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中華そば 櫓屋

ファイル 2873-1.jpg北斗市七重浜の228号沿いにあるラーメン店。

北海道の締めは今回も函館の塩ラーメンだーとか思いつつ、函館市街の人気店とか探す気もないしこの時間だとやってる店なさそうな気もして、取り敢えずどこでもいいから(本州でも見かけそうなチェーンじゃない)普通のラーメン店が沿線にないかな?と思って進んでて見かけたのがこの店。

コッテリ系の今風なラーメンっぽかったけど、まあOK。
店に入ると半端な時間の割にはお客さん入ってて人気の店のようだった。

ファイル 2873-2.jpgカウンター席についてメニューを見ると「豚骨・鶏ガラ・白湯スープとかつお系和風スープのダブルスープ」という「櫓そば」がメインのおすすめのようで、、北海道まできてコッテリ醤油豚骨っていうのも余裕あり過ぎててカッコイイ気がしたけど、塩ラーメンもあったので軟弱な僕はそっちにした。(櫓塩ラーメンというのもあったので、どう違うか聞いてみたら「トッピングが違うだけでスープと麺は一緒」と言われた)

たのんだのは「塩そば焼豚増し」炭火炙り焼豚も「櫓屋のこだわり」とメニューにあったので素直に増してみた。

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うん、おいしい。もうアラフィフにはこのくらいが丁度いいわw
塩はやさしくしっかりした味で、炙り焼豚の味わいとメンマの味わいもほどよくおいしく楽しめた。麺の感じもよく、最後にスープをかけて食べて下さいと出された小さなご飯も洒落ていた。(ご飯とも合うので逆に茶碗くらいで欲しくなった)

まぁ函館の塩とは違うけど(っていうかそもそも函館市でもないし、、)北海道のラストの締めの塩ラーメン。ごちそうさまでした。

ちなみに、
ネットで見てみたら、宇都宮の店の分店なんだとか、、うわぁ余裕あり過ぎかよw

タグ:餐:ら

えさし海の駅 開陽丸

ファイル 2872-1.jpg江差町姥神町の江差港にある船型の幕末資料館。

日本の歴史でも幕末の混乱は、割と若いころから興味あって榎本武揚も本で読んだりしたもんだけど、前に此処に来た時はこの開陽丸には寄らずに先の鴎島を歩いただけだったし、その後何度か江差を通ることや町を歩くことなどあったけど、開陽丸に行こうとは思わなかったし通過してた。。

開陽丸は幕府海軍の艦隊で最大の軍艦で、その後の戊辰戦争でも旧幕府軍榎本艦隊の旗艦として戦力の要を担っていたもの。
蝦夷地へ来て、その戦力をもって一時ながら諸外国に蝦夷共和国を承認させたものの、この江差で暴風雨により座礁沈没。
ぶっちゃけ威張ってただけで大した戦果はなく(最大の戦果は慶喜の大阪脱出かな)お飾りのまま無駄に沈んだって事で言えば、後の戦艦大和以上のハッタリ艦。(個人の夢想としては本当は独立する気などなかった榎本がうまくいきそうになって怖くなってわざと沈むように仕向けたんじゃないかとさえ思える)宇宙戦艦にでもなって地球の独立のために活躍するアニメでも作ってあげたいもんだ。

そんな開陽丸を平成2年(1990)に実物大で外観復元したのがこの「開陽丸記念館」
榎本武揚も開陽丸も眉唾に捉えていたし、復元した資料館ということで興味持てず今までスルーだったけど、年のせいか最近はこだわりも薄くなって、復元建造物とか観光用歴史風スポットとかそれはそれでいいじゃんと思えてきてて(っていうか、自分の歴史の知識も興味もほんの齧りかけの中途半端で御粗末ななものだし)、逆に実物大の幕末最大の軍艦って凄いじゃん!此処にしか無いじゃん!なんて素直に思えてきた(年とるって素晴らしい事だw)

さて、また前置きが長くなってしまって申し訳ない。
まずは駐車場前の海の駅の建物から入る。この建物の脇には大小三つの大砲が置かれていた。
そして建物内には1/50の開陽丸の模型があった。細かい作りで立派だったし帆を張った姿がカッコよかった。そして他にもミニーエ銃弾やピストルなどの引き揚げられたものも展示されていて概要の解説もあったし土産コーナーも充実していた。

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そして外に出て実物大の開陽丸模型を眺めた。ここまでなら無料なのでもう充分な気がしたw
けどまぁせっかくだから有料の「開陽丸記念館」の艦内に進んだ。(JAF割きいた)

館内は大砲がいくつも並んでて壮観だった。
これは海底から引揚げた本物かな。砲はドイツ製のクルップ砲で命中率高く4㎞もの射程でアウトレンジ攻撃できたそうだ。すこし明るさを抑えてたけど実際の船内は暗かっただろうね。

ハンモックのコーナーでは寝ている人形の上に「寝ています おこさないでください」とのシートが置かれてたw(この先もこういった遊び心旺盛のスポットかと思いきや、ここだけだった、、)このコーナーではハンモック体験できるそうだけどコロナで休止。

奥の方には人形を配置した大砲もあった。人形はリアルだけど砲兵の服も顔もきれいで臨場感は薄かった。
ガトリング砲もあった。え、積んでたの?もったいない。(弾があっただけで本体は発見されてないそうだ)
大砲体験室というのもあったけど、これもコロナで休止だった。

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特に気になったのは海から引き揚げられた砲弾。大砲の脇や柱の脇や壁際の至る所に並べて置かれていた。
っていうか、こんなに砲弾残して沈んで勿体ない。。打ち尽くすほどの海戦はないにしても半分くらいは新政府軍に食らわせてから沈めばよかったのになぁ、、、と思えるくらいの大量の弾薬だった。(そう考えると後の戦艦大和の海上特攻作戦も理解できそうに思えた)

