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松ヶ岡開墾場

ファイル 1400-1.jpg鶴岡市羽黒町松ケ岡にある国指定史跡。
明治維新後に庄内藩士が開墾開拓した拠点の地で、瓦葺上州島村式三階建の蚕室というものが五棟も現存している。
この蚕室が外から見るだけでも大きく立派でいい雰囲気。

そんな貴重な史跡でありながらその建物は、記念館だけでなく映画資料館、食事処、陶芸教室などに利用されていて、ちゃんとした時間にくれば色々楽しめる体験村っぽい感じになってるようだ。
もちろんまだ早朝でどこも開いてはおらず、人もいなかったのでかえって静かにその建物を見て回れた。一人で史跡として思いめぐらせながら歩くにはいい時間だと思う。

駐車場から一番手前は四号養蚕室で「庄内農具館」になっている。
その向かいが五号養蚕室で「庄内映画村資料館」。
入口の掲示板の建物案内とかもこってて面白そう。

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五号の隣の三号養蚕室は「庄内映画村」の事務所のようで、そういえば最近よく聞く(俳優女優のブログとかで見かける)「山形での時代劇ロケセット」というのが近くにあるらしい。寂れた廃村や山中の宿町のシーンなどは殆どそこでの撮影のようだ。

その間に工芸教室や蚕蔵や陶芸教室があり、二号養蚕室が食事処、一号養蚕室が「松ヶ岡開墾記念館」になっていた。

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蚕室の桜通りを抜けると一番奥は「松ヶ岡本陣」。
これも国指定史跡。
だけど「本日貸切」だそうだ。(貸切は一日8000円と出てた)
どうせここも中を見れる時間じゃないから何の問題も無し。佇まいだけ見てまわった。

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元和8年(1622)に鶴岡城整備のための仮殿として建築、その後郊外に移築して藩主の休憩室として使われていたものを明治に此処に移築して本陣(集会所兼事務所)としたそうだ。
前の神社のこんもりした丘があってその途中から少し下ろせた。

さてまっすぐ駐車場に戻って、最後に駐車場の先にあった「新徴屋敷」を見てみた。
これは庄内藩配下の江戸市中警備「新徴組」の隊士が戊辰戦争後に庄内藩士として鶴岡に住むときに造られた屋敷で、すぐにこの松ヶ岡に移築して開墾士各戸の住宅として使われた物だそうだ。
京の「新撰組」に比べると「新徴組」というのはまるで知名度が無く、ここにきて初めてそれに関わる遺構を見た。へー。

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戊辰戦争で最後まで負けることなく奮戦して恭順した庄内藩は、他藩より寛容な処分で(薩摩の西郷隆盛の指示とされている)流刑になることもなく、廃藩置県後の藩士はこんな領内の土地を開墾して暮らせたのかと思うとちょっと不思議。
もちろん地元だけでなく北海道へ開墾に向かった元藩士も多数いたけど、そっちも薩摩の黒田、西郷が先導ということでやる気出てただろうし、ここで培った養蚕と桑園開墾技術も活かせたそうだ。
(っていうか江戸の薩摩藩邸焼き討ちって庄内藩だった筈だけど怨んでないんだ、、あれはやらせか?)

気まぐれで来てみた割には面白い所で、庄内藩に関する興味も持ててなかなかイイ散歩になった。天気も良くなってきた。

タグ:観:史 観:建 観:屋

鶴ヶ岡城跡

ファイル 1399-1.jpg鶴岡市馬場町にある城跡の公園。
鶴ヶ岡城は江戸時代の庄内藩の政庁のあった城。
あの戊辰戦争で最後まで戦い薩長の侵入を許さなかった庄内藩の城だけど、天守はない水堀と御殿と櫓の平城だったようだ。
また藤沢周平の小説のモデルでもあって、映画化された「たそがれ清兵衛」とか「隠し剣」「必死剣」「武士の一分」とか全部に出てくる城がココなわけだけど、映画じゃよそでロケしてるからピンとこないよね。
興味はあったけど、櫓も門も残ってない城なのでなかかな寄れずにいつも通過してて、今日やっと来れた。

正面から入ると大手門跡には大きな石鳥居があって奥の本丸には藤沢周平記念館と荘内神社があった。記念館はまだやってるわけなく(やってても有料だから入らないけど)、神社だけちょっとお参り。

