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三里塚記念公園

ファイル 3023-1.jpg成田市三里塚御料の県道沿いにある公園。

前の県道から何気なく見てて立派な入口と「公園内の施設のご案内」の案内板と駐車場が見えて思わず寄ってみた公園。

成田空港の周りで三里塚といえば空港建設反対派の抗争が思い浮かび、その資料館でもあるのかな?とか思って寄ってみたんだけど、駐車場から表の入口に歩いて案内板を見てみたら違ってた。
ここは空港が建設されるまで宮内庁の「下総御料牧場」があったそうで、その宿舎の「貴賓館」や「牧場記念館」、そして残されてた「防空壕」が公開されている公園だった。へぇー全然知らなかった。

ってわけで立派な木の並木道を真っすぐ歩いた。
すっかり晴れて天気いいから静かな緑の並木道を歩くだけでも気持ちいい。

まず先に右横にあったのが「貴賓館」。でも門が閉まってて「見学希望の方は記念館職員に声をかけてください」とあったので、並木の先の記念館に歩いた。

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記念館の手前の新山荘輔場長の像を見てから記念館に入ってみた。(岩手の小岩井牧場の建設も手掛けた忙しい人だったそうだ)
この「成田市三里塚御料牧場記念館」は昭和56年に牧場当時の事務所を再現して建てられた復元ものだけど、外見はそれらしい雰囲気ある建物で悪くない。

中に入ると昭和な資料館っぽい雰囲気だったけど広い一室の余裕ある展示で、記名して入館。
まず最初に菊の御紋の入った馬車がキレイに静態保存されていて近くから中も覗けた。館内は一部の写真パネルを覗いて撮影OKだそうだ。

そして館の人の案内で「まずはビデオをご覧ください」とブラウン管テレビの昭和昭和した案内VTRを閲覧。往時の牧場風景と遊びに来られた皇族の方々、そして屋根を外してオープンにしたさっきの馬車も映ってた。オープンに出来るんだ!
VTRを見てる間に他に2名の入館者が来たのでガイド開始。館の人が丁寧に解説して案内してくれた。

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牧場はかなり広く成田空港の半分以上あったのが空港建設で栃木県高根沢に移転(ホンダの研究所の近くだ)。それまでは静かで広々して景色のいい所だったそうで、桜の並木も名物で、皇族の方々の遊覧や諸外国からの賓客をお迎えしたりしてBBQやジンギスカンなどを楽しまれたそうだ。
ちなみに国内で最初に牧羊したのはこの御料牧場で国内のジンギスカンの発祥地でもあるそうだ。知らなかった。
そして競走馬を育てたことも有名で国内サラブレッドの大元でもあるそうで競馬好きの人の聖地的なところらしい。明治や大正の黎明の開墾用の馬具なども並んでいて興味深かった。

他にも昭和天皇が乗ったお召し機の客室寝室が再現されてたり、成田から八日市場に通ってた軽便鉄道のパネルも興味深く面白かった。

記念館の次に貴賓館。案内は別の人が引き継いで開門。
この大きな茅葺屋根の立派な建物は、明治初期に牧場の構築に招聘したアメリカ人の官舎として富里に建てられたものを事務所として移築し、後の大正に新事務所(記念館の元)を建てた時に改築して、皇族や賓客の宿舎として利用されてた物だそうだ。つまり明治8年築、大正8年改装の和洋折衷館屋敷ということだね。

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現在茅葺屋根が補修中なのは一昨年の台風被害の爪痕だそうだ。入口からの砂利が円の模様を描かれてたのでどこを歩いていいか迷ったけど、別に模様を踏んでも問題ないようだった。。
建物の中には入れず庭からガラス越しに覗くだけだったけど立派なお屋敷で、パッと見完全に和式にしか見えなかったけど、裏にまわるとしっかり洋式で面白かった。

そしてその屋敷の裏の奥にあるのが防空壕。一般家庭や市井で掘られたものようなものとは違ってパッと見塚のような古墳のような大きな壕だった。
これは昭和16年の日米開戦前に造られた当時の皇太子(現上皇:平成の天皇:明仁様)専用の防空壕だそうで、皇太子はことのほかこの地をお気に召されていたそうだ。
残念乍ら中は写真禁止なのであしからず。
中はエの字型で両側に爆風の吹き抜ける窓があり中間がシェルター的な居室になっていた。冷房が効いてたから涼しかったけど、なかったらどんな感じだろうか、、

