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鶴田沼緑地

宇都宮市砥上町にある鶴田沼周辺の緑地。
鶴田沼は江戸時代に造成された溜池だそうで、もともとあった沼を造成したのか新たに作ったのか判らないけど、ここは天然記念物の「ハッチョウトンボ」が生息している場所ということで来てみた。

先週まではセミで空振りだったので、ならばトンボは?と来てみたわけだけど、懲りてないよね。。(専門家じゃないんだから簡単に見れるわけないじゃん、、)

釣りに来てる少年が幾人かいるくらいで、すぐ近くの幹線道路の喧噪が嘘のような静かな緑地。沼の水はキレイではなく沼らしかったけど穏やかで雰囲気よかった。

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案内板もちゃんとあって、「ハッチョウトンボ」の説明もあった。10円玉ほどの大きさだそうで、見つかるかなーと不安になった。。
そしてさっそく沼には沢山のトンボが飛んでいた。
半分は「シオカラトンボ」、半分は「コシアキトンボ」。よく見る子達。
コシアキは飛びっぱなしだったので撮れなかった。。

で、ハッチョウトンボがいるのは沼の奥の湿地区間だそうなので、沼の脇の遊歩道を歩いて進んだ。

道は歩きやすく整備されてて、少し進むと沼から離れて森の道になった。
チョウも多く飛んでた。葉に停まって写真撮れたのは「イチモンジチョウ」

沼の水辺がなくなってしばらく進むと、湿原への木道があったので折れてみた。

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木道の脇の日陰の湿原には白い花が沢山咲いていて、「チャバネセセリ」が止まってた。
一本立っていたのが「ノリウツギ」という木で、崩れたアジサイのような花が咲いてるなと思ったら仲間だったらしい。

木道が終わった辺りが沼の中央部で、案内板にあった堤のような道で分断されていた。
ここだけが湿原中央を眺められる場所のようで、折れて進んでみた。

「ハッチョウトンボ」いないかなーと注意深く周りを見たけど、やっぱり見かけるトンボはシオカラばかりだった。。
(スマートなのがシオカラ、ずんぐりしたのがオオシオカラで、別だったらしい)

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中央と奥が橋になってて、中央には小川くらいの水の通り道があった。
水中を覗くとザリガニだらけ。。かわいくないくらいの数のザリガニがいた。
そんな中でクルクル回ってる虫もいた。「ハイイロゲンゴロウ」のようだ。

水面にはカエルも何匹かいて、みんなダルマガエルだった。
最近外来種問題が騒がれてるけど見かけたものでザリガニ以外は固有種なのでなんか嬉しい。
やっぱカエルを見ると満足感があるなぁ。来て良かった。

さてさて
色々見れて嬉しいけど目的は「ハッチョウトンボ」。そんなすぐに見れるなんて思っちゃいないから、腰を据えてじっくり観察。
夏の日差しでスゲー暑かったけど、時折吹く風が自然の涼しさで気持ちよかった。

しばらくしたら子供を連れた家族が来て、ザリガニ釣りを始めた。
楽しそうだったけど、釣り上げたザリガニをおっかながって掴めない両親が情けなくて面白かった。

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親子が挨拶しながらいなくなってもしばーらく湿原を眺めていた。

で、やっぱりなかなか「ハッチョウトンボ」は見つからず、逆に大きめのトンボが寄ってきて近くに止まった。
これはオニヤンマ?かと思ったけど違うようで「コオニヤンマ」のメスだそうだ。

他はやっぱり「シオカラトンボ」、、
もっと小さい筈だと、飛んでる小さいのを目で追ってみたけど、、ハチだった。

ファイル 2019-5.jpg根気よくしばーらく眺めていたけど、とにかくいい天気過ぎてあつかった。
水に浸かってグデーっとしてるダルマガエルが気持ちよさそうで羨ましかった。

あんまり長いこと日なたにいるのも危険かな、、と思って少し日陰へ移動した。
少し池らしく水が溜まった辺りでまた眺めてみた。

いままで飛びっぱなしだった「コシアキトンボ」が棒に止まってた。
他にも小さめのトンボも見つけたけど、これは普通の「ナツアカネ」でしょう。

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カマキリは当たり前のように沢山いた。
この場所でウロウロと一時間ほどゆっくりして、やっぱ無理かなとあきらめた。
最後に足元のキノコを見つけて、まぁ色々見つけられたのである程度満足。来た道を引き返した。

