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道の駅 あきた港

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ファイル 968-2.jpg秋田市土崎港西の湾岸にある道の駅。
秋田港に面したポートタワーのある「セリオン」の幾つかの建物とその駐車場がそのまま道の駅になった形。

県庁所在地の市街近隣にある道の駅って珍しいよね。
いい場所にある道の駅だけど今回始めて寄った。

まだ8時だからね、、時間的にトイレだけの休憩のつもり。
あわよくば何かやってないかな、なんて思ってたけど、もちろん全部閉まってた。
ポートタワーなんかも展望は無料だそうだけど開場は9時から。無料かぁ、、んーおしい。
一時間のんびり、、は無理だよな。まあいいや今回は見上げるだけで。

ポートタワーの脇の温室みたいな「セリオンリスタ」では、なんか今日開催のイベント「海フェスタおが ~海の祭典2013 in 秋田」の開場らしく設営の人で少し賑わってた。
ああ、これって男鹿で幟を見掛けてたやつだ。男鹿だけでやってるわけじゃなくて、男鹿から秋田にかけての複数の会場でいろんなイベントを開催するフェスティバルらしい。(食の祭典とか面白そうなのは男鹿の会場らしい、、)

さて、唯一こんな時間からでもやってたのは、秋田名物の「ババヘラ」
何時からやってたの?と不思議に思うくらいもう朝から自然に傘さして佇んでた。

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やっぱり秋田の夏はババヘラだよね~、、とかいいつつまだ二回くらいしか食べたことなかった。
で、ちょっと久々に食べたら、あれ?ババヘラってこんな感じだったっけ?
雪のようにフカフカで軽く爽やかで美味しかった!
そういえばババヘラって3メーカーくらいで展開してるそうで、前に食べたのと違うのかな。ここのは「ババヘラアイス発祥の地 ババさんアイス 元祖児玉冷菓」というもの。
食べ比べしてみたいな(とか思いつつ、この日は他では見掛けなかった。。)

ゆっくり海と海上保安庁の巡視船なんかを眺めながらアイス食べて休憩した。
(小型の「しんざん」と大型の「でわ」が見れた)

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タグ:観:楼 観:船 餐:冷 観:発 道の駅

赤神神社五社堂

ファイル 967-1.jpg男鹿市船川港本山門にある神社。社殿は国重文。
詳しく知らずにきてみたら、結構な石段登りのスポットらしかった。
おお。やっぱ朝は石段で一汗かな。
最近あんまし登ってないから意気揚々。

まず案内を読むと、「五社堂」というのは鬼の伝説の鬼を祀った社だそうだ。
此の地に来た五人の鬼が悪さをしたので、困った村人が娘の生贄を賭けて鬼に1000段の石段を作らせたのだけれど、だまして999段で時間切れにして勝利。賭けに負けた鬼は山に籠もって村が平和になった。
というなんとも怪しい物語。(つまり異人をそそのかして働かせて殺しちゃったんでしょ)
その鬼が「なまはげ」のルーツだそうだ。
子供を脅かすにしてもちょっと酷い話に思えるのは穿った見方かな?

そんな999段の石段。よっしゃのぞむところだ!と意気揚々登り始めた。

ファイル 967-2.jpgまず鳥居くぐって少し登ると塔(宝篋印塔)とか池とか有った。


で、石段の登場。
どこを数えて999段なのか分からないけど、結構ラフな昔ながらといった石段で鬼が作った手作りの石段という印象ではある。
結構急で登り応えがある真っ直ぐな坂。(写真で見るとあまり急な感じしないね、、、)
すこしカーブしてたけど折り返したりはしてなかった。

焦らずゆっくり登ろうと思ったけど、半ばまで登ると下から後続の二人組の話し声が聞こえた。
あれには追いつかれたくないなと意地になって進むと、途中でちょっと踏み外して泥濘に足突っ込んじゃった、、

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サンダルで良かったような、、マズったような、、、
でもほぼ休憩もせずに一気に登れて、赤い鳥居をくぐった。

