記事一覧

地魚回転寿司 丸藤

ファイル 3021-1.jpg鴨川市広場汐入の128号沿いにある回転寿司店。

広い駐車場の「潮騒市場」の一角にあるので寄りやすいは寄りやすいけど思い切り観光客向けな印象でそういう値段だろうなと思いこんでてちょっと敬遠してた。
けど、鴨川で何か軽く食べたいと思ってて結局また通過しちゃいそうな感じの今日は、高めでも回転なら一皿二皿くらいで出ればいいだろうと考え思い切って寄ってみた。

回転してる前のカウンター席について店内のボードにあるおススメとかを見た。
「本日の地魚」というのが、ヒラマサ、ヒラメ、カンパチ、サワラとあった。お、サワラ!春前に友達と九十九里に行った時に話してて食べたくなってたサワラの刺身!調べたら南房総の方で名物らしいと知って残念と思ってたけど、すっかり忘れてた今になって巡り会えた。

「地魚お試しセット」という四種一貫ずつのセットも惹かれたけど、他はいいやとサワラを注文。
立派な色の皿で出てきた。

ファイル 3021-2.jpg

んーなんか思ってたサワラの独特な風味がしっかり味わえなかったのはいきなりで舌が落ち着いてなかったのかな。。でもまぁ満足。

もうこれで良かったけど、やっぱり一皿で出るのはバツが悪くもう一皿。廻ってる皿で地物とあったスズキを食べた。
けどこちらはサッパリしすぎててやっぱりピンと来ず物足りなく、もう一皿と、メニュー見て安い皿のエンガワをたのんだ。
こちらはケチらずにボードにあったヒラメのエンガワの方にすべきかとも思ったけど、出てきたエンガワはもう充分とろける美味しさで満足。

ってわけで三皿で店を出た。ケチりながらも普通に食事するくらいの料金だった。悪くはないけどやっぱり太っ腹な気分の時に来なきゃダメだね、、と反省。
まぁサワラ食べれたからOK。いっそサワラだけ二皿でも良かったかも。

タグ:餐:鮨

野島崎

ファイル 3020-1.jpg南房総市白浜町白浜の房総半島南端にある岬。

参観灯台の野島埼灯台があるので何回か寄ったことあったけど、そういえば灯台に登ったのは十年以上前なのでこの点景は初になる。
今日は同じように十年以上振りのラーメンを食べてきたトコなので、じゃあこっちもと思って来てみた。

前の道は何度も通ってるので知ってるつもりだったけど、いざ寄ってみると岬の口の飲食店が並んだローターリーは駐車場じゃなくなってて広場になってスッキリしてた。手前に戻って道脇の駐車帯に停めて歩いた。

で、飲食のつもりはなく真っすぐ灯台に歩いて登ろう!と思ってたけど、「海の中が見える」と幟の立ってた遊覧船気になって、料金を見たら800円。ふと横の港を見るとすぐ出航しそうだったので気まぐれに乗船してみた。

野島崎は正直言ってとくに奇石があるようなダイナミックな地形でもなく、洋上から見てこそという景色でもなかった。
案内も灯台前のハートに見える岩というのが唯一のビューポイントらしく、あとは「海のない県から来た人は広い水平線を見て喜んでもらえる」と北関東民をいじってたけど、この時乗ってた客は七人中五人が千葉県民だったようだ。

ファイル 3020-2.jpg

まぁ個人的には景色はどうでもよく、船底に覗ける海中の様子こそ興味の対照で、ほぼずっと下を眺めてた。
港から出ると砂の模様から海藻までよく見え、魚が泳ぐのも見えたのでOK。昆布のような海藻は「カジメ」だそうだ。これがそうかー、刻んでトロトロになった食事でのしか知らなかったわ。
魚の種類までは分からなかったけど青いスズメダイも見れたし、遊びでシュノーケリングして泳いだ数十年前以来の千葉の海を覗けて嬉しかった。
岬くらいで折り返すと帰りにはなんとウミガメが観れた!海で泳ぐ野生のウミガメを見たのは初めてかも。(残念乍ら写真はピンボケ、、)運がイイらしく「午前中のお客さんのお姉さんは二回続けて乗ったのにウミガメには会えなかった」そうだ。
という軽い船のひとまわり。思った以上に楽しめて乗って良かった。

