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みつはし家

ファイル 3043-1.jpg大網白里市南今泉の県道沿いにある食事処。

「いわし天丼500円」の看板が前々から気になってて寄ろうと思ってた店。
天丼にするイワシなら保存ききそうだしそんなには値はあがらないだろうとも思えるけど、500円はさすがに破格な気がして逆にあやしく思えるくらいだった。
そしてやっぱり海辺まで来て食べるイワシはやっぱり新鮮な刺身で食べたいと思いがちというのもあり、寄ったことはなかった。

で、今日も別に寄るつもりで進んでいたわけではなくすっかり忘れてて、前を通って見かけて思い出した。
暖簾がかかってるのも見えててこんな午後遅い時間に開いてるんだ!と思わず通過した先でUターンして戻った。でももう5時頃だったから普通に夕方の営業時間だったみたい。

店の中に入ると外観に違わずテーブル席ふたつに小上がりの小さな店。でも奥には座敷があるようだった。

ファイル 3043-2.jpgメニューは一応見たけど、迷わずに「いわし天丼」をたのんだ。
「今、イワシ獲れてなくて小さなイワシになるけどよろしいですか」と言われたけど、全然OK。っていうかちゃんと獲れたばかりの新鮮なイワシを使ってると分かって嬉しかった。(ん?銚子では入梅イワシとか旬だけど九十九里ではそんなに獲れてない時季なの?)

待つ間、横の曇った水槽が気になったので手で拭いてみたら、イシダイが泳いでた。おお。っていうかイシダイのメニューなんてないけど、、観賞用?特別メニュー?

そして「いわし天丼」登場。ちゃんと味噌汁ついててありがたい。

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たしかにキビナゴくらいの小さなイワシで、掻き揚げっぽかったけどむしろこれくらいの方が食べやすく、ご飯と一緒に掻っ込みやすいから丼物としてはアリ。
しっかりイワシの味も楽しめてよかったし、味噌汁に入った玉葱は隣町の白子たまねぎかな?おいしかった。

食べ終わって会計の時に「イワシの大きさって時季によってですか?」と聞いてみたら、時季ではなくて潮によってまちまちだとフワッとした答え。明言は避けていた。まぁ小さくても全然イイんだけどね。冬は大きいとか言われたら次は冬に来てみようとか思ったけど、ならまた気が向いた時に来てみようかと思った。

タグ:食:丼 餐:魚

鴨川松島

ファイル 3042-1.jpg鴨川市貝渚の鴨川漁港前に浮かぶ幾つかの小島や岩の景勝地。

名前のついた島は7つ(荒島・弁天島・鵜島・雀島・波涛根島・猪貝島・海獺島)で、そのうち荒島と弁天島は防波堤から橋で歩いて渡れるそうなので来てみた。
ちなみに「鴨川松島」の表示と案内板は八岡海岸側の県道沿いにあるけどそっちには駐車場は無いので車だと通過して見るだけだね。

車で防波堤の先まで行けそうだと思ってたけど、鴨川漁港の先は「関係者以外車輛進入禁止」になってた。。んー、、クソ暑くて少々躊躇したものの漁港で車を停めて歩いてみた。

なーんか車で入ってきちゃってる人もいたけど、きっと関係者だろうと思うことにしてゆっくり夏の日差しに焦がされながら港の防波堤へと歩き、堤に出たら水辺を覗き込んだりしてゆっくり進んだ。

湾内だけに水は少し濁ってたけど、小魚の群れが元気に凄い速度で泳ぎ回ってるのが見えた。
そして、なんか針金みたいなハンガーみたいな青いのが漂ってるなぁ、、とか見えたのが、泳ぎ出してびっくり!ん?クラゲか?と思ってよく見ると魚だった。こんな魚はじめて見たわ。珍しくない魚なのかな?(やや熱帯系の魚で「イトヒキアジ」の幼魚だそうだ。大きくなると旨いらしい)

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こんな自分的には珍しい魚を見れたので歩いて来てて良かった。とか勝手に納得しながら、まず防波堤の先の奥の方まで歩いた。
漁港の海も輝いてキレイだったし、湾の向かいには魚見塚の展望台の山が見えていた。ちょっと熱中症にならないかというくらいの猛暑でなるべく海側を歩いたけど差して変わらなかった。。

で、防波堤の先の方に見えるのが「荒島」これが一番興味もった島。ワイルドでスリリングで大雑把な橋で渡れる灯台のある島。

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でも、、
その橋はロープで閉鎖されて「橋の使用禁止」としっかり表示されていた。。んー残念。

