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道の駅 白鷹ヤナ公園

ファイル 1613-1.jpg白鷹町下山の287号沿いにある道の駅。
287号を通る頻度に比べてあまり寄ってはいない道の駅でこれで三度目くらいかな。(前回→)

287号って北からの帰り道で通る事が多く、いつも米沢までノンストップって感じなんだよね。
今日は「置賜さくら回廊」を細かく巡って達成感の後の休憩。ここで折り返すかって気分でゆっくり立ち寄った。

時間を見ればまだ朝早い時間で駐車場はガラガラ。悠々停めて歩いた。
まーだ梁の季節じゃないよね、、と、覗いた最上川には鯉のぼりが泳いでいた。

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おーいい眺め。
最近、「鯉のぼりは形のない風の元気が姿を表したもの」みたいな文章を(仕事で?)読んだトコだったので、なるほどなぁーと思いながら眺めた。
川は少し濁って水量多く、梁はまだ無かった。初夏くらいからかね?とか思いきや4月29日から「やな開き祭り」と張り出されてた。半月早かったね。

そしてそうそう空腹だった。
食堂はさすがに開いてなかったけど、脇の鮎焼き小屋はもう開いて鮎を焼いてたので、塩焼きと豆腐田楽を買って鯉のぼりを見ながら軽く食事した。

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田楽は山形県産くるみ味噌使用、鮎は国産特別養殖鮎(なにそれ?)だそうだ。
どちらもおいしかったけど、御飯と味噌汁も欲しくなったw

土産売り場も開いていて軽く見て回った。
観光案内の一角では結構大々的に「置賜さくら回廊」をアピールするコーナーがあったので、ここからスタートした方がいいかもね。
でも自転車レンタルで廻るのはキツそうだし、、観光タクシーは料金怖いね。(まだ咲き始めくらいの時季に車でまわるのが一番いいね)

タグ:景:川 観:飾 餐:魚 餐:豆 道の駅

置賜さくら回廊-白鷹町-

白鷹町の「置賜さくら回廊」
リストアップや番号があるわけではないようなので、全部で幾つの桜の古木があるのか分からないけど、とりあえずサイトで見ると長井市に倍するくらいの桜があるようで、とりあえず片っ端から順に寄ってってみた。
で、
あまり項目増やすのもナンだし、どこも一分咲き未満だし、ってことで白鷹町内のものはひとまとめにしました。

まず最初は南から白鷹町に入ってすぐの「釜ノ越桜」
ここは「釜ノ越農村公園」になってて駐車場も幾つかあって売店とかもあって一番ちゃんとしてた。
咲いてないから勿論まだ有料になってない駐車場に停めて歩くと、白い冠雪が残る山をバックに赤いつぼみを纏った桜の樹が見えた。
、、、けど、近づいてみると背後に並んだ若い桜の樹で、「釜ノ越桜」の古木はちょっとくたびれた雰囲気だった。

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樹齢約800年のエドヒガン。
ここに居陣した源義家(八幡太郎)が樹下の石で釜戸を築いて兵糧を炊いたそうだ。
んー咲くのかな?
とりあえずつぼみを付けた枝は出てたのでちゃんと咲くようではあった。まぁ他にも桜の樹は沢山あるので花見する公園としては賑わいそうだ。


二つ目は県道のすぐ先の「薬師桜」
ここは駐輪場くらいの入りずらい駐車場があるけど面倒なので路駐で歩いた。満開に咲いたらこうはいかないだろう。
で、桜は背は低めだけどとても風流な姿で薬師堂前に格好良く鎮座。ぐるっと周りを歩きながらじっくり見ると花を咲かしている蕾もチラホラあって喜ばしい。吹き抜けの洞があったりして『回廊』内の樹としてはこれが一番素敵だった。

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樹齢1200年のエドヒガン。
この桜には征夷大将軍坂上田村麻呂の恋の伝説があるとか、、ほらね。
薬師堂には子供の前掛けが重ねて修められていた。一番上のは「妖怪○オッチ」だった。。妖怪を修めちゃっていいのだろうかw


