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鉄兵衛 古川店

ファイル 3909-1.jpg大崎市古川小野中蝦沢にある和食店。

「牛タン定食」が目を引いて寄ってみたものの、ちょっと一人で気軽に入る感じではなくて怯んだ。
けどこの時間やってる店はもうなさそうだし駐車場空いてるから思い切って入店。
っていうかもうほかに客は無く片付けモードな感じだったけど、まだ時間あって食事できるというので安心した。

ファイル 3909-2.jpg他に客いなかったから悠々だったけど、席は個室で洒落ていた。こんな時間でよかった。

メニューを見ると「鬼そば」とかトンカツとかがメインの店だったようだけど、牛タンで来たのでもう決まってて「牛タン定食」、枚数で値段違ってて2枚4切だとリーズナブルだったけど、ここはケチらずに思いっきり食べたいと4枚8切をたのんだ。

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うん、さすが宮城。仙台は少し離れちゃったけどやっぱ牛タンは仙台だね。うまかったし歯応えもいいし思い切り食べられて至福。存分にほおばって味わえた。一切れ大きいよね。
麦飯もとろろもおいしいし、テールスープ風な吸い物にも牛タン入っててニッコリ。思い切って寄ってよかった。

ここまで宮城はフラフラとまわってきたのに利府とか多賀城あたりでいい店見かけず通過だけして来ちゃって、日帰り湯でも食事できずに残念に思ってたけど、最後の最後に牛タン食べれて良かった。

この日の日誌

タグ:食:定 餐:肉

亘理要害跡

ファイル 3908-1.jpg亘理町旧舘にある城跡公園。

前の県道で看板見かけて気になって、一旦通過しつつ戻って道間違えてまた廻ったりしつつ城下町っぽさを味わってから城跡の坂を上って神社の駐車場(駐車場とも駐車禁止とも標記無かったけど)に停めて歩いてみた。

まず案内板には「亘理要害跡(臥牛城)」とありこの城の丘が牛が臥せた形なのでそう呼ばれたそうだ。亘理氏は涌谷に移って片倉氏が白石に移った後の慶長7年(1602)に伊達成実(政宗のいとこ?)が改修して城にして城下町も整備したそうだ。「要害」というのは一国一城令に対して「城じゃないよ」とすっとぼける伊達氏の方便らしい。実際は伊達だけじゃなくてよそも「館」と呼んだり「陣屋」とごまかしたりしてたようだけど、史跡としてそのままの呼び方で表記してるのは珍しい気がする。よそはみんな城跡っていってるよね。

さて、案内図を見るとこの丘丸々が本丸で曲輪は切られてなかったようだ。

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目の前の道は廃城後に割ったようで、往時は道の先の牛の頭の部分が分かれてなく繋がってて、角の脇の部分に裏門と詰問があったそうだ。変な形。

亘理神社の参道の横を奥に進むと「御本丸」という標柱があり、案内板もあった。
明治元年(1868)九月、戊辰戦争に敗れた仙台藩と新政府軍との降伏式がこの地で行われたそうだ。
立ってた銅像は山形勝治先生という人。

「亘理神社の碑(伊達成実伝)」という案内もあった。その伊達成実は、伊達政宗の祖父の弟の長男だけど年は正宗の一つ下で母親は正宗の叔母だそうだ。複雑。政宗を兄と慕い伊達家に尽くし、武勇の誉れ高く戦で大活躍した人だそうで、(大河では三浦友和が演じたそうな)明治になって建てられた亘理神社に祀られその生涯を刻んだ碑が立てられたそうだ。

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ってわけで亘理神社。お参りして奥に進んだ。本殿は飾りなどは無くシンプルだった。

