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高滝ダム記念館

ファイル 3052-1.jpg市原市養老の県道沿いにある資料館。
先月来てて一階の資料館だけみたけど、その時はもう閉まってた二階のレストランのメニューが気になってたのを憶えてて来てみた。
来た時がいきなりの土砂降りの凄い雨だったので雨宿り的にも丁度いいとも思ったけど、ここに来るつもりが無ければ雨降ってない区間で帰れたのかもしれないので、丁度いい雨宿りとはいわないよね。

さて今日はまだ2時なので目的のレストランもしっかり営業中。雨宿り客が結構いたけど店内は広く席も多く悠々テーブル席に着いた。

ファイル 3052-2.jpg「団体さんがメニューを迷ってるところだから先に決めてもらえれば、、」と言われたけど、もう最初から決まってたので迷うことなく外の幟もなってる「黒しょうゆ焼きそば」をたのんだ。
待つ間に雨は更に強くなってて、窓の外に落ちる雨が激しく外も白く目の前のダム湖も霞んでた。

で、「黒しょうゆ焼きそば」登場。

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まぁこういう所のメニューだから少し変わってるなくらいの面白みがあればいいな、ってくらいの期待感だったけれどアニハカランヤ。実にしっかりした味で中華っぽさもある焼きそばで驚いた。
まずチンゲン菜がみずみずしくてうまい。そして焼きそばの麺ももちもちでちゃんとしてて味付けがいい。カテテクワエテ「市原養老産もち豚使用」とあってどんなもんかと思ってた豚肉がまたうまい。最後までニコニコでペロリと食べられた。

これはなめてたわぁ。あまり聞き慣れないメニューだったし、店のメニュー的にはなんとなく「もちもちスパゲティー」とか「高滝ダムカレー」の方を押してるっぽい感じだったし、エビフライとかしょうが焼きとかのメニューの中でまさかの中華風味バッチリな焼きそばが来るとは思わなかった。
いやいや蛇足になっちゃったかなぁとか思ってた食事が一転しておいしい食事で大満足。来てよかった。

ファイル 3052-4.jpgそして食後は一応まだ雨降ってたのでまた軽く一階のダム資料館を見てまわった。
展示は少々古臭くあまりみるものもないけれど揚水車の模型とか水路トンネル跡の解説パネルとか面白い物もあった。そして湖周辺のジオラマもよくできていた。(やっぱりダムカードは「配布中止」とあった)
まぁ完全なオマケって感じの資料館だった。けど、それで外に出たら雨が小ぶりになってたので丁度よかった。

タグ:餐:麺 観:館

睦沢諏訪神社

ファイル 3051-1.jpg睦沢町上之郷にある神社。

表の通りからも途中にも全然案内が出てなかったので分かりずらく不安だったけど辿りつけたマイナーな場所の田圃端の丘にある神社。
町内案内図の大樟の案内で来てみたんだけど、神社は急な石段の上で下からは大樟も見えなかった。
これが表の道に面した神社だったら、階段急だから別に寄らなくてもいいか、、って通過しちゃいそうなトコだけど、細い道を辿ってわざわざ来たので折角なので迷うことなく石段を登ってみた。

まず咲き残ったアジサイを見つつ石段に進むと、その登りはじめに門かぶりのイヌマキがあって見事にトンネルのように頭上を覆ってて面白い雰囲気だった。

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せっせと段の高い石段を登り切ると上に社殿がみえた。普通の田舎の神社って感じだけど、マイナーな場所の割には荒れた感じはなくて整ってた。
大樟はどれだ??と見まわすとその奥の斜面に崩れかけのような大木があった。赤い鳥居と案内板があったのでわかった。(なければわからなかった)

