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さいたま水族館

羽生市三田ヶ谷の羽生水郷公園内にある水族館。

海のない埼玉県らしい淡水魚だけの水族館で、巨大な青魚がいるとかで以前から興味はあったけど行ったことはなかった場所。事あるごとに冗談で人を誘ってみたりしたけど「淡水魚しかいないってアリエナイ」と(子供の頃の甥にも)小馬鹿にされ、興味を示す人ゼロだった。

そしてこの埼玉には魚道が覗けるお気に入りの施設があり、有料の水族館にわざわざ行かずとも自然の野生の魚を眺めに行く方がドライブの寄道としては最適だし楽しかった。ので、まぁ行くことはないんだろうな、、と思ってた。

のが、
昨今のコロナの疫病流行でその魚道の観測室が閉鎖されてしまった。
あーもーこれは有料水族館でも行かなきゃオサカナ欲が満たされないなーと思い、とうとう来てみた次第。

「羽生水郷公園」の広い駐車場から歩いて、水族館の位置は分かってたけど何気なく公園の案内図を見てみたら、「天然記念物ムジナモ自生地」というのが目を引き、そっちを見たら展望台みたいなのが見えたので、先にそっちに行ってみた。

案内板には「宝蔵寺沼ムジナモ自生地」とあった。「ムジナモ」は水生植物だそうで、なんと国指定天然記念物。国かぁ。
さっそく展望台に上がって見下ろしてみた。 けど、やっぱこの時期は草生えまくりでダメかぁ。。まず水面が見えない。。本当に沼ですかここ。(なんかつい最近似たようなことがあったような、、)

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ゆっくり眺めて草の合間に見える田圃のような水面を探してみたけど、そんな水草は見つからなかった。。
なぐさめとしては、黒くてきれいなチョウトンボが沢山飛んでた。

水辺の柵の手前を歩くとキノコがはえまくってたり、カエルがぴょこぴょこ跳ねて逃げた。ダルマガエルとツチガエルだった。自然は豊かに保護されてる気がした。

ファイル 2823-2.jpgそのまま公園部の方の池にも歩いてみたけど、水草が浮いてる雰囲気ではなくあきらめた。

で、水族館。
やっぱり平日でも家族連れがメインなんだね。
入口でちょっと怯んだけどままよと入園。連絡先の記名をして入場券買った。

錦鯉の大きな池を横目に過ぎて水族館に入館。

入るとまず最初の円柱の水槽には、小型の鮎が群れて泳いでいた。
この春に生まれた鮎だね。(アユは1年しか生きないから今年生まれたのしかいなくて当然だけど)
やけに色が白くてヒョロヒョロっと儚げで行儀よく泳いでいた。
やっぱり普段は利根川の野生のを見てるからそう感じたのかも。

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常設の水槽は川の上流の魚から順繰りに並んでて、まずはイワナ。こんな赤い日光岩魚は初めて見たかも。きれいだった。そしてヤマメ。イワナとヤマメが別なのが珍しい。余裕あっていいね。
オイカワも婚姻色でキレイだったけど動き素早く写真失敗。。
オオサンショウウオは中国のがでかく日本のがスマートだった。実は日本には移入種(中国大山椒魚)のほうが多く居るというのは知らなかった、、

そして先日食べたカジカ。(実物はうまそうに見えないw)小さなトウキョウサンショウウオもかわいかった(でもサンショウウオは二度と食べたくないなw)

順に見進むと「繁殖賞」の受賞をパネルで解説してた。
このさいたま水族館は「ケツギョ」と「アオウオ」と「ヌマムツ」を国内で初の繁殖に成功したそうな。
ヌマムツだけは国内種で意外だった。(本来は東日本にはいない移入種だから一緒かな)
そんな「ヌマムツ」と「アオウオ」は写真撮ってたけど「ケツギョ」は撮ってなかった。。外来種のコーナーだったかな。(見たことないけど利根川にもいるらしい)
「アオウオ」は大きい水槽に大きいのがいた。でもソウギョとの見分けがいまいち難しいなぁ。

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そしてさっき食べたばかりのコイ。一番ふてぶてしいね。
実はコイもほとんど中国からの移入種だと解説されてた。
さらにさっき周りで食べられてたウナギ。ウナギはオオウナギが別にいてそっちの方がおいしそうだった。実際はどうなんだろう。

