記事一覧

小見川城山公園

ファイル 849-1.jpg香取市小見川にある城跡の山の公園。
随分前からナビ地図で見ててなんとなーく気になってた城山跡。

でも来てみたら、ほとんど城の説明のない花見用の公園って感じ。
園内の案内マップにも城に関する情報は「城跡ひろば」の一言だけで他には無く、サクラとツツジと遊具の位置がメインだった。

ファイル 849-2.jpgまず、入口すぐに古墳の塚があって「城山古墳群」という説明があり、その古墳の説明の終わり三行ほどの小見川城の説明があった。
城に関する案内は他には何もなかった。

ので、勝手に想像して歩く。

小山の頂上らしきところに忠霊碑というのが立っている。
天守台っぽいっけど、なんかわざとらしい、、観光用に天守閣作っちゃおうとした跡って感じがする。。

案内マップと古墳の説明にあった城跡部分はこの脇だそうで、行ってみたら土堀と土橋があった。
けど何故か公園の雰囲気で隠そうとするかのような生垣の小道になってた。。
その先が主郭かと思いきや、狭い休憩所で奥は崖で下には何かの施設があった。「城跡ひろば」、、狭い。

ファイル 849-3.jpg

とりあえず忠霊碑の裏からは北の展望がのぞめた。

「城跡ひろば」以外も少し歩きまわってたら一段下の中程に地蔵が並んでた。
これ、なんか隠れるように並んでない?
公園を不気味な雰囲気にしたくないからって感じで生垣で隠されて配置。
大正時代の物らしい。そんなに歴史ないみたい。
腰郭みたいなトコにまばらに集められてる地蔵達もあった。

ファイル 849-4.jpg

一旦下りて反対側(南側)の頂上にも登ってみた。

ファイル 849-5.jpgこっちは上に売店(閉まってた)があり一番上には小さな神社があった。天満宮だそうだ。
ここは狛犬じゃなくてニワトリだった。狛鶏っていうの?
神社の脇に二等三角点があった。北の忠霊碑よりこっちの方が高いのかな?

どれもこれも花見の邪魔にならない程度に半分隠れたような配置と思え、花咲いてないときに来てもしょうがない公園って感じしちゃうけど、南側の眺めも良かった。

ファイル 849-6.jpg
↑click:1500×400

城としては完全に期待はずれだけど、単純にのんびり岡を歩いて展望するにはいい公園だった。

タグ:楽:歩 観:園 観:城 観:遺 観:像 観:宮 景:町 楽:眺

真壁のひなまつり

桜川市真壁町の市街で行われる祭典。
正直言って、雛祭りなんて柄じゃないとか思って場違い感満点で歩き出してみたけど、文化財家屋の多い古い町並み(重要伝統的建造物群保存地区)の市街全体で雛人形を飾ってて、賑わってて面白かった。

ファイル 848-1.jpg

ちょっと地震の影響で補修中だったり崩れかけだったりのある意味ナチュラルな姿の文化財の蔵や建物内に飾られた雛人形は雰囲気も良く華やか。
それだけじゃなくて、普通の商店や一般の家の出窓や玄関などにも飾られたりしてて、普段なら間違いなく踏み入れないような店や人んちを覗いて歩き廻れて面白い。
特別巨大な物とか風変わりな物があるわけじゃないけど、街全体を散策する楽しみと相まって老若男女だれでも充分楽しめる祭典だった。

ファイル 848-2.jpg

雛は昭和の物、大正の物、明治の物から江戸時代の物まで飾られて間近に見れて、色んな時代を越えて来た歴史ある町の彩りを感じられた。

平成はないのかな?とか思ってたら面白い物があった。
当世はやりのゆるキャラというか御当地キャラの「いしおさん」。
BIGLOBEのネット投票で1位になったこともあるキャラだそうだけど、、知らなかった。

ファイル 848-3.jpg

そんな「いしおさん」のキグルミが文化財建築店舗「石匠の見世蔵」の入口に置かれてて不思議なミスマッチ。
店の中は「いしおさん」風な石灯籠が売られてて雛壇にもなってて可愛かった。これはモロ平成だよね。

さて、結構はしゃいであちこち入り捲くって片っ端から見捲くって写真撮り捲っちゃった。
全部載せたいトコだけど、それはあまりにも多すぎるししつこいと思うのでヤメとく。

