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霊台橋

ファイル 1373-1.jpg美里町清水から豊富船津の間に流れる緑川に架かる国重文の石橋。
これも現国道の218号のすぐ脇だけど、少し間開いてるから全体をよく観賞できる形になっていて有り難い。
弘化4年(1847)の江戸時代の架橋で、明治以前の現存の石橋では国内最大の橋らしい。(あれ?通潤橋よりも大きいの?)

さてさて、橋の前の小さな駐車場はまだ空いてて無事停められ(みんなまだ通潤橋かな)早速橋に歩いた。

ファイル 1373-2.jpg

おおー

でっけー! かっけー!

霊台というのは展望台の事らしいので正にその名の通りという感じの大きな石橋。
橋の上は歩道になってて渡ることが出来た。
渡ってみるとドッシリとした大きさで、低いながらも欄干があって安心感バッチリ。石橋って揺れないから地面みたいだよね。
少し脹らんだ中央を越えて気分良く渡れた。

ファイル 1373-3.jpg

ファイル 1373-4.jpgこの道も先ほど行った「聖橋」同様、日向往還の街道として架けられたんだけど、明治後期に車道として使うために橋上に更に石垣を積んで脇道との段差を無くして使ってたそうだ。
渡った先の石の案内板に図解されていた。
そして昭和に入っても現役だったそうで、隣に鉄骨製の新霊台橋が架かる昭和41年まで現役の国道218号として使われていたらしい。すげー。

その後に国の重要文化財に選ばれて、積みたした石垣を外して元の姿に戻して現在の遊歩道橋として保存されているわけだ。
ごくろうさま。

ファイル 1373-5.jpg戻ってきた所に石の塔みたいな祠みたいなのがあった。これはなんだろう。。
まわりに石碑のように文字が書かれてて、工事で亡くなった人の名とかで慰霊塔かな?と思ったけど、「祝」とかあって、橋を架けた偉業を讃えるような文章だったりした。
(これは帰ってからウェブで見てもどこにも載ってなくて判らなかった)

今回は通潤橋は行かなかったけど、この橋で充分満足。
やっぱり昔の建造物はカッコイイねぇ。
直に見ると迫力あるねぇ。

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