鳥居の先に井戸があった。
「姿身の井戸」という井戸で案内によると、水面に自分の姿がはっきり写らない者は余命短いんだそうな。

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覗いてみた。
これは取り敢えずしばらくは生きられそうだ、、、
ちょっと足のドロドロが気になってたから水を汲んで足を洗った。

そして国重文の「五社堂」。五つの鬼を祀った社。
社自体は大きくもなくわりと新しく改修した感じだったけど、並んだ感じがすごく雰囲気あって堂々としてて良かった。

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ここに到着したくらいに合わせた感じで、青空見えて陽が差してきた。なんか神々しい。
やっぱ登りきった後の参拝は心洗われるな。
拝み方とか有るのかな?
取り敢えず右から順繰りに拝んで廻った。

ゆっくり拝んでたらさっきの後続の2人組に追いつかれてしまった。

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で、下りは慎重に。
滑ることはないけど踏み場を選びながらスタスタ下りた。
わりと登りより下りの方が足元神経使って疲れるよね。
(サンダルで登ってくる所じゃないと思ったww)

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タグ:楽:登 観:伝 観:水 楽:浸 楽:験 観:宮 観:重 観:塔

入道崎

ファイル 966-1.jpg男鹿市北浦入道崎昆布浦、男鹿半島北西端の岬。
ここは三回目かな?
あれ?もっと来てるような気がするけど、、

まずは「入道埼灯台」に歩いた。
この灯台は全国に十五基ある参観灯台のひとつ。
でも前回来たのも早朝、もっと前は所持金無しで、一度も登ったこと無かった。。
下から見上げるだけ。
一度は登ってみたいなぁ。

そして入道崎の草原の丘を歩く。
ここは広く広く切り立った海岸沿いの崖の岬。
そしてちょうど北緯四十度ということで四十度の線上に並べられた石のモニュメントがある。

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そして海も広い。

何となく北海道の根室半島を思い出すような海食崖の上の草原。
でもこんなに広く開けて開放的で大きな灯台がある海岸は、他には早々思いあたらない。海に残った黒い岩もいい感じ。

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岬の先に岩礁のような島があった。「水島」という島らしい。
真ん中にぽつんと白いものが立ってて、観音様に見えたけど、カメラでズームして見たら小さな灯台(照射灯)だった。

草原は浅く歩きやすいけど、夜のうちに降り続けたであろう雨で濡れてて足元ビシャビシャ。水の中を歩いているよう。
サンダルだからいくら濡れても平気。

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崖っぷちにはヒルガオもパラパラと咲いてた。ん、ヒルガオって朝咲いててもいいもんなのか?

ファイル 966-5.jpgぐるっと草の中を歩きまわって駐車場に戻った。

ホントはここらで御当地B級グルメの「男鹿しょっつる焼きそば」というのを食べてみたいんだけど(ネタ帳にも載せてた)こんな時間からやってるわけもなく、残念だけど出発。
次こそはもう少しまともな時間に来てみたい。

タグ:楽:歩 観:灯 観:石 景:岬 景:崖 景:海 景:島 景:原 植:花

寒風山

男鹿市脇本富永寒風山にある眺めのよい草原の山。
来たのは二度目。前も早朝だったっけ。

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一番上まで一応行ってみたら濃い霧で何も見えず、一段下の駐車場で休憩。
こっちの方が少しキリが薄かった。
うっすら麓が見えるか見えないかってくらい。

霧って言うか雲なのかな。
風で流れてたのでしばらくしたら晴れるかな、、とか思ってのんびり休憩。

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したら、逆にどんどん濃くなってきちゃって、一気に真っ白。
あちゃー。
これは逆に出発したくない状況。
景色が見える見えないどころじゃなく、安全に走行できるくらいに霧が晴れてくれないと困るなぁ、、としばらく休憩。