渡った先も密林の藪漕ぎっぽかったし灯台までしか道はない筈なのでまぁいいか。
取り敢えず防波堤の上をもう少し先の行けるトコまで歩いたらちょこっと灯台も見えた。
まぁ海の眺めよかったし、島の崖にオレンジのユリ(ハマカンゾウ?)も咲いてていい感じだった。

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ゆっくり眺めて、後からきた女性二人と入れ替えで引き返した。
堤の上を戻り、荒島の先も上を歩けそうだったので下に降りずにそのまま進んでみた。ら、次の「弁天島」への橋はここからは立ち入れず、下をくぐって進んでみたけど下りる段はなかった。で、少し先の緑の岩のトコでこの上の段途切れてた。。落ちないように岩肌を進めそうだったけど、まぁ危ないことはやめてケースを積んでたトコで少し飛び降りて下に降りた。臆病なくらいがちょうどいいのよね。

で、弁天島への橋まで戻ってのぼってみた。
こっちの橋は堂々とした立派な橋でスリルのスの字もない安定感。(10年くらい前に架け替えた物だそうだ)島との中間の海の上が風が涼しくて気持ちよく、少し立ち止まって海を眺めた。南の太海方面は仁右衛門島の前にかぶるように「鵜島」が見えた。
振りかえって北にはさっきの「荒島」が見えた。

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渡った先の島には赤い鳥居があって島の中央に神社があった。
その神社は門が閉じられてて境内には入れなかったけど、手前に新しい案内板があった。この「厳島神社」は平安時代から弁財天の像を祀って伝統的な祭祀行事が伝承されている歴史ある神社。昔は鴨川の岸から船橋を並べて渡って祭祀を行ってたそうだ。
鳥居の前から振り返るとちょっと埠頭がじゃまで窮屈で可哀想に思えた。そしてこの島が鴨川松島では一番大きい島なんだけどこの神社入口しか歩ける所が無くてちょっと残念。険しい島なんだなぁ。(以前は有名な釣り場だったようで岩場に立ち入った釣り人が落ちたりして毎年死亡事故が起きてるから釣り禁止になったそうだ。。)

またゆっくり橋を渡って埠頭に戻った。

そして少し戻って、さっき上の段から下りたとこの緑の岩の横の段を上ってみた。
ここには名のついた島はないけど海側に出られて、脱腸のように少し飛び出した不当に足場のような橋で渡れた。荒島の橋のオマケみたいな感じで少し楽しく思えたけど高さもないからスリルはまるでなく渡れた。

で、ここは島がない分広く海が見れた。
南の八岡海岸の雀島は陸に近くてよく見えなかったけど、そこからの手前はキラキラ海が眩しくイイ感じだった。そして仁右衛門島もよく見えた。

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このこぼれ出たような埠頭の先に「58年度消波起点」とあった。ん?どういうこと?昭和58年に作られた初期の消波堤防の先っぽってこと?(そうではないようだネットで見かけた昭和58年の写真には奥島まで堤防がつながってた)

北側の目の前に大きな岩が立ってて、堤防との間からさっきの弁天島が見えた。この角度で見ると荒島より大きいようには見えないなぁ。
ちなみに7つの島の残り3つ(波涛根島・猪貝島・海獺島)はちょうどこの大岩の後ろ方向で、そもそも1000mくらいの沖合なので岩がなくても見えてたかどうか、、そんなのよりこの岩とかに名前つければいいのにね。
振り返って、階段の前の緑の岩の裏には錆びた棒が残っていた。何が立ってたんだろうか。
そして湾の向かいの魚見塚展望台の山も、ズームしてみた展望台の女性像も立ってた。

荒島には渡れなかったけど、たっぷり海と島と岩を眺められて満足。
でもせっかくの新日本百景の島々なんだからもう少し観光地化されててもいいのになぁ、、と思った。

こっちの島だけでなく「鴨川松島」の表示ある八岡海岸側の県道沿いにもね、駐車場くらいほしいよね。

八岡海岸側の県道で車からの眺め
 
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海岸前に「雀島」。
その右上の小さいのが「鵜島」
左上で雀島にちょこッと隠れてるのが「弁天島」
堤で続きの左に「荒島」

タグ:楽:歩 楽:眺 景:海 景:島 景:岩 観:橋 観:灯 観:宮 動:魚

志保沢商店

ファイル 3041-1.jpg君津市平山の410号沿いにある焼きそば店。

交差点に来るまで忘れてて徐行して覗き込んだらやってたので咄嗟に曲がってJR久留里線の平山駅に駐車した。
いやー久々の来店。(CR-Xの頃以来かと思ってたらその後も来てて点景にしてた)通るたびに閉まってたのでひょっとしたらもう営業してないのかも、、とか思ってた。

そのもその筈、営業時間は昼1時半までで午前中で麺が切れて閉めることも多いそうだ。(昔からそうなんだったっけ?)