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境内には「鶴ヶ岡城の石垣」の石とか「お歯固めの石」を納めるトコとか「曲水庭」とかいろいろあった。
「曲水庭」は拝殿脇の地下水の流れる苔のプチ庭園で、本殿脇の裏には「神苑」という小さな山草の庭園もあった。こっちも水が流れてていい雰囲気だった。

ファイル 1399-3.jpgゆっくり歩いてたら朝日がさしてきた。
ああ、晴れてくれた。よかった。

そういえば、神社の周りは早朝からやけに人がいて、合う人合う人大きな声で挨拶されたんだけど、どうやら公園内の掃除ボランティア?の集合場所になってて、僕もその一員だと思われてたっぽいことに気が付いて足早に神社を出た。

そんなわけで掃除が始まっちゃったので護国神社は見ずに通過。
南側の「大宝館」に進んで堀を渡った。
この「大宝館」は、往時は本丸中門の門櫓があったこの場所に大正4年(1915)に建てられた洋館で、入館無料。9時からだそうだ。(まだ6時前)

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公園を出て二の丸角櫓跡(町役場跡)から信号を渡ると、市役所の向かいに国指定史跡庄内藩校「致道館」がある。
文化2年(1805) 創設で文化13 年(1816)にここに移設された現存の建物。入館無料。9時からだそうだ。。

広い県道脇を西に歩いて、二の丸の奥の側の鶴岡公園に歩いてみた。
広場の脇には「雪の振る町を」のモニュメントがあった。
へーそれも鶴岡だったんだ。

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その先には土塁に上るような道があったので歩いてみた。
確か最初に見た「鶴岡城復元図」ではこの隅が「本丸隅櫓」のあったトコだっけとか思って進んだけど何もなかった。っていうかここは二ノ丸なので勘違いしていた。

土塁から下りて歩くと、内堀の北東部は菖蒲園になっていた。
中央の「ショウブ園」はぼちぼち咲いてる花も多かったけど奥の「アヤメ園」はぽつぽつっと咲いてた程度だったのでこれからが見頃なのかな?

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最後に二ノ丸北東にある「御城稲荷神社」に行った。
ここも掃除されてるとこだったけど、邪魔にならないようにお参りした。
年一度の祭礼の日には城下の人々の参拝もゆるされて愛された神社だそうで、明治の城を解体した時にもここだけは民衆の崇敬が厚かったからそのまま残された城内唯一の現存建築物だそうだ。
けど、社も石垣も新しくしっかりして見えた。

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この城跡は城の遺構としては少々見るトコ少ないけど、水堀が二重に半分は残ってて広さと範囲は昔の侭なので「鶴岡城復元図」による往時の城の規模を想像しやすく、公園としてとても整備されてて散歩するにはとても良く、特にトイレが新らしく道の駅以上にキレイなのが嬉しかった。掃除の人達にも感謝です。

タグ:観:城 観:宮 観:園 観:石 観:庭 観:建 植:花

文下のケヤキ

ファイル 1398-1.jpg鶴岡市文下村ノ内にあるケヤキの巨木。
ナビ地図で位置は分かってたんだけど、入り口が分からずに裏からまわってしまった。
なんか普通の家の裏庭みたいで気が引けつつ、解説板もあったので堂々とふらふら見て歩きまわった。
木は国指定の天然記念物で、幹周8.8m、樹高28m、樹齢800~900年と立派な古木。
なにより見た目からして幹周りの太さが凄く、ケヤキでこんな太いの見たことあったかなぁ。。
ちょっと狭く、開けてなかったので全体は見づらいけど、佇まい立派で葉の勢いも若々しく感じよかったので、来てみて良かった。

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さて、木の奥のすぐ脇には赤川の土手があったので、軽く散歩がてら上ってみた。
ら、
土手のすぐ内側は畑になってて川は遠く、水面すら見えなかった。。
けど、なにやら動く動物。
あ、キツネだ。
雨に濡れて痩せ細って見えるけどあれはキツネ(ホンドギツネ)のしっぽでしょ。

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キツネは素早く走って逃げて茂みに消えた。
小雨もまた降ってきたので、あまり歩かずに引き返す。
振り返ると「文下のケヤキ」がひと頭ぬけて飛び出てみえていた。

そして土手を下りて細道を引き返す。
青いアジサイがキレイだった。その裏に「文下のケヤキ」が見えた。
けど隠れるような感じなので覗いてみるか飛び出した頭を見上げるのみ。立派な木だけに埋もれてる感じが勿体ないな。

