鴨川市貝渚の鴨川漁港前に浮かぶ幾つかの小島や岩の景勝地。
名前のついた島は7つ(荒島・弁天島・鵜島・雀島・波涛根島・猪貝島・海獺島)で、そのうち荒島と弁天島は防波堤から橋で歩いて渡れるそうなので来てみた。
ちなみに「鴨川松島」の表示と案内板は八岡海岸側の県道沿いにあるけどそっちには駐車場は無いので車だと通過して見るだけだね。
車で防波堤の先まで行けそうだと思ってたけど、鴨川漁港の先は「関係者以外車輛進入禁止」になってた。。んー、、クソ暑くて少々躊躇したものの漁港で車を停めて歩いてみた。
なーんか車で入ってきちゃってる人もいたけど、きっと関係者だろうと思うことにしてゆっくり夏の日差しに焦がされながら港の防波堤へと歩き、堤に出たら水辺を覗き込んだりしてゆっくり進んだ。
湾内だけに水は少し濁ってたけど、小魚の群れが元気に凄い速度で泳ぎ回ってるのが見えた。
そして、なんか針金みたいなハンガーみたいな青いのが漂ってるなぁ、、とか見えたのが、泳ぎ出してびっくり!ん?クラゲか?と思ってよく見ると魚だった。こんな魚はじめて見たわ。珍しくない魚なのかな?(やや熱帯系の魚で「イトヒキアジ」の幼魚だそうだ。大きくなると旨いらしい)

こんな自分的には珍しい魚を見れたので歩いて来てて良かった。とか勝手に納得しながら、まず防波堤の先の奥の方まで歩いた。
漁港の海も輝いてキレイだったし、湾の向かいには魚見塚の展望台の山が見えていた。ちょっと熱中症にならないかというくらいの猛暑でなるべく海側を歩いたけど差して変わらなかった。。
で、防波堤の先の方に見えるのが「荒島」これが一番興味もった島。ワイルドでスリリングで大雑把な橋で渡れる灯台のある島。

でも、、
その橋はロープで閉鎖されて「橋の使用禁止」としっかり表示されていた。。んー残念。
渡った先も密林の藪漕ぎっぽかったし灯台までしか道はない筈なのでまぁいいか。
取り敢えず防波堤の上をもう少し先の行けるトコまで歩いたらちょこっと灯台も見えた。
まぁ海の眺めよかったし、島の崖にオレンジのユリ(ハマカンゾウ?)も咲いてていい感じだった。

ゆっくり眺めて、後からきた女性二人と入れ替えで引き返した。
堤の上を戻り、荒島の先も上を歩けそうだったので下に降りずにそのまま進んでみた。ら、次の「弁天島」への橋はここからは立ち入れず、下をくぐって進んでみたけど下りる段はなかった。で、少し先の緑の岩のトコでこの上の段途切れてた。。落ちないように岩肌を進めそうだったけど、まぁ危ないことはやめてケースを積んでたトコで少し飛び降りて下に降りた。臆病なくらいがちょうどいいのよね。
で、弁天島への橋まで戻ってのぼってみた。
こっちの橋は堂々とした立派な橋でスリルのスの字もない安定感。(10年くらい前に架け替えた物だそうだ)島との中間の海の上が風が涼しくて気持ちよく、少し立ち止まって海を眺めた。南の太海方面は仁右衛門島の前にかぶるように「鵜島」が見えた。
振りかえって北にはさっきの「荒島」が見えた。

渡った先の島には赤い鳥居があって島の中央に神社があった。
その神社は門が閉じられてて境内には入れなかったけど、手前に新しい案内板があった。この「厳島神社」は平安時代から弁財天の像を祀って伝統的な祭祀行事が伝承されている歴史ある神社。昔は鴨川の岸から船橋を並べて渡って祭祀を行ってたそうだ。
鳥居の前から振り返るとちょっと埠頭がじゃまで窮屈で可哀想に思えた。そしてこの島が鴨川松島では一番大きい島なんだけどこの神社入口しか歩ける所が無くてちょっと残念。険しい島なんだなぁ。(以前は有名な釣り場だったようで岩場に立ち入った釣り人が落ちたりして毎年死亡事故が起きてるから釣り禁止になったそうだ。。)
またゆっくり橋を渡って埠頭に戻った。
そして少し戻って、さっき上の段から下りたとこの緑の岩の横の段を上ってみた。
ここには名のついた島はないけど海側に出られて、脱腸のように少し飛び出した不当に足場のような橋で渡れた。荒島の橋のオマケみたいな感じで少し楽しく思えたけど高さもないからスリルはまるでなく渡れた。
で、ここは島がない分広く海が見れた。
南の八岡海岸の雀島は陸に近くてよく見えなかったけど、そこからの手前はキラキラ海が眩しくイイ感じだった。そして仁右衛門島もよく見えた。