しばらくしたら、願い叶ってか霧が薄くなってきた。
これで出発できるな、、と控えめに喜んでたけど、欲を張ってもう少しのんびりしたら正面東側の景色も見えてきた。

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おお!少し見えてきた!と写真ぱちぱち。

で、また少ししたら、おおお!更に見えるようになってきた!と写真ぱちぱち。

これ以上は晴れないんじゃないかという思いから、ついついぱちぱち。

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↑click:2200×500

こうして何度も何度も写しまくりながら、神々しく朝日まで見えて、少し前より良いのか悪いのか分からないけどまたぱちぱち。
自分の車もなんかバックの八郎潟と降り注ぐような朝日の雰囲気良くてついついぱちぱち。

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昨日の十和田湖のリベンジって感じで霧がながれて嬉しかった。

裏の西側の眺めも見えてきた。
ゆっくり待ってて良かった。

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↑西方向。男鹿半島北側の日本海から。

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↑西南方向。半島南側の海岸に石油備蓄基地が見える。

タグ:楽:眺 景:山 景:海 景:湖 観:光

日本最古のりんごの木

ファイル 964-1.jpgつがる市(旧柏村)柏桑野木田にあるリンゴの木。
ずーっと手前の国道から案内が出ててちょっと気になって来てみた。
のに、現地はわかりずらく、入っていいのかな?と不安なリンゴ農園の中で、よく見ると蔦に埋まった柱に「天然記念物りんご樹」という文字が見えた。(県指定天然記念物)

んー
扉が半分閉まってるって事はもう入るなってことかな?
いや半分開いてるんだからいいんだろう、何時までとか書いてるわけでもないしな、、

ファイル 964-2.jpgと、及び腰で進むと、その先は誰もいなかったけどネコが寝ころんだ裏庭の駐車場。
一瞬、あ、やっぱ違った。ごめんなさい。。
とか思ったけど、その方片隅に「日本最古のりんごの木」の案内板があるのに気付いてホッとした。

半分葉っぱに隠れちゃってる案内を良く読めば、その付近の三本がそれぞれ明治十一年稙裁の最古のリンゴだそうだ。(柵のあるやつかな)

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ファイル 964-4.jpg樹齢127年(案内の表記)。
ちゃんとリンゴの実もなっててまだまだ元気な感じだった。
青森は桜も林檎も長生きだね。厳しい気候だろうに、手入れが丁寧なのかね。

取り敢えず日が暮れる前のギリギリで、また素敵な古木を見れて良かった。

でも、お願いだから此処までの道案内をするんだったら、現地はもう少し開かれた分かりやすいスペースにして欲しい。。
「園内には入らないでください」という手書きの注意書きを見て、「ここから先に入らなければ見てていいんだな」と、やっと安心できるスポットって落ち着かなさすぎるよね。

タグ:植:樹 観:然 観:一 植:実

漁師のおやつ屋さん

ファイル 963-1.jpg深浦町関栃沢の101号沿いにある「いこいの駐車帯」の横にあるスナック売店。

駐車場の敷地内じゃなくてその入口の道路脇にあるスナックコーナー的簡易店舗だけど、駐車場のガードレールにずらっと面白そうなメニューの幟並べて立ててた。
その幟が気になって寄ってみた。

で、食べたのが「ヒラメバーガー」
そういえば去年も深浦に来たときは魚系バーガーを食べたよな。流行ってるのかな。
津軽の地元でとれたヒラメのフライのバーガー。

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ヒラメのフライはさっぱりしておいしいけど味的にクセや個性があるわけではなくピンと来ず、変な感想だけど意外とトマトが合ってて美味しかった。

さて、座って食べてたテーブルに置いてあったメニューを見てたら他にもいろいろ惹かれるものがあって気になった。

のでデザート「エゴてんソフト」
エゴノリという海草で作った寒天にソフトを乗せたもの。
ソフトは好きなものを選べて、オススメを聞いて「しおさいソフト」。所謂「海塩」の青いソフト。

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これの「エゴてん」は堅めでクセある寒天、正直言って微妙だった。。
けど「しおさいソフト」は思ったとおりの美味しさでプラマイとんとんってとこかな。
やっぱソフト+海草系は難しいと思う。気を付けよう。

