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脱皮する家

ファイル 629-1.jpg十日町市峠、星峠集落にある「大地の芸術祭」参加作品。
大地の芸術祭ってそういえば十日町の道の駅に案内があったな。
3年に1度の開催だそうで、そういえばちょうど三年前にも十日町通ってて色んなオブジェを里山で見かけたりしたなぁ(→2009/08/22)

「脱皮する家」は内容全然知らなかったけど、ここに来る間の案内で見かけまくってて、その名前が気になって来てみた。

オブジェな感じの家っぽいものかな?とか思ってた。。
ら、
そうではなくて民家だった。。あれ?

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なんか有料らしい(\500)、、ちょっと躊躇してたら入口に座ってた若い人達に「どうぞ中を見て下さい」と促されて、ためらいつつも中に入った。

ら、
おお!これは。
壁や柱を鑿で削った版画の世界のような屋内になってた。
はーなるほど。 いや、なるほどじゃないけど面白かった。
中では管理してるおじさんが丁寧に案内してくれた。

廃屋になってた築百五十年の古民家を「日大学芸術学部彫刻コース」有志の大学生(さっき入口で声かけられた若者達らしい)が毎週末に都内から通って二年半かけてリメイクした家屋だそうで、掘って生まれ変わるから「脱皮する家」だそうだ。

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正直いえば名前からのイメージで、ズルッと袋から剥けてツルッとした外見の家みたいなのを想像してたけど、コレは意外。
かえってこの家屋本来の造形・佇まいをまじまじと見せてくれる演出って感じで楽しく拝見。
いやぁー美術とか芸術とかってちゃんと勉強してないし、良くは分からないけど、「これはイイ」と感じられた。

っていうか、この家自体、変な間取りの面白い家屋。
奥の部屋に階段があって二階の屋根裏的物置があったり、玄関の上に張り出した二階が日当たりイイ奥の間になってたり(気が付けばこの辺りの家はみんなそういう風に玄関の上が張り出してた)
そして天上の柱の木の形も組み方もよく見える高い藁葺き屋根の姿。
でもこれは写真にするとよく分からないね。。
実際に目で見てると凄く木版画のコントラストが良く、古民家のしっとりした感じが浮き彫りになってた。

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多分、普通にちゃんと見ても風土色あり趣ある家屋なんだろうけど、それに美術的な手を加えることによってより一層造形の良さを面白く見せてくれている感じが良かった。
素材の良さを十二分に引き出した料理みたいな感じ?これはいいね。楽しく部屋を見てまわった。

たっぷり見て表に出た。
外では、また次の作品の構想の為に集まってたという大学生の人達が畑を耕してた。
(若い人みんなに挨拶されて気分よかったw)

すぐ先にもうひとつ「コロッケハウス」なる第二の作品があって、そちらも拝見。

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こちらは「脱皮」とは真逆の印象、金属をふきつけられた家だそうだ。
衣を纏ったってことで「コロッケ」だそうだけど、んー、コロッケねぇ。。油っぽさは無いよねぇ。

ガランと開け放たれた家は剥製のような薫製のような冷たさと終息感ある空間。
居間(らしき部屋)の奥に階段があって二階に上がれた。っていうかこの屋敷も変な間取りだなぁ。。

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二階は風通しのイイ眺めもイイ空間。
骸骨の肋骨みたいな印象の柱で、コレはコレでまたこの家屋の面白さを醸し出した感じだった。
(この家は元々は大きな屋敷の玄関部を改築してたもので、元の大屋敷は取り壊し比較的新しい部分だけが残ってたものということで、こんな変な間取りらしい)

ファイル 629-7.jpgちょっと休憩するにはいい空間。
目の前の脱皮する家を眺めながら、畑仕事をする女子大生を眺めながら風にあたってのんびりした。

ふーん。おもしろいねぇ。
奇抜で難しそうなオブジェのアートより、その土地の歴史を培った屋敷を魅せる形の芸術には好感が持てて楽しめた。

ちなみに、「大地の芸術祭」の開催は7月からだとか。
この家々は芸術祭にかかわらずずっと建ってるけど、その時だけのオブジェ的な作品とかもこれから並び始めるらしい。
んーこんな感じで見て面白ければ、是非また来て見て回りたいなぁと思えた。

タグ:観:屋 観:建 観:藝

道の駅 クロス10十日町

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十日町市街にある道の駅。
って言うか、なんか道の駅らしからぬコンクリ壁の変な建物。

中は浅い池を囲った四角い建物になってた、日帰り温泉「明石の湯」とか「大地の芸術祭」の案内とかソーラーパネルの即売会とかあって、「きもの歴史館」とあった二階は閉まってて何もなかった。なんか落ち着かない場所だった。

