栃木市本町の県道沿いにある博物館。
蔵のような形の建物で、前の県道は何度も通ってて前から知ってて気になってはいたけど、生姜の博物館ってどうだろ?新生姜を買うつもりじゃなきゃ寄りづらいよなぁ、、と通過してた。
けど、なんか気が付けば妙にキャピキャピのピンクの奇妙なスポットになってて、とくに今日はイベントなのか何なのか一層ファンシーになってて「入館無料」というのも大きく出てたのでなんとなく寄ってみた。
駐車場前の垂幕から「11月11日は新生姜の日」とあって、それに向けたキャンペーンでこうも派手派手にしてるのかとも思えたけど、門の脇のロゴなんかは常設だろうから、普段からこうなのだろう。
入口のピンクの柱は11月11日を表した新生姜なのね、、と判っても奇抜で面白かった。
中に入るとピンクだらけ。
受付で記名しつつ写真はOKか聞くと、全面OKでむしろ沢山撮ってほしそうな感じだった。。
売店の前ではピンクの制服を着たAIロボ(ペッパー君だっけ?)が寄ってきて見つめられてたじろいだ。(扱い方知らんもんで)
他にもいろいろあって、鉄道模型は銚子電鉄「まずい棒」で新生姜とコラボしてるそうだ。
自販機は新生姜の素、ガチャは新生姜のグッズやお出掛けセット。
ステージもあったけど催し物に時間には合わなかった。
生姜メニューの飲食コーナーもあって、ここだけでもう充分楽しめた気がしたけど、まだまだ序の口で、ぬいぐるみに囲まれて扉の先が新生姜博物館だった。
まず入るとピンクのコラボスクーターがあった。よく見るとプジョーだった。
そして一面にびっしり並ぶ芸能人らのサインを見ながら中へ進むと「岩下の新生姜誕生秘話」とか社歴や「新生姜パッケージギャラリー」とかが壁一面のパネルになってて博物館らしい資料展示にはなっていたけど、とにかくピンクでイラストまじりで、アニメとコラボのパネルも立ってて凄かった。
そして何故かピンクのぬいぐるみが積まれて展示されてて濃密な雰囲気を演出。そんな中にたまーに真面目な生姜の模型があったりして博物館。
ちょっと順路と違うけど、この裏の出口方向には「ジンジャーツアーズ」というイライラ棒のアトラクションがあったりいてアミューズメント。
新生姜が体にいいという説明の一環なんだけど、そんなの頭に入らずにイライラしながらやってみたw
順路に戻って渡り廊下の先に進む。
その廊下には、岩下の新生姜のCМメロディーが奏でられるベルが並べて置かれてたり、新生姜ケーナとか新生姜ギターとか飾られてて音楽コーナー。岩下が主催なのか協賛なのかしたようなライブやフェスのポスターが沢山並び、出演者の直筆サインも入ってた。
そして次のフロアがまたぶっ飛んでた。
巨大な生姜のオブジェは(ち〇こにしかみえないけど、、)中に入って顔出して撮影するスポット。よく見ると箸でつままれてた。
その横には「土の中の新生姜」というのがあって有機栽培の生姜の地中のリアルな形の巨大模型を覗けた。
「新生姜の部屋」というのもあって、生姜のソファにベッドのピンクの部屋。新生姜のカーテンも毒々しいけど、セリフの吹き出しとか置かれたフォトスポット。(ラ〇ホにしかみえないけど、、)二人組の男で笑いながら写真撮ってる客がいてシュールだった。
その裏はガラスケースの展示コーナー。岩下の新生姜のおいしさのこだわりとか、企業としての取り組みとかしっかりしたことがメイン展示の筈だけど、飾るように配されたピンクの応援グッズやコラボ商品にばかり目がいって埋もれてた。。
新生姜のペンラとかもう完全に〇〇〇。ピンクのゴジラでシン・ショウガとかガンプラもあった。
子供が走りまわってスクリーンをタッチするアトラクションとかもありつつ、、
一番奥にはやっぱりあると思った「ジンジャー神社」
これが意外となかなか凝ってて、「バーチャルお告げ」というのがあって、おみくじにあるQRコードをリーダーに読ますと社殿の中のモニターにお告げ動画が出るというもの。(面白そうだけどやらなかった)
ここで折り返し。色々見ながら復路を戻り、トイレに寄りつつロビーに戻った。
いやぁ濃い空間だった。夢に見そう。ていうか、ずっと流れてた「いわしったの~しんしょうが♪」っていうメロディーが完全に頭に残って洗脳された気分w
あ、そうだそうだと思い出して、ステージの横の飲食コーナーも見てみた。
軽食だけかと思ったら意外とちゃんと食べるショウガ料理メニューが多く、「生姜感」というのが表示されてて面白かった。(生姜感3の)新生姜餃子鍋とかも気になったけど、全然お腹は空いていないので、新生姜ソフトかな、、と思ったけどお腹ゆるいから「ピンクジンジャーソーダ」(生姜感2)にしてみた。
カフェ利用で無料食べ放題の新生姜も添えてドリンク休憩。
ソーダはきれいなピンクながらしっかりジンジャー味。甘く美味しく落ち着いた。
添えた新生姜が普通においしかった。あ、新生姜っておいしいんだ。
せっかくだから新生姜を買って行こうかなと売店を覗いたら、いろんな商品あって目移り。冷静に考えて新生姜を買って帰っても家ではあんまり食べなさそうだから、普通に食べそうなところでポテチとふりかけを買ってみた。(ポテチはまぁまぁだったけど、ふりかけが絶品で気に入って毎朝ご飯にかけてる)
というぶっ飛んだスポット。
そういえば先日は茨城で干し芋アピールが面白いなと思ったけど、栃木のこの新生姜はもうヤリ過ぎで次元を超えてて突き抜けてて物凄かった。ジューす飲んだだけだけど満腹感。
出発しても「いわしったの~しんしょうが♪」っていうメロディーが頭からはなれなかった。。