記事一覧

熊野の清水

ファイル 2975-1.jpg

長南町佐坪にある湧水スポット。名水百選だそうで、熊野は「ゆや」と読むそうだ。
「熊野の清水公園」の駐車場に入ると、そこでフリーマーケットが開かれていた。取り敢えずトイレ行ってから軽くまわって見たけど、とくにササるものは無かった。

で、公園に歩いた。
この公園の池が遊水池かと思ってたけどそうではなくて、ここはただの公園だった。

ファイル 2975-2.jpg「熊野の清水」は道の向かいの神社の方にあるようだった。

歩いてみたら鳥居の手前脇に池があり、湧水地だけにキレイな水で、小さい池の割に元気なコイが泳ぎまわっていた。
そして覗いてみるとコイだけではなくカワムツやウグイやフナっぽい普通の川魚も多種混合で仲良く一緒に群れて泳ぎ回ってて不思議な池だった。

ファイル 2975-3.jpg

少し歩くのかと思ってたけど鳥居をくぐって進むと清水はすぐだった。先に由来の案内を読んでから進んだ。
この清水は弘法大使が法力で湧き出させたと文献にあるそうだ。そして室町時代には鶴岡八幡宮の所領地だったこの地に八幡宮直営でこの水を使った湯治場を作り栄えたそうで、それで「ゆや」と呼ばれたらしい。
ん?鶴岡?鎌倉?熊野ではないのね。。

さて湧水口は奥の池の上の壁面にあって一本の樋で池を横断して流していて汲める形になっていた。

ファイル 2975-4.jpg

手を浸してみた。今日はさすがに空きのPETとかないし飲み物もあるから手で掬って口つけてみる程度だったけど、それだけでもおいしい水だと感じられた。
でもこれ取水口が一つだけだとタイミングによっては水汲む人が渋滞しそうだよな。。

池も綺麗でこっちもコイが泳いでいた。水面に落ちた椿の花が浮いてたのもなんか和って感じで雰囲気よかった。

さて、まぁせっかくなので横の階段を上って神社に行ってみた。
八幡宮かと思いきや熊野神社、「ゆやじんじゃ」とでも読むのだろうか。
神社の横からは池が見下ろせた。天気よければいい感じだろうなぁと思えた。

ファイル 2975-5.jpg

「熊野清水観音」というのにひかれてその少し上のお寺も行ってみた。
寺は「佛龍山 龍動寺」その横にあった観音像はわりとあたらしい感じだった。そういえば寺には弘法大師の坐像が祀られてると案内にあったけど、覗いて見れるものでもないだろうさね。

階段を下って戻ると鳥居の前の「熊野神社」の石柱の裏に神社の由来が彫られてるのに気づいた。読んでみたら、「紀州の国から社号を発し、、」とあった。あれ?熊野神社じゃん。。いろいろと複雑なのね。

そしてこの横に直売所と蕎麦屋があったのでここで食事して行こうかと思ってたけど、なんか店から大きな笑い声が聞こえてて、昼間から地元の酒盛り場になってそうな感じだったのでやめて出発した。。

タグ:楽:浸 観:水 観:選 観:池 観:宮 観:像 動:魚

らぁ麺 三軒屋

ファイル 2974-1.jpg茂原市東部台の県道沿いにあるラーメン店。

看板に「もばらーめん」というのを見かけて寄ってみた。
茂原の御当地ラーメンかな?と思ったらそうらしく、この店で提供して地域活性として提案して他でも何店か出すようになった新興の地ラーメンだそうだ。
ああ、そういえばネットで見たことあったかも。
たしか、、辛い系ではない筈だけど、なんとなくコッテリギトギトしてそうな感じだったような、、と、ちょっと怯みつつ、まぁせっかく駐車場に入ったんだから冒険と思って入店してみた。

ファイル 2974-2.jpgカウンター席に着いてメニューを見ると「もばらーめん」というのは「リモリラ肉ラーメン」の略だそうだ。ほうほう。
他にもメニューはいろいろあったけど、取り敢えずは迷わずに「もばらーめん」をたのんだ。有料オプションでバラ肉の量も選べるそうだけど普通で、無料オプションもあってニンニクネギ有、麺と背脂は普通でたのむと、麺の大盛をたのまない場合は杏仁豆腐が付くそうだ。サービスいいね。
そしてもばらーめんイメージキャラクターの「もばトン」というのもあった。