そして船の辿った時代解説コーナー。区切りよく見やすくわかりやすかった。
それぞれの項目に船窓のような丸い窓があって、覗くと模型ジオラマがあったんだけど、どれもこれもほとんど一緒で海を眺めている姿ばかりで面白くなかった。。
実際に軍艦どうしで戦闘になったのは「阿波沖海戦」の一度だけだそうで。砲撃25発で命中弾なし。。ケチらんともっとバンバン打てやw

階段を下ると引揚げたものが沢山展示されてて、船の装具以外にも刀やサーベルから洒落た日用品までいろいろあったけど、それでもやっぱりあちこちに並んだ砲弾の印象の方が強かった。

全部見て、階段上がって甲板に出た。

おー、高いマストと青い空。広い甲板とまわりの海。気持ちい展望だった。これだけでも来た甲斐はあった。
っていうかでかい船だよね。横須賀の戦艦三笠よりもでかいんじゃないか?(いや、調べたら三笠の方が倍近くデカかった、、)

艦首左舷に江差の町が見え、艦首の南に続く半島は洲根子岬へと長く伸びていた。

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艦尾の北側はこの開陽丸が沈んだ江差沖の海。今は穏やかすぎて座礁したのがウソのような青い海。
先に見える陸は岬が重なってるのか奥尻島も重なって見えてるのか、手前の鴨島とつながって内海の湾のように見えていた。

そして右舷目の前に横たわるのが鴨島。
そういえば前に歩いたのは手前の海沿い(遊歩道の橋)だけだから、ゆっくり灯台まで登ってみたいなぁ、、とか思ったけどそこまでゆっくりする気はなく(時間もないでしょ)この眺めで満足。
(鴨島の手前で子供に水着着せて海で遊ばせてる家族がいた。確かにTシャツでいいくらいの暑さではあるけど海水浴は驚いた)

艦首と艦尾を行ったり来たりしながら見て回って堪能して階段を下って船を出た。

ファイル 2872-5.jpgあらためて舷側の間近に見る船体は堂々としてたけど、錆びだらけで残念だった。
木造船なのになんでサビ?とか一瞬外観復元された建物だってことを忘れそうになってたw きれいに塗装されてたら木造船とも見えなくもないだろうけどまぁ仕方ないかな。

振り返って全体のシルエットを見つつ、海の駅の建物に戻った。

さてさて最後にチョイ食いで何か食べられないかなーと思ってみてみたら、売店の奥の食事コーナーはもう終了してた。。
けど、ちゃんと食事するほど腹減ってたわけではなかったし、中華まんが売ってて「江差カニまんプレミアム」とかあったのでむしろ丁度良くそれ買って食べた。

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うん、おいしいカニ。あっさりめだけど甘くていい味。江差産のベニズワイガニ使用だそうだ。
「カニの身ギッシリ」と書かれてたほどギッシリではなかったけど、程よい満足度のちょい食いだった。よきよき。

タグ:観:船 観:軍 観:装 観:具 観:史 楽:眺 景:海 景:島 餐:饅

道の駅 江差

ファイル 2871-1.jpg江差町尾山町の227号沿いにある道の駅。

ここも初めての立ち寄りかな。あ、今日は三連続で道の駅ネタだ。まぁそれだけ気持ちよくドライブに集中して楽しめてたってことかな。

ここは並んだ幟に「日本一小さい道の駅」とあった。え、そうなの?もっと駐車場も狭くて小さそうな道の駅は幾らでもありそうだけど、、と思ったけど、トイレと売店の建物の敷地面積は間違いなく日本一小さいんだそうだ。

確かに建物は小さく、そして売店はトイレよりも小さかったw

そんな小さな売店に入ってみると、中は駅の立ち食い蕎麦屋くらいのスペースで、壁にかかったガラス棚には「小さいものミュージアム」と言う名のミニュチュア模型や小さな地域案内が飾られていた!
おお!いいねいいね。こういう小ささは大好物!撮影OKなので写真撮りまくってじっくり眺めた。

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地域の名所や名物の模型で鰊そばとか可愛らしく、「まめねこ」というのもかわいかった。

案内にはこの道の駅のリニューアルの話が出てて、実はクラウドファンディングで集まった資金で去年リニューアルしたばかりなんだそうだ。へー。
ニシンの話もあって、江差でもニシンはずっと獲れなくなってたけど放流などで近年は獲れるようになってきてるそうだ。へー。

売店で売ってたのは土産品がメインで、すぐ食べられそうなちょっとしたものは、、羊羹とビスケットだけだった。
なんか申し訳ないけど何も買わずに外に出て海を眺めた。

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広く眩しく穏やかな日本海。眺めながら駐車場を歩くと先に変な像があった。「江差の繁次郎」と書かれたハッピを着たおっちゃんの像で、なんかよくわからなかった。(江戸時代の江差にいた庶民の人気者のトンチ名人だそうだ)

あとは地図見て出発しようかな。。
と思ったけど、やっぱり気になって戻ってフリ-ズドライビスケットというのを買ってみた。
「どんな感じのものですか」と聞いたら「カロリーメイトみたいな感じです」と言われた。

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車に戻って開けて食べてみたら、なるほどこれはカロリーメイトだね。
「小さくて長持ち」とあったので、すぐに食べずに持って帰って来た方が小さな思い出って感じで良かったのかも。。

タグ:観:模 観:一 観:像 餐:菓 景:海 道の駅

道の駅 みなとま~れ寿都

ファイル 2870-1.jpg寿都町大磯町の寿都港の道道沿いにある道の駅。

初めて立ち寄った。新しいのかな?(08年オープンだそうだからそうでもない)洒落た雰囲気の建物で、町からの坂にあって裏の坂の下の港側の駐車場から見ても洒落た外観だった。

坂の下なので裏口の入り口は階段をのぼる。その階段の前に木造の漁船が置かれていた。
「保津船」というニシン漁に使われた船で、大正から昭和初期まで使われていたものだそうだ。
その案内板の裏には大正初期のニシン漁の写真が並べて貼られてて驚いた。もっとちゃんとした目立つトコに飾ればいいのに。。でも港の真ん前の船の脇だからこそしみじみとその風景が伝わってイイのかもね。

