記事一覧

羽黒山五重塔

国指定重要文化財の塔。
勝手なイメージだけど、どうも仏教系のものって自由度が低いというか閉鎖的な印象でどうも気が進まない。
何の予備知識もなかったので、ここも塔があるから仏門系だろうとか思って、ちょっと気が乗らなかったんだけど、五重の塔は国宝だから国民として見て構わないだろうと、堂々と立派な山門「随神門」をくぐって石段を下った。

ファイル 167-1.jpg

杉林の石段を下ると小柄な神社が道脇に並んでた。
あれ?神社も混合?なら気も楽だ。

門から五重の塔までは少し距離がある、でもいろいろあって飽きない道だった。

ファイル 167-2.jpg

神社群の先には沢が流れて「須賀の滝」が見えた。
その先には「爺杉」という樹齢千年越えの古木。
国指定天然記念物。
周りも立派な杉林の中なので馴染んでて目立ってなかったけど太い樹だった。
昔は婆杉というのも隣にあったらしい。寂しいねぇ。

この爺杉から樹々の合間に五重の塔が見えた。
あ、この五重の塔、写真か何かで見た事ある。ここだったのか!
ってわけで、駆け足で塔に向かった。

国宝 羽黒山の五重の塔。

ファイル 167-3.jpg

これは、実際に観たら可成カッコ良かった。
感激。
思ったよりも大きく立派で、威風堂々としながら杉林に馴染んでひそんで和んでた。
そして何より感じたのが、トンガリ。
ドイツに行った時に見た塔は全部直線的に真っ直ぐ空に向かってトンガってたけど、これは屋根の曲線をもって麗しく優雅にトンガってた。「和」だ!カッコイイ!!
五重の曲線とトンガリに魅せられて暫く静かに仰ぎ眺めた。
周りも回ってぐるぐる観賞。うーんイイな。

ファイル 167-4.jpg

説明に寄るとこの塔は、931年に平将門が建立。。
え?将門が建てたの?
将門は一時期興味あって(帝都物語とか流行った頃ね)何冊か本も読んでたけど、、知らなかった。(っていうか記憶してなかった)
へーへー
ちばらぎ県民としても少し親近感。
見ても見ても見飽きなかったけど、写真撮ってる人もいたからある程度で退散。

何か凄くイイものを見せてもらって感激し、他にも素晴らしいものが有りそうな気がしてきて、何となくだけどその先の道を進んでみた。(→)

タグ:楽:歩 観:塔 観:然 景:滝 景:森 植:樹

舞鶴公園

ファイル 166-1.jpg天童市の中央、舞鶴山の頂上の公園。

来てみたらやっぱりな!城跡だった。
でも説明を読むと、南朝時代から戦国時代までの古城だそうだ。
最上との戦で落ちて廃城になったらしい。

公園は広い芝生で周りは樹が茂って展望は出来なかった、、
けど、芝生の先に広い階段があったから、きっとその先に展望台があるだろうと思って歩いてみた。

ファイル 166-2.jpg芝生の奥の方にはなにやら黄色い部分が。。
あ、これ、将棋の台だ。

此処は春の桜祭で「人間将棋」が行われてるんだそうだ。
さすが将棋の街。

そして階段の上には将棋の噴水があった。
これは将棋の駒の供養塔だそうだ。供養?

ファイル 166-3.jpg

階段を上ると花壇があって(小さい花が咲いてた)
その先に大きなケヤキの樹があった。
そこが舞姫山の山頂らしい。
その先はちゃんと展望台になってた。

ファイル 166-4.jpg

「やまがた地域の絵になる風景3 舞姫山山頂からの天童夜景」
とあった。。夜景用か。。でも夕方でも悪くはなかったよ。
っていうかカップルいないでゆっくり見れてよかった。。
展望パノラマ1800×500:click→

ファイル 166-5.jpg夕陽用の展望台も欲しいな。。
夕陽の方向は展望台から駐車場までずっと樹木。
その合間から夕焼けが差してた。

タグ:楽:歩 観:園 観:具 観:楼 観:城 楽:眺 景:町 景:山 景:陽

水車生そば

ファイル 165-1.jpg天童の老舗蕎麦屋。
御当地ラーメン「鳥中華」の発祥の店とかで来てみた。

もちろん蕎麦屋だから、見た目も店内もモロに蕎麦屋。
江戸時代からの先祖伝来の蕎麦とか
名物「板そば」元祖の店とか
「新そば」やってますとか
そそる〜

やっぱ蕎麦にしよう!ざるそばを食べた。

ファイル 165-2.jpg

これは十割かな。
噛みごたえのある蕎麦で、風味満点。
すするよりゆっくり味わって食べる料理だった。
すすって楽しむのはセッカチな江戸流なのかな。
おいしかった。けど、まだ腹三分くらい ( ̄w ̄)ニヤリ☆

