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岡山城

岡山市北区丸の内にある城。
「烏城」と呼ばれ、本丸跡にある城址公園は「烏城公園」という。
名古屋城や広島城などと同じく太平洋戦争での米軍の空襲で天守を焼失したお城。なのでその後昭和中期に鉄コンで復元された天守はほぼ元のままの外観で復元されたようだ。
焼失せずに残って現存する櫓もあるそうなので一度は来てみたいとは思ってたものの、なかなか岡山市街を歩く事が無く、やっと来れた。

烏城公園には南側の内下馬橋を渡って入った。
昔は目安橋という木造の橋だったらしい。天気は悪いけど大きい内堀を見ながらの入場は気分いいね。

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虎口の中は本丸下の段。中の段の石垣が見えた。
この正面の石垣の上には大納戸櫓という三層四階の一番大きな櫓があったらしい。(沼城という宇喜多直家が岡山城に入る前の居城の天守を移築してたらしい)立派そうなのに復元しないのかな?

石垣を見ながら下の段を進むと鉄門跡の先の南東に御殿か何かの建物跡の間取りを整備してるところだった。(まだ整備中なので案内は無かった)
ふと石垣で何か動いたと思ったら、猫が上から降りて来て、そのまま下に並べられた石に隠れるように素早く走り去った。もしや忍猫か?とか思って眺めちゃった。

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中の段に上がると目の前に本段に出る不明門が見えたけど、すぐには進まずにまず中の段を歩いた。
ここには政務の中心となった表書院の跡の間取りが区分けされていた。
こんな天気のわりに人も多かったし鳥も多かった。写真で見たらヒヨドリだった。そんなヒヨドリが表書院の間取りの中をチョコチョコ歩き回ってた。意外と城が好きなのかも。

泉水という池も再現されてて、その奥に月見櫓があった。
この「月見櫓」が現存する400年前の建築物で国重要文化財。うー、出来れば二階の雨戸を開けた姿が見たいなぁ、、っていうか特別公開とかされてる時に来たかったなぁ。。
まぁパッと見、バランスいい形の櫓ではあるけどそんなに目を引かない建物。なるほどね、大納戸櫓とか他の櫓を復元しちゃったら更に目立たなくなるから復元は天守と門だけにしたのかな。

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それと間取りの合間の二ヶ所で宇喜多の築城時の石垣が覗けるようになっていた。
宇喜多の時代は中の段が狭目でもっと低くて本段が高くなってたのかな。

ひとまわりして復元された不明門をくぐって本段に出た。
ここはもう天守がドーンと奥に控える広場(往時は御殿の建物が密集してたようだけど)正面に天守を見ながら真っすぐ進んだ。

有料の天守閣は、外見の写真撮ってすぐ入ろうと思ってたけど、ネット配信の通知が入ったので、とりあえず手前のベンチに座って休憩。
イヤホンしてネット配信を見てて気がついたら雲が少し割れて日が差した!ドンヨリした空をバックに日のあたった四重六階の天守が更に堂々として立派に見えた。休憩しててよかった。

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そして300円払って入館。
中は立派な資料館。まず先にエレベーターで四階まで上がって六階の展望室まで階段で登った。あ、ちゃんと六階になってるんだね。

そしてその六階展望室は室内からの展望。窓の格子が邪魔だけど外観復元天守なのでそうでなくてはならない。
写真にすると更に窮屈に感じる展望。鯱が見えるのが西と東方向。この本丸が意外と広いので市街は少し遠く感じる。けど、湾曲した旭川は西から北にまわって東へ南へとよく見えた。

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その北側の窓だけは窓を開けて格子の先で写真撮ってみた。この川の先が日本三大庭園の後楽園。丹頂鶴もいるそうで興味はあるけど庭園はひとり歩きで楽しめるかなぁ、、(今日は取り敢えず天気悪いし時間も遅いから行くつもりなし)

