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筑後川昇開橋

ファイル 1380-1.jpg佐賀県佐賀市諸富町と福岡県大川市の間を流れる筑後川下流部に架かる国重文の昇降式可動鉄橋。

その大川側の袂に日帰り温泉「大川昇開橋温泉」があり、来てみたら橋の部分が公園になってたので、もう暗いけど風呂の前に歩いてみた。
公園の階段を登るとそこは「筑後若津駅跡地」だった。
ああ、鉄道用の橋だったのね。

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ここは旧国鉄佐賀線として昭和10年に竣工し、昭和62年の国鉄民営化直前の廃線前まで現役の鉄道橋だったそうだ。
でも廃線後も解体されずに平成8年に公園の遊歩道橋に補修。公園内にタイルが線路跡になってるのが寂しいねぇ。
鉄道ファンだったら列車でこの橋を渡ってみたかっただろうね。

そしてライトアップされて彩られた橋を渡ってみた。
ちょっとカップル向けのスポットか?って感じだったけど、そういう人影はなく気楽にゆっくり歩けた。
橋の鉄塔は30mで東洋一、更に現存する可動橋としては最古の物だそうだ。

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うん、なかなか立派でカッコイイ。ライトアップされた鉄橋っていいねぇ。鉄骨感がイカス。
夜は中間の昇降部は上がりっ放しだけど、昼間は一時間毎に下がるそうだ。

対面の佐賀県側にも二人組の人影があったのでカップルかとおもった、、ら、向こうも男の二人組だった。(いや、そういうカップルだったのかも? なーんて向こうにも思われてたりしてねw)

そして橋を戻って「大川昇開橋温泉」へ行った。


ファイル 1380-4.jpg温泉は入口で見たら『温泉券付き選べる定食セット』で1000円というのがあって(入浴は600円)
「これめちゃくちゃ安くない?」と二人で言い合ってそれにした。

そして入浴。
湯は薄く濁った源泉掛流しで、大きい内湯からも露天からも正面に昇開橋が見えた。

いつもの如く露天風呂で話ながらゆーっくり入ってたけど、そういえば風呂に入り始めたのはもう8時前。「食堂って何時までやってるんだ?」と不安になり、少しあわててあがったのが9時頃。

でも食堂は普通に賑わってて10時半までやってるそうだった。
「なーんだ慌てることもなかった」と思ったけど、選べる定食セットは売り切れメニューが増えてあまり選べない状態だった。。トホホ。
ってわけで「鯖竜田揚定食」にした。

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うん、ふつーに柔らかい鯖の竜田揚。ふつーにおいしかった。
近所の日帰り湯に欲しい値段のメニューだわ。
友達のくにさんは+500円の「ステーキ定食(だったかな?)」にしてた。見た目豪勢だけど「そんなにたいしたことないから1000円のセットの方がよかったかも」と言ってた。。

せっかく九州まで行ったんだから、リーズナブルな食事で喜んでないで何か特別な料理を食べなよ、、と思われるかもしれないけど(帰ってきてからの自分もそう思う、、)このくらいの気負いなさがいいんだよね。
いいもの、、面白い物、、とか思ってると食事自体逃しちゃうからね。

あーそういば、、近くの席の人が食べてた「エツの南蛮漬け」(エツというのは有明海にしかいない魚だとか)というのも興味引いて追加しようかと思ったけど、、鯖の竜田揚と並べて食べるのもどうかなと思ってヤメた(;^_^A
(そこは喰っとくべきだろうww)

タグ:景:川 観:鉄 観:橋 観:重 観:装 観:光 楽:湯 観:模 食:定

道の駅 鹿島

鹿島市音成甲の207号沿いにある道の駅。
この道の駅は佐賀の行きたい場所といって真っ先に頭に浮かぶくらいのお気に入りの場所ではあるけど、02年05年以来の三回目の来訪。
やっぱり何と言っても目的は有明海の干潟!