少し待って「もばらーめん」登場。

ファイル 2974-3.jpg

これは思ったようなコッテリギトギトではないおいしいラーメン。豚骨っぽく感じたけど汁は鳥ガラと豚ガラの特製スープだそうだ。
麺も中太ながらかなり縮れててモチモチでいい感じ。
そしてバラ肉はむしろチャーシューよりいいかも。少し多めに頼めばよかった。。野菜は玉葱が大きめに切られてたのがバラ肉と合って良かった。

ファイル 2974-4.jpgペロリと完食で、ラストに杏仁豆腐。
プレーン、さくら、きなこの三種からサクラを選んだ。
なんかここしばらく甘いもの食べてなかったからとてもおいしく感じた。

いいねいいね。
とくべつスゴイ個性っていうわけじゃないけど、変にコッテリさせずにほどよくおいしく纏めたラーメン。
これはまた寄りたいと思った。
次回はバラ肉多めで麺大盛でもいいかも。

タグ:餐:ら

庚申神社

ファイル 2973-1.jpg山武市白幡の県道沿いにある神社。

成東から本須賀海岸へ下る県道の途中の県道同士の交差点脇にある神社。
この道は10年以上前には何度も通ってたルートだけど、その後他のまわりやすい道が定番化してからは滅多に通らなくなってた。
それがここ最近は千葉県内ばかりウロウロしてるせいもあって、たまたまこの道を何度も通ってて、この交差点でこの神社の木を見かけてて「ああ、この道か」と思い出す目印になってた。

っていうか、
気になってたのは神社というより木、こんもりと盛られた小さな塚の上に面白い形で立ってる樹が10年前からなんとなく気になってて、車停めて眺めてみたい気もしつつ、別に駐車場がある訳でもない狭目の交差点なので毎度通過してた。

で、今日はただフラフラしてるだけなので来てみた。
小さな神社だけに由緒も説明も何もなかった。(ネットでも何も上がってなかった。。)
これは何の樹なんだろう?なんか変なクネクネ感だからスダジイかな?樹齢どのくらいだろうね。

ファイル 2973-2.jpg

こうしてみると二本の樹(根元で割れた樹?)が絡み合ってて、空を仰ぐ人に抱き着いてる人のような形。こういう絵画があったような、、
ついつい塚に登って間をくぐりたい衝動が疼くけど、遊び場じゃないのでこらえた。(そもそも通れるのかって話)

そういえばこの神社は工事してるのを見かけてて、取り壊されちゃうのか、、と残念に思ってた時期もあった。
けど、実はリニューアルだったで小さな祠も石柱も鳥居も新しいものになってる。

てっきりこの樹を祀っただけの祠だとばかり思ってたんだけどそうではなくて、庚申塚の神社だった。
なので祠の脇にある青面金剛の像がご本尊。
でも庚申塚で本当に塚があるのって珍しいような、、そしてその上に樹が生えてるのも珍しいような、、解説が欲しいトコだった。

ファイル 2973-3.jpg

なんということはない場所だけど、ずっと気になってたトコなので満足。路駐なのでのんびりはせずに戻った。

タグ:植:樹 観:宮 観:像

旧陸軍印旛飛行場跡 掩体壕

ファイル 2972-1.jpg印西市草深にある無蓋掩体壕跡。

先々月、よく通る道の近くにいい飲食店とかないかなーとGoogleマップを見てて見付けて気になってたトコで、帰り道にでも寄ろうと思ってたけど、毎回ここらを通る時はもう夕方日が暮れるくらいなので覚えてはいたけど通過してた。

そして先月、柏の葉で無蓋掩体壕を見逃したこともあり、興味増したりして少しまた調べたりしてた。

で、来てみたら新興住宅地の中にあって、ちゃんと柵で囲まれて草木刈られて整備されて案内板も立ってて驚いた。
戦争史跡として残すようだ。

戦時中のここら千葉北総地域には幾つもの首都防空用の陸軍飛行場があり、ここもそのひとつで、元は通信省航空局の搭乗員養成所だったそうだ。それが戦時中に陸軍基地として接収され(元々そういう流用目的での建設だったんだろうね)陸軍航空隊の基地飛行場として使われ、その飛行場の掩体壕(空襲よけに飛行機を分散させて保管するための壕)も急遽作られ点在してて、印旛飛行場の周りで現在でも残っているのがこの一基だそうだ。

ちなみに印旛陸軍飛行場はこの草深から牧之原一帯の広い敷地で464号の向かいのジョイフル本田までも敷地だったらしい。(千葉北道路と北総鉄道の掘割の溝はもちろん無かった)