すぐ先で「御衣黄桜」「オオタ桜」というのも案内を見かけて脇道に入ってみたけど、コレはどれか判らずにぐるっと回って「薬師桜」に戻ってしまった。。


少し進んで三つ目は「十二の桜」
ここは花見用の設営が行われていて、何台もの軽トラと大勢の人が集まっていた。
取り敢えず駐車場で降りて歩くと、幾つもの桜が並んでいて、十二あるから十二の桜なのかな?とか思ったけどそういうわけでもなさそうで、貫禄ある一本が多分それだと思えた。
ここの案内板は細かく丁寧に書かれていたけど、細かい分かえって分かりずらかった。。
ベンチの枕木を填めてる横をすり抜けて歩いて回った。

結局樹齢は何年なんだ。二度老衰して根生えの新芽に世代交代しながら870年成長を繰り返してきた古木って事でいいのかな?
昔は十二神堂というのがあった場所だそうだ。
咲いてる花は一輪も見つけられなかったけど、幹には茸が生え、足元にはフキノトウが顔を出してて春の到来秒読み体制だった。

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次は「山口奨学桜」
明治後期に山口村小学校に植えられた樹齢100年のエドヒガン。
ここも花見用の設営が行われていたので、寄らずにちょっと車から遠目に眺めるだけにした。
100年と若い分だけ形よく、咲いたら見映えいいだろうなぁと容易に想像ついた。


四つ目に寄ったのは「子守堂の桜」
手前の広い駐車場で停めてみたら、そこは学校だったのでヤメて路駐。降りた目の前に小さな桜が勢いよく咲いていた。もうこれでいいじゃん、、とか思いつつまだ咲いてない古木に歩いた。
ら、ここは丘の掛け上がりの途中にあってとても眺めのいい場所にある桜で、花もチラホラ咲き始めてていい感じだった。
タヌキみたいな猫ものんびりしてて、ポカポカで気持ちよかった。

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樹齢1000年のエドヒガン。
この地をおさめた鮎貝家の子守がこの桜の下に草履をぬいだまま消息を絶ったそうで子守堂を建てて祀ったとか。
広くないけど眺めは一番いい桜で、人がいない時に来れて良かった。
1000年もの間ずっと見下ろして眺めてきたんだね。
満開に咲いたらさぞかし素敵だろう。散って花びら舞う姿も良さそう。と想像しながらのんびり眺めた。


そこから細い道を進んで五つ目は「後庵桜」
ここは駐車場が無く「この先車両進入禁止」で路駐して歩いた。咲いてたらこうはいかないね。
その徒歩区間入口の家の庭先にも濃い色の桜が勢いよく咲いていた。(桃?)またまた「もうこれでいいじゃん、、」とか思いつつもやっぱり古木に歩いてみた。

続く幟を辿ると少し距離あって、途中の畑に「鮎貝城本丸跡」とあった。
応永3年(1396)築城で鮎貝氏が治め天正15年(1587)に伊達政宗に謀反を起こして攻略され落城だそうだ。
で、「後庵桜」は、、
その先の民家の前、、じゃなくて奥の物干し台の先にあった。。
なんか入りづらいなぁ、、って気分で軽く拝見した。

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樹齢680年のエドヒガン。
計算すると築城の前からあった樹だね。城が滅ぼされても残った桜っていうのはいいね。
その鮎貝城の北にあった医者の庵の桜で「後庵桜」と呼ばれたそうだ。この家も医者の一家なのかな?
樹は裏の谷間に迫り出す形ではえてて、その谷(堀割??)に簡単な足場の橋が架かってたけど、入り込んでいいものかどうか解らなかったからヤメといた。
桜は咲いてる蕾も見つけられたけどパッとしなかった。


更に細い怪しい道を進んで「赤坂の薬師桜」
ここは細い坂道の上にあって、駐車場もなく、車停められそうな道脇には作業の軽トラが停まってたのでやむなく通過。
一番辺鄙な場所で裏の裏って感じで冒険心はくすぐられる。
車から降りてないから本編の日誌の方に載せたいトコだけどね。

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一時停止して案内板は読めた。樹齢970年のエドヒガン。
ここは旧街道の入口で、最上川の洪水の時に船を繋いだという伝説があるそうだ。(珍しく色気のない伝説だ)
二つ目に行った「薬師桜」と同種で同じ薬師堂の桜だから同年代に植えられたものと考えられる、、、とか書かれてるけど、ちょっとまて、あっちは樹齢1200年じゃなかったか?サバ読み過ぎ。。(恋の伝説もほしいところ)

