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東与賀海岸

ファイル 1819-1.jpg佐賀市東与賀町下古賀にある有明海の干潟の海岸。
「シチメンソウ群生地」というのが気になって来てみた。

海浜公園「干潟よか公園」の大きな駐車場があるので悠々停めて歩けた。
干潟は近年ラムサール条約湿地に登録されたそうで、海岸の堤には何ヶ所かの展望台にそれぞれ無料の双眼鏡があり、堤の壁には干潟の生き物や渡り鳥などの説明が写真付きで大きく解説されていた。

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目的の「シチメンソウ」は、上から覗くと干潟の手前に長くきれいに揃って生えて伸びていた。
シチメンソウというのは日本ではこの有明海沿岸だけに生える珍しい塩生植物だそうで、秋には赤く紅葉するんだそうだ。へー。

少し眺めたあと下におりてみた。
花壇の部分は干潟のまんまで周りの道はコンクリで整備されているけど一応自然の姿なのかな。マングローブのように湿った泥地から生えてて、なるほど確かに茎は赤く、葉も幾つかは赤くなってるものもあり、全部真っ赤になったら不思議な風景だろうなと思えた。

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そしてその根元はチョコチョコとカニが歩きまわってた。よくみるとトビハゼのような魚もいて穴から顔を出していた。こんな道の脇で大胆な奴らだw

こんなトコにいるくらいなら干潟の方でもムツゴロウとか見れたりして、、、とか思って干潟も覗いてみた。

ら、
「見れたりして」どころではなく、探すまでもないくらい彼方此方に沢山いてチョコチョコ動きまくっていた!
何これスゲー。

前に鹿島の道の駅で見た有明海干潟では、カニは多かったけど魚は少し探さないと見つからないくらいだったので、こんな県庁所在地前の干潟で簡単に見れる分けないとか思ってたのが、こんなだなんて、、驚き、楽しくなってじっくり眺めた。

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えっと、、
トビハゼとムツゴロウの違いが良く分かってないんだけど、見たところ小さいのも大きいのも全部青い斑点のあるムツゴロウのようだった。
足元から遠くまでムツゴロウの楽園のようで、有明海以外では見かけない珍しい魚だとしても、ここにはこんな当たり前のように沢山いるもんなんだね。

ちょこちょこと泥を搔いてパドリングで進んで、ケンカしたり、飛び跳ねたり、鰭広げたり、ゴロゴロ転がったりしてて見てて飽きなかった。

そして一応ちゃんと水の溜まったトコでは泳ぐのね。
水の有るトコでは体もきれいになって青い斑点がきれいに見えた。

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魚と蟹は沢山いるけど、そういえば壁の説明にも大きくあった渡り鳥などの野鳥はほとんどいなかった。
タイミングなのかな?

そんな中、一羽だけ飛んできて干潟を歩く鳥がいた。
ズームで見るとオオハシシギかな?
干潟をつついてあるいて何か食べて回ってた。

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あとは遠ーくにアオサギが、近ーくにハクセキレイが見えるだけだった。

のどかでイイなぁ。天気いいし。。

いやいやいやいやいや

やばいやばいやばい

ついつい見入っちゃって、離れられない。

気がつけばもう9時を過ぎていた。。
うわぁ、ここ佐賀だよね。

あさって仕事だよね。
まずいよね。

と、思いを断ち切って足早に戻ろうと思ってたら、足元の泥で滑って転びそうになっちゃった。。慌てちゃ駄目だね。

ファイル 1819-7.jpgそんな足元にちょこちょことカニが出てきてて、思わず掴まえて眺めてしまった。
かわいいな、、、じゃなくて!かえらなきゃ。
カニを干潟に帰して自分も駐車場に戻った。

公園の入口には蛇口があったので泥だらけになっちゃったサンダルと足を洗えたんだけど、
ここの泥ってかなりの粘度があって落ちにくいねぇ。。水で流すだけでは落ちなくて手間取った。タワシが欲しかった。

ちょっと七面草を眺めるだけの寄り道のつもりが、魚に鳥に蟹でのんびりしちゃった。。
けど、ここが日帰りで来れるくらいの近場だったら何時間でもいるのになぁ。と、とても安らぐ満足の寄り道。

佐賀、いいね。

タグ:景:海 景:浜 楽:眺 楽:触 植:草 動:魚 動:虫 動:鳥

與賀神社

佐賀市与賀町にある神社。
欽明天皇25年(564)に建立された古社。天然記念物の大楠の案内板を見かけてきてみた。(佐賀市街は素通り、、とか思ってたんだけどね)

社務所の前の駐車場は「無断駐車禁止」とあったので社務所の人を見つけて断ってみたら「何時間くらいですか?」とか聞かれて「お参りする間だけです」というと「それなら御自由にどうぞ」、、と、ここに停めて付近を散策する場合にはってことだったのかな?