その中で得に濃かったのが明治の呉服商「潮田家住宅」
有形文化財の見世蔵は築100年を越す建物なのに、からげ棒にフランクや中華饅とそばうどんの休憩場になっちゃってるラフ感覚。
でも奥に入ると見事な雛壇が昭和大正明治に江戸時代と並んで飾ってあった。

ファイル 848-4.jpg

いやぁ江戸時代の雛ってすごいよね。
でもディテールは違えどどの時代でも娘を大事にする心に変わりはなく、そんな愛情の歴史の深さを感じるね。
もう江戸時代に祝われた娘さん達はとっくにおばあさんも通り越して土の下だろうけど(昭和でさえばあちゃんだよね)、その祝われて育った証は何時までも彩り艶やかに飾られて凄いなと思った。

さて他に面白かったのは築160年の「旅籠ふるかわ」の二階の出窓に飾られた雛。
建物ごと雛飾りって感じで見事。

ファイル 848-5.jpg

そしてその近くの筋向いの「川島書店見世蔵」
ここは飾り方が風流で、階段のような段飾りや古箪笥に並べられた江戸時代の雛がしっとりといい感じだった。

それぞれの店がそれぞれ違った見せ方で面白い。でもこれはさすがにちょこっと歩いただけじゃ全部は見れないね。

ファイル 848-6.jpgで、ぐるっと周ってたら神社があった。
何の神様だろうとちょっと覗いてみたら、ここも見事に雛飾り。
徹底してるなぁ。

神社は「神武天皇遙拝殿」という神武天皇を拝む社。ちょっと神社とは違うのかな。

隣には「真壁伝承館歴史資料館」というのがあった。
常時入場無料だそうなのでいづれ別の機会に寄ろうと思ってパス。
その向かいの店に行列が出来てた。
「昔コロッケ」だそうだ。うまいのかな?これも次回にとっとこう。普通の日なら行列になってないだろう。

ファイル 848-7.jpgで、その先の店で気になって買ってみたのが「茨城ふるさとドック」
こちらは列になってなかったからゆったり買えたけど、自分が買ってたら人が並び始めた。。。(気持ちわかるけどね(^^ゞ)

チャーシューとベーコンとイカ墨ウインナーの三種類あって少し迷ったけど、オススメを聞いたらチャーシューだというのでそれにした。
味は茨城名産野菜を織り交ぜた特製マヨがメイン。
「3種類の野菜は何でしょう~」となぞなぞにされちゃった。
シャキシャキしてて美味しく蓮根はわかったけど他はわからなかった。。
答え知りたかったけど混んできちゃったので諦めた。

そのあとも村井醸造の酒蔵工場を見たり、歩いて色々見たりして一時間半たっぷり楽しんだ。
で、
街中のあちこちで見かけてたのが「すいとん」。これはご当地メニューっぽくなってるのかな?
僕は「すいとん」大好きなので、街を回って最後に食べようっと楽しみに歩いてたんだけど、、すっかりのんびり回りすぎちゃって、駐車場近くまで戻る頃には4時を回っちゃってどこも店じまい。。
「ごめーん売り切れー」ということで、これもまた次回?(イベントじゃないと食べられないかな、、、)


いやー真壁の市街は何度か来てて、普段は人通り少なく古い建物の密度も疎らな感じでパッとしない印象だったけど、これはイイね!
歴史ある建物と現在のものと一体になって華やかに飾った祭典。
たまたまだけど寄ってよかった。

タグ:楽:催 楽:歩 観:街 観:建 観:飾 観:具 観:キ 観:宮 餐:ば

まるしょう

ファイル 847-1.jpg柏市豊四季にある焼きそば専門店。
去年、チバテレビの朝の番組「ハピモ」で紹介されてたのを見てて知った店。
気にはなってたけど、近場だけに食事の時間に合うことなかったし、早く抜けちゃいたい渋滞区間だしでなかなか来れず、今日やっと来れた。

メニューは焼きそばだけだけど、ソース、塩、醤油、他諸々の多彩なメニューでどれにしようか迷った。
取敢えずスタンダードな「特性ソース焼きそば」にした。
自家製という麺も細麺と太麺とで選べて、「人気なのはどちらですか」と聞いて太麺にしてみた。

