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天然温泉ぬくもりの湯

ファイル 2532-1.jpg出水市明神町の3号沿いにある日帰り温泉施設。

平成最後の日の夜はこちらで入浴。
料金安く広い風呂で、お湯も無色ながら少しヌメっとするアルカリ泉でゆっくり浸かれた。

そして連休中だけどマナーわるい客もおらず(体を拭かずにびしょ濡れで脱衣所に上がるやつとか)気分よく入れた。

そして風呂上り。
もうこの時間じゃ食堂はやって無いだろう、、と思いつつ覗いてみたらアニハカランヤ。やってた!
のでここで食事。(9時ラストオーダーだそうでギリだったらしい)

メニューを見ると、コレといって変わった鹿児島にしかなさそうなメニューはなかった。宮崎じゃないけど普通にチキン南蛮定食でいいかな、、と思いつつよく見るとマグロ南蛮定食というのもあったのでそっちにしてみた。
一応ここは串木野港直送のマグロを使用とあったのでマグロ料理はウリなのかな。マグロステーキ定食というのも惹かれた。

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で、マグロ南蛮定食。
おいなりさんのようなゴロっと厚みのあるマグロフライとタルタルソース。タルタルは魚系に合うものだからこれはうまくて当然だよね。

そういえば今日は餅とラーメンくらいしか食べてなくて、夜ギリでちゃんとした食事が出来て良かった。

そしてこれが平成時代の最後のお食事。令和になっても美味しいもの食べられますように。

タグ:食:定 餐:揚 楽:湯

火之神公園

ファイル 2531-1.jpg枕崎市火之神岬町の岬にある公園。

町に下る県道の丘の上からずっと正面に見えてて気になってた海に突き立った岩「立神岩」。それに惹かれて来てみた。
岬全体が公園になってるらしく散策路がありキャンプもできるようだけど、その割には小さめの駐車場で、キャンプ用具を下ろす人をよけて駐車した。

公園の入り口の案内板を見ると、奥の岬の裏側に展望台があってそっちにも駐車場があり車で廻って来れるようだ。
でもまずは東側正面の海岸に出てみて海を眺めた。

海は広く見えた。
ここは日本神話の「山幸彦と海幸彦」の伝説で山幸彦が上陸したとされる地だそうだ。
中央やや左側に雲をかぶってるのがたぶん開聞岳。天気が良ければ種子島や屋久島も見えるそうだけど、まあこんな雨の日なので推して知るべし。
右の先の「立神岩」も良く見えた。

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眺めよくて岩もゴツゴツのいい所で遊歩道も歩きやすいんだけど、道の赤いのがちょっと邪魔。。歩いてても気になったけど写真にすると煩く感じる。。

海上ではカラスとトンビが闘ってた。トンビが追いかけてカラスが逃げる形。なかわるいねぇ。
海面には案内板にあった「ハートストーン」らしき岩が見えていた。見れれば良縁が巡る、、とか書かれてたけどハートの形にはならなかったのでダメかなww
小雨降ってるし時間も遅いので立神岩まで歩こうかな、、という気は起きず暫し海を眺めて車に戻った。
 
 
そしてちょこっと車で移動。
公園奥の「平和祈念展望台」へ行ってみた。
ここは戦艦大和が沈んだ地点から一番近く、その坊ノ岬沖海戦の海域を眺望できる所だそうだ。
なので駐車場から展望台への坂道には両側に灯篭が並んでて、「~の英霊に捧ぐ」と彫られた献灯になっていた。

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展望台の下には沖縄水上特攻作戦に参加した第二艦隊と前路掃蕩(討?)部隊の艦影がパネルになっていた。戦艦・巡洋艦・駆逐艦だけでなく海防艦や水雷艦などの小型艦も出ててよかった。