で、車を下りてさっそく眺めよう!と思って歩いてみると、海に出る前の建物に「ミニ水族館」とあった。
え!そんなのあるんだ、、いつの間に(十年も来てなきゃ変わるわな)
時間は5時までで、あと三十分もないので先にちょっと見てみようって事になった。

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これがこれが、水槽は小さめだけど意外と種類も多く、有明海メインの濃い水族館だった。
アリアケ海のエイリアン「ワラスボ」から始まって、カニ、エビ、イソギンチャクにクラゲまでいた。
魚はハゼ系のものが多かったけど、有明海のみの生息とか絶滅危惧種とかも多く、「ヤマノカミ」なんて初めて見たけど、赤いエラといかめつい背中でかっこよかった!

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そして管理の人の案内が濃く深く面白く、いろいろ聞けて楽しかった。有明海のムツゴロウはここ数年でかなり数が増えてきているんだそうだ。へー。なんとか旨い料理にして売り出せないかと創意工夫中とかww

水族館の奥は双眼鏡が並んだ「干潟展望室」になっていた。これなら雨でもバッチリだ。
ん?あ、ここは!初めて来た十三年前には食堂だったトコだ。「ムツゴロウ定食」を食べながら(うまくなかった)雨の干潟を眺めたっけw

さて、晴れた日に展望室で見る必要はなく、そろそろ海に出ようと歩くと「千葉市」っていう文字を見かけた。?なんで千葉?鹿島つながりで茨城の水戸市とかなら洒落が効いてると思うが、、なんて思って良くみると、「千葉市」じゃなくて「千市」という農産物売場の名前だった。。

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ちょっと覗くと、ここにも「みかんソフト」があった。んーどうしようかなと迷ったけど連続じゃ腹に来そうだからヤメといた。(ソフト好きな友達のくにさんは買って食べてた。太良と変わらず美味しかったようだけど、こっちの方が缶詰みかん風に甘めだったそうだ)

そして、いよいよ有明海。
「干潟体験」の泥遊びをしてた正面を避けて(その干潟体験も終了の時間のようだった)少し脇に歩いて、段々を降りて目前に広がる干潟の海を眺めた。

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干潟ではあちこちでチョコチョコ動くカニが見えた。
ん?あれもカニ、これもカニ、カニしかいないなぁ、、、
おかしいなぁ、ムツゴロウは増えてきたって話じゃなかったっけ?
と、目を懲らして探したけど、目視で見える範囲には見つからなかった。。

そして、くにさんが「ちょっと見てまわってくるね」と引き返してしまった後にもう少し先に移動して見てみた。

ら、
川の筋っぽくなったトコのまわりでムツゴロウ発見。
っていうか、この辺にはあちこちにムツゴロウが沢山いて、黙視で観察できた。ナイス。

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これがねぇ、かわいいんだわ。
ひょこひょこと前鰭で這うように歩きまわって。
たまに喧嘩したり、威嚇したり、追いかけたり、飛び跳ねてみたり、背鰭を広げてみたり、二三匹列になって歩いてみたり。
仲いいのか悪いのか、わざわざちょっかい出してじゃれあってるようにも見えて微笑ましい。

しばーらく飽きずに眺めて、思い出して写真撮って動画撮って、飛び跳ねるトコを狙ったりしてたけど、その瞬間は撮れなかった。

そして、海見ながら食べようと思って「千菜市」で買った「焼きだご」という郷土菓子を食べてみた。(手に持ってて忘れてた)
粉モノの薄くぺろんとした柔らかい皮に包まれた黒糖の菓子だった。

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いつまでも見飽きずに四十五分ほど眺めてたけど、トイレ行きたくなって戻った。
あーそういえばくにさんどうしたかな、、(車で寝てたみたい)

