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道の駅 親不知ピアパーク

ファイル 1530-1.jpg糸魚川市(旧青海町)外波の8号沿い北越道親不知IC出口前にある道の駅。
海に突きだした北越道の高架脇にある細長い道の駅で、何度か寄ったことはあるけど、この辺りでは「能生」の道の駅に寄ることが断然多くて此処はちょっと久々かな。

そういえば天気悪くて波荒い時とか、日暮れの暗くなり始めた時とかしか来た記憶なくて、今日みたいに天気のいい青い海が広く眺められるのは初めて。
高速の橋桁のコンクリが迫ってより狭い印象だった道の駅だけど、こういう時間に来れば結構落ち着いて長い海が眺められるんだー。と気が付いた。

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そして海を眺めながら奥まで歩くと、大きな海亀の親子の像があった。うー登りたい、、という衝動は抑えて眺めて回った。

一番奥に以前食事した二階建ての食堂があって、その脇に(パッと見トイレみたいな)「翡翠ふるさと館」というのがあった。
無料なので入ってみた。

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中は翡翠をメインに展示(+販売も)されてて、中央の102トンの翡翠の原石というのが迫力あった。こんなでかいと宝石って感じしないね。
奥にはこの地域での信仰深い奴奈川姫の伝説のコーナーもあり、北陸道親不知高架橋の模型とかもあった。

さて高架下を少し戻ると、他にも土産と軽食の店「レストピア」などがあったので入ってみた。
軽食コーナーはなんかいろいろと御当地っぽいメニューがあって、チョイ食い程度の物もあったので、(周りが昼食で定食とか食べてる中)おやつ的にチョイ喰い。
「めぎすだんご」と「かまぼこメンチ」どっちにしようかなーとか迷いつつ両方いっちゃった。更に食券受け口の脇に並んでたおすすめ小鉢「タラの子煮つけ」まで付けちゃった。

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これは立派な食事では?、、いえいえ お や つ です。
「めぎすだんご」は似鱚とも呼ばれる深海魚のつみれ揚げ。イワシより軽い感じの魚味。

「かまぼこメンチ」は『一印かまぼこ屋』という糸魚川の老舗かまぼこ店の名物B級グルメ。これはおいしかった!かまぼこだけどちゃんとメンチっぽくて面白い。次回は店の方にもいってみようかな。

そして「タラの子煮つけ」はタラコとシラコを甘く煮つけたもの。これもおいしい。もう御飯ほしくなっちゃうね。これで100円なんて海が近いっていいねぇ。(プリン体?なんですかそれ)

ここはちゃんとした食事にも「げんぎょ丼」とか「ひすいラーメン」とかいろいろ気になるものが多かったので、また次はちゃんとした食事で寄りたいと思った。

タグ:景:海 景:浜 観:像 観:館 観:石 観:模 餐:揚 餐:魚 道の駅

杉沢の沢スギ 水源の森

ファイル 1529-1.jpg入善町吉原にある国天然記念物「沢杉」の残る自然環境保全地区。

その名前から、杉の巨木があって水汲み場がある公園のような場所を想像して来てみたんだけど全然違った。
なにらやら森があってビジターセンターみたいな建物のあるスポットだった。「沢杉」というのは個体名じゃなくて種類名だったようだ。

取り敢えず無料のようなのでその「沢スギ自然館」に行ってみた。

漏斗の形のその自然館に入ると先ず水槽に「入善町吉原沖 海底林」と書かれた8000年前の埋没樹幹が標本として沈んでた。へー。

館内には誰もおらず、管理の人の姿も見えなかった。(水汲めるトコあるのか聞きたかったんだけど)
そして漏斗の部屋に進むと真ん中にその「沢杉」がクネーっと立ってて、その周りの螺旋階段の上が展望室になっていた。

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壁にはパネルなどで杉や森や地質の解説があり、裏側には窓ガラスの下部が池を覗けるようになってて生息する魚「トミヨ」の解説があった。
え!トゲウオ科の「トミヨ」が見れるの?と屈んでじっくり覗いてみたけど、一匹も泳いでいなかった。。この季節だからかなぁ。。非常に残念。

魚は諦めて螺旋階段を登って展望室に上がってみた。
おーおー、硝子張りながら見事に360度の展望。
東側に駐車場、広い田圃を南に向くと太陽正面で良く見えない山々が霞んでた。もっと夕方だったら良く見えるのかな?

