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道の駅 オライはすぬま

ファイル 3035-1.jpg山武市(旧蓮沼村)蓮沼の県道沿いにある道の駅。

たまーに寄るけどトイレだけという事が多く、今年も二度くらい寄ってたかな。(点景は四度目だけど七年ぶり)
今日は3時前だから食事できるかなと思って寄ってみたけど、食堂はラストオーダー2時半でもう当たり前のように閉まってて真っ暗だった。。
まぁ別に食べたかったメニューがあるわけでもなく(そもそももう十年くらい食事してないから現在のメニューを知らない)まぁ仕方ないと諦めて、今回もトイレだけだなぁー。と思った。

で、一応産直売店のほうも覗いてみたんだけど、総菜コーナーでイワシ天丼みたいな弁当が目についた。
そういえばこの道の駅は入口の看板に「いわしの郷」と大きくある割には食堂のイワシ料理が充実してるわけでもなく「イワシ丼」というメニューは確かイワシの天丼で、刺身ではないので(かなり前に食べた事ある)元々期待してなかったんだけど、そのイワシ天丼が弁当であるならそれで充分と、おもわず購入。

海辺で車停めて浜と波でも見ながら食べようか、、とか思ったけど、ここで食べればゴミすてられるなぁ、、と思って、おもてのベンチで食べることにした。

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ラベルにあった「いわし浜大漁」というのが品名なのか店名なのか企画名なのかよく分からないけど、いい味のタレのかかったイワシ天丼弁当で、イワシも身がしっかりとしておいしかった。
ちょっとご飯の量少なめの小さな弁当でペロリと食べた。むしろ食堂で食べるより安くて気軽でよかったかも。

さて、出発の前に、そういえば休日はいつも子供が遊んでて写真撮れなかった小舟の「こがね丸」を眺めた。
大人でもこういうのって少しはわくわくして上ってみたいもんだけど、さすがに「ケガをしないようにあそびましょう」という字を見てヤメといた。。

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ちなみに前回の点景

タグ:食:弁 餐:魚 観:船

寿屋本家

ファイル 3034-1.jpg一宮町一宮の128号沿いにある軽食喫茶店。

大きな神社の周りで町の中心地でもあれば飲食店くらい幾つもあるだろう、、とか思ってたけど歩いてみると和菓子屋くらいで飲食店はなく、時間が遅めだから開いてないというわけでもなさそうで少々寂しく感じた。
けど、国道に出てみたら、対向車側の蔵のような商店に「お食事」という幟と「商い中」の木板が見えたので渡って行ってみた。

ら、洒落た軽食喫茶。生姜焼き定食なんかもあるようだし空いてそうだったから入ってみた。

ファイル 3034-2.jpg店内は土間にカウンター席、板の間にテーブルが並んでて、カウンター席ではおっちゃんが一人で酒飲んでたので、他に客はいない板の間に上がってテーブル席に着いた。

洒落たメニューだけど、しっかり食べれる定食があってありがたく、日替わりランチでチキンソテーのセットなんてのもありひかれつつ、なんか一番気になった「海老とキャベツの塩焼きソバ」をたのんだ。(生姜焼きもチキンソテーも焼きそばも同額だったのになぜか迷わずに決めた)

スマホいじって少し待って「海老とキャベツの塩焼きソバ」登場。
なんか焼きそばなのに妙に洒落てて綺麗な料理だった。

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焼きそばは味もよく単なる塩味ではなく、、何だっけこの旨味。。思いだせないけど、脂の香りよく、キャベツも甘く、エピはプリプリでおいしかった。

食後の飲み物はアイスコーヒーにした。
店内をみまわして雰囲気を味わいつつ、ちょっと奥を覗いてみたら、座敷もあって、縁側までの客室で庭まで覗けた。あーできればそっちで食べたかったなぁ。。とも思ったけど、まぁいいや。
空いてる時間で、おいしいもの食べれてよかった。

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外に出て店先も見ると、入り口にあったベンチは去年まで上総一宮駅で使われてて駅舎のリニューアルでここに移された物だそうだ。そういえばチグハグだけど馴染んで合ってた。

「壽屋本店」の看板の裏に国有形文化財の案内板があったのに気づいて読んだ。
この建物は明治30年(1877)築の「旧斎藤家住宅」で、店蔵は鰹節メインの海鮮問屋だったそうだ。
店が店蔵、奥に続いてた座敷が主屋、それ以外に土蔵と稲荷社があるそうで、裏から入って見てみたかったけど、勝手に入っていいものではないだろうと思ってヤメた。