ファイル 1818-1.jpgさてさて、その社務所の目の前にあった大楠に惹かれつつも、取り敢えずは一旦外に出て正面からお参り。

まずこの入口の石鳥居「三の鳥居」と石橋が国の重要文化財。
鍋島藩藩祖の直茂が朝鮮出兵の際にここで祈願し、慶長11年(1606)に無事戻った祝いに建てられた物だそうだ。

そして進むと朱塗りの楼門、これも国重文。
文明14年(1482)ここに与賀城が築かれたときの建立。佐賀で一番古い建造物だそうだ。

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そして境内に進むと社殿は国の有形文化財。
ここは狛犬ではなくて右に馬、左に亀の像を通って拝殿に参った。

御祭神は与止日女神。豊玉姫命とも言い竜宮城の乙姫のことだそうだ。

そして気になってた社殿の左脇の大楠を見た。
おお、これは太くて立派な大楠。樹齢1100年だそうだ。

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ゆっくり見て見上げてまわった。楠らしいぼっこんぼっこんの幹だけど堂々と纏まった形のいい巨木。かっこいいね。

それと駐車場口の楼門の脇にも大楠。こちらも樹齢1100年の古樹。
少し背は低いけど空に手を伸ばしたような枝振りが元気に見えて、神社の入口に相応しい姿に見えた。

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この楠は中が空洞になってるようで、幹口から覗いてみたら、驚くくらいガラーンとしてておどろいた。
こんなにスカスカになってても緑の葉を沢山蓄えて元気にのびているのが不思議だった。

これで満足で車にもどろうかと思ったけど、そういえば大楠見てて本殿を見てなかったなぁ、、と思い、社殿の左側の方へ歩いてみた。

ら、

こちらにも大楠があった。
しかもこっちは樹齢1400年もの古株で県の天然記念物(国じゃないんだ)
根回25.5m 樹高20.5m 周囲9.77mと立派な大きさで、危なく見ずに出発しちゃうトコだった。。あぶねあぶね。

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ファイル 1818-6.jpg此方も堂々と威勢良く古木を感じさせない立派な姿。
葉も青々してて見上げて気持ちよかった。

またしげしげと大樹をみてたので、逆に本殿の方はよく見ずに、木との俯瞰で見て満足しちゃった。
まあいいやね。
これで車に戻った。

出発前に地図を確認。
今の左側の木みたいにウッカリ見過ごしちゃってた軽い感じで寄れるスポットなんかないよな、、と見てみた。走り出して気になって探して回ったりなんて嫌だからね。
したら少し離れたトコに植物群生地。。余計なものを気になってしまった。
まぁ草ならパッと見て終わりだから帰りがけにイイくらいかな、、とか思って出発した。

タグ:観:宮 観:橋 観:門 観:重 観:然 植:樹

石井樋公園

佐賀市大和町尼寺にある川沿いの公園。
案内が気になって寄り道した「さが水ものがたり館」というのは勿論まだやってなかったけど、その資料館裏のこの公園は普通に駐車場に停めてあるけるので、車停めてちょっと散歩。

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「石井樋」は江戸時代に初期に造られた取水施設で、堰や鼻という疏水建造物が残る公園だそうだ。これは面白そう。気まぐれナイス。

公園内には案内板が多く、見どころの順路で番号がふってあったので順繰りに歩いてみた。

まず最初は「水功之碑」ここを造った成富兵庫茂安を記した石碑。
番屋風の休憩室を抜けると、その堰や鼻の疏水建造物を見渡す展望台に出た。
嘉瀬川の堰と、流入させる水路にある鼻がよく見えた。

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つまり、水の流れを緩やかにしつつ、増水時や減水時は溜める仕組みなのね。