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西から北には海が見える。山は遠いいけど海は間近。そして目の前に沢杉の森。
いい眺めだし、いい天気でのんびり。

んーこの森を歩こうかな、、そんなにのんびりして時間大丈夫か?とか思ったけどまだ10時過ぎ、余裕じゃない?
ってわけで、取りあえずちょこっと森を歩いてみようかと思った。
階段を下りて遊歩道の木道への出口、、は何故か閉鎖されていた。
あれ?歩けないのかな?
でも一旦外に出れば脇から木道に入れた。??立入禁止とも通行不可とも何も書かれておらず、自然館からの出入り口のトコだけ修理中なのかな?と思って歩いてみた。

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木道はしっかりしてて歩きやすかった。水源の森ということで湿気もあって弱り易いんだろうけど、僕が歩いて問題ないくらいだった。

歩いてたら「沢杉」の解説があった。
根元から生えた苗木が雪で曲がってクネーっと伸びる杉だそうで、伸びた先で地面に着くとそこでも浅い根を生やして安定させるそうだ。へんな樹だなぁ。

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そんなクネクネ曲がった「沢杉」が一層密林の雰囲気を醸し出してて爽やかな木漏れ日の中、ちょっとした探検気分で楽しく歩けた。
昔はここら辺はこんな森だらけだったのが開発で切り開かれて、今ではこの区画だけになってしまい、「沢杉」も此処だけにしか残ってないそうだ。それで国の天然記念物なんだね。

森の中は木道に沿って沢が流れてて、ホント海の間近だということを完全に忘れさせてくれた。

そして奥の方まで歩くとそんな沢が浅い池となってて広がっていた。
そんな池をそっと覗くと、何やら小魚が泳いでいた。
お、お、お、これはもしや「トミヨ」か?そうだ間違いない。細いし口が長いし水底に映った影もそんな形だ。ナイスナイス。歩いて来てよかった。自然館で見れなかった「トミヨ」がこんな森の奥で見れるとは思わなんだ。(でもやっぱ上からじゃなくて横からみたかったな)

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「トミヨ」は「イトヨ」や「ハリヨ」と同じ巣を作って子育てするトゲウオ科の魚。名前もかわいいよね。環境の変化で激減して珍しい魚になってるけど、これで取りあえずドライブ中に三種類とも見れた。(イトヨは福井、ハリヨは滋賀で)
それぞれ間隔開けて何匹も日向ぼっこするように泳いでいた。ゆーっくり眺めて満足。

その先に進んでぐるっと周って戻ろうかと思ってたけど、池の先で木道は切れていた。?修理中?あまり樹の根を踏んで歩きたくなかったから来た道を戻った。

そして途中で枝道に折れて西側に進んでみた。
途中、沢を横切る橋では湧水の噴出口っぽいのも見れたし、その周りの柔らかそうな苔の緑もきれいだし、やっぱりクネーっと伸びる「沢杉」が面白くすごくいい雰囲気の森。木道で楽楽歩けてありがたい。

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最後の方で「全国名水百選選定」の標柱があった。あ、そうだっけ、百選なんだっけ、知らなかった。。(「黒部川扇状地」の一部としてということらしい)

まぁ、水汲み場が無かったのは残念だけど、思いがけず心落ち着く素敵な森を散策できて、珍しい杉を見れて、珍しい魚まで見れて大満足の休憩になった。
やっぱ富山はいいねぇ。

タグ:景:森 景:泉 観:然 観:池 観:館 観:選 楽:眺 植:苔 植:樹 動:魚

越中富山海鮮市場

ファイル 1528-1.jpg富山市掛尾の41号沿いにある名産品売場。
まだ朝の8時なので国道側に面してる食堂部分は勿論閉まってたけど、奥の販売部の方は灯りがついてるのを見かけてダメ元で戻って来てみたら、ちゃんと営業してた。(8時からだそうだ)
高速インターの手前だけに店内にはもうお客さんもいて気軽に入りやすく、なーんか車内か公園のベンチとかで食べられそうなものないかなーと見て回った。