ファイル 2972-2.jpg

横幅20m高さ3mの馬蹄形の土塁が盛られただけの無蓋掩体壕。小型機一機格納。
屋根なくて隠れるのかな?とも思うけど、小型戦闘機の高さは屠龍で3.7m隼が3.25m。。まぁ上空からなら接近しなけりゃわからないくらいなのかなぁ。(無蓋掩体壕は隠すというより爆撃時の爆風から守るものらしい)
やっぱコンクリで覆った有蓋掩体壕に比べるとパッとしないけど、キレイに丸々残ってこうして開けて全体を見れるのは素晴らしい。(っていうか柏の森の中の掩体壕はさらにパッとしないかもね。。)

横にまわって周りも見てみた。
壕の周りは堀のように掘られて窪んでた。周りを掘った土を盛ったってことなのか、爆風よけの構造ということなのか、よくわからないけど見てまわってたら、やや畝堀のような北条っぽいような、、なんて城跡と混合しつつ、ああそうじゃなかったと苦笑。

ファイル 2972-3.jpg

近隣の住宅地の子供たちは中に入って走りまわりたいだろうなぁー、、とか思いながら半周して折り返した。(この近くの公園には、この掩体壕の土塁と飛行機の形を模した遊び場があるそうだ。なるほど、入りこまないでそっちに行けと)

ちなみに戦時中の近隣の陸軍飛行場はここ印旛の他に柏、松戸、藤ヶ谷にあり、どれも日中戦争に突入してから造られたばかりのもの。
柏は最初から陸軍の飛行場で昭和13年に建設、松戸は印旛と同じく逓信省の養成所として15年に建設。印旛は16年建設。藤ヶ谷はゴルフ場からの転用で20年建設。
そのうち飛行場として残ったのは藤ヶ谷だけで、米軍の接収を経て現在は海自の下総航空基地になっている。
松戸はその一部が陸自の駐屯地になってて、格納庫とかは基地内に残っているらしいけど滑走路はもうない。
もう基地でもなんでもなく開発で埋もれた柏と印旛の双方にだけ、無蓋掩体壕が残っているのはちょっと皮肉な気もした。

タグ:観:軍 観:史

道の駅 木更津うまくたの里

ファイル 2971-1.jpg木更津市下郡の410号沿いにある道の駅。

2、3回寄ったことあったけど店が開いてる時間に寄ったのは始めてかも。
去年来た時なんかは緊急事態期間で土日は閉まってたんだけど、今年の緊急事態期間はやっぱりユルいよね。混んでて人多かった。
(自分の腹もユルくてまずはトイレ、、、)

さて、まず店の入り口前に「#おナッツ」と書かれた大きなピーナッツのオブジェがあった。
千葉県はピーナッツが特産だけど、ここら山間の房総側より平らな下総側のイメージが強くちょっと違う気がする、、けど、県外からくる人からしたら千葉は千葉でキャッチーなのかもね。

ファイル 2971-2.jpgで、店内に入ると「クレイジーピーナッツ」というコーナーがドンとあって多種の味のカラフルな糖衣落花生が売っていた。
で、カップで好きに詰め合わせとかもできるんだけど、気になったのは特売品。一袋100円とかあってかなりの格安。カップのもあったからドライブでも食べやすそうだと目をつけた。

それはそうと食事はできるかなと奥に進むと、ここの食堂は「のうえんカフェ」という洒落た感じで、メニューはオーガニック風プレート料理で少々高め。気が引けてパス。。
そのカフェの入口脇にソフトクリームのコーナーもあった。
いやソフトは腹的にも糖的にもダメでしょ、、と思ったけど「フルーツミックス」のジュースならいいかなとそれを購入。

ファイル 2971-3.jpg

外のベンチで飲もうかと移動した。なんか色んな味しておいしかったけど、意外と量があってすぐには飲みきれなさそう。なので車に持って戻って、走りながらチビチビ飲むことにした。

あ、飲物じゃなくて食べ物が欲しかったんだっけ、、と、また店に戻って、さっきの特売のカップの「クレイジーピーナッツ」ミルク味と、近隣のブルーベリー園「のらり・くらり」のクロワッサンサンドが気になったのでそれを購入。