ってわけで、鳥中華も食べた。
(これって二食分じゃ、、イエイエおかわりです)

ファイル 165-3.jpg

これはなんとも不思議な感じ。
たぬきそばのラーメン(鳥入り)
ちぐはぐなようで全然違和感無くおいしい。
ラーメンじゃないし日本そばでもないし、、
コウモリのような、でもちゃんとした料理。
麺もちゃんとコシあって美味しい中華麺。
そばがうまい山形ならではの一品かな。
へーへーおもしろかった。

試しに立派な生蕎麦屋じゃ無い店でも食べてみたくなった。まあそれはまたいずれ。

ファイル 165-4.jpg

タグ:餐:麺 餐:ら 観:発

不動滝展望台

ファイル 164-1.jpg

ファイル 164-2.jpg蔵王エコーラインにある展望休憩所。
不動滝が良く見えた!

紅葉もこの位が好きだな。
近くから見る滝もいいけど、こうして紅葉とセットで見れるのはイイね。

。。。なんか食物ネタだらけのこの「点景」で
やっと点景らしい記事になった。

そしてその横には蔵王不動尊。

ファイル 164-3.jpg
ああ、そうかだから不動の滝なのか。
ちょっと階段登ってお参り。
いい景色が見れたので、お礼くらい言っとこう。

ファイル 164-4.jpgそしたら意外にも祠は小さく地味だった。
お墓サイズ。。
入口の不動像(っていうかモニュメント)から想像してもっと仰々しいかと思ったけど、、建物じゃなくて気持ちだからね。
手を合わせて車に戻った。

タグ:景:滝 観:寺 観:像

道の駅 南相馬

ファイル 163-1.jpg

道の駅「南相馬」にあった出店「木の幡」。
「しみてん」という凍み餅が入った揚げ菓子を売ってた。
この店舗で揚げてて、いい匂いに誘われてついつい買ってしまった。。

ファイル 163-2.jpgドーナツっていうかサーターアンダギーの中にお餅が入った感じ。
え?なんでお餅?と思ったけど、これが意外といい感じ。
中にあんことかで何処まで甘いの?っていうより、ヨモギな感じの餅がしつこさを押さえつつ面白い食感の組み合わせで、おいしいお菓子だった。

おいしくて満足だけど、
節食ルール違反。どうしよう。
特例としてしまっては甘えが生ずるし、
しっかり違反時の罰則なり許容なりを考えとく必要があるな。。

タグ:餐:饅 餐:餅 道の駅

道の駅 石神の丘

ファイル 158-2.jpg岩手町の道の駅にあるレストラン「石神の丘」。

メニューは色々あって少々迷う。
地豚の「やまと豚」のステーキやハンバーグも捨てがたいし、
岩手町新興ご当地グルメの「やまと豚ベーコンとキャベツの
トマトソース焼きうどん」も面白そう。
でも食べたのはラーメン。
ここのオリジナルの「春みどり塩ラーメン」

ファイル 158-1.jpg

「春みどり」というのは岩手町特産のキャベツだそうで、
キャベツ練り込みのミドリの麺でサッパリ甘めの塩ラーメン。
流行を気にしたのかラー油が垂らしてあったのが気に入らなかったけど、まあまあうまかった。
でも麺からキャベツっぽい感じがするわけでもなく、特別これはって感じはしなかった。
やまと豚メニューにすればよかったと思った。。

ああ、そうか何でラーメンにしたかというと、前日に石鳥谷の道の駅でラーメン食べるつもりで別のを食べたからだ。


ファイル 158-3.jpg食後に道の駅を歩いてたら「春みどりソフト」っていうのがあった。
つまりキャベツのソフトクリ-ムだね。
どうせキャベツの味なんかしないんだろうな、、とか多寡をくくりつつ食べてみた。
ら、サニアラズ。
つぶつぶのキャベツが入っててキャベツっぽかった!
っていうかしゃきしゃきして面白いソフト!
これは正解。おいしかった。