調理はひと皿ずつ焼くみたいで少々時間がかかってたみたいだけど、メール打ってたから丁度いいくらいだった。

ファイル 847-2.jpg

これはなかなかしっかりした焼きそば。
麺も味もちゃんとした料理!って感じの堂々とした焼きそばだった。
気軽なチョイ食いのB級グルメではなくて、ちゃんと食事した気分。
だけど料金は\480とありがたいワンコイン食。おいしかった。

他のメニューも気になるなぁ。

タグ:餐:や

屏風ヶ浦

銚子半島の南西側の海岸に連なる断崖絶壁の景勝地。
お気に入りの場所で前はよく来てたけど、此処んとこ最近は久々。

国の名勝天然記念物でちょっと他にはないくらい長く連なって聳える断崖。観光ポスターとかでもよく見かける景勝地なのに、何故か実際に来てみるとまるで観光地化されてないんだよな。。
そんな分かりずらい屏風ヶ浦付近で比較的わかりやすいイイ場所がこの飯岡の港脇。

他は、、

遠目でイイなら銚子市潮見町の銚子マリーナ海浜緑地公園がいいのかもしれない。けどイマイチ。

もう少し間近で西端の名洗町にも入れるところがあるけど、狭い漁村を抜けた先で駐車スペースも狭く車数台ギリな感じ。

中間の三崎町の衛生センター裏にも入れるトコあるけど確か車両通行止めで随分手前に路駐して歩かなきゃならなかった。

てわけでやっぱイイのは此処なんだよな。

ファイル 846-1.jpgでも車が停められる広い湾港スペースは工事とやらで閉鎖されちゃってた(3/25までだそうだ)。
ので、車は手前に停めて歩いた。

ファイル 846-2.jpgで、その遊歩道もホンの数メートルで立入禁止。
これは前に来たとき(2010年12月)には既にあったので、地震の影響とかではない。
写真を確認すると08年3月に来た時にはなかったみたいなのでその間に設置したらしい。
以前は歩く人もちらほらいて、腰おろして釣りをする人なんかもいたもんだけどね。

ちょこっと先に進んだ。
やっぱこのくらいは見れないとなぁ。。とは思うけど一応オススメはしません。

ファイル 846-3.jpg

丘を見れば断崖が迫って見えて見事。
崩れやすい地質で、ここで崩れて散った砂が九十九里の浜を作ったそうな。
この上によく行く刑部岬展望台がある。上からじゃこの断崖の感じは分かんないよね。

ファイル 846-4.jpg

波はそんなに荒くなかったけどザッパーんザッパーんと飛沫が上がってガタガタの道を濡らしてた。
何回も来てるけど、いつもはもっと呑まれそうなくらいの波が打ち上がってたと思う。(それでも動じず合間で釣りしてる人もいた)

海には洋上風力発電も見えていた。

ファイル 846-5.jpgゆっくり見ていたいトコだけど、さすがに風が冷たくて一気に体温下がっちゃったので適当なトコで切り上げた。
振り返ると海の感じも良く、写真だけ見てるとポカポカ暖かそうなんだけどね。

タグ:景:海 景:崖 観:然 観:地 観:装

手賀曙橋

ファイル 845-1.jpg

柏市曙橋の手賀沼の口の水門に架かる橋。
そういえば前はよく来て休憩してたけど、最近はトンと来てなかったなぁ。。とか思って来てみた。

ファイル 845-2.jpg夕焼けだと手賀沼が染まって綺麗に見える場所。
橋の上にはカメラを構えた人達が幾人もいた。

とりわけ多いのが橋を渡った先のフィッシングセンター前。
夕日が沼をはさんで正面に見える。
ので、そっちに歩いた。

ファイル 845-3.jpg鳥も多く、カモメっぽいのやガンぽいのやサギっぽいのが、飛び回ってたり泳ぎ回ってたり佇んでたりした。

でも、カメラ構えた人達は鳥が目当てじゃないらしい。
話を聞けば夕陽が沈む頃に浮かび見える富士山が目当てらしく、最近テレビでやってたんだそうだ。
でも今日は見えなくてガッカリしてた。

年齢層高くカップル層の低い夕焼けスポット。
落ち着いてのんびり丘に日が沈むまで眺めてた。(ら、体冷えすぎちゃった)