どれも走りながら食べられそうだったので車に戻って食べながら出発した。

ファイル 2971-4.jpg

クロワッサンサンドの二つのひとつはブルーベリージャム。
さすがブルーベリー園だけあってこれはおいしかった。
もうひとつはハムエッグサラダ。
茹で卵が半分はさまっててワイルドだった。軽く腹にいれるくらいのつもりだったけど意外と食べ応えあってこれで食事でもいいくらいだった。最近食事の量減らしてるから胃が小さくなったかも。

そして「クレイジーピーナッツ」ミルク味。
これは甘くて、食べてから「あ、糖尿だった、、」とか思い出した。。
けどおいしく食べやすく、ちゃんとミルクの味もある甘さで、まぁ休日くらいいいでしょーとかとぼけてパクパク食べちゃった。反省。

タグ:観:飾 餐:飲 餐:麭 餐:菓 道の駅

みどりの湯 都賀店

ファイル 2970-1.jpg千葉市若葉区若松町の県道沿いにある日帰り入浴施設。

町中のスーパー銭湯だけど、天然温泉かけ流しだそうだ。
さすがに混んでそうな気がしたけど思いきって寄ってみた。

裏の広い駐車場はいっぱいっぽかったけどたまにアキもあってすんなり停められるくらいの混み具合だった。その割には館内はさほど混雑した感じではなくゆったりしてたし、浴室はむしろすいてる感じで洗いも浴槽も悠々だった。そして町中の割には子供も少なく走りまわってるのはいなかった。

ファイル 2970-2.jpgで、
みどりの湯と言う名だし、建物の外装の壁も緑だから、お湯も緑色かなーなんて思ったけど、そんなことはなかった。
けど、なるほどしっかり天然温泉らしいいい感じの褐色の湯。番茶より濃いくらいの色かな。
そして露天風呂も広くゆったり入れるし、川のように流れを出してていい感じ。内湯も炭酸風呂が広く、スーパージェットバスがいい感じで強くかなり気に入った。そして湯上りすべすべ。いうことなし。

さて風呂だけでは点景にならないからというわけでもなく、今日は結局ここまで食事の寄道せずに来てしまったのでここで遅めの昼食。っていうかもう夕食だな。。
入口の入浴券の券売機の横にあった食事メニューでひかれてたのが「いわしのからあげ」。イワシ好きだしちゃんと「千葉産」とあったのでもう決定。
それと蕎麦でも食べようと思ってたけど、そばが意外と高く感じたので焼きそばにした。

ファイル 2970-3.jpg

「いか焼きそば」と「いわしのからあげ」
混ぜて食べちゃいたい衝動にかられたけど、それはちょっと下品なので抑えて交互に食べた。
いや正直そんなに期待はしてなかったけど、思いのほかおいしいイワシで満足。青さもいいね。やっぱイワシは千葉だね。(漁獲量は茨城に負けて二位だけど)

ところでこの「みどりの湯」というのはチェーンなのかな?と調べたら、船橋にもう一店あるだけのようっだった。
んー船橋かぁ、、ここもだけど、普段のドライブでは来なさそうな場所なのが残念に思えた。

タグ:楽:湯 餐:焼 餐:揚 餐:魚

千葉市立郷土博物館

ファイル 2969-1.jpg千葉市中央区亥鼻の亥鼻公園にある天守型の博物館。

ここは千葉氏が平安時代から居城としていた「亥鼻城」があった場所で、室町時代には一族の分裂で滅ぼされて廃城。
なので戦国から江戸時代には城では無かった場所なのでこんな立派な天守があるわけはなく、堂々としたナンチャッテの模擬天守。そういうのが欲しいのはわかるけどねー。
そういえば以前はハッキリ「千葉城」と表記してた気がするけど、今は入口にも付近にも千葉城とは示して無く「千葉市立郷土博物館」と書かれてた。さすがに恥ずかしくなったのだろう。そうあるべきだと思う。

千葉城は以前(昔)此処から歩けるくらいの距離に伯父夫妻が住んでて、子供の頃の夏休み(小三かな)に泊まりで遊びに来てた時に連れて来てもらった記憶があって、それ以来の四十数年ぶりの来訪。
っていうか、よく考えたら記憶にある中では一番最初に来た城かも。(社会科見学で行った皇居東御苑(江戸城本丸跡)よりも前だ)立派な城だと信じてたんだけどなぁ、、、