少し国道沿いに歩きつつ、小学校への横道に入って駐車場へ折り返した。
この小学校の校庭が前に正月に来た時の臨時駐車場だったなぁ、、とか思いだしつつ歩き、手前の家の前の雨どいの下の防火水槽にホテイアオイが浮いてるのが見えたからちょっと覗いてみたら、メダカが泳いでてカワイかった。

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しかもこれ青白いメダカと黒濃いメダカに緋メダカも色濃く赤く見えて、ちょっと高めのメダカじゃん。これって雨で流れ出ちゃったりしないのかな。。とか思いつつ、深い水槽で広々と気持ちよさそうに泳ぎまわる姿を眺めて癒された。(これってメダカを泳がせるのはボウフラ対策として正しい使い方なんだそうだ)

ステキな町角風景にほっこりしながら歩くと、途中の三差路の角には蓋をされてたけど円柱上の手漕ぎ井戸があったりしてレトロだった。ちょこっとだけど歩いて回って気分良かった。

タグ:餐:焼 餐:飲 観:建 観:具 観:街 動:魚

玉前神社

ファイル 3033-1.jpg一宮町一宮にある神社。
上総国の一宮。先週行った飯岡の玉崎神社が玉之浦(九十九里浜)の終わりの守護で、この玉前神社が始まりの守護という事でちょっと気にかかってて、茂原まで来て思い出して来てみた。読みは玉前も玉崎もタマサキでまぎらわしいw

ここに来たのは実は二度目で、前は正月の房総周りの帰りに寄ったんだけど、正月だけに参拝は列になってて、少し並んでみたけど時間かかりそうだったからヤメて抜けて帰った。なので参拝は初めて。境内をちゃんと見るのも初めて。これは二度目とは言わないかw

裏の駐車場からは境内の裏にすぐ入れるんだけど、まぁ一応ちゃんと正面にまわって歩いた。
赤い鳥居をくぐると境内にはいろいろあって、まず参道の茅の輪。六月の夏越しと十二月の年越しの神事とあって(そういうものだったんだ、、知らなかった)8の字にくぐるのは知ってたのでくぐって回った。

その先には新しく造ったような「朱琴泉」(水琴窟のコーナー)や蓋した井戸の前に蛇口がある「御神水」(のコーナー)があった。
へええ、どんな水かと手の平に少々垂らして口にしてみた。ら、思い切り鉄クサイ水で、蛇口管のサビかと思ったけどそうではなく、ちゃんと案内に「鉄分を多く含み酸化して間もなく赤く濁る湧水」と書いてあった。。

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石の鳥居をくぐって手水舎の段に上がり、また赤い鳥居をくぐって社殿の段に上がった。前来た時はこの石の鳥居さえ抜けてなかったっけ。

まず参拝。拝殿は黒漆塗りで柱の縁に赤い線が入っててカッコよかった。近く塗りなおしたようで中央の彫刻もキレイに彩色されていた。この爺さん婆さんはなんだろ。(夫婦愛と長寿の「高砂」だそうだ)

そして社殿の裏にまわってみると、岩の塚のようなのの周りを石の道で囲った「はだしの道」というのがあって、老若男女みんな裸足になって歩いて回ってた。「一周廻りて無垢となり二周廻りて気を入れて三周廻りて気を満たす」と立て札にあって三周廻るものらしい。いやいやデブには無理でしょ。。とか思いつつ、靴下脱いで歩いてみた。

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最初の一周は思ったよりも普通に歩けたけど二周目からキツくなった。。脇の石に手をかけて休もうかと思ったらダンゴムシがいたので遠慮した。。
三周目はもう立ったばかりの小鹿のようなおぼつかない足でなるべく平たい石を選んで休み休み歩いた。。気を満たすというよりパワーをごっそり失ったような気がした。。
けど、靴をはくと楽に歩けてその有難味で満たされた。靴をもっと大事にしようと思った。

