湧水町木場のJR九州肥薩線栗野駅南口駅前にある湧水池。こちらは日本名水百選。
直前にも湧き水スポット「竹中池」に寄ってはいたけど雰囲気違って、ここはちゃんとした公園になっていて駐車場もあった。
ただ、そんなに大きな駐車場というわけでもないので、もし連休で混んでて一杯だったら通過しようか、、と友達と話しながら来てみたら意外とスンナリ停められてラッキーだった。
さて、駐車場からゆっくり歩いてみると、まず池の前に公園用に整備したような小川が流れてて、かわいらしい煉瓦のトンネルに流れ込んでいた。
これは公園の飾りで造った物ではなく(園内には造ったものもあるけど)「アーチ煉瓦暗渠」という産業遺産。明治期の鉄道敷設時に造られたものだそうで、湧水町内のJR肥薩線に沿っていくつもの暗渠が残っているらしくパネルで紹介されていた。
へー、これは九州中部の石橋までとは言わないけど興味惹くねぇ。近代煉瓦ファンにはたまらないだろうね。
おっとそれより「池」だよね。
小川を辿って進むとすぐ先の橋の先に「丸池」が見えた。
おーおーおー、さすがの透明度と青さの綺麗な池!
さっきの「竹中池」とは違ってゆったりと広く、そして割と浅く底がよく見え、水草が豊富に繁り、小魚の沢山泳いでいるのが見えて、湧水口も幾つも見えた!
けど水面の反射で写真はムヅカシイね、、こんなにうまく撮れてないとは思わなかった、、、これじゃ伝わらないね。
とにかくまず小魚が多いのが楽しく、ゆっくり覗きながら池脇を歩いた。
ちょっと魚の種類までは分からないのが残念だなぁ、、とか思ってたら売店の窓に「丸池に生息する生物たち」て解説が貼り出されてた。ありがたい。「タカハヤ」か「オイカワ」のようだ。
関東では聞き慣れない「タカハヤ」っていうのは「アブラハヤ」の西日本種のようだ。(あれ?阿蘇の白水では「アブラハヤ」って言ってたような、、)
その売店の前にあった水汲み場で持ってきてた空きPET二本に水を汲んだ。
この水はドライブ中に飲んだけど、おいしかった!
個人的には霧島の水っていうとコンビニで売ってるのが硬度150の硬い水で苦手だったので、ココの水も飲めないかも?とか思ってたけど、全然飲みやすいおいしい水だった。(売ってるのは全然別の採取地で、ここのは硬度50以下の軟水だったようだ)
魚ばっか見てるとついつい止って動けなくなるから、ここらで魚は気にしないように歩いた。
公園は池の周りをぐるっと回って、幾つも並ぶ大きな湧水口や水草を見て歩き、対岸の丘には少し高いトコの休憩所にゆっくり登って池を見下ろせたり、そして飛び回るトンボを眺めて歩いた。
黒い羽のハグロトンボはさっきの「竹中池」以上に沢山舞い飛んで遊んでた。
それと小型で羽が透明の尾が青いトンボも見かけた。
これは、、クロイトトンボ?
自分的にはあまり見かけないトンボだったので珍しかった。(そんなに珍しいトンボでもなかったらしい。小さいから他では気がつかなかっただけだろう)
池の上の水路も眺めつつぐるっと回って戻ると、目の前の栗野駅に列車がやってきた。
おお、ウチの方の常磐線で昔走ってた車両と同じ色でなんか懐かしいけど、一両編成のディーゼル車なのでよりローカル風味増してかわいらしい。
なんかやっぱ九州って鉄道ネタ多いよね。とか思いつつ出発して走る姿まで見送りつつ車に戻った。
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