ファイル 2969-2.jpg

さて「千葉市立郷土博物館」、入館無料とあった。へーそうなんだ。いいじゃん。
気兼ねなく展望休憩だけのつもりで来れるね。
まぁ一応中も順路どうりに見てまわろうかな、、と思ったけど、入口から階段を下った一階の奥にエレベ―ターがあったので、順路すっ飛ばして一気に最上階に上がった。

ってわけで最上階展望室。南側に出て東、北、西とまわる。
眺めいいけど千葉市街に馴染みはなく、何がみえるわけでもなく、幕張メッセやマリンスタジアムとかは少し遠いしビルの裏だし、千葉港の海もちょこっと見えるだけだった。

ファイル 2969-3.jpg

まぁこんなもんかとゆっくり二周くらい廻って、室内の昔の千葉市の写真パネルとかも見た。
千葉港の埋め立て年次の図とか、昔の国道14号の写真とか面白かった。14号はモロ海だったのね。

そして階段で下に降りた。
順路逆になってしまったけど、上の階から館内の展示も見てまわった。

まず四階が近代の暮らし。
明治から昭和の千葉の展示。昭和中期の家庭や初期の家庭などが再現されていた。
あとは千葉空襲のVTRとか「大賀ハス」の発見もコーナーになってた。

ファイル 2969-4.jpg

三階は千葉氏の歴史。
これが意外と面白かった。っていうか千葉氏って一族で争ってたりしてイマイチよくわかってなくて勉強になった。
元々は平氏で平将門の叔父の系譜だそうで七代下った常重から千葉氏を名乗り、子の常胤が源頼朝の挙兵を助け貢献して鎌倉時代に最大の勢力を得たそうだ。
常に里見と争いつつ、一族諸派が増えて内紛もあり、北条に付いて豊臣秀吉の天下統一で没落って感じかな。

この千葉氏が長い事治めてた地だから千葉県になったというわけではないけれど、県名そのままの名の一族が歴史を持つ地域というのは千葉だけだろうと思うと面白いね。

二階は「日本の武器武具」という企画っぽい展示で、入口近いだけあって人が多かったからサーっと素通り。

一応また下りた一階はこの亥鼻公園や亥鼻城や市内の発掘物の資料展示。
城としての亥鼻城とか興味あったけど軽い展示、公園の昔の眺めとかは面白かったけど、天守閣ぽいのを造った経緯とかモデルにした城とかそういう知りたいトコの資料はなかった。

ファイル 2969-5.jpg

そして外に出た。
入口正面には騎乗から矢を射る千葉常胤の像があった。
勇ましくカッコよかったけど、なんかこの天守閣が気に入らず矢を射ってるみたいに見えてしまった。。

懐かしい場所でもありつつ、城的に微妙なトコでもあって長いこと来ようとも思わなかった場所だけど、最近は模擬天守に寛容になってきたので「たまには」と思えて来れてよかった。
まぁまぁ思った以上に楽しめて思った以上にゆっくりできた。

タグ:観:館 観:閣 観:城 観:像 楽:眺 楽:映 楽:懐 景:町

坂田城跡梅林

ファイル 2968-1.jpg横芝光町坂田にある城跡の丘の上の梅果樹農園。

前から何度も来てる梅見スポット。確か、千葉県では一番の梅林だったと思う。城跡を歩きながらの梅見でお気に入り。(ここまでコピペ)
点景はもう五度目。
でもここ数年来てなかったような気がする。
近所で梅が咲き始めると思い出して、来てみるとちょっと早くてこっちはまだあまり咲いてないという事が多く、少し時期遅らせていこうと思ってると忘れてついつい過ぎちゃうなんて事が続いてた。

今年も先週くらいから近所の梅がキレイに咲いていたので意識して一週待って、今日は忘れずにちゃんと来れた。
ら、いい感じで満開だった。ナイス。

「梅まつり」は中止とあったけど、まつりといってもいつもべつにそんなたいした催しがあるわけでもないので問題なし。
いつものように北側の丘を上った駐車場からのんびり梅を観ながら歩き、銚子道を渡って梅まつりの時に中心になって少し出店が出る所にきてみた。

ファイル 2968-2.jpg

ここの梅は農家の梅だからかその殆どは白い梅だけど、枝ぶりよくカッコイイ樹が多くて俯瞰でもいい感じ。
そんな中にたまに桃色の枝垂れた梅があったりして、よく見てみたら白い梅から生えていた!近くにいた地元の人っぽいおじさんに聞くと「接ぎ木でくっつけたもの」だそうだ。へー種類違ってもくっつくもんなんだ。。(セッソウないな、、)でも面白いもんだ。

