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茂原公園

ファイル 3084-1.jpg茂原市高師の128号沿いにある公園。

都市部のど真ん中にある公園ながら広い無料の駐車場があるのはアリガタイ。今日は強い雨がいきなり降り出したので逃げ込んだ、、、というわけではなくて、この公園内にある郷土資料館に行ってみようと思って寄ってみた次第。
雨は不安定で、車を停めた頃には小降りになっていた。サンダルで来た事を少々後悔しつつ傘さして歩いた。

公園は中央の池の周りが桜の道になってて「日本のさくら名所100選」に選ばれてるそうだけど、まぁ時季外れ。それでも歩いてる人はボチボチいて、雨は今しがたいきなり降って弱くなったトコって感じだった。
池の中央には弁天堂のある島があって赤い橋が架かってて興味引いたけど、まずは郷土資料館ってことで取り敢えず通過した。

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歩いてたらまた雨足が強くなって、のんびり歩いてた女の子もキャーとかいいながら駆け出していった。(雨だからだけど、すれ違ってすぐに「キャー」とか言われるといい気はしないね)

池の奥の広場の奥の一番奥まで歩いて郷土資料館の入った美術館に到着。遠いい。雨だからとくに。こっち側にも駐車場つくってほしい。。

この郷土資料館にはこの後行くつもりのトコの資料とか模型とかが目的。入るとこの建物のジオラマ模型もちゃんとした造りで期待できた。

で、受け付けで先に写真はOKかと尋ねてみたら「郷土資料館は現在閉まっております」と言われた。。え?マジ?美術館はやってるのに?
どうやらコロナとかではなく、元々常設展示の入れ換えだそうで来週まで閉館という事だそうだ。。あららー。こんなトコまで歩いてきたのにー。
悔しいから一応美術館の方だけでも軽く見てみた。けどやっぱピンとこなかった。絵画とかももう少し見る目を養えれば面白いのかもだけど、不甲斐無い。(企画展示してたのは「ハルビンソン派のフランス風景画」だそうだ)

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やっぱり茂原は「空振りの町」なのかなぁ。。それが面白くないから今回は少し調べて来てみたんだけどなぁ。とか思いながらトボトボ歩いて戻った。
戻りは池の対面の南側を歩いた。南の丘側の斜面には「秋の野草の保全活動」とかで野草の名の札が立てられていた。その札に蝶が停まってたりして、写真撮ろうかと思ったら、カエルとカタツムリとかも登ってたりしていい感じ。「もう秋だね、、なんか寂しいね」とか言ってそうなアングル。よきよき。
草花は「ヒヨドリバナ」という白い花がパチパチ小さくはじけるように咲いていた。

そして池の中央の弁天橋。橋の上で池を眺めてたら子供連れが来て、池にパンを放ってカメを集めていた。ちょっとエゲツナイ数のカメが集まっててギョッとした。

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そして弁天様に参りつつ雨が水面をたたく池を眺めた。
っていうか、たくさん生えて浮き出た蓮の葉の上にカエルでもいないかなーとか思って見てた。幾つか見つけたけど全部ウシガエルだった。。でもカメはクサガメっぽかった。
雨がまた強くなって波紋が蓮の葉よりも目立つほどだった。

後は対岸に渡って駐車場に戻るだけ、、ってトコで、そういえば公園の隣にちょっと興味あった寺があった筈だけど、、と思い出し、また橋を戻った。その南側の寺へ行きそうな道まで戻ってみたけど案内は無かった。。でも墓が見えてたので間違いないと進んだ。

というわけで「藻原寺(そうげんじ)
お寺にはあまり興味がないんだけど、多宝塔形式の山門がユニークな形なのと、この寺の名が茂原という地名の由来となったとかで一応来てみた。
たしかになんか平和そうな竜宮城っぽい山門。屋根の角の生えた鳥が面白かったし仁王像もしっかりしてた。

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御本堂も大きくて立派。ここは日蓮聖人が南無妙法蓮華経のお題目を初めて唱和した場所なんだそうだ。
さてさて寺をぐるっとまわったら公園の駐車場に出ないかなーとか思って奥に進んでみたんだけど、奥は墓地で抜けられそうになくて諦めた。
その途中で何やらでっかい頭を見かけて、表にまわってみたら日蓮聖人の頭像だった。
なんかでかくてすごいなぁ、、とか見てたら、雲が割れて日がさしてきて驚いた。まずは茂原に来たらこの顔を拝め!さすれば光も差すであろう!とか言われたような感じ。
千葉は日蓮聖人の出身地だしねぇ。そういえば母方の実家は日蓮宗だったっけ。

嘘みたいに差した西日に照らされながら、トボトボと来た道を公園に戻って弁天橋を渡った。

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日が差すと池の眺めも全然印象違うね。
蓮の葉の上のウシガエルは、よく見るとまだオタマジャクシの名残のしっぽが残っててちょこっとだけカワイらしく見えた。
池を除くと集まってくるカメの自己主張もほほえましく、あげるものなくてごめんねーとあやまった。

すぐ脇の桜の樹ではツクツクホウシも啼きだして夏の終わりをつくづく惜しんでた。

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