そして階段を下って各階を見ておりた。
金鯱は五階の窓からだとすぐ前によく見えた。

城に関する資料展示はキレイに見やすく並んでて、いい雰囲気。最近はどこの復元天守もキチンとしてるよね。初めて行った名古屋城(26年前!)で感じたような昭和臭プンプンのガッカリ観光地感は払拭されてるよね。(今行けば名古屋城だってキチンとしてそうだよなぁ)
なんかいいなぁと思ったのが二階に復元された城主の間。本当に二階にあったそうだ。天守にあるのって珍しいよね。
そしてそこには江戸時代の雛人形が飾ってあった。でもこれ写真で見たら殿と姫ばかりが並んでて変だった。
最後に一階の塩蔵に下ると、塩の甕とかも置かれてたりしてなかなか良かった。

外に出て、塩蔵をまわって裏口みたいな北側の細い階段から廊下門をのぞきつつ本段を下った。

こんな天守脇の裏口が昔からあったのかな?とか思って調べたら、、、実はここが岡山城の面白い所だそうだ。
ここにあったのは階段ではなかったらしい。
塩蔵の前まであった御殿の奥から殿様専用の渡り廊下が延びていて、直接中の段の表書院や廊下門へ、そして下の段の花畑御殿へも廊下で行けたそうだ。
で、渡り廊下の下に裏口の通路があるわけもなさそうだけど、なんと御秘用口という抜け口と門があったそうだ。こっちは奥の側室かそっちに用があるものが使ってたのかね。

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そして廊下門から下の段に下った。
この北側から振り返って見上げた天守がカッコよかった。
岡山城というとさっきの南側からの見た目がメインぽいけど、こっちからの見た目の方が全然イイよな。それに南側には御殿があった筈で本来見える姿じゃないわけだし。(こっちはこっちで花畑御殿というのがあったそうだけど、見上げるスペースはあった筈。あ、渡り廊下で隠れるかも。。)

そして川沿いを歩きながら少し木に隠れがちな月見櫓も眺めて岡山城をあとにした。
(実はもう一つ西手櫓という現存櫓があったんだけど、烏城公園の外の西の丸跡の市街地にあったそうで知る由もなかった。 いや、知ってても行かなかったと思う。)

ちなみにこんな天気でこんな時間でも、こっちの廊下門から城を出てきた人の殆どは、順路のように橋を渡って後楽園へ向かってた。

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玉比咩神社

ファイル 2485-1.jpg玉野市玉の430号沿いにある神社。

前々からこの430号を通るたびに気になりつつも通過してた神社。時間に余裕のある今回初めて立ち寄れた。

神社には駐車場がないようで、それもあって毎回通過してたわけだけど、隣りの市民会館にちょこっと停めさせてもらおうと入った。(共用の駐車場だったらしくOK)

神社には「手づくり市」という幟が立っていて、その設営の人が何人かいて、参道脇にテントやテーブルを並べていた。
どんな催しなのか見てみたい気もするけど、今からの設営だし始まるのは10時11時くらいかな。。

まずは拝殿にお参りした。

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ここのご祭神は豊玉姫命(竜宮城の乙姫)だそうだ。
菊の紋があった。ん?乙姫様って天皇系?(浦島太郎はどこにつれてかれたんだ?)

拝んだ後はいつものように横から本殿を拝見。
すぐ裏が山で、斜面にかかる形で本殿があった。
左側からも拝見してたら、その山の中腹に奥の院のようなのがあるのが見えた。登ったら眺めもよさそうだけど、、ヤメといた。

さてそして、前の道を通る度に見かけて気になって寄った一番の目的はこの巨岩。御神体の「霊岩」。周りをまわってじっくり見た。

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手前の石に掘られた由緒によると、昔はここまで海岸で満潮時には海水に洗われていたそうだ。そして三つの火の玉が飛び上がった伝説などもあり、万葉集にも詠まれ、昔から信仰されてたそうだ。
ここは完全に陸になってからこの岩の為にできた神社のようだ。(豊玉姫は方便かな)
岩の元は池で囲まれてるのは海の名残なのね。