ゆっくり見て歩いてたら朝日が差した。
何か緑に包まれて穏やかで爽やかな朝で気分よかった。

少し折り返して振り向く形で見るのが「石井樋」と「出鼻」
更に流れを押さえて、土砂を分けできれいな方の水を流す取水口。
石には仏の像が彫られてるそうだけど、、よく分かんなかった。(文字っぽいのは見えた)

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脇の草原にはピンクの花が朝日に向かって花を咲かせていた。

ファイル 1817-4.jpg順路はまたくねっと折り返して、さっきの展望台を対岸から見る場所に出た。
この展望台の崎が「天狗の鼻」、その奥が「象の鼻」だそうだ。
天狗の方が手前で大きく見えるから象っぽいんだけどなぁ、、

最後は「小寺川井樋」江戸後期に追加して造られた「石井樋」手前の井樋。
あ、「石井樋」って石井の樋かと思ってたけどそうじゃなくて石で造られた井樋ってことか、、

地図で見ると細かい水路だらけの佐賀平野、そこに流すきれいな水の口が見れて少し佐賀を知った気分になれた。
そして爽やかな朝の散歩も気持ちよく、これで思い残すことなく佐賀市街を通過できるな、、と思った。

タグ:観:園 観:堰 観:石 景:川 植:花

肥前国庁跡

佐賀市大和町大字久池井の263号沿いにある史跡地。
律令政権時代の国府跡。
たまたま見かけて思わず寄り道。
早朝で駐車場は閉鎖されてたけど、入口にちょこっとだけ路駐して歩いてみた。
無料の資料館がはもちろんまだ開いてなので通過。
国府跡に進むと門と塀の一部が再現されていた!

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門の中はちゃんと建物のあった後が段で区分けされ、囲まれてた塀の後は生垣で囲まれていた。
山からも川からも離れた広く平らなトコにぽつーんとあったような印象。あーでも他でもそういうトコ多いか。
サイズ間取りは他と一緒な筈。でも小さく感じたのは、今年行った「藤原京跡」のだだっ広い印象が残ってたからかな。

そんな景色眺めてひと周り歩いた。

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そういえば最近は暫らく寄ってないけど、全国の国府跡は幾つ歩けたんだろう?
国府は千三百年もの昔に各国(地域)の中心地として設置されて行政機関が集まった場所、今で言えば県庁みたいなトコ。ほとんどが現在の中心街からはずれてて田畑や宅地に埋もれているけど、今の県庁も千年後には埋もれるのかなぁ、、とか思うと面白いよね。

国庁の外も公園のような広場になってて小鳥が賑やかだった。
ヒバリが近くに降りたってさえずっていた。
九州はヒバリが多い印象。それより天然記念物のカササギとか見かけてみたかったけど、ヒバリの方が朝っぽくて爽やかかな。

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それとヤギ小屋があった。黒山羊がいて目があった。
そういえば山羊って白とか茶とか黒とが斑とかいろいろ入るけど、ネコみたいに三毛とかはいないのかな?(全部別種?)
なんてマヌケなこと考えながら車に戻った。

これもまた朝の軽い散歩程度だけど、素通りのつもりの佐賀で思いがけず興味ある場所を見かけて簡単に寄れてよかった。

タグ:観:庁 観:門 動:鳥 動:獣

道の駅 大和

ファイル 1815-1.jpg佐賀市大和町梅野にある道の駅。
寝てたトコ。

今回はもう今日明日で帰らないとならないから、佐賀は早朝の市街を軽くまわって、特に何処も寄らずに通過して折り返して、午前中に本州に戻ろう!
とか思ってたので、佐賀で唯一の寄り道場所になりそうなこの道の駅、店は閉まってるけど裏の川くらいはゆっくり眺めるかと軽く散歩した。

まだ明るくなりたての川原へ、鮮やかな赤の彼岸花を見ながら下ると、勢いある流れの嘉瀬川がよく見えた。

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なんか対岸の石垣が城跡か何かに見えてしょうがないんだけど、こんな川原に城があるわけない。ただの田畑だろうし見たところ橋もないので確かめようもない。
因みに対岸の川の上は唐津へ向かう国道323号、実はそっちも走ったことのない国道。なのでまた次にこっち来ることあったらそっちに進んでみたいと思うので、この道の駅に来ることはもうなさそうだなぁ、、と思って川を眺めた。

川原から上がると、道の駅の川沿い側は有料予約制のオートキャンプ場になって静まってた。
そして「ダム放流中」の警告灯が光ってた。あーそれでしつこく「遊泳禁止」と出てたんだな。