ファイル 845-4.jpg

タグ:景:湖 景:陽 観:装 観:橋 動:鳥

登呂遺跡

ファイル 844-1.jpg

静岡市の市街にある弥生時代の農耕集落跡。国の特別史跡。
広い駐車場も広い公園も無料ながら、ちゃんと弥生時代の竪穴式住居や高床式倉庫がしっかり復元されてた。
そうそう、その手前には田圃まで再現されてた。
これはすごい。
友達は「これがあの教科書で有名な高床式倉庫かぁ」と感激。鼠返しもちゃんとあった。

ファイル 844-2.jpg

出雲大社みたいな屋根の高床は「祭殿」だそうだ。
日本だねぇ。

ファイル 844-3.jpgそしてそれぞれの住居は入室可能!
おお。
田舎の土間の蔵の中のような懐かしい匂い。
いいなこれ。これだけの立派な住居に住めるのは、当時で言ったらエリートみたいな都会人みたいなもんなのかな。
村としての安全と豊かさを得ながら規則や戒律は厳しかったんだろうな。。とか思いながら見学。

ファイル 844-4.jpgこの住居の後ろからの佇まいが可愛いよね。丸くて。
やっぱり天地根元宮造の三角屋根よりこの円形頭部型の屋根がいいね。

で、
公園内では火起こしや田圃作業の体験学習などを催してた。
おもしろそー、、、とは思えど、対象は学童。
うえー子供の頃に来たかったな(昭和の時代にこんな体験学習公園はなかったよなぁ)
と、憧れの眼差しでトライしてる子供を大人達が囲んで見学。
火が熾ると軽く拍手が起こるアイドルっぷりで子供も満足かなww

公園は広く、西側の一角にも住居が再現されてた。
こっちの方が大きく立派な家屋で、そのまま合掌造りの屋根みたいな豪華な造りだった。
位の高い人の居住区だったのかな?

ファイル 844-5.jpg

「火起こしの像」なんてのもあった。

駐車場に戻る手前にあった「登呂博物館」は有料だからスルー。
、、と思ってたけど有料は二階の企画展示室で一階と屋上展望テラスは無料だそうなので、ちょこっと覗いてみた。

ファイル 844-6.jpgその一階は「弥生体験展示室」だそうで、館内に竪穴式住居、高床式倉庫、祭殿が作られてた。
へー天気悪くてもじっくり見れて体験学習できるわけだ。
高床式倉庫も中を覗けて、祭殿は中に入れた。いいねぇ。

そして三階の屋上展望テラスからは登呂遺跡公園から静岡市街が見下ろせた。
本来なら某模型メーカーのビルの後ろに見えるはずの富士山は残念ながら雲に霞んで見えなかった。
(見えてた小さな山は浜石岳かな)

ファイル 844-7.jpg

ちょっとオマケみたいな感覚で寄ってみた遺跡公園だけど、意外と濃く楽しめた。
静岡って所は古代の昔から暮らしやすい場所だったんだね。

タグ:観:園 観:遺 観:農 観:屋 観:館 観:具 楽:集 楽:眺 景:町

焼津さかなセンター

焼津市八楠にある一般観光向け鮮魚市場。

昨夜から魚づくしの料理でタップリ満足してて「もう魚は満足だから肉食べたいね」とか話してたんだけど、こっち方面で肉料理って思い浮かばず結局こんなモロ魚!のトコに来てしまった(^^ゞ

個人的にはここは二度目。
前回は07年の2月に来てて、日誌になってるね。

ファイル 843-1.jpg

まずは食事!ということで入ってすぐの大きな食堂「さかな大食堂 渚」に入った。

ファイル 843-2.jpgら、少し待ち。まあ昼時なので仕方ない。
一人じゃないから退屈しないので多少の待ちは無問題。
店内には「かつお一本釣漁船」の模型とか大きなマグロの剥製なんかが飾ってあったけど、食事客の人いきれと店員の慌ただしさで地味に邪魔に佇んでた。

十分弱で席に着いた。
何食べるか少し迷いつつ、揃って天丼に決めた友達を気にしつつ、「駿河三昧寿司」という寿司セットにした。

ファイル 843-3.jpg

あーそういえば六年前に来た時も生しらすと桜えびのすしたべてたんだっけ。
風味抜群の二品にカツオとマグロの組み合わせ。
「生しらすは沢山食べると気持ち悪くなる」と言う友達の話も納得の生っぽさでおいしかった。
うんうん、軍艦巻きでちょうどいいくらいかも。
「それだけじゃ足りなくない?」と言われたけど、多分この後もチョコチョコ買い食いするだろうと思ってのチョイス。