そして展望台を上ると「殉難鎮魂之碑」があり、 献花はまだ新しく鮮やかに咲いていた。
その横には燈火を掲げた少女の像があった。

ちょっと別枠で、、
 
この少女の像がとてもいい造形で気に入って、ついつい不謹慎乍らじろじろ見てしまった。
 
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個人的な三大がっかりスポットのひとつ十和田湖の乙女の像もこのくらい溌剌としたものならば文句ないのに。。

確かにここから海が見えるけど、景色の眺望はこの展望台を下りた先の柵の前からの方が眺めよかった。
っていうか坊ノ岬沖海戦はここから見える海域での戦闘だったのか、、沖縄特攻といいつつ九州を出てすぐの海で散ったんだね。(フィリピンで引き返してきたどなたかと違って立派すぎるけど無念だよね)

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幾つかの石碑が並び、何の艦のものか分からないけど碇もあった。(碇の形しただけの碑かな)

いやいや、知覧特攻平和会館で陸軍さんを見てきた後なので、海軍さんに「こっちもみなさい」と呼ばれたような気がした。
戦艦大和は評価され過ぎな感じがちょっとおもしろくないけど、やっぱり帝国海軍の象徴かな。その象徴をしても九州の目前から出られないような敵と戦ってたんだから無謀だよな。
あ、でもこの先に戦艦大和が沈んでるって事は、、イスカンダルへ行った宇宙戦艦もこの先から飛び立ったってことだよね。出鼻で沈められることなく目的地にたどり着くチートな話も史実と対比すると滑稽で微笑ましい。

車に戻って公園の中の道を進んだ。
少し先に映画「男たちの大和」のロケ地というのがあったので、ちょこっと車を停めて歩いてみた。ら、
最初に海を眺めたトコロのすぐ先だった。。
ここには籠の船に乗ってやってきた山幸彦の像があった。えらく細身の像で女子受けはよさそうだった。その山幸彦は兄の海幸彦の釣り針をなくしてここに探しに来たんだそうだ。


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そして海岸の岩場がロケ地だそうだ。映画「男たちの大和」は劇場に見に行ったけど、いかんせん14年も前の2005年の作品。細部まで覚えてなくて、海辺と言えば蒼井優と松山ケンイチのシーンかな?とか思ったけど、鈴木京香と仲代達矢のシーンだそうで、、記憶にないわぁ。

ってわけで残念ながらピンと来ず海だけ眺めて車に戻った。
(「俺は、君のためにこそ死ににいく」も見てみたいけど「男たちの大和」ももう一度見返したいなぁ、、でも見たらどちらとも凹みそうだなぁ、、、)

タグ:景:岬 景:岩 景:海 観:園 観:軍 観:像 観:ロ 観:伝

隼ラーメン

ファイル 2530-1.jpg南九州市知覧町郡の知覧平和公園の裏にあるラーメン店。

一式戦「隼」(の実寸大模型)を見てきた後で見かけた店がこれ、思わず入っちゃった。
日の丸に隼とある幕で、これはぜったい隼が好きな人の店だ!と思ったけど、店内は普通で隼の写真とか模型とかイラストとかそういうものは一切なかった。(車のイラストとかは飾ってたかな)
もちろん鳥の隼でもなかった(そうだったら面白いなという期待もしたけど)

まぁいいや、そういえば鹿児島でラーメンって食べたことなかったからいい機会かも。と思いカウンター席に着いて普通にラーメンを頼んだ。(むしろ隼に詳しすぎて延々と語られちゃうような店でもなくてよかった)

出てきたラーメンはネギとキクラゲが盛られてて、その緑と焦茶と汁の茶色が迷彩色のように見えた。(丼が丸くてテーブルが赤だから機体の日の丸が逆転した感じだな)こういう色の隼が見たかったなぁ、、なんて思いつつ食べた。

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パッと見コッテリかと思ったけど味は優しくやや甘めの汁で麺も普通に食べやすかった。
これは醤油とんこつ?鹿児島のラーメンはこういう感じ?そういうわけではないだろうけど、おいしく汁まで完食。