ファイル 628-2.jpg外に出たら、実はこれじゃなくて隣の公共施設の建物みたいなのが道の駅だった。

そうかそうか、と入ってみたら、これはこれでまたなんか違う感じ。
立派な感じのお土産屋。
んー何か公民館の吹き抜けのロビーをまんま使ったような、、整ってて堅い感じの土産屋さんだった。
どちらにしても道の駅っぽくないなぁ。

ファイル 628-3.jpg奥には「傘つるし雛」というのが吊されてた。
特にこの地域のものという訳ではないみたいだけど、ギネスに載った世界一の吊るし飾りだそうな。

で、ちょい食いなものはジェラートコーナーくらいしかなかった。
ジェラは「雪下にんじん」というのを食べてみた。
こねるのに時間がかかってたから、ちょっと質問したら、結構店員さんは感じ良く、「雪下にんじん」について細かく話してくれた。

冬の間、雪の下に保存することによって甘さが凝縮して豊かな味わいになった人参だそうだ。「温野菜の真逆製法です」という雪国特性品。
是非その人参を食べてみたくなったけど、雪解け時期に来ないとすぐに無くなっちゃうんだそうだ。
「ジェラートにもたっぷり入ってますから味わってください」
ってことで食べてみた。
おーうまい。
けど、、人参っぽさはあまり感じなかった。。普通にミルクな感じの美味しいソフト。
んー雪下は人参らしからぬ甘味なのかなぁ、、
やっぱり雪下人参そのものを食べてみたいな、、

タグ:餐:冷 観:飾 観:一 楽:話 道の駅

小嶋屋本店

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十日町の蕎麦屋、この地方郷土料理「へぎそば」の店。
へぎ蕎麦はもう随分前に小千谷で食べて以来久々。
美味しく好印象で、一度ちゃんとした店でも食べてみたいなぁ、と、調べてた。
ら、少しちゃんとした店過ぎて怯んだww

町の老舗のこの店は、表から通り抜けた裏にちゃんと駐車場があった。
なんと充電スタンドが設置されてた。スゲー。
新潟県内は結構充電ポイント見かけるねぇ。(自分には全く関係ないけど)

店はちょっと敷居高そうな感じだけどまだ11時過ぎで空いてたし、他にもピンの客いたから気兼なく着席。

黒米入りのスペシャルメニューが気になったけど、新人さんらしい店員さんは質問に慣れてなくて要を得ず(可愛かったからユルス)
普通の「へぎ蕎麦」にした。

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さて、そのへぎ蕎麦。
あれ?
こういう感じだったっけ?
まるで素麺のようなツルツルしこしこ麺で、凄くすすり易く、一束づつ飲むようにすすりつつ、でもコシもあるから噛んで美味しく食べられた。
でもどちらかと言えば、食感が際立ってて、風味を充分に味あわずに次々にすすってペロリと食べ終わっちゃった。
むむむ、ちょっと勿体ないことしたかなぁ。
いやいや食感は十二分に楽しめて良かった。

ちょっと食べるの早すぎか、そば湯が出るまで少し待った。。

タグ:餐:麺 観:本

もみじの湯

那須塩原市の古町温泉にある共同露天風呂。

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まず吊り橋を渡って箒川に沿った「塩原渓谷歩道」を歩く。
吊り橋から見るとテレビコマーシャルでお馴染みの某温泉ホテルがすぐ先に見えた。

ファイル 626-2.jpgその名の通り紅葉時期にはよさそうな川沿いの遊歩道を進むと道の途中に普通に現れた小屋が、「もみじの湯」の脱衣所。
これは観光で散策する人も気まずいんじゃないかww
立派な温泉ホテル街の目の前で不思議な感じの露天風呂。

料金は¥100自主投函型の共同露天浴場。
先に五人ほどいた入浴者に混ざって入湯。
湯はちゃんと温泉の香りした。

ファイル 626-3.jpg先に入ってた人達は地元の人なのか毎週来てる常連らしい会話をしてた。
普通に話を聞いてたら、サービスなのか自慢なのか(はたまた冗談なのか)、たまーに来る女性の混浴客の話をしてた。

いやいや、僕は今まで混浴で女性と遭遇した事ないし、正直面倒くさいから遇いたくないなぁ。(あ、ばぁちゃんはあったな)
女性には申し訳ないけど、男だけで(と言うよりは独占で)開放感味わえた方がいいよ。
なんて書いたら「嘘つけ」って思われるかなww

