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こうのの大福

ファイル 2223-1.jpg稲敷市堀之内の125号沿いにある和菓子店。

前の125号は広域農道の「ライブライン」が途切れたつなぎの区間なので、どちらからドライブしても通過する箇所。
「稲敷名物」「水郷名物」「自家製」等の看板が気になってたし、一軒家の店舗ながら店の向かいの駐車場に警備員が立ってたりして混む時間は混む人気店なんだろうなと気になってた。

で、たまにはその大福を食べてみようと咄嗟に寄ってみた。

ファイル 2223-2.jpg大福は赤〈つぶあん〉、白〈こしあん〉、草〈こしあん〉の三種。ショーケースに箱入りで並んでたので個売りはないのかな?と思ったけど、聞いてみたらあるそうで、「いくつですか」といわれ取り敢えず三種ひとつづつ買ってみた。

慌てて三つ買ったけど、そんなに食べるかな、、なんて思ってたら意外と一つ一つが小さい一口サイズ。これなら問題ないわ。

で、ひとつずつ食べながら出発。
まず赤大福を食べてみたら、お、ウマイ!
なるほど人気なわけだ。餅も餡もいい感じ。
ゆっくり間あけて食べるつもりだったけど、止まらずに白食べて、最後に草大福を食べた。あっという間に無くなっちゃった。

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特に最後の草大福はよもぎの感じもよくておいしかった。
これ、小さいのに気づいて二個づつとか買ってもよかったなー。
でもまぁ、間違いなく続けてペロリと平らげちゃいそうなので、(糖分的には)ひとつづつ三個だけにしててよかった。
またよろう。こっち方面の楽しみが増えた。

タグ:餐:菓 餐:餅

浮島園地 和田公園

稲敷市浮島の和田岬にある霞ヶ浦に面した公園。
霞ヶ浦沿いをドライブしてて何度か前を通ってはいたけど、公園自体は特に何もなさそうなので寄ったことはなかった。
今日は「稲敷チューリップまつり」の看板に導かれて来てみた。

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東側駐車場で停めてその前のチューリップ畑を見て歩いた。
いい感じで咲いてるね。
天気も良く日が照ってた。 けど、時折雲に隠れて陰るので、写真撮るたびに晴れ間を待ったりして、のんびりゆっくり見て回った。

花は手前が多種混合のカラフルな花畑で、奥の方は種類別に並んでいた。
単色のものやちょっと変わったものも色々並んでいた。

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色とりどりの花を見た後は少し目を休める為ってわけでもないけど、公園の奥の和田岬の方へ歩いてみた。

園内には木道の湿性植物を見る池とかあるけど、もう少し解説が欲しいかな。
あとは広場があるだけの公園で、その先は霞ヶ浦。この道は車で何度か通ってるので見慣れた景色。
とくに見るところはない公園だけど戻るときにはシジミチョウ(ベニシジミ)が沢山飛んでたので満足。

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さて、公園の案内板を見ると、もう一ヵ所運動広場のグラウンドの先に西側駐車場というのがあってそっちにもチューリップ畑があるようだった。ので、車で移動。そっちに行ってみた。

ら、こっちはいくつかの屋台が出てた。(何も買わなかったけど)こっちの方がメインなのかな?って雰囲気だった。

区分けしてなければ長く広がるチューリップ畑だと思うけど、二区画とその外に一面の三つ並ぶチューリップ畑だった。ゆっくり歩いて見て回った。

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ちょっと前まではチューリップ畑なんて見向きもしなかったんだけどね。
最近は春になった嬉しさが楽しめるようになった。
そして、混み合う人気スポットとかじゃなくて、このくらいの気軽に寄り道できる花まつりくらいがいいね。