店の人に隼の店名について聞いてみようかとずっと思ってたけど、結局聞かずに店を出ちゃった。
間違いなくその店名で立ち寄るお客さんは多いと思う。だからそれを見込んで付けただけの名前で戦闘機には興味ないとかだったらつまらないし、多分そうだと思うけど、聞かなければ勝手な想像できるからその方がいいかな。
濃い話をどっぷり聞かされなくて良かったw

タグ:餐:ら

知覧特攻平和会館

ファイル 2529-1.jpg南九州市知覧町郡にある資料館。

知覧は太平洋戦争中に陸軍の飛行学校の分教所が作られ、大戦末期に特攻基地に変わって特攻隊が出撃していった場所。
鹿屋が海軍で知覧が陸軍だね。鹿屋基地はそのまま海自の基地になってるけど、こっちの基地はもう跡形もなく基地跡にこの平和会館などがたっているようだ。

ここは駐車場が広く、割とすいてて入口真ん前に停められたからそんなに混んでないだろうと思ってたけど、歩いてる人はやたら多くて連休っぽかった。。他にもバスとかの大きな駐車場があるのかな。。
今回のドライブではまだ連休ぽく混雑したスポットはフェリーくらいだったもんでちょっとひるんだ。

さて、館内に入る前に外で見かけた「隼」を眺めた。
隼は日本陸軍の一式戦闘機。宣伝や映画の影響で戦時中の市民の間では一番有名だった戦闘機で、戦時中は小学生だったうちの父親も「日本の戦闘機と言えばハヤブサだよ!ゼロ戦なんて戦後まで知らなかった」と生前言ってたっけ。

で、この外に展示された「隼」は「俺は、君のためにこそ死ににいく」という2007年公開の映画の撮影に使われた実寸模型だそうだ。(見てない映画だけど多部ちゃんが出てたんだ!知らなかった。。見たいなぁ)

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正直な感想は「思ったよりデカい」だった。
なんだろう何度か見てるゼロ戦より小さくスマートな筈だけどドカッとした印象。主翼も真っ直ぐで違和感あったけど横からのフォルムはカッコイイね。雨降ってたけどゆっくり見まわした。

そして500円で入館。館内もやっぱり混み合っていた。
そして館内は撮影禁止。
だけど、ここから中は撮影禁止と貼られてたホールの入口を入る前の横の部屋に朽ちた零戦の残骸が展示されてて、こっちは撮っていいという認識なのかみんな写真撮ってた。ので僕も。。

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これは下甑島に不時着水して沈んでたものを戦後の昭和55年に引き揚げた52丙型の機体の前部だそうで、陸軍メインの知覧にしては珍しく海軍機。だからあえて分断されて朽ちた姿で晒してる、、とは思わないけどね。

そして館内は他でも見たような遺書や遺物や資料の展示、なんか、人が多くて落ち着かず、パーっと足早に見てまわった。
その中にまた一式戦「隼」のレプリカがあった。これも映画の撮影用。

そして奥に四式戦「疾風」の現存機体。これこれ。これを見に来たのよ。もちろん写真は無いのでアシカラズ。
正直な感想は、素直な形で戦闘よりも優雅に飛んだ方が似合いそうなフォルム。大きいんだけどデカイという感じではなくやっぱりカッコよかった。
でもなんかピンとこないなぁ、、とよく考えたら、緑色だからかな。自分の中での疾風のイメージは銀色、プラモデルの箱とかの絵で見てた疾風は銀の機体が多かったと思う。実際はどうだったんだろう。
そっか、それと同じく隼は銀地に緑の迷彩色のイメージだわ。(最近やってたアニメでもそんな色だったよな)

あれ?そういえば三式戦「飛燕」はどこだ?ここにあった筈では??と探したけど無かった。。(岐阜に行っちゃってたそうだ、、)