横の松の木がはえた所は、耳のような形をしてて離れてしまった海の波の音を聞いているように見えた。

正面には豊玉橋という新しめの橋が架かってて、岩の元まで行けた。
岩にふれてみると、思ってたよりザラザラしてたけど、冷たく静かで清らかな感じがした。

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そういえばここら辺の山の上に見える岩ってみんな黄色いけど、この岩は灰色だね。
そういうところも神々しいかな。

最近はやりの「パワースポット」という言い方はあまり好きじゃないけど、岩に癒されるいい場所だった。

タグ:観:宮 景:岩 観:伝 楽:触

王子が岳

ファイル 2484-1.jpg倉敷市児島唐琴町にある瀬戸内海に面した山の展望地。
この付近の山の総称が「王子ヶ岳」という事だそうで、ナビ地図とかには乗ってなかったけど、ナビ無くても案内がちゃんと続いてて来やすい場所だったし駐車場も広かった。

まず、駐車場からして目の前に東側の瀬戸内海と霞んだ島々が見渡せた。
そして散策コースのマップも出てて分り易かった。(できれば距離も書いてほしかった)
で、「パークセンター」という展望所に向かって歩いてみた。

この道からもう眺めがよく、べつに展望所に行かなくてもいいんじゃないかっていう感じだった。
道は勾配のあまりないコースをまっすぐ進んだ。駐車場からだけどネコが多かった。。

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そして見てみたかったニコニコ岩もさっそく見えていた。
おーたしかにニコニコしてるわ。

ゆっくり歩いて写真撮って止まったりしながらも五分程でその「パークセンター」に到着。
まだ閉まってる飲食店とかは改装中ぽい感じだったけど、休憩所としては閉鎖されておらずオープンで、抜けて正面から展望できた。
(ふと、手前にあったワゴンタイプの陳列棚を見るとネコが寝てた。。)

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展望は瀬戸内海が広く見え、かなり霞んでるけど瀬戸大橋も島の間をずーっと真っすぐ続いて見えた。
手前にはさっきのニコニコ岩がしっかり横顔で見え、手前にもゴロゴロ重なった岩が見えた。おじさん岩というのもあるらしいけど、手前のがそうかな?(違うらしい。ここからは見えない裏側にあるらしい)
沈みそうな島とかも見えてて船の行き来は大変そうに思えた。

気が付くと階段で屋上の展望台にものぼれた。
そんなに景色は変わらなかったけど、少し日が差してきて明るくなってたのでしばらくゆっくり眺めた。(ここの案内ではニコニコ岩はジャイアントロックって書かれてた)

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半分滑り台の脇の階段を下って外に出ると、建物の横は芝生の広場?と思ったらパラグライダーの滑空斜面だった。
覗くと滑って落ちていきそうな海に吸い込まれそうなスリルがちょこっと感じられて面白かった。

まだ早いから、ニコニコ岩まで歩いてみようかなー
すぐ裏の山頂くらいは登ってみようかなー
、、と少し迷ったけど、あまり体力使いたくないのでこれで引き返した。
道の脇にあった岩をペタペタ触れてみてこんな感じの岩なのねと納得してよしとした。

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帰りもほぼ同じ道を戻ったんだけど、鳥の声に耳を傾けてゆっくり戻った。
写真には撮れなかったけど茂みの中から声がしてたウグイスの姿も初めて見れた。

そして駐車場に戻ると、尾だけがオレンジでキレイな小鳥「ジョウビタキ」が手摺から枝にと可愛らしい姿を見せてくれた。

もやーっとしてて天気が今ひとつではあったけど、楽しい朝の散歩で気分良く車に戻った。

タグ:景:海 景:山 景:島 景:岩 観:楼 観:橋 楽:眺 楽:歩 動:獣 動:鳥

中華そば いではら

ファイル 2483-1.jpg笠岡市笠岡の県道沿いにあるラーメン店。

笠岡ラーメンが大好き!とか言っている割に実はまだ一店でしか食べてなかったりする。
ので、他も色々行ってみたいなぁ、、とは思っているものの、笠岡を通る時間ってけっこう食事的に半端だったり急いでたりしてなかなか寄れないでいた。(前回はシャコ丼の方に行っちゃったし)