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対向側の出口から外に出た。中に入れるとは思わなかったので貴重な体験に思えた。
皇室の方々はこのように一人一人に専用の防空壕があったそうだけど、現存し一般公開されているのはここだけだそうだ。
っていうか戦前はどういう構想だったんだろうか。帝都の空襲までは想定した上での疎開先ということになるのかな。大戦末期に本土決戦は九十九里からの米軍上陸が濃厚になり当然ながら皇太子は一度も訪れることなく終戦を迎えたそうだ。
逆にまるで使われずに忘れられてたから埋められることもなくそのまま残って、平成になって「ある筈だぞ?」と調べてやっと見つかったのでこうして一般公開されているという稀有なスポット。千葉にこんなのがあったんだねぇ。

最後はちょっと案内の人に質問したりして話してから柵門を出た。
案内でたまに出てきた栃の木というのはどの木か聞いたら、並木の大きな木が栃の木で「マロニエ」ともいうそうだ。これらは牧場ができた時から植えられてたものだから何気に全部樹齢100年以上だそうで、並木道だけ見ても立派な公園だった。

いやぁーたまたま気になって寄ってみただけだけど、思いもよらず色々見れて楽しめた。まだまだ千葉も知らないトコだらけだなぁ。

タグ:観:園 観:館 観:建 観:車 観:農 観:具 観:発 観:軍 楽:映 植:樹

空の駅 さくら館

ファイル 3022-1.jpg成田市駒井野の「さくらの山公園」にある土産品販売店。

この公園は成田空港に離発着する旅客機が眺められるビュースポットで、前に飛行機好きの妹を連れて来たことあった。
その時にこの売店も覗いて飲食コーナーの「ひょうたん蕎麦」というのが気になってた。
ので、軽めに成田くらいで折り返すような時には食べに来てみようと思ってた。(今回は空港を通過するまで忘れてたけどね)

で、今日は飲食コーナーに直行。蕎麦は冷たいのもあり、天ぷらが「名物」とあったので天ぷらそばの冷たいのにした。

ファイル 3022-2.jpg待つ間に店内を見まわす。成田のゆるキャラ「うなりくん」の大きめのぬいぐるみコーナーとか、ジャンボジェット機の模型(25/1のボーイング747-400)とかを遠目で眺めた。

そして壁にある「ひょうたん蕎麦」の解説も読んでみた。
ひょうたん蕎麦とは、ひょうたんの底にあけた穴からテコの原理で押し出す中国の古くからの製麺方式だそうだ。。 
ん?中華方式で作った蕎麦?なんで蕎麦で?中国でも蕎麦は麺にして食べるの?ってことはこれがホントの中華そば??(ひょうたんの繊維が入ってるとかそういうのかと想像してた、、)
と、わけからなくなりつつ、できた料理をセルフでとってきた。

天ぷらそば 冷やし。うん、見た目普通に蕎麦。つゆも和の蕎麦。
っていうか大きいかき揚げ天!なるほど「名物」なわけね。

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食べると普通においしい蕎麦。少々硬めでしっかりした感じ
だけど啜りやすいイイ麵。
半分くらい蕎麦を食べたところで天ぷらをドンと入れて香ばしい感じで後半戦。天ぷらもサクサクとジットリと変化もって楽しめたし、しっかりムキエビも入ってておいしい天ぷらだった。
蕎麦は意外とちゃんと量があって天ぷらも食べ応えあって程よい昼食になった。

でもまぁ正直なとこ言えば、左程特異な個性ある蕎麦ってわけでもなく、なんでわざわざ中国式?という疑問をおぼえた「ひょうたん蕎麦」だった。
けど、蕎麦を麵にするのは日本だけじゃないという事も知れてよかったかな。(あれ?でもつゆはどうなんだ?やっぱ日本の蕎麦が一番うまいんじゃないか?)