外来魚コーナーはまず最初にブラックバス。これもやけに色が薄くておとなしい。ラージマウスとスモールマウスで別々になってたのが珍しい。
外来種は最近特に嫌われがちだよね。自分も嫌いがちだけどブラックバスだけは釣りしてた頃から好きだったので嫌いにはならないなぁ。(とか考えててバス以外写真撮らなかった)
魚には罪はないけど外来種の分布の危機感や実状実害、いつごろから増えたか、原産地ではどういう扱いの魚か等の情報も解説してくれてたらいいのになぁ、、と思った。

そして希少種のコーナー。ここがメインかな。説明も丁寧だった。
まず先月大田原で見てきた「ミヤコタナゴ」やっぱりキレイだけど素早かった。

そして今では熊谷でしか生息していない「ムサシトミヨ」。埼玉県の天然記念物で県の魚に指定されている。色も模様もなく黒んずんでて見た目はパッとしなかった。
ちなみに先日見に行って見れなかったのは「イバラトミヨ」個人的にはトゲウオの仲間の「イトヨ」や「ハリヨ」との差がよく分からず、巣をつくる魚と言っても巣まで見れるわけがなく、希少種でなかったらあまり興味もたないかも。魚としては「ミヤコタナゴ」の方が好き。

そしてさっき見れなかった「ムジナモ」。へーこういう水草なんだ。
根が無く浮いてるだけの変な水草で、なんと食虫植物。つぶつぶのような袋に虫を誘って捕獲するそうな。拡大鏡のある水槽はありがたくよく見えた。筒形の水槽でも展示してて、ゴミの用に浮いていたwwへーんな植物だなぁ。さっきの宝蔵寺沼が唯一の自生地だそうな。

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最後は子供の写真用のコーナーがあって、顔を出せる金魚の水槽は、金魚が染めたように鮮やかな赤でキレイだったので思わず写真とった。子供を映しても魚より霞みそう。。

そして外に出た。
離れの別館でやってる特別展を見に行く前にコイの池を見てみたら、なんとこの池、横から覗けるようにもなっていた。
大きな錦鯉なみにでかいアルビノの黄色いソウギョや、それよりもでかいアオウオが泳ぐのが覗けて、更に脇にエサのガシャポンがあって、エサに集まり食べる様子も横からもみれていた。
これはおもしろい。騒いでた子供連れがエサ撒き終えて退散したあとに自分もエサ買って撒いて楽しんだ。

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いやーおもしろい。大きいのだけじゃなくて小さなオイカワみたいなのもいて賑やかだった。
これは空いてる平日に来てみてホントによかった。休日だったら家族連れがもっといて割って入れないだろうし、やらないだろうし。

全部撒いて奥へ進むと、池の別の区画にはチョウザメがいて、でっかいチョウザメも横から覗けた。
え、ここもエサ撒いていいの?うわーさっきのところで前部撒かないで半分とっとけばよかったなぁ、、と思った。(もうひとつ買えばいいのに)

さらに池から川のようにつながった側にも長鰭錦鯉とか沢山いて、さらに奥の布袋葵の池にはピラニアみたいなでかい魚「レッドコロソマ」がうようよ泳いでいた。こっちでエサ撒いてみたかった!(だからもうひとつ買えってw)
横には「かわうその渓流」というのが準備中とあった。面白そうだ。

そして最後に特別展「SOS怪獣大集合」
これは世界の風変わりな魚や爬虫類、両生類を怪獣に見立てて、キャラデザインされて展示する企画展。子供向けではあるけど面白い展示だと思った。順番に見てたら最後の方に「アズマヒキガエル」とか普通のガマガエルも混ざってて微笑ましかった。
そして中心に自衛隊の戦車や自衛艦のプラモに囲まれた展示があって、子供が自衛艦で遊んでた。っていうか護衛艦というのが面白いなぁ。大和とか昔の軍艦が混ざってそうなもんだけど。館内にマニアの人がいるのかなw

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じっくりまわって楽しんで、最後に売店見てたらムサシトミヨが書かれたさいたま水族館のTシャツ(背中には漢字で「武蔵富魚」)があってXXLとかあったので思わず購入。満足で園を出た。

