福岡市中央区にある城跡。
その中心部の本丸、二の丸辺りは舞鶴公園として整備されている。
個人的に九州で城というと熊本とか鹿児島とか思い浮かぶけど、福岡というのは印象なくて、「現存する櫓がある城」として調べたリストで、ああ、福岡にも城があったんだっけ、、とか気が付いて興味持ったくらいの歴史音痴で申し訳ないです。
さて、城の周りの駐車場は有料で、護国神社前のが一番安かったのでわざわざ少し戻って停めて歩いた。
ので、城には裏から廻って入る形となってしまった。
まず最初に見かけたのが、その現存する国重文の櫓「南丸多聞櫓」この櫓は西角櫓、多聞櫓、北角櫓の三つが続いた合わせ技の城郭建築物。
今回のメイン。
だ の に、、ぐるっと回ってやっと上に登ると、「多聞櫓中庭は午前9時から午後5時までとなっています」。。。('jjj')じぇじぇじぇ。
まだ7時半過ぎ。。周りからだけ見て諦めた。
歩いてたら「黒田官兵衛」の幟が沢山あった。あ!黒田藩ってその黒田ね!そかそか来年大河ドラマでやるんだっけ。
ここまで来てやっと気づく人も珍しいと思う。。
そして本丸の天守台。
天守は造られなかったとか、造られたけど家康の機嫌を伺ってすぐに取り壊したとか、いろいろな説があるそうだけど、あったら立派だろうね。
天守台の上は半分テラス台で覆われて広い展望台になってた。
これはこれはいい眺め。
天守がなくてもこれだけ眺め良ければいうことないね。
広く福岡の市街を眺めまわせた。
風も気持ち良かった。
さてさて、もう少し城内を歩くと、他にも櫓があった。
「祈念櫓」大正時代に寺に払い下げられてたのを昭和後期にこの場所に移築したそうで、古写真と見た目が違ってるのは寺で観音堂として使用するんで改変しちゃった為らしい。
他にも櫓台跡は幾つもあり、天守がない代わりに櫓だらけの剣山のような城だったようだ。
そして、最後に公園の正面(松木坂御門跡)から下城、、
の、つもりだったけど、公園の外にも現存の櫓があるらしい。
ので少し歩いた。
らば、すぐ先に「旧母里太兵衛長屋門」というのがあった。
これは城下にあった屋敷の長屋門が移築されたものだけど、立派な現存物で母里太兵衛は「酒は飲め飲め飲むならば」と歌われた酒豪の槍武士だそうだ。へー。
そしてその先に「潮見櫓」と「下橋大手門」
大正期に黒田別邸に移築したものを昭和中期に再移築したものだとか。だけど、、まず「潮見櫓」はこの位置にはなかったそうだ。。
更にこの櫓は近年の調査で違う他の櫓らしいことが判明したそうだ。
じゃあ、、なんでここに?という説明はなかったけど、恐らく堀の脇で見栄えがいいからだろう。天守がない城のアピール役って事ね。
そして「下橋大手門」は形が少し変わりながらも平成まで現存してたものが不審火で焼失。そしてちょっと立派に復元したものだそうだ。
まっすぐ戻るのもつまらないから、少しまわって北丸跡の野原の広場を歩いた。
セアカゴケグモの「毒グモ注意」看板を見て、遠くに来たんだな、、と実感した。(近所じゃ見ないからね)
そして最後に「名島門」を通る。
これは黒田が福岡城を造る前にあった名島城のものだそうだ。
つまり、福岡城のどの建築物よりも古いもので1584年の物だそうだ。430年。。すごい。
なんかちょこっと櫓を見て軽く散策のつもりが思いのほかいろいろ見どころが分散してて一時間チョイ歩き回っちゃったよ。
昨日の砂丘などの疲れも残ってる感じなのに、ついつい歩いちゃうね。
っていうか駐車場100円くらい高くても正面近くに停めればよかった。。
そういえば風邪気味だし、駐車場まで戻るのがかったるかった。