さて、
今日は別に飛行機を見ようとは思ってなかったけど、まぁせっかくだからチョコと見ていくかと「さくらの山」の展望所へ歩いた。
ら、
平時と変わらないくらいの人が集まってた。きっと飛行機の本数って減ってるだろうにねぇ。でもみんな好きなんだねぇ。

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ここは着陸の方が機体を大きく近くで見れて迫力ある場所だけど、この時は着陸より離陸の方が多く1対4だった。四機の離陸と一機の着陸だけ眺めて車に戻った。
 
 
ちなみに飛行機を見に来た時の点景

タグ:餐:麺 餐:揚 観:模 観:機

地魚回転寿司 丸藤

ファイル 3021-1.jpg鴨川市広場汐入の128号沿いにある回転寿司店。

広い駐車場の「潮騒市場」の一角にあるので寄りやすいは寄りやすいけど思い切り観光客向けな印象でそういう値段だろうなと思いこんでてちょっと敬遠してた。
けど、鴨川で何か軽く食べたいと思ってて結局また通過しちゃいそうな感じの今日は、高めでも回転なら一皿二皿くらいで出ればいいだろうと考え思い切って寄ってみた。

回転してる前のカウンター席について店内のボードにあるおススメとかを見た。
「本日の地魚」というのが、ヒラマサ、ヒラメ、カンパチ、サワラとあった。お、サワラ!春前に友達と九十九里に行った時に話してて食べたくなってたサワラの刺身!調べたら南房総の方で名物らしいと知って残念と思ってたけど、すっかり忘れてた今になって巡り会えた。

「地魚お試しセット」という四種一貫ずつのセットも惹かれたけど、他はいいやとサワラを注文。
立派な色の皿で出てきた。

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んーなんか思ってたサワラの独特な風味がしっかり味わえなかったのはいきなりで舌が落ち着いてなかったのかな。。でもまぁ満足。

もうこれで良かったけど、やっぱり一皿で出るのはバツが悪くもう一皿。廻ってる皿で地物とあったスズキを食べた。
けどこちらはサッパリしすぎててやっぱりピンと来ず物足りなく、もう一皿と、メニュー見て安い皿のエンガワをたのんだ。
こちらはケチらずにボードにあったヒラメのエンガワの方にすべきかとも思ったけど、出てきたエンガワはもう充分とろける美味しさで満足。

ってわけで三皿で店を出た。ケチりながらも普通に食事するくらいの料金だった。悪くはないけどやっぱり太っ腹な気分の時に来なきゃダメだね、、と反省。
まぁサワラ食べれたからOK。いっそサワラだけ二皿でも良かったかも。

タグ:餐:鮨

野島崎

ファイル 3020-1.jpg南房総市白浜町白浜の房総半島南端にある岬。

参観灯台の野島埼灯台があるので何回か寄ったことあったけど、そういえば灯台に登ったのは十年以上前なのでこの点景は初になる。
今日は同じように十年以上振りのラーメンを食べてきたトコなので、じゃあこっちもと思って来てみた。

前の道は何度も通ってるので知ってるつもりだったけど、いざ寄ってみると岬の口の飲食店が並んだローターリーは駐車場じゃなくなってて広場になってスッキリしてた。手前に戻って道脇の駐車帯に停めて歩いた。

で、飲食のつもりはなく真っすぐ灯台に歩いて登ろう!と思ってたけど、「海の中が見える」と幟の立ってた遊覧船気になって、料金を見たら800円。ふと横の港を見るとすぐ出航しそうだったので気まぐれに乗船してみた。

野島崎は正直言ってとくに奇石があるようなダイナミックな地形でもなく、洋上から見てこそという景色でもなかった。
案内も灯台前のハートに見える岩というのが唯一のビューポイントらしく、あとは「海のない県から来た人は広い水平線を見て喜んでもらえる」と北関東民をいじってたけど、この時乗ってた客は七人中五人が千葉県民だったようだ。

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まぁ個人的には景色はどうでもよく、船底に覗ける海中の様子こそ興味の対照で、ほぼずっと下を眺めてた。
港から出ると砂の模様から海藻までよく見え、魚が泳ぐのも見えたのでOK。昆布のような海藻は「カジメ」だそうだ。これがそうかー、刻んでトロトロになった食事でのしか知らなかったわ。
魚の種類までは分からなかったけど青いスズメダイも見れたし、遊びでシュノーケリングして泳いだ数十年前以来の千葉の海を覗けて嬉しかった。
岬くらいで折り返すと帰りにはなんとウミガメが観れた!海で泳ぐ野生のウミガメを見たのは初めてかも。(残念乍ら写真はピンボケ、、)運がイイらしく「午前中のお客さんのお姉さんは二回続けて乗ったのにウミガメには会えなかった」そうだ。
という軽い船のひとまわり。思った以上に楽しめて乗って良かった。