その後も公園の池をフラリ散歩。
シオカラトンボの写真を撮って立ち止まってたら、水族館の職員の人が歩いてきた(見まわり?散歩?)ので、「すみません、こっちの池にはムジナモというのはいないんですか」と話しかけてみた。
いないそうだ。
けど、とても話しやすい人で、ムジナモから水族館の話、魚や虫の話などこういう話しができる人がまわりにいないもんでついついいい気になって話し込んでしまった。
ちなみにムジナモの花は夏の今時期に咲くそうなんだけど、水族館の人でも見れることは希なんだそうだ。そして、食虫植物とはいえ栄養豊富なら虫を取る必要はないわけで、虫獲るところは水族館でも見れるのは希だそうだ。
で、この公園も水族館も元々は「宝蔵寺沼ムジナモ自生地」が国の天然記念物になってそれを保護するために造られたものだそうだ。へー。
天然記念物や珍しい固有種の自生地とかって行っても見れない所の方が多いから、こうしてその場所で見れる施設があるのはとてもうれしい。(ヒメハルゼミ発生地とか何ヶ所も何度行っても蟬の声聞けないから資料館くらいあってほしい、、、って話から虫の話になったんだっけ)
ついつい気分よく長く話して足止めしちゃってゴメンナサイ。いろいろといい話をありがとう。

水族館に来て一番興味深かったのが水生植物だったのは意外だったけど、とても楽しめたので思い切って来てみてよかった。
最後に駐車場に戻る途中で足元のアマガエルを見つけたのが締め。舞ってたくらいの細雨もちょうど小雨くらいの降りになってきた。いいタイミングで車に戻れた。


(点景は水族館と公園とで分けるべきだったなと反省)

タグ:観:園 観:館 観:然 観:模 観:蛙 観:池 景:原 楽:験 楽:催 楽:買 楽:話 植:茸 植:草 動:虫 動:魚

丸一

ファイル 2822-1.jpg加須市柳生にある川魚料理店。

先週ドライブ中に見間違えた「鯉天麩羅」だけど、そういう料理を出す店とかないのかな?とか思って、帰ってからネットで調べてみたら何軒かあった!
その何軒かの中で店の場所が解りやすそうなこの店に来てみた。
よく通る埼玉北のコースから少し外れた北川辺の、東武線「柳生駅」のすぐ手前。地図一目見ただけで憶えられたし、迷わずスンナリ来れた。駅前だったら駐車場ないかも、、とか思ったけど普通に店先が駐車場で問題なし。
1人で入りやすい印象の店ではないけど、まー気にせずに店に入った。

テーブル席についてメニューを見ると。。
鯉料理、、安くて驚いた。
鯉天重500円、鯉天ぷら定食600円、、え?そういうもんなの?
ナマズ天重は900円で鶏唐揚げ定食も900円なのを考えても少々あやしい値段w
鯉天ぷら単品だと300円って、、どじょう唐揚げ単品900円との差は何。
まぁ、最初から「鯉天ぷら定食」って決めてたから迷いはしなかったけど、他のお客さんはみんな鰻重とか食べてる中でえらくケチったような気がしちゃって、、単品の「鯉あらい」500円も追加した。

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どんな量かどんな感じか、泥貫きしてるかなぁ、、なんて、疑りつつ待つと、先にあらいが出てきた。
キレイな身のあらいで、量も少なくはなく、しっかり氷の上に乗って登場。さっそく酢味噌で食べると、んーうまい。超さっぱり。臭みなんて全然ないし、食べやすい柔らかさ。
酢味噌で臭みが隠れたかな?とも思い、後半はあまりつけずに食べたけど全然泥くささどころか川魚くささもなくおいしく食べられた。夏にはイイね。

そして「鯉天ぷら定食」。
余計な野菜天などはなく大きめの鯉天ぷら三つそのままの定食だった。

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いやーこっちこそ多少の臭みはあるんだろうなーとか思いながら食べたけど、全然くさみないおいしい魚身の天ぷら。これはいい。
むしろ少しくらいは川魚っぽさがあってもよかったのに、、なんて思えるくらい。
他で食べたナマズ天ぷらの方がよっぽど川魚くささがあった。下準備のおかげかそういう料理用の鯉ってことなのか、それでいて安価なのが不思議でならない。周りの人の鰻重も気にならずにおいしくパクパクと食べていい昼食となった。