戻るときも一応周りを良く見て進むと、花に止まる「ベニシジミ」や、隠れてエッチなことする「ヒョウモンチョウ」を見かけた。

ファイル 2019-7.jpgそして森の道を歩いてたら、襟元に何か止まった。。
うわ、、スズメバチじゃないだろうな、、、とおそるおそる見てみたらカミキリムシだった。 なーんだ。
害はないけど一応噛まれると痛いので揺すって放した。なんか森に好かれた気になって気分良かった。

池に戻ってきたら釣り人は少年一人。
挨拶されたので、釣れるように願って眺めてたけど、ジッターバグを投げててアタリも見えなかった。昼間のトップウォーターは難しそうだけど、気持ちは分かるし(トップウォーターで釣れるのが一番嬉しいんだよね)懐かしくて目を細めた。

ってわけで、天然記念物の希少種はトンボも空振り。
いやぁ難しいね。
でも、毎回言ってるけど、珍しい生き物にかこつけた森林浴ってことでも悪くないし、特にここは(寺とか神社より)感じのいい場所で気分良かった。

そういえば、ここでもニイニイゼミが啼いてたけど、単発でカワイイもんで、静かなもんだった。
今年もセミの鳴き声のうるささは既にウチの近所がダントツ。もう合唱。で、しかももうミンミンゼミが啼きだしてるという気の早さ。。笑える。

タグ:景:湖 景:原 景:森 観:蛙 観:然 植:花 植:茸 動:虫

もつ煮まるぶん

ファイル 2018-1.jpg下野市医大前の4号沿いにあるモツ煮の店。

去年きてて二度目の来店。
梅雨はどこへ行ったってくらいの日差しでクソ熱くって「モツ煮」っていう雰囲気ではなかったけど、ちょっとスタミナ不足でもあるので、元気つけなきゃと寄ってみた。(近くて通って思い出しただけだけどね)

今日は前回売り切れになってた「モツ焼き」もまだあるようなので、ダブルをたのんでみた。ちなみに前回の(

ら、、

「モツ焼き」には赤いのが点々と、、 
やっべー、前に来て「モツ煮」が辛くなかったから油断してた、、、これはマズイかも。
とりあえず辛くない「モツ煮」の方から食べはじめた。

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うん、やっぱりおいしいモツ煮で取り敢えず人心地。
しっかり食べた後に覚悟を決めてモツ焼きに挑戦。
、、、うん、辛い、
けど、思ったほどではなく、辛いのにかなり弱い僕でもなんとか食べられそうなギリギリの辛さ。きっと一般的にはピリ辛以下のほんのり程度なのかもね。
そして煮込みより味噌の味が立ってておいしかった。味噌は特注の天然麹味噌を使用だそうだ。

キャベツとまぜまぜ食べたり、ごはんと交互に食べたり、モツ煮の汁で均したりして食べて、少々キツかったけど何とか食べられた。(御飯上のキムチは手をつけず匙でよけて残した)

「辛い」ものに一歩踏み出して「幸せ」になれたかどうかは疑問だけど、とりあえずおいしく食事できて力ついた気がした。

タグ:餐:煮 餐:肉 食:弁 餐x辛x

らーめん壱番亭 岩瀬店

ファイル 2017-1.jpg桜川市上野原地新田の50号沿いにあるラーメン店。

「らーめん壱番亭」は僕が普段よく通ってる茨城方面の道沿いによく見かけるラーメンチェーンで、一度寄ってみようかな、、とは思いつつチェーン店だからと通過していた。
で、本店はどこなんだ?と調べてみたらこの岩瀬店が総本店だそうで、50号を通ることがあったら寄ってみよう!とか思いつつずっと忘れてた。

実は今日も忘れてたんだけど、この手前で通過した上野沼にちょっと寄ってみようかなー、、と思って、転回するとこないかなぁー、、と思ってたトコで見かけて思い出して寄ったという次第。