さてさて、そして本題の野島埼灯台。
まっすぐ進んで300円の参観寄付金を払って灯台を登った。
この「野島埼灯台」は幕末に各国と結んだ条約灯台のひとつで、明治2年の初点灯。大正の二代目の灯台が大震災で折れて倒壊して今のは三代目。
中はゆとりある螺旋階段で段も低く登りやすく、77段の階段とラストは鉄梯子をスイスイ登れた。

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そして外に出て展望。
まずは西方向。洲崎への海岸線とさっき遊覧船で往復した海。船も見えた。
そして北方向。房総半島の山並。すぐ先が白浜城跡だとか。手前には駐車場の自分の車が見えた。
つぎに東方向。千倉への海岸線。こっちに浮かぶ船はアワビ漁の小船で海女さんが潜ってるのが見えた。
最後に南方向。房総最南端と太平洋。船で案内された「朝日と夕陽の見えるベンチ」が見下ろせた。
この灯台に登ったのは確かこれで三度目。でも十年以上ぶりなら新鮮で普通に楽しめるね。登る前に船に乗って案内きけてたのもよかった。ゆっくり風を浴びて眺めてから下りた。

そして灯台資料展示館「きらりん館」に入った。

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簡単な展示ながら霧笛の音とか歴代の灯台の模型の灯りをつけたりとちょこっとギミックあったし、航路標識測定船 LL01「つしま」の模型も細かくて良かった。

あとは野島崎の岬をひとまわり軽く散歩。岬っていうか楽に散歩して廻れる大きさの小さな半島って感じ。樹上で鳴いてたヒヨドリを眺めつつ、東側にまわってニワトリのいる海洋美術館の林を抜けて海沿いに出た。ら、キレイな遊歩道には逆向きに矢印が書かれてて、どうやらこっちからは逆回りだったようだ。人もそんなには多くないしまぁいいでしょ。

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南端には「最南端」の石碑や南アフリカの大きな石などがあり、「朝日と夕陽の見えるベンチ」は海側の岩の上で、降りる時少し怖いと聞いてたので興味あったけど、登った人がくつろいで動かなかったので通過した。

遊歩道はこの南端から西側に見るものが多くこっちがメインって感じだった。
まず「伝説の岩屋」という洞穴があり、源頼朝が雨宿りしたという伝説の岩屋だそうで、タコの海神を祀っていて、タコの前に配されたアワビの貝殻に賽銭が入ると開運が叶うとか。。
一円玉があったので試してみてら、三円目で入った。ナイス!と思ったけどそういえば何も願いを掛けてなかったわ。。

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磯の波際も近かったので少し歩いて磯を眺めるとカニが沢山いた。

あとはいくつかあった緩めの裸像を見つつ、里見のことが書かれた石碑を読みつつ歩いた。
この野島崎は結城合戦で敗走した里見氏が三浦半島から渡った上陸の地だそうだ。えーじゃあさっきの岩屋も里見義実が雨宿りしたって事にしとけばよかったのに、、いろいろありすぎると信憑性うすいよなぁ。
最後にトビウオの像を見て車に戻った。

何度か寄ってるとこだし、、と期待うすく立ち寄ったトコだったけど、遊覧船なんか初めてだったし、細かいとこは忘れてたりしてて新鮮味あったりして、逆にすごく充実の休憩だった。
忘れてるっていうのもいいもんだね。前来た時(07年、08年)の写真を見てみたら「伝説の岩屋」とかしっかり見て写真撮ってたわw

タグ:観:灯 観:船 観:館 観:装 観:園 観:伝 観:像 楽:乗 楽:眺 楽:験 景:海 景:洞 景:磯 植:草 動:魚 動:鳥 動:虫

梅乃家

ファイル 3019-1.jpg富津市竹岡の127号沿いにあるラーメン店。
千葉のご当地ラーメン「竹岡式ラーメン」発祥の店。

以前に何度か来てたけどCR-Xに乗ってた頃以来だから十年以上振りだし点景にしてない。(コワクにはしてたかな)
という感じでかなり久々に来てみたけど、月曜の11時過ぎでもやっぱり店前には待ってる客がいてその人気ぶりがうかがえた。
っていうか通るたびにその行列は見掛けてて知ってたのでやっぱ休日に比べたら少なく、裏の駐車場に車を停めて自分が並んだ時には前には二人組の待ちがいるだけだった。
で、先に注文聞かれて「チャーシューメン」をたのんで待った。
店に入ってラーメンが出て来るまで20分。まぁ順調。