飛行機や兵器に関する資料はあまりなく特攻と散った兵士がメインの展示なので、疾風が見れればそれで満足と足早に出ようと思った。 けど、ちょうど始まるトコらしい視聴覚室の資料映画だけはせっかくだから見てみた。

外に出て建物の裏に回って、スギ林の中にある「三角兵舎」を見に行った。
これは特攻隊員の兵舎を再現したもの。往時はもっと木をかぶせて擬装させてたそうだから洞穴っぽい見た目だったと思う。屋根なんかは見えてない筈だよね。

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中にも入れたけど特に感慨もなく、整っててなんか過ごしやすそうな小屋に見えた。
出入り口の横に解説文があるんだけど、「、、であります」の軍隊調子で書かれてて、なんだかなーと思った。

なんか、もっと興味深く見れるかなと思ってたけど意外とあっさり軽くまわって終わってしまった。
飛燕がなかったのが残念だったけど、よく考えたら海軍機に比べて陸軍機はそんなに興味深くなく、さっきプラモデルの箱の絵がどうのと書いたけど実は作ったことなかったかもしれない。。

いやーでももう少しすいてたらじっくり回ったと思うよ。(と、人のせいにしておこう)

タグ:観:館 観:軍 観:機

石橋記念公園

ファイル 2528-1.jpg鹿児島市浜町の10号鹿児島北バイパス沿いにある公園。

石橋というと大分から熊本、そして長崎あたりのイメージが強いけど、鹿児島にもあるんだ、、と気になったトコで丁度バイパスで対向車も来てなかったので咄嗟に立ち寄ってみた。

鹿児島市内には江戸時代末期に城下整備として架けられた「甲突川の五石橋」という五つの石橋があったけど、平成5年(1993)の集中豪雨でそのうちの二つが流失してしまったそうだ。そこで残る三橋を文化遺産として残そうと川から移築したのがこの公園なんだそうだ。へー。
手っ取り早く三つの橋が見れるスポットとはありがたい。

さっそく傘さして歩いた。
連休で市街の歴史的観光スポットなんか混んでるかな、、と思いきや駐車場も公園もすいててガラガラ。雨だからねぇ。

まず最初にあったのが「西田橋」
案内板もかなり細かく見やすく解説。お金かかってるねぇ。
この橋は橋長49.5m幅員6.2mの一番幅広の四連アーチ橋。弘化3年(1826)に石橋に架け替える前にも木造の橋で架かってて、欄干の青銅擬宝珠はその頃のもの使ったそうだ。
その横にあった無料の「石橋記念館」は後にして先に橋を渡ってみた。

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キレイでどっしりした橋。なぜか欄干に停まった鳩も背筋のばしていい姿勢。鹿児島の鳩はりりしいなぁ、、っていうかどっかで雨宿りしなよw
この橋は移築するまで現役の市街の道だったらしい。けど、車の通行は無理だよねぇ。車で通れたなら移築する前に通ってみたかったなぁ。(1993年以前じゃまだ九州には来てなかった時期だわ)

橋を渡るとその先には立派な門があった。
これは番所でもあった「西田橋御門」橋の左岸にあった門だけど西南戦争で消失。。写真や遺構を元に、橋からの距離も忠実に復元したものだそうだ。へー。
ちょっと雨宿り。(門の下に鳩がいないのが不思議だった)

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門を抜けると公園の裏には川があって橋が架かってた。この橋は普通の連絡橋。対岸の先にも公園が続いてるので渡った。
川っていうか、こっちは埋め立て地っぽいから海になるのかな。いや淡水魚のコイが泳いでたから川かな。
っていうかまたここでも浅い水位で背中を出した巨大なコイが泳いでた。(川の水面の写真だと雨の降りがわかりやすいね)