ファイル 3041-2.jpg店はハキハキしたおばちゃん一人でやってて普段は九割以上持ち帰りのお客ばかりなんだそうだ。まぁこんな時世だしね。「店内狭いから外でもいいよ」と言われたけど、店内で食べるというと「暑くてごめんね」と扇風機を2台もむけてくれた。

値段はさすがに上がってて、一番下が480。そこから100ずつ上がってメニューでの上は1180まで。(上がったというよりその下の少ないメニューを無くしただけかも)トッピングはソーセージが+100で肉が+120。男性の普通が580だということでそれのソーセージにした。

しばしまって「ソーセージ680」登場。
っていうかなんか盛り付けが山のように隆起しつつ、丸い揚げ玉をポップに纏ってて可愛くなってる!やっぱ11年も来ないと変わるもんだw

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ウエットな焼きそばで平たい麵は啜りやすく、ウスターな感じのさっぱり味。そしてソーセージは魚肉!この魚肉がなんかイワシっぽい風味(悪い言い方すれば生臭い)で魚介っぽくて良かった。前からこうだったっけ?これは苦手な人は無理かもってくらい風味あった。

ファイル 3041-4.jpgそして意外と量多く、朝から何も食べてなかったのに多く感じて後半戦ペースにぶったので、扇風機消して青海苔かけて味変。これだけで随分とまた風味変わって最後まで楽しく食べれた。
でもこれ以上の量は無理だな。。歳とって食細くなってるよな。っていうか1180ってどんな量だよ。。あ、いや、持ち帰りならみんなで食ればいいのかな。

「10年ぶりくらいで来れてよかったです」といって店を出た。

あー車、日陰に停めればよかったなー、、とか思いつつ、少しなにもない無人駅を覗いてみた。

ホームには並んだ鉢の真っ赤なサルビアが咲いてるくらいで他には何もない静かな駅。駅前は田圃。ホントなにもない。何もない感じが何となく良くて、くそ暑かったけど落ち着いた。

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ちなみに前回の点景
それと最初に来た時(07/09/02)のコワク

タグ:餐:焼 観:鉄

丼屋 七兵衛

ファイル 3040-1.jpg銚子市飯沼町にある青魚漬丼専門店。

この時季の銚子といえば一番脂ののった名物の「入梅イワシ」。いわし好きとしては是非とも食べてみたいものだけど、調べたら予約しないと食べられなさそうに書かれてて腰が引けてた。
けど、それはイワシの漁獲量が極端に激減してた数年の事だったのかもしれず、取り敢えず今日みたいな昼から出かけたような日じゃなくて午前中に着くくらいに来れる日に来てみようと思ってた。
だのについつい銚子に来てしまい、まぁダメ元でうろ覚えの店に向かってみた。

ら、この店がすんなり見つかった。ちゃんと暖簾出てるし、「銚子港水揚げの青魚漬丼専門店」と看板出てるし、入口に「入梅いわし あります」とも書かれてた!
っていうか、ちょっと想像と違って洒落た感じなので若干腰が引けつつも怯まずに店に入った。

以外と店は空いてて二人掛けの席に着いた。
メニューには入梅イワシという記載はなかったので店の人に聞いてみると「今時季のマイワシは全部入梅イワシです」だそうだ。そかそか、別種でもなく特別型がイイとかでもなくこのイイ期間に獲れるマイワシが入梅イワシなのね。
ってわけで「青魚漬け丼」の「真いわし」の「定食」をたのんだ。

ファイル 3040-2.jpg店内は壁に特別メニューや案内の貼紙や「観音界隈の図」とか書かれてたりしてて、壁側の席がよかったなぁ、、とか思ったけど、待ってる間に食べ終わった他のお客が帰っていったのでゆっくり眺められた。
特別メニューでは「サバの白子」とか興味を引いて、追加で頼もうか迷ったけど、メインがブレるのも面白くないのでヤメといた。