戻ってみると、まだ全然明るいけど6時を過ぎて完全に店も閉まって、あれだけ混んでた駐車場も嘘のようにすっかりガラガラ。

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夕方のギリの時間ながら、来たかったトコでゆっくり楽しめて大満足。
後はもう戻る方向だねと相談しつつ、少し話しつつゆっくり出発した。

タグ:動:魚 動:虫 観:館 景:海 景:浜 楽:眺 餐:菓

道の駅 太良

ファイル 1378-1.jpg太良町伊福甲の207号沿いにある道の駅。
ここは初めて立ち寄った。
さすがに連休で混んではいたけど、もう時間も遅めだし結構広めの駐車場の道の駅なので奥の方は余裕で停められた。

ファイル 1378-2.jpgまず最初に目についたのは店前に小舟がある「かき焼き館」。
太良のこの207号は「かき焼き街道」と幟が出てたし、牡蠣焼き小屋で有名な地域だというのはウェブでも見て知っていた。
けど、時期じゃないよね。。 スルー。

そして物産館を覗いた。
そういえばここら辺は「竹崎かに」が名物らしく幟とかも見かけてたので土産にどうかな、、とか思って見てみたら、もう売り切れだった。連休の夕方じゃ駄目だね。
(奥に煮上げたパックの竹崎かには売ってた。渡りガニだった)

ファイル 1378-3.jpgで、それよりもまずはソフトクリーム。そういう季節でしょ。
ここの道の駅のソフトは「太良みかんソフト」
JAFカードで50円引きだった。

これは若干シャーベット系で、すっぱさはない甘めの程良いミカン味。ヒンヤリとおいしかった。

で、ソフト食べながら裏に歩いて海を見た。
途中に「棚じぶ」見学できます!ってポスターがあった。
興味持ったけど、  え、あの小屋がそれ、、という感じのものだった。見なかったことにしよう。

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有明海は広く青くいい眺めだったけど、水面は堤防の下で少し距離もあり、潮も引き切ってはいないくらいだったので、ここでは干潟の生物は見れなかった。
残念。でもまぁ次もあるさ。

ファイル 1378-5.jpg車に戻る時に、物産店入口の御当地コロッケ売り場の「カニだしコロッケ」っていうのも気になってたんだけど、もうモノが並んでおらず、一応聞いてみたけどやっぱ「今日は売り切れ」。。
そのかわり「もうラストだからおまけするよ」と、隣に並んでた「特大カニカマ天ぷら」を半額で購入。

おーとりあえず名物のカニ商品ゲット!とか思ったけど、、良く考えたらカニカマってカニ入ってないよな。。。
(でもうまかった)

タグ:餐:冷 餐:揚 景:海 観:装 道の駅

潮受堤防展望所

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諫早湾を閉鎖して作られた堤防上にある諫早湾干拓堤防道路「雲仙多良シーライン」の中間地点の調整池側にある駐車場。
売店は無く、トイレのほかには展望用の歩道橋が架かってるだけのシンプルなパーキング。
なのですることは眺望休憩。簡単でいい。

まずは南の雲仙岳方向の来た道を振り返る。
うーんまっすぐだねぇ。
その道の先に薄っすらと雲仙普賢岳も見えていた。
道からは覗けなかった諫早湾の海が青く見えて、調整池側とはやっぱりもう違う雰囲気。
でもやっぱ地形的には海を分断した姿であって、海の中の一本道に見えるよね。

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そして北方向。
こっちは正面に多良岳の山々がはっきり見えていた。

歩道橋を渡ると正面の東方向は有明海の海。「海辺におりるな」「釣りするな」としつこく書かれてた。
脇の放水口から放水されていて、脇にいた女性が構えるカメラの先はその放水口かと思いきや、水辺のアオサギだった。
?アオサギが珍しいのか?シラサギはその先の水際に沢山いた。

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歩道はその先ちょこっと土手の上進んで終了。
自転車専用道路くらいつくればいいのに、、(つくったらそこから海に降りる人がいるだろうね)