鯉天ぷらイイネ。
鯉と言えば「あらい」「汁(こいこく)」「甘露煮(ウチの田舎ではめでたい時の酒のつまみ)」「中華の酸っぱい唐揚げ」「そういえば以前長野の佐久で「鯉丼」というのも食べた事あったっけ(08/7/23)」と、たまーーーには食べる魚ではあるけれど、天ぷらは初めてだったのでおいしくて嬉しかった。もっと普通に見かければ普通に食べるのになぁ。。とか思った。
先日の「カジカ」に続いてちょっと変わった川魚料理の第二弾。ごちそうさまでした。

タグ:餐:魚 餐:揚 食:定

花寿司

ファイル 2821-1.jpg天栄村大里天房の294号沿いにあるカジカ料理の店。

前からこの「カジカ料理」とある看板が気になっていながら、いつも帰りを急ぐような時間に通過してた。 
ので、時間に余裕ある今日は寄るチャンス。混んでそうでも怯まず寄ろうと意気込んでたけど、半端な時間だけに他に車は停まってなかった。 逆にやってるか不安になった。

店に入ると妙に広い玄関で左手のテーブル席と右手のカウンターが離れて別れてて、本来は上がって奥のお座敷部屋で食事する感じの店に見えた。そして店の人は出てこず、大きな声で呼んでやっと出てきたので「食事できますか」と思わず聞いた。

カンター席についてメニューを見た。カジカ料理は唐揚げと天ぷらとあったので「どっちがおススメですか」と店の人に聞くと「それは断然唐揚げのほうがおいしい」だそうで唐揚げの蕎麦セットにした。(天ぷらの方が高いのに正直な大将だなぁと好感もった)

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で、そのカジカ唐揚げセット。
カジカは小型だけど、六匹と意外と入ってて、奥の方が大きかった。まず一つ、頭から食べてみると、、ん?頭は食べづらく感じたけど身を食べたら全然違ってさっぱり優しく美味しい魚。こんなにクセなくておいしい白身魚だとは意外だった。
そして蕎麦もおいしかったし、面白かったのは魚の上に添えた揚げた稲穂。米粒がポン菓子になってて箸で摘まんでチョコチョコ食べて美味しかった。

店の大将は御高齢に見えるけど結構気さくに色々話してくれた。
カジカは以前は近場に沢山いたんだけどもう最近では獲れなくなって秋田の物を仕入れてるそうだ。「そういえば店の前に水槽があったけど」というとやっぱり以前は泳がせてたそうだ。。10年20年早く寄ってたら見れたのかなぁ。
大将は昔は大きなグループ会社の料理人で都内で働いてたこともあったそうで、そう云う話しも興味深かったけど、いかんせん自分が生まれる前の話で想像が追い付かなかったりもした。
と、いう感じの話しをお茶を飲みながら揚げた穂をつまみながら聞いてゆっくりできた。

この昼食は少し遅めで引っ張り過ぎた感じだけど、米沢や磐梯を素通りしてきた甲斐はあった。
カジカは美味しかったし話も面白かった。
ずっと気になってた店がいい店で良かった。

タグ:餐:魚 餐:揚 餐:麺 楽:話

白布峠駐車場

ファイル 2820-1.jpg北塩原村檜原の県道沿いにある展望休憩用の駐車帯。

この県道は元有料道路「西吾妻スカイバレー」で、その有料道路の頃から何度も通ってる道。
以前は喜多方から米沢の121号が大峠の超酷道で通れるような道じゃなかった為、会津方面から山形に抜ける道はこの道しかなかったようなもんでメインルートだったのだ。
それが今では121号が立派なトンネルのバイパスで開通して当たり前のようにそっちがメインになって、滅多にこなくなってしまった。こっちも無料開放されたものの混雑するイメージも強い峠だからね。

でもまるで来ないわけでもなく、気分転換でたまにはと数年おきくらいには通ってると思う。
やっぱり車は詰まり気味で独走でスイスイ何てことは滅多になく、何ヶ所かあるこうした駐車帯では前の車に「寄れ―寄れ―」と念を送ってたりして、寄ったらラッキーと喜んでたくらいで、自分が寄るという事は一度もなかった。

そんなだったので、今回の道の空き具合はかなり気持ちよく走れたし、たまーーにはこうした駐車帯に寄って展望休憩しよう!と思い寄ってみた。

白布峠にも広い駐車場があるんだけど、そっちは山形側の眺めで眺めるポイントがなさそうなので通過。やっぱり裏磐梯方面のこっち側の方が、檜原湖とか磐梯山とか見れそうな気がした。