タグ:植:花 観:園 観:池 観:キ 景:湖 動:虫

飯沼観音

ファイル 2221-1.jpg銚子市馬場町にある「飯沼山 圓福寺」という真言宗の寺院。
銚子をふらふらしててよく見かける赤い五重の塔のあるお寺。まえからちょっと気にはなっていたけど、お寺はあまり足が向かないし赤っていうのもなんかそんなに惹かれないしで来ることはないかと思ってた。
で、今回来たのは実はお寺が目的ではなく、境内にある店で食事しようと思っての立ち寄り。

ナビで示させたら裏の道に案内された、、まぁいいやと適当に停めて寺に歩いた。

お寺はその五重の塔だけでなく、本堂も真っ赤で大きくインパクト大。更に大仏まであって派手な寺だなぁと思った。

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この寺が銚子の町の中心で昔はもっと広く大きい寺で沢山の建物があって栄えてたそうだけど、戦時の米軍による空襲で多くのものが焼失してしまったそうだ。
なので、この赤い本堂(観音堂)は昭和46年(1971)に再建したものだそうで、五重の塔に至っては平成21年(2009)に完成したばかりだそうだ、、あれ?そうだっけ?もっと前からなかったっけ?
なんか、つい最近大阪でカッコイイ三重の塔を見て来たばかりなせいか、ちょっとチャチにみえてしまった。(なので、この五重の塔の横にある筈の「飯沼水準原標石」という国内初の基準点の石を見ようと思ってたのを忘れてた。。)

大仏は江戸中期の正徳元年(1711)に造られたものだそうで、膝と背中に機銃掃射の跡があるそうだ(探さなかったけど)

そんなお寺は失礼ながらパッと見て通過。
境内の店「観音名物焼きそば 遠藤」に入った。

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店はなかなか年季の入ったよごれた雰囲気で、狭めながら奥には座敷があるようだった。
でも店のおばちゃんは感じよく、テーブルの金魚(丹頂)もかわいく泳いでていい感じの店だった。

で、焼きそば。

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うんおいしい。さすが古くから愛される専門店だ。
ソースがややすっぱめの味でいい感じ。大盛にしとけばよかったな。

そういえばテーブルには青海苔と七味と塩と醤油があったけど、メニューは焼きそばとおでんだけなんだよな。。
銚子の人は焼きそばを塩と醤油で味整えるのかな?(銚子が醤油の町だとはいえ、ソース焼きそばを醤油で?)試してみようかと思ったけど、そのままでおいしいので勿体ないからやめといた。

店を出てふと気が付くと表通りの方に広い駐車場があった。。こっち停めればよかったのか、、でもいいや。と、また大仏-本堂-五重の塔を見ながら裏から出た。

なんで「でもいいや」かというと、裏にあった「今川焼さのや」も気になってたので、表から来てたら気づかないだろうからね。店前から焼くのが見えててそそられてたんだよねー。

ってわけで寄ってみた。
白餡と黒餡とあるみたいだからひとつずつ買いたいところだけど、見ると1個が大きそうだから黒餡一つだけ買った。(けちくせー)

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車に戻って(目薬差して)出発。出来立ての今川焼は熱いのですぐには食べられるわけがなく、しばらくたってから走りながら食べた。

これ、すごいよね。普通の今川焼2個分くらいありそうな立体的でワイルドな今川焼! 店は明治40年(1907)創業の老舗だそうだけど、昔からこんな大きかったのかなぁ。

そして食べると餡子はいい甘さで小豆の風味ばっちり。皮はもっちりでいい感じ。立体的なだけに若干食べづらくもあるけど面白く食べられた。あーやっぱ白も買っておけばよかった。