そして歩道橋を戻って西方向は調整池。
こっちは対岸の諫早市の低い山と小さい島が見えた。
トイレの脇前に諫早湾干拓事業のパネルの説明があった。

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タグ:楽:眺 景:海 景:湖 景:山 観:道 観:P 動:鳥

まるきよ亭ラーメン

ファイル 1376-1.jpg熊本市西区松尾町上松尾の501号沿いにあるラーメン店。
僕は一番好きな御当地ラーメンは熊本ラーメンなので、やっぱり熊本に来たらはずしたくないって事で、進んでる道の沿線に見つけたこのみ瀬に立ち寄ってみた。
(くにさん>事前に打ち合わせしてなくて咄嗟でゴメンでした)
店名の「まるきよ」が丸の中に「きよ」と書かれてて、一瞬和歌山ラーメンっぽい店名だなぁ、、とか思ったけど、まさかねーと入店。(そういえば以前に熊本の市街で醤油ラーメン食べてガッカリした事あったっけ、、)

さて、店内でメニューを見ると丼セットや定食などのメニューも充実しててガッツリ食べられそうな感じの店。
だけど、僕はラーメンで大盛にした。
友達のくにさんは肉丼セットだった。

ふと「くにさんは熊本ラーメン好き?」と聞いてみたら「前に『桂花』で食べて合わなくて苦手」だそうな。。あーなんか悪い事しちゃったかな。。
でも僕も桂花はあまり好きじゃないからどうだろうか。。

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ってわけで、ラーメン大盛。もちろん熊本。
麺は細めストレートで熊本っていうより博多風だったけど、汁はちゃんと熊本味。やっぱいいね。
濃い熊本が好きな僕的には少々薄めであっさりした感じだけど、苦手意識のあるくにさんには丁度いいくらいかと思った。
毎回熊本では市街の人気店とか調べて行くだけに、薄めだとイマイチとか思うけど、今日はそういう店じゃなくて市民の味的な普通な店に来てみたかったのでバッチリ思惑通り。おいしかった。

ファイル 1376-3.jpgそして、くにさんがたのんだセットの肉丼は、肉の量がボリュームあってしっかりした丼で驚いていた。
おおーうまそう。そっちでもよかったなぁ。

これはリーズナブルで庶民的で良心的ないい店だ。
昼は連休より平日の方が混んでるんじゃないかな。
メニューも多いし、もっと熊本が近ければなぁ、また来たいトコだけどなぁ。

タグ:餐:ら

道の駅 美里「佐俣の湯」

ファイル 1375-1.jpg美里町佐俣の218号沿いにある道の駅。
日帰り温泉がメインの道の駅。っていうか日帰り温泉が道の駅になったものだそうだ。
そんなわけだから、入浴せずとも食事だけでも構わないだろうということで来てみた。(道の駅じゃなくとも普通は入浴せずに食事だけで利用できると思うけどね)

そしてここの温泉の食堂も赤牛の料理をリーズナブルに食べれるそうで、期待して温泉へ進んだ。

ファイル 1375-2.jpgさて、温泉は結構入口から混んでいた。(夕方は更に混むそうだけど)
入ったトコにあったこの施設の立派な模型を眺めつつ館内に上がった。

で、もちろん食事だけの利用も可ということだけれど、食事は11時半からということで、、あと20分。。
えー普通遅くても11時からじゃないの?とか思ったけど、そこが温泉メインの施設って事なんだろうかね。タイミング悪かったと簡単に諦めた。(後から思えば、友達と一緒なのに何でたかだか20分程度待たなかったんだろう、、赤牛は惜しかった)

戻ってきて駐車場前の物産館を覗いた。何か食べれるものないかなーと思ってパンを買った。
入口で試食に貰った揚げたゴボウが美味しかった。(けど買わなかった)