さてこの梅乃家さん、ラーメンの味も極端なんだけど、昔ながらの千葉の大雑把で雑な印象そのままの店の雰囲気もあって好き嫌いが別れる店。僕は好きだけど友達は嫌ってた。
出てきたラーメンも汁零れてたし、レンゲもそこに直に置くのかという大雑把さ。ネットの口コミ全盛の今の世でこれでも人気店なんだからみんな千葉に理解があるよなぁ、、と感心する。(自分も若い頃はこういう雑さがイヤで長い間千葉が嫌いだった)
千葉の魅力wはさておきラーメンラーメン。いただきます。

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うん、これぞ醤油!これぞ竹岡!
竹岡式ラーメンはその後何軒か他の店では食べてて、どこもおいしく、並ばないからこっちでいいや、、とか思ってたもんだけど、久々に食べてみるとやっぱりオリジナルは違うわ。例えるならビートルズの「ヘルタースケルター」、他のバンドがカバーしたのを聴くと演奏がうまくて纏まってて聴きやすくても、キレた感じやイッちゃった感じが無くてオリジナルこそと常に感じる。そんな感じ。
このラーメンも相当キレてて正直言って日本一の体に悪そうな御当地ラーメン。この濃さがたまらない。
でも汁の濃さもサルことながらチャーシューの濃さも更也で、チャーシューの後だと汁もやさしく、食べ進むと全然問題じゃなくなってきて面白い。
そして賛否両論の乾麺の麺は思ったよりそうと感じずいい柔らかさ。昔は都内でも乾麺のラーメン屋ってわりとあったんだよね。なつかしい。(職場の隣のラーメン屋がそうだった)

ファイル 3019-3.jpg食べてて気がついた。あれ?玉ねぎ入ってないよなぁ、、
店の人に聞いてみると玉ねぎは薬味としての別売りだそうだ。そうだったっけ?「後からでも出せますよ」というのでいただいた。茶碗一杯の玉ねぎは微塵の切り方も中々大雑把だったw

ってわけで後半は玉ねぎの甘味で味の確変。濃さに変わりはないけどね。もちろん汁まで飲み干して御馳走さまでした。今血圧どのくらいだろうねw

店を出た時に店のおばちゃんも外に出てきてたので「10年ぶりくらいの来店ですけど玉ねぎって前から別でしたっけ?」なんて聞いてみた。
ら、昔の先代の頃からずっとそうだったそうだ。でも玉ねぎの値は年によって変動大きくて結構大変なんだとか。「スタイルは変えないけど、値段は少しずつ変えてて申し訳ないです」というので「いやいや人気店は高いくらいじゃないとダメですよ」とか話しつつ、また忘れないうちに来ますと言って店を離れた。

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で、素直に駐車場に戻るのではなく、国道に出て店を撮ったり、対向車側に渡って港町の屋根の先の内房の海を眺めたりした。
トンビがたくさん空に揺れてぴーひょろろ。うっすらと対岸の三浦半島も見えていた。港まで降りてみようかな、、とも思ったけど、やっぱラーメン屋の駐車場に置いたままはよくないよなと思い、駐車場に戻った。
 
 
ちなみに前に来た時のコワクはメニューに無くて探しちゃった。。
随時版の日誌「05.12.05」からだけのコワクだった。
これは最初に来た時で、その後も来てた筈だけど見つからず、何年ぶりかは分からなかった。。
っていうかしっかり玉ネギの薬味は別になってた。