最上川を渡って白鷹町の町に入る。

ここまで(赤坂の狭路でさえ)分かりやすく続いてた「さくら回廊」の案内が、なぜか町内では途切れててその次の「八乙女種まき桜」というのがドコだか分からなかった。。
町を出そうになって一旦停車して、スマホで見てみて戻った。
けど、この「八乙女種まき桜」はやっぱり案内薄かった。
八乙女八幡神社というのがあるので、まぁ多分そこらへんだろうとは思ったけど、道も狭く駐車場も分からず、表通りから歩く気もなく、結局ヤメて通過。案内がないってことは枯れたか?

で、次で最後の六つ目は「称名寺阿弥陀堂の桜」
ここは案内が一箇所ぬけてた交差点のせいで町を二周しちゃった。。
辿り着いた先はお寺のお墓にある桜で、路駐はしずらくて通過したら称名寺の第二駐車場が近くにあったので、そこから歩いた。

お墓の真ん中の阿弥陀堂はしっかりした造りの坊で、いままで見てきた薬師堂が市井の馴染める雰囲気とは違っていた。
で、その裏にある桜の樹も立派で高く広く立っていた。

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ここだけは現地の案内板が無かった。(阿弥陀堂の案内はあったけど)
ネット調べでは樹齢350年のエドヒガン。
1000年級の古木の中ではなんか若く感じちゃうけど、350年でこれだけ活気あって堂々としてるのは立派。咲いてる部分もあって一番見映えがした。
でもなんだろうね、やっぱり墓地の中ってあまり落ち着かないよね。人んちに入り込んで見てるような感じ。檀家でも縁者でもない不審者とは思われないように写真撮り捲った。


こんなとこかな。
長井市で三箇所(+町内と土手と未確認1)
白鷹町で六箇所(+車で横目通過2未確認1)
いやーまわったね。っていうかこんなに桜の古木がある地域って珍しいんじゃない?
今回は咲いてなかったからこそ、そして朝の内だったからこそひとつひとつ飽きずに幾つも廻れたんだと思う。
多分、咲いてたら一つ二つで満足してるよね。
たまにはこういうルート巡りもいいね。

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葉山神社

ファイル 1611-1.jpg長井市白兎にある神社。
裏の山(葉山)の頂上に奥の院があるそうだ。

この神社の境内手前に『置賜さくら回廊』にリストアップされた「白兎のしだれ桜」があるので寄ってみた。
ホントは駐車場からチラッと見て樹の写真だけ撮ればいいかな?とかおもってたんだけど、神社には大きな杉の樹もあって雰囲気よかったから車停めて歩いた。

で、その枝垂れ桜、パッと見は枝が切られて太い幹の下の方で枝垂れてて変な形って印象。
だけど、そういえばこの『置賜さくら回廊』で枝垂れ桜って珍しいし、よく見たら少し咲いてそうだぞと近寄って見てみた。

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おお、ぽちぽち咲き始めてるね。
幹には大きなサルノコシカケとか小さな茸とかも付いてて潤った感じ。枝垂れ桜って背が高く長く枝垂れてこそナンボって思ってたけど、こういう脇下で線香花火みたいな枝垂れもいいね。
推定樹齢140年で「日本三十三枝垂桜」に選ばれてるそうだ。

そして神社に歩いた。
市指定天然記念物のスギは鳥居のように二本並んで格好良かった。
そしてそのスギの先に鳥居と狛犬(じゃなくて狛兎)が続いてて、神社は正面が入口ではなくこっちが参道だった。

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社殿にあった「趣意書」を見ると、明徳4年(1393)に修験者が沼で見つけた薬師如来を葉山山頂に祭祀して築かれた神社だそうだ。
薬師如来ってことは神社というより寺院って感じだけど、いろいろだよね。
それよか「兎」との関わりが知りたかったけど、そういうことは書いてなかった。