そして寿都港の解説もあった。江戸時代からニシン漁で栄えた港町だったそうで明治には小樽、積丹に次いで三番目の漁獲高だったそうだ。(そんな町なのに、ここに来るまで「寿都(すっつ)」って読めないくらい印象ない町だった、、ごめんなさい)

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店内もやっぱり洒落た感じで、すっきりもしつつ色々飾りもありつつ面白い空間。
まず売店の奥の軽食コーナーメニューがいろいろ面白い物があって、ここで何か食べて行こう!と思わせた。けどどれにしようか迷った「たことしらすのホットサンド」とか「寿都産秋鮭といくらの塩ラーメン」とか、、やっぱニシンだよなぁと「鰊のアンチョビパスタ」とか、、、どれも捨てがたく、ニシンの町なのに何故かおススメのご当地グルメは「ホッケめし」だそうでそれも興味深い。。
と、しばらく迷ってウロウロしてた。

ご自由にの水はレモンとバジルが入ったガラスのサーバー。ファイターズの地元選手のパネルや弁慶の顔ハメ(前に行った弁慶岬がこの近く)それと明治時代の商店の歴史的な漆喰の扉などがあった。

で、やっぱもう昼だからしっかり丼飯が食べたいと思い、1日10食限定という「ねぎ塩ほっけ丼」にしてみた。
たのんで番号札持ってテーブルついて大型テレビの寿都町PR動画を見ながら待った。小女子漁の映像とか見ててシラスが食べたくなっちゃった。。(小女子漁ってなんかヤバい字面だよね、、ちなみにコウナゴはイカナゴの稚魚の呼び名で、イカナゴは漢字で書くと玉筋魚、、、ふざけてるでしょ絶対w)

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ってわけで「ねぎ塩ほっけ丼」
昨日釧路で刺身で食べておいしかったホッケを今日は塩だれソテーでお洒落な丼。
ネギと塩だれならどんな魚でもおいしい気もするけど、ちゃんとホッケもホッケらしいおいしさで厚みある身で食感もよかった。(上の赤いのだけ辛くてのけた)

ペロリと完食。やっぱ丼飯がいいね。満足満足。
なんかニシン漁の船見たからニシン食べてみたい気分だったけど、多分ニシンよりホッケの方がおいしいよね。(ニシンは殆ど食べる事がないのでどんなだったか思い浮かばないけど)

ファイル 2870-4.jpgっていうか、実はニシンは昔の話で昭和初期からガクンと減って全然獲れなくなったそうだ。(乱獲による絶滅だとしたらいたたまれない。お魚は大事に食べたいと思う)
今現在の寿都港で一番獲れるのがホッケで7割以上と断トツ。(残りは鮭、玉筋魚、鮟鱇)沿岸定置網漁での水揚げ量では日本一だとか。
なるほどそれならば名物にするしかないよね。っていうか変にニシンにこだわらなくてよかったw

写真は館内二階の展望室からみた寿都港。
もっと海が広くみえるかと思ったらそうでもなく、一階とからの眺めと左程かわらず、子供連れの休憩所って雰囲気の展望室までわざわざ階段上って来た甲斐はなかった、、w

タグ:食:丼 餐:魚 観:船 観:具 楽:映 道の駅

道の駅 シェルプラザ・港

ファイル 2869-1.jpg蘭越町港町の229号沿いにある道の駅。

前にも寄ってて二度目(三度目?)の立ち寄り。前回はもっと早朝だったので初の点景。
白く雰囲気ある建物だけど売店と喫茶コーナーだけの小さな道の駅。売店も直売店とかではないので惣菜の販売とかもなく何か食べるものあればなぁ、、と思ってたら土日祝限定のスナックメニューがあった!
やった!と思ったけど、まだ揚げ物は油の温度上がってなくて用意できないと謝られてしまった。。とほほ

また今回もトイレだけの点景無し休憩かぁ、、
とか思ってたけど、そのトイレの貼紙のストロベリーフローズンヨーグルトバーというアイスが気になった。農場の無農薬イチゴとチーズ工房の濃厚ヨーグルトのコラボだそうだ。

どこにあるんだと店内を見たら隅にさりげなくアイスボックスが置かれててそこに入ってた。アイスバーにしては高価だったけど買ってみた。

そして外のベンチで食べてみた。
アイスは硬かったのでのんびり日向ぼっこ気分で食べた。なるほどイチゴもヨーグルトも濃厚でおいしかった。
青空眩しく日差し暑くなってきてたけど、ムシムシせずアイスも慌てて食べるほど溶けずにゆーっくり楽しめた。

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で、ゴミ箱ないかな?と店内に戻ってみたら、幾つか揚げ始めてて販売できるものもあるそうだった! ので、一番気になった「蘭棒」というライスコロッケをたのんでみた。ら、「それは温度が違うのでまだできないんですよー」だそうで、、
他に面白そうなものは、、と見て「パンかま」というのを買ってみた。

これも外のベンチで食べてみた。
蒲鉾をパンでくるんで揚げたもの。なんでわざわざ蒲鉾をパンでくるんで更に揚げるのかな、、とか思ったけど、これが意外とおいしくて驚いた。蒲鉾の味わいと油とパンの相性がすごく良く食感も面白かった。ペロリと食べちゃった。

さて軽いチョイ食いだけどまぁ満足で、こんなもんかなと車に戻った。
けど、何気に道の駅の案内板を見たら、奥の方に「蘭越町貝の館」というのがあるのを見かけて「え?なにそれ」と興味持って戻ってみた。
ら、貝っぽい形の博物館があった。え、全然知らなかった。。
そういえば「貝の館」って看板があったっけ、、で、道の駅の売店で土産と共に貝殻が売られてて「これで貝の館っていってるのか、、」とか思ったけど、そうじゃなくてちゃんとしたのが別にあったのか。。(ていうか道の駅の方でももっとわかりやすくアピールするべきだと思う)

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「蘭越町貝の館」は有料だったけどまぁせっかくだからと入館(JAF割り50円引きで300円)
入口のおさわりコーナーでヒトデを触りつつ、中に入ると、やや暗めな館内に大きな模型のイカみたいな古代の貝がドーンとあって、その周りに宝石屋のようなケースで沢山の貝殻が展示されていた。