そういう不測の状況は想像するだけで楽しめば充分。
ゆっくり湯に浸かって、まだ続く混浴話半ばに湯を上がった。
(ほんとはみんなが出るのを待って風呂の写真撮りたかった。。)

タグ:楽:湯 楽:話 観:道 景:川

道の駅 しもごう

ファイル 625-1.jpg下郷町南倉沢の289号沿いにある道の駅。
甲子トンネルが開通してから何回か通ってるけど、こんなトコに道の駅あったっけ?最近出来た?そういえば作りが新しいな、、
(なんて思ってたけど、もう三年前から在ったらしい)

で!
この道の駅、脇から裏が芝生の丘になってて、傾斜あり変化ありでのんびり寝たり転がったり出来るようになってた。
これいいねー。バイクの人たちも集団で寝転がってた。

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マジでのんびり休憩できる、憩いの施設本来の良さを生かした道の駅だ。
自分が子供だったら走り回って転がり回ってたな。(一応大人だから歩き回った)

ちゃんと一番高いところにはちゃんと三角点があって標高861.41mだそうだ。
登頂!イエイ!

山小屋風の店内は土産から工芸品売場がお洒落な感じで並んでた。
洗練された印象でなんか色々あった。

ファイル 625-3.jpgちょっとソフトでも食べようと思ってみてみたら、「会津味噌をつかった みそやきそば」なんてのがあって、気になった。
んー、ラーメン食べたばかりだからなぁ、、と躊躇しつつも、結局買って食べちゃった。
んーもー今日はコレで食事終わりだな。

芝生で食べた。(ちゃんと座れる石とかもある)
味は思ったよりあっさり。
味噌が優しい味噌なので、そんなに強くない味付けながら風味はよくおいしかった。
肉とかキャベツとかの具は塩気強めの味にしてアクセント付けたらもっとイイかも。

ファイル 625-4.jpgで、ソフトはいいや、、とか思ってたけど結局そっちも買っちゃった。
「搾りたてミルキーソフト(小)」
金子牧場産ジャジー乳入り生乳使用だそうなソフト。
うまかった。

他にもいろいろあって、、ロシアっぽい白人の可愛い女の子が若干の福島訛りで売ってた手作りの「ピロシキ」がすげー気になってた。
食堂の蕎麦も何かおいしそうだし。
けど、さすがに満腹っていうか食い過ぎ。
また今度こよ。

タグ:餐:や 餐:冷 景:山 道の駅

カネダイ

ファイル 624-1.jpg白河市昭和町の住宅街の中のラーメン店。
暖簾がなければ普通の家だね。
駐車場は道の向かいにもあった。

店に入ると二組の待ち。まあそのくらいなら大したことない。
少し待って席に着いた。

食券買って頼んだのはやっぱ白河だから「ワンタン麺」
白河の店はどこでも必ずあるよね。

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ん、、、
真ん中に赤いものが、、
キムチが乗ってた。海苔の上だったのでそっと海苔ごと取り除けて被害は最小に留められた。

ここのラーメンは他にも少し変わってて、白河ラーメンとしては異端な感じ。っていうか独得でオリジナル。
ツナみたいな牛スジも乗ってた。これは結構イイ感じ。
汁は醤油の主張より鶏だしのコクがいきてておいしく、ワンタンには焦がし葱かな?香ばしくておいしかった。
麺も太目の手打ち風ながら、つよい縮れで面白い。
つまりぶっちゃけ白河ラーメンでは無いけれど、とてもおいしいラーメンだった。

小ライスもサービスで、なぜかトコロ天が付いてきた。
トコロ天は好きだけど、ラーメンの後に食べるには味覚が慌てて対応出来ないww
いろいろと難はあるけど、満足の食事になった。

タグ:餐:ら

小貝ケ浜緑地

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日立市川尻町の断崖の海岸の丘の上に続く遊歩道の森林公園。

まずは小貝浜から小さな橋で川を渡ると、松林の丘の感じのいい遊歩道だった。
案内地図を見ると灯台とかもあるみたいなので、ちょこっとだけ歩いてみようかな。と歩いた。

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まずは見返した小貝浜の浜の感じもイイ。
これは完全に付近の赤い岸壁が崩れた砂の自然な姿の砂浜だよね。
船の海草を捕獲する作業も見下ろせた。
朝の林の雰囲気も清々しく、気持ちよく丘っぽい起伏ある遊歩道を歩いた。

ファイル 623-3.jpg少し上り下り進むと灯台があった。只の筒型の飾りのない白い灯台。
ここで引き返すつもりだったけど、もう少しもう少しと結局たっぷり歩いちゃった。
その先も「波切不動尊」や「茨城百景の碑」などが等間隔くらいで現れて飽きずに上り下り歩ける丘の道だった。

