九十九里町粟生の県道沿いにある海鮮料理店。
ここは確か十年以上前に来たことがあって、その頃とは店の外見や店名が違ってると思うけど、いかにもパチンコ屋の跡地という感じの広い駐車場が印象的でそういう店は他にはなく、最近前の道を通る度にたしか此処だったよなぁと思い、店頭の看板に「はまぐりラーメン」とあるのを見て間違いないと思ってた。
で、今日は朝食軽く、昼食も軽かったので、おやつはちゃんと食べたいなぁと思ってて「はまぐりラーメン」を思い出してたので(海の駅でイワシを見てインターバルとりつつ)来てみた次第。
やっぱりいかにもパチンコ屋の跡という感じの店内に入ると、中も広くパチンコ屋のホールの広さ。サザエの水槽とか漁船の小船とか置いてても余裕の店内だった。
そして(失礼ながら)パチンコ屋の店員さんのような女性スタッフに通されて席に着くと、テーブルにはハマグリも焼けそうなコンロが乗ってて、そういう料理も楽しめる様だった。
メニューは色々あってちゃんとした海鮮料理もメインで揃ってたけど、そこまでちゃんと食べたいわけではないし最初から「はまぐりラーメン」のつもりだったので迷わずにそれをたのんだ。
そして少し待って「はまぐりラーメン」登場。
おお、大きなハマグリがドンと三つ乗った勇ましいラーメンだった。
これはこれは。大きなハマグリも食べ応えあって良かったけど、甘みある汁が貝の風味濃厚でおいしく最高だった。
正直麺は普通で悪くはないけど主役は汁だと思えた。つまり、ハマグリの乗ったラーメンではなく、麺の入ったハマグリ汁!という印象。
この甘みと爽やかな感じは、、、と思いめぐらせて思い出したのが青森の「いちご煮」。そういう方向のおいしさで思いもよらぬ満足感。
これはいい!もっと早く寄ってみてたらよかった。
ところで、食べ終わってから会計の前にちょっと店内を見てまわった。
客席の端にお土産コーナーもあるけど、気になってたのは客席の先にある大きなワタリガニのオブジェ。
荒々しくカッコよくいい造形で、波に乗ってるのかと思ったけどよく見たら違って、酒だるを割って酒を流しているトコだった。
もろパチンコ屋跡の店の構えで損してそうだけど面白い店だった。また食べに来よう。
で、
帰ってから昔の日誌や写真を振りかえってみると、、
点景とか始める前なので大体の時期は読めてたけど、思ったよりも昔でもなく13年前の随時版の日誌で此処をみつけた。日誌つけててよかった。
現在の「海の駅 九十九里」が出来る前で、ここもお土産売場がメインで奥にに食事コーナーがある形だった。繋がりがあるのか無いのか、、どういう経緯で店が変わったのか知らないけど、ネットではゴッチャになっててまぎらわしい。(そしてその時から気になってて写したメニューの「はまぐりラーメン」は今のとは違って小型のハマグリがパラパラと入ってる写真だった。)
で、気になってはいたけどその時食べたのは別のメニューで「さんが焼き丼」を食べてた。「さんが焼きがのった茶漬け風丼。おいしかった」そうだ。ラーメンより丼の気分だったのだろう。
それでもずっと気にしてた「はまぐりラーメン」を13年後の今日になって食べれて良かった。