お参りしてからいつものように裏にもまわって本殿を拝見。
したら、足元にカタクリの花が咲いてるのに気付いた。
おーカタクリ咲いてんじゃん!とか思ったけど、フト見ると周りに沢山群生してた。凄い凄い。山中の斜面とかじゃなくてもこんなに普通に咲くもんなんだ。

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へー、なんかいいトコだな此処。
と、少し歩いて周ったら、その脇にある池には水芭蕉が咲いていた。
この池は裏の林から流れてきた小さな沢の水が溜まっただけの、浅い水溜りって感じで極々小さな湿原の姿してて素敵な池になってた。

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なんかすごく雰囲気いいトコだった。

ホントは此処と「伊佐沢の久保桜」「草岡の大明神桜」それに「最上川堤防千本桜」や判らなかった「かすみ桜」なども纏めて「置賜さくら回廊-長井市-」としてひとつの項目の点景にしようと思ってたんだけどね。
此処が桜だけじゃなく神社としてイイ感じの場所だったので、単独て取上げたく纏めずにそれぞれの項目にしちゃった。

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草岡の大明神桜

ファイル 1610-1.jpg長井市草岡にある江戸彼岸桜の古木。
これも国指定の天然記念物。
樹齢推定約1200年だそうで、坂上田村麻呂が戦勝記念として植えた五本の桜の内の一つだとか。(戦勝記念で五本あったら、恋の墓標ももっと沢山あったのかもね、、)
それと伊達政宗が十四,五歳の頃、初陣で負けて、この桜の洞に隠れて難を逃れて詠んだ歌が残っているそうな。
坂上田村麻呂と伊達政宗はこの先も色々と見かけそうだ。。

ファイル 1610-2.jpgそして「巨樹日本の桜ベスト10」というのもあって、ここの桜は全国二位だった。(っていうか10の内、山形と福島で6つも埋まってる、、)

えーなんかあやしいなぁ、、
なんて思いながら樹の方に歩いてみると、意外としっかりした背の高い勢いのある立派な樹だった!(さっきの久保桜より全然イイ)

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花は全然咲いてなかったけど、咲いたらさぞかし立派そうに思えた。(この日見た桜の中でもこの樹が一番貫禄あって立派だった)

樹のまわりでは、掃除したり整えてる地元の人達が何人か作業してたので、「咲くのは来週くらいですかね」とか話しかけてみて、色々と話が聞けた。感じのいい人達だった。

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伊佐沢の久保桜

ファイル 1609-1.jpg長井市上伊佐沢にある江戸彼岸桜の古木。

地元の関東は桜の散り時だし昨夜会津でも満開の夜桜を見て桜はもう満足って気分だったけど、山形に来たらまーだ全然咲いて無くて、これから咲くちょっと手前の春待つ桜って言うのも乙なものだとか思って来てみた。

ら、
やっぱり全然咲いてなかった。
っていうか随分と年召した老木でホントに咲くの?って雰囲気。

この樹は国指定の天然記念物。
樹齢推定約1200年だそうで、かの征夷大将軍、坂上田村麻呂が当地を訪れた際に地元の娘と恋仲になり、田村麻呂が去った後に娘が死んだとの知らせを受けて桜を贈って植させたものだとか、、

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咲いた姿を想像するのが難しいなぁ、、と思いつつ周りを一回り歩いてたら、つぼみが出てる部分もちゃんとあった。おお咲くんだね。

そして、周りには小さな桜とかも植えてあって、先にもう咲いてる樹とかもあった。その桜を見つつ、こんな花でいっぱいになった姿とか、、、んーやっぱ些むづかしい。
なんて思ってたけど、よくみたら部分的に開いてる花もちょこっとあった。 花は濃いめの紅色で咲いてる白めの桜とは全然別だった。これがエドヒガンか。

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ファイル 1609-4.jpg誰もいないのでゆーっくりぐるぐると周りを見て回った。
朝日を浴びていい感じ。
満開で人だらけより、ちょこっとでも咲いてて誰もいない方がいいね。


さて、
車に戻って出発前に、この「伊佐沢の久保桜」を含んだ『置賜さくら回廊』というのをスマホで調べてみた。
ら、
いくつもの名のある桜の古木を訪ね歩くルートのようだった。
面白そうだから辿ってみることにした。どうせ他も咲いてないだろうけどね。いやいや、咲いてないからこそ悠々と訪ねまわれそうだよね。