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軽い朝の散歩を終えて、さーこれであとは真直ぐ本州に向かうぞーと車に戻った。

タグ:景:川 植:花 道の駅

牧のうどん 片江店

ファイル 1814-1.jpg福岡市城南区片江にあるうどん店。
「牧のうどん」は福岡市近隣だけにある地元の人に大人気のうどんチェーン店。
いつか行きたいとは思ってたけど、今まではドライブ的に福岡の市街なんて道混むから早いトコ抜けるか迂回しちゃいたい区間だったということもあり、店も見かけず、時間も合わず、、って感じだった。けど、今日たまたま福岡の中心をやや避けた市街の道を進んでたら見かけられた。

んーーーでも夜の10時半前、、さすがにいくらなんでもこんな時間に食べちゃダメだよなぁ、、 くやしいなぁ、、 
、、とか思いつつ寄り道。誘惑に負けた。

ファイル 1814-2.jpgこんな時間ながら店は結構混んでいて賑やかだった。
何時までやってるんだろう?まだまだ忙しい時間とばかりに店員さんも多く厨房で元気に動いてた。
カウンター席について注文はもちろん「ごぼ天うどん」。福岡のスタンダード。
周りの人がみんなたべてた「かしわご飯」も惹かれたけどサイドメニューは自制した。

そして「ごぼ天うどん」登場。

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おお、これはほっんとに柔らかい饂飩。おいしかった。
全国いろんな饂飩あるけどこっちにベクトル延ばした饂飩は福岡だけだよね。
けっしてぶよぶよではなくちゃんと啜れて優しいうどん。

そして一緒に出されたヤカンにはお出汁が入ってて、うどんが吸って無くなった汁を足す用だと言うことだけど、まさか、、とか思ってたらホントに汁吸って減ってた。ごぼ天をゆっくり味わってるヒマもないように思えたけど、逆に吸ったうどんは益々柔らかく、それはそれでおいしかったので焦らずに足しながらゆっくり食べられた。ごぼ天もうまいよねー。

いやぁ、福岡まで来るの自体予定外だった上に、予定外過ぎる時間に食べられたうどん。おいしくて大満足。
福岡の民のソウルフード。ごちそうさまでした。

予定外はいいもんだ。フォースの導きかな。と余裕な気分で出発した。

タグ:餐:麺 餐:揚

道の駅 萩しーまーと

ファイル 1813-1.jpg萩市椿字鹿背ヶ坂の191号近くの県道沿いにある道の駅。

ここもまた随分しばらく寄ってない道の駅で、以前来たのが天気悪いGWの昼頃で(01/4/29)えらく混んでて、停めるのも歩くのも大変で何も買えず食えず二度と来るかと思った。

で、今日は真逆で、平日の夕方で駐車場はガラガラ。人もまばら。
自分はパン(ハンバーグ定食)食べたばかりであまり腹も減ってないからホントにトイレ休憩だけのつもりで寄った。

んだけど、こうも前回の印象と真逆だとさすがに新鮮で、少し店内も覗いてみようかな、、と思った。(印象も何も15年ぶりなら始めてくるようなもんだろうけど)

ファイル 1813-2.jpg中は市場のようになってて、そこに土産屋も融合して密度濃い店内。いろいろ魅力的なものもあって土産にしようかと思ったけど、それよりもうすぐ閉店の割引セールのものが気になった。

一番気になったのは、可愛いイカ(ケンサキイカ)の泳ぐ水槽がある地元漁協の鮮魚売場の寿司パック。全品表示価格の半額と出てた。弱いんだよね~「表示価格の半額」というフレーズ。
一つくらいなら食べられるかなとついつい購入しちゃった。

買ったのはちょっと聞き馴染みのない名前の「コシナガマグロ」の握り。これだけ「萩港産」とついてたから地魚かなと思って買ってみた。(あ、100円引きのシールが貼られてるけどちゃんと半額でした)
で、外のベンチで早速食べた。

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らば、
これ、!んめー!
しっかりマグロ味だけどさっぱり優しく甘く、綺麗な見た目の通りの爽やかなマグロ。
旨くて止まらずにパクパクと食べきっちゃった。