タグ:餐:ら 餐:肉 餐:菜 観:発 楽:話 景:海 動:鳥

大漁亭九十九里

ファイル 3018-1.jpg九十九里町粟生の県道沿いにある海鮮料理店。

ここは確か十年以上前に来たことがあって、その頃とは店の外見や店名が違ってると思うけど、いかにもパチンコ屋の跡地という感じの広い駐車場が印象的でそういう店は他にはなく、最近前の道を通る度にたしか此処だったよなぁと思い、店頭の看板に「はまぐりラーメン」とあるのを見て間違いないと思ってた。
で、今日は朝食軽く、昼食も軽かったので、おやつはちゃんと食べたいなぁと思ってて「はまぐりラーメン」を思い出してたので(海の駅でイワシを見てインターバルとりつつ)来てみた次第。

やっぱりいかにもパチンコ屋の跡という感じの店内に入ると、中も広くパチンコ屋のホールの広さ。サザエの水槽とか漁船の小船とか置いてても余裕の店内だった。
そして(失礼ながら)パチンコ屋の店員さんのような女性スタッフに通されて席に着くと、テーブルにはハマグリも焼けそうなコンロが乗ってて、そういう料理も楽しめる様だった。
メニューは色々あってちゃんとした海鮮料理もメインで揃ってたけど、そこまでちゃんと食べたいわけではないし最初から「はまぐりラーメン」のつもりだったので迷わずにそれをたのんだ。

そして少し待って「はまぐりラーメン」登場。
おお、大きなハマグリがドンと三つ乗った勇ましいラーメンだった。

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これはこれは。大きなハマグリも食べ応えあって良かったけど、甘みある汁が貝の風味濃厚でおいしく最高だった。
正直麺は普通で悪くはないけど主役は汁だと思えた。つまり、ハマグリの乗ったラーメンではなく、麺の入ったハマグリ汁!という印象。
この甘みと爽やかな感じは、、、と思いめぐらせて思い出したのが青森の「いちご煮」。そういう方向のおいしさで思いもよらぬ満足感。
これはいい!もっと早く寄ってみてたらよかった。

ところで、食べ終わってから会計の前にちょっと店内を見てまわった。
客席の端にお土産コーナーもあるけど、気になってたのは客席の先にある大きなワタリガニのオブジェ。
荒々しくカッコよくいい造形で、波に乗ってるのかと思ったけどよく見たら違って、酒だるを割って酒を流しているトコだった。

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もろパチンコ屋跡の店の構えで損してそうだけど面白い店だった。また食べに来よう。
 
 
で、
帰ってから昔の日誌や写真を振りかえってみると、、
点景とか始める前なので大体の時期は読めてたけど、思ったよりも昔でもなく13年前の随時版の日誌で此処をみつけた。日誌つけててよかった。

昔の店名は「海の駅 九十九里パーク」
現在の「海の駅 九十九里」が出来る前で、ここもお土産売場がメインで奥にに食事コーナーがある形だった。繋がりがあるのか無いのか、、どういう経緯で店が変わったのか知らないけど、ネットではゴッチャになっててまぎらわしい。(そしてその時から気になってて写したメニューの「はまぐりラーメン」は今のとは違って小型のハマグリがパラパラと入ってる写真だった。)
で、気になってはいたけどその時食べたのは別のメニューで「さんが焼き丼」を食べてた。「さんが焼きがのった茶漬け風丼。おいしかった」そうだ。ラーメンより丼の気分だったのだろう。
 
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それでもずっと気にしてた「はまぐりラーメン」を13年後の今日になって食べれて良かった。

タグ:餐:ら 餐:貝 餐:汁 観:模

魚座屋

ファイル 3017-1.jpg銚子市川口町の銚子漁港(第三漁港)前にある水産物即売センター「ウオッセ21」内の食事処。

今回このウオッセにはトイレだけつもりで来たんだけど、一応店も見て歩いた。
で、
通りの両端側にそれぞれ食事処があるんだけど、前にイワシの寿司を食べたのは明るい印象の方の店だとばかり思ってて毎度チラッと見るたびにもうそんなメニューは無くて「なくなっちゃったのかぁ、、」と思って諦めてたんだけど、実は違って、逆側の少しゴチャっとした方の店にイワシ寿司のメニューがあることに気づいた。こっちだったのか。(っていうか、前回点景にしてたんだからチェックしとけよって話w)

店内覗くとカウンター席も空いてたので、じゃあここで食べて行こうと中に入った。

ってわけでずっと諦めてた「いわしにぎり」10年ぶりのオーダー。
前食べた時よりボリューム落ちてたら悲しいなぁ、、なんて思いながら待つと、アニハカランヤ。しっかりと大きなイワシがペロンと乗った記憶の侭の「いわしにぎり」が出て来て嬉しかった。