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十王堂

ファイル 1608-1.jpg長井市本町の町中にある御堂。
ここはコンビニで「今長井の町で一番桜が咲いてる所」との話を聞いて来てみた場所。
「小さな神社」と聞いて来て、入口には「古峰神社」とあるけど、
中は「子育て地蔵」が祀られた菩薩堂というちょっと「?」なトコ。

ファイル 1608-2.jpg案内によるとこの地蔵は江戸初期にお屋敷内にあったものが事情あって現在はここに鎮座してると書かれていた。
嘉永5年の大火事でお堂は全焼したけど、地蔵様ひとりだけで西の畑に避難してて人々を驚かせたそうだ。
んーどいうことだろうね。

その地蔵は何重もの腹掛けを着せられて丸まるとしていた。

それはそうと、
目的の桜はなかなか濃い色のきれいな花で、五分咲きくらいだけど十分キレイでいい感じだった。
これは何て種類の桜だろう?桜の説明はなかった。
ソメイヨシノばっか見てたからたまにはこういう艶やかな桜もいいね。

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タグ:観:寺 観:像 観:伝 景:季 植:花

鶴ヶ城公園

会津若松市追手町の会津若松城本丸跡にある公園。
「鶴ヶ城さくらまつり」の一環で夜桜と天守をライトアップしてた。

うちは母方の田舎が福島なので、この会津城(鶴ヶ城)は、記憶にない子供の頃からもう何度も来ていて、こうした天守(復元だけど)のある城の中では一番多く訪れている場所かもしれない。
とはいえ、最後に来たのはCR-Xの頃。最近は通過してたので点景にはしてなかったね。

で、今日も通過のつもりだったけど、ライトアップされた天守と桜の花がキレイに見えたので、ちょっと寄り道。夜桜散歩。たまにはいいよね。

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まずは西出丸駐車場から歩いて、梅坂の石垣を登ってお堀の水面に映る桜を見た。夜の写真は車から降りてもムヅカシイね。。

そして下からライトアップされた桜の続く帯郭へ入城。
これまた満開でいっぱいの桜の中にライトアップされた天守が際立って聳えてた。

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近づいてみると単純なライトアップではなくて、下の層はピンクに、上の層はブルーに照らされて綺麗だった。
そしてピンクの部分には桜の花びらが回っていた。まるでラブホ
プロジェクターも大きな物が支柱に掲げ上げられていた。

ファイル 1607-3.jpg桜と天守を見上げながら本丸に入って一回り。
何度も見てる建物だけど、こういう姿は初めて見たわ。
上から見たら綺麗だろうなぁとも思うけど、天守は勿論閉まってた。開いてても有料だから入らなかったと思うけど、そういえば鶴ヶ城は天守以外は無料なので本丸も歩けて有難い。他では門から有料って城も多いよね。

そして近くを歩いてる人の「ライトアップは9時までだって」という会話が聞こえたと思ったら、次の瞬間パタッとライトアップ終了。(予定表には8時半て書かれてた。。)

落ち着いた夜の城に戻った。
いやいや、まだ花見の桜のライトはあちこちに点いてるし石垣の根のLEDのライトは点いてたし、シート敷いて花見してる人達もいたし、で充分賑やかな春の公園だった。
けどやっぱ派手な天守のライトアップが終わった途端にしっとりした麗しい雰囲気に感じられた。いい演出だ。

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なんか写真もライトアップ終わってからの方が、桜の色も白っぽくいい色で写せてるね。。

ファイル 1607-5.jpgそして最後に北出丸方向に出てみた。
なんか公園的にはこっちの方が正面の様で「鶴ヶ城さくらまつり」の柱が立ってたりした。
それにしても桜を下から照らすLEDのライト、明るいね。技術だね。

この写真を一枚目に使いたかったけど、まぁ順番なんで最後になっちゃった。

タグ:観:城 観:閣 観:光 景:季 楽:催 植:花

乙字ヶ滝

ファイル 1606-1.jpg玉川村竜崎滝山と須賀川市前田川深田の間に流れる阿武隈川の本流にある滝。
118号で案内を見かけ一旦通過したけど、まだ少しは明るそうだし戻って来てみた。