このこぼれ出たような埠頭の先に「58年度消波起点」とあった。ん?どういうこと?昭和58年に作られた初期の消波堤防の先っぽってこと?(そうではないようだネットで見かけた昭和58年の写真には奥島まで堤防がつながってた)
北側の目の前に大きな岩が立ってて、堤防との間からさっきの弁天島が見えた。この角度で見ると荒島より大きいようには見えないなぁ。
ちなみに7つの島の残り3つ(波涛根島・猪貝島・海獺島)はちょうどこの大岩の後ろ方向で、そもそも1000mくらいの沖合なので岩がなくても見えてたかどうか、、そんなのよりこの岩とかに名前つければいいのにね。
振り返って、階段の前の緑の岩の裏には錆びた棒が残っていた。何が立ってたんだろうか。
そして湾の向かいの魚見塚展望台の山も、ズームしてみた展望台の女性像も立ってた。
荒島には渡れなかったけど、たっぷり海と島と岩を眺められて満足。
でもせっかくの新日本百景の島々なんだからもう少し観光地化されててもいいのになぁ、、と思った。
こっちの島だけでなく「鴨川松島」の表示ある八岡海岸側の県道沿いにもね、駐車場くらいほしいよね。

海岸前に「雀島」。
その右上の小さいのが「鵜島」
左上で雀島にちょこッと隠れてるのが「弁天島」
堤で続きの左に「荒島」
君津市平山の410号沿いにある焼きそば店。
店はハキハキしたおばちゃん一人でやってて普段は九割以上持ち帰りのお客ばかりなんだそうだ。まぁこんな時世だしね。「店内狭いから外でもいいよ」と言われたけど、店内で食べるというと「暑くてごめんね」と扇風機を2台もむけてくれた。
そして意外と量多く、朝から何も食べてなかったのに多く感じて後半戦ペースにぶったので、扇風機消して青海苔かけて味変。これだけで随分とまた風味変わって最後まで楽しく食べれた。
銚子市飯沼町にある青魚漬丼専門店。
店内は壁に特別メニューや案内の貼紙や「観音界隈の図」とか書かれてたりしてて、壁側の席がよかったなぁ、、とか思ったけど、待ってる間に食べ終わった他のお客が帰っていったのでゆっくり眺められた。
最後は気をよくしてついつい会計の横にあったTシャツとか購入しちゃった。「七月末まで銚子で待つ」という入梅イワシ祭りのシャツ。イワシのカップルが浮かれててなんかいいねぇ、、とか思ったけど、後から冷静になると、これ着て外歩くのはちょっとなぁ、、と思えた。
千葉市若葉区桜木町にある遺跡公園。





千葉市中央区生実町の県道沿いにある弁当屋チェーン店。
さて、店前で車を停めて、やや廃れた古いコンビニみたいな印象の店に入った。
市原市潤井戸の県道沿いにある食堂。
店内は所謂食堂。昭和っぽいというほどのレトロ感でもない普通な店内だけど、上の方に額で飾ってあった「潤井戸ドライブイン 開店」という貼紙はかなり古そうで、昭和中期くらいからドライブインというていで長らく続いてた店なんだなぁと思わせた。(創業は昭和50年(1975)だそうで、その貼紙の印象程古くはなかった)
鴨川市天津の128号沿いの干物土産店にある食堂。
メニューは壁の貼紙のみという事で、脇のお客さん越しに見てみたけど少し迷った。
山武市(旧蓮沼村)蓮沼の県道沿いにある道の駅。

一宮町一宮の128号沿いにある軽食喫茶店。
店内は土間にカウンター席、板の間にテーブルが並んでて、カウンター席ではおっちゃんが一人で酒飲んでたので、他に客はいない板の間に上がってテーブル席に着いた。


一宮町一宮にある神社。