昼が稲荷寿司だけだから全然物足りなくて腹減ってる筈なので、半端な時間だけどイイかと食事休憩。

店に入ってカウンター席についた。
メニュー見ると、味噌がメインで「熟成」が北海道「白」が信州「黒」が愛知とあって、オススメが「辛ネギ熟成味噌ラーメン」
、、、辛いのはダメなので(幸せになれなくてもいいし)味噌は鬼門だなぁ、、と思ってたら「あっさり醤油」の銚子なんてのもあったのでそれにした。

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したらこれ、意外と美味しかった。チェーンだからという思い込みはもうやめた方がイイかもね。
醤油は屋台ラーメンのような懐かしい香りで、麺も程良くモチモチの弾力。
でも、食べてみたら意外とそんな空腹でもなく、やっぱ少し早かったかな。。(意外と腹持ちのイイ稲荷寿司だったようだ)
でもおいしかったから何とか食べられてラーメン一杯で満腹になった。

これはアリだな。次はどこかで味噌な気分になったら寄って試してみてもいいかも。(辛ネギではないやつ)

タグ:餐:ら 観:本

片庭ヒメハルゼミ発生地

ファイル 2016-1.jpg笠間市片庭にある「楞厳寺(りょうごんじ)」の森を北限としたヒメハルゼミの生息地で天然記念物。

また性懲りもなくヒメハルゼミである。
もう自宅付近ではニイニイゼミが啼きだしたというのに、やっぱり悔しくて北限の地へ来てみた。

細い道はまだ続いてたけどこの先は行き止まりのようで、駐車場に車を停めて参道の石段を見上げたら、、やっぱやめようかな、、と弱気になった。

手摺なく苔むした石段をゆっくり登って、時折苔を眺めたりして休憩しつつ、調査のように周りを飛ぶトンボに翻弄されつつ、登り切った。
運動不足とはいえこのくらいの石段で汗ダラダラ息ハーハーはなさけない。。

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古い御堂の先に進むと、脇にちゃんと「片庭姫春蝉発生地 楞厳寺境内」と立っていた。(あれ?境内も重文?)
境内というより周りの森のことだろうけど、本当はヒメハルゼミは森というより樹につくらしいので、どの樹なのか標示されてると嬉しいんだけどなぁ、、

とりあえず呼吸を整えて、奥の新しめな本堂で拝んだ。(神社みたいな感覚で拝んでいいんだよね?)
その本堂前あたりでウロウロして鳴き声を待ってたんだけど、、やっぱり聞こえず移動。
古い御堂には大きなスズメバチの巣が下がってた。けど、苔生えてるから蜂はいなさそうだった。

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その横の裏に進むと並んだ仏像と収蔵庫があって国重文の「木造千手観音立像」が奉納されているようだ。どうせ閉まってるだろうと、そこまでは進まずに、手前でウロウロして鳴き声を待った。
けど、聞こえるのは野鳥の声だけ。。
足元には苔が青々と茂り、ハンミョウがひょろひょろ飛んでいた。

ファイル 2016-4.jpgイノシシよけの電線に気を付けつつ、あっちウロウロこっちウロウロしてて、寺の横の家(住職の家?)の犬に吠えられて不審者そのものだったカモだけど、セミが啼かないのが悪いんだと開き直ってウロウロしてた。

でまた30分くらい森林浴するつもりでセミを待ってたけど、やっぱり鳴かなかった。難易度高いんだなぁ。
帰りは石段を下りずに横の家の前からの舗装路を下った。

正直、セミを待ってるときは楽しかったし、啼かなくてもそれを理由に普通のトンボやチョウ(っぽい蛾)やスズラン(っぽい別の花?)を眺めつつ苔や木々の緑に囲まれて森林浴ってだけでも気分よかった。
  んだけど、それを点景に纏めようとなると、どう楽しかったのか、見返して楽しいものか、疑問になって作業が億劫だった。。(まぁ、実はそういう項目は割と多いんだけどね)

とりあえず、ヒメハルゼミはもういいや。あきらめた。

タグ:観:寺 観:庭 観:然 植:苔 植:花 動:虫 楽<残

笠間稲荷神社

ファイル 2015-1.jpg笠間市笠間にある稲荷神社。
日本三大稲荷に数えられるそうだけど、伏見稲荷以外の二つは幾つもあり、全国的に見たら三大に入るか入らないかは微妙かもだけど、選抜の神7には間違いなく選ばれるであろう関東代表の稲荷神社。