対岸側の真ん中にあったのが「高麗橋」
西田橋より細めだけど5mながいスマートな橋。渡ると石の面も平らでつなぎもきれいだった。

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この橋は何度も改修され自動車にも対応させたりして原型から変わっていたそうだけど、移築時には明治時代の姿に再現したそうだ。(車で通れたのかー)

そしてこの公園は石橋だけではなく、「祇園之洲砲台跡」という台場跡でもあった。やっぱりこの目の前はもう海だったんだ。
祇園之洲砲台は薩英戦争で英国艦隊に砲撃した砲台の一つ。「たった一度の実戦」なんていう題の案内板があったけど、国内の台場で実戦を経験してるのは薩摩と長州だけなので、図らずもそういうトコに寄れて嬉しい。
この砲台の目の前で英国軍艦のレースホース号が座礁したそうだけど、この砲台も破壊されてて砲撃できず、陸戦に備えつつ曳航されて引き上げる敵艦を眺めてたそうだ。

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園内には「薩英戦争記念碑」や「西南の役官軍戦没者慰霊塔」などもあり、立派な傘の開いた松の木にはなぜか名前も何もなかった。
それと「岩永三五郎之像」。
この岩永三五郎氏が全部の石橋を設計して工事を指揮した肥後の石工。なんと橋だけでなく水田開発、水道、道路、港の護岸に河川改修までやったすごい人。一族で九州各地に190以上の石橋を架けたそうで、皇居の二重橋は甥が架けたものだそうだ。すげー。(ちなみに岩永三五郎の代表作のひとつという熊本の「聖橋」って四年前に行ったトコだった!

そして公園の一番端にあったのが「玉江橋」
これは公園の外の10号バイパスの方に架かっていた。こっちは海だよね。なんか他の二つは公園内なのにこれだけは外に架かってて雑な感じがしたけど、ある意味現役でもあるので橋的には嬉しいかも。

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この橋は五つの中で一番上流に架けられたそうで、城下町の郊外の為か建設費も格段に少なく、幅は細めで造りもやや粗末な実用橋だそうだ。
たしかに橋の上の石はボコボコでびしっと並んでおらずに間あいてる。でもこういう方が今日みたいな雨の日には滑らなさそうで歩きやすいし、石の隙間を見ると黒い灰で埋まってて桜島火山の灰の街たる鹿児島らしさを見れた。自転車とか車とかでは渡りたくないけど歩くなら一番いいかも。

そして、公園の裏の小山の上には東郷元帥の銅像があるそうだけど、そこは「多賀山公園」という別の公園なので行く気はなく引き返した。(眺めよさそうだから天気いい日じゃなきゃねぇ)

さて、最初の西田橋まで戻った。
雨は本降りながら充分濃い内容の公園で満足だったので橋の脇にある「石橋記念館」は別に行かなくてもいいかな、、と思って駐車場に向かってたけど、やっぱりトイレがてらちょこっと見てみるか、、と入館。
円形の館内メインルームは大きなガラス窓で目の前の西田橋がよく見えた。あー雨のときはこんな感じで見るだけでもいいのかなとも思えた。
あとはパネルなどの展示で石橋や鹿児島の歴史や風土を軽く解説。パーッとみてまわって、気に入ったのは安政6年の地図を元に往時の石橋の位置や城などの見所に模型を置いたジオラマ。これはかわいらしくて面白く見れた。

こんなとこかなーと帰ろうとしたら受付の女性に「一階が展示のメインになってますので宜しければ見て行ってください」と声をかけられた。この建物は公園からの入り口が二階で、建物内の螺旋の階段で一階に下るのがコースらしい。
また階段上って戻るのめんどくさいなぁ、、とか思いながらもわざわざ声かけてもらったので素直に下ってみた。

ら、
なかなかちゃんとした展示で力入っててすごかった。

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とくにメインはジオラマ模型。
ジオラマが好きな僕は感激するくらいの凝った模型で、鉱山での石切から始まってい石橋ができるまでの工程を順繰りに作られた大ジオラマ。
もちろんパネルの解説や道具の展示やVTRも等身大の石を割る人形もわかりやすく面白かったけど、やっぱりジオラマだなぁ。見入っちゃった。これで無料は凄いなぁ。