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タグ:植:樹 植:花 動:獣 観:然 景:川

蔵の湯

ファイル 1397-1.jpg喜多方市松山町鳥見山の121号沿いの道の駅「喜多の郷」にある日帰り温泉。
以前から何度も来ている温泉で、道の駅にある温泉では一番最初に入ったのがココだったんじゃないかな?(調べたら違った飛騨だった)

で、来てみたら、「現在は源泉井戸の掘り替え工事中で温泉ではなく沸かし湯ですがよろしいですか?」とのこと。
温泉じゃないのは残念だけど、入浴料割引で150円というのでかえって喜んで入浴。

風呂は露天休止の広い内湯のみだったけど充分のんびり。
またしても日焼けでヒリヒリして浴槽に腕が下ろせなかったw

入浴話だけでは写真がないので○点景○にしないんだけど、(写真は無くてもいいから入った温泉は全部書いて欲しいと言われたこともあったけど、、)入浴後にまた例の喜多方ラーメン系の変なメニューが気になって食べちゃったので点景。

ファイル 1397-2.jpg「喜多方らーメンチ」というラーメン味のメンチカツ?。
ラーメンの具を豆腐でつないで汁で味付けしたものだそうだ。
(ちょっとまて、メンチは挽肉が入ってこそじゃないのか、、)
メンチのつもりで食べたら肉じゃないし、かといってラーメン味というほどハッキリした感じではないけど、まぁおいしかった。
たまに出てくる短い麺の端や具材がちょっと別の下品な想像をかき立てそうだったけど堪えて平静に食べられた。

ファイル 1397-3.jpgそれとまだある喜多方ネタ。「ラーメンだんご」
小さい鳴門が乗ってたりして見た目可愛らしいデコ団子。
みたらしは醤油の方向だからこれはバッチリだろうと食べてみた。
ら、なんか妙。
タレはラーメン汁味だけど妙に優しく、かかった胡椒は妙に浮いてて、そして団子自体が甘くて妙にチグハグ。もっと塩っけ強めのドライな方向に振った方がいいんじゃないかな。。
まずくはないけど、ちょっと難しい顔して食べた。

と、今回の喜多方ラーメン系の変なメニューもやっぱり残念な感じでdisりまくりの申し訳ない記事になってしまった。。
ハッキリ言うと、つまり、ラーメンはラーメンで食べるのが一番イイということですな。

ファイル 1397-4.jpgで、その後道の駅の土産コーナーに行って、お口直しに前回唯一おいしかった「喜多方ラーメン生大福」を買った。
なんか団子と同じ方向性ではあるけど、これだけはなんか好き。

「40分後に食べて下さい」といわれて、経過を楽しみに走って米沢くらいで食べた。

タグ:楽:湯 餐:揚 餐:菓 食:串 楽<残 道の駅

うえんで食堂

ファイル 1396-1.jpg会津若松市大戸町上三寄大豆田の118号沿いにあるラーメン食堂。
「牛乳屋」という人気店が休憩時間だったので来てみた。
この界隈にはその人気店の「牛乳屋」と、少し手前の「ばんげや」とここの店の三軒の会津ラーメンの店があるけど、ここだけは来たこと無かったので今回初来店。
(っていうか「牛乳屋」はずーっと行けてないなぁ。。)

駐車場側には暖簾が出てなくて、アレ?と思ったけど、国道側の正面入口にちゃんと暖簾かかっててほっとした。

店内は全席座敷で、田舎の家の部屋まんまの座敷の壁には会津の鶴ヶ城のポスターなどが貼られまくっててちょっと独得だった。

で、他の客がたべてた焼き鳥がすっごく気になったけど、そんなに空腹でもないのでここはおとなしく「中華そば」
普通麺と手打ち麺とあったけど、普通にしてみた。

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うんうん、やっぱりおいしい会津ラーメン。
「ばんげや」もうまかったけど、ここもおいしいじゃないか。
醤油のうまみまろやかにコクのある嬉しい味。
実は汁まで飲めるか自信のないくらいの腹減り具合だったんだけど、満腹を恐れる間もなく一気にペロリと汁まで完食。ぷはー。

あー「牛乳屋」ってどんなだったっけ?近くにこんな店があっても並ぶほどの差があったかなぁ、、
それにしても同じ福島の醤油ラーメンなのに白河とも喜多方とも違った独得な感じが面白いわ。

タグ:餐:ら

道の駅 しもごう

ファイル 1395-1.jpg下郷町南倉沢の289号沿いにある道の駅。
前に来て以来の二度目の来訪。
なんか観光バスも停まってて意外と混んでいた。
あー大内宿とかの観光だとこっちが帰り道になるのかな?