たまに通る笠間市街の中心にある大きな神社で、立ち寄ったのは三度目かな。点景にしてないからずっと前のことだな。
いつも近くを通る時は「いなり寿司でも食べていこうかなー」とか思いつつ、付近は駐車場有料だし、、神社付近の店は観光料金で高そうだし、、と通過してた。
けど、今日はたまには寄ろう!と少し離れた市営の無料駐車場に車を停めて歩いた。(前に来たときも此処に停めて歩いた)

ファイル 2015-2.jpgさてさて、そんなわけで目的は神社じゃなくて軽い食事のいなり寿司。
店も並んでて迷いそうになったけど、修繕された大鳥居の目の前の「鍋屋かさまカフェ」と言う店に入ってみた。
この店は食べ物は店頭で売られてる物を購入して中で休めるお店。店頭で「くるみ稲荷」のパックを、、、、買おうとしたら目の前で売り切れた。仕方ないから普通の稲荷寿司を購入して中で休んだ。(二階にも上がれるそうだけど一人だから手軽に一階で食べた)

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正直言って稲荷寿司って立ち食いそば屋で二個120円とかスーパーの三個パックが150円とかそのくらいの価格の食べ物という意識が強くて、その三倍くらいの値段のものを食べるのを戸惑うのはケチとかじゃないよなぁ、、
とか、思ってたけど、ここのお稲荷さんは普段食べてるそれより明らかに美味しかった。
甘さ控えめで、お揚げの油感やお米のおいしさがよく分かり、とてもいいお稲荷さんで満足した。

けど、、店内見ながら食べてたら貼り紙に「辛くても一歩踏み出せば幸せに」というのがあって、、カライ物食べなきゃ幸せになれないのか、、、とイヤな気分になった。。

さて、軽い食事の後は一応お参り。
本末転倒で失礼かもだけど、そういうつもりじゃなきゃ寄ってないわけだから仕方がない。
米と豆と油の一品を味わって五穀豊穣に感謝してお礼のつもりでお参り。ああ、別に失礼じゃないよな。むしろ願い事だけの参拝より正しい気さえする。

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濃いめの赤の山門と拝殿。境内には樹齢400年の「八重の藤」という藤棚があって、もう花は咲いていないけど緑の藤棚が涼しげでよかった。

そしてお参りした後は拝殿の横から裏に出て本殿を拝見。
この文久元年(1861)に建てられた本殿は国重要文化財。
周りには立派な彫刻が施されていた。これを見逃しちゃ勿体ないよね。

その先の美術館には行かずに引き返すと、ほかにも山門の東脇のさざれ石の先に何やら古そうな門があるのに気付いた。

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これは文化10年(1814)に建てられた神門で、今の楼門が建てられるときに移動されたそうだ。本殿より古いんじゃん。脇に追いやって失礼な、、とか思ったけど、これが中央じゃ小さめで通るのが大変で渋滞してたんだろうね。
ここにも彫刻があって、大黒様がウサギを助けてるトコかな。、、ってキツネじゃナインかいww

あらためて歩くと意外と見るとこあって面白かった。
思い返すと稲荷寿司がおまけで神社がメインな気がしてきて真っ当な寄り道だった。

タグ:餐:鮨 楽:読 楽<残 観:宮 観:重 観:門 観:模 植:樹

中島知久平邸

ファイル 2014-1.jpg太田市押切町にある中島知久平の邸宅。

中島知久平は中島飛行機や富士重工の創設者。政治家としても幾つかの大臣を務めた人。
尾島町の銅像は去年見てて、生家に作ったというこの邸宅も一度見てみたいと思ってたのを、近くまで来て思いだした。しかも雨で寄り道するには丁度いいようなスポット。時間もバッチリ。

来てみたら長い塀に大きな寺のような門で、さすがに大きな邸宅。
昭和初期の建築で国重要文化財だそうだ。

入場は無料で、入口でどうぞと声をかけてくれた管理の人が軽くガイドしてくれた。
この建物はロの字型に作られ、回廊で回れるけど、公開されているのは来賓用の一部だけだそうだ。

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入口の車止めに蛙又、柱や廊下の組木が立派でさすがの大邸宅。そういえば屋敷はドライブ中に何ヶ所か入ってるけど近代の邸宅とかは初めてかも?