そして「真いわし漬け丼定食」登場。
思いのほかイワシは小ぶりで、パッと見ネギに隠れそうなくらいなのは意外だった。

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けど、たべてみたら
とーろーけーるーーー!
スルっと消えるようにとろけながらもしっかり脂の味わいが口に広がって、一気にニコニコ。これはなるほどスゴイや。さすが。来てよかった。入梅イワシ食べれてよかった。
とちゅう漬け物や和え物で舌を休ませつつ最後まで充分味わえた。そしてつみれ汁のつみれもおいしく満足の食事になった。

真いわし握り寿司とか追加で食べちゃおうかなーとか思ったけど、贅沢すぎな気もしてヤメといた。

ファイル 3040-4.jpg最後は気をよくしてついつい会計の横にあったTシャツとか購入しちゃった。「七月末まで銚子で待つ」という入梅イワシ祭りのシャツ。イワシのカップルが浮かれててなんかいいねぇ、、とか思ったけど、後から冷静になると、これ着て外歩くのはちょっとなぁ、、と思えた。
Tシャツじゃなくて握り寿司にするべきだったww

もう一度くらい7月中に食べに来たいなぁ。この店は今日くらいの時間なら空いてるのかなぁ。雨だったからたまたまって気もするなぁ。洒落た雰囲気でカップル客多い感じだったので空いてる時じゃないと来づらいなぁ。

タグ:食:定 食:丼 餐:魚 楽:買

加曽利貝塚 縄文遺跡公園

ファイル 3039-1.jpg千葉市若葉区桜木町にある遺跡公園。

加曽利貝塚は国の特別史跡。縄文時代の環状集落遺跡で日本最大級の貝塚だそうな。
だけど関東の他の国特別史跡と比べて知名度低い気がするのはアピール度の差なのかな。

個人的には、亡き伯父が考古学が趣味で千葉市に住んでいた頃にこの貝塚についての対談が雑誌に載ったことがあり、嬉しそうに見せてくれたので知って記憶に残っていた。(今の自分で元気だった頃の伯父と話せたならとても面白かっただろうなと思うけど、当時はガキで考古学に対する興味など薄くあまり話を聞けなかったのがなんとも残念だ)なので、ドライブで千葉を通るときに「加曽利貝塚」の案内を見かけるたびに「いつか行きたいな」とは思いつつも、毎度通過してて今回やーっと寄れた。

さて、その貝塚遺跡は広い自然公園みたいなていで、そんなに広くはない駐車場もすいてて悠々停められた。
他で遺跡とか言うと、まず記念館とか資料館がドンとあってそれを見てから歩くという形だけど、ここは大きな公園の中に博物館があるという形、なのでまずは予備知識なく公園を歩く。

で、園内に進むとまずすぐ横に「貝層断面観覧施設」というのがあって、早速貝塚を見れた。

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これは直径130mのドーナツ状になった北貝塚の一部の断面を横切って覗ける施設。貝の層が見やすく、そして多種ある貝殻や層の案内もついてた。この北貝塚は4000年から5000年前くらいの縄文中期のものだそうだ。
毎度貝塚を見ると思うけど、縄文人って貝ばかり食べてたのかね。まあ一番獲りやすく食べやすい生物ではあると思うけど。。なーんて思ってたけど、大きな村単位で千年も暮らしてれば層になってあたり前だよね。自分自身一生で食べる貝の貝殻ってどのくらいの容積なんだろうか。

なんて考えながら抜けたけど、その先の「竪穴居住群観察施設」というのは現在閉鎖中とあったし雑草も伸びてたので、もう一回断面施設を抜けて公園の道に戻った。
そして円状になったその公園の道をぐるっとまわって「加曽利貝塚博物館」に来てみた。

少々昭和チックな建物だけど、入り口前の顔ハメや入ってすぐのゆるキャラのプレートは平成っぽく感じた。
受け付けは無く入場無料。撮影禁止とも何とも書かれてなかった。

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館内も昭和チックな造りながら、解説のパネル等は新しく見やすかった。
まず周りの回廊は主に千葉県内の貝塚の案内。
実は貝塚は関東地方が一番多く全国2443の内の1376と半数以上。その中でも千葉県は断トツで多く648、更に千葉市が一番で124もの貝塚があるという貝天国だったようだ。
ってことは縄文時代って千葉が一番人口多かったって事?(そうらしい)文明が無ければ一番住みやすいのは千葉って事?(そうらしい)すげーな千葉。知らなかったわ。

ジオラマ模型とかはひとつもなかったんだけど、中心のフロアには掘り起こされた状態の人骨の複製とかあった。
発掘品は皿や壺だけでなく土偶や装飾品なども並んでおり、縄文!って感じ。