梅はここらが一番密度濃いかな。道もアップダウンあって菜の花畑も綺麗な黄色。いい景色。
紅梅もあっだけど一つだけだから余計に目立って青空に鮮やかだった。

これだけで折り返してもよかったんだけど、やっぱり天気いいから先まで歩いた。

日陰の林の中に堀がありここが大手口らしい。もっとも往時はこんな真っ直ぐな道じゃなく虎口(食い違い木戸口)になってたようだけど。
林を抜けて広い農地に出た。ここから城内。この広い農地は往時は中央を堀で切られてて外曲輪と三の曲輪に別れてたそうな。
以前より梅は減っててちょっと残念。

ファイル 2968-3.jpg

もういっちょ空堀の林を抜けると二の曲輪。
こっちも以前よりは梅が減った気がする。なのでやっぱりさっきの城外がメインなのかな。坂田池公園の方に車停めてこっち側から登ってくる案内もあると思うけど、知らないとメインのとこまでちょっと遠くて印象悪いかも。。

そして新しめの坂田城跡の案内板があった。城郭の説明と歴史の説明もあって分かりやすかった。前からあったっけ?
室町中期に千葉一族の三谷氏築城し、戦国時代に千葉家臣の三谷氏が奪って改修、北条について小田原の役に参戦して敗走しこの城も滅ぼされて廃城。千葉のほとんどの城は小田原までだね。

二の曲輪(登城)には落城時に自害した姫の塚(姫塚)があるそうだ。
梅林の中のこんもりした部分かな?

続いてまた空堀の林に進むとすぐ先が馬出曲輪(見台)。ここは土塁の外の林って感じで曲輪っぽくなく感じた。

ファイル 2968-4.jpg

そして本丸である主郭(無城)。ここも杉林の中でどこまでがその域なのかピンとこない。。
折れた杉の木が多く感じるのは一昨年の台風の爪痕だろうか。
鳥の鳴き声は聴こえるのだけれど、どこにいるのか見つけられず、上を見てると木々の間の青空に成田への旅客機がバンバン通過するのがみえた。
そんな林の中で上向いて1人佇んでて、なんか自分でも怪しいな、、とか思ったけど、通る人はだれもいなかったからゆっくり佇めた。

そして引き返した。
三の曲輪では東側にまわってみて、堀切跡の横からの登り口前に「梅のおみせ」という売店ができてたので行ってみた。梅干し専門の売店で、あぁそういえばこの売店は前も別の場所で開いてたと思う。毎年場所を変えるのか売る人が年によって違うのかは不詳。
前に梅干し買ったっけ、梅干しは独りだと食べ切らないんだよなぁ、、とか思ってみてみたら「梅チップ」なるものがあって、気になって聞いてみたら、梅干しを潰して伸ばして乾燥させたものだそうだ。「夏にいいよ」と言われたので「夏までもつの?」と聞くと「ちゃんと乾燥させてれば恒久的にもつ」そうだ、、
思わず買って食べてみた。 すっっっっっっっぺーー! 梅干し以上に梅干しだった。こりゃいいわ。

ファイル 2968-5.jpg

その後もゆっくり梅を観ながら、たまに立ち止まって梅のエロいにおい嗅ぎながら、そして梅チップを口にしながら車に戻った。

何度も来てるトコだから最初は点景にしないつもりだったけど、この「梅チップ」が気に入ったのであげてみた。夏までもつかな。。(少しづつ食べてもなくなりそう)


ちなみに前回の点景

タグ:植:花 植:樹 観:城 観:機 楽:歩 楽:買 餐:果

こんぶくろ池自然博物公園

ファイル 2967-1.jpg柏市中十余二にある自然公園。

先日夷隅の万木城で「下総小金原」という地元近隣の地名を見かけて興味持って、ちょっとネットで昔の小金原(小金牧)を調べてた時にその範囲図で「こんぶくろ池」というのを見かけて気になって脱線して調べたりしてた。

とはいえ、別に来てみようとも思ってはいなく忘れてた。
で、今日は買ったパンをどこかの公園で食べようと思って、流山から流れて柏の葉まで来たトコで思い出して来てみた次第。
ポカポカの天気イイ日で、他の公園では駐車場満車になってたりしてたのに、ここは穴場の自然公園。小さい駐車場ながら悠々停められて歩けた。いや今の季節だからかも、、花や蝶の飛ぶ季節になったらどうだろうね。