ファイル 1528-2.jpg勿論、富山なので一番目星を付けてたのが名物「鱒寿司」で、半分くらいの大きさの切り分けられた食べ切りタイプみたいなのがあれば、、と期待してたけど、やっぱりそんなのはなく、並んでたのは丸々1個のものだけだった。
「竹勘」という店の鱒寿司で、「飯2膳弱」とあったので量的には丁度いいんだけど、これはちょっと公園とかで食べるには気恥ずかしいよな、、とか思いつつ、よく見ると「鱒寿司は店内でお召し上がりになれます」とあった!お、いいね。

ファイル 1528-3.jpg一応こんな朝からでも大丈夫か確認して購入。
したら、ちゃんと店内奥にテーブルがあって、「ちょっとまっててください」と皿に出してくれるようだ。
へー、ありがたい。こんな感じで朝から食べられるなんて知ってたらもっと前から来てたのに、、(割と富山は朝早くに通過することが多い。)

ってわけで思いがけず好物の富山名物弁当の朝食にありつけた。
しかも円形のまんまではなくきれいに切り分けてお皿に出してくれて食べやすく並んでいた。(なんかパッと見スイカみたいww)

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うん、うまい!!
ちゃんと締まってて旨みも酸味も程よくて、ぱくぱくいける。
ここんとこいつの間にかメジャーになってコンビニおにぎりとかでも見かけるようになった「鱒寿司」だけど、コンビニのはグチャグチャで何じゃこりゃって感じでしばらく食べる気してなかったんだよね。けど、やっぱ本場のはいいね。
全然飽きずに味わって次々と一気に食べてあっと言う間に平らげちゃった。
締まってたのでボリュームあったけど意外と腹八分未満。あっさりした朝食。
ちょっと汁物が欲しかったけど、ま、そこまではいわない。飲食店じゃないしw


鱒寿司を初めて食べたのは25年前の妹乗せて東尋坊へ行ったときの車の中。
おいしくて兄妹共々すっかり気に入ってその後何回か土産に買ったりしたけど、円形の押し寿司を切り分けて食べる弁当タイプなので、ドライブ中の車では助手でもいないと食べられず(その為に人を乗せて富山まで来るなんて事もなく)、今朝思ったように公園でというのも気恥ずかしく、しばーらく食べない内にいつのまにか自分の中で富山といえば「黒ラーメン」か「白海老」しか浮かばなくなっていた。。
でもこんな感じでしかも朝から食べられるなんて、、
自分の中で数十年ぶりの富山が帰ってきた思いがした。


とかおもいつつ、帰ってから調べてみると、富山の鱒寿司の店はどこも朝早くから(7時とか6時半とか)店を開けてるそうで、やっぱり店によっては店内で食べれるトコもあるらしい。しかも店によって味も違うらしい。
これは是非また来ねば。見失ってた富山の魅力を再発見だね。この店に寄れてよかった。っていうか早起きしてこっち回って来てよかった。

タグ:食:弁 餐:鮨

横山楡原衝上断層

ファイル 1527-1.jpg飛騨市神岡町横山の高原川に見える断層地形。
国指定天然記念物だそうだ。

ナビ地図に出てたのでなんとなく来てみて、通行止めの千貫橋の前で路肩が広がっていたので転回して停車。
地図は丁度この辺の川を指していたけど、付近には案内板も展望する場所もはたまた川に下りる道もなかった。。

んー思った以上にマニアックな場所なのか、最近は注目されず隠れた場所なのか、ちょっと分からず、取り敢えず薮間に川を覗いてみた。

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んーわかんないね。
取り敢えず橋からなら何か見えるかな?と思って通行止めの柵の脇から入って橋を歩いて渡ってみた。
見下ろすと橋の下の高原川は太い瀞場になっていて青くて綺麗だった。そして上流側も下流側も小さな段の滝になっていて、あーひょっとしたら低い滝っぽいのが断層なのかな?とか思って両方とももズームで覗いてみた。