境内西側の天然記念物という槇の群生とその合間の句碑を見て歩いたけど、靴の歩きやすさばかり気を取られててピンとこなかった。。

そして「はだしの道」より先に見るつもりだった本殿を拝見。
シンプルな黒い社殿だったけど、ここにも彩色きれいな彫刻が小さく並んでて素敵だった。

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境内裏を東側にまわると戦没者を祀った「招魂殿」と砲弾があり、その前に御神木の「イスの樹」と
、宝永7年(1711)造の神楽殿があった。
そのイスの木の前には、明治末期に九十九里浜で引き揚げられた漁網に被害を及ぼしてた錨と東郷平八郎の篆書の記念碑が地味に立っていた。
イスの木の説明に樹齢とか大きさとかは無く「古来当社の御神木として崇められてきた」とあるだけだった。聞きなれない名の木で「なんじゃもんじゃ」とも呼ばれるマンサク科の木だそうだ。(「なんじゃもんじゃ」という木は神崎でも見た覚えがあるけど別種だった)うねうね~と伸びた感じの木だった。

そのまま出れば裏の駐車場もすぐだったけど、付近で食事もしたかったので正面に戻った。
手水舎の段にくだってその脇の「子宝・子授けイチョウ」というのも見た。これは雄株と雌株の間に実生の子銀杏が立ってて、雄雌子の順に両手で触れて子宝を願うとよいらしい。
ぱっと見「杉か?」と思うような真っすぐ伸びた三本の木だった。

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あとは割とあちこちの神社で見かける「さざれ石」をながめつつ、こんなコース外の脇にあった由緒書きを読んで下の段におりた。
最後に斉館の前の五葉松を見て境内を出た。

なんか思った以上に見どころが多く面白い神社で、深くはないけど高い森の木々の雰囲気も良かったけど、その分なんか上総国の一宮という威厳は薄く思えた。まぁそれでいいんだけどね。

そして駐車場には戻らずに、飲食店を探して街を少し歩いた。

タグ:観:宮 観:水 観:飾 観:道 観:石 観:具 楽:験 動:虫 植:樹

焼肉厨房 牛心

ファイル 3032-1.jpg富里市七栄の296号沿いにある焼肉店。
というか
来たのはこの店ではなくて、国道通ってて「丼490円~」という看板が前から気になってた店に寄ってみたんだけど、そっちの店は点内灯りが点いてたけど「休業中」と入口に貼り紙があった。
これはコロナのせいの一時休業なのか改装中とかなのかどうか分からないけど、店舗の半分が食パン販売店になってて、そっちはやってるようで、自分以外に来た車は皆その食パンの客だった。

 
 
ファイル 3032-2.jpg食パンには興味ないので空振りかと出ようと思ったけど、その駐車場を共有する敷地内隣りに焼肉屋もあって、ちょっとどんなもんかと店先のメニューを見てみたら、ランチセットが16時までだったりしたので、たまには焼肉とか食べるか!とそっちの店に入ってみた次第。
ファミレスくらいの大きさでチェーンぽい感じの店(チェーンではないらしい)。でも半端な時間だけに他に客もなく悠々とボックス席に着けた。

ファイル 3032-3.jpgあらためてメニューを見るとカルビセットというのが580円というリーズナブルなランチで、ビビンバやクッパとかとのセットで1000円とかハラミとかとのセットとか色々ありつつ、割高の「上州牛」のセットもそんなに高くはなかったので「上州牛カルビセット」にしてみた。

焼肉は去年の暮れに忘年会で行って以来だし、その暮れでの焼肉自体久々で、そういえばドライブ中あちこちで焼肉屋の匂いは嗅ぐものの最近は滅多に食べないよなぁ。点景でも珍しいかもしれない。
そういえば昔の職場では近所の焼肉屋のランチセットを昼食ローテーションに入れて毎週食べてたよなぁ、、(たしか月曜が焼肉屋だった)なんて思いだして懐かしく思った。

さて、セットは思ったよりちゃんと肉が並んでてゆっくり焼いて楽しめそうな程良い内容だった。

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いやいや久々の焼肉はひとりでも楽しいね。
肉は悪くないけど正直そんなにイイ肉!ってほどでもなく、580円の方だったらどんな感じか比べてみたいと思った。
単純に肉食べてご飯をはさんで次を焼いてる間小皿をつまみつつのリズムがよく、焼肉というアトラクションのような食事を楽しむのが主旨なので、こりゃヒドイというほどの肉でもなければ580でもいいし、最近よく通る296号沿いだからこういうランチもまたたまに来てもいいなと思えた。
ただしガラガラの今くらいの時間に限るだけどねー。

という感じで普通の店だけど、久々の焼肉ということで点景にしてみた。

タグ:食:焼 餐:肉 楽:懐

成田空港 空と大地の歴史館

ファイル 3031-1.jpg芝山町岩山の航空科学博物館の奥にある資料館。

先月「三里塚記念公園」に行った後に成田空港反対闘争の資料館とかないのかなと調べて知ったトコ。入館無料。
空港超肯定の航空科学博物館の奥にあるきれいな建物が、血みどろの負の歴史っていうのがなんか不思議な感じ。

