富来町の能登金剛、断崖絶壁の名勝。
いわゆるテレビのサスペンスドラマのラストでお決まりの能登の断崖。松本清張「ゼロの焦点」で有名になったんだそうだ。
能登半島って言ったら断崖でしょ!ってくらいキャッチーな気がするけど観光地としては土産屋もない静かなとこで嬉しい。
駐車場からはホンのちょっと(100m)海沿いを歩いた先の岬だった。
わお。
夕焼け真正面。
柵やベンチのある展望台よりも先に行けそうだけど、立ち入り禁止になってた。
立ち入り禁止だったら立ち入りづらいようにしとけばいいのに、、スカスカだったから先まで行ってみた。
ら、崎には大きな看板で「捨てないで!命だけは!」(^^;
あぁ自殺の名所だったっけ。
でもそういう不気味さは感じられず、看板はネタのように観光名物に見え、正面の夕陽は只只キレイだった。
景色も海岸線もよく見えていい眺めだった。
ちょっと下を覗いてみた。
わぉ!
引っ張られるねぇ(^^;
落ちたら楽に死ねる?いやいや意外とすぐ死なないんじゃない?
即死じゃなくて波で岩に打ち付けられて磯でボロボロになってフナムシや鳥に喰い荒らされてやっと死ぬ感じだったら最悪だよな。
、、なんて想像がよぎった。
こういうトコに来たらその気になっちゃうかもなんて思ったけど、いやぁムリムリ。まだ僕には早いらしい(^^ゞ
そうそう、この「ヤセの断崖」の「ヤセ」は覗くと痩せる思いがする断崖ということらしい。
逆に覗いたら痩せられるって気がしてご利益ありそうな気がした。
(なんてプラス思考ww)
(ちなみに、この先っぽは07年の能登半島地震でかなり崩落したらしく風化も手伝ってかなり危険なんだそうな。。死ぬ気がなくても柵から進まない方がいいみたいです)
さて
少し歩くと(300m)もう一つ景勝地「義経の舟隠し」があるようなので歩いてみた。
日が落ちる前に行って戻りたいからと少々焦ってたからか、わりと遠く感じた。
で、その「義経の舟隠し」到着。
なるほど岩の狭間の船がギリギリ隠れられそうな入り江。
これってさ、
「追手を気にして逃げ落ちる船が隠れるのに丁度よさそうだよね。」
って話から伝わるウチに広がって、義経が隠れた伝説になっちゃったんじゃない?って思えた。
眺めて写真撮って歩き回ってTS。
狭間に夕陽が見れそうな角度の対岸辺りまで道がありそうだったけど、草に覆われた藪漕ぎ状態っぽいからヤメて来た道を戻った。
その戻る道では沢山の雀が戯れてて、ちょこちょこ進む方向に逃げ歩いて道案内してくれてるかのようだった。
さっきよりも赤く傾いた夕陽を見ながら雀をそっと追いかけた。
そういえばヤセの断崖の横からの姿が見えるトコはなかったなぁ。
どれだけの断崖か見上げられるトコあったら行きたかったなぁ。
また断崖まで戻るとちらほら人が来てた。夕陽綺麗だもんね。
立ち入り禁止の先に進んで下を覗くような人はいなかったw
(それ見なきゃ勿体無いよねぇ。。いやいや立入らないのが常識です)