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けど、普通の低い段の瀬で、んーやっぱ解からないや、、
っていうか寒いからもう車に戻ろう。何となく景色は良かったからいいかな。と振り返ると橋の横には細い沢の滝が出来ていた。

帰ってしらべてあとから「あーこれがそうだったのか」とか思えればいいかなと幾らかの写真を撮って車に戻った。

ファイル 1527-4.jpgで、その断層は帰ってからネットで調べたら、この橋の手前の薮から覗いてた辺りの崖の真下に露出していた岩盤地形のようで、そういえば上流側の滝っぽい瀬の向かいに見捨てられたように枯葉に埋まった遊歩道が写ってた。あーそっちに回って下りて見るのか。
どちらにしてもその遊歩道は現在通行禁止らしいし、ちゃんと見ても、ちゃんと解説されててもよく解らなかったかもね。。

タグ:景:川 景:谷 景:岩 観:然 観:橋 観:地

道の駅 美濃白川

ファイル 1526-1.jpg白川町河東の41号沿いにある道の駅。
多分初めて寄ったんじゃないかな。
とはいえ、まだ夜白む前のまっくらな時間、名古屋から一気にコンビニにも寄らずに走りっぱなしで来てたので、ここには飲物補給のつもりで寄ってみただけで、点景記事になることは何もないただの休憩だった。

道の駅は日帰り温泉があるらしく、名古屋や岐阜市街へ帰る時間には混み合いそうな道の駅だけど、この時間はさすがに閑散。
でもこんな山間の寒いトコでも停めた車内で寝てる強者がいて恐縮。ちゃんとエンジンも止めて静かに寝てた。。死ぬなよ。(とか思ったけど、道路上の気温標示では8度とか出てたから、自分でも寝袋で平気だったと思う)

さてさて、飲物はいつものように天然水を買おうと思ってタンだけど、自販機を見たら「美濃 白川茶」ぎふグリーン農業栽培茶100%使用、、というのが気になった。ので御当地物だしたまには、、と思って水じゃなくお茶にしてみた。
(そういえば家ではお茶ばかり飲んでるけど車では水ばかり飲んでるなぁ)

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まぁペットボトルのお茶なんてそうそう変わらんだろう、、 大手企業のお茶だって充分美味しいし、(CMで料紙人が驚いてるのもあながち誇張ではないと思うし)なーんて感じで普通に口にしてみた。 
ら、
あ、これ、うまい。
普段飲んでるスーパーやコンビニの紙パックのお茶とか、A鷹やI衛門やOいお茶とか、、とは違う深みと濃さで風味充分のおいしいお茶だった。
ここ通ったらまた買おう!とまで思った。
なので、自販機でお茶買っただけの休憩だけど、点景に書いておこうと相成った。

タグ:餐:飲 道の駅

道の駅 茶倉駅

ファイル 1525-1.jpg松阪市飯南町粥見の166号沿いの丘の上にある道の駅。
ここらで食事しないともう食事できない時間になっちゃうなぁと思ってたけど、入口の道の駅の案内表示には食事マーク(ナイフとフォークの)は無く喫茶マーク(コーヒーカップ)しかなかったので、ああ無駄だったかな、、とは思いつつ、まぁトイレと先の道選び休憩でいいかと寄ってみた。

で、あまり広くない駐車場は停まってる車も多くてギリギリ停車。なので休憩してる人もいて賑やかだったけど、洋風な店はなんか閉まってそうな雰囲気。。
だけど、ちょっと覗いてみたら意外と普通に営業してて、ちゃんと軽食コーナーもあって食事できるようだった。
まぁさすがに松阪牛みたいな重いメニューはないけど、名物うどんみたいなのはあったのでありがたく食事。ナイス。

ファイル 1525-2.jpgお茶を練り込んだという「お茶うどん」にしてみた。

食券だして待つ間、店の前のテラスに出てみたら、目の前の櫛田川の谷間が良く見えていい眺めだった。
写真は正面だけだけど、この国道と逆の左の岸の集落には茶畑が見えて、なるほどお茶が名産かと「お茶うどん」にして良かったとか思った。