入って記名すると使い捨てのスリッパを渡された。土足禁止なんだ。
写真はOK。館内は丸四角なワンフロアを円形にコーナーを区切られて展示。中心の木は何を示してるのか説明はなかった。

ファイル 3031-2.jpg展示はまず空港問題前のこの地域の開拓の話から。戦後に焼け出された人や沖縄の人達が入植して開墾したそうだ。

で、最初に国際空港の候補地は他にあって、その各地で反対のデモがあったそうだ。霞ケ浦では船でデモとか。
なので、御料牧場と県有地が多いこの地に急遽変更。現地の民間には説明もなしに決定したのはデモをさせずに捩じ伏せようという舐めた考え。その結果長く深い抗争をうむことになったという事ね。

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地域の人にしてみればこれこそ本番の本土決戦という気構えで抵抗は続き、青年婦人子供も一緒の総力戦。糞尿を投げてたりもしたそうだ。
条件呑んで承諾した賛成派の家は村八分ということもあったり、学生運動の左翼学生や共産主義者と組んで共闘して、死者も出て血みどろの戦い。あらためて見ても国家も民間もどっちも嫌な気分しか持てないなぁ。

妨害に遭いながらも空港は造り上げられ、開港目前の管制塔占拠破壊事件で開港が延期すると、国も世論も単なる破壊工作としか見なくなって抗争は下火になったそうだ。

残りのコーナーは「円卓会議」「長く重い時間」と容易には決着のつかない課題という感じながら、青や緑の爽やかな配色でキレイに現在につなげるように纏めてた。

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個人的には旅行や見送りで何度も利用している成田国際空港。
今現在危険や不穏を感じる事は無く国内最大の国際拠点空港としてまた利用することがあればいいなぁと思ってる。(けど、もう海外は行かないかなぁ)
もちろん抗争の歴史もいろんな媒体で触れて認識してたので大まかには知ってたし、こうして資料展示を見てみても見方変わる事は無く、やっぱり暗い気分にさせる客観的事実として認識するだけ。
細かい所でふーんと思うところはあったけど、死者多数出るような抗争は不毛なテロ。でも負の歴史でも埋もれることなくこういう記念館がちゃんとあるというのはいいことだと思った。

タグ:観:館 観:史 観:具

ぐうらーめん

ファイル 3030-1.jpg東金市田間の126号沿いにあるラーメン店。

何度か来てた店で点景も二度目。でも久々の来店。今年はなかなか千葉から出れないけどそのぶん久々の店も来れるのは嬉しい。
この店は振り切ったくらいの濃い口醤油のヤバいラーメンの人気店。午後を大きくまわってたから空いてたけど、昼だったら今でも列になるのかな?
竹岡式とはどこにも書いてないけどやっぱ濃い口醤油だから竹岡式なのかな?ちょうど先月その竹岡式の「梅乃家」に行ったばかりだから差も判るだろうと思った。

で、食べたのはプレーンメニューの「ぐうらーめん」んー醤油の匂い。いいねいいね。

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食べてみたら想像通りのヤバい濃さのモロ醤油味。そしてストレートの麺もイイ感じ。最初から玉ねぎも充分入ってて竹岡よりも竹岡に思えた。というか自分の中ではこれが竹岡式だと記憶してたみたいで、「梅乃家」に行ったときに「あれ?そうだったっけ」と感じた部分が補完されてた感じだった。
そっか、この店に来てからは「梅乃家」には行ってなかったのかもしれない。
違いを言えば、こっちの方がチャーシューは味濃くなくてその分汁濃いめというか堅めの味。んーエッジのきいた醤油の強さがいいよなぁ。この汁は飲み干しちゃだめだよね(ましてや高血圧の自分なんかが、、)とか思いつつも飲み干した。汁あってこそのラーメンよ。
それと、玉ねぎの切り方なども雑さが無くちゃんとした感じ。竹岡よりも町だからってトコかな。

まぁあえて竹岡式を名乗る必要はないけど、醤油の千葉!って感じなのでこういう店がもっと県内に増えて千葉のラーメンの顔になって欲しいよなぁ。(苦手な人も多そうだし、間違いなく体には悪いから増えないだろうけど)
っていうか醤油の町の野田や銚子とか(最近知った千葉醤油の佐原とか)にこそあって欲しいんだけどなぁ。

