日光市湯西川の「平家の里」前の駐車場の奥にある店。
その「平家の里」というのを見ていこうかと思ったけど、有料だったのでヤメて、それよりも空腹なので何か食べられないかな、、と土産屋を見ると「お食事処」との幟もあった。
ラッキーと思って中に入ったら、土産は土産でも名物の湯葉の製造販売専門店と言った感じで他のものはなく(入口の垂れ幕もよく読めばちゃんとそう書いてあった)食事も湯葉メインだった。
いやいや寧ろ名物料理なので嬉しい展開。
うどんにしようか、セットにしようか少し迷ったけど、ここはダイレクトに湯葉を味わおうじゃないかと「刺身ゆばセット」にしてみた。
「刺身ゆば(生ゆば)」に「巻ゆば」と「ゆばサラダ」の三点セット。
「巻ゆば」は食べ応えあって甘味噌と良く合ってたし、「ゆばサラダ」も意外と胡麻ドレッシングとも良くておいしかったけど、やっぱなんといっても「刺身ゆば」がダントツで美味しかった!これはさすが。ほくそ笑むおいしさ。
刺身醤油とポン酢が用意されてて両方試してみたけど、これはポン酢が最高だね。店の人は「他にも麺つゆで食べる人も多いです」といってたけど、やっぱポン酢でしょ。
ってわけで、思わず土産に「刺身ゆば」購入。
注文してから奥で作り立てを分けて詰めるので少々時間かかる。なので食べてる時に頼んどけばよかったかもね。
そして保冷パックで詰めてくれるのも嬉しいね。保冷は半日分なので「刺身ゆば」は今日中に帰る人にしか販売しないそうだ。日帰りの距離でよかった~。
そんな土産を手にぶら下げながら、ちょこっと付近を歩いてみた。
まず、裏の林を進むと湯西川に架かる観光用つり橋「天楽堂吊橋」に出た。
説明には“859人が乗って風速55m/sの風が吹いても耐えられる構造”とあるドッシリした橋。歩行者用の吊橋は少し揺れるくらいの方が楽しいのになぁ、、
この橋は「揺れ」じゃなくて景色を楽しむ橋だよね
。川の谷間の紅葉の感じは少し終わりかけなのかな、でもいい感じだった。
林を戻りつつ、途中で「高房神社」という案内をみかけて曲がってフカフカの紅葉の落ち葉の中を進んでみると、先の先に裏からもぐりこんできたような形になっちゃったけど小さな神社があった。
案内を読むと、小さい社殿ながらも永正元年(1504)建立の集落鎮守様。御祭神は高房大明神(藤原高房)
拝んだ後に拝見すれば鳳凰などの彫刻も多彩に施されていた。
そして駐車場に戻ろうとまた林を歩くと、途中に立て札のある樹があって「御神木 平重盛公の木 樹齢八百年 栗」とあった。
え?栗ってこんな葉じゃないでしょ、、と思ってよく見たら、緑の葉は後ろに沿うように伸びた別の木のものだった。。
そしてもっと駐車場の表側にも立て札のある樹があって「御神木 平清盛公の木 樹齢八百年 栗」とあった。
こちらは単独だったので幹のうねった姿も、落ち残ってる黄色い葉も見えた。
まあ、観光用に付けられた名前だと思うし、800年というのも平家が滅んでからの年数に合わせてるようで疑わしくもあるし、うねった形だから材木用に切り倒されずに残ったんじゃないかなとか思ったけど、そんな栗の古木の姿自体は勢いを感じられて良く見えた。
「平家の里」はケチって入らずとも、美味しいもの食べれて、軽い紅葉の散歩も楽しく色々見れていい休憩になった。