タグ:観:寺 観:塔 観:像 動:魚 餐:焼 餐:菓

ビッグスマイル

ファイル 2220-1.jpg取手市戸頭にあるハンバーガー店。

お気に入りの店で以前(CR-Xに乗ってた10年位前)は何度も来てたと思うけど、そういえばパッタリ来なくなって久々の来店。

なんだろ、その当時は本格的なハンバーガー店が都心だけではなくこういった近隣の県の住宅街の意外な所にでき始めてた頃で、ドライブがてらで来れるのが嬉しく気に入ってた。(都内とかの繁華街じゃドライブがてらってわけにいかないからね)
だけど、うちの自宅から歩いて数分の近所にもこういう本格バーガー店が出来ちゃって、珍しさも無くなっちゃったのかも。(その近所の店も一回行ったキリだけどね、、)

店の前に路駐して中に入ると、二軒隣りに駐車場がありますよと教えられた。
そっか!駐車場あったのか!知らなかった。路駐で気が引けるからというのも来なくなった要因でもあるから、これからはもっと気兼ねなく来れるな。と喜んで移動した。

さて久々なので食べたのはプレーンな「ハンバーガー」(ポテト付き)+ジンジャーエール。

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うん、やっぱりおいしい。
厚いけど一旦つぶして食べると口にちょうど良く、思いきり頬張れた。
外側カリッとしたバンスも美味しく肉もジューシー。
トマトの甘味とレタスのシャキシャキでハンバーガーってオールインワンの凄い料理だよなーと思える。
軽い食事に見えて丼ものくらいのボリュームを感じるので750円は満足のお値段。(前記のうちの近所の店は1000円するからね、、)

アメリカンな雰囲気の店内もいいし、各席に置かれたおもちゃゲーム(黒ひげとか)もお茶目で、また前みたいに友達と来たいなぁと思った。(友達三人CR-X三台で来たのは09/02/14、大昔に感じる。。)

タグ:餐:ば

結城城城跡公園

ファイル 2219-1.jpg結城市結城にある結城城の城跡にある公園。
行政的に正式な公園の名前は「城跡歴史公園」というらしいけど公園の入り口には「城跡公園」としかなかったし、城の字が三つ並んで面白いのでこの表題にしましたwあしからず。

結城城は鎌倉以前からあって何度も戦乱の攻防があり、江戸時代には結城藩の藩庁があり、幕末も戊辰の攻防があった城の跡ながら、現在は市街の裏の丘の実に地味な公園。

うちの地元の千葉から延びた下総国の北端の城跡ということもあって僕もいままでに何度か来てはいるものの、毎回特に書く事がなく写真もパッとせず点景にもしてなかった。。

でも今日は「さくら祭り」と案内や幟が出てたので、やっと点景にできるかなとか思って来てみた。(というのは嘘で、本当はトイレ休憩ついでの寄り道)

さて、来てみたら、いい感じに桜が咲いていい雰囲気だったけど、催し物とかは別の日らしく、(一週間後だったらしい。。桜残ってたのかな?)屋台もイベントも何もない桜の公園だった。。

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いやいや、むしろ変に混んでなく、普通に近隣の人がシート敷いて花見してるような、飲んだくれも場所取りもないような平和な感じがのどかで朗らかだった。
これこそ本来の花見の姿だと思えるし、こういう感じの方が歩きやすく、ゆっくり桜を見ながら春を感じながら公園を歩けた。

久々に来たけど、やっぱり結城城の案内板などは増えておらず、城跡公園という名でなければそうは思えない丘(というか台地)
本丸だったこの公園は北から東側が斜面になっているけど、そんなに高くはなく縁も塁を盛っておらずピンとこない。
見下ろしたら、北側の県道沿いに広い駐車場があった。。ああそっちに停めるべきだったのか。

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公園内にある建物はこの瓦屋根の東屋を兼ねたトイレだけ。
新しいもののようで気軽に目的を果たせた。

そして公園を一回り。車を停めた入り口に戻る手前の横道をちょっと曲がってみた。
この道、歩いてる人が多かったけど、両側に並んだ桜の樹は幹以外ばっさり切られていた、、どうしたんだろう。
幹から生えた小枝にチョボチョボっと咲く花しかなく寂しい道だった。。