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食べ物の展示も興味深く、ハマグリと同じくらい大量に出てきたのがイボキサゴという聞きなれない巻貝。千葉で一般的に巻貝というとナガラミかと思ったけど、それより全然小さい別の貝だそうだ。そして幼貝の小さいものほど好まれて食べられてたとか。。謎だ。

興味深かったのは犬の骨で、縄文時代には犬を飼い狩猟に連れ立っていたそうで、人の骨と一緒出てきてたりするくらい大切にされてたようだ。
この犬のルーツは日本オオカミではなく大陸から渡ってきたものらしい。そして犬も進化してて縄文の犬より弥生の犬の方が大型なんだそうだ。食べ物の差なのか?
展示で最後に興味もったのが縄文時代のトイレ事情。パネルだけの解説だったけど面白かった。

30分程でひとまわり見て外に出た。
そして引き続き園内散歩。円形の北貝塚の周りの道は博物館からすでに下り坂で、白い花を見ながら坂を下った。(昔から咲いてたのかな、、なんて思ってたけど多分外来種のハルジオン)
そして坂の下で外側の森への道に折れた。舗装はなくちょっとぬかるんでるとこあったりする細道だけど、黒いカワトンボが沢山飛んでて涼しげだった。

その森の先に「旧大須賀家住宅」があった。裏からだけど戸は開かれてて中にも入れた。

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江戸中期の寛保-寛永年間(1741~1750)の建築だそうで、元は幕張町にあり代官所として使われてたものを民俗資料として昭和中期に移築したそうだ。
中は若干変なトコに縄文ぽい土偶っぽいものが置かれてヤレヤレな感もあるけど、縄文時代の遺跡に江戸時代の屋敷を移築したことの方がヤレヤレなのかもしれない。。
座敷は広くしっとり落ち着いて威厳ある古民家だった。屋根は茅葺をトタンで覆っってたけど、(田舎の昔の家がそうだったので)逆にそれがリアルで懐かしく思えた。

さて、古民家の前を少し進むと川に出る。谷間の川で園内地図には船着場跡とあったけど、現在では船など通れそうにない細い川で雑草で水面は見えなかった。
けど足元にカエルちゃん。アマガエルかと思ったけどアカガエルっぽく見えた。
川の先にはモノレールの高架が見えた。モノレール通らないかなーと見てたけど通らなかった。

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川からは真っ直ぐ森の中を丘に登る道があったのでその道を進んだ。
この道は園内地図には点線でしかなかった道みたいだけど、ウッドチップで整備された歩きやすい道でちゃんとしてた。

で、丘を上ると「復元集落」の野原に出た。ここには三基の縄文式竪穴住居が復元されているんだけど、一基つぶれてしまっていた。なんか潰れ方が自然でリアルに感じた。
なので割りと管理不足のほったらかし住居かと思いきや、他の二基は扉も開いてて中に入れた。まず手前の小型の100号竪穴住居跡の住居に入ってみた。
ちゃんと遺跡の場所に復元してるんだね。って、そりゃそうか。火を熾す薪とかあってそういう体験プログラムもできるようだった。

もうひとつは少し大きい111号竪穴住居跡。入口に猫がいて中の様子を窺ってた。
どちらとも縄文時代中期の住居跡で、6~7mの半径の円の同じ敷地らしく、大きく見えたのは藁葺がしっかりしててカッコよかったからだけなのかもしれない。。
100号も111号も発掘された時は敷地内に貝層があり、人が住まなくなってから貝塚にしてたそうだ。

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復元集落の野原からは駐車場方向にまっすぐ進むと、林を抜けた先に南貝塚の野原に出た。
こっちは発掘作業中のようで、所々ブルーシートかぶされてたり雑草に埋もれかけてたりして整ってない感じだったけど、こっちにもある「貝層断面観覧施設」は先に入った北貝塚の物よりも新しいデザインでカッコ良く、入り口のガラス戸も中も整っていた。

ちょっと中もガラス張りだったのと、層の深さが浅めだったけど、見やすさは変わらずゆっくり歩いて見れた。やっぱ博物館の後だけに「ああ、これがイボキサゴね」などと軽く復習するような感じで見れた。
この南貝塚は170mの馬蹄形の貝塚で北よりも新しく、3000年前くらいまでの縄文後期の1000年間積まれてたものだそうだ。
反対側から出ると出た先で塀の上に乗ってた猫と目があったw 猫が多いのは公園としては悲しいことだけど、ここのネコは毛並みキレイで草叢を元気に走りまわっていたので近所の飼い猫なのかもしれないとか思えた。(ちなみに鳥はカラスだらけだった)