そして出発。買ったパンは走りながら食べた。

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「道の駅七城メロンスペシャル」というメロンパン。
中にメロンジャムと生クリームが入ってて美味しかった。

へーここら辺はメロンが特産なんだ、、
とか思ったけど、帰ってから調べてみたら実は全然違くて、これは菊池市の道の駅「七城メロンドーム」という所の商品だったらしい。
菊池市は同じ熊本県内だけど全然別の地域。
行ってない地域の名物食べて喜んじゃってたのね。。。
(赤牛は惜しいけどメロンパンはおいしかった、、という記事にしたかったんだけど残念を重ねた内容になってしまった)

タグ:餐:麭 観:模 道の駅

大窪橋

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美里町大窪にある石橋。
今度はさっきの「霊台橋」から一転して小さく可愛らしい里の風景に馴染んだ石橋に来訪。

友達曰く「こんな小さな川なら石橋じゃなくて木橋で充分だったんじゃないか?」

うん、たしかに。
もう石橋がはやっちゃってて猫も杓子もの状況だったのかな?
ウチんとこも石橋じゃないとカッコつかんたい!みたいな。。

架橋は嘉永2年(1849)の江戸末期。(霊台橋の少し後)
ここは日向往還の街道ではなく、昔から街道から集落をつなぐ道だったそうな。

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ファイル 1374-3.jpg渡ってみると欄干が大きく見えるけど、多分橋が小さいからで、霊台橋と変わらないくらいだと思う。
ウェブで見ると脇の桜がきれいそうで桜シーズンの雰囲気あるスポットって感じだけど、緑の季節でも雨でもそれはそれでいい感じ。

三基の石橋(昨日の山口のを入れたら四基)を見てきたけど、それぞれ違う雰囲気で楽しめて良かった。

タグ:観:橋

霊台橋

ファイル 1373-1.jpg美里町清水から豊富船津の間に流れる緑川に架かる国重文の石橋。
これも現国道の218号のすぐ脇だけど、少し間開いてるから全体をよく観賞できる形になっていて有り難い。
弘化4年(1847)の江戸時代の架橋で、明治以前の現存の石橋では国内最大の橋らしい。(あれ?通潤橋よりも大きいの?)

さてさて、橋の前の小さな駐車場はまだ空いてて無事停められ(みんなまだ通潤橋かな)早速橋に歩いた。

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おおー

でっけー! かっけー!

霊台というのは展望台の事らしいので正にその名の通りという感じの大きな石橋。
橋の上は歩道になってて渡ることが出来た。
渡ってみるとドッシリとした大きさで、低いながらも欄干があって安心感バッチリ。石橋って揺れないから地面みたいだよね。
少し脹らんだ中央を越えて気分良く渡れた。

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ファイル 1373-4.jpgこの道も先ほど行った「聖橋」同様、日向往還の街道として架けられたんだけど、明治後期に車道として使うために橋上に更に石垣を積んで脇道との段差を無くして使ってたそうだ。
渡った先の石の案内板に図解されていた。
そして昭和に入っても現役だったそうで、隣に鉄骨製の新霊台橋が架かる昭和41年まで現役の国道218号として使われていたらしい。すげー。

その後に国の重要文化財に選ばれて、積みたした石垣を外して元の姿に戻して現在の遊歩道橋として保存されているわけだ。
ごくろうさま。

ファイル 1373-5.jpg戻ってきた所に石の塔みたいな祠みたいなのがあった。これはなんだろう。。
まわりに石碑のように文字が書かれてて、工事で亡くなった人の名とかで慰霊塔かな?と思ったけど、「祝」とかあって、橋を架けた偉業を讃えるような文章だったりした。
(これは帰ってからウェブで見てもどこにも載ってなくて判らなかった)