少し進むと「三日月橋」という橋があった。堀かな?と思って覗くと、下は水の無い池って感じで、堀というより公園の一部の変化をつけた部分て感じだった。(ネットで調べると、埋蔵金を探して掘った跡とか出てるけど、、そんな穴が残った城跡って虚しいなぁ)

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橋の先も道の両脇の樹は切られてて、チョボチョボっと脱毛ミスしたような桜しか咲いてなかったので折り返して車に戻った。

やっぱりパッとしない所だったけど、桜はキレイで気分は良く軽い散歩としては上出来だった。

タグ:観:園 観:城 観:橋 植:樹 植:花

那須高原SA

ファイル 2218-1.jpg那須町豊原の東北道にあるサービスエリア。

栃木県のラストにあるSAで、あまり休憩しない東北道でもここだけは割と寄ってる所で、一昨年も寄って点景にしてた。(上りだけど

今日はドライブではなく葬儀への往復なので、寄り道ではなくここは給油が主目的。
どうも普段、燃料とか時間とかあまり気にせず出かけたり、計算してもついつい昔の車での感覚で考えてたりしちゃってて、郡山くらいなら250㎞くらいだから二時間ちょいで着くだろうとか(何キロ出す計算でしょうかねぇ、、(-_-;))、燃料メーターの半分も残ってれば足りるだろうとか考えて出かけちゃってた。。
んだけど、この軽自動車は高速で回すと燃費が悪く全然もたず、燃料ランプがつくと高速回転でリミッター効いちゃうので80㎞位での走行。時間オーバーした焦りと燃料切れの焦りで、このサービスエリアまで長く感じてハラハラだった。

なので、給油だけしてスパッと出発!のつもりだったんだけど、、、
んーやっぱ、トイレも行きたかったので先にトイレ休憩。
で、車降りたらやっぱ腹ペコ過ぎたので何か食べ物買って行こうとか思ってついつい売店を物色。
さらに「もうどうせ遅刻だから何か食べてっちゃおうかな、、」なんて考えるドライブ脳。。ダメダコイツ

いやいや、いかんいかん、急いでたんだ。と思い直して、取り敢えず「高原ベーカリー」でパンだけ買うことにした。
色々ある中で、パッと気になった「那須豚コロッケパン」と「レモン牛乳ボール」
で、車に戻ってスタンドに移動。無事給油して食べながら出発した。(35Lタンクに34.8入った。あぶねw)

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まず「那須豚コロッケパン」
二つに割った大きなコロッケが丸々挟まってて、これ意外と食いであっておなか一杯になった。
おいしかったけど、ちょっと食べづらかったし半分くらいのミニだったらよかったのにと思った。。

そしてオマケのつもりだった「レモン牛乳ボール」
もう空腹は満たされたし、そんなに食べたいって気分でもなくなっちゃってたんだけど、車の中に置いておけないから食べちゃえと食べてみた。
ら、これがおいしかった!
あの栃木名物の「関東栃木レモン」の味がそのまんま!というよりチープ感がなくなった優しい味で甘くおいしく、ぺろりと食べちゃった。
これはもう一つ買って来ればよかったかも!なんて腹のこと忘れて思ったw

これだけで意外と満腹で満足。
点景にするつもりなかったんだけど、やっぱ「レモン牛乳ボール」を載せたくてアップしました。

タグ:餐:麭 観:P

柏屋

ファイル 2217-1.jpg印西市木下にある蕎麦店。
歴史ありそうな店構えが気になって調べると、なんと江戸時代から創業150年の老舗店だそうで、その当時からの製法や風貌を守り続けた店ということで一度は入ってみたかったので、ちょうどよかった。

店の向かいに大きな店一件分の広い駐車場があって悠々停められた。
(交通量はそんなにないのに渡ろうとした時に限ってなぜか続けて車の来る)前の道を渡って店に入ると半端な時間ながらお客さんもいて奥側のテーブル席にに着いた。

