佐賀県佐賀市諸富町と福岡県大川市の間を流れる筑後川下流部に架かる国重文の昇降式可動鉄橋。
その大川側の袂に日帰り温泉「大川昇開橋温泉」があり、来てみたら橋の部分が公園になってたので、もう暗いけど風呂の前に歩いてみた。
公園の階段を登るとそこは「筑後若津駅跡地」だった。
ああ、鉄道用の橋だったのね。
ここは旧国鉄佐賀線として昭和10年に竣工し、昭和62年の国鉄民営化直前の廃線前まで現役の鉄道橋だったそうだ。
でも廃線後も解体されずに平成8年に公園の遊歩道橋に補修。公園内にタイルが線路跡になってるのが寂しいねぇ。
鉄道ファンだったら列車でこの橋を渡ってみたかっただろうね。
そしてライトアップされて彩られた橋を渡ってみた。
ちょっとカップル向けのスポットか?って感じだったけど、そういう人影はなく気楽にゆっくり歩けた。
橋の鉄塔は30mで東洋一、更に現存する可動橋としては最古の物だそうだ。
うん、なかなか立派でカッコイイ。ライトアップされた鉄橋っていいねぇ。鉄骨感がイカス。
夜は中間の昇降部は上がりっ放しだけど、昼間は一時間毎に下がるそうだ。
対面の佐賀県側にも二人組の人影があったのでカップルかとおもった、、ら、向こうも男の二人組だった。(いや、そういうカップルだったのかも? なーんて向こうにも思われてたりしてねw)
そして橋を戻って「大川昇開橋温泉」へ行った。
温泉は入口で見たら『温泉券付き選べる定食セット』で1000円というのがあって(入浴は600円)
「これめちゃくちゃ安くない?」と二人で言い合ってそれにした。
そして入浴。
湯は薄く濁った源泉掛流しで、大きい内湯からも露天からも正面に昇開橋が見えた。
いつもの如く露天風呂で話ながらゆーっくり入ってたけど、そういえば風呂に入り始めたのはもう8時前。「食堂って何時までやってるんだ?」と不安になり、少しあわててあがったのが9時頃。
でも食堂は普通に賑わってて10時半までやってるそうだった。
「なーんだ慌てることもなかった」と思ったけど、選べる定食セットは売り切れメニューが増えてあまり選べない状態だった。。トホホ。
ってわけで「鯖竜田揚定食」にした。
うん、ふつーに柔らかい鯖の竜田揚。ふつーにおいしかった。
近所の日帰り湯に欲しい値段のメニューだわ。
友達のくにさんは+500円の「ステーキ定食(だったかな?)」にしてた。見た目豪勢だけど「そんなにたいしたことないから1000円のセットの方がよかったかも」と言ってた。。
せっかく九州まで行ったんだから、リーズナブルな食事で喜んでないで何か特別な料理を食べなよ、、と思われるかもしれないけど(帰ってきてからの自分もそう思う、、)このくらいの気負いなさがいいんだよね。
いいもの、、面白い物、、とか思ってると食事自体逃しちゃうからね。
あーそういば、、近くの席の人が食べてた「エツの南蛮漬け」(エツというのは有明海にしかいない魚だとか)というのも興味引いて追加しようかと思ったけど、、鯖の竜田揚と並べて食べるのもどうかなと思ってヤメた(;^_^A
(そこは喰っとくべきだろうww)