中庭は少し荒れていた。池は埋められ石灯籠は倒れていた。
国重文になるとすぐに修繕とはいかないそうで、いずれ、、だそうだ。

そして玄関広間に続くふたつの応接間。

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外観は和風なので内側からしか判らないステンドグラスというのも凝ってるし、暖炉は良く見るとストーブで、電気式というのが驚き。この屋敷はオール電化なんだそうだ。さすが飛行機王。(停電多そうな昭和の初期に、、)進んでるねぇ。

公開されているのはここまで。
広間で少し話を聞いて靴を履いて外に出た。

雨は降っているけど傘あるので庭の方へも歩いてみた。
したら、庭は広ーーい芝生でサッカーできそうなくらいだった。

そんな広い庭の端の方を建物に添って歩くと、非公開だった奥の建物も外から覗けた。

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座敷には入口広間や応接室に使われていたという大きく立派な絨毯が置かれ、襖も立派そうな彩色だったけど、障子紙はやぶれて荒れた様子。。きっと絨毯の下の畳はボロボロなんじゃないかという気がした。
修繕できないままだから非公開ってことなのかな。


ファイル 2014-5.jpgそして、一番奥の藏まで歩いてUターン。
この藏の前の建物が居住部だそうで、ここだけが二階建てになっていた。

戻るときは庭の奥のヒマラヤ杉の大木の間を歩いてみた。
木の下は物凄い杉の香りが匂った。雨の日だからこそかもね。

ずっと雨だったけど、一通り見れていい寄り道が出来た。

タグ:観:屋 観:重 観:装 観:飾 観:庭 植:樹

千代田饂飩 あぜみち

ファイル 2013-1.jpg千代田町赤岩の県道沿いにあるうどんの店。

去年来てから気に入って、ちょくちょく来ててすっかり駐車場側の勝手口が馴染みの入口。
なんだけど、ここんトコ連続で「完売御礼」で閉まってたり、開いてても饂飩は終わっちゃってたりで食事できてなかった。
(振り返ってみたら、今年入って三度の空振り。去年の12月にオムライスを食べたものの、お目当ての饂飩は10月以来5回連続の空振りでありつけてなかった、、)
おいしいからねー人気なのわかるしねー、もう少し早く昼くらいに来店できればいいんだろうけどねー、魚道でついつい時間くっちゃうんだよねー、、

でも雨の今日はさすがに饂飩がまだあって久々の入店。
話を聞けば、ホントは自転車サークルの団体さんが来店予定だったのが雨で中止になったんだそうだ。店としてはガッカリだろうけど、僕としては大ラッキー。

ファイル 2013-2.jpgうきうきして饂飩を大盛りでたのんで待ってたら、「しばらくぶりでいつも申し訳なかったから」とポテトサラダをサービスしてくれた。
そんなそんな(いつもどおりのキュウリのお通しもおいしいから普通でもよかったんだけど)とかいいつつ、このポテサラがジャガイモの味が素直に出てておいしく、ヒンヤリしてて嬉しかった。

そしてそして「すだち醤油うどん」大盛り強で登場。
「盛りも少しサービスしました」だそうで有り難い。

ファイル 2013-3.jpg

んー
やっぱおいしい饂飩。瑞々しくて新鮮味充満。
なんて言ったらいいだろう刺身饂飩かな、、普通のうどんが釜揚げシラスならこれは生シラスて感じかな。ぷるぷるでホントおいしい。
すだち醤油の香りもよく、特に酢橘は食後もしばらく香っていて気持ちよかった。

ごちそうさま。
又何度空振りしても来店してみます。

タグ:餐:麺 餐:果

佐野ラーメン中村屋 境店

ファイル 2012-1.jpg境町長井戸の県道沿いにあるラーメン店。

今年の4月に来て気に入った店で、こんな短い間隔でまた来るとは思わなかった。なるべく行ったことない店で、、と考えがちな僕にしては珍しいと思う。
そこまでうまかったのかと云えば、そんなでもなかった気がするけど、気軽に寄れる店くらいがイイ感じ。