そしてその「お茶うどん」真ん中に大きな椎茸が浮かんでいた。

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うん、軽いお茶の風味がほどよく味わえるうどん。
汁は普通のだし醤油だけど、大きな椎茸もおいしくてなかなか満足。
本日最後の食事にしては軽すぎるかとも思えたけど、何故か午前中に食べたサンドイッチが腹持ち良くてこれで丁度イイくらいの腹加減だった。

松阪に行ったのに牛肉は無しかい、、と思う人もいるかもしれないけど、ここに来る間の街道沿いの肉料理の店はどの店も鶏肉(カシワ)料理って出てた。地元の人はカシワ焼肉のほうが全然メジャーなソウルフードのようだ。
なのでむしろそっちを食べたい気になってたけど、どこの店ももう夕方前で混みはじめたようで、「焼き肉で一杯」みたいな雰囲気な時間だもんで通過通過で道の駅まで来たって感じ。旅行者向け料理も地元民向け料理も時間とタイミングが難しいよね。道の駅で食事できて良かった。

タグ:楽:眺 景:川 餐:麺 道の駅

旧長谷川邸

ファイル 1524-1.jpg松阪市魚町にある商家屋敷。
松阪というと「牛」ばかりが浮かぶけど、町としては商家の栄えた町で、なかでも江戸店持ちの松阪三大豪商といわれるのが三井家と小津家とこの長谷川家だそうだ。
(凡人の僕は財閥と三越を創った三井家しか知らなかった、、)
休日のみの公開で無料だそうで、最近発見された大判小判に興味を持って軽く覗くだけのつもりで来てみたんだけど、入ってみたら10分後にガイドツアーが始まりますと言うので、んじゃあ聴いていこうかなとゆっくりした。

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ガイドツアーは、まずおもてに出て敷地の広がりの変遷や建物の造りなど分かりやすく解説。
そして中に入って長谷川家のしきたりや江戸店へ行き来する使用人の話などを聞いた。

そして一番沸いたのがガイドツアーでしか開けないという大蔵の扉。
千両箱も開いたり、大きな御用箱も見せてくれてガイドさん体力勝負だね。おつかれさま。

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大正建築の屋敷はでかく、続きの間の先の隠し門とか灯籠の根元のマリア像らしき謎の彫刻(合掌してる地蔵の形に見えたけど)
とか、元奉行所だったという裏庭の庭園には立派な稲荷神社やスッポン岩や餅を担いだ人の像とか色々あった。

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この庭園でガイドツアーは終了。とても分かりやすく楽しめた。
ところでこのガイドの人は松阪を「まつか」と言っていた。あれ?「まつか」が正しいのかと思ってたけどと聞いてみたら、「そうなんだけどみんな言いやすいからまつざかと言ってる」そうだ。「いばらき」と書いて「いばらぎ」と発音するのと一緒ってことか。。

ファイル 1524-5.jpgそして後は自由に米蔵に展示された大判小判を眺めた。
去年見つかったばかりの物だそうで、ずっと千両箱の中で保管されてた為に珍しいほど綺麗な状態。キレイすぎて本物?と疑っちゃいたくなった。

んー面白かった、と、外に出て時間を見ると、なんともう2時半過ぎ。。城も含めて松阪で2時間半もふらふらしてしまった。。
急ぎ足で駐車場へ歩いた。
途中、松阪牛の店があったけど、ちょっと食事の時間には早いから、、とか、どうせ高いんでしょ、、とか思って通過。
でも、歩いてたら道々その店の案内が沢山出てて気になってスマホで検索してみた。 ら、意外とリーズナブルなメニュー(牛丼800円とか)もあったりして、んーどうする?松阪に2時間半もいて、牛肉食べずに帰るのか、、、などと考えてるうちに駐車場の前まで歩いて来たんだけど、あーやっぱり食おう!とか思って引き返した。

けど、、こんな半端な時間でも店には並んで待ってる人が沢山いた。そりゃそうだよね。みんな食べたいよね。
、、、待ってられないのでやっぱヤメた。
そんなわけで、無駄な往復の時間も加算されて、車に戻ったのが3時過ぎ。。うわぁ