ファイル 843-4.jpgそして食後に市場を見て歩いた。
結構お客さん多く、店も多く、流れに流れて軽く見て回る感じ。
朝食おおかず用に何か買っていこうかな、、とは思ってたんだけど、結局2,3品試食するだけで通過。
こういうトコって意外とあんまし広くない方が買う店が決められていいね。
それとやっぱ混んでるとじっくり見れなくて落ち着かないね。

ファイル 843-5.jpg市場区間から出てスナックコーナー。
ソフトを食べよう!と思ってたけど、ウリの「イカ墨ソフト」はそういえば前回食べちゃってたのでパス。
安倍川ソフト、、と思ってたんだけどその前に暖かい中華まん系。
「海鮮しらすまん」を食べた。
これは美味しかった。
シラスやエビなんかの風味がさっぱり塩味効いててほっこり。

さて続けて安倍川、、、と思ってたら友達はもう先に歩いてた。
くにさんしか食べてなかったけど、みんな今日はソフトいいの?

タグ:餐:鮨 観:模 餐:魚 餐:甲 餐:饅 観:市 楽<待 楽:集

横須賀城跡

ファイル 842-1.jpg掛川市横須賀にある城跡。
かなりの数の城を巡っているくにさんの案内で来たオススメの城跡。
駐車場からほとんど歩かない割に楽しめるしっかりした城跡だそうだ。

案内を見るとこれは徳川方の城。
昨日の諏訪原城は武田方だから、この地域はせめぎ合いの最前線だね。
目の前の高天神城の攻略に築いた城で、江戸時代から明治初頭まで残ってて横須賀藩というのがあったそうだ。
全然知らなかった。

ファイル 842-2.jpgさて、くにさんの案内のとおり駐車場の前をちょこっと登ると、すぐに広い西の丸曲輪に出た。
なるほど、確かに言われた通りほとんど歩かずに城らしい構造地を味わえる所だ!
本丸とは高低差もなく、小山のてっぺんを広く切り開いたような台地の城跡。
いい天気で気分よかった。

ファイル 842-3.jpg本丸から見下ろすと意外なくらいのいい眺め。町から遠く輝く海まで見えた。
江戸時代は目の前がすぐに海だったそうだ。
随分と後退したもんだ。

城郭の立体的な模型も有り、天守台跡の礎石も並んでた。
城としては海側を正面に据える形なので、戦のない江戸時代の造形なんだろうね。

ファイル 842-4.jpgそして本丸から下って、下から見た石垣の城郭はかっこよかった。
石が丸いのがお屋敷みたいな平和な印象を持たせるけど、これって積むの大変そうだよね。
大雨とかで崩れなかったのかな。
現在の石垣は復元したものだそうだけど、往時からこういう石垣だったそうだ。

くにさん曰く「静岡は城跡が沢山あって面白い」そうだ。
近場じゃないとどうしても有名な城以外はなかなか寄れないけど、少し合戦とか興味持って調べて目星つけとくのも悪くないかなと思った。
っていうか、くにさん凄いな。さすが歩き回ってるな。

タグ:観:城 観:模 観:石 楽:集 楽:眺 景:海 景:町

浜岡砂丘

ファイル 841-1.jpg御前崎市池新田にある長い遠州灘の海岸の砂丘。
手前は「ふれあいの丘 白砂公園」という公園になってて駐車場も広めだった。

そして歩くとすぐもう砂の丘になってた。
ちょっと歩きづらい砂をゆっくり登って海に出た。

ん、
すぐ海だった。。
「浜岡大砂丘」なんて書いてある割に、砂の丘はどこにでもあるような軽い丘で、海に出る道以外は草が生えてた。
んー砂丘としてはちょとイマイチ。
でも一応それらしい波模様の砂にはなってたし、長い海岸は広々として気分よかった。

ファイル 841-2.jpg

右手には風車が並び、左手には浜岡原発が見えた。
鳥も人もなにもなく、ダイナミックに波だけが押し寄せてた。

波打ち際まで歩くと、意外と水際は砂ではなくてコロコロの玉砂利だった。
そういうもんか。

ファイル 841-3.jpg

振り返って見える丘に草がなければ「砂丘」って感じかもね。
とか思ったけど、やっぱこのくらいなら房総にいくらでもある砂場なので「大砂丘」という名前はしっくりこなかった。