とにもかくにもうまかった。そして意外と食後にのどもかわかなかった。
 
 
ちなみに前回の点景

タグ:餐:ら

道の駅 みのりの郷東金

ファイル 3029-1.jpg東金市田間の126号沿いにある道の駅。

ここは初めて立ち寄った。(だのにピンボケw)
先月行こうと思ってた南房総の道の駅が千葉県内で唯一立ち寄ったことのない道の駅かと思ってたけど、他にもあったわw 道の駅は知らない間に増えるからねぇ、、まだまだ他にもありそうだ。
っていうか最近よく通る東金に道の駅ができてたなんて、、んー何となく知ってたような気もするけど、、この区間の126号は横切るだけで滅多に通らないからなぁ。(ここは2015年のオープンだそうだ)

ファイル 3029-2.jpgさて、飯岡で満足の食事はして来てたものの、そういえば昼の食事はちゃんとは食べてないのでぜんぜん空腹。トイレがてらではあるけどここで何か食べたいなと思って降りてみた。

けど、入り口前の焼そばの車両販売とドリンクメインのスナックコーナーがあるだけで、直売所の方に食堂はなく、惣菜も特に惹かれるものは無かった。
ので、まぁいいか。そのスナックコーナーの看板のドリンクが面白そうだったので飲み物休憩とした。
「東金産生いちごかき氷」というのも気になったけど、腹が少々こころもとないのでやっぱりドリンク。
「ゴロゴロ完熟いちごで作るソルティいちごソーダ」というのを買ってみた。新作だそうだ。期間物かな?

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わたされたものは看板の写真のとおりイチゴが浮かぶソーダ。
その浮かぶ苺は匙で食べると凍っててシャリシャリだった。おお。これはおもしろい。きりっとした塩のソーダと浮かぶシャーベットの苺の組み合わせが面白い。そして苺は底にも沈んでて、その底の方の苺は冷凍ではなく甘いシロップを纏った柔らかい苺!更に変化ある面白みが隠れてた。

という何とも凝った面白いドリンクを隣りのベンチで食べ飲んで軽い小休止。
もっと暑い日に来て贅沢かき氷メニューも食べてみたいと思った。

タグ:餐:飲 餐:果 道の駅

玉崎神社

ファイル 3028-1.jpg旭市飯岡にある神社。

下総国の二宮という事で知って、前から行こうかと思いつつ毎度忘れてたし場所もはっきり知らなかった。そういえば飯岡の町をウロウロしたのは今回が初めてかもしれない。
ちなみに下総国の総社は市川の六所神社、一宮が佐原の香取神宮、で、二宮がこの玉崎神社だけど、船橋にも二宮神社というのがあってどちらが正とも非ともいえないようだ。まぁ船橋は市川から近いしドライブで行きたいようなトコじゃないから個人的にはこっちでいいんじゃないかと思ってる。(他の国には一宮が二つあるトコもあったりする)
場所は町のちょこっと裏で一休みするのに丁度いいような静かなトコ。駐車場らしい脇の広いスペースに悠々車を停めて歩いた。

まず参道には「玉崎の姫龍」という金の龍の像があった。けど、威勢のいいマサキの葉に隠れちゃってた。
そして水の止められた手水舎や境内の図などを見ながら進み、拝殿で参拝。(ピンボケ、、)拝殿は県指定有形文化財で嘉永5年(1852)の再建。龍と波の彫刻が立派だった。

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その拝殿の手前には御神木があり、「推定樹齢五百年」とあったけど何の樹かは書かれてなかった。。(イヌマキ?)一旦枯れたような洞のある幹から横に延びた枝幹に青々した葉が茂って生き生きしてて、一見変な形だけれど、廃れても復活して再度栄えるような力を感じさせる樹だった。

そして拝殿の横に解説板があった。
祭神は玉依姫命と日本武尊。日本武尊が東征の折に玉の浦(今で言う九十九里浜)の東端の玉ケ崎に景行天皇40年(110)に創祀した海の安全を祈る神社だそうで、後に兵火や海蝕を避けてこの場所に移ったそうだ。
昔は玉ケ崎っていう岬があったのかな?まぁ「昔年の海蝕を避け」とあるくらいだから海に沈んだんだろうな。

そして裏の本殿も拝見。こちらも県指定有形文化財で元禄10年(1697)の建築物。
本殿はしっかりしたシンプルな造りだけど、周りの塀に彫刻が施されてて立派に見えた。