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店内はその手前側の方が古い雰囲気で大きな神棚とかあって天井もいい感じだけど、奥の方は昭和に改装したような普通な蕎麦屋の感じだった。

なにがおすすめなんだろう、150年の歴史を思わせるようなメニューは分からず、特別っぽいのといえば、柏産大豆使用とあった「ゆばあんかけ丼セット」
ゆばあんかけ丼の単品はなく蕎麦とのセットだったけど、蕎麦は食べたかったのでちょうどいいからそれにしてみた。

で、その「ゆばあんかけ丼セット」 ゆばあんかけ丼はミニで、丼というより碗だった。

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蕎麦はちょっと久々に食べたような感じの蕎麦屋の普通においしい蕎麦。最近手打ちとか自家製とかの粗目な蕎麦か工業的な駅そばばかり食べてたのでちょっと懐かしくおいしく啜れた。

そして「ゆばあんかけ丼」、これがおいしかった。だしの味がしっかりした餡で、湯葉は風味じゃなくて食感を楽しむ感じだけど、おいしかった。

午後は2時3時くらいで閉まっちゃう蕎麦屋が多い中、こちらは夕方までちゃんとやってるようなのでまた気軽に寄ってみようかな。

タグ:餐:麺 食:丼

加平PA

ファイル 2216-1.jpg足立区加平の首都高6号三郷線にあるパーキングエリア。
帰りを急ぐような場所だし、最近は手前の四ツ木で降りちゃうことが多いので滅多に寄らないけど、首都高を走るのが好きだった昔は何度か来てたと思う。

三郷線は中央環状線から引き続きずっと高架の道で、加平IC出口の先の脇にあるけどこのPAは建物の屋上にあるようで、高架の揺れはなく落ち着ける。
たしかここは軽食コーナーがあった筈だぞと思って寄ったので(手前で寄った大井PAは自販機しかなかったから)、トイレに進まずにまっすぐ売店に入った。

ファイル 2216-2.jpg店の左側はその軽食コーナーで思ったよりは広く、右の売店奥にも隠れ部屋のようにテーブル席があったりしたけど、ガラガラだったので正面の席に着いた。

メニューは普通にラーメン、そば、定食、丼のありがちなのが一通り並び、特別そうなのは「プレミアム海鮮かき揚げそば」というのがあったけど、食指は動かず、ちょっとスタンダードではない「スタミナ丼」にしてみた。

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その加平の「スタミナ丼」は豚ロース焼き二枚に半熟目玉焼きが乗ったシンプルな丼。今風のいわゆる「スタ丼」とは全く別のもので少々オリジナル感とも思えてよかった。(他でもあるかな?)
味は見た目通り、肉!玉子!飯!そのまま。シンプル(辛くなくてよかった)。一気に掻っ込んだ。

ファイル 2216-4.jpg外に出ると駐車場の裏の二段の高架(上段が上り線、下段が下り線)の間に夕日が輝いていた。
昼飯が日暮れになっちゃったな。。

トイレ前のETCのキャラ「ETC2.0くん」(そのまんまかよ)を見ながら、あーやっぱ早くETC付けなきゃなぁ、、とか思いながら車に戻った。

タグ:食:丼 餐:肉 観:キ 観:P

丹那断層公園

ファイル 2215-1.jpg函南町畑上乙越にある公園。
道の駅の近隣案内図で「断層が見れる公園」というのが気になって来てみた。
大きな公園かと思いきや、ちょっと裏の普通の公園って感じで、わざわざ来るほどでもなかったのでは?って印象だった。
それに、そういえば地質スポットはいままでもよくわからずピンとこなかったところが多かった気がする。。地質とかよくわからないくせに、ついつい興味持ってなんとなく変化ある珍しい地形が見れるのかな?みたいな安直なイメージで来てみちゃった。