断崖の海岸は岩の島(二見岩と二ツ島というらしい)もあって景色良さそうだけど、正直言ってココからが!っていう眺望ポイントがない。
といいうのも見るからに崩れやすそうな地質(地震も多いしね)で海岸ギリは立入禁止ばかり。

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どこも誰か入って行ってる形跡があるけど、そんな無謀な勇気はビビリーな僕には無いww
でも少しは(無謀に)乗り出して覗いてみたら、なるほどこれは崩れそうだけどイイ景色。茨城百景もダテじゃない。

結局ずっと最後まで歩くと、川尻の町と浜と港が見えた。
これはいい眺め。
危険な断崖の海岸はよく見えずとも、これだけの眺望が覗ければ満足。

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少し角度を変えると通ってきた6号と十王川河口が見えた。
あの6号からいつも見てて気になってた断崖の上にいるわけだ。

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そして一番先には「蠶養(こかい)神社」があった。
「伝説金色姫物語」という案内を読むと、繭のような船に乗って流れ着いたインドの姫様の悲しい物語。ちょっとSFちっく。へー繭の姫の神社か。おもしろい。
神社は崩れかけてたけど、補修作業?が行われてた関係で社の中が覗けた。

思いのほか楽しめる遊歩道でタップリ散策。40分くらい歩き回った。
なかなかいいトコだった。知らなかった。

タグ:楽:歩 観:園 楽:眺 景:海 景:浜 観:船 観:灯 景:岩 景:崖 景:町 景:森 観:宮 観:伝

伊香保おもちゃと人形自動車博物館

ファイル 622-1.jpg伊香保から下った吉岡町の榛名山の裾にある博物館。
かなり濃い博物館、っていうか趣味満載の子供も参加型展示パーク。

駐車場前の看板に「伊香保おもちゃと人形自動車博物館」「農業林業王国」「リス園」なんてあったから、「へーここら辺は色んなの有るんだな、、」なんて思ってたら、全部一緒のトコロでビックリした。

「クマ人形の館」から「昭和の街角」と「旧車ガレージ」「幕末の雛人形」まではナルホドだけど「癒しの森」に「ワインやビールの蔵」そして「リス園」に出たときは「お前もグルなのか!」と笑った。

何でもありな感じに呆れつつも、凝っててマニアックで愛情有る展示に微笑ましく羨ましく楽しかった。
綿密な浸れるいい空間だった。

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全部写真ОKなのも嬉しい。
でも、全部面白くてあれもこれもだったので、意外と撮った写真は少なかったりする。

ファイル 622-3.jpg見せ方と雰囲気が濃くて、昭和の玩具の色褪せ感と対照的に旧車のピカピカ感は感激の極み。
雑多な感じにお洒落な感じ、イカした感じにカワイイ感じ、いろんなギャップがメリハリあって素晴らしい。
勇ましいものも優しいものも、偏りながらも両方好きだったりする。

愛だね、愛。
大事な愛おしい物達という愛を感じた。

で、個人的に一番良かったのは意外にも「リス園」だったりするww
ウズラがひょこひょこ可愛いのよ。。(あ、ウズラ写してないや)

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あーいいなー
こういう風に大好きな物集めて博物館を作れたら幸せだよなー
自分だったら、、
80年代後半の初心者の頃走ってた車だけ集めたコーナーとか、
道路資料館とか、
カエル園に淡水魚水族園、
城と神社のコーナーにラーメン横町、、、
あ、
そんな自分の好きな物を雑多に集めてるのは、、つまり自分のサイトじゃんww
博物館は造れないにしてもサイトの充実は現実的だよな。うん。

この博物館をまわって感じた事は、大好きな物はいつまでも大切にしたいなぁという気持ち。
取り敢えずはまたサイトの更新にいそしもうと思った。

タグ:観:館 観:具 観:車 動:獣 観:飾 観:模 楽:集

水澤亭

ファイル 621-1.jpg渋川市伊香保町の水沢うどんの老舗店だそうだ。
水沢うどんは十数年前に職場の旅行で来て食べたことあって、そのみずみずしさに感激して好印象+久しぶりで楽しみだった。

その時は小さめの和風の座敷の店だったけど、今回はドライブインの様な大きな店舗。
混んでて少し順番待ちだったけど、土産売場も充実してて飽きなかった。

そしてファミレスのような(雰囲気ないけど妙に馴染みやすい)席について食事。
基本のセットメニュー「伊香保御膳」を食べた。

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うどんは、記憶にある水沢うどんよりもコシがあって讃岐っぽい感じがしたけど、みずみずしさは健在でおいしかった。
お替わりうどんを追加して満腹。
イイ昼食になった。