一階に下りてきてよかったし、一番最後にこれが見れてよかった。橋に歩く前にこれを見てたらもう満足して雨の中歩く気がしなかったかもしれないww
二階に戻って受付に「すごく良かったです」とか声かけて出た。

タグ:観:橋 観:園 観:門 観:史 観:像 観:館 観:模 楽:映 動:鳥 動:魚 植:樹

元祖中川家

ファイル 2527-1.jpg鹿児島市吉野町の錦江湾磯海岸前にある餅菓子店。

10号の渋滞を抜けてそれてみた海沿いの道で何軒も見かけた「両棒餅」の看板が気になってて、停めやすそうな駐車場で咄嗟に寄ってみた店だったんだけど、どうやらここが元祖の店だったらしい。ナイス。

一応どんなものか店先に立ってた店の人に聞いてから中に入った。
「両棒餅」はこれで「ぢゃんぼもち」と云うそうだ。

店の中は正直に言えばあまり片付いてないごちゃっとした感じで昭和な感じの色々並んでる感じ。
奥には座敷があり手前がテーブル席。座敷からは駐車場越しに海が見えそうだったけどどうせ天気も悪いので楽なテーブル席に着いた。(後からきた子供連れが座敷に上がってたのでそっちにしなくてよかった)

ファイル 2527-2.jpg横上には昔の店の写真があった。いつごろだろうか。その写真の頃から改築してない店舗なのかな?形は同じに見えた。

そして「両棒餅」の由来の書かれた紙も貼ってあった。
元々は谷山という地域の名物で島津の殿様に献上してたもので、二本差した竹楊枝が侍の刀をあらわしてるそうだ。
それを明治10年の西南の役の後にこの磯で再現して作られるようになったそうだ。
ってことはこの店は140年前くらいの創業ってことか、、

その「ぢゃんぼもち」思ったよりも一皿に沢山のってて、空腹だったからうれしかった。

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みたらしの餡はそんなに甘さ強くなく程よい感じ。
焦げ目ついた餅の柔らかさもいい感じでパクパクペロリと平らげた。おいしかった。
そして添えてあったたくあんも何気においしかった。

会計の時に「全部たべられましたか」と店の人に言われ「おいしくてペロリでした」と返しついでにちょっといろいろと聞いてみた「ぢゃんぼ」は両棒の「りゃんぼう」がなまったものだそうだ。
そして厨房をチラッと見ると、ちゃんと餅をひとつひとつ網で焼いていた。そういう所もいい感じ。

ファイル 2527-4.jpgそして駐車場では前の海を眺めてから出発した。
桜島は裾がちょこっと見えだしてたけど、また雨が降ってきちゃった。。

天気悪い上に渋滞に紛れてた後でやっと気ままに寄れた所が、昔からのおいしい名物で大満足。道を逸れて良かった。

タグ:餐:餅 景:海

中茶屋公園

ファイル 2526-1.jpg霧島市福山町福山の県道沿いにある公園。

504号にあった「黒酢のつぼ畑」という案内が気になって折れて進んでみた県道の坂を下り始めて丘の中腹にあった公園。
ターンして504号に戻ろうかなとか思って駐車場に入ったんだけど、何やら展望台っぽかったので、ここから壺畑が見下ろせるかな?と思って車を停めて降りてみた。

で、まず公園で気になったのが手描きっぽい「戦国時代の福山」という案内板。(昭和製かなと思ったけど平成5年と書かれてた)
ここは島津と肝付との戦の発端の「竹原山の戦い」の古戦場で島津忠将の陣があった場所だそうだ。険しそうな戦場だよなぁ。
欲を言えば戦いの経緯などの文章もあったらいいのになぁと思った。