貝の事なんかチンプンカンプンでどう見たらいいか戸惑ってたら、館のお兄さんが「よろしければ軽くご案内しましょうか」と声をかけてくれた。

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ここは竹下内閣のふるさと創生事業の交付金で造られたんだたそうだ。なんでもその使い道を住民で話し合って実は投票で水族館に決まったんだけど、、、何故か貝の博物館になってしまったそうだ。一億円で水族館は厳しいかな。(造ったとこもあったらしい。調べたトコは閉館してたけど、、)

さて、宝石ケースの展示の貝殻は珍しいもの綺麗なもの風変わりなものなどさまざまなものがあり、シロート目にもキレイで面白くなかなか楽しめた。(長太郎貝もあった)そうだよね貝殻って気に入れば大事に持っていたいようなちょっとした宝だよね。
これは沢山の貝好きの人達が寄贈してくれたものだそうだ。こうして宝石のように並べられたら嬉しいだろうね。

ゆっくりと全部見てまわって、「3Dシアター」がコロナでやってなかったのは残念だけど、「貝殻をさわってみよう」のコーナーはそのままあった。
大きな貝を持ってみたり、軽くコンコンと弾いて音たててみたりしてたけど「貝の口に耳をあてて音を聞いてみよう!」とも書かれていた。(それこそシアターよりダメな気がするけど、、)ので、大小色々な貝の音を聞いてみた。面白かった!っていうか一つの貝でも角度変えれば音が変わったりして楽器になりそうだと思えた。(貝の楽器は吹くのしかないよね)

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他にも企画展「深海展」で海底資源のレアアース(と探査潜水艇の模型)などがあった。

奥からは連絡通路でつながった別館があるようで意外と奥深い館だった。学習展示などを見ながら進んだ。

その別館(新館?)は小さめのフロア。
海流と漂流するゴミと海洋プラスチックごみの問題の展示がメインで、プラの(きれいなw)ゴミの実際に流れ着いた大型のゴミなどが展示されていた。

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一番奥は「南極展」の展示。南極の砂とか石とかオキアミの標本とかが展示。
それよりも何よりも、なぜかその中に円筒形の水槽があって、何が入ってるのかな?と覗くとクリオネだった!(南極は関係ないよな?)

ファイル 2869-7.jpg小さなクリオネが数匹ゆらゆらチョコチョコと泳いでいて可愛らしかった。
このクリオネは館の人(さっきのお兄さん?)がオホーツク海で採取してきたものだそうだ。へー。
じっくり眺めつつ、写真も何枚も撮ったんだけど、水槽の苔にピントが合いがちだったし、クリオネはクリオネで意外と落ち着きはなくてずっと泳いで動いていて写しずらかった。(帰って見てみるとやっぱりブレたのばかりでがっかりした。。)
クリオネじたいは他の水族館でも見た事あったけど、まさか北海道をドライブ中に見ることがあるとは思ってなかったのでとても嬉しく、そして綺麗な貝殻を見た後だったのでまるで動く宝石のように見えて可愛らしく感激。
他に人もいないあので飽きるまでじっくり眺めた。

折り返して出る前に館の人にクリオネについて話を聞いてみた。
なんでもクリオネの餌(近い種類の浮遊性巻貝)はオホーツクの海じゃないといなくて、心苦しいけど餌を与えられていないんだそうだ。それでも元々食事じたい滅多にというか殆どしない生き物なので、もうその状態で何年も生きてるとか、、

じっくりたっぷり楽しめる所だった。中途半端な水族館より全然イイ。気がつかずに出発しないてよかったー。

タグ:餐:冷 餐:揚 観:館 観:模 観:地 楽:話 楽:触 楽:音 動:虫 道の駅

道の駅 あいおい

ファイル 2868-1.jpg津別町相生の240号沿いにある道の駅。

阿寒湖では食事するの忘れて出発しちゃったから、何か食べれるトコあったら寄ろう!と思ってたトコに道の駅があった。っていうか道の駅くらいしかなかった。

来てみてまず目についたのが「クマヤキ」の黄色い幟。
道の駅の建物にも大きくクマのマークと「クマヤキ」とあり、自販機も黄色いクマヤキカラーだった。
そして外のクマヤキ売り場には行列ができていて、車から降りたらまず並ぶというような感じだった。

そんな人気な「クマヤキ」ってどんなもんかと脇からちょっと覗いてみた。クマ肉を使ったお好み焼きとかだったらいいなーとか思ったけど、そんなわけなく、クマの形で餡の入った焼き菓子だった。
んーそれじゃ食事にはならないし並ぶのヤだからパス。道の駅の店の方へ行った。

もう3時半だから食堂は閉まってそうだなーと思ってはいたけど、やってた!らっきー。
店はそば屋で店頭の写真メニューでは「きつねそば」がおススメとあった。1000円のきつねそばってどんなんだ、、と興味は持てたけど、温かい汁より冷たいざるを食べたい気温だったのでヤメて、地名の入った「相生セット」にしてみた。

そういえば北海道って蕎麦もおいしいんだよね。関東でも「北海道産の粉を使ってます」って蕎麦屋よく見かけるし。それに実は蕎麦の生産は北海道が堂々の一位で圧倒的シェアだったりするんだよね。
とはいえ、さすがに北海道まで来て蕎麦を食べようという気にはなかなかならず、振り返ると音威子府で食べたのと、江差でニシン蕎麦をたべたくらいかなー。
と、モヤモヤ考えつつ、窓から外の静態保存された列車を眺めたりして料理を待った。

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で、「相生セット」登場。豆腐とがんもと厚揚げとのセット。
まずは蕎麦!真っすぐ堅めな蕎麦は風味ばっちり十割の田舎蕎麦。
これはうまい。
関東なら探していくような店の本格メニューみたいな蕎麦が道の駅のセットメニューで食べれてしまうなんてさすが北海道。
そしてその蕎麦の合間に食べる豆腐類がまたおいしかった。そうだよねー大豆も北海道だよねー(自分が毎朝食べてる納豆は米国産大豆だけど)お豆の味しっかりして香ばしくておいしかった。この厚揚げがドカンと乗ったキツネソバは確かに興味深いわ。寒い時期に来ることがあったら是非食べよう。(そんな機会があるとは思えないけど、、)