タグ:餐:ら 餐:冷 道の駅

食事処 なか川

ファイル 157-1.jpgむつ市のお店。
「下北の味 元祖 みそ貝焼き」と出てたのが目についた。
そういえば朝まだ食べてなかったし、メール打ち休憩したかったしって事でとっさに立ち寄ってみた。

ファイル 157-2.jpg

活ほたて丼とどっちにしようか迷ったんだけど、やっぱり看板メニューの「味噌貝焼き定食」
ファイル 157-3.jpgああ、朝からこんな温泉旅館で出そうな料理食べていいんだろうか。。
(夜食べてないからイイでしょ温泉も入ったし)
ホタテの貝殻でぐつぐつ焼く。
かき回して焼く。
いい味出てて御飯がすすむ。
おいしかった。

やれウニだマグロだと高級食材よりも、地元の新鮮な普通の料理でいい味わいってイイよね。

ちょっとの間、嫌なこと忘れて食事できた。

タグ:食:定 食:鍋 餐:貝

恐山温泉 薬師の湯

ファイル 156-1.jpg

恐山奥之院の敷地内にある温泉。
恐山に入山料払って入れば自由に入浴出来る掛け流しの温泉で、他にも幾つかあった。

今日は朝から並んで、傘さしてても雨で濡れて、、
恐山を歩き回っても、気温も低くすっかり体冷えてて、
なんて自分だけじゃないから、温泉は混んでるんだろうな、とか思った。

が、あにはからんや。
ファイル 156-2.jpgちょうど先に入ってた人が上がるトコで、後はガラガラ。
一人で悠々入れた。
ちょっと高めの温度の湯船だけだけど、ざっぷーんと入ってのんびりできた。
湯ノ花で白く濁り、匂いもばっちりの濃そうな温泉。
これは入らないと勿体ないよねぇ。まぁすいてていいけど。

湯だって赤くなってそろそろ出ようかなって時に次の人が入ってきた。そんなくらいの入りだった。

っていうか、ここロッカーとかないから混んでたら貴重品どうするんだろう。

タグ:楽:湯

恐山

青森は下北半島にある霊場。
いままで、恐山っていう山があるもんだとばかり思ってたけど、そうではなくでここの寺院の山号だそうだ。
山の名前じゃなかったんだ。。
(高野山とか比叡山とかはそいういう山あったよね?)

今回は先ずここを目指して来てみたわけだ。
けど、、なんかやっぱ寺だし。
ヒドい天気だし。
イタコはガッカリだったし。。
で、もう今日は景色はやめてドライブに切り替えようかとも思ったんだけど、、
まぁ入山料払ったしせっかくだからチラッとだけ見て行くか。。と、ちらッと見たら

これが凄い景色で、結局傘さしながらフラフラ歩き回ってしっかり見て回っちゃいました。
こんな雨なのに、いや雨だからこそなのか火山のガレの岩場に侵食されたような風景が荒々しい造形を繰り広げてて、確かに凄い風景だった。
ところどころに○○岩とか○○地獄とか○○地蔵とかあったけど、仏的観光的な余計なデコレーションを無視してもなかなかの風景だと感じられた。(彼方此方に賽銭箱があるのはどうかと思う)
像の有る丘からの眺めで宇曽利山湖まで見えた。パノラマにしてみた。

ファイル 155-1.jpg
↑click:1800×500
順路とかあったけど、ダラダラと列になって歩くようなのは詰まらないので、勝手に自由に歩き回った。立ち入り禁止じゃなきゃ歩いていいんだよね。

大きめな仏像のある広い砂礫の川原。
順路から外れてて全然人のいない区域が良かった!

