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羽黒山の杉並木

国指定特別天然記念物の杉並木。
並木というか、杉林の石段の登山道。

五重の塔だけ見るだけのつもりだったので、入口の案内図も写真撮るだけでよく見てなかった。。
まさかマトモな山登りだとは思わなかった、、
ので、そんなじゃないだろうとか思って進んだ。

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上り坂が続いてた。ちょっとキツかったけど途中に祠とか石とかあって、休み休み進んだ。
なんで登ってるんだろ、、信仰心もないし山歩きする体力もない。なんてったって節食中の身。
「もういいよね」って、「キリがいい所で引き返そう」、、とか思いながら進んだ。


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で、二の坂。
うわ。こりゃキツそう。。もういいよね。(^^;
もういいよ、、
この急坂の写真が撮れれば充分でしょ。
早く下りてどっかで朝飯食べよう。。
って思いながら前に進んでる自分って何者?

っていうか二の坂ってことは三もあるんだろうな。。

ここは坂の中間位に茶屋の小屋があって、営業はしてなかったけど、店先が展望台になってて庄内平野を見下ろしながら休憩できた。

ヒーコラいいながら二の坂を登りきると、少しまた有難い平坦な道が続く。

松尾芭蕉が「涼しさやー」と歌を読んだという石碑があった。
んー其処まで風流になれる余裕はなかった。
もう汗だくで暑かった

脇道に「南谷別院跡」というのが500m先に有るよと案内があった。
整備してあるから見て行ってよと言わんばかりのカラー写真付き案内板が誘ってたけど、そんな余裕も無くパス。

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そして三の坂。
反り曲がって先が見えないからそんなに大変そうには思えなかったけど、意外と長くキツかった。

なんだろう、人間って前に進む生き物なのかな。
立ち止まりたい、引き返したい、投げ出したいと思いながらも、その先の景色が見たいと言う事の方が強いのは、嬉しいことだと思う。。
とか何とかぐだぐだ考えながら坂を登った。

ここは、中間に絵馬だらけの神社があった。
休憩がてら絵馬を覗いて読んでみた。縁結びの神社だったのか、願いは全て良縁ネタだった。ご苦労様。
覗き見して申し訳ないから賽銭入れて拝んで出発。「みなさん幸せになりますように」

足元見て登ってたので線のような蜘蛛とかよく見掛けた。かわいい。
それと三角点みたいな四角いプラに数字が書いてあるのに気付いてた。最初8→7だったのが、気が付けば1→。おおーもう少しじゃん?

そして、坂を登り切った感じでまた緩やかになると先に赤い鳥居が見えた。
やった。あれが頂上だ!

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そして登り切った。
羽黒山は標高414m。。
この石段は全部で2446段。
登ったなー
杉並木は特別天然記念物。樹齢600年くらいの森で、そこいらの植林杉林とは風格が違う杉森林。
ミシェランガイドでも三ツ星だとか。仏蘭西人も登るのか?

そして羽黒山神社(出羽三山神社)にお参り。(→)

ゆっくり休憩がてら見て回って、帰りもやっぱりこの道しか無く、登って来た石段を下った。

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ら、
ホントにこんなトコ登って来たの?自分。って思うような急坂がずっと続いてて驚いた!
いや〜登ってた時は「下りはきっと全然楽なくせに『意外と大変で登りよりキツいかも』とか思うんだろうな。。」とか思ってたけど、、
やっぱり下ってみると意外と大変で、登りよりキツいかもとか思っちゃった。(^ ^;Δ
ちゃんと踏ん張ってバランスよく下りないと危ないから意外と足腰に来るんだよね。(特にデブは。。)

慎重に下ってたら途中で照明のような日が差した。
日が差すと杉林がまた一段といい感じ。
でもほんのひと時でまた薄曇り。。

そして登りの一番キツいとこにあった茶屋が開いてた。
店先で声かけられて、、ついつい寄って食事した(→)


ここら辺から人が増えてきた。
普通はこのくらいの時間から登り始めるもんなんだろうね。

五重の塔まで下りると賑やかですっかり観光地。
団体さんや背広で歩く人や子供や老人や色々いた。
んーこのくらいの時間に来てたら上まで登らなかっただろうな。
早く来てよかった。五重の塔もゆっくり見れたし。

入口の随神門まで戻ったのは九時半過ぎ。。
三時間もかけて満喫してしまった。草臥れた。でも登れてよかった。
久々の山歩きで色々と思う事や気が付いた事があった。またどこか登れたらいいな。

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