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ぐるっと周りをまわってみたけど、本殿よりもその裏の石垣が面白かった。
この石垣(石塁)は17世紀中期の築造だそうで、海中より産出された飯岡石という石を積んだものだそうだ。
そういえば町内をウロウロしてた時にこういう石垣の家を見かけたけど、あれはこれを模してたんだね。始めて見た飯岡の歴史的景観、砂だらけに思える飯岡の海にこんな石が転がってるのも意外だし、それを揚げて石垣にしたっていうのも珍しいし面白い。

そしてそして中央に裏の森に出る出口があった。本殿の真後ろに出口がある神社って珍しいよね。石垣の通路を抜けて裏に出てみた。

その裏は木陰の涼しいい森。まず「飯岡助五郎が信仰していた稲荷神社」という標柱があり、その裏の塚に祠が並んでた。飯岡助五郎ってあれか「天保水滸伝」に出てくる飯岡の大親分。座頭市の雇い主だね。
森は涼やかながら草は鬱蒼としてて、埋もれそうな末社もあり、茂みの中にガクアジサイが咲いていた。

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並ぶ末社や石碑を見つつ森をまわって境内脇に戻った。
昭和天皇の歌碑や竹久夢二文学碑などがあったけど、興味持ったのは「天の石笛」という岩。
これは享保3年(1718)に漁師の網にかかり奉納された飯岡石で、頭部の溝穴や側面の穴に風が吹き込んで妙音がする霊石だそうだ。
そして漁に出るかをその音で占っていたとか。(割と有名な伝説らしく「まんが日本昔ばなし」にもなってたらしい)へー。どんな音がするんだろ。
っていうか、見た目はメイドインアビスのナレハテのミーティーみたいだな。。

さてこんなところかな、、と車に戻ったけど、神社の横の先に幟の立った店が見えたので何屋だろ?とちょっと歩いてみた。
店は餃子と麺の直売場で閉まってたけど、その前に池があって神社から続きの憩いの広場って感じになってた。これは気付かなかった!(境内の図にも書かれてなかったし案内も何もなかった。。)
ってわけで不意に発見した池に妙に気をひかれ周りを歩いた。

水は別にキレイではなかったけど、脇にはアジサイがちらほら咲いてたし、水面に浮いた枝には真っ赤なアカトンボ(ショウジョウトンボ)が停まってた。そしてミドリガメもやたら多く、50㎝くらいあるデカい奴も泳いでた。

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奥の方までまわるとその奥の桟の下にいたらしいカルガモの親子が出て来て泳いで逃げてった。
カルガモの子供たちは可愛いね。

意外と見どころの多い神社で雰囲気もよく思いのほかゆっくりできて面白かった。

タグ:観:宮 観:像 観:飾 観:石 観:伝 観:池 植:樹 植:花 動:虫 動:鳥

浜ゆう

ファイル 3027-1.jpg旭市下永井の県道沿いの食堂。

「磯がき」の幟を見て入った店。(ピンボケもうしわけない)きれいな民宿にある食堂で、テーブル席だけのファミリー向けな雰囲気の店。
だけど、今日はもう飯岡の磯がきを食べる気で来たので思い切って入った。
なんかコロナのせいか元々か飲食店が減った感じで、何度か来てた店も閉まってたし「磯がき」の幟が立ってたのはここだけだった。(ネットで出てる刑部岬の店にはあるだろうけど絶対混んでるから行ってない)

実は前に一度妹と来た時に入ろうかと思った店でもあって、店先のメニューに磯がきはなくて牡蠣はカキフライ定食しかなかったから不安に思って他(岬の方)の店に行ったなんてことがあった。

ファイル 3027-2.jpgで、テーブル席に座りメニューを見ると、やっぱ牡蠣はカキフライ定食しかなく、店員さんに聞いてみると、「磯がきはボードに」あると言われた。けど、写真は貼ってあって「磯がき入荷!」とはあるだけで品目としては無いので更に聞くと「生か焼きの単品で貝の大きさによって値段も変わる」とか、、時価ってやつか。。
これはもう腹をくくって欲望に素直になって生ガキと焼きガキをひとつづつたのんだ。

おひとりさまは他にはおらず、どうやら磯がきを食べてる組も他にはいなさそうだった。贅沢メニューだし、それを目的に来る人は他で予約しとくか岬の方に行くんだろうな、、とか考えながら外の「磯がき」の幟をぼんやり眺めて待った。