口に合う合わないは兎も角、何にしてもこういう惹かれるメニューを揃えた店は嬉しい。
また次来たときに他のメニューも楽しみたいと思った。

タグ:餐:ば 餐:冷

道の駅 ふかうら

ファイル 962-1.jpg深浦町風合瀬の101号沿いにある道の駅。
「かそせ(風合瀬)いか焼き村」というサブタイトルがついている。
その名の通り、いか焼きが名物でいい匂いが立ち籠めた道の駅。
個人的にはイカ焼きはいつも鰺ヶ沢で食べてるので、ここは通過して寄った事がなかった。。のでたまには寄ってみた。
っていうか腹ぺこ過ぎた。

ファイル 962-2.jpg早速イカ焼き、、、というわけではなく(列になってたし)ちゃんと食事したいので先に食堂を覗いた。

マグロ丼500円!おお!ヅケ丼500円!おお!おお!と涌いたけど、券売機見たらもう丼もの全部売り切れ。。がっかり。
まぁ3時ならば仕方ないっていうか売り切れてて当前だよね。

ってわけでイカ焼きに並んだ。
目の前の網で焼くのを見ながら並んでたんだけど、ポンポン次々と手際よく焼いているので列は意外と早く進んだ。

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そして食べやすく切ってパックに入れて1パック300円。マヨはご自由にと大きいのが置いてあった。
三個とか四個とか買っていく人もいたけど、それでも思ったほどは並ばずにゲット。

で、道の駅の裏の海岸の段に腰掛けて、海を見ながら焼きたてのイカ焼きを食べた。

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ファイル 962-5.jpgんー。うめー。
やっぱ焼きたては芳ばしくてプリプリでいいねぇ。
でも食べてると最後の方ではアゴが痛くなってくるので焦らずにゆっくり食べた。

、、というとこでフト横を見ると物欲しそうなウミネコ。
ちょっと噛み疲れたので、少し破片のイカをポイっとあげたら近くに寄ってきた。
かわいくなって何片かあげた。

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けど、あんましあげてると大勢集まってきちゃうかな、、なーんて思ってたら、最初にあげた手前の子が後から来たヤツを威嚇して追っ払って廻ってた。。
それはそれで可愛くないので残りは全部自分で食べた。

タグ:景:海 景:岩 餐:魚 動:鳥 道の駅

マザーツリー

ファイル 961-1.jpg西目屋村鬼川辺、白神山地の津軽峠近くにあるブナの巨木。
ここはずっと手前から案内が出てた。
何故かネタ帳には秋田県側のブナの巨木「白神のシンボル」を載せてたんだけど、それの事かなと思って立ち寄ってみた。(全然別物でそっちは車で行くには奥の奥だったらしい)

ファイル 961-2.jpg車を停めた津軽峠からは270mの森の斜面の道を歩く。
一応、サンダルを靴に履き替えて歩いた。
道は草が密生して細かったけど、コンクリ舗装されてて歩きやすく勾配も緩やかで楽だった。(サンダルでも良かったかも、、)

森に鳴る涼しげなセミ時雨を聴きながら(ヒグラシかと思ったらエゾハルゼミだそうだ)歩くと270mはあっという間だった。

道の先に案内板と共にその「マザーツリー」という樹があった。

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正直にいうと、目立って大きいとも秀でた存在感とかも感じないさりげない大木だった。
ブナの木は200年が平均寿命とかで、この木は推定樹齢400年だそうだけど、とても古木には見えない若々しさだった。
棚が木の下に突き出てておもわず自然に木の肌に手を当てて触ってみた。
森の声や自然の鼓動、、、なんて詩的なものは感じなかったけど、触れたことによって傍観者だった自分も森に入り込めたような実感が湧いて、そんな包むような優しさを感じられる樹。正に「マザーツリー」とはよく言ったものだと思えた。(思い込みか?(^^ゞ)

さてさて、その「マザーツリー」の先には「岩木山・尾太岳展望所」という案内で道が続いてた。
ちょっと進んでみたら、ここも勾配もなくちょこっと歩いたすぐ先で、北に面した斜面に岩木山展望所、東に面した奥の斜面に尾太岳展望所があった。