したら118号のすぐ脇の道(多分旧国道)沿いに桜の咲いた広めの駐車場があって、すぐ滝らしいアクセス楽々なトコだった。
っていうか118号はそんなに頻繁ではないものの昔から何度も何度も通ってる道で、点景を書くようになってからも何回も通ってたのにぜんぜん気付かなかったなぁ。しかもここって日本の滝百選の滝じゃないですか。。

さて、駐車場から川に沿って歩くと瀧見不動堂というのがあった。
大同3年(808)に弘法大師が開基したそうだ。御不動様はどう拝んでいいのか判らないから参らずに過ぎた。

ファイル 1606-2.jpg

その不動堂の前がちょうど滝だった。
おお、高低差は差ほどでもないけど本流だけに広く水の勢いも良く
てなかなかいい滝。
「乙」字の形をなす、、というのは上から見て?滝の段の岩を横から見て?
もう少し明るいときに来たかったけど、ギリギリよく見えるくらいの明るさでこういうのも悪くない。

少し先に歩くと川から滝と対岸の岩場が広くよく見えた。

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芭蕉の句碑や地蔵を見ながら少し歩いて戻った。

駐車場手前の不動との間に川縁に下る階段があったので、滝が近くから見えるのかな?と思って下りてみた。
けど、
これは滝の上流で桜と橋を眺めるような散策路だった。
夕暮れの川と桜と橋もいい感じではあるけど、滝も見たかった。

ファイル 1606-4.jpg

ファイル 1606-5.jpgそしてその橋へも歩いて行ってみた。
車では通ってたんだけど、じっくり歩いて見れば上から滝が見えるかな?とか思ったけど、それはなかった。。

で、夕暮れの軽い散歩終了。
日暮時のこんな時間の滝の感じもいいもんだ。本日のラストで寄れてよかった。

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とら食堂

ファイル 1605-1.jpg白河市双石滝ノ尻にあるラーメン店。
白河ラーメンの大元ともいうべき老舗の有名店。
もう何度か来て食べているけど、ここんとこは久しぶり。点景に書いてないから六年ぶり以上か?
というのもウチの地元の松戸市に「とら食堂 分店」と言うのが出来て、味も悪くなく、なんとなく白河までくる気分もそがれてしまい、たまに東北回ったドライブの帰路で白河で食事になっても、別の店を選んでたりした。

今回は、車も替えた事だし初心に戻ってって訳じゃないけど、久々に来てみた。
着いたのは五時前の少々半端な時間だったにもかかわらず、少々の待ち。うん、やっぱ人気店。
名前記帳して店前のベンチに座ってスマホで日誌打ちして待った。


で、15分ほどで席に着けた。
ワンタンメンをたのんだら「ごめんなさい本日ワンタン品切れ」だそうで、んじゃあ、中華そば大盛りにした。

ラーメンは5分と待たずに出てきた。

ファイル 1605-2.jpg

うん、うまい。さすが「とら食堂」
やっぱ本店の方がぜんぜんうまいわ。(といいつつ分店も暫く食べてないけど)
食べはじめは、少し思ってたより薄味になった?久々で忘れたかな?なんて思ったけど味わってる内に醤油のエッジ立った味わいが出てきた。うんこれこれ。奥ゆかしくなった気がした。
麺の感じもしっかりした弾力と汁に絡んでおいしく啜れた。

白河のラーメンは何軒も行ってるし、どこもおいしいけど、やっぱりここが一番だな。

タグ:餐:ら 楽<待

塩谷オキナグサ群生地

ファイル 1604-1.jpg塩谷町上平の鬼怒川に松川が流れ込む口の手前の川原。
前に来たときは案内板がなかった上に、駐車場までの川原の未舗装路も荒れてたので諦めた場所。
久々にまた来てみたら意外とちゃんとしてて楽に来れた。どんなトコでも来るタイミングが必要なのかもね。

さて、車を停めて川原に歩いてみた。
ここにも案内板があり、他の保護植物や昆虫の写真案内版も立っていた。なんかちゃんとしたなぁ。

で、そこまでの増えた案内板に安心して川原を歩くと、、
その先には何の案内もなくて、、あれ?こっちに進んでいいんだよなと不安になってきた。
でも「ここらが群生地」とか「この先は違うよ」とか案内がありそうなもんだけど、、とか思って取り敢えず進んでみた。