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皿がちょっと派手でせっかくの青魚の光加減がまぎれちゃったような感じだったけど、イワシ自体はしっかりプリプリで一貫頬張ると口いっぱいにイワシ脂が広がって思い切り食べられる至福の一品。やっぱイワシが一番好きだわ~
一貫一環味わって四連続の幸せ。しっかり味わって大満足。

まぁ昼の食事にしてはまた軽めの量だけど、何かを買って補おうというのは蛇足に思え、何も買わずに車に戻った。
また銚子に来たらこここよ。
 
 
ちなみに前回の点景

タグ:餐:鮨 餐:魚

道の駅 発酵の里こうざき

ファイル 3016-1.jpg神崎町松崎の356号沿いにある道の駅。

東方向の定番コースにある道の駅で、通過も多いけど他に比べたら比較的よく寄る方だと思う。
今日は食事のつもりでの立寄り。佐原の道の駅でもよかったんだけどね。なるべく午前の内に食事して薬を飲みたかったし、列の前の車が一台も曲がらなかったので寄る気になった。

で、奥の食堂の方でちゃんと食べようと思ってたんだけど、何気に「神崎ピッツァ」という幕が気になった。前からこんなんあったっけ?「神崎名物ひしほ使用」とあって、発酵の里らしい品。取り敢えず軽くこれでいいか!と思い、中央のカフェの方に入った。

「神崎ピッツァ」を注文すると「注文受けてからの焼き上げで7、8分かかります」と言われた。カフェは客席すいてたのでまぁのんびり待った。水とか無かったからコーヒーも頼めばよかったかな、、とか思った。

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そして「神崎ピッツァ」登場。
焼きたて熱々なのでゆっくり食べた。
正直「ひしお」の感じはよくわからなかったけど、伸びるチーズと乗った具もおいしく、そしてパイ生地がサクッとカリッとしたタイプでおいしかった。
個人的にはこういうピザが大好き。昭和の昔の喫茶店のピザに憧れた世代なので、生地がパンみたいなデロンとするのより、クラッカー寄りのサクッとした生地の方が「ピザ!」って感じがして好きなのよ。

ってわけで、食事としては軽すぎるけど満足。
でも薬飲むには足りないかなぁ、、と直売店を覗いた。
ここに来た時はいつも買ってるお気に入りの玉子焼きが今日は無かった、、、

ファイル 3016-3.jpgまぁいいか、と、店を出たとこで、テント販売してたおかきの店があった。
見ると一袋100円なんて手軽なのがあったので一つ購入。

どこの店だろ?と裏のタグを見ると鹿嶋の店だった。潮来とかあっち方面が強いのかな。
走りながら食べたらこれがうまくて止まらずに一気に食べちゃった。もう一袋別の味のも買っとけばよかった。

 
ちなみに前回の点景

タグ:餐:麭 餐:菓 道の駅

竜島海岸

ファイル 3015-1.jpg鋸南町竜島の海岸。
勝山漁港から佐久間川を経た北の海岸で、その先にある竜ヶ崎堤防の前の駐車場で車を停めて降りてみたら、「源頼朝上陸地」という石碑と解説板があった。
へーここが!
この海岸は以前にも何度か車で通ったことあったけど、そういえば降りて歩くのは初めてで、源頼朝上陸地と言われても以前ならピンとこなかったかもしれないけど、今年は丁度冬に千葉城に行って(頼朝を助けた)千葉氏についての歴史に触れたばかりだったし、その前には歴博で鎌倉幕府とかに興味もてたりしてたので、まるで順番踏んで誘われて来たような気分。ドライブの神様の誘いですか。まぁ今年は千葉県内ばかり廻ってるから必然って気もするけどね。
それにしても石碑や解説板を撮った写真は全部ピンボケでガッカリだった。。ダメだこのカメラ。(けど、それ以外の写真は割とちゃんと撮れてたので点景にした)

さてさてそれはさておき、西日眩しい海岸での休憩。
ここは公園のように整備されてて、歩きやすいスロープの遊歩道で堤防前の広場に進めた。まずは南側の竜島海岸の砂浜を横目にその先の島と海を眺められた。