さて、浜辺から戻ると駐車場手前の公園の飛び地みたいな区間に何やら像があった。
近づいてみると「波小僧」という小僧の像だった。

ファイル 841-4.jpgなんでも遠州七不思議の伝説のひとつで、漁師の網にかかった「波小僧」が命乞いして、助けたら雨風を知らせる波の音が聞こえるようになったという。
??
小僧と言いながら、人の子じゃなくて妖怪?海獣?
普通は命乞いしなくても人の子なら助けるよね?
そっちのほうが不思議だわ。
悪さする邪神の子供とかそう言ったところかね。

ファイル 841-5.jpg駐車場に戻るともうひとつの不思議。
砂を落とせるような給水所がちゃんとあるけど「砂丘前の海岸は遊泳禁止です」と大きく書かれてた。
遊泳は禁止だけど波打ち際で足元くらいなら、、という意味の蛇口だけなら分かるけど、裏にはシャワーまであった。。
シャワーは、、どう考えても遊泳後だよね。
捻ったらちゃんと水が出た。

ファイル 841-6.jpgところで浜辺には鳥が全然いなかったけど、駐車場に戻ると小鳥が沢山いた。
うまく撮れたのでおまけの一枚。

これは「ジョウビタキ」かな。
橙色のお腹がきれいだった。

タグ:景:海 景:浜 観:地 観:装 観:像 観:伝 楽:集 動:鳥

ねずみ塚

ファイル 840-1.jpgまず朝一番は九時半に御前崎燈台に行ってみたんだけど、閉まってた。。
あれ?参観灯台って十時からだったっけ?とか思ったけど、そうではなくて工事中だそうだ。
僕は何度も来てるからいいけど他のみんなは残念、、

で、その裏に「ねずみ塚」という案内があったので少し歩いて向かってみた。

ファイル 840-2.jpgここは歩くの初めて。
「御前崎ケープパーク遊歩道」と言うそうな。
へーこんな丘の上を楽に歩ける道があったんだ。
いつもはやっぱり灯台登って終了だからね。たまには閉まってるのもいいもんだね。

眺め良く洗濯岩のような岩の海岸と道路を見下ろしながら歩く道。
合間合間に自生植物の林をくぐって抜けながら進む。

ファイル 840-3.jpg少し歩くと「椿の休憩所」という公園風小広場に出た。
「自生植物の保護にご協力を」とあちこちに出てたけど、自生植物の案内はなく、花の案内だけはあった。

椿は、、咲いてなかったけど、黄色い花が咲いていた。
これは?案内にあった「ツワブキ」かな?(とか思ったけど全然違った。。「ガザニア」かな?、、だとしたら自生じゃなさそう)

ファイル 840-4.jpgその先は道脇に黒豚みたいな顔っぽいのが並んでた。
ブイの廃材利用の軽オブジェ。
脇の柵も某駄菓子の包で飾られて愉快な雰囲気。

少し民家の裏を抜けて(ギリギリで駐車する車に感心したりして)また眺めいい道に出る。
その少し先が「ねずみ塚」だった。

ファイル 840-5.jpgなんでも、、この地で僧に化けて悪さしてたネズミとそれを退治しようとしたネコが相討ちになったそうだ。
で、ネコを手厚く葬って祀ってたら、捨てられたネズミの死骸も「改心したから祀ってくれ」と夢にまで出てきて、仕方なく祀った塚で、海の守り神になってるそうな。
なんとずうずしいネズミだ。。
ネコはどうした。ネコが不憫だ。(「ネコ塚は駒形神社付近にあります」だそうだ)

まぁこういう言い伝えは、ちょっと言いづらい事情や背景を濁して擬人化したものだろうから、多少の理不尽はファンタジーということで納得しましょ。
ともあれ、灯台と岬と輝く海の眺めも良く、歩くには丁度よく面白いところだった。

ファイル 840-6.jpg

で、その猫塚のある駒形神社というのに行ってみたかったけど、どこにあるのか案内は無かった。。
友達のスマホで探してもらったけど、灯台の裏の宅地内のようだ。

灯台まで戻ってみてもやっぱり案内はしてなかった。
んー、きっと整備はされてないんだろうな、、と思っていかなかった。。

タグ:楽:歩 楽:集 観:道 観:灯 景:海 景:岬 植:花 観:像 観:飾 観:伝