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案内によれば、このクスノキは大同2年(802)に信州の諏訪大社の神官がこの地に分社した時に植えたものだそうだ。樹齢1220年かぁ。。
根周り12m、樹高23mの巨木だけど、出しゃばった感じはなくもう丘の斜面丸ごと飲み込んで一体化したような自然と溶け込んだ丘の一部って感じだった。
鳥居のとこから鉄パイプの足場のような階段が架かってて、登って上からもみれるようだったけど、ちょっと草に埋もれかけてたし見た目不安そうで登る気はしなかった。。

それよか気になったのが(むき出しの)本殿の裏にある洞穴のようなトンネル。これは天然?じゃないよね。落石注意とも立入禁止とも何とも書かれてなかったので通り抜けてみた。

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その先は丘の裏の竹林。下る道があるので裏側からの通路のようだった。神の力の通り穴?
っていうか神社の裏の崖を穴開けて神様的というかパワー的には問題ないもんなの?と気がかりな気もしたけど、ちょっと珍しい景色と涼しい竹林はなんかよかった。
その先に歩いてみたい気もしたけど、やっぱやめてまた穴をくぐって神社に戻った。

また大樟を眺めつつ、境内の先に出て眺望をみおろした。
見えるのは目の前の田圃と、すぐ先のさっき行った歴史民俗資料館くらいなもんだったけど高さは感じられて気分いい。

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そしてまた急な石段を下って車に戻った。この石段は手すりあるからいいけどなかったら怖いくらいだった。
大樟だけ見るつもりで来たけど、いろいろと面白く雰囲気のいい素敵な場所だった。

タグ:植:樹 観:宮 景:洞 景:森 楽:登 楽:眺

橘樹神社

ファイル 3050-1.jpg茂原市本納にある上総国二宮の神社。
日本武尊が東京湾を渡るときに荒れた海を鎮めるために身を投げた妃の弟橘媛の悲哀を引きずって、この地に遺品の櫛を祀って陵墓を築き二本の橘を植えたのがこの神社の始まりだそうだ。境内も船の形してるそうだ。
先週の木更津の続きって感じだね。っていうか引きずってるね。もう東京湾からはかなり離れてるけどまだ未練の痕を残してる。気落ちして進む気を無くした日本武尊を慰めるつもりで周りの者がこういう地をつくったんじゃないかなと思える。

神社の案内、社葬の案内、遺跡の案内、文化財の案内を読みながら境内を進んだ。なんか日本武尊が来る前の石器時代からの古墳の地だったようだ。

そしておまいり。弟橘比売命(弟橘媛)が主祭神。
堂々としつつ小ぢんまりした印象の拝殿は都が開かれてて中の太鼓などが覗けた。

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裏にまわると本殿は意外と大きく立派な造りで彫刻飾りも細かかった。

案内に書かれてた御神木の橘というのはどれだろう?と思いながら境内をまわってたけど、裏の山は「日本武尊が築陵された弟橘媛命の神聖な御陵墓」で無断での立入はご遠慮くださいとの案内が立っていた。二本の橘ってこの中かなぁ。(二千年近くも昔の木が残ってるわけ無いじゃん)囲いがあるわけではなく道もあって立ち入れそうだったけど謹んで進まなかかった。

境内をまわると池があった。吾妻池というらしい。日本武尊が自ら陵墓の土を盛る為に掘り起こしてできた池らしいけど、ほんとかなぁ。。水に身を投げた妃の神社に池なんか作りたくないと思うけど。
池は水濁ってて浮いた枯れ枝にはアメリカザリガニがたむろってた。

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池をまわると表側には騎馬武者の像があった。まぁ千葉だから頼朝なんだろうけど、ここは日本武尊っぽいのがあってほしかった。
ひとまわりして参道に戻ったけど、しめ縄が巻かれてた木はひとつもなく、どれが御神木かわからず、そういえば橘ってどんな木だったっけ?って感じだった。
なので、草むしりしてた宮の女性の人に「案内板にある御神木の橘というのはどの木なんでしょうか」と訊ねてみた。ら、これが御神木という大きな木はないけど境内には幾つもの橘が植えられてるということで「おいしい実が生るんだけど、去年枝葉を刈りこんだら今年は花が咲かなかったから実は生ってないかもしれない」とのこと。取り敢えず社務所の前に二本と拝殿前の両脇に二本あるのが橘だと教えてもらった。ご親切にありがとう。