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広場の北側も大六海岸から真珠島への海が見え、島の裏に横たわる岬のような山並は鋸山の後ろ姿。
手前では釣りをする人が程よい間隔で賑わっていた。釣れても釣れなくてもこういうとこでのんびり糸を垂れてるのもいいねぇ。

海を見ながら堤防を歩いてみたけど、釣り客は堤防の先にも多く先端まで行く気もせず中間までしか進まなかった。
覗き込んだ海は水もキレイで波で揺れつつも海中が透けて見えた。

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堤防と並んで小さな柵のある突堤も並んでて、こっちの方が海の中を覗き込みながら歩くのに丁度よかった。
波で揺れてるのもあったけど残念ながら魚影は見えず、しばらく見てたけど見えるのはゆれる海藻くらいで、生き物は海面より上の岩についたマツバガイくらいだった。

そんな感じでゆっくりと、また最後に南側の竜島海岸の砂浜を見て戻った。
そういえば先に見える島「浮島」の隣の大岩(大ボッケ)には穴があいてるのが見えてたのでズームしてみた。これはフォーカス利いて良かった。
そうそう勝山漁港でちらりと見えたこの岩が気になって見えるトコないかなーと海沿いに進んでみてたんだっけ。(ちなみに浮島の前にかぶるようにある岩の小島「みさご島」は、ヤマトタケルと共に相模から海を渡り荒れる海に身を投じて救ったオトタチバナヒメのなきがらが漂着した島だそうだ。。まじか。ちょっと日本の歴史が流れつきすぎてて怪しくなってきたw)

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車に戻ると脇の陰でニャンコが寝てた。。
近づいても逃げずのんびりしたもんで、「何かくれ」って感じでニャーとなかれた。
えーハンドル切ってバックして出たいんだけどなぁ、、この位置で寝られてると踏みそうで不安だなぁ、、と思いつつ乗り込んでエンジンかけてもやっぱり動かず。
あきらめて真っすぐバックして細かく切り返して回頭した。

タグ:景:海 景:浜 景:島 景:岩 観:史 動:獣

道の駅 富楽里とみやま

ファイル 3014-1.jpg南房総市二部の県道沿いにある道の駅。館山道のPAでもある。
ここは国道沿いではないので来たのはまだ三回目。一度はCR-Xの頃に友達と待ち合わせで、もう一度はデルで来て点景にして自分的には補完した感覚でそれ以降来てなかった。

今日はたまたまこの近くの県道を走って来てたので寄ってみたわけだけど、この初めて通ったつもりの県道も友達と待ち合わせた十数年間に通ってたのかもしれないなぁ。。

ファイル 3014-2.jpgさてさて、この道の駅は二階が館山道のPAになってるのでそれこそ一般的な房総土産やチョイ食いコーナーなど色々揃っててさすがなイメージ。
それだけに前に来た時は混雑しててそれもあってそれ以降は足が向かなかったんだけど、今日は全然すいてて印象反転。

悠々と一階の売店を見てまわり、二階に上がってチョイ食いコーナーを物色。
とくに二階は思った以上に外観からの木のイメージいっぱいで広々した空間でイイ休憩所。

軽く「さんが焼き」と「鯨メンチ」を購入。昼飯はマニアックな地魚寿司だったので、おやつはミーハーな房総名物の一品。テーブル席でゆったり食べた。

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「さんが焼き」はお魚のつくねというかハンバーグ。おいしいおいしい。
「鯨メンチ」は思った以上にぎっしりクジラ。カツといってもいいくらいだけど、鯨くささもなく食べやすくおいしかった。「味はついてるけど薄く感じたら」とつけてくれた醤油もかけてみた。これがまたいい感じ。醤油なんだ。醤油があうわー。うまかった。

食べ終わった後、店の前からテラスに出てみた。その出たトコに吊られたタペストリーに「伏姫さんが焼き」の解説などが書かれていた。
三種の香味野菜を混ぜるから「さんが」とついたそうで、そういえば野菜の感じで魚臭さがなくなってるというのはなるほどと思った。(単に「なめろう」を焼いただけかと思ってたけど違ってた)

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テラスから真ん前に停めた自分の車を見下ろしつつ、横の館山道に植木で描かれた「富楽里」の文字やその先の小さく形のいい山々を見つつ、階段おりて車に戻った。

 
ちなみに前回の点景

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