タグ:観:屋 観:具 観:庭 観:像 観:石 楽:話

御城番屋敷

ファイル 1523-1.jpg松阪市殿町にある武家長屋。
二の丸から眺めてて面白そうだったのでちょっと歩いてみた。
キレイに続く生垣と凹凸の無い石畳で見た目のいい雰囲気の通りだった。
入口の案内によると、文久3年(1863)の幕末に御城番として赴任した武士の組屋敷として建築されたそうで、今でもその子孫が生活している建物だそうだ。へーすごい。

ファイル 1523-2.jpgで、まず入ってすぐの脇に蔵があった。
これは江戸時代末期に隠居丸(鈴屋のあったトコ)に建てられた三棟の土蔵の内のひとつが払いさげられて移築したものだそうで、おー!と思ったけど「このことが事実ならば、松坂城の唯一の現存する建物となる」という微妙な書かれ方の案内板。。事実ならばって書いてる時点で怪しいよね。

そして御城番屋敷。やっぱり生垣がカッコいい。
現役の町だから屋敷は覗かない方がいいんだけど、一番手前の屋敷だけは入館無料で公開されていた。いいねー。
(入口に「三重県立松坂工業高等学校誕生の地」という石柱が立っていた。??武家屋敷で学校って事??)

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中に入ると意外と広い屋敷で驚いた。
前に行った赤穂城の長屋門みたいな二間くらいの質素な物を想像してたけど、六畳間×四で天井も高く広々した屋敷で、ゆったり暮らせそうな雰囲気だった。

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という感想を管理してた案内役の女性に話したら、思いもよらぬ詳しい解説の話が聞けた。
なんでも、パンフやネットに掲載された幕末築の武家屋敷というのは大嘘で、実は明治維新後の廃城後に建てた浪人長屋だそうで、大きさも半分くらいだったものを修繕時に建て増して天井も上げて現代でも暮らせるサイズにしているんだとか、、
たまに「城内三の丸にこんなものが在った訳がないだろう」と詳しいお客さんが怒りながら来られることもあるそうで、「御城番地区長屋」って名前に変えて明治の遺産と公表して欲しいと市には何度も言ってるんだそうだ。。あらら。
凄いぶっちゃけ話を聞けて楽しかった。
(っていうか、帰ってからネットで見たら確かに何処にもそんな話は出てなくて「逆にかつがれたか?」とか思えるくらいだ)
そして城下の商家屋敷などは嘘偽りなく見所もかなり多いのでと色々薦められて興味持てた。

ファイル 1523-5.jpgまぁ、御城番という名の地区にある元武士が暮らした長屋屋敷という事には違い無い。
雰囲気を楽しむ観光地としては散歩する気になる町と通りで悪くないと思えた。
(あ、工業高校のこと質問するの忘れてた。。)


ファイル 1523-6.jpgで、ここで引き返すつもりだったのが、話し聞いてもう少し町を歩いてみたくなり商家屋敷とかも見てみたくなって、ついつい更に散歩。
三の丸ってどこまでだったんだろうなーとか思いつつ、「原田二郎旧宅」とかを覗きつつ、生垣の続く城下町の宅地を歩いた。
途中からはこの「御城番屋敷」で見かけた観光客の人に声かけられて、ついつい一緒に話しながら(奈良から来た人だそうだ)ぐるっと旧長谷川邸まで歩いた。

タグ:観:街 観:屋 観:発 楽:話 楽:歩

松坂城跡

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松阪市殿町にある城跡公園。
松坂城の「坂」は大阪と同じように昔は土偏だったそうだ。
まずはパッと見の印象、石垣が高く綺麗に並んでかっこいい城だった。
さっそく登ると、先ず一段上に「歴史民俗博物館」というのがあって、本日入館無料とあったので入ってみた。
この建物は明治45年に建てられた図書館だそうだ。

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中には松阪の商家の玄関が再現されていたりして意外と面白かったけど、明治45年の建物を感じさせるのは階段くらいだった。

さてさて城に戻る。
真っ直ぐ登って城郭先に進むと月見櫓跡。ここが一番眺めよく、城の正面の西側の市役所から伊勢湾方面の市街中心部が見渡せた。

城壁の縁には段もなくギリギリまで進んで下を覗けて高さを感じられた。おー城郭だ!って感じ。高いの苦手な人はこのくらいでもダメかな?