今回は通潤橋は行かなかったけど、この橋で充分満足。
やっぱり昔の建造物はカッコイイねぇ。
直に見ると迫力あるねぇ。

タグ:観:橋 観:重 景:川 観:道 観:塔

小笹円形分水

ファイル 1372-1.jpg山都町小笹の笹原川にある分水施設。
県道沿いに駐車場があって停めて歩くと、造られた小川の流れる親水公園のような道が少し続く。
県道の脇なので、もっと近くに駐車場つくればいいのに、、とか思ったけど、まぁこれはこれで水が流れる感じの演出って事でいいかな。

そして「円形分水」
農業用水となる水を水田面積に応じて均等に分配する装置。
ここでは七割弱の水を通潤橋に流しているそうだ。

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この装置は昭和31年の完成だそうで、九州内の他の所にはもっと古いものも残ってるとか。
江戸時代に出来た用水路の通潤橋にばかり水を流さずにこっちにも水くれーとかもめてたのかな。

少し先に通潤橋用の取水口があるとのことで、流れ来る水路に沿って歩いてみた。

道はずっと舗装されてて歩きやすく、途中で脇の川に「笹原の石堰」というのがあった。
嘉永元年(1848)に造られた潅漑用石磧の現存物だそうだ。
石垣が亀の甲のようなので「カメ堰」と呼ばれて親しまれたとか。

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そしてその先の先にコンクリの取水口。
こっちは歴史も何もなく普通で面白味なかった。。

そして来た道をのんびり戻った。
来る前に「円形分水って面白そう」と言った僕に対し友達のくにさんが乗り気ではなかったのも何となく分かるな。一度来てたらもういいもんね。

ファイル 1372-4.jpgでも九州まで来ておいて、近所を友達と歩いてるような、のんびりした気侭な散歩休憩て感じがいいね。
千葉を廻ってても熊本を廻ってても変わらぬゆるいテンションで過ごす休日。
ドライブ常に斯くしもがも。

タグ:観:装 観:堰 景:川 楽:歩

聖橋

山都町野尻の218号沿いにある石橋。

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パッと見、現国道の218号本線として使われてるように見えるけど、そうでは無くて、218号の橋を隣にぴったり着けて架けている形。
現在の車道を引くと大きさの割に細い橋って感じがする。

天保3年(1832)の江戸後期に日向往還の街道として架けられた橋。
側面に生えた雑草が自然の一部と化してるかの如く思わせる歴史を重ねた構造物。
いいねー。味あるねー。

幅5mの橋の上は立ち入ることは出来ず。草が刈られてきれいになってたけど欄干がないから渡るのはちょっと怖いかも。(昔から無かったらしい、、、ガクブル)
隣の現国道の歩道から覗けるので高さは判る。

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昭和初期には隣にコンクリの橋が架けられたそうなので、国道になることはなかったようで、この橋を自動車で渡ることは無かったと思うけど、手押し車ならありそうだね。
昨日、山口の車で渡れる石橋(大正築)に喜んでたけど、年代物はやっぱ眺めて楽しむのがいいかなと思った。

タグ:観:橋 観:道

幣立神宮

ファイル 1370-1.jpg山都町大野にある神社。
ここは実は自分のネタ帳にも載せてた。中央構造線上にある高天原神話の発祥の地、天津神が降臨した地ということだそうだ。

あまり深くは調べてないけど、世界有数のパワースポットとして有名とのことで、ウェブで見るとスピリチアル的なサイトやブログでかなり取り上げられてて大事にされているようだ。
なので、ウチのようなフラリ立ち寄りサイトで軽いこと書いて怒られないか心配だけど、、注目されるようなサイトでもないので大丈夫だろうといつもの調子でいきます。

ファイル 1370-2.jpgで、まずは長い石段。
んー数年前は楽勝だったんだけどなぁ。太るとだめだなぁ。。
長距離の出掛け先ではあまり体力を削りたくないんだけど、まぁそんなこと言っててはどこも寄れないし体にも悪いのでレッツゴー。
すたすた登る友達のくにさんに置いて行かれる感じで、無理せず休憩入れて登った。