今回のドライブはまだ明日半日くらいはこの岡山界隈をまわれるくらいの余裕なので、だったら笠岡ラーメンを食べなきゃね!
ということで、そんな笠岡ラーメンの店で夜遅くまでやってるこの店に今日は来てみた。

駅手前の県道沿いの解りやすい場所にある店で、駐車場は分からずに近くに見かけたコインPに停めて来た。(夜だからかバーが上がらず無料だった)

さて、店は厨房側と壁側の二列のカウンター席だけで一人で入りやすいラーメン屋。
お客は数人で悠々と席について、中華そばの並と大だけのメニューで迷うこともなく並をたのんだ。

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おーおーこれこれ
鶏だし醤油のややドライでイイ味の汁にストレートな細麺、そして歯ごたえあるしっかりした鶏肉に青葱もいい組み合わせ。
やっぱうまい!
醤油でのストレートな細麺で一番おいしいのがこの笠岡ラーメンではなかろうか。
ホント毎回思うけどもっと近くに笠岡があったらなぁ~。

タグ:餐:ら

道の駅 世羅

ファイル 2482-1.jpg世羅町川尻大柳の432号沿いにある道の駅。
新しいっぽい洒落た感じの道の駅。もちろん初めての立ち寄り。
夕方だけどまだ人も多く賑わってそうだった。

店に入る前にふと見ると、奥の屋台がまだ店を開いてるようだったのでちょっと行ってみた。
ら、 世羅牛の丸焼きという屋台だった。
おお、おいしそう、世羅って牛が有名なのかな。
少々ケチって細切れのパックを買ってみた。

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で、店に入ると、物産店と休憩所とスナックコーナーがイイ感じで一緒になったような空間だった。
高知のフェアをやってるのか「高知家」の幟が立ってるのを見て湧いた。

面白そうなメニューが多かったのでここで食事してっちゃおうかな、、と思ったけど食事は3時までで終わってた、、
けど、物産コーナーを見てたら「世羅みのり牛照り焼きバーガー」とか売ってたのでそれを購入。温めてもらえて休憩コーナーで食べた。

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これは少々高いだけあってキチンとしたおいしいバーガー。
肉はもちろん、パンもトマトもおいしく、そして食べづらくもなくしっかりかぶりつけた。

ファイル 2482-4.jpgそしてさっき買った丸焼きの細切れも此処で開いて食べた。
あ、これはやっぱうまいわ。
今、バーガーで肉食べたばかりだけど、それとは違ってワイルドな味付けでさらに思いきり肉肉肉っと肉三昧。
止まらず一気にパクパク食べちゃって、かなり牛肉を食べきった気分で満足した。
おいしかった。

食べ終えて何か土産にできそうなものはないかともう一度じっくり物産を見てまわった。

この世羅町の名物とかは―と見てたら、コーヒー豆とか多く、「世羅ブレンド」の豆とかが目についた。
まぁ広島の土産でコーヒーはないだろうけど、そういえばスナックコーナーでも「世羅ブレンド」のコーヒーを推してたみたいなので、ちょっと飲んでみようかと思った。

ファイル 2482-5.jpgで、最近ちょっとコーヒーはお腹に強いので、やさしくカフェオレをたのんだ。
あ、カフェオレじゃコーヒーの風味かすんじゃうかも、、とか思ったけど、飲んでみたら全然風味出てておいしかった。