食後に早速スマホで調べてみたら入荷量の少ない小型のマグロだそうだ。9月上旬頃から萩近海を回遊するそうで、図らずも旬のおいしい地魚を食べられて御満悦。
ちょっと食べ過ぎな腹心地だけど、寄って良かった~。

萩はすっかり幕末のイメージより魚のイメージが強くなった。

タグ:餐:鮨 観:市 動:魚 道の駅

明神池

萩市椿東にある天然の海跡湖。
此処が今回のドライブで取り敢えず一番来てみたかった場所。9号~191号という単調な道を進んで、脇道に逸れることなく、寄り道もし過ぎることなく真っ直ぐやって来て、日のあるうちに着けて一安心。

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この池は、海にできた火山島の笠山がいつしか陸繋島となって繋がった時にできた海の名残だそうで、池底の岩間から海水が入る塩水池。国の天然記念物。

で、興味深いのは、その海水と共に入り込んだ海の魚が繁殖して天然の水族館と化しているという話で、それが如何ほどのものか是非この目で見てみたかった。

来てみたら、海の名残とは思えない静かな池で、石灯籠の下ではニャンコがぐでーっと御休息。とても和やかなトコだった。

で、
さてさて、ホントに魚が見れるのかな?と池を覗くと、、

すげー、沢山いるー、、
何とも驚いたことに池の鯉なみに磯の海水魚がウヨウヨ泳いでた。
それが、マジで磯釣りが好きな人ならイライラしそうないい型のイシダイなんかが何匹もいて、他にもぱっと見、メジナもシマイサキも大きく、クサフグまでデカかった。そしてまさかホントにいるとは思わなかったアカエイまでも挨拶のように姿を現して驚いた。

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そして勿論「池での魚釣り行為は違法です」と書かれてた。
後から来た女性が「じゃあ釣りじゃなくて網ですくうのはエエんかな」とか話してたけど、天然記念物ぞ、たとえ手づかみでもダメに決まってんじゃんw

その隣の注意書きは「魚にエサを与える場合トビが頭上より近寄ってくることがありますのでご注意ください」とあった。
あ、やっぱりエサやりはOKなんだ。
あーやっぱパン残しておけばよかったー

ファイル 1812-3.jpgと、くやしくおもいつつ、この近所で何か売ってないかな?と付近の店を見てみたら、池の目の前の陶器店でしっかり「魚のヱサ50円」とパン耳の袋が売られてた。さもありなん。
っていうか、もっとぼったくってもいいと思うトコだけど良心的値段でおおだすかり。やさしいね。(平日の値段だったりして)

早速一袋買って池に戻った。

、、、でもよく考えたら、コイやアヒルじゃあるまいしイシダイやメジナがパンなんか食うのか?
とか思いつつ、池にパンを投げてみると、
ヴァシャヴァシャヴァシャ!
と、ものすごい食い付きで、魚もさらに集まってきて生簀状態。
驚いた。50円での餌付け体験。
今年夏に行った能登半島の真鯛の生簀よりも威勢よく賑やかに祭りのように集まって嬉しくなった。

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そして出し渋ってみた時のくれくれアピールが面白く、特に最前列を陣取ったイシダイたちが、その嘴を水面から出してまでくれくれアピール。
そして「こっちこっち」とばかりに水鉄砲のように口から水を飛ばして自己アピール。
イシダイってこんな芸までするキャラだったのか、、、

手で直にあげてみようと近づいてみたけど、イシダイの口ってサザエの殻も嚙み砕くペンチのような口だと聞いてたのを思い出して寸前で落としちゃった、、へたれ。

他にも大型のボラが来たり、またエイが来たりしてその子らにあげようと放っても別な子が食べちゃってなかなか狙った子には届かなかった。(っていうか、エイもパン食うのか?)

ふと見上げると、そんな様子をちゃんとトンビが上から眺めてた。こちらも油断してないのでトンビも動かずじまい。
っていうか、パンより魚狙った方がよくね?