奥には忠霊塔があり、日陰の足元には小さな紫の花がキレイだった。

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その先に進むと、林の先は学校だった。。案内図では馬場とある部分。ちょっと堀ぽく割られてた。
そして「戊辰の碑」というのがあって、案内板も立ってた。「戊辰戦争と亘理」として仙台藩の戦いが書かれてた。敗戦後に領地を失った亘理伊達家が北海道に渡って開拓したのが伊達市だそうだ。あー道の駅の伊達氏の屋敷に行ったなぁ(→)あそこね。

っていうか、鳥がケンケン鳴いてて、キジでもいるのかと思ったけど声が上だったので見上げたらシラサギで、木の上がコロニーだらけだった。

城の南側の丘の下には公園が見えた。内堀跡が「旧舘公園」という公園になってるようだ。一応池があって内堀っぽくしてた。
土塁っぽくも思える段の髙めの南側から神社に戻った。

っていうか、頭上のサギ密度が濃くてフンでも落ちてこないかと不安だった。巣の手前では静止したように飛ぶサギにも驚いた。

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巣のコロニーの木は一つ二つではなく森全体が巣でサギの城だった。
眺めつつ北側の神社脇にも歩いてみた。

県道側のこっちに大所門というのがあったようだけど、急な崖になってるのでこっちが正面ということはなさそうだった。
県道から6号までは大きな沼があったらしいし。

サギを見上げつつ参道を進んで駐車場に戻った。
その駐車場の前からも県道側を見下ろしてみた。
県道から見えて気になった「亘理要害跡(臥牛城)」の標柱が見下ろせた。

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ちょこっと八重桜が咲き残ってた。時季があってたらきれいだったかもね。

思ったよりゆっくり歩けてゆっくり楽しめた。戊辰戦争の話もあって興味深い城跡に寄れてよかった。


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タグ:観:城 観:園 観:宮 観:石 動:鳥

道の駅 ならは

ファイル 3907-1.jpg楢葉町山田岡大堤入の6号沿いにある道の駅。

以前か何度か寄ってたけど、震災後の臨時警察署からリニューアルオープンしてからは三度目の立寄りで点景は二度目。
此処は意外といい日帰り温泉なので夜に寄りたいトコだけど、今日は昼間でトイレが主目的。なんか面白いメニューあったら食事してもいいかなってくらいの軽い寄り道。

直売店の惣菜とか見てまわった後にフードコートのある風呂の方の建物に入った。
まず入口に「ストロマトライト」というのが展示してあった。層状に発達した藍藻に堆積物の粒子が積もったものだそうで、大昔には大繁栄して光合成で地球の酸素濃度を増大させたものだそうだ。へええ。

さてさて、フードコートのメニューを見ると「マミーすいとん定食」が楢葉の名物のオススメとあったので迷わずにそれにした。元々すいとん好きだしね。っていうかマミーって何?

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空いてたので、席は窓側に座り外を眺めた。
目の前の6号が見えるだけだけど、隣りの人は丘の上の煙突を気にしてた。いやいやそれは火力発電所のでしょ。

「マミーすいとん定食」はコロッケも付いてきた。

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すいとんは思ったよりしっかりした団子だった。形が整いすぎてて安っぽく思えるけど、もちろん硬くはなく食べやすく小麦っぽくいい感じ。まぁ悪くなかった。
オマケかと思ってたコロッケが、柚子が入ってて面白かった。楢葉は柚子が名物だそうだ。

直売所の方は混んでたけど、こっちの建物は空いてたので落ち着いて食事できた。


ちなみに前回の点景 この日の日誌

タグ:食:定 餐:汁 餐:揚 観:飾 観:地 道の駅

網掛公園

ファイル 3906-1.jpg茨城町網掛の涸沼岸にある公園。

トイレ目的で初めて来てみた公園。表の通りから少し離れて細い道の奥だったけど、そのわりには広めの駐車場にちゃんとトイレがあって助かった。

さてせっかく寄ったのでトイレだけでなく少し歩いてみた。
けど、公園の中心というべき遊具のある広場は低いけど雑草茂ってて中央にある道は昨日の雨の影響か水溜まりになっていた。
カエルの声が聞こえてたので足元探して歩きまわりたかったけど、端から眺めるだけで諦めた。カエルも見つからなかった。最近どうもカエルと縁がないなぁ。。