出発してからゆっくり飲んだ。

タグ:餐:ば 餐:肉 餐:飲 道の駅

夢吊橋

ファイル 2481-1.jpg世羅町小谷の八田原ダム(芦田湖)に架かる歩道用の吊り橋。
吊床版橋では世界一の長さだそうだ。

何故かここはネタ帳に書いてたトコで、案内を見かけて思い出すまですっかり忘れてた所。
案内は続いてたから観光スポットではあるんだろうけど、湖の橋の架かった半島への横道は両側ともに折れてすぐの所が広くなっててすぐ先で車止めがあるので、ここが駐車場でここから歩けってことなんだろうけど、そういう案内が一切なくて不親切だった。

えーここからじゃけっこう距離あるよ、、寄るのやめようかな、、
とも思ったけど、まだ日はあってポカポカだからまぁいいかと停めて歩いてみた。

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道はずっとキレイな舗装路で、もっと先にも広いカーブとかで車が停められそうな箇所は幾つもあったんだけど何で車両進入禁止にしてるんだろう、、これじゃ来る人いないでしょ、、
とかブツブツいいながらも、西日に輝く湖とか眺めながらのんびり5分ほど歩いて橋に着いた。

橋は赤くキレイで面白いように撓んでうねっていた。
橋だけで周りになにもないので人は来なさそうだけど、荒れてはおらず解説板もあった。(ギネス認定のことが書かれたのもあったそうだけど気付かかなった、、)

吊り橋は一般的にはケーブルで橋を吊ってる物だけれど、この吊床版橋というのは、渡したケーブル自体をコンクリで包んで床版とした橋ということだそうだ。で、支間長が147.6mで世界一。(二位の橋はフランスにあって136mとか)

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さてさて、さっそく橋を渡ってみた。
思ったほどゆれずどっしりした橋。真ん中で揺らしてもみたけど縦にゆるく揺れるだけで横ゆれがなく安心感しかなかった。渡ってたのが自分だけだったからかもね。

湖を見下ろすと、西は西日眩しく湖面に反射して輝いていた。いい眺め。
反対の東側の先にダムが見えた。んーダムまで遠いいなぁ、、もっと近ければダムまで歩いても良かったのに。。

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そして渡り切った。
対岸はすぐに道路でこっちも駐車場も何にもなく周りに見るものもなかったのですぐに引き返した。

んー橋の感じはいいんだけど、どこへ渡る橋でもなくただ架かってるだけなのが勿体ないなぁ。
でも取り敢えず世界一の橋を一人で悠々と往復存分に渡れて満足だった。

タグ:観:橋 観:一 観:堰 景:湖 景:陽 楽:眺 楽:歩

品の滝

ファイル 2480-1.jpg三次市吉舎町雲通にある滝。
184号の三次から案内がずっと続いてて、ちょうど天気が一番よくなったあたりで入口の標示を見かけたので何となく来てみた。

駐車場前の案内板を見ると、「一の滝」「二の滝」「三の滝」の三つの滝があるらしく、一番手前の「一の滝」まではここから400m歩くらしい。「二の滝」まではそこから更に倍の距離があるそうだし、沢を渡る箇所が幾つもあるそうなので、まぁ「一の滝」だけでいいかなー、、と思った。

っていうか、駐車場からしてもうぽかぽかで気分よく、歩いて滝に行かずともここで日向ぼっこして休憩だけでもいいなぁ、、なんて思ったりしたけど、そういうわけにはいかないよねw のんびり歩いてみた。

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村の奥への細道を川に沿って歩いて滝への森に進んだ。
森の入り口に「わくわく探検マップ」という案内板があって付近に生息する動植物の絵が描かれていた。
オオサンショウウオとかも描かれてたもんだから「いるかな?」なんて思って沢の淵などをじっくり見ながらゆっくり歩いた。(こんな時期にいるわけないけど)

道は細めだけどちゃんとしてて高低差も無く歩きやすく、日は隠れても寒くも無くいい感じ、しっとりしてるから脇の苔やシダが元気に繁ってた。

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しばらく歩いて10分ほどで「一の滝」に到着。
滝の手前には白い花のつぼみを付けた草が生えていた。あーこれが「ユキワリイチゲ」かも。(そのようだ)咲く寸前のつぼみで開いた花はなかったけど、かわいらしく見れてよかった。
ひょっとしたら川本の「ユキワリイチゲ群生地」もこのくらいでつぼみだったかもしれないなと思い、やっぱイズモコバイモの方を見に行っててよかったーと思えた。