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そしてそんな城壁の上を歩けるのが嬉しいね。

月見櫓跡からは東に進んで二の丸跡を見下ろしながら太鼓櫓跡まで進んだ。
二の丸への間にある寺?の門のイチョウがキレイだった。

ここで城壁から下りて、もう一段上の本丸跡に上がって天守跡に登った。ここがてっぺんだね。

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ここには昔、三層の天守が立っていたそうだけど、江戸時代初期に台風で倒壊してそれ以降再建されなかったそうだ。
そんな天守跡の傍らには敵見櫓跡が続いていて連郭式のかっこいい城だったんじゃないかなぁと思えた。
この松坂城は織田の家臣だった蒲生氏が築いた城だけど、数年で会津に移封になりその後幾度か城主を変えて、江戸時代は紀州藩の飛び領地となって城代が置かれたそうだ。だから和歌山に遠慮して台風にかこつけて取り壊したってトコだろうね。せっかくの立派な城郭が勿体ない気もするけど、そのおかげで城より城下が栄えて立派な商人町になったそうだから町としてはある意味理想的なのかもね。

この天守からの本丸の周りも城壁の端を半周歩けた。やっぱり端を歩けるとその聳える高さや内側の本丸の広さを実感できていいね。
そして南側の「松阪開府之碑」の石碑の立つ金間櫓跡で城壁から下りた。

で、また一段下ってさっきの城壁の続き、中御門跡の先の西側もずっと城壁の端を歩けるようなので進んでみた。
西側は石垣の下は「本居宣長記念館」の裏で上は梅園になってて裏側感が満ちた雰囲気、だのにちゃんとずっと石垣上を歩けるようになってるのが凄い。やっぱりカッコいい城だ。

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あまり大きい声では言えないけど自宅近所の人んちの塀を伝って冒険するのが好きだった子供の頃の感覚を(特に妹が大好きで困ったw)補完するような城跡でウキウキしながら歩いた。
同じような写真ばかりで申し訳ないけどウキウキの分だけ大量に写真撮って歩いたのでご愛嬌。

この西側の角には櫓跡とかなくてノンストップで北西側に回った。
北西の角だけには眺める山の案内板が立っていた。

引き続き北側の城壁。
真っ直ぐだったのは西側だけで北西側はまたジグザグになってて面白い。
途中で石垣の下にいた猫と目が合った。普段なら塀の上とか高いトコでのんびりしてそうなニャンコを逆に見下ろすのは気持ちいい。

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そして北端の藤見櫓跡で北に折れる。藤の木は無かったけど足元にさっき行った「歴史民俗博物館」が見下ろせた。
そしてカツカツ折れて鐘の櫓跡でおしまい。これで一周。キレイにひとまわりできて大満足。これはいい城だ。

城壁から下りてまた南側に回って中御門跡から下におりた。
その石段の途中にさっきイチョウが綺麗だった寺の門ぽいのがあって、寄ってみたらここは寺じゃなくて本居宣長旧宅「鈴屋」という国指定史跡。本居宣長は江戸時代の国学者だそうだ。
明治時代に廃城で公園になった後に城下の町内から移築したそうで、元は城主隠居邸があった廓だそうで、城より城下の栄えた松阪らしいね。
でーもここ「鈴屋」は入館有料だそうなので通過した。

二の丸跡に下りるとここは公園らしい広場になってて、シート敷いて弁当食べてる人なども多くいて寛いだ休憩の空間になっていた。
そんな中央に上からも見えていた大きな藤棚があった。これは伊勢湾の奥の愛知県鍋田村(現弥富市)にあった樹齢200年の「森津の藤」を株分けして移したものなので通算樹齢300数10年、、だそうだ。花はなくても充分立派。(だけどできれば藤見櫓の前に植えて欲しかったな)

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そして二の丸前からは足元の町並みが間近に見下ろせた。
そんな町の先に天守みたいな櫓みたいな建物が見えた。なんだあれ?(歯科医院だそうだ、、)