取り敢えず気休めに花なんか眺めつつ土手を登って涸沼にでてみた。

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土手の上の岸では釣りをしてる人が数組いて、ああ公園はこっちがメインなのかなと思えた。
水面には水鳥も少々浮いてて、オオバンは潜ったり浮いたりを繰り返してた。
まぁ広い湖面の眺めは気持ちいいもんだ。しばし眺めた。

ファイル 3906-3.jpg涸沼は天然の海跡汽水湖。海には面してないけど満潮時に海水が逆流して混ざって汽水になっているそうだ。

土手を下ってその下でカエルの声を追って少し歩いた。
「遊漁券 購入のお願い」という張り紙が何か所もあった。みんなちゃんと払ってるのかな。現地に徴収に来るのかな。

公園の端に歩くと、農業用水路が流れてて、ちょっと覗いてみたら小魚が見えた。全部ドジョウかと思いきや、縞々の小さな魚もたくさんいて、これはシマウキゴリ?ヌマチチブ?よくわかんないけど沢山流れてた。

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そして声はするけどなかなか見つけられないカエル達は、しばらく眺めて目が慣れて一匹見つけるたら、あ、こっちにも、ここにも、すぐ目の前にも沢山いるのに気づいた。どうせウシガエルだろうと思ってたけどアニハカランヤ、全員在来種のダルマガエルだった。ナイス。
水に浮いたやつ枯草の上のやつ土のやつ、ラブラブのやつもいた。

しばらく眺めまわしてたら、水中の底で大きなカニが歩いてた!うわ、立派なカニ。モズクガニかな。小動物だらけだわ。

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よく見たらカエルの下でもカニが歩いてた。沢山いるんじゃん。お互い知らんぷりなのも面白かった。

なんかいろいろ見れて楽しめた。これから遠出のドライブに行くのを忘れて普通に楽しんじゃった。

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タグ:観:園 観:蛙 景:湖 植:花 動:鳥 動:魚 動:虫

Cafe&Deli Indigo Coffee

ファイル 3905-1.jpg神崎町立野にある軽食喫茶店。

ずっと以前から神崎の道の駅で見かけるたびに買って食べてるお気に入りの厚焼き玉子の「ふわたま」を作ってる店の「くすくす笑店」というのはどこにあるんだろうと調べて知ってた店。くすくすという名も当時ちるくすと名乗ってただけに気になってて一度行きたいなと思っててすっかり忘れてた。
で、今日、たまたま「神崎 食事」で検索してこの時間やってそうな飲食店を探してみてて見かけて思い出して、来てみた。
っていうか、神崎で食事処を調べたのって今までにも何度かあったような気がしたけど、なんで気が付かなかったんだろうと不思議に思えた。

そして、来てみたら町からは随分離れた細い道の先の丘の上だけど、すごく洒落た感じの店で、あーそうか、メニュー見て洒落てそうだからひとめでスルーしてたのか。。とわかった。
んー、洒落乙だなぁ、、と怯んだけどママヨと入ってみた。

ら、更に店内も窓とか小物とか飾りとかお洒落で、女性客数人が会計で店の人に絶賛してるところだった。

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けどその客が帰ると自分だけになったのでゆっくり落ちつけた。
メニューを見てたら「ごめんなさいラーメンは三月でもう終了しちゃったんですよ」と言われた。え?ラーメンもやってたの?っていうか、ラーメン目的で来た客に見えたのね。いやまぁそうだろうね。(ラーメンは大網の方の店「黒揚羽」で出してると聞き、後で調べたら、物凄い人気店だった。。)
「厚焼玉子で知ってて来てみたんです」と一応言って、セットメニューで「チーズインドレスオムライス」をたのんだ。やっぱ玉子の料理が気になった。