まぁわからなくても仕方ないかな、、とダメ元気分で歩いてみた。

案内板は幾つも立っていて丁寧に解説していて、ちょうどこの公園を断層が横切っているというのはわかるんだけど、パッと見「?」
広場にあった盆地のジオラマ模型で、山に囲まれた盆地のお盆感は把握できたけど、赤い線で「断層」と示されててもやっぱりピンとこなかった。。

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公園はやや斜面に段々にあって、まず一番上の段に上がってみると、何やら台形の花壇ぽいのがあった。んーやっぱよくわからなかった。(これは何でもない公園の花壇らしいw)
そしてトイレの小屋には昭和初期の「北伊豆地震」が写真パネルで解説されてて、その地震で断層の食い違いが出来、天然記念物に指定され、この公園ができたというのはわかった。

ファイル 2215-3.jpgで、上の段から下の段に歩くと、中段から赤い印で断層の位置が示されていた。
ふーん、ここに断層があるのね。
なんかもっと地割れして溝になってたりするのかと思ってたから、ちょっと肩透かしかな。。

なーんて思ってたけど、一番下の段には「断層地下観察室」というのがあり、入ると断層を横に掘り下げられた断面を歩いて覗けた!

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おお。
これはわかりやすい。異なる地質の狭間を目の当たりに見れた。なるほどー、こういう断層がずっと続いてて、地震でずれてるのね。
この断層の断面を覗いてやっとピンと来たかのように解説がするっとわかるようになった。

なので、外に出てみると並んで標された断層の標示にも納得。
なるほど、円形だった塵捨場跡の石垣がズレて食い違ってS字になってるわ!これが断層か。
他にも石でかこった水路跡もずれてて、段になった田圃跡の石垣も分かりやすくズレてた。地震前は真っすぐな石垣だったんだね。
これは分かりやすい断層標本だわ。素人の僕でも一目瞭然(瞭然になるまで時間かかったけど、、)でありがたかった。

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なるほどなるほどとニコニコしながら見まわしてたら、黒猫が「なにニヤニヤして地面眺めてんだこいつ」って顔して過ぎ去った。猫にはわからないよなw

理解すると解説もすんなり入ってくるので、案内板読みながらもう一周した。

この丹那断層は700~1000年周期で活動している活断層、1000年で2mずつずれているそうで、北には1㎞も食い違った川もあるそうだ。
昭和5年(1930)の「北伊豆地震」は震源地がこの盆地付近の地下でМ7.3で震度6の直下型地震。その地震によって芦ノ湖から修善寺までのこの断層がズレたそうだ。
当時の地震は今と違って建物が燃えやすく壊れやすく大変だっただろうな。
1930年ってことは関東大震災から七年後かぁ、、ん?7年後?(あ、今年は東北の地震から七年だわ、、)

意外と楽しめて満足な公園だった。
駐車場でちょっと調べものしてから出発した。

丹那盆地の風景がなんか見覚えあって気になったので調べてみた。
ら、随分前に見た「絶対少年」というアニメの前半の舞台になってたトコだった。
っていうかこの公園も出てきてたみたいだ。うーんそれは気が付かなかったな。
キレイな背景画で雰囲気いい物語だった(けど、後半は横浜が舞台で話も壮大になっちゃって雰囲気ガラリと変わっちゃってイマイチだった)ので舞台の地には行ってみたいなぁと思ってた気もするけど、すっかり忘れてたし、まさかこんな気まぐれで立ち寄るとは思わなかった。

タグ:観:園 観:地 観:然 観:石 観:模 観:ロ 動:獣

韮山反射炉

伊豆の国市中にある江戸末期(幕末)に建てられた鉄の精錬施設。
歴史的に貴重な現存物なのはわかるけど、思いきり観光地でバスで団体まで来てて人が多く、そこまで反射炉って老若男女そろって興味深いスポットか??と不思議に思ったけど、あーあーあーそういうことか、「明治日本の産業革命遺産」のひとつとして昨年世界遺産に選ばれたからなのね。