そういえば今回の北海道はジャガイモから始まってたので、蕎麦や大豆の「意外と今まであまり食べてなかった北海道らしい食材」を味わえて、より肩の力の抜けた自然なドライブが出来てるようで満足。(かとおもえばツルやマリモとかのキャッチーな北海道も楽しんでるし)いい食事できた。

外に出ると雨が降り出してた。
急ぎ足で車に戻り、傘をとってもうちょっとフラフラ。食事中に窓から見てた列車のコーナーに歩いてみた。

「相生鉄道公園」と昔の雑誌風に書かれた案内板を見つつ、白樺の並木の先の列車に進むとその先に駅舎があるのが見えたので先にそっちまで歩いてみた。

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駅は旧北見相生駅、大正14年(1925)開業の国鉄相生線の終着駅。昔は森林開発で賑わったそうだけど国鉄分割民営の終焉を見ずに昭和60年(1985)相生線廃線で廃駅になったそうだ。

その駅舎はなんとその廃業当時の姿で保存されていた。レトロ感ある駅舎というわけでもない面白味の薄い昭和の末期の駅の雰囲気は、妙に整っているけど過疎感が否めない不思議な空間だった。
鉄道公園で歴史を記すなら大正時代のレトロな駅舎に建て替えれば人気も出そうだし嘘はないと思うけど、敢えてそれをしない所が素敵だと思えた。

そして駅のホーム先にはきれいに塗装された除雪車と貨物車が並んでいた。
この除雪車(キ703)は後ろから見たら厳めしくゴツゴツしてたけど、前から見ると本体は意外と細くてなんかへっぽこなロボットって印象でかわいらしく思えた。

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駅舎前を間隔あけて青い客車(スハフ42)が置かれてた。
これはライダーハウスとして使われてるらしいけど現在は休止中だそうだ。

その後ろには相生線の主役、ディーゼル気動車(キハ22)がこれまたきれいな塗装で佇んでいた。キハ20の寒冷地仕様ね。赤一色のより赤肌二色の方が古いんだっけね。(昔ちょこっと齧ってた)
この駅にも鉄道員(ぽっぽや)の映画みたいにドラマがあったのかねぇーなんて思いつつ外観を見て回った。

さてこれで出発、、と思ったけど、やっぱりクマヤキは気になった。
ので、
せっかくだからおやつにしようかと並んでみた。
っていうか、雨は弱く小雨ポツポツになってたけど、みんな傘も持たずに並んでるのが不思議だった。北海道の人は雨に濡れて平気なのかな?

なんかクマヤキは何種類かあるようで並んでる間どれを買おうか迷ってたけど、結局決まらずに自分の順番になっちゃって、えーいならばと全種類(売切れの以外の四つ)購入した。

そして道の駅で飲み物も買って車に戻った。飲み物もクマヤキのラベルのガラナジュース。クマヤキだらけだったw(店内にはクマヤキデザインの土産コーナーやカーリング女子に囲まれたクマヤキの顔ハメもあったw)

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クマヤキは、普通のクマヤキがつぶあん入り。これだけ先に食べてから出発。
あー生地からうまいわ(豆腐屋の豆乳を混ぜた生地だそうだ)。なるほどこれは人気もわかる。
そしてガラナが意外とこのクマヤキに合っていた。ガラナは北海道民いがいは馴染みのない飲み物で、うちらからするとコーラ擬き。ややフルーティーで薬っぽくてドクターペッパーっぽいかな。プルーンのような嫌な感じはなく飲みやすいけど独特で慣れてないと飽きそう。

そして走りながらゆっくり続きを食べた。
まず「ヒグマ」豆乳カスタードクリーム。これがうまかった。クリームがいい感じ。ゆっくり食べようと思ってたけどこれで加速付いてしまい続けてパクパク。。
次は「季節限定」のカボチャクリーム。これもイイ。かぼちゃの甘みが優しくてしつこくなくてスマート。今まで食べたカボチャ味系の菓子で一番いいかも。
生クリームとつぶあんという一番うまそうな「ナマクマ」が売り切れだったので、次がラストの「シロクマ」で、これは白いもっちり生地につぶあんとタピオカが入った変わり種。しかも冷たい。ひんやりしててもっちもちでおもしろくおいしかった。

どれもこれもおいしく、最初はせっかくだからってオマケの気分で買ったけど、思った以上に気に入って大あたり。並んでまで買ってきといてよかった。
っていうかむしろそれぞれを2個づつ買えばよかったーとか思った。(Tシャツも買って来ればよかったーw)
けど、これでもうお腹いっぱいになっちゃった。まるで予想外の充実した凄い道の駅だった。満足満足。
(腹持ちよく、まさかこれがこの日最後の食事になるとは思わなかった、、)

タグ:餐:麺 餐:豆 餐:菓 餐:飲 観:鉄 楽:買 道の駅

阿寒湖畔エコミュージアムセンター

ファイル 2867-1.jpg釧路市阿寒町阿寒湖温泉にある阿寒湖周辺の自然を案内展示する施設。

天然のマリモが見れる施設を検索して来てみた。
建物の外観はなんかキチっとした堅い雰囲気で気軽に入っていいのか戸惑ったけど、興味の方がうわまってて気にせず入館。
入館無料で写真もOKとあった。ありがたい。

中もすっきりしててやっぱりキリッとした印象。自然を紹介する施設としては洗練されてて意外だった。
展示は広いフロアひとつだけで、床が地図になってるので靴を脱いで上がる形式。珍しい。スリッパに履き替えて入ってみた。

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これはとてもユニークな解説展示。地図の位置に合わせて解説が立てられてて三角柱キューブを回して名称と資料を見たりできた。
そして、ポイントだけでなく動植物や地質などいろいろ点在してて面白く見れた。