そしてセットのドリンクは「アイスアールグレイティー」にして先にいただいた。香り強くおいしかった。

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「チーズインドレスオムライス」はふわふわというよりトロトロなバッチリ玉子味でしっかり白身も混ざっていい感じ。チーズは主張せず和んでておいしかった。
サラダにかかったドレッシングがナッツの味でおいしかった。

セットのデザートは「キャラメリゼプリン」にした。

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これは固形感のないムースというかクリームのプリン。逆に上に乗ったカラメルは硬い飴になってた。すごく甘いけどおいしく食べられた。

なんというか、最初のアールグレイのいい香りはオムライスの玉子で消えて、玉子のいい味はプリンの甘さで消えて名残惜しいけどおいしかった。
最後は甘い口でいっぱいだったけど少しアールグレイを残しておいたのでよかった。

いい食事になった。けどやーっぱお洒落で場違い。厚焼玉子のイメージではもっと気軽な普通な店を想像してたんだけど、、自分なんかが一人で来る店じゃないなと思えた。

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タグ:餐:卵 餐:飯 餐:菜 餐:菓 餐:飲

玉敷公園

ファイル 3904-1.jpg加須市騎西にある神社の公園。

藤のスポットで、前にも丁度藤の花の時季に近くを通ったことがあって知ってた。行こうかと思ったけど遠出の帰りだったのでヤメて帰ってて、ちょこっと後悔しつつその後は丁度いい時期に忘れてたりで行けてなかった。

実は今日も、羽生で藤を見た後に思い出してたんだけど、羽生から騎西じゃ埼玉を小さくまわりすぎで方向違いかなと思って他を探してた。
で、熊谷からの帰りで検索して見つけた此処は住所が加須市になってたから騎西の藤だとは気付かずに、来てみたら騎西でちょっと驚いた。そっかー騎西町って加須市だったのかぁ。

さて、駐車場から公園に入るとさっそく藤棚があったけど、藤は小さめで棚も高かった。
フーンこんな感じか。とか思ったけど、公園を進むと中央の時計台の前の方の藤棚はもっと濃く長く枝垂れてていい感じだったし、覗いたら幹も大きめの藤が並んでた。そして藤の香りも今日一番強かった。

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そしてその先には屋台も並んでて何かまだ食べられそうだったけど、それよりその前の一番大きな藤棚が立派で目をひいた。まずはそっちを見た。

案内板もあってこれが県指定天然記念物の「玉敷神社のフジ」。樹齢400年のノダフジだそうだけど、近くにいたおばちゃんは「近所のお婆ちゃんが私が嫁に来た頃からずっと樹齢400年のままだって言ってたからもっといってる筈」と話してた。

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柵があって棚の下には入れないけど、根は露出してなかった。その代わり棚の上の幹は威勢よく見えた。同じ藤でもいろいろだね。
そしてここは蜂の姿や音はなかった。人が多くて聴こえてないだけかな?
今日行った三箇所の藤はそれぞれ違ってそれぞれよかったけど、ここが一番よかった。けど、昼間もっと混んでる時に来てたら印象違ったかもしれないし、最後に来れてよかった。

そして、小さい門のような棚もあってかわいかった。
くぐって歩いて、中央の藤棚越しに夕日を見た。

最後に屋台で何か買って食べようかと思ったけど、よく考えたらもう夕方だから、ちゃんとした食事の方がイイよなと思いヤメた。

さて、そういえば神社ってどこだ?と思ったら、公園とは別なようなので一旦出て神社に向かってみた。

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途中の道では、ケヤキに取りついた藤までもがキレイに咲いてて野生の藤まで観賞できた。

そして神社の手前に「旧河野邸」という塀の続く邸宅跡があって門が開いてたのでちょっと覗いてみた。
河野氏は宮司の家で「文学博士 河野省三先生の経歴」という細かい内容の大きな案内板が立っていた。