さてさて、そして本題の野島埼灯台。
まっすぐ進んで300円の参観寄付金を払って灯台を登った。
この「野島埼灯台」は幕末に各国と結んだ条約灯台のひとつで、明治2年の初点灯。大正の二代目の灯台が大震災で折れて倒壊して今のは三代目。
中はゆとりある螺旋階段で段も低く登りやすく、77段の階段とラストは鉄梯子をスイスイ登れた。

ファイル 3020-3.jpg

そして外に出て展望。
まずは西方向。洲崎への海岸線とさっき遊覧船で往復した海。船も見えた。
そして北方向。房総半島の山並。すぐ先が白浜城跡だとか。手前には駐車場の自分の車が見えた。
つぎに東方向。千倉への海岸線。こっちに浮かぶ船はアワビ漁の小船で海女さんが潜ってるのが見えた。
最後に南方向。房総最南端と太平洋。船で案内された「朝日と夕陽の見えるベンチ」が見下ろせた。
この灯台に登ったのは確かこれで三度目。でも十年以上ぶりなら新鮮で普通に楽しめるね。登る前に船に乗って案内きけてたのもよかった。ゆっくり風を浴びて眺めてから下りた。

そして灯台資料展示館「きらりん館」に入った。

ファイル 3020-4.jpg

簡単な展示ながら霧笛の音とか歴代の灯台の模型の灯りをつけたりとちょこっとギミックあったし、航路標識測定船 LL01「つしま」の模型も細かくて良かった。

あとは野島崎の岬をひとまわり軽く散歩。岬っていうか楽に散歩して廻れる大きさの小さな半島って感じ。樹上で鳴いてたヒヨドリを眺めつつ、東側にまわってニワトリのいる海洋美術館の林を抜けて海沿いに出た。ら、キレイな遊歩道には逆向きに矢印が書かれてて、どうやらこっちからは逆回りだったようだ。人もそんなには多くないしまぁいいでしょ。

ファイル 3020-5.jpg

南端には「最南端」の石碑や南アフリカの大きな石などがあり、「朝日と夕陽の見えるベンチ」は海側の岩の上で、降りる時少し怖いと聞いてたので興味あったけど、登った人がくつろいで動かなかったので通過した。

遊歩道はこの南端から西側に見るものが多くこっちがメインって感じだった。
まず「伝説の岩屋」という洞穴があり、源頼朝が雨宿りしたという伝説の岩屋だそうで、タコの海神を祀っていて、タコの前に配されたアワビの貝殻に賽銭が入ると開運が叶うとか。。
一円玉があったので試してみてら、三円目で入った。ナイス!と思ったけどそういえば何も願いを掛けてなかったわ。。

ファイル 3020-6.jpg

磯の波際も近かったので少し歩いて磯を眺めるとカニが沢山いた。

あとはいくつかあった緩めの裸像を見つつ、里見のことが書かれた石碑を読みつつ歩いた。
この野島崎は結城合戦で敗走した里見氏が三浦半島から渡った上陸の地だそうだ。えーじゃあさっきの岩屋も里見義実が雨宿りしたって事にしとけばよかったのに、、いろいろありすぎると信憑性うすいよなぁ。
最後にトビウオの像を見て車に戻った。

何度か寄ってるとこだし、、と期待うすく立ち寄ったトコだったけど、遊覧船なんか初めてだったし、細かいとこは忘れてたりしてて新鮮味あったりして、逆にすごく充実の休憩だった。
忘れてるっていうのもいいもんだね。前来た時(07年、08年)の写真を見てみたら「伝説の岩屋」とかしっかり見て写真撮ってたわw