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岩木山の北側は木々の隙間も狭く雲に覆われて何も見えなかったけど、南の尾太岳側はいくらか見渡せた。
来る途中の車道からも見えたような眺めをゆっくり眺望。
尾太岳っていうのがどの山かまるで知らなかったけど、道も電線もない自然な山並みに深い自然を感じて気分良かった。
(実際は方向的に、ここまで来た車道が森に埋もれてるんだけどね)

ファイル 961-5.jpg来た道を戻ると「マザーツリー」が裏から見れた。
こっち側からの方が全体がよく見えて、展望所まで歩くのはこうして樹を俯瞰して見る為の仕掛けだったのか、、、とか思えた。

後から来た山スタイルの人達が写真撮りまくってるのを邪魔しないように戻ろう、、と思ったら声かけられた。「展望所って遠いいですか?」
こんな短パンTシャツ者が気にせず歩いてるんだから山スタイルの人が距離を気にしてんじゃねーとか思いつつ「勾配もないしすぐですよ」と答えた。

戻る道も蝉しぐれ。
前回はダートを通過するだけだった白神山地を少しだけでも歩けていい気分。

タグ:楽:歩 植:樹 楽:眺 景:森 景:山

藤田記念庭園

ファイル 960-1.jpg弘前市上白銀町にある大正時代に作られた日本庭園。
国登録有形文化財。
「本日は入園無料日なので是非オススメ」と駐車場で聞いてたので城の後にちょこっとのつもりで来てみた。

その入園無料は「和モダンの祭典」という催物だそうで、浴衣の女の子が案内や受付に立ってて華やかだった。
それ見るだけでも悪くない寄り道。と、じじい的発想ww

ファイル 960-2.jpgまずは入ってすぐの洋館に足を運ぶ。
ここは洒落た造りの館内に喫茶室や資料室があって、広間では若い子のバンドのジャズ生演奏が行われていた。(地元の大学生だったそうな)
こういうトコでの音響も面白くウッドベースもこもらずにピアノやフルートと絡んでて良かった。
おっといけね、ゆっくり聴いちゃいそうな雰囲気を払って1曲聞いて後にした。

そして和館も「どうぞ中へ」との浴衣の案内に誘われて上がってみた。
ここは先日見た映画「奇跡のリンゴ」のロケで使われたそうな。。
え?こんな立派な屋敷のシーンあったかな?とか思ったけど縁側を見て思い出した。ああ、サダヲくんが遅刻してくるお見合いのシーンね!(ちゃんと案内板で解説されてた)

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襖の彫刻などさりげなく凝った造り。明治時代の津軽塗の箪笥も展示されてた。これは小説で読んでてどういうの物か知らず初めて実物見れてよかった。
縁側に面した広間は喫茶室になってたので通り抜けて良いものかたじろぎつつ通過して一回り。

庭園ではコーヒーを飲んで一休みというどこもかしこも喫茶な優雅な空間。ちょっと自分には場違いな感じが強かったし、設営されてた大筆の演技もまだ始まりそうになかったので足早に抜けた。

庭はこれだけかと思ったらもっと奥があって、坂を下って丘の下にも広がってた。

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というか寧ろ庭的にはこっちがメイン。池や菖蒲園のある広い池泉廻遊式庭園。

その低地部庭園に出たところで浴衣の女の子に声をかけられて「興味あったら是非」と、松風亭という茶屋でやってる「エアー書道体験」というのを勧められて案内された。

鼻の下伸ばして来てみると、これは地元の高校の書道部主催なのかな?可愛らしい浴衣の女子高生が受付してた。ついつい誘われてやってみることに。(おいおいw)

ファイル 960-5.jpg「エアー書道」というのはスクリーンにかざした手を筆にしてセンサー越しに書くもの。結果はプリントアウトしてくれる。

Wiiみたいなもんかとか思いきや、前に並んだ人のを見てても結構難しそう(写真は僕じゃなくてその前の人、尻文字書いてるみたい)
自分は平仮名で行こう!と慎重に筆(腕)を進めたけど、結果ひっちゃかめっちゃか。
「ちるくす」と書こうとしてこのザマ。