公園の入り口の看板には「日本百景展望所 錦江湾・桜島を一望に」とあった。
この場所がというか錦江湾そのものが日本百景なのでちょっとまぎらわしいけど間違いではない。

それと夫婦イチョウの石碑があった。
文字が読みづらかったけど親子孫二代の夫婦イチョウだそうで、とくに立派なイチョウの樹は見当たらず、親の樹が別の場所にあるらしい。

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で、その眺望。
桜島が正面(やや左)に見えてる筈らしいけど、もう完全に雲に隠れてカケラすら見えなかった。。残念。

ファイル 2526-3.jpgでも手前の海や入江は見えてて、高く眺めのいい場所に立ってるんだというのは分かったのでまぁいいか。おもわずひさびさのTS。

そういえば「黒酢のつぼ畑」というのも全然見えなかった。(グーグルマップで見たらすぐ下に壺畑があるので、少し下に下れば見えたのかもしれない。。けど知らなきゃ下らないよね)

ってわけでちょっと空振りの寄り道だった。天気悪いから仕方ない。

タグ:観:園 観:史 楽:眺 景:海

高隈ダム

ファイル 2525-1.jpg鹿屋市下高隈町古園の504号沿いにあるダム。

雨のドライブでテンション下がってて、もうどこかで車停めて一休みしようと思って寄ってみた場所。
駐車場という駐車場は無く、三日月湖のように廃道になったカーブの奥の区間が駐車帯代わりって感じになってて車を停めた。

で、最初は車から降りる気は無かったけど、やっぱりせっかくなので傘さしてダムを見た。
少し霧がかった谷に直線的に聳えてて放水してる感じも良く、上部の配色も洒落ていた。

そして水たまりをよけながらダムの管理事務所に行ってみた。
ダムカードとかあるかなーと思って来てみたけど入り口には何も張りだされておらず、中にはノコギリで木材を切って何かを作ってる人がいた。
「あのーダムカードってありますか」と入って聞いてみると「どこできいてきました?」とガサゴソと業務用包装紙に包まれたカードを取り出してくれた。
このダムは実は昨日からカードを配り始めたんだけど、まだ告知はしてなくて、配ったのは僕でまだ二人目なんだそうだ!

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ってことはダムカード集めてる九州の友達のくにさんもまだ持ってないカードかぁ!いえーい。
とか浮かれてダムとの写真撮って友達にLINEした。

そしてダムを見つつ湖も見た。
湖は「大隅湖」。高隈湖じゃないんだね。雨でパッとしない眺めではあるけど湖上にはボートが沢山浮いていた。(なんか中腰で漕いでるからSUPっぽいんだけど、カヌーっぽい大きさなんだよね)
そういう濡れても平気なアクティビティなら雨でも楽しめるのかな。いやぁでも強い雨だとさすがにヤだよねぇ。

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あとは車でのんびり。SNS休憩。
15分くらいのんびりして雨も弱くなったので出発した。

タグ:観:堰 観:船 楽:証 景:湖

雄川の滝

ファイル 2524-1.jpg錦江町田代川原の雄川上流にある滝。
実は全然予備知識なく、案内を幾つも見かけたし、地図で見たかぎり山を登らなくても行けそうな場所に思えたので来てみた。

広い駐車場にはこんな雨の朝にも関わらずパラパラと停まってる車があって、来る道が狭くてあやしかった割には人気の観光地らしく思えた。(逆にあまりに観光地っぽすぎてたら気が引けてたかもだけど)
そしてそんな駐車場から見る谷の岩が聳えた景色が雨と相まって密林っぽい雰囲気でかっこよく、思わず写真撮っちゃった。

さて駐車場の写真とは逆方向の谷の奥が滝の方向。
ここからの散策路には「滝まで1,200m」とあった。1200かぁ、、少しあるなぁとは思ったけど、傘さして戻ってきてた観光客も幾人もいたので傘さして歩けるような道ならそんな苦でもないか、、と思い、歩き進んでみた。