タグ:観:灯 観:船 観:館 観:装 観:園 観:伝 観:像 楽:乗 楽:眺 楽:験 景:海 景:洞 景:磯 植:草 動:魚 動:鳥 動:虫

梅乃家

ファイル 3019-1.jpg富津市竹岡の127号沿いにあるラーメン店。
千葉のご当地ラーメン「竹岡式ラーメン」発祥の店。

以前に何度か来てたけどCR-Xに乗ってた頃以来だから十年以上振りだし点景にしてない。(コワクにはしてたかな)
という感じでかなり久々に来てみたけど、月曜の11時過ぎでもやっぱり店前には待ってる客がいてその人気ぶりがうかがえた。
っていうか通るたびにその行列は見掛けてて知ってたのでやっぱ休日に比べたら少なく、裏の駐車場に車を停めて自分が並んだ時には前には二人組の待ちがいるだけだった。
で、先に注文聞かれて「チャーシューメン」をたのんで待った。
店に入ってラーメンが出て来るまで20分。まぁ順調。

さてこの梅乃家さん、ラーメンの味も極端なんだけど、昔ながらの千葉の大雑把で雑な印象そのままの店の雰囲気もあって好き嫌いが別れる店。僕は好きだけど友達は嫌ってた。
出てきたラーメンも汁零れてたし、レンゲもそこに直に置くのかという大雑把さ。ネットの口コミ全盛の今の世でこれでも人気店なんだからみんな千葉に理解があるよなぁ、、と感心する。(自分も若い頃はこういう雑さがイヤで長い間千葉が嫌いだった)
千葉の魅力wはさておきラーメンラーメン。いただきます。

ファイル 3019-2.jpg

うん、これぞ醤油!これぞ竹岡!
竹岡式ラーメンはその後何軒か他の店では食べてて、どこもおいしく、並ばないからこっちでいいや、、とか思ってたもんだけど、久々に食べてみるとやっぱりオリジナルは違うわ。例えるならビートルズの「ヘルタースケルター」、他のバンドがカバーしたのを聴くと演奏がうまくて纏まってて聴きやすくても、キレた感じやイッちゃった感じが無くてオリジナルこそと常に感じる。そんな感じ。
このラーメンも相当キレてて正直言って日本一の体に悪そうな御当地ラーメン。この濃さがたまらない。
でも汁の濃さもサルことながらチャーシューの濃さも更也で、チャーシューの後だと汁もやさしく、食べ進むと全然問題じゃなくなってきて面白い。
そして賛否両論の乾麺の麺は思ったよりそうと感じずいい柔らかさ。昔は都内でも乾麺のラーメン屋ってわりとあったんだよね。なつかしい。(職場の隣のラーメン屋がそうだった)

ファイル 3019-3.jpg食べてて気がついた。あれ?玉ねぎ入ってないよなぁ、、
店の人に聞いてみると玉ねぎは薬味としての別売りだそうだ。そうだったっけ?「後からでも出せますよ」というのでいただいた。茶碗一杯の玉ねぎは微塵の切り方も中々大雑把だったw

ってわけで後半は玉ねぎの甘味で味の確変。濃さに変わりはないけどね。もちろん汁まで飲み干して御馳走さまでした。今血圧どのくらいだろうねw

店を出た時に店のおばちゃんも外に出てきてたので「10年ぶりくらいの来店ですけど玉ねぎって前から別でしたっけ?」なんて聞いてみた。
ら、昔の先代の頃からずっとそうだったそうだ。でも玉ねぎの値は年によって変動大きくて結構大変なんだとか。「スタイルは変えないけど、値段は少しずつ変えてて申し訳ないです」というので「いやいや人気店は高いくらいじゃないとダメですよ」とか話しつつ、また忘れないうちに来ますと言って店を離れた。

ファイル 3019-4.jpg

で、素直に駐車場に戻るのではなく、国道に出て店を撮ったり、対向車側に渡って港町の屋根の先の内房の海を眺めたりした。
トンビがたくさん空に揺れてぴーひょろろ。うっすらと対岸の三浦半島も見えていた。港まで降りてみようかな、、とも思ったけど、やっぱラーメン屋の駐車場に置いたままはよくないよなと思い、駐車場に戻った。
 
 
ちなみに前に来た時のコワクはメニューに無くて探しちゃった。。
随時版の日誌「05.12.05」からだけのコワクだった。
これは最初に来た時で、その後も来てた筈だけど見つからず、何年ぶりかは分からなかった。。
っていうかしっかり玉ネギの薬味は別になってた。

タグ:餐:ら 餐:肉 餐:菜 観:発 楽:話 景:海 動:鳥