弘前市上白銀町にある大正時代に作られた日本庭園。
国登録有形文化財。
「本日は入園無料日なので是非オススメ」と駐車場で聞いてたので城の後にちょこっとのつもりで来てみた。
その入園無料は「和モダンの祭典」という催物だそうで、浴衣の女の子が案内や受付に立ってて華やかだった。
それ見るだけでも悪くない寄り道。と、じじい的発想ww
まずは入ってすぐの洋館に足を運ぶ。
ここは洒落た造りの館内に喫茶室や資料室があって、広間では若い子のバンドのジャズ生演奏が行われていた。(地元の大学生だったそうな)
こういうトコでの音響も面白くウッドベースもこもらずにピアノやフルートと絡んでて良かった。
おっといけね、ゆっくり聴いちゃいそうな雰囲気を払って1曲聞いて後にした。
そして和館も「どうぞ中へ」との浴衣の案内に誘われて上がってみた。
ここは先日見た映画「奇跡のリンゴ」のロケで使われたそうな。。
え?こんな立派な屋敷のシーンあったかな?とか思ったけど縁側を見て思い出した。ああ、サダヲくんが遅刻してくるお見合いのシーンね!(ちゃんと案内板で解説されてた)
襖の彫刻などさりげなく凝った造り。明治時代の津軽塗の箪笥も展示されてた。これは小説で読んでてどういうの物か知らず初めて実物見れてよかった。
縁側に面した広間は喫茶室になってたので通り抜けて良いものかたじろぎつつ通過して一回り。
庭園ではコーヒーを飲んで一休みというどこもかしこも喫茶な優雅な空間。ちょっと自分には場違いな感じが強かったし、設営されてた大筆の演技もまだ始まりそうになかったので足早に抜けた。
庭はこれだけかと思ったらもっと奥があって、坂を下って丘の下にも広がってた。
というか寧ろ庭的にはこっちがメイン。池や菖蒲園のある広い池泉廻遊式庭園。
その低地部庭園に出たところで浴衣の女の子に声をかけられて「興味あったら是非」と、松風亭という茶屋でやってる「エアー書道体験」というのを勧められて案内された。
鼻の下伸ばして来てみると、これは地元の高校の書道部主催なのかな?可愛らしい浴衣の女子高生が受付してた。ついつい誘われてやってみることに。(おいおいw)
「エアー書道」というのはスクリーンにかざした手を筆にしてセンサー越しに書くもの。結果はプリントアウトしてくれる。
Wiiみたいなもんかとか思いきや、前に並んだ人のを見てても結構難しそう(写真は僕じゃなくてその前の人、尻文字書いてるみたい)。
自分は平仮名で行こう!と慎重に筆(腕)を進めたけど、結果ひっちゃかめっちゃか。
「ちるくす」と書こうとしてこのザマ。
「みんなは上手く書けるの?」なんてオヤジ根性も丸出しで女の子に話しかけたりして楽しめた。(やれやれ)
サラっと通過する程度の寄り道のつもりで結構楽しんじゃった。
気がつけばもう11時。あちゃー。