まず手前の情報掲示コーナーに茅葺屋根の切断された構造見本がケースに入って展示されていた。
んーやっぱり大内宿帰りの客を見込んでのものかな。
大量の茅を整えて纏めて積み上げるのも大変だよね。

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その脇には水草の入った桶が並んでいた。これはなんだろう?
なんの説明もなかったけど水を流してたから何かあるのかなと覗いてみた。ら、なんか虫が泳いでた。
ホタルの幼虫?は夜行性だっけ、、ヤンマ系のヤゴ?(虫苦手な人ゴメンナサイ)

ファイル 1395-3.jpgさてさて、前回この道の駅に来て気になっていたものがあって、まだあるかなーと思ってみたらまだあった!
ロシアっぽい白人の可愛い女の子が売ってた「ピロシキ」屋台。
みるとピロシキ以外にもケーソ(チーズパイみたいなの)とかフォレスト(砂糖のパンみたいなの)とか色々あった。 けど、女の子は飽きて座ってスマホいじってた。。成長しちゃったんだねぇ。

とりあえずタマネギ入りのピロシキを買って食べた。おいしかった。

ファイル 1395-4.jpgそしてやっぱり今日は暑いからソフトも行くべきかなー。
ちょっとお腹ゆるめだったから(小)の方でイイかなと思ってたけど、(大)ならJAFカードで50円引きになるそうなので、そっちにしちゃった。

白いジャージーソフト。変わりダネがすきな僕は滅多に食べないけど、久々に食べたらうまかった。
なんか若干メレンゲ方向的なフワッとしたフカフカな感じ。それに
コーンがチョコ味でおいしく、後半はチョコミルクな感じも楽しめた。前からこうだったっけ?(前回は(小)だったので普通のコーンだったようだ)

そんなソフトをまた建物の裏のボコボコ小山風な芝生で座って、山を眺めながら食べた。

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ちなみに前回の点景は
そういえば今日チラッと見たとこ「みそやきそば」というのはもうなくて「ソースやきそば」になってた。。

タグ:餐:饅 餐:冷 動:虫 道の駅

道の駅 やいた

ファイル 1394-1.jpg矢板市矢板の県道沿いにある道の駅。
点景記事も二度目で何度か寄っている道の駅。だいたいいつも食堂が閉まった時間だったりもう食事すませて来てたり年始で休みだったりしてトイレ休憩だけのことが多かった。
で、今日は逆に、何故か此処まで通過通過で何も食べて無く、時間もまだ遅くないのでたまにはここの食堂で食事してみようと思ってきてみた。

ファイル 1394-2.jpgさて、食堂に入ってメニューを見たけど、オススメは蕎麦のセットらしく、んーそばはさっきパスしちゃったしなぁーとかなんとかいってちょっと迷った。トコとん優柔不断な日だなぁ。
ふと外を見ると「栃木産もち豚」の幟が見えたので、豚肉系にしようと思い、「和豚もち豚かつ丼」にしてみた。

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うん、おいしいカツ丼。肉もイイ感じ。
っていうか、カツの下の玉葱がたっぷり入ってて玉葱好きには嬉しい内容。
普段はよけることが多い紅生姜も散らして一緒に食べると、甘めの丼にいいアクセントで悪くなかった。

思ったより量もあって程良く満腹。最近胃が小さくなった気もする。。
実はこの道の駅のいつものお気に入りは惣菜売場の「落花生おこわ」のおにぎりだったりして、チョイ足しで食べようと思ってたけど無理そうだわ。。

でわけで、軽いデザートのつもりで「ともなりんごプリン」というのを買ってみた。
匙をもらって日陰のベンチで食べた。

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これが思った以上にばっちりリンゴ味。
そういう風味のカラメルが絡んだようなプリンでおいしかった。

ファイル 1394-5.jpgそうそうこの道の駅の特徴で前回も記事にしてなかったのがモデルハウス。
高原山から切り出したというスギで建てたモデルハウスがあって、自由に入れて休憩できたりする。
でも勿論、飲食禁止なのでそんなにくつろぐこともなく、いいねーと思いながら見てまわるくらいなもんだけどね。