「みんなは上手く書けるの?」なんてオヤジ根性も丸出しで女の子に話しかけたりして楽しめた。(やれやれ)

サラっと通過する程度の寄り道のつもりで結構楽しんじゃった。
気がつけばもう11時。あちゃー。

タグ:楽:催 楽:験 観:屋 楽:演 観:庭 観:飾 観:ロ 観:池 植:花 観:発

弘前城

ファイル 959-1.jpg弘前市下白銀町にある城跡。
天守現存十二城のうちの一つで、東北地方では唯一の天守現存の城。桜祭りを含め何回か来てはいるものの未だに天守に入ったこと無かったので気になってた。

さて今日は、裏の「公園最短」という駐車場に停めて工業高校口からの入城。ここは西郭の埋門というのがあったそうだ。
脇には「未申櫓」跡。明治後期まで残っていたそうだけど煙草で消失。残念。

この城内は古い樹木が多く、その其々に「古木名木」と立札がかかってた。
池もあって蓮池という名の通り蓮がびっちり。花は辛うじて一輪だけ咲いていた。

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周りの土塁は駆け上がりたくなるような立派な起伏だったけど「のぼらないでください」とあちこちに出てた。

そんなあちこち惹かれる濃い区間をするりと抜けて南口に上る。
券売所に来たのが9時5分前。天守に入れるのは9時からなのでそれまで内堀に架かる下乗橋から天守を撮したりしてた。

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そして天守入場。入場券がやたらと洒落てた。

この弘前城の天守は元は五重五階の物が南西側にあったそうだけど、落雷で焼失。だそうだけど、この時期に落雷で天守をなくしてる城は結構多いよね。本当は幕府に睨まれないために火をつけて取り壊したんじゃないかな。
で、200年も間あいたけど、よそを見れば三階櫓を天守代わりにしてる城は多く、やっぱウチもと三階櫓を改築ってことで天守としたって事だろうと思う。(江戸時代に陸奥国で堂々と天守を掲げてられてたのは親藩の会津だけだよね)

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そんなわけで櫓にしてはやっぱり広い小型天守。
中は資料館になってるけどフラッシュ焚かなければ撮影オーケーだそうだ。珍しい。
登る順路と降りる順路が別なので、慌てずに登らずに資料の品々を見ておかないと戻りでは見れないのはちと面倒。

最上階の三階は広く、大きな本丸模型もあったけど、展望は格子越しに覗くタイプ。
そして、あまり高くないから街は遠く、場内を見回すくらいの展望だった。(やっぱ、櫓だね、、)

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本丸御殿跡は四角く広い桜の広場。公園にするには実にピッタリな判かり易い形の城だった。
隅の櫓跡はやっぱりそれぞれ説明があって丁寧。
鷹丘橋を渡った北の郭には明治からある休憩所があった。

そして二の丸には現存櫓が三基も残り、他にも幾つもの立派な門も残ってて、見所の多い城。

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これだけ残ったのも幕末戊辰戦争の際に早々に新政府側についたからだろうね。
ということを慮ってか、城跡というより桜の公園という印象をメインにしてるようだ。現存櫓は見事に公園にさりげなく埋もれてた。
そんな桜の木は樹齢100年以上のソメイヨシノが300本以上あって、中でも東内門の前の桜は明治十五年に植えた現存最古のソメイヨシノだそうだ。へーへー。

そして城見物のあとは、二の丸で開催されてた「弘前城流鏑馬国際大会」を見物。
本戦は午後からでまだ9時半だったけど、試走とやらで何騎も順々に駆け出してた。
こんな公園の道の目の前で馬が駆け抜けるのはなんか不思議。ゆっくり回るだけの馬もあったけど、多くはちゃんと走って弓を射ってたので面白かった。

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青いリアカーで売ってた「チリンチリンアイス」というりんごシャーベット(100円)を買って舐めながら馬を眺めた。
このアイス、ちゃんとリンゴの粒も入ってたりして意外と美味しかった。

まだすいてたし、のーんびり(カメラのメモリ整理とかしながら)見物してて、気がつけば10時半。うわ。のんびりしすぎ。

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