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けど、磐梯山はまるで見えず、檜原湖も木の間に一部チラッと見えるだけだった。。

ファイル 2820-3.jpgえ、こんな感じかぁ。。
でもまぁ、山の上って感じで対面の山を々見下ろし、続く先の道は隣の東鉢山の丸い隆線が見えた。

ちょっとイマヒトツな展望ではあるけど、多分もう寄ることないと思うので点景にしておいた。

ちなみに檜原湖や磐梯山はここからの下りの途中の道で、ここよりもよく見えた。うん、走ってこその景色だな。
で、その途中にここよりも眺めよさそうな駐車帯「東鉢山七曲り駐車場」というのがあった。けど、白のプリウスばかり三台も停まっててその間に停めたくなかったので通過しちゃった。。(いや、普通ならするでしょ)

タグ:観:P 楽:眺 景:山 景:湖

直江堤公園

ファイル 2819-1.jpg米沢市赤崩の県道沿いの最上川流域にある公園。

直江兼続が造った「谷地河原堤防」の残る川原の公園。
広い駐車場に車を停めてその堤防を眺めた。

最初、堤防は駐車場よりも川の側にあるもんだとばかり思って少し探しちゃったけど、逆側に案内板があったので分かった。


慶長18年(1613)築の石積み堤防。

、、っていうか、江戸自体初期の堤防にしちゃ新しずぎてキレイ過ぎて立派過ぎるだろ、、再現したものか??
とか思ったけど、それは単に隣にあるソーラー発電の敷地の石垣で関係ない別物。
直江堤は手前の雑草生えた低いものだった。。

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これはないよなー
すぐ後ろにこんなの作るなよなー!空気読めよなー!何考えてるんだよこのソーラー発電!と憤慨した。
ので、案内板もあまりじっくり読まなかった。。何しに来たんだかw

ファイル 2819-3.jpgさて、公園は芝生と木陰と公園内の小川の爽やかそうな親水公園。
人も多くないしクソ暑いので足ポチャくらいして行きたいところだったけど、今日は一日雨だとばかり思ってたからサンダルじゃなくて靴はいてるんだよね。。

川の水辺にも少し距離があって歩く気はしなかった。
ってわけで平和そうな公園風景を眺めまわしたただけですぐに出発した。

タグ:観:堰 観:石 観:園 景:川 楽<残

湧水の里 自然ふれあい公園

ファイル 2818-1.jpg胎内市地本の田圃の中にある湧水湿原地。
ここにはナビ地図と現地の道の案内板には「ミズバショウ群生地」と出てる場所で「自然ふれあい公園」などという案内板があるものの、公園らしい形はどこにもなく、どこをどう歩いていいのかわからないかった。

水芭蕉は春先に咲く花で、もちろん七月の下旬に水芭蕉が咲き残ってるわけは無く花の期待は無く知ったうえで来てみた。
勿論咲いてなかったしホントにここに咲くの?ってくらいの草原(菰原?)が鬱蒼としてた。

目的は別にあって、たしかここらが「イバラトミヨ」が生息する場所だということを昨年の「胎内検定」の設問VTRで知ったのを思い出して来てみた次第。
うろ覚えだったけど、来てみたらばっちりその「イバラトミヨ」の案内板が立ってて感激した!
案内によると「イバラトミヨ」はここでは「イシャジャ」と呼ばれ、県では絶滅危惧一種になってるけど湧水やどっこん水が豊富な胎内は県内最大の生息地で、その保護と生息域拡大等を目的に造られた公園だそうだ。

っていうか、、その公園の形がどこにもないんですけど、、

あるのはどっこん水の涌き口。
これは石の甕のようなもので水汲むのには都合よくない形。なので手をつけて顔を洗ってみた。いやーひゃっこい。気持ちよかった。

どっこん水は15年も前のバイパスができる前の変なルートの113号を辿って楽しんでた時(05/9/4)に「どっこん水の里」を見かけて寄って水汲んで以来お気に入りで何度か寄ってるお気に入りの水。
去年の「胎内検定」の水を当てる問題で飲み比べてコレダ!と確信あったのに外してしまって悔しかった。。(れなぽんも同じ解答だったw)
で、今回はそのはずした方の「胎内高原の水」を買って飲んでたトコなので、浮気がばれたような気まずさがあったww