脇の石灯籠の下のネコは二匹に増えていた。こちらは何も狙わずに相変わらずぐでーっと気持ちよさそうにしてた。何だこの楽園w

まあ、人には愛嬌もって水面に口出すイシダイでも、ネコやトンビに狩られるようなマヌケではないんだろうね。

パンもなくなってしばらく眺めた後は、次来た人たちにその場を譲って移動した。
池に沿って東側に進んでみると、こっちの道ははすぐに柵で閉鎖されてて進めなくなってたので引き返した。

一旦戻って、車道の日陰の西側の池岸を進んでみた。

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魚は駐車所の前だけではなく池のどの場所にもたくさんいて、覗いて魚影の見えない場所はなかった。
で、歩きながら見てたら、たまに大型のハタとかがいたりして驚く。本当は養殖してんじゃないの?とか思えてくる。。

そして車道の先の神社前でもパンを撒いていた。
これは鳥居の脇にあるエサ売り場の人が売れ残った分を撒いてるって感じだった。

その神社「厳島神社」にお参り。
そしてさらに奥に歩く。
庭園のような橋を渡るとその奥はひっそりと静かな池が森に囲まれていた。
何気なく見てたら青い鳥が飛んで来てて、カメラで追うとカワセミだった!
カワセミまでいるんか。何だこの楽園w

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「風穴」という案内を辿って池の裏の奥に進んでみた。
ら、てっきり洞穴があるのかと思ってたらそうではなかった。岩の合間から冷たい風が吹き出すスポット。あー松本では天然の冷蔵室にしてたタイプのやつね。
温度計は15℃を指してて近づいてみたら確かに冷気が吹き出していてひんやりと気持ちよかった。日陰ながら石のコケの緑も鮮やかで、今日は夏日だったからとても癒えた。(昨日みたいな雨だったらまず来ないよね)

そしてたっぷり涼んで来た道を戻った。
森から覗く明神池は庭園のような雅に見えた。

帰りもゆっくり池を覗きながら戻ってたら、駐車場に戻る頃にはもう周りは日陰になちゃってて、日が笠山に落ちる寸前だった。ネコはまだ二匹仲良く寝転がってた。

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タグ:景:湖 景:岩 観:宮 観:石 観:然 楽:験 動:鳥 動:獣 動:魚

道の駅 阿武町

ファイル 1811-1.jpg阿武町奈古の191号沿いにある道の駅。

ここは随分前に一度来たっきりだった場所。
191号自体は何度も通ってるんだけど何故かいつも通過してる。多分毎回(でもないだろうけど)この東の田万川の道の駅に寄ってお気に入りのリンゴソフトを食べてるからだろう。

今日もリンゴソフトは食べたかったけど、それよりちゃんと食事したかったのでたまにはと此方に来てみた次第。
久々に寄ってみたらリニューアルして洒落て新しいきれいな道の駅になってて驚いた。

ファイル 1811-2.jpg見まわすと、あ、この室内プールは前からあった気がする。と少し思い出した。

そして、「日本でここだけ無角和牛」という幟が立っていた。そうそう、以前に来た時はその無角和牛の牛丼食べてブランド牛なのにリーズナブルだった憶えがある。味は憶えてないけど。(その後何回か雑誌などで見かけたこともある)

てわけで、また同じメニューないかな、、とレストランを覗くと、そういうメニューはもうなく洒落て高めの印象の店になってた。

んー、でもここで食事するつもりで来てたので思いきって中に入り、やや手頃な「無角和牛入りハンバーグ定食」にした。

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うん、柔らかく牛肉らしいあじわいの生きたおいしいハンバーグ。
でもちょっとちゃんとしすぎててインパクトは弱く、やっぱうまい牛丼をカッ込みたい気分だったのがスカされた感じからか、あまりピンとこなくて、、このドライブ中の食事で一番印象薄い食事になってしまった。(正直、帰って画像纏めるまで忘れてた)

食後は店も覗きつつ、海を眺めに裏に出てみた。
レストランからも見えていたけど、やっぱ眺めるのは外の方がイイね。青く眩しい奈古湾に浮かぶ鹿島(男鹿島と女鹿島の二つの小島で別名「夫婦島」だとか)とその後ろに大きな萩大島が控えててイイ眺め。
こんなトコにありがちなその夫婦島を覗くモニュメントにある「幸せの鐘」とやらは、おっさん達がゴンゴン鳴らしていた。
イイ景色の場所はすべからく恋愛スポットに、と、されがちな雰囲気をブチ壊してくれてて嬉しかったw

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そして表に戻ると奥の端の方に「発祥交流館」というのがあったので行ってみた。

この道の駅は第一回に登録されるチョイ前に社会実験的に「道の駅」としてオープンしてたという事で発祥の地としている。
まぁ、それより更に先の「道の駅」という名称がまだなかった時期に同じコンセプトで実験的にオープンしたという場所でも発祥の地を名乗ってたりして色々あるんだけど、、なんでもいよ。
で、
その「発祥交流館」に入ってみたら、中はパン屋以外は何もなかった。。あれ?