その前回は一日三十食限定の「青ねぎらーめん」だったので、今回は普通にワンタンメンにした。

ファイル 2012-2.jpg

うん、黄色く澄んだホタテだしの汁がおいしい手打ちラーメン。
前回のは青ネギに隠れて汁の色がよく判らなかったからね。
ワンタンもおいしかったけど、ちょっと一言いえば餡の肉の味付け(胡麻油?)が強くて浮いた気がした。

店員のおばさんも感じよく気分イイ店なのでまた普通に来ようと思う。

ちなみに前回の(

タグ:餐:ら

鶴枝ヒメハルゼミ発生地

ファイル 2011-1.jpg茂原市上永吉鶴枝の八幡神社境内にある天然記念物のヒメハルゼミが生息する森。

何回か来ているものの、いまだに一度も声を聞いたことのないヒメハルゼミ。天然記念物だし珍しいし(西日本では珍しくないらしいけど)一度は聞いてみたいものだと性懲りもなくまた来てみた。
千葉県内に他にも生息地があるらしいけど(麻綿原高原とか)ここが一番近いし有名。

ヒメハルゼミの概要については前回の点景で書いてるから割愛。
確認で見てみたら、写真も内容も前回の点景とあまり変わらなくて草。。

さて、まずは参道の石段。前に来たときより明らかに運動不足で汗ダラダラかきながらも一気にのぼった。

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少し呼吸を整えてまずはお参りした。
そして周りの森を見上げて耳を澄ませた。。 鳥の声しか聞こえなかった。まぁそう簡単には聞こえないよね。

前回と違うのは、今日はヤケに落下物が多く、ボトン!ボトン!とスーパーボール大の実が頻繁に落ちてきてて怖ろしく、直撃はなかったものの、目の前で落ちて驚いた。
何の実かと見ると銀杏?この時季だったっけ?
でも地面を見てたお陰で小さなアマガエルも発見。苔の間を跳ねててかわいかった。(梺の田圃から登ってきたのかな?)

ファイル 2011-3.jpg

ふもとから蛙の鳴き声も聞こえた。今日ばかりは蛙の声も嬉しくないや、、

しばらく境内の右側左側を入ったり来たりウロウロしながら蝉が啼くのを待った。
右手奥には石碑が並んでた。

鳥うるさい 岩に沁みいれ 蝉の声、、

ファイル 2011-4.jpg境内はほとんど自分独り占めだったんだけど、石段では鍛えてるおじさんが何度も走り込んで上り下りを繰り返してて驚いた。
毎回社殿前で休憩してて、最初に挨拶してからしばらくは接しなかった。けど、蝉の声が今回も無理そうかな、、と思えてきた頃に話しかけて聞いてみた。
ら、
ヒメハルゼミがよく啼くのは、もう少し後の七月に入ってからだそうだ。
それも昔に比べると数が大分減ってるのでタイミング次第らしく、「以前、森に竹が生え過ぎちゃったときに一気に減っちゃった」そうで、竹を苅ったけど増えることはなかったそうだ。。
気持ちよく色々お話してもらえて有り難かった。

結局ヒメハルゼミの声は聞けず、、今回も空振りだったけど、この会話と蝉の声にかこつけた森林浴だけでも気分いい休憩になったと思う。


このヒメハルゼミは古い樹にしか生息せず、樹を移ることもないみたいだから、近隣で他にいる場所もなく、唯一残った貴重な場所ということらしい。

っていうか、、
セミなんかもう少しすれば近所でイヤと云うほど鳴きはじめるんだけどね。
まぁ、だからこそイヤになる前に今年の最初に聞いておきたい声だったわけだけどね。残念。

タグ:景:森 観:宮 観:蛙 観:然 植:実 動:虫 楽<残 楽:話

つつじが岡公園

ファイル 2010-1.jpg館林市花山町にある県立公園。
名勝「躑躅ヶ岡」という国文化財でその名の通りツツジが有名な公園。
ツツジの季節に一度来てみたいもんだけど、やっぱり混むんだろうなぁ、、と思って足は向かなかった。
っていうかツツジって植え込みとかのをあちこちで見かけるからねぇ、あまり珍しい感じしないんだよね。(自宅前にも咲いてるし)