とまぁ、歩いてまわるだけでもいろいろあって楽しめる遺跡公園。博物館メインで後はちょろっとのつもりだったけど結局ひとまわり歩きまわってしまった。雨降らなくてよかった。

タグ:観:遺 観:園 観:館 観:地 観:キ 観:具 観:屋 観:蛙 植:花 動:虫 動:獣 楽:歩

としまや弁当 おゆみ店

ファイル 3038-1.jpg千葉市中央区生実町の県道沿いにある弁当屋チェーン店。

前回の記事で竹岡式ラーメンの醤油と脂の濃い旨みを「としまやのチャー弁にも通ずる」とか表現してしまって、自分で「そうか??」と思って気になってたりして、、そんなわけで「としまや」に行こうと木更津(本社は袖ヶ浦だそうだ)方面に行こうかと思ってたんだけど、雨がヤバそうなのでヤメてずっと手前のこの「おゆみ店」に来てみた。
道的にはおゆみ野のニュータウンを過ぎちゃって、あれ?違ったか?とか思ったけど生実町は「生実」でおゆみと読むので違ってなかった。ああ生実城のトコね。

ファイル 3038-2.jpgさて、店前で車を停めて、やや廃れた古いコンビニみたいな印象の店に入った。
そういえばガラスに貼紙で「感染防止の為、当面の間店内での飲食は御遠慮いただきます」とあった。まぁさもありなん。っていうか実は病院の後いつも通り薬局隣りのパン屋で買ったサンドイッチ食べながらドライブしてきててそんなに腹減ってなかったし、チャー弁は時間たってからの方が味が滲みててウマイという話も聞いた事あって、むしろ今回は持ち帰って食べてみたかったので丁度よかった。

ってわけで入店。
もうレジ前に弁当が積んであって、チャーシュー弁当いがいにもゴージャス弁当とかバーベキュー弁当とかあったけど、まあここは迷わず素直にチャーシュー弁当を買った。
レジのおばちゃんが明るくて感じよかったので店の印象は古くてもいい雰囲気だった。

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食べたのは帰宅してからの宵の6時。なるほどたれの甘味がしっかり滲みてていいねぇ。
そしてチャーシューも大きく食べ応えあるし、それ一色で思いきり食べられるのも嬉しい。
けど、竹岡に通じる醤油感では無く、思い付きで勝手に納得して書いてしまった事に深く反省した。(そういう流れでこれを食べようと思ったので、間違いに気づいたところで前回の記事をこっそり書き直すわけにもいかなくなってしまった。。あしからず)っていうか実はチャー弁食べるのまだこれで2回目なんだよね。

さて、話は午後2時半前の店に戻って、出発する前にナビ地図で「生実城跡」とか探してみたんだけど見つからず、、スマホで検索したら、自転車か徒歩で行った方がイイ細道の奥の奥だそうで行くのヤメタ。
なんでも「おゆみ」は元々、里見方についてた小弓公方の「おゆみ」で、ここらはその本拠地。後北条や千葉に敗れてこの地を去った後に生実という字があてがわれたようだ。(っていうか千葉氏の目と鼻の先じゃん。と、思ったけどその頃は千葉の本家は滅亡して本佐倉城が本拠地になってた頃だったのかな)
城跡とか行かずともちょこっと勉強になった気がした。

タグ:食:弁 楽:買

金四郎

ファイル 3037-1.jpg市原市潤井戸の県道沿いにある食堂。

この県道茂原街道は南房総からの帰り道の定番ルートのうぐいすロードに続く箇所で、混雑する事も多い区間なので迂回する道を探したいとこでもあるけど、毎回少し我慢してトロトロ通過してる。
その区間にある食堂がここで、まぁ普通の食堂だろうなとは思いつつどんな店かWebで調べてみたら、竹岡式ラーメンの店!だということで一度寄ってみようと思ってた。
のに、コロナ禍の影響か通る時間が悪いのか、ここんとこ毎回通るたびに見ると閉まってて空振り続きだった。まぁ本家の竹岡式も食べたし東金のバージョンも食べた後なのでしばらくしてから寄った方がイイよな。。 なんて思ってたけど、今日は開いてた。
なので、若干複雑な気も有りつつ喜んで寄った。