まぁ、丁度イイ、次に行く予定のスポットでパンがいることになるかもしれないから少し買っていこう、、とか思って入ってみたら、意外とおいしそうで面白そう。とりあえず、「福賀の梨をたっぷり使用」という(福がなさそうだけど、、w)「梨パン」と、シンプルそうで他では見ない「わかめパン」を買ってみた。

で、出発。

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走りながら、せっかく買ったパンだから一口だけでも食べてみようと「わかめパン」を一口食べてみた。
ら、
これが意外とうまかった。ついついパクパク食べちゃった。。いけね。
で、「梨パン」は元々普通に食べるつもりだったのでこっちもパクパク。結局たいらげちゃった。
っていうかおいしかったからそれぞれ二個づつくらい買っとけばよかったー、、と後悔した。

という感じで、結果的には無角和牛入りハンバーグより、このオマケで買ったパンの方が印象に残っちゃった。

タグ:食:定 餐:肉 餐:麭 景:海 景:島 観:発 道の駅

岩見海浜公園 赤鼻地区

ファイル 1810-1.jpg江津市敬川町から浜田市国分町までの日本海沿岸5.5kmに及ぶ県立公園、の西端エリア。

晴れて暑くなって一気に夏日和。海を眺めて展望休憩、、というのは口実で、停車して短パンに履き替えたいののついでの休憩って感じ。(靴と靴下は信号待ちで脱げたけど短パン履き替えは無理だから)
だって海は別に休憩しなくても車で走ってても見えるもんね。

なーんて思いつつ、取り敢えずせっかく停車したのだからと、駐車場のすぐ先の「嶽ヶ下展望台」に出て海を眺めてみた。

ら、思いのほか気持ちよく見下ろせて、海は青く、空も青くいい眺め。
左端の海に見える平らな岩は、前に行った石見畳ヶ浦(→)の先っぽかな。

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なんか、夏のような空と海の解放感が思った以上に気持ちよく、気分も乗ってきてもう少し散歩。
北に突き出た岬の「赤鼻」へ歩いてみた。

駐車場からの道は未舗装の歩きやすい砂利道で、少し進むと東に続く鯨ヶ浜、姉ヶ浜の長い海岸線が見えた。
これまたいい眺め。
海の右の内陸にはさっき閉まってて通過した円柱の展望塔も見えた。多分あそこ登ったよりもこっちの方が眺めいいので閉まっててかえってよかった。

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そして柵の上には割とお馴染みのハクセキレイが停まってて、尾を振り振りして一緒に海を眺めてた。
足元にはシジミチョウがチラチラと沢山舞ってて、あれ、変な形のがいるなぁと思ったら交尾中のラブラブカップルだった。夏だねぇ。

そんな感じでゆっくり歩いて10分ほどで先っぽの赤鼻展望台。
赤鼻というと世代柄アッガイみたいなずんぐりむっくりした形を想像しちゃうけど、ここは先のとがった展望台。
先端から見るとなるほど赤い岩肌の崖の岬(鼻)で納得。青い海も広く見え色の対比もよかった。

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ゆーっくり展望して戻った。岬の先への釣り場へ下る細道とかもあったけど、サンダルなのでそんな道は進まずに素直に戻った。

来るときは岬の東側を歩いてきたので、戻るのは西側の道を下ってみた。
ら、すぐ隣にもう一つ突き出した鼻がありその上も展望台っぽかった。そっちに進む道に折れて上ると、そっちからは今来た赤鼻の岬が目前によく見えた。

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そして折り返すと南西に続く岩の海岸線もよく見えた。
少し戻ると浸食であいたような洞門も見え、なかなか変化多く景色イイ岬だった。

ファイル 1810-6.jpg何より天気よく気分いい。
正直朝の感じからここまで晴れると思ってなかったのでニコニコ。
戻る道も足取り軽く、ツバメシジミを追いながら駐車場まで戻った。
(けど素早くて羽の青い背面は写真に撮れなかった、、)

タグ:楽:眺 楽:歩 景:海 景:岬 景:浜 景:崖 景:洞 動:鳥 動:虫