さてさて、品の滝の「一の滝」、なかなかイイ高さで素直に落ちる中型の瀑布。高さは15mだそうだ。しばらく眺めてたら小鳥が滝の脇で苔か何かを啄んでるのが見えた。

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鳥は「キセキレイ」だね。滝をチョコチョコ登って最後は上まで登って黄色い腹を見せてポーズ取ってた。
それだけ眺めて来た道を引き返した。
水の中には何も見えなかった分鳥は多くあちこち飛び回ってさえずっていた。程よく楽しい散歩になった。

タグ:景:滝 景:川 植:草 植:花 動:鳥 楽:歩

川の駅 常清

ファイル 2479-1.jpg三次市作木町下作木の375号沿いにある道の駅風ドライブイン。

「江の川の天然鮎が食べられる地産地消の店」という店頭幕に「鮎だし うどんそば」というのが目について、ここで食事しようと寄ってみた。

店内はやっぱり飲食店メインだけど、土産コーナーもあって食事せずとも入れる雰囲気。そのくらいがいいよね。
昼を大きくまわってたからかそんなには混んでなかったので悠々とテーブル席に着けた。

ファイル 2479-2.jpg一応メニューを見ると「鮎丼」というのも気になったけど、やっぱりたのむのは鮎だしの汁で「開店以来のロングセラー」とも書かれてた「鮎うどん・そば」
だけど、うどんかそばはどっちがいいのかだけ迷った。。店のおばちゃんは「私はうどんが好き」と言ってたのでうどんにしてみた。
まぁ西日本ではうどんの方が一般的だろうね。

で、鮎が一匹のった鮎うどん。背中が真っすぐで姿勢のいいすらっとした鮎がかっこよかった。

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うん、おいしい汁のうどん。
鮎のだしは独特な感じは無かったけど優しい味でさっぱりしてた。
上に乗った鮎は頭からおいしく食べられ、汁とアユがいい組み合わせだったので、うどんはオマケみたいなもんだった。

食後は土産コーナーを見てまわった。奥の方には廃線レールが残ってたJR三江線のコーナーもあった。

外の壁には「ブッウソウ」のパネルがあった。
ブッウソウは絶滅危惧種の青く綺麗な渡り鳥で、この三次市が棲息数日本一なんだそうだ。渡ってくるのは4月からかぁ、、ちょっと残念。3月の空はツバメが飛びまくってた。

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他にも「高瀬舟展示庫」とかあったけど、これはガラスの反射で中がいまいちよく見えなかった。。
目の前の江の川は明治維新後の廃藩置県後に国の行き来が自由にできるようになると太い川を利用した船便による運搬が盛んになったそうだ。
それもあってこの川の付近の道路は逆にショボくて最近まで酷道だらけだったのかな?なんて思った。

鮎の料理だけでなく、いろいろあるトコで面白かった。

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道の駅 グリーンロード大和

ファイル 2478-1.jpg美郷町長藤の375号沿いにある道の駅。

初めて立ち寄る道の駅。でも調べると登録は初期の方で、日誌的に前にここを通った記録がある2004年7月にはもうあった筈だけど、寄らなかったようだ。

駐車場はやたら広いけどトイレしかなく、、隣にレトロな小屋風の建物があった。
最近の新しい道の駅は大きいのばかりだけど、初期からのは小さいトコも多いよね。

ガラガラとガラス戸を開けて中に入ると、「いらっしゃい」とか言われちゃって物産店ではなくて全面喫茶軽食店だった。
ちょっと怯みつつ、どうせ軽く食事したいくらいだからまぁいいかとメニューを見たけど、とくに面白そうなメニューも無く躊躇。
結局「あーすみません」とか言ってスゴスゴと店を出ちゃった。。