で、まずは生ガキ。
うん、いい大きさ。天然とはいえ此れぱっと見牡蠣に見えないよね。

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で、ぺろり。んーーーんーーーんーーーー
んんんーー (訳:おいしー)
んっんんんんーー (訳:やっぱさいこーー)

もう口一杯にミルクとろけてまろやかで、貝の部分もちゃんとあって「あ、牡蠣だった」と思いだす。
っていうかやっぱこの磯がきは別種だよ。別の貝だよ。他のどこで牡蠣食べても「やっぱ違う」とか思っちゃうもん。

そして、焼きガキ
こちらは少し小さめ。うん、それは他の店でもそうだった。

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やっぱ焼きは焼で味がしっかりしてイイ!
ミルクもしっかり味わえるし貝の部分や柱もヒモもおいしく、ゆっくり味わって食べたいのにやっぱりぺろりと食べちゃった。酒飲むならこっちだね。いや、酒飲むのも忘れそう。

個人的にはこの焼きガキの方が好きなんだけど、今日は生ガキも凄くよかったので甲乙つけがたくとにかく満足。
ペロリペロリで腹的には全然だけど、これで定食はやっぱ蛇足なので単品で良かった。

個人的に千葉で一番おいしいと思ってる隠れた名物。増々隠れて遠くなった感じで、年一くらいの贅沢で食べたく思いつつ、なかなか来れず久々に食べたけど、(三年ぶりくらい?)やっぱいいわ。贅沢だわ。
千葉スペシャルで千葉から出ないんだから味あわないとね。
(ちなみに生1000焼1100でした。鰻より全然安い)

タグ:餐:貝

関宿城博物館

ファイル 3026-1.jpg野田市関宿三軒家にある千葉県立博物館。

十一年ぶり二度目の立ち寄り。点景を始めた初年に来た場所で、ジオラマ模型が充実してて見やすく楽しく分かりやすく気に入った博物館。それまでは滅多に足が向かなかった博物館や資料館などにもジオラマ模型を期待して寄るようになった大元の場所である。

その後もまたもう一度行きたいなとは思ってたものの、北方向へのドライブの定番の道の千葉を出る玄関みたいな関宿で早々に寄り道という事はなく、帰りも夕方から夜だし、小回りの日でもなかなか開いてる時間には来れなかった。
で、コロナで千葉を出ないつもりの今年二月にやっと来てみたんだけど、休館。。
それでダメかと思いつつ今日また来てみたら、やってた!
休館は緊急事態宣言の間の三月までだけだったらしい。(野田市は現在「まん延防止等重点措置」指定中なんだけどね、、、)

さてさて、11年前に来た時は感激したスポットだけど、その後いくつかの博物館資料館を見てジオラマ模型も見てきた今では、どんな感じでしょうねーと期待半分で入館。
ところで入口にマンホールのパネルがあったからマンホールカード配ってるのかな?と思って来てみたら。これはカードになってないそうな。。まぎらわしいw

まずは当博物館の建物の模型を見つつ入ってロビー。
そうそう展示室の入口と出口の上にまずジオラマ。境河岸の風景と河川工事の様子。これ、見上げるだけでジックリ見れないのに細かい作りで勿体ない。けど下から覗くと水中から見上げるアングルで覗けるのは面白い。贅沢で余裕な配置である。早速わくわくさせられた。

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そして中央にある往時の関宿城と川と近隣範囲の大きなジオラマをじっくり見てから、200円の入館券を買って中に進んだ。
写真は?と聞くと全面OKだそうだ。(あれ?前はダメだったような。。)「動画もOK」だとか。
ってわけで、撮りまくってまわった。

展示内容はつまり利根川と江戸川の治水と交通の歴史。
まず最初の治水の展示室「房総の河川 近現代」は、いきなり実物大に再現された水塚で始まった。そしてその水塚の説明の模型はボタンで光らすと曇りガラスで水没するのが判るギミック。おお、さすが。
その後も治水工事堤防工事などのジオラマがちょこちょこあって、細かくて、やっぱり思ってた通りの所だった。

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手賀沼や印旛沼の干拓の変遷なども出てて、その他にも消えてなくなった沼が光る地図とかあって、坂東市あたりにあった「飯沼」は知ってたけど、現利根川流域の関宿から取手まで大きな「藺沼」というのがあったのは知らなかった。っていうかつまりそれは「香取の海」の奥の名残の沼地帯ってことかな?
関宿の川の関のジオラマも細かく大きくゆっくり見つつ、お気に入りはその後の二つ。
土俵を積んでの堤防造成作業のジオラマは人に動きがあり、弁当箱とかあったり、水の感じもリアルでよく見ると水中に鯉のような魚が泳いでいた。