そんなツツジスポットだけど、もう空いてるだろうからどんなもんかと寄ってみた。

付近には駐車場が何ヶ所もあってガラーンとしていた。
奥の方の入口はゲートがあって参道のように並ぶ土産屋は全てシャッターを閉じていた。そのゲート前の瓦屋根の小屋は券売所、、え?ここって有料だったの?
もちろん見頃の時季だけのようで今日は無料。

さて、入口の広場の先にはさっそく名勝「躑躅ヶ岡」。
こんもり盛り上がった塚のような岡がそのままツツジ林になっていて、冒険チックでワクワクするような岡の遊歩道を進んでみた。
ツツジはもちろんほとんど咲き終わっていたけど、たまーにチラホラと残っているものもあって探しながら細道を歩いた。

ファイル 2010-2.jpg

まっすぐ岡を縦に横断すると、その先に池が見えた。
「城沼」という沼で館林城趾からのびている天然の湖沼。湖に名称変更しなかったのは好感が持てる。

その城沼に出て水面を眺めた。鵜が飛んできてた。
公園内はすっかり普通の週末の午後のゆるーい感じで、歩いてる人や猫や雀がチラホラいた。
僕ものんびりした気分になってもう少し歩いてみた。

その先の城沼から芝生広場までの間にもチラホラと咲き残ったツツジはあったけど、全体的に終わってたので目立たない程度。でも画像で集めたらけっこう咲いてるように見えるでしょ。
悠々と歩けてこれだけ見れたら全然納得。公園はすいてなきゃね。

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ツツジ区間の端(公園としては中央)にある「つつじが岡公園ふれあいセンター」という建物まで歩いた。
ここには4Dシアターコーナーや、フードコーナーとかあるみたいだけど、さすがに5時じゃもうやってないだろう、、と見てみたら、フードコーナーと売店はまだやっていた。

ファイル 2010-4.jpgそしてフードコーナーのメニューを見ると「つつじソフトクリーム」なんていうのがあった!
おおーナイスナイス~
汗ばんでたしちょうどいい!ナイス館林!さすがツツジと灼熱の町。

さっそく注文、、 したら 「すみません、只今ソフトクリームは機械のメンテナンス中なのでお出しできないんですよ」と、、
なに~~~~
それだけが目当てで千葉からはるばるやって来たというのに(大嘘)
がっかりしてトボトボと建物を出た。

ここで折返し。
戻りの道は公園の南端に続く土塁のような斜面の道、案内地図には「新つつじ園」とあった区間に上って歩いてみた。

ここもなかなか細くて冒険チック。覆い被さるようなつつじの木をくぐりぬけたりして妙に楽しく、人の通りが少ないからと油断してたトンボやチョウ(蛾)も慌てて飛びまわっていた。

ファイル 2010-5.jpg

やっぱりチラホラと咲き残ったツツジはあって、満開の状態を想像しつつ半エア花見。でもこの道で人が多かったらイヤだなぁ、、
絶対つまってイライラするよなぁ、、それに比べたら、花は咲いてないけど今時季に来て良かった。

「新つつじ園」をまっすぐ抜けて「躑躅ヶ岡」の前の広場に出た。
広場を歩けば早いけど、まぁ折角だから、もう一回「躑躅ヶ岡」に進入。
ネコちゃんをよけながら今度は横に横断。

城沼側には東屋もあって、投句箱とか置かれてた。ちゃんと下の扉に用紙が入っていた。
混雑していたら句を読む和やかさもなかっただろうに、、どれどれ、、とか思いつつ、静かでも何も浮かばなかった。。

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いくつか咲き残ったツツジを見てきたけど、この「躑躅ヶ岡」に昔から自生していたというオレンジ色の「ヤマツツジ」は残ってなかったかぁ、、と思いつつ探し歩いてたら、辛うじて一輪だけ咲き残っているのを見つけられた。ああよかった。

あとは幾つもある石碑や、高くのびた松の木や、時折覗く城沼を見ながら、眩しい西日を背に受けて歩いて岡を一回りして終了。

なんかいい散歩になった。

タグ:楽:歩 楽<残 景:森 景:湖 観:園 観:具 動:鳥 動:獣 植:花