けどやっぱ一番気になったのが奥に青く光る水槽。
オブジェの一つのようなキレイな窓のようなその水槽にはまずヒメマスが泳いでいた。
そっか、ヒメマスはこの阿寒湖の固有種だったっけ。他の湖にいるヒメマスは全部ここから移植された魚でここが発祥なんだよな。

隣りの水槽にはイトウがいた。さっきの湿原展望台のイトウよりは小さいけど、顔がキリっとしててカッコよかった。

その隣は緑に光る水槽でここに国天然記念物のマリモがいた。
土産用に丸めたマリモじゃなくて自然に丸まったマリモ達。これは神秘的だよなぁ。
実はマリモは阿寒湖以外にも生息していて本州にもいるけど、キレイな球体で大型になるのはこの阿寒湖だけ。不思議だなぁ。

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他にも展示で鳥や動物が模型で点在してた。
ゆっくりと色々見つけて回れる楽しく面白いフロアだった。

あとはゆったりくつろげるソファーとモニターの休憩室とかマリモの研究の展示コーナーとか小さな売店コーナーとかがあり、建物の裏口のような「ボッケ遊歩道」への出口があった。

ファイル 2867-4.jpgちょっと売店前の案内受付で「ボッケって何ですか?」と質問してみると「泥火山の噴口です。遊歩道の先で火山ガスを噴出しているのが見れますよ」だそうだ。(あ、案内フロアの解説で見てた。。)
そんなのが湖まで行く手前で見れるのか!と興味引かれたので「そのボッケまでの道って高低差ありますか」と聞いてみたら、坂はほとんどない15分くらいのフラットな道だそうだ。それなら是非とも見に行こうと歩いてみることにした。

まず建物を出ると裏は木道が架かってて雰囲気ある道でグングンと森へ進んだ。
少し進むと木道は終わり、温泉街からの道に合流。歩きやすい道で話の通り高低差は全然なかった。

運動不足と太りすぎで早くは歩けない足だけど、10分も歩かない森の中で柵を見つけたので覗いてみたらそのボッケが見えた。

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湯気の下に見えた灰色の泥水の中でたしかに「ぼっけ、ぼっけ(ボコボコ)」といって噴出してる泥の泡の口が何カ所もあった。(ボッケはアイヌ語で煮え立つという意味だそうだ)

道に戻って森を抜けると表側からもボッケの泥池が見れた。ちょこっと紅葉した木の葉も見えて静かさと躍動感がひとつになった不思議な光景。硫黄臭もあって雰囲気満点、こういうのって山の上の方でしか見れない印象だったからなんか不思議に思えた。

そしてそのボッケの前を少し進めば阿寒湖が見えた。
湖にはちょこっとだけ高低差あって展望台になっていた。ちょうど目の前を遊覧船が通るところだった。
この遊覧船に乗って渡る島に「マリモ展示観察センター」があって更に濃くマリモが見れるらしくホントはそっちに行きいけど、時間(と料金)かかりそうだから選択肢から除外してた。
そのくらいゆっくりしてもよかったのかなぁーとも思ったけど、ボッケとか面白い風景が見れたのでやっぱりこっちに来てて良かったと思えた。

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阿寒湖は広さこそ近くの屈斜路湖に比べれば左程でもないけど、それでも北海道内五位の広さではあるそうだ。
雄阿寒岳の噴火でできたカルデラ湖で大昔はその雄阿寒岳の北東の二つの湖(パンケトーとペンケトー)も繋がる大きな湖だった時期もあったそうだ。それでも屈斜路湖ほどではないかもだけど、やっぱ阿寒湖の魅力は固有種の個性と神秘性だよね。火山の影響なのかな。

道は湖岸まで下れて(この高低差は仕方ないw)間近でも湖面を見れた。
湖面には水鳥の群れ(カイツブリの仲間だとは思うけど種類わからない、、)が泳ぎながら潜りながら元気に進んでいった。

そしてこんな湖面の間近にもボッケがあってボッケボッケと噴出してて、湖面との間の狭く白い浜も薄っすら湯気を立てていた。ひょっとしたら岸の水は温泉になってるかもね。でも柵で浜には出れなかった。
さすがに水は透明度高く澄んで底が見えていた。
もちろんマリモなんか転がってないけど石に藻はついててこのまま何十年も過ぎたらマリモになるのかなぁ、、とか想像させてもらえた。

さて、来た道を戻るのは嫌いなタチなので、湖岸に沿って進む「湖のこみち」というコースで廻って戻った。
湖が木の間からのぞく気持ちいい道で、やっぱりたまに紅葉っぽくなり始めた葉も見えて秋の始まりも感じられた。そして雲が多く陰りがちだった日が時折眩しく森に差したりして清々しかった。

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途中、岸に出れそうなところもあったので湖面を覗いてみた。けど魚影はなく静かだった。
手を浸してみたら思ったほど冷たくもなかった。けどもちろん温泉なわけもなかったw

最初はずっと廻って町まで出ようと思ってたんだけど、この湖岸の道はちょっと遠回りのルートで途中でトイレに行きたくなっちゃったし疲れてきちゃったので森に折れて、坂を上ってエコミュージアムセンターに戻った。

正味45分ほどの散策だったけど汗かいてクタクタ。。エコミュージアムセンターではトイレ行った後、しばしソファーの休憩室で休憩。4Kのモニターで阿寒の自然のビデオを見てくつろいだ。
最後に売店を見た。満足度からいえばTシャツの一枚でも買っていきたいところだけどけど、とくにこれというものもなくお金使わずに、案内してくれた受付の人に会釈して車に戻った。

阿寒湖を存分に楽しめて満足のスポット。来てよかった。

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阿寒湖アイヌコタン

釧路市阿寒町阿寒湖温泉の温泉街の一部にあるアイヌ民族の民芸品商店街。
単なる商店街ではなくて実際にアイヌの人々が暮らす区画でもあるそうだ。

ここはそういえば初めて来た時(90/8/4)に車を停めた所。(ひょっとしたらその次に来た20年前の99年だったかもしれないけど)表通りにタイミングよく停められて、そのまま阿寒湖まで歩いて戻ってきて食事して土産を買った所だったっけ。でも今回はその表通りの駐車スペースに空きはなく案内に沿ってそのまま進み坂の上の裏の奥の駐車場に停めた。

