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雄川の滝

ファイル 2524-1.jpg錦江町田代川原の雄川上流にある滝。
実は全然予備知識なく、案内を幾つも見かけたし、地図で見たかぎり山を登らなくても行けそうな場所に思えたので来てみた。

広い駐車場にはこんな雨の朝にも関わらずパラパラと停まってる車があって、来る道が狭くてあやしかった割には人気の観光地らしく思えた。(逆にあまりに観光地っぽすぎてたら気が引けてたかもだけど)
そしてそんな駐車場から見る谷の岩が聳えた景色が雨と相まって密林っぽい雰囲気でかっこよく、思わず写真撮っちゃった。

さて駐車場の写真とは逆方向の谷の奥が滝の方向。
ここからの散策路には「滝まで1,200m」とあった。1200かぁ、、少しあるなぁとは思ったけど、傘さして戻ってきてた観光客も幾人もいたので傘さして歩けるような道ならそんな苦でもないか、、と思い、歩き進んでみた。

道はずっと舗装されてて歩きやすく、勾配も少なく楽な道だった。
谷は木々を伐採してた区間でよく見えて聳える岩を見上げたり、先に架かる広域農道の橋(そっちから下る道は無いようだ)を見たりして歩いた。
道の脇にも変な洞穴があったり「飲めません」とある水が流れ出したりしててわりと変化あって飽きず、雨も強くはならずにゆっくりと進めた。

ファイル 2524-2.jpg

橋で1/3くらいかな。その先少し道は細くなるけどコンクリの道だし、川も近くなってカジカガエルの鳴き声がよく聞こえた。
カエル見つけられないかな、、と周りを見ながら歩いたけど無理だった。

川は曲がってたので先は見えてなかったけど残り1/3くらいで滝が見えた。
そして傘さしてゆっくり歩いてても20分はかからずに滝に到着。歩くのはともかく蒸し暑くて汗かいた。

ファイル 2524-3.jpg滝の手前にはしっかりした木造の観瀑台が立っていた。
登ってじっくりと滝を見た。

物凄い水量の堂々とした太い滝。まさに雄の川の滝。ふとかー滝じゃっどな
その勢いに圧倒されつつ、弧を描いた崖の下に滴るように落ちる幾筋もの小さな滝も素敵でいい感じで見入った。

ファイル 2524-4.jpg

先に来てた人が去り、次の人が来るまでゆっくりしてようと思ったけど、来なかったので10分ほどのんびりして引き返した。

普通は行きより戻りの方が道を判ってる分とよそ見しない分早く通り抜けるもんだけど、ここでは戻りの方が更にゆっくり周りを見て(カエル探して)歩いたので時間かかった。
なので竹林区間では立派な竹の子がニョキニョキ伸びてるのも気がついた。

足元の草には泡みたいなのが付いてて、これはアオガエルの卵かな?ならば近くにいるよな、、なんて思って目を凝らしたけどいなかった。(そもそもそれはカエルの卵ではなくアワフキムシの巣だそうだ、、)
なーんてやってて、雨も行きより強くなって来たので滑らないように更にゆっくり歩いて25分かけて駐車場に戻った。

ファイル 2524-5.jpg

遊歩道入口にあった貼紙を見てみたら、滝の水量が多いのは「上流の発電所の改修工事で堰が開放されて天然の水量がそのまま流れ込んでいる為」だとあった。
そして「その為に滝壺の水はエメラルドグリーンに見えない」そうだ。あーここは水がキレイなスポットだったのね。知らないで行った上に雨だからそんな期待はハナからなかったし、むしろ本来の自然な姿で迫力を楽しめたので満足だった。
ちなみに堰の開放は6/5までの予定だそうだ。調整されて造られたブルーの綺麗な滝がいいか、自然の迫力ある滝がいいか、、それも好みなのかな。
(ちなみに、帰ってWebで見てから知ったけど、この滝って去年の大河ドラマの「西郷どん」のオープニング曲のバックで流れてた映像の滝だったんだね。大河はずっと見てたのに全然気がつかなかったわ。。 動画を見てみたら確かに水量チョロチョロのキレイな滝だった。でも崖の高さはそのままだし、崖の下に滴るような部分も映ってて「コレ!コレ!」と嬉しくなった。)

車に持ったのが9時。駐車場には車が数台しか残ってなかった。あれ?戻るときも4、5組くらいはすれ違った筈だけどなぁ、、(みんな手前に停めてたので自分の車だけで写真撮れたw)
そして、ゆっくりしたつもりだったけど一時間ほどだったのか。
でも雨の朝ながら気まぐれでの観光散策でたっぷり密林っぽい雰囲気と滝の迫力を楽しめて満足。
汗をぬぐって地図見てゆっくり出発した。

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