より先に冬の終わりを感じさせてくれる花だし、桜と違って純粋に花見として楽しめるからいいな。駐車場もそんなに混まないしね。(いや、場所に寄るか、、)

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タグ:植:花 楽:登 楽:眺 景:季 観:城 観:寺 観:像