ファイル 2866-1.jpgで、その駐車場の前には何やらかっちりした感じの建物があって、入ってみたら「阿寒湖アイヌシアター イコㅁ」という劇場だった。
ここではアイヌ古式舞踊などの公演をしているようで、これはケチらずに見ていこう!と思った。次の公演に少し時間があったので、先に買物して来ようと(「北海道はゴールデンカムイを応援しています」というボードを見つつ)外に出た。

そして車で通って来たばかりの表の商店街に歩いた。
初めて来た30年前とまるで変らぬ濃い雰囲気の通りだけど、民族伝承を守ってるから変わるわけもないよね。
そういえば前は坂の上までも歩いてなかったのか、藁の屋根の小屋「アイヌ生活記念館」も初めて見かけた。
入館無料とあったので入ってみた。

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ら、表の外観とは裏腹に中はキレイに整って新しい雰囲気で、民族衣装や道具を見やすく並べてあった。ゆっくりひと回り眺めた。

ファイル 2866-3.jpgそして店を眺めながら坂を下ってコタンの入口に歩いた。
本来ならこっちを最初の画像にしたいトコだけど裏から来たから仕方ない。

取り敢えずこのまま湖まで歩こうと思ったけど、そういえば古式舞踊も始まっちゃうなぁ、、とか考えて、ふと思えば、別にアイヌ民芸を見に来たわけじゃないし、湖もそんなに眺めたいわけでもなく、阿寒湖での興味の対象は天然記念物のマリモでそれが見れるのが(手前の道の駅で調べて向かってた)エコミュージアムセンターだったのを思い出した。まさかここからそっちまで歩くのは遠すぎるから、やっぱ有料でも近くの駐車場に停めて行こう!と思い直した。

で、入り口の先で折り返して商店街の坂を上って、途中の店で買物。
装飾品のお土産。「相手のお名前を掘りましょうか?」と言われ、ああそういえば30年前は掘ってもらってたっけ、、とか懐かしく思い出しつつ今回は「いいです」と断った。

あとそういえば食事くらいしていこうと思ってたけど、もう気分はエコミュージアムセンターだったので、真っすぐ駐車場に戻った。けっきょく古式舞踊も見ずに出発した。

タグ:観:街 観:キ 観:館 観:具 楽:買 楽:懐

道の駅 阿寒丹頂の里

ファイル 2865-1.jpg釧路市阿寒町上阿寒の240号沿いにある道の駅。

初めての立ち寄り。
ちょうど昼時だけに駐車場が混み合ってて、遠くの方でやっと停められた。

構内のマップを見ると混雑も納得、なんか色々あるところだった。
中心にある建物は「赤いベレー天然温泉」という日帰り温泉。
その向かいにあるのが「クインズテラス」という道の駅のお土産物産店。他に裏にはキャンプ場があるらしく、パークゴルフや「炭鉱と鉄道館」というのもあるらしい。
更に国道をはさんだ向かいには「阿寒国際鶴センター」に「釧路湿原美術館」というのもあるようだ。

まぁ僕は単純にトイレ休憩のつもりで来ただけで、ついでに何か食べれたらいいかなってくらいだった。

で、赤いベレー天然温泉でトイレに入りつつ、すぐ出て、大きなカボチャを転がした芝生を抜けて、煙のにおいに釣られて「クインズテラス」に来てみた。
煙の元は店の外でやってる網焼きポーク。「阿寒ポーク ステーキ150g」おいしそう。早速購入。
電飾の折鶴を眺めながら焼けるのを待って店の前のベンチで食べた。

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んん、おいしい豚肉。食べやすく切られつつも食べ応えあり。
欲を言えばもう少し脂身が欲しかった。豚は脂こそ味だのに。
ペロリと食べちゃった。

そして店ものぞいた。
折鶴のピアスが素敵だったので似合いそうな子にお土産に買ったw
それと、ソフトクリームも気になった。そういえば今回はソフト食べてなかったっけ、、というわけで最初のソフト「丹頂ソフト」を買った。

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赤いのを丹頂の頭に例えて、細長い足を例えたポッキーを挿したニュアンス的な見た目のソフト。
まぁ赤いのはフルーツジャム系だろうと思いこんで食べてみた。ら、なんだこれ、、、、
ちゃんとポスターを見てみると「赤はパプリカソース」とあった。。
パプリカっすか。言われてみれば何となくピラフっぽいわw あれー?前に岡山の方でピーマンのジェラード食べたときは違和感なかったけど、これは違和感ありありで面白いわぁ。

さて、そういえば食堂は、日帰り温泉の方にあったけど、肉食べてソフト食べた後に行く気もなく、これで車に戻った。混んでたし。
で、出発したけど、そういえば向かい側にある「阿寒国際鶴センター」というのも見ていこうかと気づいてそのままその向かいの駐車場に進んだ。(そういえば「炭鉱と鉄道館」というのも行ってみようと思ってて忘れてた、、、)

ファイル 2865-4.jpgこっちも道の駅一個分の広い駐車場があるけどこちらはガラガラだった。
そして道の駅の構内図があったので、以前はこちらが道の駅のメインで、「クインズテラス」というのができて売店が移ってあっちがメインに変わったんだなと思えた。

売店は向かい側に移転しましたという張り紙があってガランとした建物はトイレも閉まってて、そこまではいいけど、奥にあった「阿寒国際鶴センター」の看板を見ると料金480円とあった。あ、有料なのか。。と躊躇。せっかく来てみたのだからそんなのケチらず見ていこうかなと思いつつ、やっぱ野生の丹頂を何度も見掛てたからお金払ってまで見ることもないよなぁと思い、少々迷いつつも結局ヤメ。入り口まで進まずに車に戻っちゃった。