中は広場になった邸宅跡の庭園で、藤棚もあり、奥には水琴窟があって、竹筒が並んでた。この竹筒で耳をあてるとよく聴こえると解説があったので試してみたら、確かにキレイによく聴こえた。なるほど。これはよその水琴窟でもおいてほしいなぁと思った。(いや、あったかも、、)

さてさて「玉敷神社」。
表の参道の塀の前にはシャガの花が沢山咲いていた。
それと御手水の水はセンサーで出る口になってて妙にカッコよかった。

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そしてお参り。
祭神は大己貴命(大国主)。創建は大宝3年(703)という古刹で延喜式内社。戦後時代には天正2年(1574)に上杉謙信に燃やされ、江戸時代の寛永4年(1627)に騎西城主によってこの地に遷座したそうだ。

境内にはかっこいい茅葺屋根の神楽殿があった。伝統の神楽は国指定の重要無形文化財だそうだ。
そして拝殿もやや小ぶりながら堂々としてて本殿も見えていた。

そして二本のイチョウは共に樹齢500年の市指定の天然記念物だそうで、本殿の脇のイチョウは堂々と立派で上の方が夕日に照らされて光ってた。
そして玉敷神社の社叢林についての案内板が三つもあった。混合林から極相林への変化を丁寧に解説してた。その林の中に夕日が照らす光のスポットが見えて誘われてるような気もしたけど、進むのはヤメといた。

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拝殿の右裏には水汲み場(御神水給水所)があった。けど、「お水取り日 毎月一日」とあって月に一日しか汲めないようだ。へええ。

最後に振り返ると、神楽殿の脇のもう一本のイチョウもよく見えた。こっちは広く丸く伸びてていい形だった。

そして境内から直接公園の奥に出れる道があるんだけど、なんか閉鎖されてるみたいだった。そのおかげか神社には公園の賑やかさはなく落ち着いていい気もするけど少々寂しくもあった。神様的にはどっちがいいんだろうね。来た道を駐車場に戻った。

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江南の藤

ファイル 3903-1.jpg熊谷市板井にある藤園。

もう夕方だけど全然日が傾いてない明るいうちに着けて良かった。
駐車場には車が二台しか停まってなかったので、あれ?まだここは咲いてないのか?と思いつつ中に入った。

ら、

有料だった。あーそれですいてるのか。
どうやら個人で管理してる藤園のようで、どうぞどうぞと園の人に声をかけられたので戸惑いつつ500円払って中に進んだ。

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大きく広がった藤棚を見ると、藤は一本の木だけで、それが案内にあった樹齢約140年の「ノダナガフジ」で、小鹿野の親類宅から移植したものだそうだ。

周りから覗いてたら「中に入って大丈夫ですよ」と声かけてもらったので遠慮なく棚の中を歩いた。
ありとあちこち根が露出してて、藤は意外と棚の広さの分根も広く張ってるんだと思えた。注意はされなかったけど踏まないように気を付けて歩いた。

そして中央の木の幹は太くきれいで、滑らかに靱やかに嫋やかにくねってて艶めかしくさえ見えた。

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棚の外に植えられた牡丹もキレイに咲いてたけど、そんなに気にならないくらい藤一色で立派な棚だった。

そして奥から長く見ると、したたる雨が可視化したような藤の花に、棚の影と傾いた陽光が斜めに縞を描いてて不思議な光景。自分以外には一組のお客さんしかいなかったので広く悠々と楽しんで見れた。

そして棚の先の方は、溢れだした藤の花が滝の水のように垂れ落ちててて穏やかに勢いあって見えた。

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この外から眺めていたら、たくさんのミツバチが飛びまわっているのが見えた。
ふと気付けば、ぶーんぶーんと沢山の蜂の羽音が聞こえてて、細かく賑やかだった。