ゆっくり眺めて、南東の正面みたいな裏門跡から下った。
とても満足な城跡で歩いて楽しかった。
ココまで散歩心をくすぐられる楽しい城壁の城跡は初めてだ。
っていうか、まさかと思うけどひょっとしたら明治の廃城後の公園になった時に「歩いて回りやすい城跡公園」として大整備したとかじゃないだろうか、、(いや、まさかじゃないだろう)
どちらにしても充分楽しめた。来てよかった。

そしてそんないい気分のまま、二の丸跡から見下ろしてた工場みたいな長い瓦屋根が面白い「御城番屋敷」へも歩いていってみた。

タグ:観:城 観:石 観:館 観:建 観:閣 景:町 動:獣 楽:眺

鞍馬サンド 鈴鹿店

ファイル 1521-1.jpg鈴鹿市住吉町の「サーキット通り」沿いにあるサンドイッチ専門店。
人気店らしく以前にここのサンドイッチをネットで見かけて気になっていた。
で、来てみたら随分と洒落た感じの店で気が引けたけど、車も停められたので思いきって入店。

店は入口すぐのショーケースでサンドを買って、店内で食べるか持ち帰るかという形。店員のお姉さんの言葉が京都弁ぽく聞こえて「ああ、、鞍馬って京都の鞍馬かぁ、三重で京都の店入っちゃったのかぁ、、」とか思ったけど、ここが本店で京都には店はないようだ。(っていうか、帰ってから調べたら東京都内にも何店かあるそうで、、)

ファイル 1521-2.jpgさて、サンド二種をモーニングセット(コーヒーとか付いて+180円のセット)にして一階の禁煙席で食べた。
この店内も面白く、吹き抜けの空間中央に樹があって、下が一階。スロープの上で突き出た形の二階とあって空間の割に座席数は少なくゆったり落ち着ける感じ。たまたま席は空いてたからいいけど、一階は自分で満席。後からきた人は「あいてないから二階の喫煙席にします」と上にあがっていった。

さて、サンドの二種は、お目当ての「醍醐」という納豆コーヒーゼリーサンド。
もう一つは沢山ある中迷いつつ、(今月限定ってのにしようかとも思ったけど)店の名前を冠した「鞍馬」というのにしてみた。

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まずは「鞍馬」を食べた。チキンとキノコと大葉と海苔チーズサンド。これは美味しかった。チーズが凄く良く会う組合せ。
だ、け、ど、、ちょっと残念なのが食べづらいところ。ぽろぽろ具がこぼれちゃう。もう少しパンが大きいといいんだけどな。

そしてお目当ての「醍醐」
納豆+コーヒーゼリー+クリームということで、見かけたサイトでは下手物扱いされていたけど、納豆好きな僕的にはこれは絶対うまいぞ!と確信持ってたメニュー。だって納豆ってお豆の美味しさがダイレクトに味わえる食材じゃん。それに珈琲の豆の香ばしさが合わないわけがない。
包みから出すとちゃんと糸引いてて遠慮なしに納豆が入ってるのが嬉しかった。
で、食べてみた。
おお、思った通り美味しい!
納豆と珈琲のコンボはもとより、クリームもイイ組合せ。洋風な甘さを大豆が和風に寄せて来ていて、小豆とクリームとはまた違った感じで面白かった。(こぼれることもなく食べやすかったw)

ファイル 1521-4.jpgそしてコーヒーとおまけのフルーツヨーグルトで一息。
テーブルにはメニューではなくて手作り絵本風な冊子が置かれてて、開くと店の「鞍馬」の由来のエピソードの物語になってて、ほっこりしながらながめて休憩できた。(でも、なんで鈴鹿で京都の鞍馬?という疑問は未解決)
未解決といえば、店内や店外にも飾られた相撲のイラスト。何故に相撲?そういえば昔、鞍馬っていう力士がいたけどそういう関係?(それは「蔵間」で全然無関係だと思う、、)

意外にもサンド二種でおなかいっぱい。美味しく面白い朝食となって楽しめた。

タグ:餐:麭 餐:豆 餐:飲 観:絵 楽:読