ファイル 3037-2.jpg店内は所謂食堂。昭和っぽいというほどのレトロ感でもない普通な店内だけど、上の方に額で飾ってあった「潤井戸ドライブイン 開店」という貼紙はかなり古そうで、昭和中期くらいからドライブインというていで長らく続いてた店なんだなぁと思わせた。(創業は昭和50年(1975)だそうで、その貼紙の印象程古くはなかった)

で、メニュー見つつ普通に「金ちゃんラーメン」をたのんだ。

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おお、これはなるほど、しっかり醤油の味がガッツリきいたおいしい醤油ラーメン。玉葱ものって竹岡式テイスト。
竹岡の店に比べれば強引な感じはなく食べやすく体にも悪くなさそうなおいしい味。特別な店だけの極端な味の御当地名物ラーメンが、しっかり市井に下って馴染んだという印象で嬉しくなった。
竹岡式好きだから、こういう形で一般的な味になって根付いて気軽に食べれたらなぁーとも思ってたし、そうなってこその千葉の御当地ラーメンと言えると思えた。

醤油と脂の濃い旨みがいいんだよね。「としまや」のチャー弁にも通ずるよね。
昭和50年頃に竹岡のラーメンが有名になってる筈はなく、たまたま最初から味の方向性が近かっただけなのか、最近になってそれに寄せた味にしたのかどうかはわからないけど、この醤油感はいいね~。
また寄れたら寄ろうと思った。

タグ:餐:ら

魚水

ファイル 3036-1.jpg鴨川市天津の128号沿いの干物土産店にある食堂。
そういえば128号を通るたびに毎回見かけてて「とろさば定食」とか「まぐろづけ丼」とか看板が気になってた店。毎回通過してたのは店前の駐車スペースが空いてなかったからかな?今日は空車だったので咄嗟に寄れた。(店前だけじゃなくて店の裏の海側にも駐車場はあるようだった)

店の中に入ると、その干物海産物の土産屋と一緒でその一角のスペースが食堂コーナーになってる感じ。テーブル席とカウンター席とあったのでお一人様も入りやすくてよかった。

ファイル 3036-2.jpgメニューは壁の貼紙のみという事で、脇のお客さん越しに見てみたけど少し迷った。
房州産という「煮とこぶし丼」とか「浜ゆであわび丼」とか気になったけど少々値がはるので。やっぱりリーズナブルな看板メニューの「とろさば定食」や「とろあじ定食」の干物焼魚が専門店だけにいいかなー、とも思いつつ、チョー激安!とあった「本マグロ中おち丼」や更に安い「まぐろづけ丼」や「かつをづけ丼」「ぶりのづけ丼」でもよかった。
で、迷いながらも「本マグロ中おち丼」(\880)にしてみた。
味噌汁は別で\110ではまぐりの味噌汁が付くというので追加した。

で、待ってたら、まぁそりゃ中おち丼は出てくるの早いよね。他のお客さんより先に出て恐縮した。(他のお客さんは「とろさば定食」とか焼魚だったようだ)
ってわけで「本マグロ中おち丼」

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んーまぁここらへんは間違いないよね。
とろけるわぁ。
本マグロと普通のマグロとでどのくらい違うのか分からないけど、\220高いメニューながら、量はしっかりちゃんとご飯を覆っててたっぷり味わえた。
そしてハマグリの味噌汁も小ぶりな蛤ながらいい味で満足。何気にワカメもうまかった。

入りやすい店で安くおいしく食事できて満足。
「とろさば」とかリッチに「浜ゆであわび」とか食べにまた寄りたいな。

タグ:食:丼 餐:魚 餐:汁

道の駅 オライはすぬま

ファイル 3035-1.jpg山武市(旧蓮沼村)蓮沼の県道沿いにある道の駅。

たまーに寄るけどトイレだけという事が多く、今年も二度くらい寄ってたかな。(点景は四度目だけど七年ぶり)
今日は3時前だから食事できるかなと思って寄ってみたけど、食堂はラストオーダー2時半でもう当たり前のように閉まってて真っ暗だった。。
まぁ別に食べたかったメニューがあるわけでもなく(そもそももう十年くらい食事してないから現在のメニューを知らない)まぁ仕方ないと諦めて、今回もトイレだけだなぁー。と思った。

で、一応産直売店のほうも覗いてみたんだけど、総菜コーナーでイワシ天丼みたいな弁当が目についた。
そういえばこの道の駅は入口の看板に「いわしの郷」と大きくある割には食堂のイワシ料理が充実してるわけでもなく「イワシ丼」というメニューは確かイワシの天丼で、刺身ではないので(かなり前に食べた事ある)元々期待してなかったんだけど、そのイワシ天丼が弁当であるならそれで充分と、おもわず購入。