反射炉自体は那珂湊で見てるし(そっちは復元物だけど)、結局あんまり役に立たなかった施設だし、こんな観光地っぽいトコを歩くほどの興味は無いからパスしようかとも思ったけど、、多分二度と来ないだろうから「旅恥掻捨」と思いきって入ってみた。

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入場料500円(JAF割-100)払って入ると、まずは資料館。
中のシアターのガイド映画は満席で立ち見の人も沢山いた。。パス。
パネルなどの展示も落ち着いて見る雰囲気ではなくほぼスルーで外に出た。(そんなに面白いか?反射炉が)

そして反射炉に歩いた。
ああ、カッコいい煙突。明治の写真ではこの鉄骨の×型のガードは無かったので耐震補強用の見た目にはなってるみたいだけど返ってカッコイイ。こっちは資料館のようには混んでないのでゆっくり見て回った。(こっちがメインだと思うけど)

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那珂湊の反射炉は白壁で二基なのに対し、こちらはそのままの煉瓦壁で四基。当然雰囲気は各段上に見えるし何といっても現存物。(更に世界遺産w)天気も良く青い空に向かって聳え立っていて立派に見えた。

そして炉体前では団体さんにガイドさんが説明してるのに耳を傾けた。
その話では反射炉が完成して鉄の精製の精度が上がるころにはもう外国と条約を結んだ後で、大砲は買った方が安く多く揃えられるようになったので、実際にここで作られた大砲はわずかだったそうだ。。(知ってた)
むなしいけど技術の躍進には大事な一歩。大切な歴史遺物ではある。

さて、そこから奥は植物が植えられた公園みたいになってて、横の川もいい感じだったし、人がいなかったので川に沿って少し歩いた。
したら、川の先で見張ってるような人がいた。ああ、裏の橋から入ってくる人を見てるのかな。(再入場とか無銭入場とか)
と思ったけどそれだけではなく、川の説明をしてくれるガイドさんだった。

反射炉施設には砲身の穴を刳り抜く小屋があって、川の水力で水車を回してその動力を使ってたそうで、この川も立派な反射炉の一部として世界遺産に含まれているんだそうだ。へー。
今はせせらぎの爽やかな川だけど往時にはもっと水量集めて急流にしてたのかね。

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わずかに咲き残った河津桜を見つつ、また川に戻って水面を飛びまわる野鳥を眺めつつ戻った。(写真はモノトーンのセグロセキレイだけど、もっと緑でキレイな鳥も飛んでた。素早くて撮れなかった、、くやし)

ファイル 2214-4.jpg駐車場に戻って出発しようかと思ったけど、ふと「つるし飾り雛 入場無料」というのが気になったので裏の坂をちょこっと上って行ってみた。
ら、
飾られたつるし飾り雛も雛人形も全部売り物だった。。

その坂の上は茶畑の展望デッキがあって絶景ポイントとあったけど、下から見て随分上に見えてたから登りたくないなぁ、、と思いつつ、やっぱ登ってみた。

茶畑には「お茶の葉を摘まないでください」とあった。そりゃそうだ。(でも観光客だとふざけて摘む人いるんだろうな、、)

登り切ると確かに広い茶畑の斜面の上で眺めよく、天気もよくぽかぽかで青空が気持ちよかった。

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反射炉も(大きな土産屋の屋根も駐車場も)良く見下ろせて、もう一つの世界遺産、富士山も雲をまといつつ頭だけだけどちょこんと見えていた。
ああ、これは登ってよかった。

観光地ムードでヤな感じだったけど見所多く雰囲気よく楽しめた。
まぁなんだかんだ言っても自分も歴史よくわかってなくて世界遺産と思えばこその満足もないわけではないので、同じ穴の狢なんだよね。

タグ:観:史 観:館 観:装 観:農 景:川 景:山 楽:眺 植:花 動:鳥