馬鹿正直な感想としては、思い出ほどではなかったので感激はないけどおいしかった。
最近おいしいうどん屋さん増えて来ちゃったから大変だよね。


ところで水沢うどんは「日本の三大うどん」だそうで、他は「讃岐」と「稲庭」だそうだ。
んー「讃岐」と「稲庭」に比べると知名度低めな感じする。
ここが水沢観音だけに固執しないで、館林や桐生とかとも一緒になって「上州うどん」として盛り上げたならもっと流行ってたかも知れない。
もっとも歴史とプレミア感があって日本の三大に名を連ねる誇りがあるならば別に流行らなくてもイイのかな。。

最近では「武蔵野うどん」の方が一般的だな。
で、個人的には「稲庭」が一番だな。(こんなトコロで言わなくてもイイのに、、)

タグ:餐:麺 楽:集

老神温泉大蛇まつり

ファイル 620-1.jpg日光と赤城の中間の沼田市利根町にある温泉地。
宿は「山口屋」に泊まった、老舗旅館だそうだ。
何故か目の前の駐車場には留めさせてもらえず少し離れた第二駐車場に停めて送迎。
というのも、
実は今日は年に一度の「大蛇祭り大祭」の日で宿の前はゴタゴタするんだそうだ。
予約した友達も全然知らなくて来てから知って驚き。
特別料金でもないし(むしろ格安)サイトにも出てなかったそうだ。
もっと集客アピールすればいいのに、、
いやいや、知らずにたまたまイイ日に来れてラッキー。

フロントで老神温泉のあらましを話してくれた。
戦場ヶ原で赤城の神の「ヘビ」と日光の「ムカデ」が戦って、矢を射たれた赤城の神がココまで追われ撤退、この温泉で傷を治してムカデを追い返したという伝説。
追い返した神で「おいがみ」の温泉だそうだ。(以前に赤城神社の項目で調べてて知ってたけど)

宿は部屋も広くきれいで眺めもよく谷間の温泉街を一望。
温泉も谷間丸見えの露天風呂で気持ちよかった。食事も美味しく大満足。

で、夜。
食後にまったり部屋飲みしてたら「お祭り来ました」と連絡入り、ロビーに降りてみた。

お面の踊りの後に獅子舞も舞って、そのあと太鼓に続いて神輿よろしく担がれた大蛇様が入ってきた。

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へーおもしろい。
担ぎ手は酔っぱらって蛇もリアルにくねって廻って、お捻りを撒いて行った。
(お捻りはそれぞれ中身が違ってて僕が拾ったのは五十円だった)

ファイル 620-3.jpg寒かったけどちょっと外に大蛇を追ってみたら、隣のホテル前では大蛇がトグロ巻いて(っていうか輪になって)中心で一升瓶一気をやってた。。。

こんな調子でべろべろになって温泉街の各宿を練り歩くのか。
すげー。
集客イベントなんかじゃない町を上げての昔からのガチなお祭りなんだ。
確かにこりゃ宿の目の前の駐車場には車停めなくてよかった。

面白かったけど、それ以上は追わずに部屋に戻った。
(ついて行くと取り込まれて一升瓶一気をやらされるかもしれないとか言われてたので。。宿の女将さんは去年やらされたんだそうだ)

太鼓の音はかなり夜遅くまで賑やかに聞こえていた。


で、翌朝。
あまり深く飲まずに寝たのでスパッと起きた。
風呂入って、散歩がてら朝市に行ってみた。

ファイル 620-4.jpg朝市の会場広場には寒いのに宿の浴衣で来てる客も多かった。
7時半の市が終わる時間寸前だったけど、試食してまわって、豆とか山椒の塩漬けとか購入。
素朴でよかった。

帰りに町中の赤城神社に寄ってみた。
さすがに祭りの翌日だけに奉納品多く、大蛇も三匹まるまってた。
ちゃんと毎年町を上げての祭りで騒いでもらえる神社ってイイなぁ。(っていうか、たまには自分ちの地元の神社の祭りとかも行ってみろってね。。)
たまたまだけど、そんな祭りの日に居合わせられて親近感を感じながらお参り。

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宿の朝食は、朝からおかずも多く美味しかった。

精算して、また少し離れた駐車場まで車で送ってもらった。

というわけで、
日光戦場ヶ原の寒い風に追われてきた四人の車乗りが、温泉で温まって寒風を追い払って、心地よい風のドライブを続けられましたとさ。
めでたしめでたし。

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