海辺で車停めて浜と波でも見ながら食べようか、、とか思ったけど、ここで食べればゴミすてられるなぁ、、と思って、おもてのベンチで食べることにした。

ファイル 3035-2.jpg

ラベルにあった「いわし浜大漁」というのが品名なのか店名なのか企画名なのかよく分からないけど、いい味のタレのかかったイワシ天丼弁当で、イワシも身がしっかりとしておいしかった。
ちょっとご飯の量少なめの小さな弁当でペロリと食べた。むしろ食堂で食べるより安くて気軽でよかったかも。

さて、出発の前に、そういえば休日はいつも子供が遊んでて写真撮れなかった小舟の「こがね丸」を眺めた。
大人でもこういうのって少しはわくわくして上ってみたいもんだけど、さすがに「ケガをしないようにあそびましょう」という字を見てヤメといた。。

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ちなみに前回の点景

タグ:食:弁 餐:魚 観:船

寿屋本家

ファイル 3034-1.jpg一宮町一宮の128号沿いにある軽食喫茶店。

大きな神社の周りで町の中心地でもあれば飲食店くらい幾つもあるだろう、、とか思ってたけど歩いてみると和菓子屋くらいで飲食店はなく、時間が遅めだから開いてないというわけでもなさそうで少々寂しく感じた。
けど、国道に出てみたら、対向車側の蔵のような商店に「お食事」という幟と「商い中」の木板が見えたので渡って行ってみた。

ら、洒落た軽食喫茶。生姜焼き定食なんかもあるようだし空いてそうだったから入ってみた。

ファイル 3034-2.jpg店内は土間にカウンター席、板の間にテーブルが並んでて、カウンター席ではおっちゃんが一人で酒飲んでたので、他に客はいない板の間に上がってテーブル席に着いた。

洒落たメニューだけど、しっかり食べれる定食があってありがたく、日替わりランチでチキンソテーのセットなんてのもありひかれつつ、なんか一番気になった「海老とキャベツの塩焼きソバ」をたのんだ。(生姜焼きもチキンソテーも焼きそばも同額だったのになぜか迷わずに決めた)

スマホいじって少し待って「海老とキャベツの塩焼きソバ」登場。
なんか焼きそばなのに妙に洒落てて綺麗な料理だった。

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焼きそばは味もよく単なる塩味ではなく、、何だっけこの旨味。。思いだせないけど、脂の香りよく、キャベツも甘く、エピはプリプリでおいしかった。

食後の飲み物はアイスコーヒーにした。
店内をみまわして雰囲気を味わいつつ、ちょっと奥を覗いてみたら、座敷もあって、縁側までの客室で庭まで覗けた。あーできればそっちで食べたかったなぁ。。とも思ったけど、まぁいいや。
空いてる時間で、おいしいもの食べれてよかった。

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外に出て店先も見ると、入り口にあったベンチは去年まで上総一宮駅で使われてて駅舎のリニューアルでここに移された物だそうだ。そういえばチグハグだけど馴染んで合ってた。

「壽屋本店」の看板の裏に国有形文化財の案内板があったのに気づいて読んだ。
この建物は明治30年(1877)築の「旧斎藤家住宅」で、店蔵は鰹節メインの海鮮問屋だったそうだ。
店が店蔵、奥に続いてた座敷が主屋、それ以外に土蔵と稲荷社があるそうで、裏から入って見てみたかったけど、勝手に入っていいものではないだろうと思ってヤメた。

少し国道沿いに歩きつつ、小学校への横道に入って駐車場へ折り返した。
この小学校の校庭が前に正月に来た時の臨時駐車場だったなぁ、、とか思いだしつつ歩き、手前の家の前の雨どいの下の防火水槽にホテイアオイが浮いてるのが見えたからちょっと覗いてみたら、メダカが泳いでてカワイかった。

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しかもこれ青白いメダカと黒濃いメダカに緋メダカも色濃く赤く見えて、ちょっと高めのメダカじゃん。これって雨で流れ出ちゃったりしないのかな。。とか思いつつ、深い水槽で広々と気持ちよさそうに泳ぎまわる姿を眺めて癒された。(これってメダカを泳がせるのはボウフラ対策として正しい使い方なんだそうだ)

ステキな町角風景にほっこりしながら歩くと、途中の三差路の角には蓋をされてたけど円柱上の手漕ぎ井戸があったりしてレトロだった。ちょこっとだけど歩いて回って気分良かった。

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