そして花の房はどれもまだ先の半分は咲いてなくて六分咲きというトコ。それでも充分きれいに見えてたので満開だったらもっときれいなのかなとも思えた。(入場料六割にしてほしかった、、)

っていうか藤の花って穂先の方が後に咲くんだね。

ゆっくり存分に眺めて藤園を出た。
人が少なくて悠々楽しめて良かったけど、有料だからトントンに思えた。

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タグ:植:花 観:庭 楽:音 動:虫

大天白公園

ファイル 3902-1.jpg羽生市北にある神社の公園。

もう十何年も前から羽生市街の案内看板を見かけて気になってはいたけど、通る時に時季が合うこともなく、混みそうな花のスポットなんて昔は興味薄かったし、看板も古そうで廃れ気味な印象で行こうと思った事はなく、水路の道を通るようになってからは滅多に市街を通ることがなくなったので殆ど忘れてたんだけど、フト思い出して丁度よさそうな時季なので来てみた。

というのも先週栃木で藤のスポットが空振りだったのが、今日は出掛ける時に自宅前の藤の花が咲いてたのでリベンジできるかもと思いつつ出発してたのもあって思い巡らせてたトコでもあった。
(埼玉で藤と言ったら春日部の牛島だろうけど、それは友達と「行きたいねぇ」なんて話してたので敬遠)

さてさて、来てみたら公園入り口の神社の石鳥居からの参道が藤棚になってた。
おお、いいねいいね。
藤の花は先まで咲いて満開。いい時に来れた。ゆっくりくぐって見上げつつ、近い高さの花をかいだりした。

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そしてその藤棚の後半はピンクの花になってた。こっちは短めで花が高かったけど、それだけに見上げると万華鏡のように見えて綺麗だった。

そして公園にも藤棚が連なっていたけど、まず先にお参りしておこうと神社に歩いた。
「大天白神社」は、大山祇神を主神に大己貴命と少彦名命の三神を祀った神社。弘治3年(1557)に羽生城主の夫人が安産祈願のために創建したそうだ。

境内には柱の方々が集まっていた。気にせず通ってお参りした。

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そして公園の藤を見に進んだけど、そういえばコスプレで撮影してる人が多く、藤だから鬼滅かと思いきやそれだけじゃなくて色んな知らないようなキャラとかもいてなんか楽しそうだった。(好きなキャラのコスの人がいたら声かけてみようかと思ったけど、まぁいなかった)
あまり気にせず藤を見てまわって、あまり気せず写真を撮った。

公園は中心に池があって藤棚が囲ってたけど、なんか池の水はえらい濁ってて、不透明ながらきたないって感じでもなかったし錦鯉は見えていた。演出で何か混ぜたのかなって印象だった。
そういえば池の中にある象みたいなのは鯉が二匹の跳ねてるものだった。

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奥に進むと棚の外に単独で白い藤の木があってなんか立派だった。
ずっと紫の藤ばかり見てた後だと、白いのもカッコいいなぁと思えたし、目を休められた。

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奥まで行って折り返してきたら、池に流れ込む水路があって、そこの水は濁ってなかった。んーなんだろうね。

そしてやっぱりなんだかんだ言っても藤は青紫がいいね。最後にまた思いきり青い藤棚を眺めて公園を出た。

ファイル 3902-6.jpgで、車を停めた横のさっきくぐった参道の藤棚のトコに人が全然いなかったので、最後にもう一回くぐって写真撮った。

やっぱ青紫がイイとかいいながら、最後はピンクの写真になってしまったw

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タグ:植:花 観:園 観:宮 観:キ 観:池

うえの

ファイル 3901-1.jpg筑西市松原の県道沿いにあるラーメン店。

「下館ラーメン」で検索してこの時間でやってる店という事でナビさせて来てみたら全然下館じゃないトコで面白かった。
で、来てみたら旧明野町だった。平成の大合併で下館と合併して同じ筑西市になった隣り町だからまあいいかな。