タグ:食:焼 餐:肉 餐:冷 植:実 観:飾 楽:買 道の駅

釧路市湿原展望台

ファイル 2864-1.jpg釧路市北斗の道道沿いにある展望台。

実は此処、13年前(07/8/21)にも来ていて、有料と知ってケチって入るのをやめたりしてた。
その頃は湿原ってもっと水辺に草が生えてる感じかと勝手に想像してたけど(尾瀬の写真みたいな)、実際はパッと見一面の草野原でピンと来なくて興味薄く、別にお金払ってまで展望したいとも思わなかった。

けど、その後に何箇所か湿原を歩いたりすることあって分かってきたし、(歳と共に)だんだんと自然に対する興味も増えたと思うので、今ならケチらずに展望しても楽しめるかなーと思った。

ってわけで13年ぶりの来訪。なんかロボの頭みたいな変な形の展望台だと思った。
(湿原に生えるスゲの瘤「ヤチボウズ」をモチーフにしているとか)

ファイル 2864-2.jpg料金払って中に入るとガイドさんみたいな人がいたので、頼んだらガイダンスしてくれるのかなー、、とか思って近づいたら違ってて、ここから延びてる遊歩道の案内役だった。
一周2.5㎞でゆっくり歩いて1時間という遊歩道「どうですか」とすすめられたけど、ジオラマ模型の地図を見ると高台の上をまわるような遊歩道で、湿原の中を歩くのでは無くて森を進んで時折の展望所で見下ろすような形なのであまり惹かれずパス。高低差ありそうだし。

それよか展望展望。エレベーターに乗ってツルっと屋上に上がった。
屋上の外に出ると円形の展望台で300度位の展望。ひろーーく眺められた。けど、、
ちょっと湿原まで遠いいよねぇ。
手前に森の丘が連なってて、それが例の遊歩道コースなんだろうけど、その先に湿原。遊歩道のコースを見下ろす展望台って感じだった。

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同じように「湿原まで遠いいなー」と言ってる人がいて共感。
「これじゃ鶴も何も探せないですよね」と言われ「来る途中の道の方が湿原が近くて鶴が見れたんですけどね」というと「え!鶴をみたんですか?すごいですね」と驚かれた。
どうやら同じ道で来てた筈なのに、、他の人はドライブ中の景色とか見てないもんなのかなぁ。「丹頂鶴って冬じゃなくてもいるんですかね」という話になって、写真も撮れてないと思ってたから少し自信なくなった。「いやまさかアオサギとは見間違えないと思うけど、、」

あとはやたら飛び回るトンボを眺めてたけど、どこにも止まらずに飛びっぱなしだから種類が分からなかった。。

そして階段で下に降りた。
ひとつ下の三階は大きなガラスの展望室になってた。天気悪い日はここで展望できるってわけだ。(天気悪い日にここで展望してもなぁ、、)
この展望台を設計した建築家の毛綱毅曠の展示もあった。
釧路のフィッシャーマンズワーフもこの人だったんだ。そういえば面白い形してたっけ。

二階は釧路湿原の資料展示館になっていた。
まず丹頂のコーナー。鳥や食べ物などの模型や解説があって、生態の説明で夏の終わりの今くらいは子育ての時季とあり、さっき見た鳥が鶴だという事に確信持てた。
他にも「ミズゴケ湿原の植物」とかもあって花や草の模型があった。スゲの瘤「ヤチボウズ」というのがカワイらしく、こんなのがボコボコ生えてる景色とか面白そうだと思った。

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鳥と植物は模型だったけど魚は水槽で飼われた本物だった。おお。
泳いでいたのは大きなイトウと小さなヤマベ(ヤマメ)。ヤマメは元気だったけどイトウはヌボーっとして鈍重な感じだった。「釧路湿原の食物連鎖の頂点」と説明されていた。いまでは国内では北海道にしかおらず数も減ってるレアな魚ではあるけど、その割に淡水魚系の水族館ではいろんなとこでよく見かけてるので、絶滅危惧と言われてもピンと来ないんだよなぁ。

魚だけゆっくり見て一階に下る。一階へは二階の中央が穴のような階段になっていて、よく見るとその暗い所にも動植物の模型が並んでいた。

一階で遊歩道案内の人にまた話しかけてちょこっと鶴について聞いてみた。やぱりこの時季に見かけてもおかしくはないけど、見れる場所とか必ず見れるとかそういう事はなく運が良ければ見れるというくらいだそうで、「来る途中に見たんだけど鶴かどうか自信なくて」と話すと「写真がないと何とも言えないけど丹頂の可能性は大ですね」と、あたり前に見れるものではないようなので嬉しかった。「もし実物をちゃんと見たいなら」と空港近くの丹頂鶴自然公園を薦めてくれた。

まぁ正直、湿原の展望台としては有料の割にイマイチ過ぎると感じた。けど「丹頂を見かけて来た」と言って「すごいですね」とか言われたのか嬉しく気分いい寄道だった。

さて、湿原西側の展望台やネイチャーセンターとかにも行ってもう少し釧路湿原を深く廻りたいとも思っていたけど、それよりダメ元でもさっきの場所に戻って確かめたいという気持ちが強く、その流れで「丹頂鶴自然公園」っていうのに行ってみよう!と思って出発した。
 
 
ら、まだいた!
結構のんびりウロウロしてるもんだ。。さっきは二羽一緒だったけど今は離れてて草の合間に隠れがちだったけど、片方はなんとか写真に撮れそうだったので車を路肩ギリに寄せて停車して写真撮った。

ファイル 2864-5.jpg

うんうんこれは間違いなく丹頂鶴だね。
やったー国の天然記念物!ヒブナは見れなかったけど丹頂はバッチリ。一時は絶滅しかけたくらい稀少だった鳥なんだよね。
啄ばみながら歩いてるのは鳥だなぁ~って姿だけど、やっぱりキレイな白で目立つし妙に曲線美を醸すスタイル。流麗だよね。 罠にかかちゃってたら助けてあげたいよね。 そんで恩返しに来てほしいよね。 反物なんか織らないでいいから一生愛でたいよ。 なーんて思って眺めた。

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