鹿島市音成甲の207号沿いにある道の駅。
この道の駅は佐賀の行きたい場所といって真っ先に頭に浮かぶくらいのお気に入りの場所ではあるけど、02年05年以来の三回目の来訪。
やっぱり何と言っても目的は有明海の干潟!
で、車を下りてさっそく眺めよう!と思って歩いてみると、海に出る前の建物に「ミニ水族館」とあった。
え!そんなのあるんだ、、いつの間に(十年も来てなきゃ変わるわな)
時間は5時までで、あと三十分もないので先にちょっと見てみようって事になった。
これがこれが、水槽は小さめだけど意外と種類も多く、有明海メインの濃い水族館だった。
アリアケ海のエイリアン「ワラスボ」から始まって、カニ、エビ、イソギンチャクにクラゲまでいた。
魚はハゼ系のものが多かったけど、有明海のみの生息とか絶滅危惧種とかも多く、「ヤマノカミ」なんて初めて見たけど、赤いエラといかめつい背中でかっこよかった!
そして管理の人の案内が濃く深く面白く、いろいろ聞けて楽しかった。有明海のムツゴロウはここ数年でかなり数が増えてきているんだそうだ。へー。なんとか旨い料理にして売り出せないかと創意工夫中とかww
水族館の奥は双眼鏡が並んだ「干潟展望室」になっていた。これなら雨でもバッチリだ。
ん?あ、ここは!初めて来た十三年前には食堂だったトコだ。「ムツゴロウ定食」を食べながら(うまくなかった)雨の干潟を眺めたっけw
さて、晴れた日に展望室で見る必要はなく、そろそろ海に出ようと歩くと「千葉市」っていう文字を見かけた。?なんで千葉?鹿島つながりで茨城の水戸市とかなら洒落が効いてると思うが、、なんて思って良くみると、「千葉市」じゃなくて「千菜市」という農産物売場の名前だった。。
ちょっと覗くと、ここにも「みかんソフト」があった。んーどうしようかなと迷ったけど連続じゃ腹に来そうだからヤメといた。(ソフト好きな友達のくにさんは買って食べてた。太良と変わらず美味しかったようだけど、こっちの方が缶詰みかん風に甘めだったそうだ)
そして、いよいよ有明海。
「干潟体験」の泥遊びをしてた正面を避けて(その干潟体験も終了の時間のようだった)少し脇に歩いて、段々を降りて目前に広がる干潟の海を眺めた。
干潟ではあちこちでチョコチョコ動くカニが見えた。
ん?あれもカニ、これもカニ、カニしかいないなぁ、、、
おかしいなぁ、ムツゴロウは増えてきたって話じゃなかったっけ?
と、目を懲らして探したけど、目視で見える範囲には見つからなかった。。
そして、くにさんが「ちょっと見てまわってくるね」と引き返してしまった後にもう少し先に移動して見てみた。
ら、
川の筋っぽくなったトコのまわりでムツゴロウ発見。
っていうか、この辺にはあちこちにムツゴロウが沢山いて、黙視で観察できた。ナイス。
これがねぇ、かわいいんだわ。
ひょこひょこと前鰭で這うように歩きまわって。
たまに喧嘩したり、威嚇したり、追いかけたり、飛び跳ねてみたり、背鰭を広げてみたり、二三匹列になって歩いてみたり。
仲いいのか悪いのか、わざわざちょっかい出してじゃれあってるようにも見えて微笑ましい。
しばーらく飽きずに眺めて、思い出して写真撮って動画撮って、飛び跳ねるトコを狙ったりしてたけど、その瞬間は撮れなかった。
そして、海見ながら食べようと思って「千菜市」で買った「焼きだご」という郷土菓子を食べてみた。(手に持ってて忘れてた)
粉モノの薄くぺろんとした柔らかい皮に包まれた黒糖の菓子だった。
いつまでも見飽きずに四十五分ほど眺めてたけど、トイレ行きたくなって戻った。
あーそういえばくにさんどうしたかな、、(車で寝てたみたい)
戻ってみると、まだ全然明るいけど6時を過ぎて完全に店も閉まって、あれだけ混んでた駐車場も嘘のようにすっかりガラガラ。
夕方のギリの時間ながら、来たかったトコでゆっくり楽しめて大満足。
後はもう戻る方向だねと相談しつつ、少し話しつつゆっくり出発した。