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さて、さてさてさて
「イバラトミヨ」、、一目でも見れないものかと雑草生えた畦道を歩いてみた。
脇に見るマコモの菰原の根元の水は田圃以上の浅さで、「イバラトミヨ」ところかオタマジャクシも見れなかった。

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少し先に水路っぽいトコもあって、軋んで抜けそうな不安な木の板の橋に乗って覗いてみた。
けどやっぱ魚はおらず、アメンボしかいなかった。。
収穫は途中で見かけたタテハ蝶(ヒメアカタテハ)だけ。かなり慣れつかれた。

えーこっちじゃないのかなぁ、、と、一旦車で隣の区画の林の周りを廻ってみた。
こっちは更に鬱蒼として密林の如き草叢。そういえば案内板にある写真は木の根元の湧水池みたいな感じなので、こっちこそが公園なのでは?って気がしたけど、入り口も見つからなかった。

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その奥の裏の方には車寄せて停められそうなスペースにまた案内板があった。「地本のミズバショウ群落」とあり、県指定天然記念物の標柱もあった。間違いなくこちらがその場所。でもやっぱり鬱蒼とした草叢に入り口は見あたらなかった。
えーミズバショウが咲く春先にはこんなに草も生えてなくてすっきりと見れる状態なのかなぁ、、、まるで想像つかない。。

諦めて出発しつつ、徐行で脇の細道を進んでみた。 ら、なんか草叢の中への横道発見!おお!
でもその前で車を停めちゃ道を塞いじゃうので一周してさっきの手前の案内板のトコに停めて歩いた。

けどこれ、ちょっと入りこみたくないような道。けど今日はサンダルじゃないので思い切って進入。

入ってすぐに「イバラトミヨの生息地」の案内板。池はどこよ。水面すら見えないけど。

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「ハンノ木の森」とか「美しい自然」とか看板も草叢に飲み込まれてて豊か過ぎる自然が恨めしかった。。
収穫は途中で現れたアマガエル。まぁせめてものなぐさめ。

とにかく暑くて真夏。
残念ながら目的の魚が覗けないどころか池さえ見えなくて完全に空振りだったけど、なんか田舎の怪しげな区域をウロウロ歩いたりするのがゆるい冒険のような探検のような、子供の頃の夏休みのような気分にもなれて少し楽しかった。

タグ:景:原 景:森 観:水 観:蛙 動:虫 楽:浸 楽:歩 楽<残

ホテルイン鶴岡

ファイル 2817-1.jpg鶴岡市美咲町にあるビジネスホテル。

昨日夜になってからじゃらんで検索してとった宿。
連休中日の当日の宿なんて高い部屋しかないかなーと思いきや、リーズナブルでいい場所だったのでほぼ迷わずにすぐ決めた。

で、朝食付きというのは予約してから気付いた。
んー
朝食あるとゆっくりしちゃって出発時間遅くなりそうだよなぁ、、
ビジネスホテルの簡単な食事ならパスして出掛けちゃってもいいかなぁ、、
なーんて思ってたけど、大浴場もあるホテルなので朝風呂の魅力が優って食事もする事にした。っていうか、そもそもそんなに早起きできなかったw

まーぶっちゃけスーパーホテルほどの朝食までは期待せず、かといって東横イン程度では面白くない。ルートインくらいならまずますかなぁ、、ってくらいの期待度で、出発する支度して荷物もったまま(デイバッグひとつだけど)寄道くらいのつもりで食事に行ってみた。

朝食はバイキングでビニール手袋して取りまわれた。

ら、
ルートインどころかスーパーホテルよりいい食事!驚いた。
料理の品数も多いし、何といっても郷土料理の品が多く楽しめた。
これはいい。

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ってわけで色々とっていただきます!
ご飯が白米だけじゃなくて梅とじゃこの炊き込みご飯とか、そばも蔵王蕎麦(汁入れ過ぎた、、)でうまいし、芋煮汁は里芋苦手だけど芋団子だったから平気かな、、と挑戦してみれた。(「芋っこぽた餅汁」という名だった)
玉蒟蒻は当たり前のようにあるし、焼き魚だってサバの麹味噌焼きとか。ほうれん草の味噌汁は具がいっぱい。玉子焼き目玉焼きは普通だけど、意外と一番うまかったのが鱈のナゲット。これはおかわりしちゃった。