多分遊歩道だったんじゃないかと思われる木材が崩れて散乱する脇で、ぼこんぼこん彼方此方カラフルに地獄が涌いていた。
黄色い泉、白い泉、青い泉、泥っぽい泉、奥で沸騰しまくってる穴の泉。
観光地の枠にハマらない自然な温泉の原風景。妖しく鮮やかで不思議な場所。自分が最初にこういう場所を見つけたなら、これは魂の集まる神聖な場所だ!とか思ったかな?(^ ^;Δ
(別府みたいに庭園にするって発想は浮かばないな)

礫場を横断して沢を渡って脇の森に進んでみたら、そこらの木々の枝中に手ぬぐいを縛ってぶら下げた森でスゲー不気味だった。
その手ぬぐいの森の表には六角堂があった。
そしてやっと湖に出た。

ファイル 155-2.jpg
↑click:2300×500
なんか写真にするとそんなでもないけど、目で見ると白い砂浜と青い水の奇麗な湖だった。
なるほど、この世の湖というよりあの世の湖って感じもするね。
ここも順路になってないからか、湖に近づく人はいなかった。なんで?
歩いてみた。

湖の脇には池くらいの色の違う水溜りが出来ていた。
褐色の池も白い池もその底で泉が涌いてるらしくボコボコ言ってた。
そして湖はこんな天気なのに青くて清らか。
ここだけは晴れた日に見たいな。

後はしばらく順路に沿って歩いた。
高山植物?ちょっと変わった感じの草木の丘を進む。
紅葉なのか真っ赤な葉っぱが鮮やかで奇麗で不思議。

草木の先はまた岩山ゾーン。
道や岩にいろいろ名前ついてた。
脇の丘を上ると「五智山展望台」に出た。
眺めよく、裏の白い礫場が湖まで一望。
恐山入口や駐車場も見えた。あ。いつの間にかすげー混んでる。
イタコの列も見えた。。相変わらず並んでるなー

ファイル 155-3.jpg
↑click:2800×500

そして最後はでかい地蔵のある赤砂利の丘に登った。
ここにはカラスがいた。まあカラスくらいどこでもいるさ。

やっぱり眺めが良かった。
ご本尊から最初に歩いた岩場が一望。
傘さして列になって歩く観光客は巡礼者みたい。

ファイル 155-4.jpg
↑click:1400×500

自然と景色メインで信仰系の物を極力外して纏めてたけど、最後に思いっきり本尊のせちゃった。

兎にも角にもここの景色はすごかった。
この世よりあの世に近い場所っていうのも悪くない表現だと思う。
信仰とか霊場とかそういう味付けがなくとも不思議で奇麗で独特でよかった。
っていうか、僕なんかビビリだから、あんまし霊とか仏とかそういうイメージで固めないで欲しい。
信仰無いけど拝むわけじゃないけど、だけど景色に感激したっていうのも有りだよね?
賽銭入れなくたって祟らないよね?

それはともかく、すっかり濡れて、すっかり冷えちゃったので、一旦車に戻ってタオルと着替え持って温泉に行った。(→)

タグ:楽:歩 観:寺 景:噴 景:湖 観:地 観:池 景:山 楽:眺

イタコの口寄せ

ファイル 154-1.jpg

恐山といえば「イタコ」って連想する人が多いと思うけど、実は、いつ行ってもイタコがいる訳ではなく、夏と秋の祭典の時にのみ恐山に集まって口寄せをしてくれるものなんだそうな。
で、ちょうど今日はその秋の秋詣の日。
前から行こうと思ってた恐山で、行こうと思った日がこういう日だったのも何かあるかなとか思えた。
で、最近、気持ちが弱くなってたのもあるけど、もし聞けるなら31年前に亡くなった母親の声が聞きたいと思い、来て並んでみた。

開門は六時からの筈なのに五時半で既にこの列。
どんだけ気合入ってんだよ、、と思ったけど、まぁこのくらいならそんなに掛からないかな?
ちなみにネットでは三時間並ぶとか出てた。

ら、
進まない進まない。
ホントにバッチリ三時間並んじゃった。。
なーんか一人で何人も呼び出して貰ってる人とかいるんだよね。。
寒いし雨も降り注いでもう靴も裾も袖もビショビショ。。

で、やっと自分の番。
と思ったらトイレ休憩入っちゃってもう少し待ち。
イタコさんも大変だと思いますよ。老人だし、早朝からずっとだもんね。

で、やっと自分の番。
正直書きます。
とても降りてきたとは思えない内容で、全然ダメでした。
まぁこれだけ次から次へと並んでれば成功とか失敗とかあるでしょう。
自分には向いてないんだろうね。
否定はしないけど関心はなくなった。


終わってみたら、更に列は長くなってた。
ごくろうさま。

ファイル 154-2.jpg

タグ:楽:催 楽:験 楽:話 楽<待 楽<待 楽<待 楽<残 楽<残 楽<残 楽<困 楽<困 楽<困