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ああ、なるほど、橘。ミカンの木みたいな柑橘系の樹だね。昔住んでた家の庭に植えてた夏みかんに似てるわ。あの雛段飾りの桜の対極にあるやつね。
探してみたけど確かに実はひとつも生ってなかった。

そして昔のウチの夏ミカンの木はアゲハの幼虫が食って増えてた記憶が強かったけど、ここの木はどれも葉が食われてなくて綺麗に青々と茂ってた。で、それとは関係ないんだろうけど境内にはアオスジアゲハがひらひらと飛び交ってて、追って見てたらカップルでいちゃついて舞ってた。。日本武尊と弟橘媛の化身だと思えば煩わしさも薄まるかなw
取り敢えずソロで葉に停まった所も写せて佳。

帰り際に「実はありました?」とさっきの人に声かけられ、なかったというと「おいしいんですよ、生ってる時に来れたら味わってください」と言われ是非とこたえた。お正月くらいの時季が良いそうだ。
っていうか、勝手に採って食べていいもんなの??

タグ:観:宮 観:遺 観:飾 観:池 動:虫 植:樹

永田ドライブイン

ファイル 3049-1.jpg茂原市高田の旧国道沿いにある食堂。

この旧国道は最近よく通るようになった新定番コースで、このドライブインと言う名の店はナビ地図にも出てたし、通るたびに人気店っぽく賑わって見えてて気になってた。けど、駐車場も満車っぽく毎度通過してた。
で、今日は手前の「やまべの郷」のヒマワリがまだ咲いてなかったので午前中早めに通れたせいか、まだ駐車場もすいていた。ので、これはチャンスと初めての立ち寄り。

店はいわゆる名前の通りのドライブイン食堂。オープンな印象でドアも窓もあいていた。 え? 冷房きいてないんだ。。まぁ少し蒸し暑いくらいで辛いほどではなかったからまぁいいかと席に着いた。

ファイル 3049-2.jpgメニューは多く、ずらっと並んだ献立の札が店の歴史というか貫録を示していた。
「今日のおすすめは勝浦のカツオの刺身とイワシフライです」と元気に案内されたけど、やっぱりカツオはちょっと腰が引けて、イワシも毎週続いてたので卓上のメニューもよくみた。
で、雑誌の切り抜きにもあった「マグロの巣ごもり定食」という聞きなれないメニューが気になった。ホワイトボードにも「当店人気」とあったのでそれにしてみた。

テーブルにあったチーバ君のうちわで扇ぎながら出されてた熱いお茶をちびちび飲んで待ってた。ら、しばらくして店の人が入口ドアを閉めて冷房がかかった。おお。つくんじゃん。ゆるかったけど。まぁ夏はこのくらいがイイってことね。

そして「マグロの巣ごもり定食」登場。
つまり「マグロのたたき」というか「なめろう」に卵黄がのったユッケ風なかんじね。

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そういえば先月海の方で「本マグロ中おち丼」とか食べたよなぁ、、とか思いながら食べてみた。けど、全然うまかった!
なんだろしっかり料理として味付けがばっちりでマグロの良さも引き立ってる。卵黄がいいのかな、、あ、わかった、ネギがうまいんだ。
割と量もありご飯がすすんでご飯の方が先に無くなってしまった。
これは料理だね。ごちそうさまでした。

会計の時に「巣ごもりってどういう意味ですか」と聞きたかったけど、だんだんとお客さん増えてきてて忙しそうだったので遠慮しちゃった。
また空いてる時間に来れたら寄ろうと思った。

タグ:食:弁 餐:魚