そして息を整えてお参りした。

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社殿は思いのほか大きくはなく、飾りも少な目で実直な清廉な印象。拝殿内で祈祷が行われてて中が開いていた。

そして境内には数々の神木があり、立て札と説明があったんだけど、どれもよくわからなかった。。

まず気になったのが右の真ん中にある枝木の集まった様な木で、桂かな?と思ったらそうではなく、「天神木」の頭頂部にあった「高千穂」と呼ばれる部分だそうで台風で折れて落ちたものだそうだ。
その「天神木」は拝殿のすぐ脇に「伊勢の内宮」との標柱のある樹(杉かと思いきや檜だそうだ)で、なるほど折れていた。こちらは神漏岐命と神漏美命の降臨された御神木。

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その奥の本殿の脇に「伊勢の外宮」との標柱であったのが、天之御中主神が植えたとされた御神木。

他にも「昭和緑の天神木」とか「日露の大役記念の真木」とかいろいろあった。

そして拝殿の左側の奥には「東御手洗」という神水の場所に下る道の入口があった。
んー。。。どうしようか、200m下るらしいけど、また登ってここに戻らなきゃいけないのかなぁ、、と迷った。

ここの神社の困ったところは、境内や付近の案内図がないということ。いろいろあって興味深いけどどこに何があるのか、進んだら戻らずに帰れる道があるのか判らない。。

ファイル 1370-5.jpgというわけで「東御手洗」へは行かずに、可愛らしいお地蔵さんを眺めて(神社でお地蔵さん?)登って来た石段を下った。

その石段の途中の中腹で左右に広めの道が伸びていた。
あ、この道を右に進めば高低差無く「東御手洗」に行けるんじゃないか?そしたら上り下りなく戻れるし、、なんて思って曲がってみることにした。

この道沿いにも「火の玉神木」とかあったり、片側にしか枝の生えてない檜も混じってて面白く、森の感じも良かった。
(けど、反対側に曲がれば「五百枝杉」とか「高天原」という野原もあったそうだ、、)

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で、結局「東御手洗」には出れず「御神陵」という神のお墓?みたいなトコに出た。
そして石段の参道まで戻らずに途中の道で下って駐車場に戻れた。

素直な感想としては森や樹々古木の感じは良かったけど、特別な感じを受けることもなく、案内図がないのも手伝って良く分からない所でした。

タグ:観:宮 観:発 植:樹 景:森

白川水源

南阿蘇村(旧白水村)白川にある白川の源流遊水池。
60t/分トンの水が湧き出る阿蘇の水源で、もちろん名水100選。

友達に阿蘇で他に行ってみたいトコを聞かれて、まず浮かんだのがココなんだけど、話をしてた前の休憩地「あそ望の郷くぎの」ではまだ曇っちゃってたし、「ちるの嫌いな有料スポットだよ」ってことだし、「他と比べたら全然小さいよ」ってことで、んーじゃあーいいか、、ココにも水汲み場あったし、、

ファイル 1369-1.jpgって話になって、寄らないもんだと思ってたけど、晴れて気が変わったのか何故か寄り道。まだ朝で駐車場もガラガラだった。

入口は石の鳥居をくぐる。あ、神社なのか。
神社の境内の池なのか。
神社なのに有料なのか?とか思いつつ進んだら、ちゃんと料金所があった。保全協力金という名目で\100払った。まぁそのくらいならね。

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中にはいるとすぐ目の前に綺麗な水の流れの池のような川があった。足ポチャしたいーとか思ったけど、柄杓が置かれた水汲み場のようだった。残念ながらまだ空きPETは無いので汲めずに眺めるだけ。
でも朝の森の木漏れ日みたいな爽やかな雰囲気と相まってとても良かった。