さて、駐車場の前に木のテーブルの並んだ休憩所と管理棟があって、ここでパンを食べてもよかったけど、どうせなら池の畔でと思い、池に歩いた。
駐車場から「こんぶくろ池」までは少し離れてて、表の道がみえる森の端を少し進み、ちょこっと森に入ってすぐ先で池に出た。

おお、これが何百年もの昔からある「こんぶくろ池」ね。
森の中にポカンとあっていい感じの池で、木々の合間の青空を映してキレイに見えたけど、水は濁っててその殆どが藻なのか水草なのか翡翠色の幕で覆われてる感じだった。

ファイル 2967-2.jpg

池の脇を歩いて奥に進んでみると「湧水口」とあったけど、立入禁止の先なのか見れなかった。
池に注ぐ湧水で、以前は池より深くに造ってしまった用水路に注いでしまってたそうだけど、浄化施設の復旧による地下水位上昇で復活したそうな。
その湧水以外にも池の底で涌いてる水もある筈なんだけど、濁ってるのは時季なのかなぁ?昔は牧場の水飲み場としての憩いのオアシスだったらしいから少々残念。

さてさて、その池の南側には低い土塁のようなのがあって、これが「野馬土手」というもので、小金牧を調べてると文章でよく出てきてたもの。
江戸時代に徳川幕府がこの小金牧で軍馬用に馬を放牧しており、その馬が逃げたり他の獣が外の農地を荒らさない為に築いた土手という事だけど、こんな低い土塁を越えられない馬はダメだろ、、浸食して低くなったのかな?(そうらしい、昔は3mもあったそうだ)

ファイル 2967-3.jpg

そんな歴史ある土手の前にあった木のベンチに座って、池を眺めながらさっき買ったパンを食べた。
まず「フィッシュバーガー」タルタルも白身フライもうまかった。
そして「ホットドッグ:アボカドチーズ」これが車で食べるのは無理そうなので公園を探してたってわけ。てか、ベンチで座ってでも食べるの大変だった。。
ギトギトな油とチーズの中のアボカドがさっぱり柔らかく、フランクはパキッとしてて、色んな感じが混ざった忙しい食べ物。そう言えば池の色がアボカドっぽいなぁ、とか思った。
最後にオマケの「トルティーヤ」おいしかったけど顎が疲れた。

背中から日が差してぽかぽかで暖かく、人も滅多に来なくてのんびり食べられた。

食べ終わったらもうこれで車に戻ってもよかったんだけど、天気もいいのでまぁせっかくだから少し森を歩こうかなって思った。

池の先に歩くと小さな溝のような川のようなのを渡る橋があった。
ここを曲がれば奥には「弁天池」があるそうだけど、まだ向かわずにまっすぐ森の北側を進んだ。

ファイル 2967-4.jpg

しっかり森ではあるんだけど、静かというわけではなく、車などの音は常に聞こえていて、公園の外にある工場だか倉庫だかは木々の間に見えていた。まぁ逆にそんな場所にこんな自然があるっていうのがチグハグで面白かった。

北東の角まで進んで東側に折れるとこちらの端には無粋な鉄の壁が立ってた。
残念な感じだけど、むしろこっち側の方が音は静かで落ち着いた。
そしてこちら側は隅まで進まずに中間で森の中に折れた。森の中はもう完全に森で近隣の柏市にいるとは思えない雰囲気。
多くはないけど鳥の声もするので姿を探して立ち止まったりしつつ進んでたけどなかなか見つからなかった。

けど、森のど真ん中あたりの、ドン詰まりで閉鎖されてる道の路上に地面啄みながらチョコチョコと動き回る小鳥を見かけた。
あーやっと鳥の姿が見えた!とじっとして見てみたら、鶯色の体にオレンジのアクセントの入った綺麗な鳥だった。へーなんていう鳥だろう?と暫らく眺めながら写真撮った。行ったり来たりサービス良く動き回ってて可愛らしかった。(満足してたけど、帰ってから調べたら「ソウシチョウ」という鳥で中国原産の「日本の侵略的外来種ワースト100」の鳥だった。。。鳥に非はないけど少々ガッカリ)

ファイル 2967-5.jpg

さて、地面での鳥は見たけど、泣き声が聞こえるのは頭上の樹の上。そっちの鳥も一目見ておきたいと落ち着いて姿を探して歩くと何羽か見れた。みんな素早く枝を行き来して飛んで写真には納まらなかったけど、一羽だけはゆっくり枝を啄んでてくれてじっくり見れた。移動する時も見える範囲で移動してくれたので写真に撮れた。
シジュウカラかと思ったけど茶色かったのでヤマガラだった。