道はずっと舗装されてて歩きやすく、勾配も少なく楽な道だった。
谷は木々を伐採してた区間でよく見えて聳える岩を見上げたり、先に架かる広域農道の橋(そっちから下る道は無いようだ)を見たりして歩いた。
道の脇にも変な洞穴があったり「飲めません」とある水が流れ出したりしててわりと変化あって飽きず、雨も強くはならずにゆっくりと進めた。

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橋で1/3くらいかな。その先少し道は細くなるけどコンクリの道だし、川も近くなってカジカガエルの鳴き声がよく聞こえた。
カエル見つけられないかな、、と周りを見ながら歩いたけど無理だった。

川は曲がってたので先は見えてなかったけど残り1/3くらいで滝が見えた。
そして傘さしてゆっくり歩いてても20分はかからずに滝に到着。歩くのはともかく蒸し暑くて汗かいた。

ファイル 2524-3.jpg滝の手前にはしっかりした木造の観瀑台が立っていた。
登ってじっくりと滝を見た。

物凄い水量の堂々とした太い滝。まさに雄の川の滝。ふとかー滝じゃっどな
その勢いに圧倒されつつ、弧を描いた崖の下に滴るように落ちる幾筋もの小さな滝も素敵でいい感じで見入った。

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先に来てた人が去り、次の人が来るまでゆっくりしてようと思ったけど、来なかったので10分ほどのんびりして引き返した。

普通は行きより戻りの方が道を判ってる分とよそ見しない分早く通り抜けるもんだけど、ここでは戻りの方が更にゆっくり周りを見て(カエル探して)歩いたので時間かかった。
なので竹林区間では立派な竹の子がニョキニョキ伸びてるのも気がついた。

足元の草には泡みたいなのが付いてて、これはアオガエルの卵かな?ならば近くにいるよな、、なんて思って目を凝らしたけどいなかった。(そもそもそれはカエルの卵ではなくアワフキムシの巣だそうだ、、)
なーんてやってて、雨も行きより強くなって来たので滑らないように更にゆっくり歩いて25分かけて駐車場に戻った。

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遊歩道入口にあった貼紙を見てみたら、滝の水量が多いのは「上流の発電所の改修工事で堰が開放されて天然の水量がそのまま流れ込んでいる為」だとあった。
そして「その為に滝壺の水はエメラルドグリーンに見えない」そうだ。あーここは水がキレイなスポットだったのね。知らないで行った上に雨だからそんな期待はハナからなかったし、むしろ本来の自然な姿で迫力を楽しめたので満足だった。
ちなみに堰の開放は6/5までの予定だそうだ。調整されて造られたブルーの綺麗な滝がいいか、自然の迫力ある滝がいいか、、それも好みなのかな。
(ちなみに、帰ってWebで見てから知ったけど、この滝って去年の大河ドラマの「西郷どん」のオープニング曲のバックで流れてた映像の滝だったんだね。大河はずっと見てたのに全然気がつかなかったわ。。 動画を見てみたら確かに水量チョロチョロのキレイな滝だった。でも崖の高さはそのままだし、崖の下に滴るような部分も映ってて「コレ!コレ!」と嬉しくなった。)

車に持ったのが9時。駐車場には車が数台しか残ってなかった。あれ?戻るときも4、5組くらいはすれ違った筈だけどなぁ、、(みんな手前に停めてたので自分の車だけで写真撮れたw)
そして、ゆっくりしたつもりだったけど一時間ほどだったのか。
でも雨の朝ながら気まぐれでの観光散策でたっぷり密林っぽい雰囲気と滝の迫力を楽しめて満足。
汗をぬぐって地図見てゆっくり出発した。

タグ:景:滝 景:谷 景:川 景:崖 景:森 楽:歩 観:橋 観:ロ 植:樹