ちなみに前回の点景は
「落花生おこわ」はこの時食べて以来のお気に入りで、この後も何回か買ってたべている。

タグ:食:丼 餐:揚 餐:菓 餐:卵 観:屋 道の駅

猪俣の百八燈

美里町猪俣の254号に案内があったので何気なく寄ってみた所。
「国指定~」とあったので来てみたんだけど、細い坂道の上の公園の先に進むと、舗装が切れて道が無くなった。。
あれ?さっきの公園だったのかな?と思ってたらそこに「猪俣の百八燈」との案内板があった。

ファイル 1393-1.jpgてっきり108つの石燈籠かなんかがあるのかと想像してたけど、そんなものは無く、案内板をよく見たら「国指定重要無形文化財」だった。あー無形かー。。それじゃなにも無いや。

と思ったけどよく見ると丘の縁に土を盛った杭みたいなのが並んでいた。
どうやらそれが灯をともす塚になるようだ。

ちょっとその並んだ土の灯塚と丘からの風景を眺めて歩いてみた。

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何でもない田園風景だけどいい眺め。
並んだ土の灯塚もなんか城壁みたい。

ファイル 1393-3.jpg案内によると百八燈は、お盆に地域の青少年が組分けして灯をともして猪俣一族の霊を慰める行事だそうで、大人の介入が一切無いのが特色だそうだ。
(現在ではそれに合わせて夏まつり花火大会とかもやってるらしい)
猪俣一族とは平安・鎌倉時代の武士団で、武蔵七党のひとつに数えられ源氏に仕えて奮戦し武功を上げたそうだ。
頭領の猪俣小平六は源義朝の十六騎の雄将と呼ばれ、源平合戦では西国でも武勲を上げて鎌倉幕府で高い位をいただいたそうな。へー。

その祭りの時以外はまったくなんでもないようなスポットではあるけど、普通にいい眺めで休憩できた。


ちなみに猪俣というのは学生の頃に親友ってくらいに仲良かった友達の苗字でもあって(字は違うけど)なんとなくそんな事で気になって寄ってみたっていうのもある。

タグ:楽:眺 観:重 観:具

道の駅 しもつけ

ファイル 1392-1.jpg下野市薬師寺の4号バイパス沿いにある道の駅。

最近は高速みたいなせわしなさがイヤで滅多に通らなくなった4号バイパスだけど、振り返ってみてみたらこの道の駅は点景記事三回目だった。。
でもま、前回二回は共に「しもつけ丼」の食事話なのでいっか。

今回はアイスネタ。
アイス系の何かを食べたいくらいの暑さだったので、道の駅に行けば絶対に何かあるだろうと思ってきてみた。

ら、ここには「GELATERIA伊澤いちご園」という洒落たジェラ店があった。
抹茶とかピスタチオとかいろいろあって迷いそうだったけど、ここはやっぱイチゴでしょ。「いちご園」だし。
イチゴをたのむと「ソルベとミルクがございますが」と、、結局ここで迷っちゃった。
「どっちが人気なの」と聞くと「暑い日はソルベがさっぱりしていいかと」ということでソルベにした。

でも、盛りつけ時に「一口おまけで別の味が選べます」とのことでイチゴミルクを足したのでパーフェクトw

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先に一口のイチゴミルクを食べたら優しい感じでおいしかったのでこっちメインにすればよかったかな、、とか思ったけど、酸味のあるソルベはなるほど暑い日向きでさっぱりしていいね。(言われたまんまだけど)

ひんやりしたとこで、混んでた店内も軽く見て歩いた。
ここの道の駅は物産店も洒落ていながら充実してて、更にスーパー並に試食も楽しめたりしてなかなか素晴らしい。(ザーサイが旨かった!)

ファイル 1392-3.jpg惣菜も充実してるなぁ、、と見てたら気になるものが。
「かんぴょうバーガー2?」
「2」って何だ?Ver.2.0って事かな。
そういえば干瓢は栃木の特産物だったっけ。
面白そうだから買ってみた。

すぐに外で食べたかったけど、、昼に食べた大盛りの蕎麦で、あまり空腹ではなく、すぐには食べられず車の中へ持ち越した。

で、腹減るまで間おこうと思ってドライブしてたけど、なーんか気になってしょうがないので、30分位走って市街地を抜けた辺りで食べてみた。

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これは割とあっさりな感じのコロッケのバーガー。
そのモサっとしたコロッケが、ニョロっとした干瓢と、シャキっとしたキャベツに挟まれてて奇妙な感じ。
この干瓢の、ニョロッとしてるくせに食べるとサクッと軽く甘い感じが奇妙でおもしろく、モサっ!ニョロっ!シャキっ!サクっ!って感じだった。