ファイル 1369-3.jpgそして水源は奥との案内を見て、また石の鳥居をくぐって奥に進む。
この鳥居に生えたシダやコケがしっとりいい感じ。

その先には少し深そうな池のような川。
ここで水中を覗くと、水の湧き出してるのが見えた。
(でも水はもっと先から流れ込んでるんだから、此処だけじゃないんだろうけど、見てた時は気にならなかった。。)
ここは爽やかで清々しく瑞々しく、水底の水草もいい感じで暫く眺めていた。

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魚はいないみたいだな、、と思ってたけど、良くみてたら小魚は沢山いた。何の魚だろ?(後で料金所で尋ねたら「アブラハヤ」だそうだ)

ファイル 1369-5.jpgそして白川吉見神社にお参り。
さっき\100払ったので、ここのお賽銭はケチった。ふふん。
いつもは本殿とか造りとか見てまわるとこだけど、ここはやっぱり水がメインであまり神社には興味湧かなくサラリと参った。
阿蘇神社の末社だそうだ。

ファイル 1369-6.jpg鳥居を出ると脇に「いやしの足水場」というのが出てた。7月から9月とはあったけどどんなもんかと行ってみた。
ら、
足湯のようなコンクリの槽があった。
あーこういうのね。

そして料金所を出た先に、境内から流れ出た川に下る段があった。
おお、ここで足ポチャ出来るじゃん。
とサンダルで川に降りた。

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んー気持ちイイ。
小さな滝も石肌の水苔も爽やか。ちょっと裏な場所だったけど充分きれいな水の流れで楽しめた。


正直に言えば確かに全国の他の水源スポット(北海道の京極とか、富士の忍野とか、柿田川とか、、)に比べて小さく、これだけで有料かと思っちゃいそうな場所ではあるけど、朝日の爽やかさと人が少ないいい時間に来れたおかげでとても好印象のいい場所だった。
今年初の足ポチャも堪能できたしね。

タグ:景:川 景:泉 観:選 観:宮 動:魚 植:草 楽:浸

あそ望の郷くぎの

ファイル 1368-1.jpg南阿蘇村(旧久木野村)久石にある広い駐車場の観光休憩施設。
飲食店や農産物売場の他にモンベルのアウトレット店があったりした。
朝だからガラガラだったけど、昼間は混むんだろうね。

その駐車場の手前に「古代の水」という岩場の水汲み場があった。
阿蘇の南外輪山の湧水で、「柏木谷遺跡の時代から最近まで周辺集落の生活用水として使用していた水」だそうだ。

あー
飲み水は朝買ったばかりで足りてるし、空きのペットボトルもないし、、
ということで取り敢えず顔を洗って腕まで浸した。

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(後ろの赤牛は作り物です)

友達のくにさんの話では、ここはリーズナブルに食事できて眺めのいい休憩場所だそうで、阿蘇山が噴火したときも(まだしてるのかな?)ここに噴煙を見に来たとか。

そのリーズナブルな食堂はもちろん朝から開いてるわけはないんだけど、店頭のメニュー見たら、確かに安い。赤牛の牛丼が食べたい。。(ちゃんとした値段の赤牛専門店も隣にあったけど)

そして建物の裏には、北の広場越しに阿蘇山を眺望できる展望デッキが通しであった。
けど、もちろん阿蘇山の方向は雲だらけ。
何も見えず、案内板の写真見ながら想像のエア眺望。

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デッキ中央に南阿蘇の「かなばあさん」という地場自消キャラクターがあったり、足元に赤牛が座ってたりと写真ポイントも多く楽しそうな場所だった。

少しゆっくり休憩しつつ、この先どう進むか話し合って出発した。


正直、下手な道の駅より全然充実してそうだとか思った。
けど、帰ってきて地図見たり調べてみたらここも道の駅だったそうだ。どこにも表示されてなかったのは今年4月に登録されたばかりだったからのようだ。

タグ:観:水 楽:浸 楽:眺 観:像 観:キ 道の駅