いやぁ最近胃が小さくなってきたのか(腹の贅肉で狭くなってるのか)年のせいか、すぐお腹いっぱいになっちゃってこういう時悔しく思う。
でもご飯もう一善だけおかわり。
次は白米で、おかずは鱈ナゲットだけにしといてあとは気になってた添え物をちょこちょこと集めてきた。

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牛丼屋で食べて以来の「山形のだし」もあったし、塩麹納豆は大粒でもいい味わい。
山形県民の茶の間で大流行りという、ご飯にのせて食べるもろみ醤油味噌というのも試してみたけど、ものすごく味濃くてこのちょこっとだけで御飯一善ペロリといけるおいしさ。シオカラが霞んでたけどそれひとつとってもうまくて、あと御飯二杯くらい食べたいトコロだった。でもこれでごちそうさま。

ファイル 2817-4.jpgで、食後にコーヒー。
これはKEYコーヒーの装置で「泡だしアイスコーヒー」。なんかひとつひとつ凝ってるねぇ。

そしてちょこっとデザートでメロン。
そういえば山形の海沿いってメロンの直売所だらけで気になってたんだよね。(鶴岡には有名なメロンの食べ放題の店とかあるそうだし)
もう至れり尽くせり。大満足。

なんか今まで自分で泊まった宿で一番いい朝食だった。
いい宿に泊まれてよかった!

タグ:食:賊 餐:飯 餐:麺 餐:魚 餐:煮 餐:卵 餐:豆 餐:汁 餐:飲 餐:果 楽:宿

食事処とりみ

ファイル 2816-1.jpgにかほ市象潟町琴和喜の7号沿いにある食堂。

道の駅のすぐ隣にあって見かけた時やってそうだったので道の駅から引き返して来てみた。
あーでもこの時間なんてもう酒のみの時間かなぁ、、地元の常連の宴会場だったらキツイなぁ、、とか躊躇しつつも思いきって入ってみたら、お客は一人だけで一人で静かにカウンターで飲んでた。(コロナの影響?)

安心して悠々とカウンター席に座ってメニューを見た。

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店は酒の瓶以外にフィギュアとか小物のちょっとした飾りががちょこちょことあって軽い雰囲気で気楽だった。
メニューは「しばらくの間は限定メニューになります」とあったけど、わりとリーズナブルながら海鮮の定食で、気になった「おまかせ定食(刺身煮魚)」と「刺身定食」はどのくらい違うのか聞いてみた。ら、おまかせは刺身三種とカレイの煮魚、刺身は刺身十種だそうで同じ値段なので刺身定食の方がお得な気がしたけど、煮魚も食べたいので「おまかせ定食」を注文した。

で、少々待って料理登場。
わお!なんか豪勢な舟盛りで驚いた。うまそー。
、、でもこれ「刺身定食」ですよね。。というと「すみません!間違えました。つくりなおします」と下げようとするので「いいですいいです美味しそうだからこれでお願いします」とその刺身定食をいただいた。

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おお、これはひとつひとつ新鮮でおいしい刺身、これだけ色々あるとどれが何なのか、アジやマグロ、ハマチ、マダイ、タコにサザエに赤エビに赤イカ、あとこの白身の魚二種あるけどなんだろう、、(後で聞いてみたらスズキとメバルだそうだ)

ファイル 2816-4.jpgいやーどれも美味しいとニコニコで食べてたら「間違えちゃって申し訳ないのでこちらもどうぞ」と煮魚を出してくれた。
「いえいえ申し訳ないです十分満足です」と遠慮したけど、どうぞどうぞというので有り難くいただいた。

このカレイもおいしかったー。ごはんには断然煮魚が合ってすすむよね。
なんとも贅沢な定食になってしまった。この店に寄ってよかった。

タグ:食:定 餐:魚

姫神公園

ファイル 2815-1.jpg大仙市花館松山にある山の上の公園。

「新秋田観光三十景」だそうだ。それを見掛けて来てみた。
山の上の駐車場に公園の案内板があり、この駐車場から少し登ったところが頂上らしく、大曲の花火大会を見るにはそっちの方角の方がいいようだけど、普通に展望するなら登らずに駐車場の先からの方が眺めよさそうだった。

ってわけで登らずにその駐車場の先へ歩くと、まず先に「松山城」の標柱が目についた。
あ、やっぱりここも城跡だったのね。
城の解説はその標柱の横にあるだけで、
築城年代ははっきりしない中世城郭だけど、前九年の役(平安時代中期)の時には安倍貞任(役で滅ぼされた安倍氏の中心となる人物)が居城してたそうだ。
秋田の戦乱と言えば「前九年の役」「後三年の役」でそれに関する他の城跡とかも寄った事があるので、たまたま乍らここも来れて良かった。

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さて「姫神ハイツ」という閉まったレストハウスのような建物の前に進むと、一気に展望が開けて雄物川と大曲市街が見下ろせた。
なにやらBBQ用のようなブロックも並んであったのでそういうのもできるのかな?