それと、ウチら世代の貧乏な昭和の子供達は多分みんな一緒だと思うけど、、
法事とか葬祭とかで寿司が出ても、子供らは大人と一緒には食事をさせてもらえず、子供達だけのテ-ブルで(わさびの入ってない)細巻きの寿司ばかりを食べさせられてて、早く大人になってサビ入りの刺身の乗った寿司を食べたいなぁと憧れたもんだった。
そんな細巻き(主にカッパ、沢庵、干瓢の三種。鉄火はサビ入りで大人テ-ブル行きだった)の中でのマイヒーローが干瓢巻きだったので、とても懐かしく、最近食べないけど大好きな食材だったのだ。
久々に食べるとイイねー。あらためておもしろい食べ物だと思った。

けど、やっぱりあまり腹減って無くて、それでも一気に食べちゃって満腹状態でドライブを続けた。

タグ:餐:冷 餐:ば 餐:菜 楽:懐 道の駅

道の駅 発酵の里こうざき

ファイル 1391-1.jpg神崎町松崎の356号沿いにある道の駅。
つい先日の4月29日にオープンしたばかりの道の駅で、356号のこの利根川土手沿いはよく通る道なだけに待ってましたという感じ。

最初は何もない田圃に盛り土してて何が出来るのかな、、とか思いつつ通過してたのが、道の駅だと知ってからは通るたびに進捗が気になっていた。
去年暮れには建物が建ち初めて、今年に入ってやっと駐車場への道が造られて、気が付けば思ったよりも早いオープンだったような気がする。

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さてさて、実は今日は朝から何も食べてなかったりして腹ペコだったので、何か食べられないかなーと歩いてみたら、入口前のテントの店で面白そうな物発見。
老舗「平甚」の味噌をベースにラーメンスープで焼き上げた「焼みそラーメン」。
「平甚」というのは神崎の町の自家製味噌を売る酒屋だそうで、「前に行った酒蔵祭りの通りですか?」と聞いたらその通りで、「酒蔵祭り」で話がはずんでいろいろ話が聞けた。

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で、その「焼みそラーメン」
やっぱりラーメンっぽさより断然焼そばっぽさのほうが勝っている感じだけれど、あっさりして変わった風味の焼そばって感じで味噌の風味も仄かにあって美味しかった。
このテントはずっとやるのかな?おいしかったので、オープン時だけじゃなくて毎週末出てて欲しいな。

ファイル 1391-4.jpgとりあえず空腹がやや収まったトコであらためて店内を覗いた。
農産物売り場の隣の「発酵市場」というのがこの道の駅の駅名にもなってるメインの特色ある売り場。
入口には醸造の桶が置かれ、店内に入ると爽やかな麹の香りで酒蔵を思い出すような感じ。商品も塩麹などの発酵食品から酒、味噌、醤油と揃ってて、見るとどれも神崎製だったりするのが凄い。(土地のものかと思って裏を見たら製造は別の、、ってトコ多いもんね)

で、すぐに味わえそうなちょこっとしたものを購入。
「花火山 大吟醸酒ケーキ」のばら売り。
でも買うときに気がついて「これ運転手でも平気ですよね?」と聞いてみたら「一応アルコールは1%未満なんですが偏りがあって濃い部分があるかもしれないので運転される方は控えて下さい」、、、だそうなので、これは開けずに帰ってから食べる事にした。

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それと発酵甘酒飲料「米グルト」
こっちは『ノンアルコール』とはっきり書かれてたので安心。
飲んでみたら、これが意外と濃い味の米麹飲料。かなりの米の香りで酒蔵を思い出すような甘酸っぱい風味。これは好きな人じゃなきゃ飲めないね。おいしかった。

更に奥には食堂もあって、そこも塩麹揚げとか味噌麹焼きとかのそそるメニューが揃ってたけど、とりあえず今日はいいかな。常設だろうからまたいずれ空いた時に来よう。

この道の駅は場所的にも内容的にもこれからもちょくちょく来る事になりそうだ。


あ、そして帰ってから食べた「花火山 大吟醸酒ケーキ」は日本酒の香りのカステラケーキ。口に入れて息吸うとモロに酒。
酒飲んでカステラは合わないだろうけど、これ食べて酒は合いそうな気がした。

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