店は小さいけど横にちょっと駐車スペース、空いてれば立寄りやすくてありがたい。

ファイル 3901-2.jpgどう停めていいのか分からず変な角度で停めちゃったけど、7時閉店の6時なのでこれから混むことはないだろうとそのまま店に入った。
店の中はテーブル二基のこあがり二基、壁には芸能人サインが一面に張られてたけど、どれがだれなのかわからなかった。

メニューにはワンタンメンがあったので「ワンタンメン」。下館ラーメンならワンタンメンだよね。

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うん、薄味でおいしい醤油ラーメン。
でも下館ラーメンはもっと醤油がハッキリしてるイメージなので、もうこれは明野ラーメンでいいかなと思えた。
そして麺は軟らかめで短かった。自分はいつもスルスルすすれる数本を口に運ぶのが常だけど、短いから本数多くてもスルッと啜れるのでたまにはと小池さん並みに口に運んで楽しめた。
ワンタンも柔らかく崩れやすくどれが個で幾つあるのかもわからない感じだったのでバランスを考えずにヒラヒラを楽しめた。

満足で店出て帰ったけど、この店は後から地図で見たら、すぐ裏に前に一度来たことある日帰り湯の「あけの元気館」16/05/21→のトコだったんだね。
気付けばよかったーと帰ってから後悔したけど、まぁ店出た時は満足だったのでOK。またいずれセットで来てみようかなと思った。

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タグ:餐:ら

向田熊野神社

ファイル 3900-1.jpg那須烏山市向田にある神社。

烏山城跡の入り口にあった案内板で見た「八咫烏神社」に行こうと思って来てみた。
神社は熊野神社で、境内に八咫烏神社もあるようで、幟には両方の神社名が揚げられていた。

正直ぱっと見、暗く鬱蒼とした林の中の神社で、草も茂ってマイナーな員印象、でも幟が並んでたから安心して参道を進めた。

そして正面に熊野神社。まずは拝殿でお参り。
横の奥の本殿は格子の屋根付きであまりよく見えなかった。

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そして目的の八咫烏神社は、境内社という形で他の末社と並んで一番手前にあったけど、これだけは石畳が続いてたので摂社という扱いなのかな。
こちらもお参りして中を拝見すると、サッカーボールが上納されていた。二つとも栃木FCのものだった。八咫烏といえばJリーグということなのね。

横に案内板があった。
烏山のカラスで町名の由来のカラスの神社ということかと思って来てみたけど、そうではなく平成30年というごく最近に紀伊の熊野本宮大社から分霊賜って造られたそうだった。なーんだ。
烏山の由来は、カラスが飛来して頂上に金の御幣を落とした山に築城したのが烏山城だったからだそうだ。あー素直に城だったかぁ。

っていうか、御祭神が八咫烏って架空の生き物だけどそういうのもアリなのカー。(まぁ神話じたい架空に近い話だしね)

さて、境内奥には「熊野神社のご神木(スギ)」という市指定文化財の標柱があった。けど、どれがご神木なのかわからなかった。。
標柱のすぐ後ろに太い切り株があったからそれかも。。(そうらしい)

あと近くから覗いた本殿は飾り多くキレイだったので、よく見えないのはもったいないなと思った。

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石鳥居をくぐって境内を出た所で、藤棚の下の日陰に黄色い花が群生してるのが見えた。植えたわけではなさそうな自然な群生でキレイだった。(外来種かな?なんて思ってたけど帰って写真で調べたら、在来種で自生の「ヤマブキソウ」らしかった)
それと対面側には白い花もぽつぽつ咲いていた。(こちらも在来種の「イチリンソウ」っぽい)
さらに先月真岡の植物園の高山植物のとこで見た変な形の花の「ウラシマソウ」も傘の葉さして竿たてて幾つも咲いていた。

深い森とか山中とか歩かなきゃ見れなさそうな花が見れて満足。目的は全然違うけどいいトコでいい立ち寄りだった。


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