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、、、だんだんと道は荒れてきて何か違う雰囲気。
それらしい花は咲いてないかなと足元見ながら周りを見ながら進んでたけど、しまいにはエロ漫画が捨ててあるような荒地になってきた。
(少年達の冒険心を試すアイテムだ、、とか思うと微笑ましい)

気付けば、どう考えても道らしくないような茂みに入っているような場所、増水で倒れた芦を踏みながら行けるトコまで、、と進んでみたら、天然っぽく咲き集まった菜の花畑でどん詰まり。花の先は支流の松川。鬼怒川に流れ出す所。

これは菜の花だよな、、鮮やかで艶やかな香りいっぱいで春っぽく、しばし菜の花に包まれてみた。

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紋白蝶がヒラヒラ舞い踊り、足元を見ると枯葉迷彩の雨蛙ちゃんも元気に飛び跳ねてた。(っていうか、飛び跳ねなきゃ見つからないのに、、)掴まえて戯れた。
今年初のカエルちゃん。目的のオキナグサとやらは見れなかったとしても、一応満足の春らしい散歩になった。

で、荒地をズシズシと戻ってみたけど、川を覗いてみたら水に浸かった草が見えたので「あ、ひょっとして水性植物か?」なんて思って川縁に下りてみた。

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けど、花は咲いてないし、やっぱ違うかな。。
川を覗いてみたら湧水口みたいなのが見えて、正にスプリング。春らしいねぇ。。とか思った。

何気なく軽い気持ちで川縁に下りたけど、段差が意外と高くて足元緩くて上るのに手こずった。。
上に戻ると、「こんなとこ歩いてきたんだっけ?」と思うような荒地で呆れた。。 うへぇ、、こんな感じで気侭に歩いてたらいつか戻れないような変なトコに入り込んじゃうんじゃないかと心配だ。。
割と新品の靴なのでためらいつつも汚しながら元の道に戻った。

エロ漫画まで戻ると道らしくなった。(ここは違うという目印だったのかも、、)

あーあ、、結局オキナグサなんて咲いてなかったなー

、、なんて思いながら来た道を戻ると、道が荒れる手前の途中で写真を撮ってる老夫婦を見かけた。

ファイル 1604-5.jpg何撮ってるのかな?と覗き込むとそこにオキナグサ

あれ?さっき通ったとき全然気付かなかった。。。
「この奥の方に群生してますよ」だそうだ。
ここで気付いて横の原っぱへ曲がればよかったのか。。(案内立ててよ、、っていうか足元の花に気づけよ自分)

っていうか何か地味な花。
見た目はマリオに出てきそうな毒々しい姿ながら、白い産毛に覆われてみんな下向いて恥ずかしそうに咲いていた。
そして、花の後の形態の綿毛状態の物もあった。この綿毛が爺の白髪頭のようだからオキナグサと言うそうだけど、花の姿はしおらしくて恥じらいある乙女の様だった。(でも実際は毒のある草で食べたら心臓止まって死ぬらしい)

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「群生地といってもまばらに生えて咲いてて密集した感じはないなあ、、」とか思って原っぱを歩くと、地味で気付かなかったけどここにもここにもと意外と沢山生えていて、奥から振り返ると立派な群生地。
光の方向で、産毛が照らされる方向から見ると沢山の翁草がキラキラしててキレイだった。
これはなかなか悪くない。いいトコに来れてよかった。
オキナグサは昔は当たり前に見れた花だったそうだけど、今ではあちこちで姿を消して絶滅危惧種でもランク高い方なんだそうだ。見れて良かった。

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たっぷり眺めて来た道を戻った。
その道の真ん中にも小石で囲まれて踏まれるのを避けたオキナグサが何ヶ所かあり、何でコレに気付かなかったのか不思議なくらいだった。(案内があるもんだという思い込みがよくなかったね)

まぁ、おかげで変な冒険心もくすぐられたし沢山の菜の花やカエルなんかが見れて充実した散策になったからよかった。

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