とりあえず野鳥が見れて写真にも撮れてそうで満足。
あとは森の中の「弁天池」に歩いた。
思った以上に小さく庭サイズで中心の島を囲ったドーナツ型の池。その島には祠があって、その中に弁天様もいた。この祠は東日本大地震の時に池に落ちて沈んでたそうな。

ファイル 2967-6.jpg

弁天池からのびた水路に沿った道を進んでたけど、そういえばこれは最初のこんぶくろ池の所に戻る道だと気づいて途中で引き返した。そして弁天池から西に進むとすぐに駐車場の入り口に戻った。

最後にちょっと管理棟のおみやげとか見つつ、管理の人に少し質問とかしたかったけど、何か躊躇して話しかけずに車に戻った。

充分自然を感じて歩ける素敵な自然公園で、池もあって歴史の跡もあって楽しめるいい場所。
そういえば少し離れた別区画(一号近隣公園エリア)にはトンボ池とかあるみたいなので、そういう季節になったらそっちも来てみたいなと思った。
 

 
ところで、帰ってから調べたら、、
この公園内に戦時中の柏陸軍飛行場の無蓋掩体壕が一基残っていたんだそうな。。
ファイル 2967-7.jpgこんぶくろ池エリアからは入口の先の道を隔てたエリアで公園の道からは行けなさそうだけど、そういえば最初に撮った園内図にはしっかり書かれていた。。。気付いてれば行ったのになぁ。
でも無蓋掩体壕というのは天蓋がなく上からなら丸見えの飛行機置き場。残っているのは、さっきの野馬土手と変わらないような土塁が森の中にあるだけなので、見てもパッとしないかも。。
とりあえず興味持てて、柏陸軍飛行場の「秋水」の研究の話とか調べて楽しめた。

タグ:観:園 観:池 観:史 景:森 景:泉 楽:歩 餐:麭 餐:ば 動:鳥

タンメンしょうや

ファイル 2966-1.jpg佐倉市生谷の県道沿いにあるタンメンの店。

この前の県道は房総方面からの帰り道の定番コース。なので、前々から何度も見掛けてて、看板にある「佐倉No.1のタンメン」とか「15万食突破!」とかいうのが気にはなってたものの、帰りだと対向車側なのと、ここまで来たなら一気に帰っちゃいたいくらいの場所なのとでついついいつも通過し続けていた。

今日も房総の方で何かおいしいもの食べてきてたら通過してたとこだろうけど、食事処はどこも寄れずに帰って来てしまい、ならばと思い出してやっと寄れた。

ファイル 2966-2.jpg半端な時間だけに店は空いてて客は自分だけで悠々テーブル席。
メニューを見るとタンメンは三種類。「野菜たっぷりタンメン」と「佐倉タンメン」と「佐辛タンメン」。
ちょっと値段高めだけど(そして税別の表記だった)人気No.1とあった「佐倉タンメン」にしてみた。やっぱねー地名を冠してるメニューってひかれるのよ。

他にサイドメニューも沢山あって「どぶづけ餃子」とか「冷たい手羽」とか「岩塩たまご」とか気にはなったけど、食べすぎはよくないのでヤメといた。

ファイル 2966-3.jpg

で、「佐倉タンメン」。器は上からの写真だと小さく見えるけど深さがあるかわった器だった。レンゲに乗ってるのはタマネギだそうで、甘味のアクセント。
汁はちゃんぽんのような感じでいい味。ギトギト感ある最近のはやりのタンメンとは違ってていいし、なるほどタマネギまぜるとまたいい感じ。
おいしくぺろりと食べられた。

そういえば実は子供の頃から割と最近まで、タンメンとか野菜の盛られたラーメンとかあまり好きではなく、味噌ラーメンのモヤシでさえ煩わしく思ってた。
野菜が嫌いというわけではなくて、麺を思い切り食べたいのにそれよりも主張してると邪魔でしかなく、CMだらけのTV番組のような鬱陶しさを感じてた。
それが、最近は年のせいか野菜がうまく感じてきてて、以前ほど煩わしくは感じなくなってきたと思う。
でもさすがに、だから次回は「野菜たっぷりタンメン」を食べてみよう、、とは思えないのは正直な所。「あっさり」というのが気にはなるけどね。

タグ:餐:ら