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その店の隣はオープンで無人の農産直売所。スルーしてもう一つ隣にはプレハブの売店があった。なぜにプレハブ?
「まぼろしの果実 ポポージェラート」という幟が気になって入ってみたけど、ジェラートはカップのアイスだったのであまり手が伸びず、、他に何かないかな、、と店内を見てたら「またたびドリンク」というのがあったので買ってみた。

この地に自生してるマタタビの実の風味を秘蔵の液で引き出したそうだ。(なんかあやしくて面白いw)
裏に出て川を見ながら飲んでみた。

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うん、甘酸っぱい感じでおいしかった。
っていうかこの味なんか知ってるような、、前にもどこかで飲んだかも?
猫ではないので酔っ払いはしないので運転も平気だね。
また旅を楽しもうという気も充填され(確かマタタビの由来はそういう事だったよね)出発した。

タグ:餐:飲 景:川 道の駅

イズモコバイモ群生地

ファイル 2477-1.jpg川本町谷戸の県道沿いにある希少植物群生地。

川本町の道の駅の観光案内マップを見て、「ユキワリイチゲ群生地」とこの「イズモコバイモ群生地」が丁度この3月に咲いてそうなので気になって、どっちかに行こうと思った。
で、少し迷い、場所的には「ユキワリイチゲ」の方が近そうだったんだけど、やっぱり絶滅危惧種とあった「イズモコバイモ」の方が興味もてたのでこっちに来てみた。

山の中を少し歩くような場所なのかな、、と思いきやアニハカランヤ、県道沿いの斜面がその群生地。
県道を信号で片側相互通行にして交通整理してたようだけど、工事現場かと思ってて(駐車場も工事関係車のかと思ってて)通過しちゃったw  で、戻ってきて無事に停められた。

イズモコバイモは下向きに控えめに咲く小さな白い花。この出雲にしか咲かない貝母(バイモ)の小型の一種ってことだね。
カタクリくらいの大きさを想像してたからかなり小さく思えたけど、斜面に点々と咲き並んでて凛々しくかわいらしかった。
ゆっくり見て写真撮りながら道路脇を進んだ。

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そして斜面を登る道もあったのでちょっと登ってみた。
まぁ下から見るのと左程変わらないけど、上の斜面の方が苔も多かったので一興かな。

そういえばさっきからギャーギャーいう鳥の凄い声がたまに聞こえてて、坂を上ってたら声が近くなったので周りを見渡してたらすれ違ったボランティアガイドの人が「花を鳥に食べられちゃわないように開花時期には鷹の声をスピーカーから流してるんですよ」と教えてくれた。
以前にヒヨドリに食べられちゃったことがあったそうだ。なるほど。
流してからは被害がなくなったそうだ。「じゃあここら辺は鷹もいるんですか?」と聞くと「いや、いないんですけどね」だそうだw

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歩き回らないスポットだったのが意外だったせいか、少しくらいは登ったりしたい気分もあったりして登って来た道だけど、坂の上は別に順路とかではなく、山歩きの道ですらないような頼りない細道で、花も見かけなかった。
見下ろす角度で写真撮るくらいで後は滑らないように気を付けて進んで下った。

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最後にテントでちょこっと売ってた地元特産品を見たり、「イズモコバイモ」の解説を読んだりして詰めてたボランティアガイドさんに質問したりした。
学生が書いたような開花の解説は見やすく、イズモコバイモは5~6年で花が咲くんだそうだ。
その足元には「一年生」から「五年生」までのイズモコバイモの鉢が並んでて成長が解りやすく観察できた。けど、なんか四年生くらいでもう花が咲いちゃってるような、、w いい環境だと早熟になるのかな。

島根県にしか咲かない絶滅危惧Ⅱ類の花の群生地。どんな姿かも知らなかった花だったけど、ステキで楽しめた。

タグ:植:花 楽:音