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もうひとつは石を積んだ「笈牛」で水流を調整するジオラマ。こっちも細かく、特に水の流れや飛沫がリアルで水中の石や魚も細かくて見応えあり。やっぱここのジオラマはいいわ。単に風景だけではなく作業する人達や端々までの表現が良くドラマというかリアルに動きを感じる。

上にあがるエレベーターは取り敢えずスルーして先に次の第三展示室の「河川交通と伝統産業」を見た。
ここには中央に1/3模型の高瀬舟が帆を拡げてドーンとあり、両脇に蔵と宿屋風の展示室が別れて並んでた。
この大きな高瀬舟にも二人だけだけど動きリアルな船員が乗ってて魅了。ふつうこのサイズの人形模型はなかなか乗ってる事ないよね。船の大きさも感じられるし、その後に見た河岸の俵の積込みのジオラマでもサイズ感が判りやすかった。江戸時代の利根川はこういう船が沢山行き来してたんだなぁ。

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端のコーナーには明治の汽船「通運丸」の1/25模型があった。これは定期貨客船(いわゆるポンポン船)で、関宿から両国まで七時間、逆流の復路は十時間かけて行き来してたそうな。(ここにも人が乗っててほしかった。。)

河岸の賑わいや江戸川沿いの産業や流通などの資料を見て、出口手前で折り返してまた高瀬舟を見つつエレベーターに戻って乗った。

まぁ一応展望室にあがるかな、と最上階に上がって展望。ここは前回の点景でも写真撮っててあげてたと思うけどまぁ一応。
天守閣のような展望室で「ああ、そういえば城型の博物館だったけ」と思い出した。今は模型だけど前回は城としての興味の方が強かったと思う。
展望はもやーっとして山は全然見えず、いつもドライブ帰りにライトアップした此処を見ながら通る境大橋も意外と遠く、あまりよく見えなかった。

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逆に東にできた新参者の圏央道はよく見えた。(11年前は橋桁くらいしかなかったんじゃないかな)
西、北、東、南とサラリと眺めて階段を下った。

下の三階「多目的室」には企画のパネル展「船の旅」という展示があった。
これは江戸時代の三社詣の船旅を当時のガイドブック(名所図会)の挿絵版画と共に解説。江戸を出た人は行徳から木下街道を歩き、木下で舟に乗って香取神宮-息栖神宮-鹿島神宮の東国三社を巡って三日ほどで帰るという旅が流行ったらしい。へー。

二階の「企画展示室」には常設っぽい「関宿藩や関宿に関する展示」があった。
関宿藩の領地って殆どが利根川の河向いで今の茨城県側だったんだねぇ。ああ、それで河岸の風景のジオラマはみんな境河岸なんだ。千葉県立の博物館なのに茨城県側の風景が多いなぁとか思ってたけど、捻じ曲げてなくて感心。

そして充分満足で外に出た。
一応模擬天守の外観も見とこうかな、、と思って裏に歩いた。途中、さりげなくマンホールがあった。使いこまれてて自然だった。
博物館の裏には低い塀で囲われた日本庭園があり、門を入って裏からの模擬天守を眺めた。
11年前には模擬天守には否定的だったけど、今では丸くなって嫌悪感もなく、史実通り江戸城の富士見櫓を模して造られた模擬関宿城は、多分本来の城の場所よりも見栄えいい場所でいい感じで建ってるし、連郭式風に続く御殿風な博物館との纏まりも悪くなく思えた。

ファイル 3026-7.jpg

っていうか木々が繁って半分隠れてたのと、その木々に毛虫が多くて落ち着かないトコだったし、どこがどう日本庭園なんだか?という感じのトコだった。

日本庭園の外に出て水辺公園を歩いたりもしたけど、実はこの先の利根川と江戸川の河の叉までの岬部分は何の標示もないけど茨城県。公園の道までは千葉かなー、、とか思って歩いてたけど、知らず知らず県境を越えてました。うっかりうっかりw 川を眺めて車に戻った。

いやーしかし今回は写真多い分、文はシンプルに簡単にアップするつもりだったけどダメだなぁ。と反省。
 
 
ちなみに前回の点景

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