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炭焼焼豚定食 平家

ファイル 3136-1.jpg稲敷市犬塚の広域農道沿いにある食堂。

「焼豚丼」の看板を見かけて寄ってみた。
【準備中】、、と出てたけど、店の人が出てきて「大丈夫ですよ」と声かけてくれたので車を停めた。
常連の団体さんが帰ったばかりで営業中の札を返したところだったので気づいてくれたそうだ。本当は営業時間何時までだったんだろう?(昼は2時までらしいからかなりのサービスでありがたい)

そして店に入ると券売機の前で店の人が直接メニューを案内してくれて、やっぱり一押しの「焼豚丼」と、こっちもおススメのモツ煮込みのセットにした。

カウンターの席もあってそこに着こうとしたら「奥へどうぞ」といわれたので、それではと座敷に上がって大きなテレビの前のテーブル席に悠々着いた。

ファイル 3136-2.jpgテレビはドラマをやってたので見るとなく眺めるくらいで、それよりもその周りに飾られたプラモデルの「陸奥」や分冊百科模型の「大和」や「零戦」の箱とかが気になって見てた。

それとテーブルにあったメニューファイル。あれ?券売機でオーダーしたよな、、とか思って見ると、飲みの客のつまみのメニューと、焼豚や角煮のこだわりの製法の説明などのファイルだった。へー。

そして「焼豚丼 煮込みセット」登場。
ちょっと丼の大皿が大きくて洒落てるけど、ぱっと見少なく感じたのは正直なところ。そして立体的に盛ったタレかけご飯のまわりに配された焼豚は面白く見た目はいいけど、どうやって食べたらいいか迷ってたら、「温泉卵をかけて食べてみてください」といわれ、更に迷った。。

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箸と匙を使って食べてみると、これは初めて食べたようなホロホロの柔らかいチャーシュー。ちょっと普通のとは別物で独特!美味しさと共に面白く感じた。
そして途中から温泉卵投入でまたまろやかさも加味されて少し感じ変わって楽しめた。

煮込みは(危惧した辛さはなく)好きな感じのおいしいモツ煮!イイねイイね。落ち着いて食べれた。

ファイル 3136-4.jpg食べてたら店の人に「ご飯おかわりいかがですか」と声かけられた。え?丼物でおかわりって、、と戸惑ってたら別の大きな茶碗でご飯が出された。
「肉味噌も付けましたので食べてみてください」ということで、まだモツ煮も残ってたし腹は平気なのでいただいてみた。 ら、この肉味噌がまたうまかった!むしろ白ごはんの味が引き立って、モツ煮なくてもこれだけで何杯もいけそうだった。

焼豚、モツ煮、肉味噌とそれぞれ違った味の三様の豚の味わいを楽しめて満足の食事。こんな変な時間の来店なのに妙にもてなされて気分良かった。

「初めて食べたような焼豚でおいしかったです」と素直に感想を言うと、製法とかこだわりとかの話を聞けた。
そして更に「焼き鳥丼」などの他メニューのこだわりも聞けて興味持ち、「この冬はおでんを初めてみようと思ってます」という話に流れ、「富山出身なので富山風の」おでんを考えているとか、ゴボウのエキスの話とか、話し広がっていろいろ聞けて楽しかった。
そして店もご夫婦でされていてとても仲良さそうな感じのいいご夫婦で好印象。

ファイル 3136-5.jpg焼豚チャーハンや(辛くないと言ってた)カレーも食べてみたいし、おにぎりも面白そうだし、スタンプカードも貰っちゃったから是非また来ようと思った。

店を出るともう西日が低くなっちゃってて、すごいゆっくり長居しちゃったような気になった。
いやぁしかし、何度も通ってた道でほんとたまたま寄った店がこんな面白い店で驚いた。知った気になってた定番コースでも発見あってドライブは楽しい。

タグ:食:丼 餐:肉 餐:煮 餐:飯 楽:話

女化神社

ファイル 3135-1.jpg龍ケ崎市馴馬町にある神社。

「女化」という字面的には前から何となく気になってたけど「おなばけ通り」という道路名から「おなばけ」と読む名前の神社なのかと気づき、その流れで来てみた。

表の県道からずっと案内があるくらいの神社だけあって駐車場は広く、っていうかどこに停めたらいいのか分からないようなトコだったので鳥居の近くにドンと停めさせてもらってあるいた。

鳥居は石鳥居で社殿も立派なものだったけど、前にあるのが狛犬ではなくキツネだったので稲荷神社のようだ。
まぁ女が化けるんだからキツネの神社ってなんとなくスンナリくるよね。まずは参拝。

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社殿は文久2年の物が老朽化して平成10年に再建したそうで、その竣工記念の石碑はしっかりしたものだったけど、御由来の彫られた木板は薄く擦れて読めなかった。。残念。

拝殿の横から裏にまわると、黄色くなり始めの銀杏の木がいいかんじだった。このくらいの緑を残した紅葉はじめが好きだなぁ。そして青空と相まって鮮やかだった。

裏の本殿は建物に取り込まれているタイプだった。

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その本殿はガラス窓から少しだけ覗き込めるんだけど、映り込みがキツくて少ししか見れなかった。なんか稲荷にしては彫刻などもある宮で、昔の額とかカッコよかった。
ぐるっとまわって表にまわった。

駐車場からは横に来たけど、参道はやっぱり社殿の正面らしく、鳥居が並んでた。
一応その鳥居の横を歩いて進んでみると、参道は森の中を先の道まで続いてて道への口に鳥居が見えた。そんな先まで歩き気はなく、森の口で鳥居が途切れたトコで振り返ると、標柱には「女化稲荷神社」とあった。

参道を戻って途中の社務所をチラリと覗いたけど、ちゃんとしてそうだった。(突飛な形の絵馬とか御守とか神籤とかはなさそうだった)

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その社務所の横にあった「親子狐の石像」の案内板を見てみると、石像の話だけでなくここに神社の由来が書かれてた!
御祭神は穀物の神の保食神(うけもちのかみ)。永正2年(1505)の創建だそうだ。
そしてこの神社にはキツネの恩返しの伝説があるそうな。
ある商人がここ女化原で(伝説以前からもう女化という地名はあったんだね)猟師に狙われてた狐を助けて逃がしてやったら、女性に化けて恩返しに来たそうで、妻になって三人の子をつくったものの、うたた寝した時に尻尾を出してしまって正体ばれて姿を消しちゃったそうな。
えー自分なら正体わかってもずっと一緒にいてくれって言いたいけどなぁ。実際は罪人だったとかそういうことかなぁ。
そして、江戸時代からこの伝説と共に広く庶民に進行されてた神社だったそうで「明治以降は東京の芸者衆がこぞって参拝に来てたことがわかっている」とあった。てことは、狐は逃げ出した芸者さんだったって事かな。
あー狐でも鶴でも亀でもなんでもいいから助けて恩返しされたいなぁ。。

タグ:観:宮 観:像 観:飾 観:伝 景:季