その先には「大曲逓水路竣工20周年記念館」というカリヨンの塔みたいな建物もあったけど、こっちも閉まってて中は空だった。

その裏は外されたブランコとかある廃公園でちょっと寂しい雰囲気の所だった。

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さて展望。いい眺め。「三十景」に数える程かどうかはちょっとピンとこないけど鳥の声を聞きながら気持ちよく見渡せた。

とくに正面の大曲市街はよく見えて、カメラでズームして見ると昨年秋に泊まったホテルもよく見えた。

有名な大曲の花火はどこで上がるんだろう?ここから見えるのかな?
っていうかここもやっぱり花火の時には人が集まるのかな。。来る途中の細い道で混んだらヤダなぁ、、とか来もしないイベントの心配したりした。
 
 

去年泊まったホテルの廊下の窓からの眺めを写真撮ってた。
丁度逆からの眺め。おもしろい。
正面の山の中腹くらいに見える白い建物がこの展望してる場所のようだ。

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タグ:観:園 観:城 楽:眺 景:川 景:町

打当温泉 マタギの湯

ファイル 2814-1.jpg北秋田市阿仁打当仙北渡道上の県道沿いにある温泉施設。

「マタギの湯」と言う名から険しい所にあるようなイメージだったけど、立派な県道の前にありちゃんとしたホテル風で少々肩透かし。
でもその方がいいよね。クマが出そうな温泉じゃ困っちゃうもんね。

まず入口入ると小クマの剥製。。
うわ、クマ見てきた後だけに剥製は微妙な気分。
そしてマタギのキャラ「かけるくん」のボードもあった。
宿泊だけでなく日帰り湯としての利用もOKで、600円と安めだったけど、カギ掛かるロッカーは100円戻らないタイプだった。

やっと風呂入れたーもう汗ビショビショだった。
湯は透明で茶色の成分が沈むナトリウム泉。気持ちよかったけど温度熱かった。。外湯も熱かった。。川眺めて冷ましつつゆっくり入った。

さて、ここには「マタギ資料館」も併設そうで、有料だけど折角だから見て行こうとロビーで聞くと、これまた8月まで無料だそうだ!

「奥へお進みください」と促され、廊下手前の矢口高雄の漫画コーナーで足を止めつつ、マンガを読み始めたら夜まで居ちゃいそうだな、、と振り切って奥に進んだ。

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廊下の奥は建物別館につながっていて、あ、これ、ちょっとあやしいな。(前に他で見た「温泉博物館」みたいな微妙な感じかな、、)と、あやしく思いながら進んでみた。

ら、アニハカランヤ。
立派な入口で最近の博物館のような見やすいパネルと展示物で、小さめの区間ながらちゃんとした資料館だった。

マタギの部屋とか猟銃の展示、道具やクマの骨など思いのほかじっくり見れた。
マタギの歴史を読むと、大元は日光で赤城の大蛇を撃った者が山での猟を許可されたのが起源だとか、、神話の世界だねぇ、、

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興味深かったのは「マタギと戊辰戦争」というパネルで、幕末明治の騒乱では新政府についた秋田藩(久保田藩)の義勇軍として80名のマタギが「新組」という隊を名乗り大館や六郷で幕軍と対戦して奮闘したそうだ。(ゲリラ隊じゃなくて真っ当な鉄砲兵だったのね)

ファイル 2814-4.jpg実はマタギに関しては小説「邂逅の森」を読んだこともあって、山籠もりの儀式や山でだけ話す別の言葉とか予備知識はすこしはあったので、よけいに見やすく解りやすくまわれた。
二ツ井の道の駅といい此処といい今日は中々いい資料展示を見てまわれて気分良かった。

外に出ると駐車場の前には三角形の「マタギ小屋」とかがあった。
ちょっと覗いてみたらクマの毛皮の頭がこっち見てて驚いた。。

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